JP2583735B2 - インク組成物 - Google Patents

インク組成物

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JP2583735B2 JP5302133A JP30213393A JP2583735B2 JP 2583735 B2 JP2583735 B2 JP 2583735B2 JP 5302133 A JP5302133 A JP 5302133A JP 30213393 A JP30213393 A JP 30213393A JP 2583735 B2 JP2583735 B2 JP 2583735B2
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    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インク組成物に関す
る。さらに詳細には、本発明は、熱インクジェットプリ
ンティングに特に適するインク組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】インクジェットプリンテイング用のイン
ク組成物は、公知である。例えば、米国特許第4,15
5,768号は、水溶性染料と1分子当たり6個以下の
窒素原子を含有するポリアミンとを含み、8以下のpH
を有するインクジェットプリンター用のインクを開示し
ている。このインクは、該ポリアミン添加物を含まない
等価のインク組成物よりも改良された水堅牢性を有す
る。米国特許第4,197,135号は、水溶性染料と
1分子当たり8個以上の窒素原子を含有するポリアミン
とを含み、8以上のpHを有するインクジェットプリン
ター用のインクを開示している。このインクは、該ポリ
アミン添加物を含まない等価のインク組成物よりも改良
された水堅牢性を有する。米国特許第5,100,47
0号は、水溶性染料、水(水溶性溶媒を含むまたは含ま
ない)、および得られるインクに少なくとも9のpHを
与えるのに十分なポリアルキレンポリアミンとを含むイ
ンクジェットインクを開示している。約2〜約10%の
尿素をインクに添加してインクの外皮形成(crusting)を
低減させ得る。
【0003】米国特許第5,098,475号は、共有
結合させた1種以上の染料で着色したデンドリマー(den
drimer)を含有する溶液を含むインク組成物を開示して
いる。このインクには、任意添加剤としての湿潤剤およ
び殺生剤を含有させ得る。このインクは、デンドリマ
ー、水およぶ反応性染料のような適合成分を混合するこ
とによって調製し得る。また、これらのインク組成物の
使用方法およびインクジェットプリンテイング方法も開
示されている。米国特許第5,120,361号は、デ
ンドリマーと1種以上の染料を含有する溶液を含むイン
ク組成物を開示している。米国特許第5,108,50
3号は、約2.5〜約25重量%好ましくは約7.5〜
約12.5重量%の2-ピロリドン、N-(2- ヒドロキシエ
チル)-2-ピロリドンまたはこれらの混合物を含有する、
改良された耐水性と耐スミアリング性を有するインクジ
ェットプリンテイング用のインクを開示している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】公知の組成物および方
法はその意図する目的には適しているけれども、熱イン
クジェットプリンテイング法での使用に適する改良され
たインク組成物が求められている。さらに、改良された
水堅牢性を示すインクジェットプリンテイング法用のイ
ンク組成物が求められている。さらにまた、熱インクジ
ェットプリンテイング法において水堅牢性の像を形成さ
せるのに適する無毒で非突然変異性のインク組成物が求
められている。本発明の1つの目的は、上述の利点を有
する改良されたインク組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の上記および他の
目的は、水;染料;並びに、N,N'- ビス(3- アミノプロ
ピル)-1,2-エチレンジアミン、1,4-ビス(3- アミノプロ
ピル) ピペラジン、N,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,
3-プロパンジアミン、N,N'- ビス(2- アミノエチル)-1,
3-プロパンジアミン、N,N'- ビス(3- アミノプロピル)-
1,4-ブタンジアミン、エチレンジアミン、ジエチレント
リアミン、トリエチレンテトラミン、テトラエチレンペ
ンタミン、ニトリロトリスエチルアミン、N,N'-(ジアミ
ノエチル) ピペラジン、ピペラジニルエチルエチレンジ
アミン、アミノエチルトリエチレンテトラミン、アミノ
エチルピペラジニルエチルエチレンジアミン、ペンタエ
チレンヘキサミン、ピペラジニルエチルジエチレントリ
アミンおよびこれらの混合物からなる群から選ばれた化
合物を含み、約8よりも高く約9よりも低いpHを有す
ることを特徴とするインク組成物を提供することによっ
て達成される。本発明のもう1つの実施態様は、水、染
料、ポリアミン化合物、および下記の式のモノアミンと
を含むインク組成物に関する:
【化2】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、個々に、水素、アル
キルおよび置換アルキルからなる群から選ばれる。)
【0006】本発明のさらにもう1つの実施態様は、
水;染料;末端第1級アミン基を有する第一世代デンド
リマー化合物;および下記の一般式を有するモノアミン
化合物を含むインク組成物に関する:
【化3】 (式中、R1 、R2 およびR3 は、個々に、水素、アル
キルおよび置換アルキルからなる群から選ばれる。)本
発明のもう1つの実施態様は、(1)インクジェットプ
リンテイング装置に本発明のインク組成物を装填し、
(2)このインクの液滴を像形成パターンで基体上に発
出させ、それによって基体上に像を発生させることを含
むプリンティング方法に関する。特に好ましい実施態様
においては、上記のプリンティング装置は、熱インクジ
ェットプリンテイング法を用い、インクを加熱しインク
内にバブルを発生させることによってインク液滴を発出
せしめる。
【0007】本発明のインクの液体ベヒクルは、水から
なり得るか、あるいは水と混和性有機溶媒との混合物を
含み得、そのような有機溶媒には、エチレングリコー
ル、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、グ
リセリン、ジプロピレングリコール、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、尿素および置換尿
素のようなアミド類、エーテル類、カルボン酸類、エス
テル類、アルコール類、オルガノスルフィド類、オルガ
ノスルホキシド類、スルホン類、アルコール誘導体、カ
ルビトール、ブチルカルビトール、セルソルブ、エーテ
ル誘導体、アミノアルコール類、ケトン類、N-メチルピ
ロリジノン、2-ピロリジノン、シクロヘキシルピロリジ
ノン、ヒドロキシエーテル類、アミド類、スルホキシド
類、ラクトン類および他の水混和性物質、並びにこれら
の混合物がある。水と水混和性有機液体の混合物を液体
ベヒクルとして用いる場合、水対有機液体比は、任意の
有効範囲であり得、典型的には約100:0〜約30:
70好ましくは約97:3〜約50:50であるが、そ
の比は、これらの範囲外であってもよい。
【0008】液体ベヒクルの非水成分は、水の沸点(1
00℃)よりも高い沸点を有する湿潤剤として一般に作
用する。本発明のインクにおいては、液体ベヒクル(水
+湿潤剤を含む)は、一般に約60〜約99.5重量%
好ましくは約75〜約99重量%の量で存在するが、そ
の量は、これらの範囲外であってもよい。特に好ましい
本発明の実施態様においては、液体ベヒクルは、水、2-
ピロリジノンまたはN-メチルピロリジノン、および下記
の式:
【化4】 のスルホランを含む。インク成分とポリアミンを安定化
させるためのスルホランを含有する本発明のインク組成
物においては、好ましくは約1〜約15重量%の量の2-
ピロリジノンまたはN-メチルピロリジノンの存在は、プ
リンターを長時間休止(キャップをしないで)させた後
のインク液滴を発出させるためのインクプリントカート
リッジの回収性を向上させる。好ましくは、液体ベヒク
ルは、約80〜約90重量部の量の水、約5〜約10重
量部の量のスルホラン、および約1〜約10重量部の量
の2-ピロリジノンまたはN-メチルピロリジノンを含む
が、これらの相対量は、上記の範囲外であってもよい。
【0009】本発明のもう1つの好ましい実施態様にお
いては、液体ベヒクルは、水と1種以上の下記の一般式
の尿素類を含む:
【化5】 (式中、R1 、R2 、R3 およびR4 は、個々に、水
素、およびメチル、エチル等のアルキル基からなる群か
ら選ばれる。)この実施態様においては、得られたイン
クは、水、スルホランおよびピロリドンを含む液体ベヒ
クルで得られたインクと同様な利点を示す。上記の尿素
成分は、任意の有効量、典型的にはインクの約10〜約
40重量%好ましくは約15〜約25重量%の量で存在
するが、その量は、これらの範囲外であってもよい。さ
らに、液体ベヒクルは、水、1種以上の尿素、およびエ
チレングリコール、ジエチレングリコール、ジプロピレ
ングリコール等のグリコールを含み得る。この実施態様
においても、水、スルホランおよびピロリドンを含む液
体ベヒクルで得られたインクと同様な利点を示すが、グ
リコールの存在は、液体ベヒクル中に1種以上の尿素を
