JP3326361B2 - 映像処理装置 - Google Patents

映像処理装置

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JP3326361B2
JP3326361B2 JP14322997A JP14322997A JP3326361B2 JP 3326361 B2 JP3326361 B2 JP 3326361B2 JP 14322997 A JP14322997 A JP 14322997A JP 14322997 A JP14322997 A JP 14322997A JP 3326361 B2 JP3326361 B2 JP 3326361B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走査線変換装置に
関するものであり、特に、ノンインターレースの映像信
号からインターレースの映像信号に変換を行なう走査線
変換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、パーソナルコンピュータ等の
ノンインターレース映像信号を標準テレビジョン信号の
インターレース映像信号に変換する走査線変換装置が知
られている。ここで、上記標準テレビジョン信号として
は、NTSC方式のテレビジョン信号が挙げられる。
【0003】上記従来の走査線変換装置においては、映
像信号は、フィルタ処理を施した後に所望の走査線数に
変換される。このフィルタ処理を行なうのは、走査線変
換の際の画質の劣化を抑えるためである。ここで、垂直
フィルタ処理は、N本の水平ラインにおける各画素の輝
度や色差の値に所定の重み付け係数を乗算した後、それ
らを加算することにより行なわれる。また、水平フィル
タ処理は、1本の水平ラインにおける各画素の輝度や色
差の値に所定の重み付け係数を乗算した後、それらを加
算することにより行なわれる。そして、フィルタ処理を
施した映像信号の走査線数は標準テレビジョン信号の走
査線数に適合するように変換され、その後、走査線数が
変換された映像信号は、パソコン側のクロックに同期し
て画像メモリに書き込まれる。
【0004】ここで、従来における走査線変換装置の構
成を示すと、図10に示すようになる。この図10の走
査線変換装置は、垂直方向の走査線変換を行なうもので
ある。つまり、この走査線変換装置には、第1ラインメ
モリM−1等のラインメモリが複数設けられ、水平方向
の1ラインの映像データが順次入力され、第1ラインメ
モリM−1、第2ラインメモリM−2というように順次
送られていく。そして、乗算部J−0等により、各ライ
ンの画素の輝度や色差の値に対してフィルタ係数αが掛
けられ、加算部Kに送られる。このようにして、垂直フ
ィルタ処理が行なわれる。上記第1ラインメモリM−1
〜第NラインメモリM−N、乗算部J−0〜J−N、加
算部Kが垂直フィルタを構成する。
【0005】そして、変換部Hにおいて、走査線変換処
理が行なわれる。つまり、単にノンインターレースから
インターレースへの変換処理を行なう場合には、変換部
Hにラインメモリを設け、変換部Hは、加算部Kから出
力される映像信号を1ラインおきに該ラインメモリに書
込みを行なって、該ラインメモリに書き込まれた1ライ
ン分のデータを出力する。この出力のタイミングは、書
込みの周波数の2分の1の速度で読み出す。例えば、垂
直方向の走査線数が525本であるノンインターレース
映像信号の場合には、1ラインおきに書込みを行なって
読み出すことによりインターレース映像信号に変換す
る。上記垂直方向の走査線数が525本の場合として
は、NTSCの規格があげられる。
【0006】また、ノンインターレースからインターレ
ースへの変換処理を行なうとともに、垂直方向の走査線
数を間引いて圧縮処理を行なう場合には、変換部Hに
は、1フィールド分の映像信号を格納できるフィールド
メモリを設け、変換部Hは、標準テレビジョン信号の走
査線数に適合するインターレース映像信号となるよう
に、該フィールドメモリに書込みを行なって、このフィ
ールドメモリに書き込まれた映像信号を読み出す。例え
ば、垂直方向の走査線数が600本であるノンインター
レース映像信号をNTSCのインターレース映像信号に
変換する場合には、該フィールドメモリに書き込まれる
ライン数が262.5本となるように、あるフレームに
ついて少なくとも1ラインの間隔をおいてフィールドメ
モリに書込みを行なう。このフィールドメモリに書き込
まれた映像信号により一方のフィールドが形成される。
また、他方のフィールドについては、次のフレームにつ
いて書込みを行なったライン以外のラインから少なくと
も1ラインの間隔をおいてフィールドメモリに書込みを
行なう。
【0007】なお、水平方向へも圧縮を行なう場合に
は、変換部Hからの出力信号を水平フィルタに送り、こ
の水平フィルタでフィルタ処理を行なった上で、標準テ
レビジョン信号の走査線数に適合するように所定の画素
を間引いて変換を行なう。ここで、上記図3に示す走査
線変換装置を構成しようとする場合には、N本のライン
メモリが必要になる。また、変換部Hにラインメモリを
使用した場合に、このラインメモリも勘案するとN+1
本のラインメモリが必要になる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、コストの低減
や装置の小型化のためには、ラインメモリの数は構成上
少ないことが好ましい。特に、図10に示す走査線変換
装置において、垂直フィルタがK番目のラインの処理を
行なった後に、ラインメモリに書込みを行ない、書込み
側の2分の1倍の速度で読み出す場合には、次に、垂直
フィルタがK+1番目のラインの処理を行なう際には、
ラインを入力する必要のないラインメモリが存在する。
すなわち、走査線変換装置における第NラインメモリM
−Nは、K番目のラインの映像信号を乗算部J−Nに送
ると、各データが加算部Kで加算されて変換部Hのライ
ンメモリに書き込まれるが、K+1番目のラインについ
ては、インターレース映像信号への変換のため間引き処
理を行なうので、そのデータを保持して出力する必要が
ない。そして、第NラインメモリM−Nは、K+2番目
のラインについて上記K番目のラインの場合と同様に乗
算部J−Nに送るのである。つまり、ノンインターレー
ス・インターレース処理を行なう場合には、所定の期間
機能していないラインメモリが存在するのである。
【0009】そこで、本発明は、ラインメモリの数を減
少させることができるとともに、機能していないライン
メモリをできる限り少なくすることができる映像処理装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために創作されたものであって、第1には、映像
信号の走査線を変換する映像処理装置であって、映像信
号を1ラインずつ遅延させる遅延手段であって、N個の
個別遅延手段であって、1ライン分の映像信号を遅延さ
せる個別遅延手段を有する遅延手段と、上記各個別遅延
手段の出力端に接続されたN個の乗算部と、上記N個の
個別遅延手段のうちの最初の個別遅延手段の入力端に接
続された2つの乗算部と、上記N個の乗算部の出力端に
接続されるとともに、上記最初の個別遅延手段の入力端
に接続された2つの乗算部のうちの一方の乗算部の出力
