JP2583890Y2 - 自動車製造ラインに用いるワーク懸架装置 - Google Patents

自動車製造ラインに用いるワーク懸架装置

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JP2583890Y2
JP2583890Y2 JP1992047576U JP4757692U JP2583890Y2 JP 2583890 Y2 JP2583890 Y2 JP 2583890Y2 JP 1992047576 U JP1992047576 U JP 1992047576U JP 4757692 U JP4757692 U JP 4757692U JP 2583890 Y2 JP2583890 Y2 JP 2583890Y2
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卓也 垣田
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車製造ラインに用
いるワーク懸架装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より例えば図3に示すごとく、オー
バヘッドコンベア(走行レール)1にハンガーアーム2
を介して車体その他のワーク3を懸架しながら各ステー
ション位置で夫々溶接、各種ワーク組み付けしくは塗装
作業を行ないながら車体を順次所定の組み付け作業を行
なう自動車製造ラインに用いるワーク懸架ラインは公知
である。
【0003】この種の自動車製造ラインに用いるワーク
懸架装置は、図1(図1は本考案の実施例で、従来技術
の部分のみを説明する。)に示すように走行レール連結
具4(図3参照)に取り付けられた天枠5と、該天枠5
の左右両端側に、左右外方に夫々拡開可能に軸支した前
後夫々一対のC字状ハンガーアーム2と、該ハンガーア
ーム2下端側に設けたワーク受け部6と、前記ハンガー
アーム2の上端側に外方に向け突設した突起部2aと、
該突起部2aを挟み込む如く配設したU字状腕71と、
該U字状腕71を揺動自在に軸支するために、走行レー
ル1より垂下させた支持枠72と、ロッド先端部を前記
U字状腕71の他端側に延在する自由端側に軸支すると
ともに、本体側を前記支持枠72に垂直下方に向け固設
された流体シリンダ73より構成されている。(以下7
1〜73を強制閉装置7とする)
【0004】そしてかかるハンガーにワーク3を懸架す
る場合は、先ず前記流体シリンダ73を駆動させてロッ
ドを伸長させることによりU字状腕71が揺動し、該U
字状腕71に係合している突起部2aを介してハンガー
アーム2が外方に開位置まで揺動し、その状態で該ハン
ガーを例えば図3に示すリフタ8上に載置されているワ
ーク側に移動した後、前記流体シリンダ73のロッドを
縮退させることによりハンガーアーム2が重力により閉
位置に復帰し、この状態でリフタ8を下降する事により
該ハンガーアーム2の下端側のワーク受け部6にワーク
3が懸架されることになる。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】かかる従来技術におい
ては、ハンガーアーム2閉位置の拡開方向の揺動規制を
ハンガーアーム2の上端基側より突設する突起部2aと
U字状腕71の係合により揺動規制を行なっているが、
該従来技術では前記U字状腕71と突起部2a間に所定
のクリアランスをもたさなければ前記ハンガーアーム2
を円滑に揺動/拡開させることが出来ない。この事は前
記U字状腕71と突起部2a間にクリアランスが生じる
事が避けられず、この為前記ハンガーのワーク受け部6
にワーク3を搭載する際に、前記クリアランスに起因し
て揺動し、ワーク位置ずれが多発していた。
【0006】さて、近年の自動車製造ラインにおいては
各ステーション毎でロボット等による自動組付けを行な
う場合が多い為に、このような自動組み付けの前提とな
るのが精度よいワーク位置決めであり、従って前記の様
な位置ずれが生じると精度よい組立を行なうことが出来
ない。
【0007】本考案はかかる従来技術の欠点に鑑み、ワ
ーク掛装時の前記ハンガーの揺動が生じることなく精度
よくワークを移載可能に構成したワーク懸架装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本考案は、上端側を、天枠
5に左右に拡開可能に軸支され、下端側にワーク3を受
けるワーク受け部6が形成されたハンガーアーム2を具
えてなるワーク懸架装置において、ワーク5を前記ハン