含有するがグリコールを含有しないインクにおいて一般
に可能であるよりも少ない相対濃度の尿素を含有するイ
ンクを染料/ポリアミン複合体の沈澱を生ずることなし
に提供する。
【0010】本発明のインクは着色剤を含有する。一般
に、着色剤は染料好ましくはアニオン染料である。任意
の適当なアニオン染料を使用し得るが、“アニオン染
料”なる用語は、その発色団の分子構造が少なくとも1
個のアニオン部位を含有する染料を称する。適当なアニ
オン染料には、反応性染料および直接染料がある。特定
の例には下記のようなものがある:バナシッド(Bernaci
d ) レッド 2BMN ;ポンタミン(Pontamine) ブリリアン
トボンド ブルー A;BASF X-34 ;ポンタミン フード
ブラック 2;カロリナカラー アンド ケミカル社か
ら入手し得るカロダイレクト(Carodirect) タークォス
FBL スプラ コンク( ダイレクト ブルー 199) ;モ
ーベイ ケミカル社から入手し得るスペシャル ファー
スト タークォイス 8GL リキッド( ダイレクト ブル
ー 86);クロンプトン アンド ノールズ(Crompton an
d Knowles)社から入手し得るイントラボンド(Intrabon
d) リキッド タークォイス GLL( ダイレクト ブルー
86);アルドリッチ ケミカル社から入手し得るチブラ
クトン(Cibracton) ブリリアント レッド 38-A (リア
クティブ レッド 4);パイラム社から入手し得るドリ
マレン(Drimarene) ブリリアント レッド X-2B(リアク
ティブ レッド 56);モーベイ ケミカル社から入手し
得るレバフィックス(Le-vafix) ブリリアント レッド
E-4B ;モーベイ ケミカル社から入手し得るレバフィ
ックス ブリリアント レッド E-6BA;ICI アメリカ社
から入手し得るプロシオン(Procion) レッド H8B( リア
クティブ レッド 31);パイラム社から入手し得るパイ
ラム サーティファイド(Certified) D&C レッド #28(
アシッドレッド 92)。
【0011】クロンプトン アンド ノールズ社から入
手し得るダイレクト ブリル ピンク B グラウンド
クルード;サンドズ社から入手し得るカータゾール(Ca
rta-sol) イエロー GTF プレスケーキ;サンドズ社か
ら入手し得るタートラジン(Tartrazine) エクストラ
コンク(FD&C イエロー #5 、アシッド イエロー 23);
カロリナ カラー アンド ケミカル社から入手し得る
カロダイレクト イエロー RL(ダイレクト イエロー 8
6);サンドズ社から入手し得るカータゾールイエロー G
TF リキッド スペシャル 110;トリコン社から入手し
得るD&D イエロー #10( アシッド イエロー 3);トリ
コン社から入手し得るイエロー シェイド 16948;BASF
社から入手し得るバサシッド ブラック X34;BASF社か
ら入手し得るバサシッド ブラック 738;サンドズ社か
ら入手し得るカータ(Carta) ブラック 2GT;ネオザポン
(Neozapon) レッド 492(BASF社) ;オラゾール(Oras-
ol) レッド G(チバ−ガイギー社);ダイレクト ブリ
リアント ピンク B(クロンプトン−ノールズ社);ア
イゼン スピロン(Aizen Spilon) レッド C-BH(保土
ヶ谷化学社);カヤノール(Kayanol) レッド 3BL(日本
化薬社);レバノール(Levanol) ブリリアント レッド
3BW (モーベイ ケミカル社) ;レバダーム(Levaderm)
レモン イエロー(モーベイ ケミカル社);スピリ
ット ファースト イエロー 3G ;アイゼン スピロン
イエロー C-GNH(保土ヶ谷化学社);シリウス(Siriu
s) スプラ イエロー GD 167 ;カータゾール ブリリ
アント イエロー 4GF(サンドズ社);パーガゾール(P
ergasol) イエロー CGP(チバ−ガイギー社);オラゾ
ール ブラック RL (チバ−ガイギー社);オラゾール
ブラック RLP(チバ−ガイギー社);サビニール(Sav
inyl) ブラック RLS(サンドズ社);ダーマカーボン(D
armacarbon) 2GT (サンドズ社)。
【0012】ピラゾール(Pyrazol) ブラック BG (ICI
社) ;モルファースト(Morfast) ブラック コンク A
(モルトン−チオコール社);ダイアゾール(Diazol)
ブラック RN キュアド(Quad)(ICI 社);オラゾール
ブルー GN (チバ−ガイギー社);サビニル ブルー G
LS(サンドズ社);ルクソール(Luxol) ブルー MBSN
(モルトン−チオコール社);セブロン(Sevron) ブル
ー 5GMF (ICI 社) ;バサシッド ブルー 750(BASF
社) ;バイエル社から入手し得るレバフィックス ブリ
リアント イエロー E-GA 、レバフィックス イエロー
E2RA 、レバフィックス ブラック EB 、レバフィック
ス ブラック E-2G 、レバフィックス ブラック E-36
A、レバフィックス ブラック PN-L 、レバフィックス
ブリリアントレッド E6BA 、およびレバフィックス
ブリリアント ブルー EFFA ;ICI 社から入手し得るプ
ロシオン タークォイス PA 、プロシオン タークォイ
ス HA 、プロシオン タークォイス H-5G 、プロシオン
タークォイス H-7G 、プロシオン レッド MX-5B、プ
ロシオン レッド MX 8B GNS、プロシオン レッド G、
プロシオン イエロー MX-8G、プロシオン ブラック H
-EXL、プロシオン ブラック P-N、プロシオン ブルー
MX-R 、プロシオン ブルー MX-4GD 、プロシオンブル
ー MX-G 、およびプロシオン ブルー MX-2GN ;チバ−
ガイギー社から入手し得るチバクロン(Cibacron) レッ
ド F-B、チバクロン ブラック BG 、ラナゾール(Lanas
ol) ブラック B、ラナゾール レッド 5B 、ラナゾール
レッド B、およびラナゾール イエロー 4G 。
【0013】BASF社から入手し得るバシレン(Basilen)
ブラック P-BR 、バシレン イエロー EG 、バシレン
ブリリアント イエロー P-3GN、バシレン イエロー M
-6GD、バシレン ブリリアント レッド P-3B 、バシレ
ン スカーレット E-2G 、バシレン レッド E-B、バシ
レン レッド E-7B 、バシレン レッド M-5B 、バシレ
ン ブルー E-R、バシレン ブリリアント ブルー P-3
R 、バシレン ブラック P-BR 、バシレン タークォイ
ス ブルー P-GR 、バシレン タークォイス M-2G 、バ
シレン タークォイス E-Gおよびバシレン グリーン E
-6B ;住友化学社から入手し得るスミフィックス(Sumif
ix) タークォイス ブルー G、スミフィックス ターク
ォイス ブルー H-GF 、スミフィックス ブラック B、
スミフィックス ブラック H-BG 、スミフィックス イ
エロー 2GC、スミフィックス スプラ スカーレット 2
GF、およびスミフィックス ブリリアント レッド 5B
F;クロンプトン アンド ノールズ社の染料および化
成品部門から入手し得るイントラクトン(Intracton) イ
エロー C-8G 、イントラクトン レッド C-8B 、イント
ラクトン タークォイス ブルー GE 、イントラクトン
タークォイス HA およびイントラクトン ブラック R
L 。
【0014】特に好ましいのは、下記の化学構造を有す
るICI 社から入手し得る各染料である:
【化6】
【化7】
【0015】裸眼には見えないが可視波長範囲外の照射
線(紫外線または赤外線)に露光させたときに検知し得
る下記のような染料も適している:ダンシル−リシン、
N-(2- アミノエチル)-4- アミノ-3,6- ジスルホ-1,8-
ジナフタルイミド二カリウム塩、N-(2- アミノペンチ
ル)-4- アミノ-3,6- ジスルホ-1,8- ジナフタルイミド
二カリウム塩、カスケード ブルー(Cascade Brue)エチ
レンジアミン三ナトリウム塩(モレキュラー プロエス
社から入手し得る) 、カスケード ブルー カダベリン
三ナトリウム塩(モレキュラー プロエス社から入手し
得る) 、4,4'- ジアミノスチルベン-2,2'-ジスルホン酸
のビスジアジニル誘導体、4,4'- ジアミノスチルベン-
2,2'-ジスルホン酸のアミド誘導体、4,4'- ジ置換スチ
ルベン-2,2'-ジスルホン酸のフェニル尿素誘導体、4,4'
- ジ置換スチルベン- ジスルホン酸のモノ- またはジ-
ナフチルトリアゾール誘導体、ベンズイチアゾールの誘
導体、ベンズオキサゾールの誘導体、ベンズイミナゾー
ルの誘導体、コウマリンの誘導体、スルホン酸基を含有
するピラゾリンの誘導体、4,4'- ビス(トリアジン-2-
イルアミノ) スチルベン-2,2'-ジスルホン酸類、2-(ス
チルベン-4- イル) ナフトトリアゾール類、2-(4- フェ
ニルスチルベン-4- イル) ベンズオキサゾール類、4,4'
- ビス(トリアゾ-2- イル) スチルベン-2,2'-スルホン
酸、1,4-ビス(スチリル)ビフェニル類、1,3-ジフェニ
ル-2- ピラゾリン類、ビス(ベンザゾール-2- イル) 誘
導体、3-フェニル-7-(トリアジン-2- イル) コウマリン
類、カルボスチリル類、ナフタルイミド類、3,7-ジアミ
ノジベンゾチオフェン-2,8- ジスルホン酸-5,5- ジオキ
サイド;およびC.I.フルオレセント ブライテナー No.