端に接続された加算手段と、上記遅延手段におけるN番
目の個別遅延手段とN−1番目の個別遅延手段との間に
設けられた切換え手段であって、上記N−1番目の個別
遅延手段の出力端と上記加算手段の出力端とを選択して
上記N番目の個別遅延手段の入力端と接続する切換え手
段と、上記N番目の個別遅延手段の出力端と上記最初の
個別遅延手段の入力端に接続された2つの乗算部のうち
の他方の出力端に接続された乗算部の出力端とが接続さ
れた加算手段と、を有する垂直フィルタ部を有すること
を特徴とする。この第1の構成の映像処理装置において
は、映像信号が遅延手段に入力されると個別遅延手段に
1ラインずつ入力される。そして、各個別遅延手段から
出力された映像信号に対してN個の乗算部により乗算処
理が行なわれ、また、最初の個別遅延手段の入力端に接
続された2つの乗算部のうちの一方の乗算部により該最
初の個別遅延手段へ入力される映像信号に対して乗算処
理が行なわれる。そして、それらの乗算処理の結果が加
算手段で加算される。また、切換え手段は、N−1番目
の個別遅延手段の出力端と上記加算手段の出力端とを切
り換えるので、該加算手段の出力端に切り換えられた場
合には、上記加算手段の加算結果がN番目の個別遅延手
段に送られる。そして、最初の個別遅延手段へ入力され
る映像信号に対して、最初の個別遅延手段の入力端に接
続された2つの乗算部のうちの他方の乗算部により乗算
処理が行なわれて、N番目の個別遅延手段に接続された
加算手段により該N番目の個別遅延手段に書き込まれた
映像信号と該他方の乗算部の乗算結果が加算されて出力
される。以上のようにして映像信号に対して垂直フィル
タ処理が行なわれる。よって、本発明の映像処理装置に
よれば、乗算部の数がN+2個に対して個別遅延手段は
N個となるので、個別遅延手段の数を少なくすることが
できる。
【0011】また、第2には、上記第1の構成におい
て、上記映像処理装置が、上記垂直フィルタ部から出力
される1ライン分の映像信号を遅延させる遅延手段を備
えた走査線変換部を有し、上記切換え手段が、上記垂直
フィルタ部に入力される映像信号の水平走査期間に相当
する周期で切り換えられるとともに、上記走査線変換部
における遅延手段には、映像信号が1ラインの間隔をお
いて書き込まれることを特徴とする。この第2の構成に
おいては、上記切換え手段が映像信号の水平走査期間に
相当する周期で切り換えられて、所定の映像信号がN番
目の個別遅延手段から出力される。そして、走査線変換
部が遅延手段を有し、該遅延手段には映像信号が1ライ
ンの間隔をおいて書き込まれるので、垂直方向に走査線
数が半分となった映像信号が得られ、インターレース映
像信号の一方のフィールド映像信号を得ることができ
る。また、切換え手段の切換えのタイミングを逆にする
ことにより、インターレース映像信号としての他のフィ
ールド映像信号が得られる。
【0012】また、第3には、上記第2の構成におい
て、上記走査線変換部における遅延手段に書き込まれた
映像信号が、上記水平走査期間の2倍の走査期間におい
て該遅延手段から読出しが行なわれることを特徴とす
る。この第3の構成においては、水平走査期間の2倍の
走査期間において、遅延手段から読出しが行なわれるの
で、インターレース映像信号としての映像信号の読出し
を適切に行なうことができる。
【0013】また、第4には、上記第1の構成におい
て、上記映像処理装置が、上記垂直フィルタ部から出力
される映像信号のうち出力映像における1フィールド分
の映像信号を遅延させる遅延手段を備えた走査線変換部
を有し、上記走査線変換部における遅延手段には、1フ
ィールド分の映像信号が少なくとも1ラインの間隔をお
いて書き込まれることを特徴とする。この第4の構成に
おいては、走査線変換部が遅延手段を有し、該遅延手段
には1フィールド分の映像信号が少なくとも1ラインの
間隔をおいて書き込まれるので、垂直方向に走査線数が
半分以下に縮小した映像信号が得られ、インターレース
映像信号の一方のフィールド映像信号を得ることができ
る。また、切換え手段の切換えのタイミングをずらすこ
とにより、インターレース映像信号としての他のフィー
ルド映像信号が得られる。
【0014】また、第5には、上記第1の構成におい
て、上記映像処理装置が、上記垂直フィルタ部から出力
される映像信号のうち出力映像における1フレーム分の
映像信号を遅延させる遅延手段を備えた走査線変換部を
有し、上記走査線変換部における遅延手段には、1フレ
ーム分の映像信号が少なくとも1ラインの間隔をおいて
書き込まれることを特徴とする。この第5の構成におい
ては、上記切換え手段が1フレーム分の映像信号にまで
垂直方向に走査線を縮小するように切り換えられて、所
定の映像信号がN番目の個別遅延手段から出力される。
そして、走査線変換部が遅延手段を有し、該遅延手段に
は1フレーム分の映像信号が少なくとも1ラインの間隔
をおいて書き込まれるので、垂直方向に走査線数が半分
以下に縮小した映像信号が得られる。
【0015】また、第6には、上記第1から第5までの
いずれかの構成において、ノンインターレース映像信号
としての入力映像信号におけるあるフレームの映像信号
からインターレース映像信号における一方のフィールド
映像信号が変換され、該フレームの次のフレームの映像
信号からインターレース映像信号における他方のフィー
ルド映像信号が変換されることを特徴とする。
【0016】また、第7には、上記第1の構成におい
て、上記映像処理装置が、上記垂直フィルタ部から出力
される映像信号に水平フィルタ処理を行なう水平フィル
タ部と、上記水平フィルタ部から出力される映像信号を
水平方向に圧縮する画素分遅延させる遅延手段を備えた
走査線変換部を有し、上記切換え手段が、上記入力映像
信号の水平走査期間に相当する周期で切り換えられると
ともに、上記走査線変換部における遅延手段には、映像
信号が1ラインの間隔をおいて書き込まれることを特徴
とする。この第7の構成においては、垂直フィルタ部の
後に水平フィルタ部が設けられているので、この水平フ
ィルタ部により水平方向にフィルタ処理が行なわれる。
そして、走査線変換部が遅延手段を有し、該遅延手段に
は映像信号が1ラインの間隔をおいて書き込まれるの
で、水平方向に走査線が縮小されるとともに垂直方向に
走査線数が半分となった映像信号が得られ、インターレ
ース映像信号の一方のフィールド映像信号を得ることが
できるる。また、切換え手段の切換えのタイミングを逆
にすることにより、インターレース映像信号としての他
のフィールド映像信号が得られる。
【0017】また、第8には、上記第1の構成におい
て、上記映像処理装置が、上記垂直フィルタ部から出力
される映像信号に水平フィルタ処理を行なう水平フィル
タ部と、上記水平フィルタ部から出力される映像信号の
うち出力映像における1フィールド分の映像信号を遅延
させる遅延手段を備えた走査線変換部を有し、上記走査
線変換部における遅延手段には、上記1フィールド分の
映像信号が少なくとも1ラインの間隔をおいて書き込ま
れることを特徴とする。この第8の構成においては、垂
直フィルタ部の後に水平フィルタ部が設けられているの
で、この水平フィルタ部により水平方向にフィルタ処理
が行なわれる。そして、走査線変換部が遅延手段を有
し、該遅延手段には1フィールド分の映像信号が少なく
とも1ラインの間隔をおいて書き込まれるので、水平方
