JP2584152B2 - 溶接装置における裏当金装置 - Google Patents
溶接装置における裏当金装置Info
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- JP2584152B2 JP2584152B2 JP3168565A JP16856591A JP2584152B2 JP 2584152 B2 JP2584152 B2 JP 2584152B2 JP 3168565 A JP3168565 A JP 3168565A JP 16856591 A JP16856591 A JP 16856591A JP 2584152 B2 JP2584152 B2 JP 2584152B2
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- Japan
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- welded
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は被溶接物を溶接する溶接
装置に使用する裏当金装置に関する。
装置に使用する裏当金装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の溶接装置に使用する裏当金装置
は、溶接個所の全長に合わせた形状の当金が必要であっ
た。
は、溶接個所の全長に合わせた形状の当金が必要であっ
た。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】このため、溶接個所の
全長の長いものの裏当金装置は高価なものとなるばかり
か、溶接個所の全長の長さが変わる毎に新たな裏当金装
置を製作しなければならなかった。そこで、この発明の
目的は、溶接個所の全長にかかわりなく使用可能で、安
価な裏当金装置を提供することにある。
全長の長いものの裏当金装置は高価なものとなるばかり
か、溶接個所の全長の長さが変わる毎に新たな裏当金装
置を製作しなければならなかった。そこで、この発明の
目的は、溶接個所の全長にかかわりなく使用可能で、安
価な裏当金装置を提供することにある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するためになされたもので、トーチと被溶接物との相互
位置を制御するとともに被溶接物の裏側に裏当金を用い
て被溶接物を上方 からトーチにて溶接するようにした溶
接装置において、前記裏当金を前後一対のスプロケット
に掛け渡された回転自在の無限軌道とするとともに前記
トーチを一対のスプロケットの略中間部に位置させ、更
にトーチに対向する側の無限軌道の下端には無限軌道が
下方へたるむのを防止する支持台を前記スプロケットを
回転自在に支持する左右一対のブラケットに固着したこ
とである。
するためになされたもので、トーチと被溶接物との相互
位置を制御するとともに被溶接物の裏側に裏当金を用い
て被溶接物を上方 からトーチにて溶接するようにした溶
接装置において、前記裏当金を前後一対のスプロケット
に掛け渡された回転自在の無限軌道とするとともに前記
トーチを一対のスプロケットの略中間部に位置させ、更
にトーチに対向する側の無限軌道の下端には無限軌道が
下方へたるむのを防止する支持台を前記スプロケットを
回転自在に支持する左右一対のブラケットに固着したこ
とである。
【０００５】
【作用】被溶接物の溶接個所の裏側に前後一対のスプロ
ケットに掛け渡され、支持台で支持された回転自在の裏
当金の無限軌道を当接させるとともにトーチを一対のス
プロケットの略中間部の被溶接物の上方に位置させる。
被溶接物又はトーチと裏当金とを前進若しくは後退させ
て被溶接物を溶接する。このとき、裏当金の無限軌道は
被溶接物又は裏当金の前進若しくは後退により回転する
とともに無限軌道は支持台で支持されているので下方へ
たるむことがなく、溶融金属の溶落ちを防止する。
ケットに掛け渡され、支持台で支持された回転自在の裏
当金の無限軌道を当接させるとともにトーチを一対のス
プロケットの略中間部の被溶接物の上方に位置させる。
被溶接物又はトーチと裏当金とを前進若しくは後退させ
て被溶接物を溶接する。このとき、裏当金の無限軌道は
被溶接物又は裏当金の前進若しくは後退により回転する
とともに無限軌道は支持台で支持されているので下方へ
たるむことがなく、溶融金属の溶落ちを防止する。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。１は被溶接物２の溶接個所で、その上方にはト
ーチ３が設けられ、その裏面には裏当金の無限軌道４を
当接させてある。前記無限軌道４は無端状のチェーン５
と、このチェーン５の断面逆Ｌ字形のリンクプレート６
の水平部７にボルト８．８止めされ、上面の中央に溝９
を有する断面矩形のスラット部材１０とで構成されてい
る。
明する。１は被溶接物２の溶接個所で、その上方にはト