28(C.I. 40622) 、蛍光剤シリーズ ロイコフォアー(L
eucophor) B-302 、BMB(C.I. 290) 、BCR 、BS等(ロイ
コフォアー社から入手し得る)等のような他の商業的に
入手し得る物質。アニオン染料は、本発明のインク組成
物中に、任意の有効量、典型的には約1〜約20重量%
好ましくは約2〜約10重量%の量(この量は、インク
中に存在する染料分子の量である)で存在が、その量
は、これらの範囲外であってもよい。特別な陰影を得た
い割合の染料混合物も使用し得る。
【0016】また、本発明のインク組成物は、N,N'- ビ
ス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン、1,4-ビ
ス(3- アミノプロピル) ピペラジン、N,N'- ビス(3- ア
ミノプロピル)-1,3-プロパンジアミン、N,N'- ビス(2-
アミノエチル)-1,3-プロパンジアミン、N,N'- ビス(3-
アミノプロピル)-1,4-ブタンジアミン(慣用名、スペル
ミン)およびこれらの混合物からなる群から選ばれた添
加物も含有する。N,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-
エチレンジアミンは、下記の式を有し、ウィスコンシン
州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社またはニ
ューヨーク州ロンコンコマのフルカ ケミカル社のよう
な供給元から入手し得る:
【化8】 1,4-ビス(3- アミノプロピル) ピペラジンは、下記の式
を有し、ウィスコンシン州ミルウォーキーのアルドリッ
チ ケミカル社のような供給元から入手し得る:
【化9】
【0017】N,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,3-プロ
パンジアミンは、下記の式を有し、ウィスコンシン州ミ
ルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社のような供給
元から入手し得る:
【化10】 N,N'- ビス(2- アミノエチル)-1,3-プロパンジアミン
は、下記の式を有し、ウィスコンシン州ミルウォーキー
のアルドリッチ ケミカル社のような供給元から入手し
得る:
【化11】 N,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,4-ブタンジアミン
は、下記に式を有し、ウィスコンシン州ミルウォーキー
のアルドリッチ ケミカル社のような供給元から入手し
得る:
【化12】
【0018】N,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチ
レンジアミン、1,4-ビス(3- アミノプロピル) ピペラジ
ン、N,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,3-プロパンジア
ミン、N,N'- ビス(2- アミノエチル)-1,3-プロパンジア
ミン、N,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,4-ブタンジア
ミンまたはこれらの混合物の総量は、任意の有効量であ
り得る;典型的には、この量は、インク組成物の約0.
05〜約5重量%、好ましくは約0.2〜約3重量%、
より好ましくは約0.4〜約2.0重量%である。
【0019】本発明のもう1つの実施態様においては、
他の適当なポリアミンも使用し得、これらのポリアミン
には、次のものまたはそれらの混合物がある:下記の式
のエチレンジアミン:
【化13】 下記の式のジエチレントリアミン:
【化14】 下記の式のトリエチレンテトラミン:
【化15】
【0020】下記の式のテトラエチレンペンタミン:
【化16】 下記の式のニトリロトリスエチルアミン:
【化17】 下記の式のN,N'-(ジアミノエチル)ピペラジン:
【化18】
【0021】下記の式のピペラジニルエチルエチレンジ
アミン:
【化19】 下記の式のアミノエチルトリエチレンテトラミン:
【化20】 下記の式のピペラジニルエチルジエチレントリアミン:
【化21】 下記の式のペンタエチレンヘキサミン:
【化22】
【0022】上記式の各ポリアミンは、例えば、テック
スリン(TEXLIN) 300(トリエチレンテトラミン)、テッ
クスリン 400(テトラエチレンペンタミン)、およびテ
ックスリン 500(分子量232.4のポリエチレンポリ
アミン、ペンタエチレンヘキサミンを含有するものと信
じられている)として、テキサス州ヒューストンのテキ
サコ社から商業的に入手し得、また、ウィスコンシン州
ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社およびケベ
ック州ポイント クライレのバイエル(カナダ)社から
も入手し得る。これらのポリアミンは、典型的には約
0.001〜約3重量%好ましくは約0.01〜約2重
量%の量で存在するが、その量は、これらの範囲外であ
ってもよい。本発明のこの特定の実施態様においては、
好ましいインク成分は、テトラメチレンスルホン(スル
ホランとも称する)であり、好ましくはインクの約8〜
約20重量%より好ましくは約9〜約15重量%の量で
存在するが、その量はこれらの範囲外であってもよい。
【0023】本発明のインク組成物は、典型的には約
6.5〜約10.5、好ましくは約7〜約9.0未満、
より好ましくは約8〜約8.5のpHを有する。好まし
くは、そのバッファーは、トリエタノールアミンまたは
トリメタノールアミンのような第3級アミンまたはトリ
ス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(TRIS) のような
弱塩基と塩酸、リン酸またはポリリン酸のような強酸と
であるか、あるいは弱塩基とほう酸または酢酸のような
弱酸とである。弱塩基は、典型的には、インク中に存在
する染料分子のモル数に対して1〜20モル過剰に存在
する。一般に、インクは、共に塩基性であるポリアミン
添加剤と弱塩基性バッファーを添加し、次いで、pHを
所望値に低下させる酸の添加により調製する。本発明の
1つの特定の好ましい実施態様は、上述のようにして約
8.05〜約8.45のpHに緩衝させた約0.3〜約
1.0重量%のN,N'- ビス(3-アミノプロピル)エチレ
ンジアミンを含むインク組成物に関する。
【0024】本発明の好ましい実施態様は、水、アニオ
ン染料、ポリアミン化合物、およびモノアミン化合物を
含むインク組成物に関する。N,N'- ビス(3-アミノプロ
ピル)エチレンジアミン、1,4-ビス(3- アミノプロピ
ル) ピペラジン、N,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,3-
プロパンジアミン、N,N'- ビス(2- アミノエチル)-1,3-
プロパンジアミン、N,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,
4-ブタンジアミンまたはこれらの混合物、並びに、例え
ば、米国特許第4,155,768号、第4,197,
135号および第5,100,470号に開示されてい
るようなポリアミン類のような任意のポリアミン化合物
とを使用し得る。この実施態様においては、ポリアミン
は、任意の有効量、典型的にはインク組成物の約0.0
5〜約5重量%、好ましくは約0.2〜約3重量%、よ
り好ましくは約0.4〜約2.0重量%の量で存在する
が、その量は、これらの範囲外であってもよい。
【0025】モノアミン化合物は、第1級アミン、第2
級アミンまたは第3級アミンであり得る。一般に、下記
の一般式:
【化23】 〔式中、R1 、R2 およびR3 は、個々に、水素、アル
キル基(好ましくは1〜約10個の炭素原子を有する)
および置換アルキル基(好ましくは1〜約10個の炭素
原子を有する)(アルキル基上の適当な置換基の例に
は、カルボン酸、スルホン酸、リン酸、アルコール、エ
ーテル、シロキシ等がある)からなる群から選ばれ
る。〕の任意の化合物が本発明のこの実施態様において
適している。適当なモノアミン化合物の特定の例には、
アンモニア、アンモニウム塩、メチルアミン、ジエチル
アミン、トリエチルアミン、トリス(ヒドロキシメチ
ル)アミノメタン (TRIS)、トリス[2-(2-メトキシエト
キシ)エチル] アミン (TDA-1)、タウリン、2-アミノエ
チルリン酸、4-アミノ酪酸、3-アミノプロピルトリエト
キシシラン、2-アミノエチルチオール、エタノールアミ
ン、トリエタノールアミン等、およびこれらの混合物が
ある。
【0026】モノアミン化合物は、任意の有効量で存在
する。典型的には、モノアミンは、染料対モノアミンの
モル比が染料1モル当量に対してモノアミン分子約2〜
約10モル当量であるような染料に対する量で存在す
る。典型的には、ポリアミン化合物は、染料対ポリアミ
ンのモル比が染料1モル当量に対してポリアミン分子約
0.3〜約4.5モル当量であるような染料に対する量
で存在する。典型的には、モノアミン分子対ポリアミン
分子のモル比は、モノアミン分子約1モル当量対第1級
または第2級ポリオキシアルキレン分子約0.033〜
約2モル当量である。しかしながら、これらの化合物の
相対量は、これらの範囲外であってもよい。上記モノア
ミン化合物を含有するインク組成物は、特に好ましい水
堅牢特性を示す。幾つかの実施態様においては、約70
〜約99%以上の水堅牢度値がこれらのインクにおいて
得られる。上記モノアミン化合物は、必要に応じて、バ
ッファー系の弱塩基成分としても機能する。
【0027】本発明のもう1つの実施態様は、水、アニ
オン染料、モノアミン化合物、および末端第1級アミン
基を有する第1世代デンドリマー化合物を含むインク組
成物に関する。この実施態様におけるモノアミン化合物
は、ポリアミンとモノアミンを含有する上記の実施態様
において述べたとおりである。デンドリマー類は、公知
であり、窒素、エチレンジアミン等の開始コア;このコ
アに結合し、かつ例えば3本または4本のアームを含む
内部層(各アームは繰り返し単位からなり、各アーム内
の繰り返し単位数がデンドリマーの世代(generation)で
あると考えられる);および最外世代に結合した第1級
アミンのような末端官能基官能性とを含む星爛漫型位相
(starburst topology)の放射状対称形分子であるとみな
し得る。デンドリマーは、例えば、米国特許第5,12
0,361号、第4,507,466号、第4,63
1,337号、第4,558,120号、第4,56
8,737号および第4,587,329号、並びに
D. A. Tomalia, A. M. Naylor,and W. A. Goddard III,
Angewandte Chemi, Int. Ed. Engl. 29, 138 (1990)に
例示されている。星爛漫型デンドリマー分子の大きさと
形状並びにデンドリマー分子中に存在する官能基は、開
始コアの選択、世代の数、および各世代に用いる繰り返
し単位の選択によりコントロールし得る。デンドリマー
の各成分の選択は、デンドリマーの性質に影響を及ぼし
得る。開始コアのタイプは、デンドリマーの形状に影響
を及ぼし、例えば、球状デンドリマー、円筒状または棒
状デンドリマー、または楕円形デンドリマーを生成し得
る。その後の世代の構築によって、デンドリマーの寸法
およびデンドリマー内部の性質を決定する。
【0028】適当なコア物質の例には、アンモニア;ペ
ンタエリスリトール、トリス-(ヒドロキシメチル)エタ
ンまたは1,1,1-トリス-(4'- ヒドロキシフェニル)エタ
ンのような多価アルコール;エチレンジアミンのような
多価アミン;線状ポリエチレンイミン等がある。内部層
中の繰り返し単位の化学官能性には、例えば、アミノエ
チルアセトアミドのようなアミドアミン類、ジエチレン
ジイミンのようなイミド類、または3,5-ジヒドロキシエ
チルベンジルアルコールのような物質から得られたもの
のようなエーテル類があり得る。末端官能性には、例え
ば、アミノ基、ヒドロキシ基、カルボン酸基、カルボキ
シレート、エステル、アミド、ホスフェート、スルホネ
ート等がある。デンドリマーの合成は、モノマーを開始
コアと開始反応させ、次いで、得られた官能基を、例え
ばエチレンジアミンを含むジアミンのような2官能性化
合物と徹底的に反応させて次世代の反応性アミノ基を得
ることをふくむ放散(divergent) 法によって通常行う。
この2段階手順の繰り返しにより、その後の世代を得
る。別の合成経路は、 C. J. Hawker and J. M. J.Frec
het, J. Am. Chem. Soc., 112, 7638 (1990)に詳細に記
載されているような収束(convergent)生長合成を用い
る。放散法により調製したデンドリマーの例には、ダウ
ケミカル社から入手し得るスターバースト(STARBURS
T、登録商標) 、ポリサイエンセス社から入手し得るデ
ンドリマー マイクロパーチクルズ(Dend-rimer Microp
articles) があり、これらにおいては、末端官能基は第
1級アミノ基であり、また、約10.8オングストロー
ム(第1世代)〜約83.9オングストローム(第8世
代)の平均直径範囲にある。
【0029】本発明のインクにおいて適するデンドリマ
ー分子の1つの特定の例は、下記の式を有し、ペンシル
バニア州ワーリントンのポリサイエンセス社から入手し
得るスターバースト(STARBURST、登録商標) ファースト
ジェネレーション 10 オングストロームとして入手し
得るエチレンジアミン系第1世代デンドリマーである:
【化24】
【0030】デンドリマー化合物は、本発明のインク中
に、典型的には約0.1〜約10重量%好ましくは約1
〜約5重量%の任意の有効量で存在するが、その量は、
これらの範囲外であってもよい。典型的には、モノアミ
ンは、これらのインク中に、染料対モノアミンのモル比
が1モル当量の染料分子に対して約2〜約10モル当量
のモノアミン分子であるような染料に対する量で存在す
る。典型的には、デンドリマー化合物は、染料対デンド
リマーのモル比が1モル当量の染料分子に対して約0.