向に走査線が縮小されるとともに垂直方向に走査線数が
半分以下に縮小した映像信号が得られ、インターレース
映像信号の一方のフィールド映像信号を得ることができ
る。また、切換え手段の切換えのタイミングをずらすこ
とにより、インターレース映像信号としての他のフィー
ルド映像信号が得られる。
【0018】また、第9には、上記第1の構成におい
て、上記映像処理装置が、上記垂直フィルタ部から出力
される映像信号に水平フィルタ処理を行なう水平フィル
タ部と、上記水平フィルタ部から出力される映像信号の
うち出力映像における1フレーム分の映像信号を遅延さ
せる遅延手段を備えた走査線変換部を有し、上記走査線
変換部における遅延手段には、1フレーム分の映像信号
が少なくとも1ラインの間隔をおいて書き込まれること
を特徴とする。この第9の構成においては、垂直フィル
タ部の後に水平フィルタ部が設けられているので、この
水平フィルタ部により水平方向にフィルタ処理が行なわ
れる。そして、走査線変換部が遅延手段を有し、該遅延
手段には1フレーム分の映像信号が少なくとも1ライン
の間隔をおいて書き込まれるので、水平方向に走査線が
縮小されるとともに垂直方向に走査線数が半分以下に縮
小した映像信号が得られる。
【0019】また、第10には、上記第7から第9まで
のいずれかの構成において、ノンインターレース映像信
号としての入力映像信号におけるあるフレームの映像信
号からインターレース映像信号における一方のフィール
ド映像信号が変換され、該フレームの次のフレームの映
像信号からインターレース映像信号における他方のフィ
ールド映像信号が変換されることを特徴とする。
【0020】また、第11には、上記第1から第6まで
のいずれかの構成において、上記映像処理装置が、上記
垂直フィルタ部の入力端に設けられた水平フィルタ部を
有し、該水平フィルタ部は、映像処理装置に入力された
映像信号に水平フィルタ処理を行なうことを特徴とす
る。この第11の構成においては、垂直フィルタ部の前
に水平フィルタ部が設けられているので、この水平フィ
ルタ部により水平方向にフィルタ処理が行なわれる。そ
して、その後の垂直フィルタ部により垂直フィルタ処理
が行なわれて、所定の処理が行なわれる。よって、水平
方向に走査線が縮小されるとともに垂直方向に走査線数
が半分もしくは半分以下に縮小した映像信号が得られ
る。
【0021】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態としての実施
例を図面を利用して説明する。本発明の第1実施例に基
づく走査線変換装置Aは、図1に示されるように、入力
処理部10と、垂直フィルタ部20と、変換部30と、
出力処理部40とを有している。
【0022】ここで、上記入力処理部10は、この入力
処理部10に入力されるアナログ映像データとしてのノ
ンインターレース映像信号に所定の処理を施してデジタ
ル映像データにA/D変換するものである。また、上記
垂直フィルタ部20は、上記入力処理部10からの映像
データの各走査線に垂直方向にフィルタ処理をかける。
また、上記変換部30は、垂直フィルタ部20から出力
される映像データの1ラインおきに間引くことによりノ
ンインターレース・インターレース変換を行なうもので
あり、図1に示すように、ラインメモリ301を有して
いる。また、出力処理部40は、上記変換部30から出
力される映像データに対してNTSC方式の映像信号に
変調をかけた後、D/A変換して外部にインターレース
映像信号として出力するものである。
【0023】ここで、上記垂直フィルタ部20の構成に
ついてさらに詳しく説明すると、垂直フィルタ部20
は、ラインメモリ201、202、203と、乗算部2
11、212、213、214、215と、加算部22
1、222と、スイッチ231とを有している。このラ
インメモリ201、202、203はそれぞれ個別遅延
手段として機能し、これらはまとめて遅延手段として機
能する。
【0024】上記ラインメモリ201、202、203
は、入力される映像信号の走査線の1水平期間に相当す
る遅延を行なうものであり、ラインメモリ201、20
2、203のそれぞれは、水平方向1ライン分のデータ
を格納できる容量を有している。ここで、ラインメモリ
201は、入力処理部10に接続され、ラインメモリ2
02は、ラインメモリ201に接続されている。また、
ラインメモリ202には、上記スイッチ231の接点a
が接続されている。また、上記スイッチ231には、上
記ラインメモリ203が接続されている。
【0025】また、上記乗算部211、212、21
3、214、215は、各走査線に重みを付けるフィル
タ係数を乗算する乗算器である。つまり、1ラインの映
像データにおける各画素の輝度と色差の値にフィルタ係
数を乗算する。例えば、図1に示すように、乗算部21
1はフィルタ係数α1を乗算するものであり、この乗算
部211は入力処理部10の出力側に接続されているの
で、乗算部211は入力処理部10から出力される1ラ
イン分のデータにフィルタ係数α1を掛けることにな
る。また、乗算部212はフィルタ係数α2を乗算する
ものであり、入力処理部10の出力側に接続されている
ので、乗算部212は入力処理部10から出力される1
ライン分のデータにフィルタ係数α2を掛けることにな
る。また、乗算部213はフィルタ係数α3を乗算する
ものであり、ラインメモリ201の出力側に接続されて
いるので、乗算部213はラインメモリ201から出力
される1ライン分のデータにフィルタ係数α3を掛ける
ことになる。同じように、乗算部214はフィルタ係数
α4を乗算するものであり、ラインメモリ202の出力
側に接続されているので、乗算部214はラインメモリ
202から出力される1ライン分のデータにフィルタ係
数α4を掛けることになる。また、乗算部215はフィ
ルタ係数α5を乗算するものであり、ラインメモリ20
3の出力側に接続されているので、乗算部215はライ
ンメモリ203から出力される1ライン分のデータにフ
ィルタ係数α5を掛けることになる。なお、上記の乗算
部におけるフィルタ係数α1等は縮小比率等により決定
される。
【0026】また、加算手段としての加算部221は、
乗算部212、213、214、215の各出力側に接
続され乗算部212、213、214、215の各出力
を加算する。また、加算部221は、スイッチ231の
接点bに接続され、加算した結果を該接点b側に出力す
る。また、同じく加算手段としての加算部222は、乗
算部211の出力側とラインメモリ203の出力側に接
続され、乗算部211の出力とラインメモリ203の出
力とを加算する。
【0027】なお、上記切換え手段としての上記スイッ
チ231は、ラインメモリ203の入力として、ライン
メモリ202の出力と加算部221の出力とのいずれか
に切り換える。このスイッチ231は、入力映像信号の
1水平期間に相当する周期で接点a、b間を切り換え
る。
【0028】また、上記走査線変換部としての上記変換
部30は、ラインメモリ301と、制御部(図示せず)
とを有している。ここで、上記ラインメモリ301は、
水平方向1ライン分のデータを格納できる容量を有し、
加算部222から出力される1ライン分のデータがこの
ラインメモリ301に書き込まれる。このラインメモリ
301は、1ライン分の映像信号を遅延させる遅延手段
