JP2584169B2 - テレビジョン信号処理装置 - Google Patents

テレビジョン信号処理装置

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JP2584169B2
JP2584169B2 JP16445092A JP16445092A JP2584169B2 JP 2584169 B2 JP2584169 B2 JP 2584169B2 JP 16445092 A JP16445092 A JP 16445092A JP 16445092 A JP16445092 A JP 16445092A JP 2584169 B2 JP2584169 B2 JP 2584169B2
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television signal
signal processing
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秀士 井上
健一郎 林
定司 影山
秀世 上畠
バウザー タッド
吉雄 安本
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、現行のテレビジョン放
送と同じ伝送帯域内で、伝送方式の規格で定められた画
像のアスペクト比とは異なるアスペクト比を有する画像
を、アスペクト比を変えずに前記規格で定められた画枠
の中にはめ込み現行のテレビジョン放送に比べて高画質
の画像を伝送するテレビジョン信号の処理方法と装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現行放送は、NTSC[ナショナル テ
レビジョン システム コミッティー(National Telev
ision System Committee) ]方式による走査線数52
5本、2:1飛び越し走査、輝度信号水平帯域幅4.2
MHz、 アスペクト比4:3という諸仕様(例えば、文
献放送技術双書 カラーテレビジョン 日本放送協会編、
日本放送出版協会、1961年を参照)を有しているが、こ
のような背景のもとで現行のテレビジョン放送と両立性
があり、受信側ではアスペクト比16:9の映像を受像
できるテレビジョン信号処理方法が提案されている(例
えば、Society of Motion Picture and Television Eng
ineers, 133rd SMPTE Technical Conference, Preprint
No.133-67, "A Decoder for Letter-Box Type Wide As
pect EDTV System" を参照)。
【0003】また、送信側では有効走査線数480本の
テレビジョン信号を走査線数360本に変換し、受信側
では有効走査線数360本のテレビジョン信号を走査線
数480本に変換するテレビジョン信号処理方法が提案
されている(例えば、テレビジョン学会技術報告 VOL.1
4,NO.28,PP.19-24,May,1990「レターボックス式ワイド
EDTVエンコーダ・デコーダ」を参照)。有効走査線
数360本を走査線数480本に変換する方法では、仮
想的に信号振幅0の走査線を挿入して、走査線数を4倍
の1440本とする。この走査線数1440本からなる
信号を垂直方向のローパスフィルタ(低域通過フィル
タ)に通した後、走査線を3本に1本抽出することによ
り、折り返し歪みなく走査線数480本のテレビジョン
信号に変換する。本発明は、特にこの垂直方向のローパ
スフィルタ(低域通過フィルタ)に係わるものである。
【0004】以下本発明に関わる従来例について、図面
を参照しながら説明する。(図3)は、現行のテレビジ
ョン放送と両立性があり、アスペクト比16:9の映像
を受像できるテレビジョン信号処理装置である。このテ
レビジョン信号処理装置では、テレビジョン信号の有効
走査線480本のうち中央の走査線360本で構成され
ているアスペクト比16:9の映像信号を入力端子1か
ら入力し、この映像信号を一旦フィールドメモリ2に蓄
えた後、端子3からラインメモリ5へ出力され、順にラ
インメモリ6、7、8、9へ転送され、各接続端子1
0、11、12、13、14から同時に得られる映像画
面上垂直方向の画素の並びに対して、係数器16、1
7、18、19、20および加算器21による演算を施
して、垂直方向のフィルタを構成する。この時、水平走
査期間毎に係数器16、17、18、19、20でかけ
られる係数の値K0、K1、K2、K3、K4は係数制御器
15により書き換えられる。
【0005】さらに、メモリ制御器4によってフィール
ドメモリ2から走査線にして3本に相当する信号を読み
出すたびに3本目の走査線を構成する信号を2回続けて
読み出すことにより、3本の走査線を構成する信号を4
本の走査線を読み出すのと同じ時間をかけて読み出す。
このような方法を繰り返しながらフィールドメモリ2か
ら順次に走査線を読み出せば走査線360本分の垂直走
査期間を要する映像信号を、水平走査期間を変えること