3〜約4.5モル当量のデンドリマー分子であるような
染料に対する量で存在する。典型的には、モノアミン分
子対デンドリマー分子のモル比は、約1モル当量のモノ
アミン分子に対して約0.033〜約2モル当量のデン
ドリマー分子である。しかしながら、これらの化合物の
相対量は、これらの範囲外であってもよい。
【0031】他の添加剤も本発明のインクにおいて存在
し得る。例えば、1種以上の界面活性剤または湿潤剤を
本発明のインクに添加し得る。これらの添加剤は、カチ
オン性、アニオン性またはノニオン性のタイプであり得
る。適当な界面活性剤および湿潤剤には、ラウリル硫酸
ナトリウム、タモール(Tamol、登録商標) SN、タモール
LG 、ローム アンド ハース社から入手し得るトリト
ン(Triton 、登録商標) シリーズのもの、マラスパース
(Marasperse 、登録商標) シリーズのもの、GAF 社から
入手し得るアイゲパール(Igepal 、登録商標) シリーズ
のもの、ターギトール(Tergitol 、登録商標) シリーズ
のもの、および他の商業的に入手し得る界面活性剤があ
る。これらの界面活性剤および湿潤剤は、一般に0〜約
15重量%好ましくは約0.01〜約8重量%の有効量
で存在する。高分子添加剤も、インクの粘度と顔料粒子
の安定性を高めかつ顔料粒子の凝集と沈降速度を低める
ために、本発明のインクに添加し得る。アラビアゴム、
ポリアクリレート塩、ポリメタクリレート塩、ポリビニ
ルアルコール、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロ
キシエチルセルロース、ポリビニルピロリドン、ポリビ
ニルエーテル、澱粉、多糖類等の水溶性ポリマーは、水
または水と水混和性有機液体の混合物のような水性液体
ベヒクル中で顔料粒子を安定化させるのに特に適する。
高分子安定剤は、本発明のインク中に、0〜約10重量
%好ましくは約0.01〜約5重量%の量で存在する
が、その量は、この範囲外であってもよい。
【0032】本発明のインクに対しての1つの好ましい
添加剤は、中心ビスフェノール−A成分に結合した2本
のポリアルキレンオキサイド鎖からなる高分子添加剤で
ある。この添加剤は、下記の式を有する:
【化25】 (式中、R1 およびR2 は、個々に、水素、1〜約8個
の炭素原子を有するメチル、エチル、プロピル等のアル
キル基および1〜約8個の炭素原子を有するメトキシ、
エトキシ、ブトキシ等のアルコキシ基からなる群から選
ばれ;R3 およびR4 は、個々に、1〜約4個の炭素原
子を有するアルキル基からなる群から選ばれ;xおよび
yは、各々個々に、約100〜約400好ましくは約1
00〜約200の数である。)
【0033】一般に、上記ポリアルキレンオキサイド/
ビスフェノール−Aポリマーの分子量は、約14,00
0〜約22,000好ましくは約15,000〜約2
0,000であるが、その分子量は、この範囲外であっ
てもよい。上記式の物質は、商業的に入手可能であり;
例えば、コネチカット州ダンバリーのユニオン カーバ
イド社から入手し得るカルボワックス(Carbowax 、登録
商標) M20 (分子量約18,000を有する上記式のポ
リエチレンオキサイド/ビスフェノール−Aポリマー)
は、本発明のインクにおいて適する高分子添加剤であ
る。さらに、上記式の化合物は、Polyethers, N. G. Ga
ylord, John Wiley & Sons, New York (1963) 、および
“Laboratory Synthesis of Polyethylene Glycol Deri
vatives", J.M. Harris, J. Molecular Science - Rev.
Macromol. Chem. Phys.,C25(3), 325-373 (1985) に開
示されている方法によって調製し得る。上記ポリアルキ
レンオキサイド/ビスフェノール−A添加剤は、本発明
のインク中に、少なくとも約1ppm の量で存在する。典
型的には、上記ポリアルキレンオキサイド/ビスフェノ
ール−A添加剤は、本発明のインクの1重量%までの量
好ましくは0.5重量%までの量で存在する;それより
多量の添加剤は、所望値を越えてインクの粘度を増大さ
せるが、増大したインク粘度が問題でない用途において
は使用できる。
【0034】本発明のインクに対しての他の任意成分添
加剤には、約0.0001〜約4重量%好ましくは約
0.01〜約2.0重量%の量で存在するダウィシル(D
owcil)150、200 および 75 、安息香酸塩、ソルビン酸
塩等の殺生剤;0〜約1重量%好ましくは約0.01〜
約1重量%の量で存在する酸または塩基、リン酸塩、カ
ルボン酸塩、亜硫酸塩、アミン塩等のpH調節剤等があ
る。本発明のインク組成物は、熱インクジェットプリン
テイング法での使用に適する粘度を一般に有する。典型
的には、本発明のインク粘度は、約5センチポイズより
も高くなく、好ましくは約1〜約2.5センチポイズで
ある。本発明のインク組成物は、任意の適当な方法で調
製し得る。典型的には、本発明のインクは、各成分の単
純混合によって調製する。1つの方法は、すべてのイン
ク成分を一緒に混合し得られた混合物を濾過してインク
を得ることを含む。本発明のインクは、各成分を混合
し、必要に応じて加熱し、次いで混合物に本発明のイン
ク添加剤を加え、室温で均質な混合物が得られるまで典
型的には約5〜約10分間緩やかに混合することによる
ような任意の所望の方法に従って調製し得る。また、本
発明のインクは、すべての成分を混合し必要に応じて加
熱し濾過することによるような任意の所望の手順に従う
調製工程中に他のインク成分と混合し得る。インクのp
Hは、調製工程中のある時点で所望値に調整する;典型
的には、pH調整は、殆どの他のインク成分配合工程の
後に、酸および緩衝液の添加により行う;好ましくは、
pH調整は、pH調整により生じ得る固形沈澱物を濾過
工程中にインクから除去し得るように濾過前に行う。
【0035】また、本発明は、本発明のインク組成物を
インクジェットプリンテイング装置に装填し、該インク
組成物の液滴を基体上に像形成パターンで発出させるこ
とを含む方法にも関する。特に好ましい実施態様におい
ては、上記のプリンティング装置は、ノズル中のインク
を像形成パターンで選択的に加熱し、それによってイン
ク液滴を像形成パターンで発出させる熱インクジェット
法を用いる。ゼロックス 4024 紙、規格ノートブック
紙、ボンド紙、シャープ社シリカコーテッド紙のような
シリカコーテッド紙、ジュウジョウ(Jujo)紙等の平坦
紙;透明体材料;織布;繊維製品;プラスチック;ポリ
マーフィルム;金属のような無機材料;木材等の任意の
適当な基体を使用し得る。好ましい実施態様において
は、本発明の方法は、平坦紙のような多孔質またはイン
ク吸収性基体上にプリンティングすることを含む。
【0036】
【実施例】
【実施例1】インク組成物を次のようにして調製した。
ボドル内で、61.19gの脱イオン水、8.24gの
97重量%のスルホランと3重量%の水を含有する溶液
(フィリップス 66 社から入手)および6.98gのN-
メチルピロリジノン(BASF社から入手)を混合した。次
いで、ボドルをロールミル上に5分間置いた。その後、
0.54gのN,N-ビス(3- アミノプロピル) エチレンジ
アミン(アルドリッチケミカル社から入手)をボドルに
加え、再び、ボドルをロールミル上に5分間置いた。続
いて、1.04g(5モル当量)の塩化アンモニウムを
ボドルに加え、再び、ボドルをロールミル上に5分間置
いた。その後、11.56g(1モル当量)のBASF X-3
4 染料をボドルに加え、さらに、ボドルをロールミル上
に15分間置いた。次に、インクのpHを測定したところ
8.65であった。プリントを、このインクからコート
ランド(Courtland) (8V)紙およびハンマーミル(Hamm-er
mill)(3V) 紙上に#8ワイヤー巻き棒で手でコーティング
することによって形成させた。その後、3モルの塩酸
(25滴)をpHが7.51になるまで滴下することに
よって、インクのpHを低下させた。インクをさらに5
分間ロールミリングし、再び、プリントをコートランド
(8V)紙およびハンマーミル(3V)紙上に#8ワイヤー巻き棒
で手でコーティングすることによって形成させた。次い
で、3モルの塩酸(13滴)をpHが6.97になるま
で滴下することによって、インクのpH低下させた。イ
ンクをさらに5分間ロールミリングし、再び、プリント
をコートランド(8V)紙およびハンマーミル(3V)紙上に#8
ワイヤー巻き棒で手でコーティングすることによって形
成させた。
【0037】このようにして形成させた各プリントを、
先ず各プリントを1時間乾燥させ次いで脱イオン水中で
5分間ソーキングすることによって水堅牢性について試
験した。各プリントの光学濃度を水中でのソーキング前
後に測定して水堅牢性を測定した。水堅牢性結果(%)
は、下記の表1のとおりである: 表 1 pH コートランド(8V)紙 ハンマーミル(3V)紙 光学濃度(前/後) 水堅牢性 光学濃度(前/後) 水堅牢性 8.65 139/138 99 124/110 89 8.14 140/138 99 127/113 89 7.51 138/136 99 128/114 89 6.97 138/136 99 124/112 90 結果が示すように、上記のインクは、広pH範囲に亘っ
て高水堅牢特性を示した。広pH範囲に亘っての特に高
い水堅牢性は、酸サイズ処理コートランド(8V)紙におい
て観察された。
【0038】
【実施例2】下記の組成の各インクを、先ず染料と脱イ