として機能する。また、上記制御部は、ラインメモリ3
01の書込み、読出しを制御する。なお、上記ラインメ
モリ301は、入力映像信号の1水平期間でライトリセ
ットを掛け、該入力映像信号に同期したクロックで映像
データを書き込むとともに、該映像信号の2水平期間で
リードリセットをかけて、該入力映像信号に同期したク
ロックの倍周クロックで映像データを読み出すことによ
りノンインターレース・インターレース変換を行なう。
【0029】上記構成の走査線変換装置Aの動作につい
て、図2、図3を使用して説明する。なお、図2、図3
において、WRSTは、ラインメモリ301のライトリ
セット、RRSTは、ラインメモリ301のリードリセ
ットである。このライトリセットにより、オーバーライ
トする形で書込みが開始される。同じように、リードリ
セットがかかると、初期位置からの読出しが開始され
る。期間Tn(n=1・・・・I)は入力映像信号の1
水平期間に相当し、Ln(n=1・・・・I)は入力映
像信号の各走査線を示すものとする。
【0030】まず、入力処理部10では、アナログ信号
としてのノンインターレース映像信号がA/D変換によ
りデジタル信号に変換されて、垂直フィルタ部20に出
力される。すなわち、映像信号は、L1、L2というよ
うに順次出力される。入力される映像信号はフレームご
とに入力される。
【0031】ノンインターレース映像信号におけるある
フレーム(これを「第1フレーム」とする)の映像信号
が入力処理部10から入力される場合について説明する
と、垂直フィルタ部20に入力された映像信号は、ま
ず、ラインメモリ201に入力され書き込まれて、その
後ラインメモリ201より出力される。そして、今後は
ラインメモリ202に入力され、同じように書き込まれ
て、その後ラインメモリ202より出力される。
【0032】なお、スイッチ231は、初期状態から期
間T3までは接点aに接続され、期間T4から接点aと
接点bとが交互に接続される。つまり、期間T4では接
点bに接続され、期間T5では接点aに接続される。
【0033】これにより、期間T3では、ラインメモリ
203にL1の映像信号が書き込まれ、ラインメモリ2
02にはL2の映像信号が書き込まれ、ラインメモリ2
01にはラインL3の映像信号が書き込まれるので、期
間T4では、ラインメモリ203の出力(L1)に乗算
部215のフィルタ係数(α5)を乗算した結果(以下
乗算した結果を単に記号で「L1α5」というように示
す)と、ラインメモリ202の出力(L2)に乗算部2
14のフィルタ係数(α4)を乗算した結果(L2α
4)と、ラインメモリ201の出力(L3)に乗算部2
13のフィルタ係数(α3)を乗算した結果(L3α
3)と、ラインメモリ201への入力(L4)に乗算部
212のフィルタ係数(α2)を乗算した結果(L4α
2)とが加算部221で加算されて、ラインメモリ20
3に書き込まれる。
【0034】そして、期間T5では、ラインメモリ20
3の出力(L1α5+L2α4+L3α3+L4α2)
と、入力処理部10の出力(L5)に乗算部211のフ
ィルタ係数(α1)を乗算した結果(L5α1)とが加
算部222で加算されて、映像信号(L1α5+L2α
4+L3α3+L4α2+L5α1)がラインメモリ3
01に書き込まれる。このラインメモリ301への書込
みは、入力映像信号に同期したクロックに従い行なわ
れ、特に、ラインメモリ301への書込みは、図2に示
すように、メモリライトイネーブルにより行なわれる。
つまり、このメモリライトイネーブルがHighになっ
ている場合のみラインメモリ301への書込みが可能と
なる。よって、例えば、期間T4においては、L1+L
4の映像信号が加算部222から出力されるが、この映
像信号はラインメモリ301には書き込まれない。ま
た、この期間T5においては、スイッチ231は接点a
に切り換えられるので、ラインメモリ203にL3の映
像信号が書き込まれ、ラインメモリ202にはL4の映
像信号が書き込まれ、ラインメモリ201にはラインL
5の映像信号が書き込まれる 期間T6では、上記期間T4の場合と同じようにして、
ラインメモリ203の出力(L3)に乗算部215のフ
ィルタ係数(α5)を乗算した結果(L3α5)と、ラ
インメモリ202の出力(L4)に乗算部214のフィ
ルタ係数(α4)を乗算した結果(L4α4)と、ライ
ンメモリ201の出力(L5)に乗算部213のフィル
タ係数(α3)を乗算した結果(L5α3)と、ライン
メモリ201への入力(L6)に乗算部212のフィル
タ係数(α2)を乗算した結果(L6α2)とが加算部
221で加算されて、映像信号(L3α5+L4α4+
L5α3+L6α2)がラインメモリ203に書き込ま
れる。
【0035】そして、期間T7では、ラインメモリ20
3の出力(L3α5+L4α4+L5α3+L6α2)
と、入力処理部10の出力(L7)に乗算部211のフ
ィルタ係数(α1)を乗算した結果(L7α1)とが加
算部222で加算されて、ラインメモリ301に書き込
まれる。
【0036】なお、ラインメモリ301からの映像信号
の読出しは、入力映像信号に同期したクロックの倍周ク
ロックで行なわれる。つまり、期間T5においてライン
メモリ301に書き込まれた映像信号(L1α5+L2
α4+L3α3+L4α2+L5α1)は、期間T6、
T7の期間でラインメモリ301から出力される。な
お、当然、期間T6、T7におけるラインメモリ301
に格納された映像信号の読出しにおいて、期間T7で新
たに映像信号が入力されるが、書込みのアドレスが読出
しのアドレスを追い越すことはない。
【0037】また、同じようにして、期間T7において
ラインメモリ301に書き込まれた映像信号(L3α5
+L4α4+L5α3+L6α2+L7α1)は、期間
T8、T9の期間でラインメモリ301から出力され
る。
【0038】出力処理部40は、ラインメモリ301か
ら読み出された映像信号に対して所定の処理を行ない、
所定のインターレース映像信号として出力する。
【0039】以上のようにして、ある1つのフレームの
ノンインターレース映像信号から1フィールド分のイン
ターレース映像信号に変換される。つまり、加算部22
2からは、入力映像信号の走査線数の半分の走査線数の
映像信号がフィルタ係数がかけられた状態で、ラインメ
モリ301に次々と書き込まれる。
【0040】なお、上記の走査線数の映像信号を得るた
めに、実際には、入力映像信号における1番目の映像信
号(L1)の前には複数ライン分のダミーデータが付加
され、最後のラインの映像信号の後にもダミーデータが
付加されることになる。また、各1ラインごとの映像信
号についても、上記水平フィルタ部50において上記1
ラインの画素分の映像信号を得るために、実際には、各
ラインの1番目の画素の映像信号の前にはダミーデータ
が付加され、最後の画素の映像信号の後にもダミーデー
タが付加される。ダミーデータの付加は入力処理部10
において行なわれる。
【0041】次に、入力処理部10から次のフレーム
(第2フレーム)のノンインターレース映像信号が入力
される場合について、図3を使用して説明する。つま
り、上記と同じように、アナログ信号としてのノンイン
ターレース映像信号がデジタル信号に変換されて、垂直
フィルタ部20に出力される。すなわち、映像信号は、