ガーアーム2のワーク受け部6側に移載する移載ステー
ションAに設置され、左右のハンガーアーム2の上部に
それぞれ突設された突起部2aと所定のクリアランスを
もって係合して該ハンガーアーム2を開閉駆動する開閉
機構7と、前記開閉機構7とは独立して設けられ、流体
シリンダ10の進退動作により所定角度揺動自在な支持
部材20との組合せよりなり、前記ハンガーアーム2上
にワークが搭載される前に、前記開閉機構7が、ハンガ
ーアーム2の突起部2aと所定のクリアランスをもって
係合状態下において、前記流体シリンダ10を介して支
持部材20を所定角度揺動し、該支持部材20により前
記ハンガーアーム2を外方より当接支持させた事を特徴
とする。
【0009】この場合、前記固定位置とは例えば前記懸
架装置を走行させる走行レール1、その上方に位置する
パワーレール1A、更には前記天枠5より固定部材を垂
下させて形成し、該固定部材上に前記流体シリンダ10
と支持部材20を取付けてもよく、又移載ステーション
A側のフレーム9に取付けてもよい。
【0010】
【作用】かかる技術手段によれば、前記ハンガーアーム
2の閉位置で、前記流体シリンダ10を作動させて前記
支持部材20をアーム側面に当接する事により前記ハン
ガーアーム2を閉位置で強制的に位置保持する事が出
来、結果として前記U字状腕71と突起部2a間のクリ
アランスと無関係に、常に所定位置で前記ハンガーアー
ム2を閉とする事が出来る。又前記支持部材20の揺動
は流体シリンダ10により行なわれる為に、言い換えれ
ば該流体シリンダ10のストロークは常に一定であるた
めに、前記支持部材20の当接位置も一定となり、精度
よい位置保持が可能となる。又前記支持部材20の位置
保持はアーム外方側より行なわれる為に、ワーク3搭載
上何等支障となる事がない。
【0011】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を例示
的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている
構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは特に
特定的な記載がない限りは、この考案の範囲をそれのみ
に限定する趣旨ではなく単なる説明例に過ぎない。
【0012】図1は本考案の実施例にかかるワーク懸架
装置の要部構成を示し、走行連結具に取り付けられた天
枠5と、該天枠5の左右両端側に、左右外方に夫々拡開
可能に軸支した前後夫々一対のハンガーアーム2と、該
ハンガーアーム2下端側に設けたワーク受け部6と、前
記ハンガーアーム2の上端側に外方に向け突設した突起
部2aと、該突起部2aを挟み込む如く配設したU字状
腕71と、該U字状腕71を揺動自在に軸支するため
に、走行レールより垂下させた支持枠72と、ロッド先
端部を前記U字状腕71の他端側に延在する自由端側に
軸支するとともに、本体側を前記支持枠72に垂直下方
に向け固設された流体シリンダ73より構成されている
点については前記した通りである。
【0013】そして本実施例については前記ハンガーア
ーム2の両側に位置するワーク移載ステーションA上に
ブロック体11を立設し、該ブロック体11に流体シリ
ンダ10と支持部材20を取付け、前記ハンガーアーム
2の閉位置での強制位置保持を可能にしている。即ち支
持部材20は垂直に伸びる先端側を鍵形状に折曲し、該
折曲部端面20aを平面状を成し、該端面20aを前記
ハンガーアーム2の外側面に当接可能に形成する。尚必
要に応じて前記端面20aにゴム板等のクッション材を
貼着してもよい。そして前記支持部材20は、その下端
側を前記ブロック体11に軸支させ、前記当接位置より
外方に向け倒伏可能に構成する。(前記流体シリンダ1
0と支持部材20を総称して強制閉装置10/20とい
う)
【0014】そして例えば、図上左方に示すように、前
記ブロック体11の側壁にロッド10aを垂直上方に向
け流体シリンダ10を配設し、該ロッド10a先端を前
記支持部材20の背面側の突起部2aに軸支するととも
に、前記流体シリンダ10の伸長により前記支持部材2
0が垂直に起立し、ハンガーアーム2の閉位置で前記支
持部材20端面20aがアーム2外側面に当接可能に前
記流体シリンダ10のストローク長を調整する。尚、図
上右方には前記ブロック体11の側面に外方に向け延在
可能に溶着した三角板12に前記流体シリンダ10を取
付け、アームを介して前記支持部材20の軸部に嵌着さ
せる事により、前記流体シリンダ10の進退動作により