オン水をボドル内で一緒に混合し、ボドルをロールミル
上に5分間置き、その後、ボドルに、N-メチルピロリジ
ノン(NMP、BASF 社から入手) および97重量%のスル
ホランと3重量%の水を含有する混合物(フィリップス
66 社から入手) とを加え、ボドルをロールミル上に5
分間置き、インクのpHを測定し、続いて、インクに、
N,N'- ビス(3- アミノプロピル)エチレンジアミン(N-B
APED) を加え、必要時に、インクのpHを3規定の塩酸
を加えることによって調整し、pHを測定し、その後、
インクに、塩化アンモニウムまたは臭化アンモニウム
(共に、アルドリッチ ケミカル社から入手)を加え、
必要時に、再び、pHを3規定の塩酸および/またはメ
チルアミン(40重量%水溶液、アルドリッチ ケミカ
ル社から入手)を加えることによって調整することによ
り調製した。各インクは、下記の表2の含有物を有す
る:
【0039】 表 2 インク 染料 水 スルホラ NMP N- NH4- NH4- メチルア HCl ン溶液 BAPED Cl Br ミン (滴) (滴) 1 5.75g 7.17g 1.42g 1.14g 0.22g 0.16g --- 2 23 2 0.699g 14.82g 1.69g 1.40g 0.20g 0.2g --- 2 --- 3 2.12g 13.45g 1.69g 1.42g 0.21g 0.19g --- --- 25 4 8.76g 6.77g 1.71g 1.38g 0.19g 0.20g --- --- 22 5 7.01g 8.41g 1.71g 1.40g 0.32g --- 0.40g 3 19 6 0.726g 14.6g 1.72g 1.43g 0.21g --- 0.41g --- 28 7 0.782g 13.15g 1.62g 1.41g 0.22g 0.21g --- --- 18
【0040】各インクに含有させた染料は、下記のとお
りである: インク 染 料 1 プロジェット シアン(Projet Cyan)(10% 染料固形分)(ICI 社) 2 ドウシン イエロー(Duasyn Yellow)(ヘキスト社) 3 ブリリアント バイオレット (Brilliant Violet)(33%染料固形 分)(モーベイ社) 4 ミツビシ マゼンタ(Mitsubisi Magenta)(8%染料固形分)(ミツビ シ社) 5 プロジェット マゼンタ(C.I. アシッドレッド 249)(10% 染料固 形分)(ICI 社) 6 ドウシン レッド VP-346(ヘキスト社) 7 ドウシン ブリリアント レッド F3B VP 218(ヘキスト社)
【0041】(a) N-BAPED の添加前、(b) N-BAPED の添
加後であるが他の添加剤の添加前、および(c) すべての
添加剤を添加した後のインク1〜5および7でプリント
を形成させた。すべての添加剤の添加後のインク6でプ
リントを形成させた。各プリントは、コートランド(8V)
紙およびハンマーミル(3V)紙上に#8ワイヤー巻き棒で手
でコーティングすることによって形成させた。このよう
にして形成させた各プリントを、先ず各プリントを1時
間乾燥させ次いで脱イオン水中で5分間ソーキングする
ことによって水堅牢性について試験した。各プリントの
光学濃度を水中でのソーキング前後で種々のフィルター
を通して測定して水堅牢性を測定した。水堅牢性結果
(%)は、下記の表3のとおりである:
【0042】 表 3 I II III IV V VI VII VIII 1(A) 33 46 47 52 21 41 20 40 1(b) 90 89 95 84 89 84 100 91 1(c) 100 91 100 88 100 86 100 81 2(a) 44 71 100 129 40 63 19 16 2(b) 82 93 89 100 80 94 81 72 2(c) 100 100 100 89 100 100 98 86 3(a) 77 89 75 93 77 88 65 87 3(b) 96 97 98 100 92 95 90 94 3(c) 100 96 98 97 100 94 100 96 4(a) 28 24 33 48 24 17 18 18 4(b) 57 53 44 37 48 43 40 38 4(c) 95 51 74 46 76 39 72 37 5(a) 37 39 35 37 27 32 21 28 5(b) 93 79 90 66 85 74 80 65 5(c) 100 92 100 100 92 90 96 90 6 99 --- 98 --- 99 --- 97 --- 7(a) 34 43 27 39 26 29 17 23 7(b) 93 86 92 81 89 89 84 80 7(c) 100 99 100 100 100 96 98 97
【0043】上記表3において、I 〜VIIIは、次のとお
りである: I = コートランド 4024DP(8V) フェルト面、可視ス
ペクトルフィルター II = ハンマーミル アルカリン (3V) フェルト面、
可視スペクトルフィルター III = コートランド 4024DP(8V) フェルト面、シアン
フィルター VI = ハンマーミル アルカリン (3V) フェルト面、
シアンフィルター V = コートランド 4024DP(8V) フェルト面、マゼン
タフィルター VI = ハンマーミル アルカリン (3V) フェルト面、
マゼンタフィルター VII = コートランド 4024DP(8V) フェルト面、イエロ
ーフィルター VIII= ハンマーミル アルカリン (3V) フェルト面、
イエローフィルター これらの結果は、N,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-
エチレンジアミンと種々のアニオン染料を含有するイン
クの改良された水堅牢性を示している。さらに、N,N'-
ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミンとモノ
アミンを含有するインクは、水堅牢性の増大を一層示し
た。
【0044】
【実施例3】71.3重量%の水、10重量%のN-メチ
ルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州フィリップ
スバーグのJ. T. ベーカー社から入手) および11.5
重量%のバサシッド(Basacid) X-34 プロセスブラック
染料(33%固形分、ミズーリ州ホーランドのBASF ウィア
ンドット社から入手) を含む成分を単純混合することに
よってインク組成物を調製した。この部分完成インク
は、pH=7.30を有し、コートランド 4024DP 酸サ
イズ処理紙上の残留光学濃度水堅牢性においては55%
であった。この混合物に、1.0重量%のN,N'- ビス(3
- アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) を加えた。この完成段階でのインク組成物は、pH
=10.34を有し、80%のコートランド 4024DP 紙
上での残留水堅牢性を有していた。この混合物に、1.2
重量%の臭化アンモニウム(試薬級、ウィシコンシン州
ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)
を加えた。この完成段階でのインク組成物は、pH=
9.36を有し、95%のコートランド 4024DP 紙上の
で残留水堅牢性を有していた。この混合物に、2.5重
量%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォ
ーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)を加え
た。インク組成物は、この完成段階では、沈殿物を含ま
ず、pH=8.96を有し、99%のコートランド 402
4DP 紙上での残留水堅牢性を有していた。このインク
に、さらに2.5重量%の3モル塩酸を加え、インクの
pHを8.47に下げた。僅かな量の沈殿が見られ、水
堅牢性はコートランド 4024DP 紙上で99%であった。
種々の調製段階で残留光学濃度水堅牢性試験を行ったイ
ンクすべてにおいて、その方法は、次のとおりであっ
た:インクを上記コートランド紙のフェルト面上に#8ワ
イヤー巻き棒を用いてコーティングし、熱インクジェッ
ト装置による固形領域被覆算出インク付着量を模倣させ
ようにした。得られたコーティングは、標準の濃度計で
可視反射濃度を測定する前に、周囲の室内条件で1 時間
乾燥させた。次いで、コーティングを脱イオン水中に緩
やかに攪拌させながら浸漬させた。周囲条件で完全に乾
燥させた後、可視濃度を再測定した。ソーキング後対ソ
ーキング前の濃度比をパーセントに換算した。
【0045】
【実施例4】70.4重量%の水、8重量%のスルホラ
ン(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリップ
ス 66 社から入手) 、7重量%の2-ピロリジノン(試薬
級、ニュージャージー州ウェイネのGAF 社から入手) 、
11.5重量%のバサシッド(Basacid) X-34 プロセス
ブラック染料(33%固形分、ミズーリ州ホーランドのBASF
ウィアンドット社から入手) 、0.4重量%のN,N'-
ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬
級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ
ケミカル社から入手)、1.7重量%の1.5モル硫酸
(ACS 級、ニュージャージー州フィリップスバーグのJ.