ーチ３が設けられ、その裏面には裏当金の無限軌道４を
当接させてある。前記無限軌道４は無端状のチェーン５
と、このチェーン５の断面逆Ｌ字形のリンクプレート６
の水平部７にボルト８．８止めされ、上面の中央に溝９
を有する断面矩形のスラット部材１０とで構成されてい
る。
【０００７】前記チェーン５は左右一対のブラケット１
１．１１にピン１２．１２にて回転自在に支持された前
後一対のスプロケット１３．１３に掛け渡されている。
前記一対のスプロケット１３．１３の略中間部に前記ト
ーチ３を位置させるとともにトーチ３に対向する側の無
限軌道４の下端には、無限軌道４のスラット部材１０が
下方へたるむのを防止する支持台１４を、前記左右一対
のブラケット１１．１１の上端に固着してある。本発明
は前記の如き構成で、次に作用について説明する。被溶
接物２の溶接個所１の上方にトーチ３を位置させ、裏当
金の無限軌道４のスラット部材１０を被溶接物２の裏面
に当接させるとともに、スラット部材１０の溝９を被溶
接物２の溶接個所１に対向させる。
１．１１にピン１２．１２にて回転自在に支持された前
後一対のスプロケット１３．１３に掛け渡されている。
前記一対のスプロケット１３．１３の略中間部に前記ト
ーチ３を位置させるとともにトーチ３に対向する側の無
限軌道４の下端には、無限軌道４のスラット部材１０が
下方へたるむのを防止する支持台１４を、前記左右一対
のブラケット１１．１１の上端に固着してある。本発明
は前記の如き構成で、次に作用について説明する。被溶
接物２の溶接個所１の上方にトーチ３を位置させ、裏当
金の無限軌道４のスラット部材１０を被溶接物２の裏面
に当接させるとともに、スラット部材１０の溝９を被溶
接物２の溶接個所１に対向させる。
【０００８】次にトーチ３を作動させるとともに被溶接
物２を前進若しくは後退させて、被溶接物２の溶接個所
１を溶接する。このとき、裏当金の無限軌道４のスラッ
ト部材１０は被溶接物２に当接しているので、被溶接物
２の前進若しくは後退にともなって移動し、チェーン５
はスプロケット１３．１３とともに回転する。このとき
無限軌道４は支持台１４で支持されているので、下方へ
たるむことがなく、溶融金属の溶落ちを確実に防止でき
る。またトーチ３を一対のスプロケット１３．１３の略
中間部に位置させてあるので、被溶接物２を前進させて
も後退させても溶融金属の下方には無限軌道４が位置す
るので、溶落ちすることなく溶接することができる。
物２を前進若しくは後退させて、被溶接物２の溶接個所
１を溶接する。このとき、裏当金の無限軌道４のスラッ
ト部材１０は被溶接物２に当接しているので、被溶接物
２の前進若しくは後退にともなって移動し、チェーン５
はスプロケット１３．１３とともに回転する。このとき
無限軌道４は支持台１４で支持されているので、下方へ
たるむことがなく、溶融金属の溶落ちを確実に防止でき
る。またトーチ３を一対のスプロケット１３．１３の略
中間部に位置させてあるので、被溶接物２を前進させて
も後退させても溶融金属の下方には無限軌道４が位置す
るので、溶落ちすることなく溶接することができる。
【０００９】ところで、本実施例では被溶接物２を移動
し、トーチ３と裏当金の無限軌道４を固定しているが、
被溶接物２を固定し、トーチ３と裏当金の無限軌道４を
移動させてもよく、またスラット部材１０に溝９を設け
ているが、被溶接物２の板厚が３．５ｍｍ以下の場合は
溝９は設けなくてもよい。
し、トーチ３と裏当金の無限軌道４を固定しているが、
被溶接物２を固定し、トーチ３と裏当金の無限軌道４を
移動させてもよく、またスラット部材１０に溝９を設け
ているが、被溶接物２の板厚が３．５ｍｍ以下の場合は
溝９は設けなくてもよい。
【００１０】
【発明の効果】以上の如く本発明は、裏当金を回転自在
の無限軌道としたので、この裏当金は被溶接物の溶接個
所の全長にかかわりなく使用可能であり、従来の裏当金
のように被溶接物の溶接個所の全長がかかわる毎に製作
するのにくらべると安価となる。またトーチに対向する
側の無限軌道の下端に支持台を設けたので無限軌道が下
方へたるむことがなく、溶融金属の溶落ちを確実に防止
できる。更にトーチを一対のスプロケットの略中間部に
位置させてあるので、被溶接物又はトーチと無限軌道を
前進させても後退させても溶融金属の下方には無限軌道
が位置するの で、溶落ちすることなく溶接することがで
きる。
の無限軌道としたので、この裏当金は被溶接物の溶接個
所の全長にかかわりなく使用可能であり、従来の裏当金
のように被溶接物の溶接個所の全長がかかわる毎に製作
するのにくらべると安価となる。またトーチに対向する
側の無限軌道の下端に支持台を設けたので無限軌道が下
方へたるむことがなく、溶融金属の溶落ちを確実に防止
できる。更にトーチを一対のスプロケットの略中間部に
位置させてあるので、被溶接物又はトーチと無限軌道を
前進させても後退させても溶融金属の下方には無限軌道
が位置するの で、溶落ちすることなく溶接することがで
きる。
【図１】本発明の裏当金の正面図である。