なく走査線480本分の垂直走査期間をかけて読み出す
ことができる。すなわち、この信号は時間的に垂直方向
に4/3拡大されたことになる。
【0006】以上に説明した方法によりフィールドメモ
リ2からデータを読み出す様子を(図4)に示す。図中
の数字は各走査線に対する番号を示し、(図4)の例で
は(n−1)番目、(n+2)番目、(n+5)番目、
(n+8)番目の走査線が2回続けて読み出されてい
る。最後の状態ではラインメモリ2の縦列接続の各端子
には、(n+5)番目、(n+6)番目、(n+7)番
目、(n+8)番目の走査線上の画素が同期して出力さ
れる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
テレビジョン信号処理方法および処理装置では、フィー
ルドメモリから2回続けて同じ走査線を構成する信号を
読み出すため、縦列接続されたラインメモリの各接続端
子のうち、4端子に1端子は他の3端子のいずれかと同
じデータが出力されていることになり、係数器は常に4
個に1個が使われず、フィルタを構成するためのライン
メモリのうち4個に1個は無駄に使用されていることに
なる。
【0008】本発明は、かかる問題に鑑みてなされたも
ので、縦列接続したラインメモリおよび回路に対する使
用効率の良いテレビジョン信号処理方法と処理装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明のテレビジョン信号伝送方法及び伝送装置は、
有効走査線360本で構成されるアスペクト比16:9
の映像信号を蓄えるフィールドメモリから、順次各走査
線を構成する信号を読み出す際、走査線3本を構成する
信号を読み出した後、走査線1本分の期間読み出しを停
止、且つ、縦列接続したラインメモリへの書き込みも停
止することによって、走査線360本分の垂直走査期間
を要する映像信号を、水平走査期間を変えることなく走
査線480本分の垂直走査期間をかけて読み出すことに
より、信号を時間的に垂直方向に4/3拡大する。
【0010】
【作用】本発明は、上記した方法によって容易に360
本の走査線を480本に拡張することができる。さらに
従来例で構成した場合に比べ、同じ数のラインメモリを
使用した場合にも、フィルタを構成する係数の長いテレ
ビジョン信号処理装置を構成することができるので、垂
直周波数応答を改善することができる。
【0011】
【実施例】以下本発明の一実施例のテレビジョン信号処
理方法及び処理装置について、図面を参照しながら説明
する。
【0012】(図1)に本発明のテレビジョン信号処理
方法及び処理装置によるテレビジョン信号処理装置のブ
ロック図を示す。まず、有効走査線480本のうち中央
の走査線360本で構成されているアスペクト比16:
9の映像信号を入力端子1から入力する。この映像信号
を一旦フィールドメモリ2に蓄えた後、端子3からライ
ンメモリ5へ出力し、順にラインメモリ6、7、8、9
へ転送する。各接続端子10、11、12、13、14
から同時に得られる映像画面上垂直方向の画素の並びに
対して、係数器16、17、18、19、20および加
算器21による演算を施して、垂直方向のフィルタを構
成する。この時、水平走査期間毎に係数器16、17、
18、19、20で乗算される係数の値K0、K1
2、K3、K 4は係数制御器15により書き換えられ
る。
【0013】さらに、メモリ制御器4によってフィール
ドメモリ2から走査線にして3本に相当する信号を読み
出すたびに1水平走査線期間停止する。同時に、ライン
メモリ5、6、7、8、9に対する書き込みを停止す
る。ラインメモリは、通常ある1水平走査期間に書き込
まれたデータを次の1水平走査期間に読み出すことがで
きるが、書き込みが行なわれなかった1水平走査期間の
次の水平走査期間では、その期間の1水平走査期間前に
読み出されたデータと同じデータが読み出される。すな
わち、ラインメモリへの書き込みを停止した水平走査期
間の次の水平走査期間では、接続端子10、11、1
2、13、14には、その期間の前の水平走査期間と同
じ信号が繰り返し出力されることになる。
【0014】以上に説明した方法により、接続端子1
0、11、12、13、14に読み出される信号の様子
を(図2)を用いて説明する。n、(n+1)、(n+
2)などは、それぞれ各走査線を指し、テレビジョン信
号のフィールド内の何番目の走査線であるかを示してい
る。図に示した時間軸の一番始めの状態では、n番目、
(n−1)番目、(n−2)番目、(n−3)番目、
(n−4)番目の走査線上の信号が同期して端子10、
11、12、13、14に出力されていることを示して
いる。メモリ制御信号は“H”の状態と“L”の状態が
あり、“H”の状態に、フィールドメモリ2からの読み
出しおよび縦列接続したラインメモリ5、6、7、8、
9への書き込みを停止する。メモリ制御信号が“H”の
状態の直後の“L”の状態では、端子10、11、1
2、13、14の出力には、直前のメモリ制御信号が
“H”の状態の時に得られていたのと同じ走査線上の信
号が同期して得られている。このメモリ制御信号を、4