T. ベーカー社から入手) 、0.8重量%の重炭酸アン
モニウム(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーの
アルドリッチ ケミカル社から入手)、0.1重量%の
ダウィシル 150殺生剤(製品級、ミズーリ州ミッドラン
ドのダウ ケミカル社から入手)および0.05重量%
のカルボワックス M20(分子量18,000を有する下
記の式:
【化26】 のポリエチレノキサイド/ビスフェノール−Aポリマ
ー、コネチカット州ダンバリーのユニオン カーバイド
社から入手)を含む成分を単純混合することによってイ
ンク組成物を調製した。混合後、各成分を0.2ミクロ
ンポリエステルフィルターを通してミリポア濾過に供し
た。
【0046】最終インクは、pH=8.25、54.5
ダイン/cmの表面張力、11.6ミリモウ/cmの導
電度、1.55センチポイズの粘度、および90%のゼ
ロックス コートランド 4024 DP 88 紙上での残留光学
濃度水堅牢性を有していた。すべての結果は、最終イン
クをヒューレット−パッカード デスクジェット−500
の空の清浄なカートリッジに入れ、その後、このカート
リッジをヒューレット−パッカード デスクジェット−
500 プリンターに装填することによって形成させたプリ
ントから得た。プリントを、約70°F(21.1℃)の
水道水を用いての水堅牢性評価前に、周囲室内条件で2
4時間放置させた。固形被覆領域を有するプリントサン
プルの可視領域の反射濃度を先ず3回測定した。プリン
トのこの部分を水道水中に緩やかに攪拌させながら5分
間浸漬し、完全に風乾せしめ、光学濃度を3回再測定し
た。ソーキング後の光学濃度平均値対ソーキング前の光
学濃度平均値の比から分数を得、これをパーセントに換
算した。コントラスト濃度比は、上記試験紙上に、1.
25平方インチ(8.065cm2 )の固形領域を形成
しかつその下から紙下部にかけて非プリント領域を有す
るテストパターンによりプリントを形成させ、試験前に
約24時間放置せしめることによって得た。その後、プ
リントサンプルを45°の角度で立上げた支持板上に置
いた。pH=6.8〜7.2および70〜75°F(2
1.1〜23.9℃)の水道水で満たしたピペットを、
上記固形領域の上右隅に触れるように置き、そして、1
mlの水を10秒間に亘って固形領域上を均一に流し
て、その流れをプリントサンプル下部まで拡げた。プリ
ントサンプルを水平位置で接触させないで乾燥させた。
その後、非プリント紙の光学濃度を、可視フィルターを
セットした濃度計で、ソーキング前の固形領域、ソーキ
ング後の固形領域、固形領域の3mm下の流水領域、お
よび固形領域の12mm下の流水領域において測定し
た。
【0047】コントラスト濃度比は、下記のように算出
した: CD={〔(スミアリング後の濃度)−(紙濃度)〕−
〔(上部流水域濃度)+(下部流水域濃度)〕/2 −
〔紙濃度〕}/{〔非スミアリング領域の濃度〕−〔紙
濃度〕}×100 (上式中、非スミアリング領域の濃度は、水流に暴露前
の固形領域の光学濃度であり;スミアリング後の濃度
は、水流に暴露後の固形領域被覆物中心の水跡線の光学
濃度であり;上部流水域濃度は、固形領域被覆物下3m
mのスミアリング線中心の光学濃度であり;下部流水域
濃度は、固形領域被覆物下12mmのスミアリング線中
心の光学濃度であり;紙濃度は、下記表面の非プリント
領域の光学濃度である。)コントラスト濃度比は、しば
しば、スミアリング濃度比とも称する。
【0048】
【実施例5】72.4重量%の水、8重量%のスルホラ
ン(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリップ
ス 66 社から入手) 、7重量%の2-ピロリジノン(試薬
級、ニュージャージー州ウェイネのGAF 社から入手) 、
10.4重量%のバサシッド(Basacid) X-34 プロセス
ブラック染料(33%固形分、ミズーリ州ホーランドのBASF
ウィアンドット社から入手) 、0.3重量%のN,N'-
ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬
級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ
ケミカル社から入手)、1.3重量%の1.5モル硫酸
(ACS 級、ニュージャージー州フィリップスバーグのJ.
T. ベーカー社から入手) 、0.4重量%の重炭酸アン
モニウム(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーの
アルドリッチ ケミカル社から入手)、0.1重量%の
ダウィシル 150殺生剤(製品級、ミズーリ州ミッドラン
ドのダウ ケミカル社から入手)および0.05重量%
のカルボワックス M20(分子量18,000を有するポ
リエチレノキサイド/ビスフェノール−Aポリマー、コ
ネチカット州ダンバリーのユニオン カーバイド社から
入手)を含む成分を単純混合することによってインク組
成物を調製した。混合後、各成分を0.2ミクロンポリ
エステルフィルターを通してミリポア濾過に供した。最
終インクは、pH=8.00、50.3ダイン/cmの
表面張力、7.27ミリモウ/cmの導電度、1.48
センチポイズの粘度、および85%のゼロックス コー
トランド 4024 DP 88 紙上での残留光学濃度水堅牢性を
有していた。
【0049】
【実施例6】72.7重量%の水、8重量%のスルホラ
ン(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリップ
ス 66 社から入手) 、7重量%の2-ピロリジノン(ACS
級、ニュージャージー州ウェイネのGAF 社から入手) 、
0.3重量%のN,N'- ビス(3-アミノプロピル)-1,2-エ
チレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォー
キーのアルドリッチ ケミカル社から入手)および12
重量%のスペシャル ブラック HF SF(29%染料固形
分、ペンシルバニア州ピッツバーグのマイルズ社から入
手)を含む成分を単純混合することによってインク組成
物を調製した。混合後、硫酸を添加してpH=8.47
にすることによってpH調整した。得られたインクは、
沈澱を含まず、コートランド 4024DP 紙上で80%の残
留水堅牢性を有していた。
【0050】
【実施例7】76.7重量%の水、10重量%のジエチ
レングリコール(ACS 級、ウィシコンシン州ミルウォー
キーのアルドリッチ ケミカル社から入手)、0.75
重量%のベンジルアルコール(ACS 級、ウィシコンシン
州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入
手)、2.9重量%のベイスクリプト ブラック(Bays-
cript Brack) CA 51071 (フードブラック#2無塩級、ペ
ンシルバニア州ピッツバーグのバイエル−マイルズ社か
ら入手)および1.0重量%のN,N'- ビス(3- アミノプ
ロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコンシ
ン州ミルウォキーのアルドリッチ ケミカル社から入
手)を含む成分を単純混合することによってインク組成
物を調製した。混合後、5重量%の3モル塩酸を添加し
てpH=9.26にすることによってpH調整した。こ
の調製段階でのインクは、沈澱を含まず、コートランド
4024DP 紙上で55%の残留水堅牢性を有していた。こ
のインクに、0.62重量%の塩化アンモニウムを加え
て、pH=8.98を得た。このインクは、沈澱を含ま
ず、コートランド 4024DP 紙のフェルト面上で88%の
残留水堅牢性を有していた。3重量%の尿素を添加し
て、94%のゼロックスコートランド 4024 DP 88 紙で
の残留水堅牢性を有するpH=8.86の沈澱を含まな
いインクを得た。この最終インクは、水道水による羽毛
立ちおよび指による湿潤スミアリングに対して特に耐性
であった。
【0051】
【実施例8】70.4重量%のプロジェット(Projet)
ブラック リキッド 1(4.97重量%固形分、デラウ
ェアー州ウィルミントンのICI 社から入手) 、8重量%
のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バートルスビルの
フィリップス 66 社から入手) 、7重量%の2-ピロリジ
ノン(ACS級、ニュージャージー州ウェイネのGAF 社から
入手) 、および0.2重量%のN,N'- ビス(3- アミノプ
ロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコンシ
ン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入
手)、0.4重量%の重炭酸アンモニウム(試薬級、ウ
ィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカ
ル社から入手)および14重量%の水を含む成分を単純
混合することによってインク組成物を調製した。このイ
ンクの最終pHは、9.64の未調整のままであり、残
留濃度水堅牢性は、コートランド4024DP 紙のフェルト
面上で89%であった。
【0052】
【実施例9】80.5重量%の水、8重量%のスルホラ
ン(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリップ
ス 66 社から入手) 、7重量%の2-ピロリジノン(ACS
級、ニュージャージー州ウェイネのGAF 社から入手) お
よび2.5重量%のヒューレット パッカード デスク
ジェット−500 インクからの酸性化し単離した染料混合
物(フード ブラック#2のカルボキシル化同族体、オ
レゴン州コーヴァリスのヒューレット パッカード社か
ら入手)を含む成分を単純混合することによってインク
組成物を調製した。1.0重量%の炭酸アンモニウムを
添加して、染料を溶解させると共にpHを8.10に上
げた。0.4重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-
1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミル
ウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)を添
加して、pHを8.92に上げた。0.6重量%の1.