L1、L2というように順次出力される。
【0042】垂直フィルタ部20に入力された映像信号
は、ラインメモリ201、ラインメモリ202というよ
うに次々と書き込まれる。なお、この場合には、スイッ
チ231は、初期状態から期間T4までが接点aに接続
され、期間T5から接点aと接点bとが交互に接続され
る。つまり、期間T5では接点bに接続され、期間T6
では接点aに接続される。この第2フレームにおいて
は、スイッチ231の切換え状態が、上記第1フレーム
の場合に比べて1期間ずれている。
【0043】これにより、期間T5では、ラインメモリ
203の出力(L2)に乗算部215のフィルタ係数
(α5)を乗算した結果(L2α5)と、ラインメモリ
202の出力(L3)に乗算部214のフィルタ係数
(α4)を乗算した結果(L3α4)と、ラインメモリ
201の出力(L4)に乗算部213のフィルタ係数
(α3)を乗算した結果(L4α3)と、ラインメモリ
201への入力(L5)に乗算部212のフィルタ係数
(α2)を乗算した結果(L5α2)とが加算部221
で加算されて、ラインメモリ203に書き込まれる。
【0044】そして、期間T6では、ラインメモリ20
3の出力と、入力処理部10の出力(L6)に乗算部2
11のフィルタ係数(α1)を乗算した結果(L6α
1)とが加算部222で加算されて、映像信号(L2α
5+L3α4+L4α3+L5α2+L6α1)がライ
ンメモリ301に書き込まれる。このラインメモリ30
1への書込みは、入力映像信号に同期したクロックに従
い行なわれる。また、ラインメモリ301への書込み
は、図2にに示すように、メモリライトイネーブルによ
り行なわれる。また、この期間T6においては、スイッ
チ231は接点bに切り換えられるので、ラインメモリ
203にL4の映像信号が書き込まれ、ラインメモリ2
02にはL5の映像信号が書き込まれ、ラインメモリ2
01にはラインL6の映像信号が書き込まれる 期間T7では、上記期間T4の場合と同じようにして、
各ラインメモリの出力にフィルタ係数を乗算した結果を
加算することにより、映像信号(L4α5+L5α4+
L6α3+L7α2)がラインメモリ203に書き込ま
れる。
【0045】そして、期間T8では、ラインメモリ20
3の出力(L4α5+L5α4+L6α3+L7α2)
と、入力処理部10の出力(L8)に乗算部211のフ
ィルタ係数(α1)を乗算した結果(L8α1)とが加
算部222で加算されて、ラインメモリ301に書き込
まれる。
【0046】なお、ラインメモリ301からの映像信号
の読出しは、入力映像信号に同期したクロックの倍周ク
ロックで行なわれる。つまり、期間T6においてライン
メモリ301に書き込まれた映像信号(L2α5+L3
α4+L4α3+L5α2+L6α1)は、期間T6、
T7の期間でラインメモリ301から出力される。ま
た、同じようにして、期間T8においてラインメモリ3
01に書き込まれた映像信号(L4α5+L5α4+L
6α3+L7α2+L8α1)は、期間T9、T10の
期間でラインメモリ301から出力される。出力処理部
40は、ラインメモリ301から読み出された映像信号
に対して所定の処理を行ない、所定のインターレース映
像信号として出力する。
【0047】以上のようにして、次のフレームのノンイ
ンターレース映像信号から他の1フィールド分のインタ
ーレース映像信号に変換される。つまり、あるフレーム
のノンインターレース映像信号からある1フィールド分
のインターレース映像信号が変換され、次のフレームの
ノンインターレース映像信号から他の1フィールド分の
インターレース映像信号が変換されて、ノンインターレ
ース・インターレース変換が行なわれる。そして、映像
信号の出力に当たっては、第1フレームから得られたイ
ンターレース映像信号と第2フレームから得られたイン
ターレース映像信号とで1つのフレームが構成されるこ
とになる。
【0048】同じように、その次のフレーム(第3フレ
ーム)においては、上記第1フレームと同様に処理が行
なわれ、その次のフレーム(第4フレーム)において
は、上記第2フレームと同様に処理が行なわれる。つま
り、奇数フレームについては、上記第1フレームと同様
の処理を行ない、偶数フレームについては、上記第2フ
レームと同様の処理を行なう。
【0049】以上のように、本実施例の走査線変換装置
によれば、垂直フィルタ部においてラインメモリの数を
少なくすることができる。つまり、図10に示すような
従来の構成で乗算部を5つ備えようとすると、変換部H
に設けたラインメモリを除いて4つのラインメモリが必
要になるが、本実施例の走査線変換装置によれば、垂直
フィルタ部20に3つのラインメモリを設けるのみでよ
い。つまり、一番先頭にあるラインメモリ203は各期
間において無駄なく動作しており、このラインメモリ2
03を無駄なく動作させることによりラインメモリを1
つ削減することに成功している。
【0050】なお、上記の説明においては、垂直フィル
タ部20にラインメモリは4つ設けられたものとして説
明したが、これには限られない。なお、上記説明におい
ては、あるノンインターレース映像信号をインターレー
ス映像信号に変換する処理を行なうのみであるが、ノン
インターレース・インターレース変換に加えて、垂直方
向の走査線数を間引いて縮小処理を行なう場合には、以
下の第2実施例のように構成する。
【0051】次に、第2実施例における走査線変換装置
について説明する。第2実施例における走査線変換装置
は上記第1実施例と略同様の構成であるが、変換部30
には、ラインメモリではなく、図4に示すように、1フ
ィールド分の映像信号を格納できるフィールドメモリ3
03を設け、変換部30は、標準テレビジョン信号の走
査線数に適合するインターレース映像信号となるよう
に、該フィールドメモリ303に書込みを行なう。この
フィールドメモリ303は、1フィールド分の映像信号
を遅延させる遅延手段として機能する。この場合、入力
処理部10、垂直フィルタ部20の構成は上記と同様で
あり、図1に示すように構成される。
【0052】この変換部30にフィールドメモリ303
を設けた場合の走査線変換装置の動作について、図5、
図6を使用して説明する。本実施例おける走査線変換装
置の動作は上記第1実施例と略同一であるが、スイッチ
231の切換えの状態と、メモリライトイネーブルが異
なる。
【0053】まず、入力処理部10から該次のフレーム
のノンインターレース映像信号が垂直フィルタ部20に
入力され、垂直フィルタ部20に入力された映像信号
は、ラインメモリ201、ラインメモリ202というよ
うに次々と書き込まれる。そして、あるフレーム(第1
フレーム)においては、初期状態から期間T3まではス
イッチ231は接点aに接続され、期間T4では、スイ
ッチ231は接点bに接続されて、上記第1実施例の場
合と同様に、映像信号(L1α5+L2α4+L3α3
+L4α2)がラインメモリ203に書き込まれる。そ
して、期間T5では、上記第1実施例と同様に、映像信
号(L1α5+L2α4+L3α3+L4α2+L5α
1)が加算部222から出力される。この期間T5では
スイッチ231は接点aに接続され、ラインメモリ20
3には、ラインメモリ202の出力(L3)が書き込ま
れる。
【0054】また、期間T6、T7においても、上記期
間T3と同様に、スイッチ231は接点aに接続され