【図２】図１のＡ−Ａの断面矢視図である。
２ 被溶接物 ３ トーチ ４ 無限軌道 １１ ブラケット １３ スプロケット １４ 支持台
Claims (1)
- 【請求項１】トーチと被溶接物との相互位置を制御する
とともに被溶接物の裏側に裏当金を用いて被溶接物を上
方からトーチにて溶接するようにした溶接装置におい
て、前記裏当金を前後一対のスプロケットに掛け渡され
た回転自在の無限軌道とするとともに前記トーチを一対
のスプロケットの略中間部に位置させ、更にトーチに対
向する側の無限軌道の下端には無限軌道が下方へたるむ
のを防止する支持台を前記スプロケットを回転自在に支
持する左右一対のブラケットに固着してなる溶接装置に
おける裏当金装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3168565A JP2584152B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 溶接装置における裏当金装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3168565A JP2584152B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 溶接装置における裏当金装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0515995A JPH0515995A (ja) | 1993-01-26 |
| JP2584152B2 true JP2584152B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=15870396
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3168565A Expired - Lifetime JP2584152B2 (ja) | 1991-07-10 | 1991-07-10 | 溶接装置における裏当金装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2584152B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IT1402080B1 (it) * | 2010-09-14 | 2013-08-28 | Fincantieri Cantieri Navali It | Sistema di saldatura per giunti su singolo lato con protezione posteriore di tipo ceramico |
| IT1402079B1 (it) * | 2010-09-14 | 2013-08-28 | Fincantieri Cantieri Navali It | Sistema di saldatura per giunti su singolo lato con protezione posteriore di tipo ceramico |
| JP5325262B2 (ja) * | 2011-05-20 | 2013-10-23 | 三菱重工業株式会社 | 溶接方法、溶接装置及び鋼床版 |
| CN103639628B (zh) * | 2013-11-29 | 2015-06-03 | 安徽绩溪徽山链传动有限公司 | 链条自动焊接机 |
| CN110788448B (zh) * | 2019-10-21 | 2021-06-25 | 大同新成新材料股份有限公司 | 一种锂电池防护外壳智能焊接设备 |
| KR102606840B1 (ko) * | 2022-04-22 | 2023-11-24 | 정무수 | 용접용 세라믹 백킹재 부착장치 및 세라믹 백킹재 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5121613A (ja) * | 1974-08-19 | 1976-02-20 | Hitachi Ltd | Denkijidoshayokukichowasochi |
| JPS5123459A (en) * | 1974-08-22 | 1976-02-25 | Sumitomo Metal Ind | Atsuenrainno saidogaidoseigyosochi |
| JPS59129495U (ja) * | 1984-01-19 | 1984-08-31 | 川崎重工業株式会社 | 溶接用バッキング装置 |
-
1991
- 1991-07-10 JP JP3168565A patent/JP2584152B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0515995A (ja) | 1993-01-26 |
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