5モル硫酸(ACS 級、ニュージャージー州フィリップス
バーグのJ. T. ベーカー社から入手)を添加して、pH
を7.99に下げた。得られた最終インクは、沈澱を含
まず、コートランド 4024DP 紙上で98%の残留水堅牢
性を有していた。この最終インクは、水による染料羽毛
立ちに対して完全に耐性であった。
【0053】
【実施例10】46重量%の水、8重量%のスルホラン
(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリップス
66 社から入手) 、7重量%のN-メチルピロリジノン(A
CS級、ニュージャージー州フィリップスバーグのJ. T.
ベーカー社から入手) および28.8重量%のプロジェ
ット シアン リキッド 1(10重量%固形分、デラウ
ェアー州ウィルミントンのICI 社から入手)を含む成分
を単純混合することによってインク組成物を調製した。
このインク調製時点でのコートランド紙上の残留水堅牢
性(pH=6.90、水堅牢性添加剤の添加前、シアン
フィルターで測定)は、47%であった。1.1重量%
のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミ
ン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルド
リッチ ケミカル社から入手)を添加して、pHを1
1.45に上げた。7.6重量%の3モル塩酸(試薬
級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ
ケミカル社から入手)を添加して、pHを8.97に下
げてインク中で僅かな沈殿を生じた。コートランド紙上
の残留水堅牢性は95%であった。0.8重量%の塩化
アンモニウム(ACS 級、ウィシコンシン州ミルウォーキ
ーのアルドリッチ ケミカル社から入手)を添加して、
沈澱物の再溶解なしに、pHを8.52に下げた。0.
6重量%のメチルアミン(40%水溶液、ウィシコンシ
ン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入
手)を添加して、インク沈澱物を消失させ、pH=8.
85および染料羽毛立ち無しの100%のコートランド
4024DP 紙のフェルト面上での残留水堅牢性を得た。
【0054】
【実施例11】3.5重量%のドウシン(Duasyn) ブリ
リアント イエロー GL SFVP 220(高純度固形物、ロー
ドアイランド州コベントリーのヘキスト社から入手)、
80重量%の水、8重量%のスルホラン(医薬級、オク
ラホマ州バートルスビルのフィリップス 66 社から入
手) および7重量%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニ
ュージャージー州フィリップスバーグのJ. T. ベーカー
社から入手) を含む成分を単純混合することによってイ
ンク組成物を調製した;この時点で、pH=5.43で
あり、コートランド紙上の残留水堅牢性は、イエローフ
ィルターを有する濃度計で測定して19%であった。次
いで、この混合物に、1.0重量%のN,N'-ビス(3- ア
ミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシ
コンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社
から入手)を添加して、pH=10.85とし、この時
点で、残留濃度水堅牢性は81%であった。1.0重量
%の塩化アンモニウムを加えたところ、染料の中間沈澱
物を生じた。この不均質攪拌混合物に、0.6重量%の
メチルアミン(40%水溶液、ウィシコンシン州ミルウ
ォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)を添加
して、インク沈殿物を無くし、pH=8.85および9
8%のコートランド 4024DP 紙のフェルト面上での残留
水堅牢性を得た。
【0055】
【実施例12】80重量%の水、10重量%のスルホラ
ン(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリップ
ス 66 社から入手) および3.5重量%のカロリナ(Car
olina)ダイレクト イエロー 86 (高純度、カロリナ
カラー アンド ケミカル社から入手)を単純混合して
70%の残留可視フィルター水堅牢性を有するpH=
8.30のインクを得ることによってインク組成物を調
製した。0.05重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピ
ル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州
ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)
を添加して、pHを11.71とした。6.0重量%の
1.5モル硫酸(ACS 級、ニュージャージー州フィリッ
プスバーグのJ. T. ベーカー社から入手)を添加してp
Hを8.27に下げて、94%の残留水堅牢性を有する
沈殿含まないインクを得た。
【0056】
【実施例13】3.9重量%のドウシン ブリリアント
イエロー GL SFVP 220(高純度固形物、ロードアイラ
ンド州コベントリーのヘキスト社から入手)、76重量
%の水、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州
バートルスビルのフィリップス66 社から入手) および
7重量%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャー
ジー州フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入
手) を含む成分を単純混合することによってインク組成
物を調製した;この時点で、pH=5.43であり、コ
ートランド紙上の残留水堅牢性は、レッドフィルターを
有する濃度計で測定して26%であった。次いで、この
混合物に、1.0重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピ
ル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州
ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)
を添加して、pHを10.85とし、この時点で、残留
濃度水堅牢性は65%であった。2.5重量%の3モル
塩酸(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアル
ドリッチ ケミカル社から入手)を添加してpHを8.
79に下げて、安定なインクを得た。コートランド紙上
の残留水堅牢性は89%であった。1.0重量%の塩化
アンモニウム(ACS 級、ウィシコンシン州ミルウォーキ
ーのアルドリッチ ケミカル社から入手)を添加して、
pHを8.38とし、この時点で、インクは、100%
のコートランド 4024DP 紙上での残留濃度水堅牢性を示
した。0.5重量%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコン
シン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から
入手)を添加してpHを8.01に下げて、コートラン
ド紙上で98%の残留水堅牢性を有する安定なインクを
得た。
【0057】
【実施例14】67.7重量%の水、8重量%のスルホ
ラン(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリッ
プス 66 社から入手) 、7重量%のN-メチルピロリジノ
ン(ACS級、ニュージャージー州フィリップスバーグのJ.
T. ベーカー社から入手) および10.6重量%のポン
タミン(Pontamine) ブリリアント バイオレット BRW
(C. I. ダイレクト バイオレット 99)(33重量%染
料固形分、ペンシルバニア州ピッツバーグのマイルズ社
から入手)を含む成分を単純混合することによってイン
ク組成物を調製した。このインク調製時点でのコートラ
ンド紙上の残留水堅牢性(pH=8.27、水堅牢性添
加剤の添加前、マゼンタフィルターで測定)は、77%
であった。1.0重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピ
ル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州
ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)
を添加して、pHを10.80とした。3.0重量%の
3モル塩酸(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキー
のアルドリッチ ケミカル社から入手)を添加して、p
Hを8.92に下げて沈澱を含まないインクを得た。コ
ートランド紙上の残留水堅牢性は92%であった。1.
0重量%の塩化アンモニウム(ACS 級、ウィシコンシン
州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入
手)を添加して、上記沈澱を含まないインクpHを8.
63に下げた。1.7重量%の3モル塩酸(試薬級、ウ
ィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカ
ル社から入手)を添加して、pHを8.05に下げて沈
澱を含まないインクを得た。コートランド 4024DP 紙の
フェルト面上での残留水堅牢性は、マゼンタフィルター
で100%であった。
【0058】
【実施例15】40.1重量%の水、8重量%のスルホ
ラン(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリッ
プス 66 社から入手) 、7重量%のN-メチルピロリジノ
ン(ACS級、ニュージャージー州フィリップスバーグのJ.