る。つまり、期間T6においては、上記第1実施例とは
異なり、スイッチ231は接点aに接続される。
【0055】そして、期間T8では、スイッチ231は
接点bに接続されて、上記期間T4の場合と同様に、映
像信号(L5α5+L6α4+L7α3+L8α2)が
ラインメモリ203に書き込まれる。そして、期間T9
では、映像信号(L5α5+L6α4+L7α3+L8
α2+L9α1)が加算部222から出力される。な
お、上記の乗算部におけるフィルタ係数α1等は縮小比
率等により決定される。
【0056】そして、フィールドメモリ303への書込
みは、入力映像信号に同期したクロックに従い行なわ
れ、特に、フィールドメモリ303への書込みは、図5
に示すように、メモリライトイネーブルにより行なわれ
る。つまり、このメモリライトイネーブルがHighに
なっている場合のみフィールドメモリ303への書込み
が可能となる。例えば、図5に示す場合では、期間T5
とT9についてメモリライトイネーブルがHighとな
り、期間T5では、映像信号(L1α5+L2α4+L
3α3+L4α2+L5α1)がフィールドメモリ30
3に書き込まれ、また、期間T9では、映像信号(L5
α5+L6α4+L7α3+L8α2+L9α1)がフ
ィールドメモリ303に書き込まれる。つまり、上記メ
モリライトイネーブルは、スイッチ231が接点bに接
続された期間の次の期間においてHighとなってい
る。
【0057】ここで、このメモリライトイネーブルは、
上記第1実施例のように(図2、図3参照)単に期間ご
とにHighとLowを繰り返すのではなく、標準テレ
ビジョン信号の走査線数に適合するインターレース映像
信号となるように制御される。例えば、垂直方向の走査
線数が768本のXGAのノンインターレース映像信号
をNTSCのインターレース映像信号に変換する場合に
は、少なくとも1期間(つまり、1ライン)の間隔をお
いて走査線数が262.5本になるようにフィールドメ
モリ303に書込みを行なう。この場合、メモリライト
イネーブルは、262.5回Highとなる。このよう
にして、1フィールド分の映像信号がフィールドメモリ
303に書き込まれる。つまり、図7の斜め実線に示す
ように、1フィールド分の映像信号が書き込まれる。
【0058】一方、読出し時には、出力映像信号に同期
したクロックで、該フィールドメモリ303から読出し
を行なう。その際、書込み側と読出し側とでフィールド
メモリのアドレスの追越しが発生しないように、図7に
示すようにフィールドメモリリセット(RRST)を管
理する。つまり、このフィールドメモリリセットがHi
ghになることにより読出しがスタートするが、書込み
が完了してからフィールドメモリリセットを行なうよう
にする。そして、出力処理部40は、ラインメモリ30
1から読み出された映像信号に対して所定の処理を行な
い、所定のインターレース映像信号として出力する。
【0059】以上のようにして、ある1つのフレームの
ノンインターレース映像信号が垂直方向に縮小処理をし
た形で1フィールド分のインターレース映像信号に変換
される。
【0060】なお、上記の説明においては、スイッチ2
31の切換えをメモリライトイネーブルがHighとな
る期間の前の期間において接点bに接続するように制御
しているが、上記第1実施例と同様に、スイッチ231
を接点aとの接続と接点bとの接続を繰り返して、加算
部222の出力までを上記第1実施例と同様として、メ
モリライトイネーブルを本実施例のように制御すること
により、必要な映像信号がフィールドメモリ303に書
き込まれるようにしてもよい。
【0061】また、次のフレーム(第2フレーム)にお
ける処理を図6を使用しながら説明する。この次のフレ
ームにおいても、入力処理部10から該次のフレームの
ノンインターレース映像信号が垂直フィルタ部20に入
力され、垂直フィルタ部20に入力された映像信号は、
ラインメモリ201、ラインメモリ202というように
次々と書き込まれる。
【0062】この次のフレーム(第2フレーム)におい
ては、初期状態から期間T4まではスイッチ231は接
点aに接続され、期間T5では、スイッチ231は接点
bに接続されて、映像信号(L2α5+L3α4+L4
α3+L5α2)がラインメモリ203に書き込まれ
る。そして、期間T6では、映像信号(L2α5+L3
α4+L4α3+L5α2+L6α1)が加算部222
から出力される。この期間T6ではスイッチ231は接
点aに接続され、ラインメモリ203には、ラインメモ
リ202の出力(L4)が書き込まれる。
【0063】また、期間T7、T8においても、上記期
間T4と同様に、スイッチ231は接点aに接続され
る。つまり、期間T7においては、上記第1実施例とは
異なり、スイッチ231は接点aに接続される。
【0064】そして、期間T9では、スイッチ231は
接点bに接続されて、上記期間T5の場合と同様に、映
像信号(L6α5+L7α4+L8α3+L9α2)が
ラインメモリ203に書き込まれる。そして、期間T1
0では、映像信号(L6α5+L7α4+L8α3+L
9α2+L10α1)が加算部222から出力される。
つまり、この第2フレームにおいては、スイッチ231
の切換え状態が、上記第1フレームの場合に比べて1期
間ずれている。
【0065】そして、フィールドメモリ303への書込
みは、入力映像信号に同期したクロックに従い行なわ
れ、特に、フィールドメモリ303への書込みは、図6
に示すように、メモリライトイネーブルにより行なわれ
る。つまり、このメモリライトイネーブルがHighに
なっている場合のみフィールドメモリ303への書込み
が可能となる。この場合も、上記メモリライトイネーブ
ルは、スイッチ231が接点bに接続された期間の次の
期間においてHighとなっている。
【0066】ここで、このメモリライトイネーブルは、
上記第1フレームにおいて、Highになった期間の次
の期間をHighとするように制御されている。このよ
うにして、インターレース映像信号を構成する他の1フ
ィールド分の映像信号がフィールドメモリ303に書き
込まれる。この場合も、図7の斜め実線に示すように、
1フィールド分の映像信号が書き込まれる。一方、読出
し時には、上記第1フレームの場合と同様に、出力映像
信号に同期したクロックで、該フィールドメモリ303
から読出しを行なう。
【0067】以上のようにして、ある1つのフレームの
ノンインターレース映像信号が垂直方向に縮小処理をし
た形で1フィールド分のインターレース映像信号に変換
される。そして、映像信号の出力に当たっては、第1フ
レームから得られたインターレース映像信号と第2フレ
ームから得られたインターレース映像信号とで1つのフ
レームが構成されることになる。以後は上記と同様の処
理を繰り返す。つまり、奇数フレームについては、上記
第1フレームと同様の処理を行ない、偶数フレームにつ
いては、上記第2フレームと同様の処理を行なう。
【0068】次に、第3実施例について説明する。この
第3実施例は、垂直方向の縮小処理のみならず水平方向
にも縮小処理を掛ける場合である。つまり、この場合に
は、図1に示す変換部30の加算部222の出力端に図
8に示す水平フィルタ部50を設け、この水平フィルタ
部50には、変換部32と出力処理部40を設ける。