前記支持部材20が揺動し、前記支持部材20の垂直起
立位置でハンガーアーム2の閉位置を精度よく位置規制
可能に構成する。
【0015】次にかかる実施例の動作について説明す
る。先ず、前記流体シリンダ10のロッド10aを縮退
させて支持部材20を倒伏させた状態で、ハンガーアー
ム2が開のままワーク移載ステーションAの例えばリフ
タ8上に載置されているワーク3側に懸架装置を移動さ
せた後、前記ハンガーアーム2を閉位置に復帰させる。
この状態で前記流体シリンダ10の伸長により前記支持
部材20が垂直に起立し、ハンガーアーム2の閉位置で
前記支持部材20端面20aがアーム外側面に当接させ
該ハンガーアーム2を閉の状態で強制的に位置保持させ
た状態で、リフタ8を下降する事により該ハンガーアー
ム2の下端側のワーク受け部6にワーク3が精度よく懸
架されることになる。尚前記強制閉装置10/20はフ
ロント側とリア側のハンガーアーム2の対応する位置に
夫々取付けられる。
【0016】図2は懸架装置の正面側の要部構成を示す
他の実施例で、本考案に関係ある部分のみを抜出して描
いている。図中5は天枠で、前側と後側に夫々一対のハ
ンガーアーム2が軸支されている。13は前記前側と後
側にハンガーアーム2を一体的に連結する軸13で、従
来技術の項で示した開閉機構7の開閉操作により前記夫
々のハンガーアーム2が一体的に拡開若しく閉の状態に
させる事が出来る。14は走行レールの上側に位置する
パワーレールより垂下させた取付け台で、該取付け台1
4に流体シリンダ10と支持部材20が取付けられ、前
記実施例と同様に流体シリンダ10のロッド10aを縮
退させることにより支持部材20がハンガーアーム2よ
り離間する方向に揺動し、一方該流体シリンダ10の伸
長により前記支持部材20がハンガーアーム2に近接す
る方向に揺動し、該支持部材20端面20aがアーム外
側面に当接させ可能に構成し、これにより該ハンガーア
ーム2を閉の状態で強制的に位置保持させる事が出来
る。尚、本実施例において前側のハンガーアーム2にの
み前記強制閉装置10/20が取付けられているが、後
側にも同様な閉装置が取付けられる。又後側は前記図1
に示す強制閉装置10/20を取付けてもよい。
【0017】
【効果】以上記載のごとく本考案によれば、流体シリン
ダと支持部材からなる簡単な構成で、ワーク掛装時の前
記ハンガーの揺動が生じることなく精度よくワークを移
載する事が出来る。等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例にかかるワーク懸架装置を前側
からみた要部構成を示す。
【図2】本考案の実施例にかかる懸架装置の正面側から
みた要部構成を示す。
【図3】本考案に適用されるワーク懸架装置の全体概略
図である。
【符号の説明】
5 天枠 3 ワーク 6 ワーク受け部 2 ハンガーアーム 10 流体シリンダ 20 支持部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上端側を、天枠に左右に拡開可能に軸支
    され、下端側にワークを受けるワーク受け部が形成され
    たハンガーアームを具えてなるワーク懸架装置におい
    て、 ワークを前記ハンガーアームのワーク受け部側に移載す
    る移載ステーションに設置され、左右のハンガーアーム
    の上部にそれぞれ突設された突起部と所定のクリアラン
    スをもって係合して該ハンガーアームを開閉駆動する開
    閉機構と、該開閉機構とは独立して設けられ、流体シリ
    ンダの進退動作により所定角度揺動自在な支持部材との
    組合せよりなり、 前記ハンガーアーム上にワークが搭載される前に、前記
    開閉機構が、ハンガーアームの突起部と所定のクリアラ
    ンスをもって係合状態下において、前記流体シリンダを
    介して支持部材を所定角度揺動し、該支持部材により前
    記ハンガーアームを外方より当接支持させた事を特徴と
    する自動車製造ラインに用いるワーク懸架装置。
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JP2514856Y2 (ja) * 1988-09-27 1996-10-23 トヨタ自動車株式会社 ハンガー開閉装置
JPH0818550B2 (ja) * 1989-06-07 1996-02-28 株式会社ダイフク 吊下げ搬送設備

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