水平走査期間に1回“H”とすることにより、フィール
ドメモリ2から全てのデータを読み出すのに要する時間
は4/3に拡大されている。
【0015】以上のような操作を繰り返すことにより、
フィールドメモリ2から順次に走査線を読み出せば、走
査線360本分の垂直走査期間を要する映像信号を、水
平走査期間を変えることなく走査線480本分の垂直走
査期間をかけて読み出すことになり、信号を時間的に垂
直方向に引き延ばすことになる。
【0016】なお、本実施例では、メモリ制御信号を
“H”の状態にする度合を4水平走査期間に1回とした
が、これに限定するものではなく、例えば5水平走査期
間に1回とすれば信号を時間的に垂直方向に5/4拡大
することになる。
【0017】なお、 本実施例においては元となる放送
方式をNTSC方式、 有効走査線数を480本、入力
する映像信号の走査線数を360本としたがこれに限定
するものではない。また、ラインメモリ数、係数器の数
を5としたが、これは説明を簡単にするためであって、
これに限るものではない。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば既存のテレビジョン受像器で妨害なくNTSC
の性能内で16:9の映像を受像でき、専用の受像器で
はより高精細なアスペクト比16:9映像を受像できる
放送方式において、メモリを効率的に使用して走査線数
の変換を行なうことができる。さらに、従来の構成に比
べて、垂直方向の周波数応答を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のテレビジョン信号処理装置の一例を示
すブロック図
【図2】本発明のテレビジョン信号処理方法の動作を示
すタイミング図
【図3】従来例のテレビジョン信号処理装置の一例を示
すブロック図
【図4】従来例のテレビジョン信号処理方法の動作を示
すタイミング図
【符号の説明】
1 信号入力端子 2 フィールドメモリ 3 信号接続端子 4 メモリ制御器 5、6、7、8、9 ラインメモリ 10、11、12、13、14 信号接続端子 15 係数制御器 16、17、18、19、20 係数器 21 加算器 22 信号出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上畠 秀世 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 タッド バウザー 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 安本 吉雄 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テレビジョン信号を1単位期間、縦列接
    続された各々の遅延手段にて遅延させ、これらの出力に
    乗数を乗じてこれらを加算するフィルタにおいて、縦列
    接続した前記複数個の遅延手段への信号の入力を数単位
    期間あたり1単位期間停止するよう制御することを特徴
    とするテレビジョン信号処理方法。
  2. 【請求項2】 伝送方式の規格で定められた画像のアス
    ペクト比とは異なるアスペクト比を有する画像を、アス
    ペクト比を変えずに前記規格で定められた画枠の中には
    め込んだテレビジョン信号を入力とする請求項1記載の
    テレビジョン信号処理方法。
  3. 【請求項3】 1単位期間はテレビジョン信号の1水平
    走査期間である請求項1または請求項2記載のテレビジ
    ョン信号処理方法。
  4. 【請求項4】 1単位期間信号を遅延する遅延手段はラ
    インメモリである請求項1記載のテレビジョン信号処理
    方法。
  5. 【請求項5】 フィルタはテレビジョン信号の走査線数
    を変換するフィルタである請求項1記載のテレビジョン
    信号処理方法。
  6. 【請求項6】 縦列接続され、かつ各々1単位期間だけ
    信号を遅延する複数の遅延手段と、前記各々の複数個の
    遅延手段の出力に係数を乗じる複数個の係数器と、前記
    複数の係数器の出力を加算する加算器と、縦列接続され
    た前記複数個の遅延手段の入力を数単位期間あたり1単
    位期間停止する制御手段とを具備したことを特徴とする
    テレビジョン信号処理装置。
  7. 【請求項7】 伝送方式の規格で定められた画像のアス
    ペクト比とは異なるアスペクト比を有する画像を、アス
    ペクト比を変えずに前記規格で定められた画枠の中には
    め込んだテレビジョン信号を入力とする請求項6記載の
    テレビジョン信号処理装置。
  8. 【請求項8】 1単位期間は、テレビジョン信号の1水
    平走査期間である請求項6または請求項7記載のテレビ
    ジョン信号処理装置。
  9. 【請求項9】 遅延手段はラインメモリで構成したこと
    を特徴とする請求項6から請求項8のいずれかに記載の
    テレビジョン信号処理装置。
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