【0069】ここで、上記水平フィルタ部50は、シフ
トレジスタ501と、乗算部511〜515と、加算部
521とを有している。上記シフトレジスタ501は、
水平方向の映像信号を1画素ずつ保持するものであり、
上記乗算部511〜515は、各画素に対してフィルタ
係数を乗算する乗算器である。つまり、各画素の輝度と
色差の値にフィルタ係数を乗算する。また、加算部52
1は、乗算部511、512、513、514、515
の各出力側に接続され乗算部511、512、513、
514、515の各出力を加算する。
【0070】また、走査線変換部としての変換部32
は、水平フィルタ部50から出力される各画素の映像信
号を取り込み、出力映像信号の垂直方向の走査線数及び
水平方向の画素数に適合するように所定の映像信号を間
引いて出力する。すなわち、上記第2実施例におけるメ
モリライトイネーブルにおける1期間のパルス信号を図
9に示すように櫛状のパルス信号として、出力映像信号
の垂直方向の走査線数及び水平方向の画素数に適合する
ように所定の映像信号を間引いてフィールドメモリ30
3に書込みを行なうのである。このフィールドメモリ3
03は、1フィールド分の映像信号を遅延させる遅延手
段として機能する。
【0071】具体的な動作について説明すると、垂直フ
ィルタ部20の加算部222の出力までは上記第2実施
例と同様である。つまり、垂直フィルタ処理が施されて
1ラインごとの映像信号が加算部222から出力され
る。そして、該加算部222から出力される映像信号は
水平フィルタ部50に入力される。水平フィルタ部50
においては、入力される映像信号が1画素ずつシフトレ
ジスタ501に入力され、各画素ごとの映像信号はそれ
ぞれ乗算部511〜515に送られてフィルタ係数β1
〜β5が乗算される。なお、上記の乗算部511〜51
5におけるフィルタ係数β1等は縮小比率等により決定
される。そして、上記フィルタ係数が乗算された映像信
号は加算部521に送られ加算される。
【0072】次に、映像信号が加算部521から変換部
32に出力されると、フィールドメモリ303に書き込
まれるが、この書込みのタイミングは図9に示すメモリ
ライトイネーブルにより制御される。
【0073】例えば、垂直方向の走査線数が806本
で、水平方向の画素数が1328画素のXGAのノンイ
ンターレース映像信号を、垂直方向の走査線数が525
本で、水平方向の画素数が910画素(サンプリング周
波数を色副搬送波の4倍とした場合)のNTSCのイン
ターレース映像信号に変換する場合には、メモリライト
イネーブルにおける期間ごとのパルス信号P−1(図9
参照)は少なくとも1期間(つまり、1ライン)の間隔
をおいて垂直方向の走査線数が262.5本になるよう
にHigh状態としつつ、期間ごとのパルス信号P−1
における個別パルス信号P−2は、水平方向の画素数が
910画素となるようにHigh状態としてフィールド
メモリ303に書込みを行なう。ただし、実際には、画
像の歪みがなくNTSCの映像信号で表示するために垂
直方向あるいは水平方向のいずれかに合わせて走査線を
変換することになる。このようにして、1フィールド分
の映像信号がフィールドメモリ303に書き込まれる。
この場合には、フィールドメモリ303は、垂直方向に
262.5本、水平方向に740本の走査線数の映像信
号が格納できる容量を備えている。
【0074】フィールドメモリ303に書き込まれた映
像信号は出力処理部40に出力されて、出力処理部40
は、ラインメモリ301から読み出された映像信号に対
して所定の処理を行ない、所定のインターレース映像信
号として出力する。
【0075】なお、上記の説明においては、水平フィル
タ部50に乗算部は5つ設けるものとして説明したが、
これには限られない。また、上記第3実施例の説明にお
いて、垂直フィルタ部20の後に水平フィルタ部50を
設けるものとして説明したが、これには限られず、入力
処理部10のに水平フィルタ部50を接続し、該水平フ
ィルタ部50の後に垂直フィルタ部20を接続して、該
垂直フィルタ部20に変換部32を接続するようにして
もよい。
【0076】なお、上記第3実施例において垂直方向の
圧縮は行なわず、水平方向のみの圧縮を行ない、ノンイ
ンターレース映像信号をインターレース映像信号に変換
する場合には、変換部32にはラインメモリを設ければ
よい。また、上記の説明においては、変換部30、32
にフィールドメモリを設けるものとして説明したが、ノ
ンインターレース・インターレース変換を行なわず、単
に映像信号を縮小する場合には、フィールドメモリの代
わりにフレームメモリを設けるようにしてもよい。その
場合には、このフレームメモリが1フレーム分の映像信
号を遅延させる遅延手段として機能する。
【0077】
【発明の効果】本発明に基づく映像処理装置によれば、
フィルタ処理に使用するラインメモリの数を少なくする
ことができ、期間によっては機能していないラインメモ
リの存在をなくすことができる。
【0078】特に、請求項2に記載の映像処理装置によ
れば、垂直方向に走査線数が半分となった映像信号が得
られ、インターレース映像信号の一方のフィールド映像
信号を得ることができる。また、切換え手段の切換えの
タイミングを逆にすることにより、インターレース映像
信号としての他のフィールド映像信号が得られる。ま
た、特に、請求項3に記載の映像処理装置によれば、イ
ンターレース映像信号としての映像信号の読出しを適切
に行なうことができる。
【0079】また、特に、請求項4に記載の映像処理装
置によれば、垂直方向に走査線数が半分以下に縮小した
映像信号が得られ、インターレース映像信号の一方のフ
ィールド映像信号を得ることができる。また、切換え手
段の切換えのタイミングをずらすことにより、インター
レース映像信号としての他のフィールド映像信号が得ら
れる。また、特に、請求項5に記載の映像処理装置によ
れば、垂直方向に走査線数が半分以下に縮小した映像信
号が得られる。
【0080】また、特に、請求項7に記載の映像処理装
置によれば、水平方向に走査線が縮小されるとともに垂
直方向に走査線数が半分となった映像信号が得られ、イ
ンターレース映像信号の一方のフィールド映像信号を得
ることができる。また、切換え手段の切換えのタイミン
グを逆にすることにより、インターレース映像信号とし
ての他のフィールド映像信号が得られる。また、特に、
請求項8に記載の映像処理装置によれば、水平方向に走
査線が縮小されるとともに垂直方向に走査線数が半分以
下に縮小した映像信号が得られ、インターレース映像信
号の一方のフィールド映像信号を得ることができる。ま
た、切換え手段の切換えのタイミングをずらすことによ
り、インターレース映像信号としての他のフィールド映
像信号が得られる。また、特に、請求項9に記載の映像
処理装置によれば、水平方向に走査線が縮小されるとと
もに垂直方向に走査線数が半分以下に縮小した映像信号
が得られる。また、特に、請求項11に記載の映像処理
装置によれば、水平方向に走査線が縮小されるとともに
垂直方向に走査線数が半分もしくは半分以下に縮小した
映像信号が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の走査線変換装置の構成を示すブロ
ック図である。
【図2】第1実施例の走査線変換装置の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図3】第1実施例の走査線変換装置の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図4】第2実施例の変換部の構成を示すブロック図で
ある。
【図5】第2実施例の走査線変換装置の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図6】第2実施例の走査線変換装置の動作を示すタイ
ムチャートである。
【図7】第2実施例の走査線変換装置の動作を示す説明
図である。
【図8】第3実施例の走査線変換装置の構成の一部を示
すブロック図である。
【図9】第3実施例の場合のメモリライトイネーブルの
構成を示す説明図である。
【図10】従来における走査線変換装置の構成を示す説
明図である。
【符号の説明】
A 走査線変換装置 10 入力処理部 20 垂直フィルタ部 30、32 変換部 40 出力処理部 50 水平フィルタ部 201、202、203、301 ラインメモリ 211、212、213、214、215 乗算部 221、222 加算部 303 フィールドメモリ

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の走査線を変換する映像処理装
    置であって、 映像信号を1ラインずつ遅延させる遅延手段であって、
    N個の個別遅延手段であって、1ライン分の映像信号を
    遅延させる個別遅延手段を有する遅延手段と、 上記各個別遅延手段の出力端に接続されたN個の乗算部
    と、上記N個の個別遅延手段のうちの最初の個別遅延手
    段の入力端に接続された2つの乗算部と、 上記N個の乗算部の出力端に接続されるとともに、上記
    最初の個別遅延手段の入力端に接続された2つの乗算部
    のうちの一方の乗算部の出力端に接続された加算手段
    と、 上記遅延手段におけるN番目の個別遅延手段とN−1番
    目の個別遅延手段との間に設けられた切換え手段であっ
    て、上記N−1番目の個別遅延手段の出力端と上記加算
    手段の出力端とを選択して上記N番目の個別遅延手段の
    入力端と接続する切換え手段と、 上記N番目の個別遅延手段の出力端と上記最初の個別遅
    延手段の入力端に接続された2つの乗算部のうちの他方
    の出力端に接続された乗算部の出力端とが接続された加
    算手段と、を有する垂直フィルタ部を有することを特徴
    とする映像処理装置。
  2. 【請求項2】 上記映像処理装置が、上記垂直フィルタ
    部から出力される1ライン分の映像信号を遅延させる遅
    延手段を備えた走査線変換部を有し、 上記切換え手段が、上記垂直フィルタ部に入力される映
    像信号の水平走査期間に相当する周期で切り換えられる
    とともに、上記走査線変換部における遅延手段には、映
    像信号が1ラインの間隔をおいて書き込まれることを特
    徴とする請求項1に記載の映像処理装置。
  3. 【請求項3】 上記走査線変換部における遅延手段に書
    き込まれた映像信号が、上記水平走査期間の2倍の走査
    期間において該遅延手段から読出しが行なわれることを
    特徴とする請求項2に記載の映像処理装置。
  4. 【請求項4】 上記映像処理装置が、上記垂直フィルタ
    部から出力される映像信号のうち出力映像における1フ
    ィールド分の映像信号を遅延させる遅延手段を備えた走
    査線変換部を有し、 上記走査線変換部における遅延手段には、1フィールド
    分の映像信号が少なくとも1ラインの間隔をおいて書き
    込まれることを特徴とする請求項1に記載の映像処理装
    置。
  5. 【請求項5】 上記映像処理装置が、上記垂直フィルタ
    部から出力される映像信号のうち出力映像における1フ
    レーム分の映像信号を遅延させる遅延手段を備えた走査
    線変換部を有し、 上記走査線変換部における遅延手段には、1フレーム分
    の映像信号が少なくとも1ラインの間隔をおいて書き込
    まれることを特徴とする請求項1に記載の映像処理装
    置。
  6. 【請求項6】 ノンインターレース映像信号としての入
    力映像信号におけるあるフレームの映像信号からインタ
    ーレース映像信号における一方のフィールド映像信号が
    変換され、該フレームの次のフレームの映像信号からイ
    ンターレース映像信号における他方のフィールド映像信
    号が変換されることを特徴とする請求項1又は2又は3
    又は4又は5に記載の映像処理装置。
  7. 【請求項7】 上記映像処理装置が、上記垂直フィルタ
    部から出力される映像信号に水平フィルタ処理を行なう
    水平フィルタ部と、上記水平フィルタ部から出力される
    映像信号を水平方向に圧縮する画素分遅延させる遅延手
    段を備えた走査線変換部を有し、 上記切換え手段が、上記入力映像信号の水平走査期間に
    相当する周期で切り換えられるとともに、上記走査線変
    換部における遅延手段には、映像信号が1ラインの間隔
    をおいて書き込まれることを特徴とする請求項1に記載
    の映像処理装置。
  8. 【請求項8】 上記映像処理装置が、上記垂直フィルタ
    部から出力される映像信号に水平フィルタ処理を行なう
    水平フィルタ部と、上記水平フィルタ部から出力される
    映像信号のうち出力映像における1フィールド分の映像
    信号を遅延させる遅延手段を備えた走査線変換部を有
    し、 上記走査線変換部における遅延手段には、上記1フィー
    ルド分の映像信号が少なくとも1ラインの間隔をおいて
    書き込まれることを特徴とする請求項1に記載の映像処
    理装置。
  9. 【請求項9】 上記映像処理装置が、上記垂直フィルタ
    部から出力される映像信号に水平フィルタ処理を行なう
    水平フィルタ部と、上記水平フィルタ部から出力される
    映像信号のうち出力映像における1フレーム分の映像信
    号を遅延させる遅延手段を備えた走査線変換部を有し、 上記走査線変換部における遅延手段には、1フレーム分
    の映像信号が少なくとも1ラインの間隔をおいて書き込
    まれることを特徴とする請求項1に記載の映像処理装
    置。
  10. 【請求項10】 ノンインターレース映像信号としての
    入力映像信号におけるあるフレームの映像信号からイン
    ターレース映像信号における一方のフィールド映像信号
    が変換され、該フレームの次のフレームの映像信号から
    インターレース映像信号における他方のフィールド映像
    信号が変換されることを特徴とする請求項7又は8又は
    9に記載の映像処理装置。
  11. 【請求項11】 上記映像処理装置が、上記垂直フィル
    タ部の入力端に設けられた水平フィルタ部を有し、該水
    平フィルタ部は、映像処理装置に入力された映像信号に
    水平フィルタ処理を行なうことを特徴とする請求項1又
    は2又は3又は4又は5又は6に記載の映像処理装置。
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