T. ベーカー社から入手) および35重量%のプロジェ
ット マゼンタ リキッド 1(10重量%固形分、デラ
ウェアー州ウィルミントンのICI 社から入手)を含む成
分を単純混合することによってインク組成物を調製し
た。このインク調製時点でのコートランド紙上の残留水
堅牢性(pH=7.35、水堅牢性添加剤の添加前、マ
ゼンタフィルターで測定)は、27%であった。1.6
重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレン
ジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーの
アルドリッチケミカル社から入手)を添加して、pHを
11.23に上げた。6.3重量%の3モル塩酸(試薬
級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ
ケミカル社から入手)を添加して、pHを8.89に下
げて沈澱無しのインクを得た。コートランド紙上の残留
水堅牢性は85%であった。2.0重量%の臭化アンモ
ニウム(ACS 級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのア
ルドリッチ ケミカル社から入手)を添加して、上記沈
澱無しインクのpHを8.60に下げた。コートランド
4024DP 紙のフェルト面上での残留水堅牢性は、92%
であった。
【0059】
【実施例16】69.8重量%の水、1.0重量%の塩
化アンモニウム(ACS級、ウィシコンシン州ミルウォー
キーのアルドリッチ ケミカル社から入手)、1.2 重量
%の1,4-ビス(3- アミノプロピル) ピペラジン(試薬
級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ
ケミカル社から入手)、11.5重量%のバサシッド X
-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミズーリ州ホー
ランドのBASF ウィアンドット社から入手) 、8重量%
のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バートルスビルの
フィリップス 66 社から入手) および7重量%のN-メチ
ルピロリジノン(ACS 級、ニュージャージー州フィリッ
プスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) を含む成分を
単純混合してpH=9.06のインクを得ることによっ
てインク組成物を調製した。このインクのコートランド
4024DP 紙のフェルト面上での残留水堅牢性は87%で
あった。このインクのpHを2.6重量%の3モル塩酸
(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリ
ッチ ケミカル社から入手)を添加して8.07に下げ
て沈澱無しのインクを得た。コートランド 4024DP 紙の
フェルト面上での残留水堅牢性は、可視フィルターで8
8%であった。
【0060】
【実施例17】30重量%のエチレンジアミンコア系第
1世代スターバースト(Starburst、登録商標) デンドリ
マー(試薬級、10重量%水溶液、ミズーリ州ミッドラ
ンドのミシガン モレキュラー インスチチュート社か
ら入手)、34.8重量%の水、1重量%の塩化アンモ
ニウム(ACS 級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのア
ルドリッチ ケミカル社から入手)、8重量%のスルホ
ラン(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリッ
プス 66 社から入手) 、7重量%のN-メチルピロリジノ
ン(ACS 級、ニュージャージー州フィリップスバーグの
J. T. ベーカー社から入手) 、11.2重量%のバサシ
ッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミズーリ
州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入手) およ
び8重量%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコンシン州ミ
ルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)を
含む成分を単純混合してpH=8.13の沈澱無しのイ
ンクを得ることによってインク組成物を調製した。コー
トランド 4024 DPフェルト面上での残留水堅牢性は、可
視フィルターで99%であった。
【0061】
【実施例18】70.8重量%の水、0.8重量%のN,
N'- ビス(2- アミノエチル)-1,3-プロパンジアミン(試
薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ
ケミカル社から入手)、10重量%のスルホラン(医
薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリップス 66
社から入手) 、11.1重量%のバサシッド X-34 プロ
セスブラック染料(33%固形分、ミズーリ州ホーランドの
BASF ウィアンドット社から入手) および7.3重量%
の3モル塩酸(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキ
ーのアルドリッチ ケミカル社から入手)を含む成分を
単純混合してpH=7.90の沈澱無しのインクを得る
ことによってインク組成物を調製した。コートランド 4
024 DPフェルト面上での残留水堅牢性は、可視フィルタ
ーで92%であった。
【0062】
【実施例19】88重量%の水、10重量%のスルホラ
ン(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリップ
ス 66 社から入手) 、11重量%のバサシッド X-34 プ
ロセスブラック染料(33%固形分、ミズーリ州ホーランド
のBASF ウィアンドット社から入手) 、0.35重量%
のトリエチレンテトラミン〔テクスリン(Texlin 、登録
商標) 300 、ニューヨーク州ビーコンのテキサコ社から
入手) および1.6重量%の1.5モル硫酸(試薬級、
ニュージャージー州フィリップスバーグのJ. T.ベーカ
ー社から入手) を含む成分を単純混合することによって
インク組成物を調製してpH=8.03の沈澱無しのイ
ンクを得た。コートランド 4024 DPフェルト面上での残
留水堅牢性は、可視フィルターで72%であった。
【0063】
【実施例20】87.8重量%の水、10重量%のスル
ホラン(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリ
ップス 66 社から入手) 、11重量%のバサシッド X-3
4 プロセスブラック染料(33%固形分、ミズーリ州ホーラ
ンドのBASF ウィアンドット社から入手) 、0.4重量
%のテトラエチレンペンタミン〔テクスリン(Texlin 、
登録商標) 400 、ニューヨーク州ビーコンのテキサコ社
から入手) および1.8重量%の1.5モル硫酸(試薬
級、ニュージャージー州フィリップスバーグのJ.T. ベ
ーカー社から入手) を含む成分を単純混合することによ
ってインク組成物を調製してpH=8.13の沈澱無し
のインクを得た。コートランド 4024 DPフェルト面上で
の残留水堅牢性は、可視フィルターで84%であった。
【0064】
【実施例21】85.5重量%の水、10重量%のスル
ホラン(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリ
ップス 66 社から入手) 、11重量%のバサシッド X-3
4 プロセスブラック染料(33%固形分、ミズーリ州ホーラ
ンドのBASF ウィアンドット社から入手) 、0.5重量
%のジエチレントリアミン(DETA、ニューヨーク州ビー
コンのテキサコ社から入手) および4重量%の1.5モ
ル硫酸(試薬級、ニュージャージー州フィリップスバー
グのJ. T. ベーカー社から入手) を含む成分を単純混合
することによってインク組成物を調製してpH=8の沈
澱無しのインクを得た。コートランド 4024 DPフェルト
面上での残留水堅牢性は、可視フィルターで71%であ
った。
【0065】
【実施例22】67.4重量%の水、11.6重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%の2-ピロリジノン(ACS級、ウィシコンシン州ミルウォ
ーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手) 、1.1
重量%のテトラエチレンペンタミン(TEPA 、ウィシコン
シン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から
入手) および2.5重量%の酢酸(50%水溶液、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル
社から入手) を含む成分を単純混合することによってイ
ンク組成物を調製した;8.91のpHを得、この時点
で、残留水堅牢性は、コートランド 4024 DP紙上で93
%であった。この混合物に、0.9重量%の酢酸アンモ
ニウム(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのア
ルドリッチ ケミカル社から入手) と1.5重量%の酢
酸(50%水溶液、ウィシコンシン州ミルウォーキーの
アルドリッチ ケミカル社から入手) を加えてpHを
8.26に下げ、この時点で、残留水堅牢性は、コート
ランド 4024 DP紙上で97%であった。このインク試験
は、ポリアミン系への酢酸アンモニウムの添加によって
水堅牢性の有意な相乗的改良を示唆している。
【0066】
【比較例1】66.2重量%の水、11.6重量%のバ
サシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミズ
ーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入手)
、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バー
トルスビルのフィリップス 66社から入手) および7重
量%の2-ピロリジノン(ACS級、ウィシコンシン州ミルウ
ォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手) を含む
成分を単純混合することによってインク組成物を調製し
た;この時点で、pH=7.43であり、残留水堅牢性
は、コートランド 4024 DP紙上で58%であった。この
混合物に、1.7重量%のパーメチル化テトラエチレン
ペンタミン(TEPA 、ウィシコンシン州ミルウォーキーの
アルドリッチ ケミカル社から入手、IBM の米国特許第
4,155,768号に記載された方法を用い、完全メ
チル化は、プロトンとC13との核磁気共鳴分光分析によ
って確認) と0.6重量%の酢酸(50%水溶液、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル
社から入手) を加えて、pHを8.92に下げ、この時
点で、残留水堅牢性は、コートランド 4024 DP紙上で5
7%であった。この混合物に、0.9重量%の酢酸アン
モニウム(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーの
アルドリッチ ケミカル社から入手) と2.5重量%の
酢酸(50%水溶液、ウィシコンシン州ミルウォーキー
のアルドリッチケミカル社から入手) を加えてpHを
8.05に下げ、この時点で、得られた安定なインクの
残留水堅牢性は、コートランド 4024 DP紙上で78%で
あった。この混合物に、1.5重量%の酢酸(50%水
溶液、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ
ケミカル社から入手) を加えてpHを7.02に下
げ、この時点で、得られた安定なインクの残留水堅牢性
は、コートランド 4024 DP紙上で76%であった。
【0067】
【比較例2】73.2重量%の水、10.7重量%のバ
サシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミズ
ーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入手)
、10重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66 社から入手) 、2.1
重量%のヘキサメチレンイミン(試薬級、ウィシコンシ
ン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入
手) および4重量%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコン
シン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から
入手) を含む成分を単純混合することによってインク組
成物を調製して、pH=7.05の沈澱を含まないイン
クを得た。コートランド 4024 DP紙フェルト面上での残
留水堅牢性は、可視フィルターで54%であった。
【0068】
【実施例23】70.7重量%の水、11.6重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州
フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 、
0.5重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エ
チレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォー
キーのアルドリッチ ケミカル社から入手)、0.8重
量%のトリス(ヒドロキシメチル)アミノメタン(試薬
級TRIS、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッ
チ ケミカル社から入手) および1.5重量%の3モル
塩酸(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアル
ドリッチ ケミカル社から入手) を含む成分を単純混合
することによってインク組成物を調製して、pH=7.
99の沈澱を含まないインクを得た。コートランド 402
4 DP紙フェルト面上での残留水堅牢性は、可視フィルタ
ーで89%であった。
【0069】
【実施例24】69.4重量%の水、11.5重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州
フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 、
0.5重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エ
チレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォー
キーのアルドリッチ ケミカル社から入手)、1.1重
量%のトリエタノールアミン(試薬級TEA 、ウィシコン
シン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から
入手) および2.5重量%の3モル塩酸(試薬級、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル
社から入手) を含む成分を単純混合することによってイ
ンク組成物を調製して、pH=7.99の沈澱を含まな
いインクを得た。コートランド 4024DP 紙フェルト面上
での残留水堅牢性は、可視フィルターで89%であっ
た。
【0070】
【実施例25】68.2重量%の水、11.5重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州
フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 0.
5重量%のN,N'- ビス(3-アミノプロピル)-1,2-エチレ
ンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキー
のアルドリッチ ケミカル社から入手)、0.5重量%
のエタノールアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウ
ォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手) および
4.3重量%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコンシン州
ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)
を含む成分を単純混合することによってインク組成物を
調製して、pH=7.96の沈澱を含まないインクを得
た。コートランド 4024DP 紙フェルト面上での残留水堅
牢性は、可視フィルターで89%であった。
【0071】
【実施例26】67.9重量%の水、11.5重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州
フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 、
0.5重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エ
チレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォー
キーのアルドリッチ ケミカル社から入手)、2.5重
量%のトリス(3- メトキシエトキシエチル)アミン(試
薬級TDA-1 、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルド
リッチ ケミカル社から入手) および2.6重量%の3
モル塩酸(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーの
アルドリッチ ケミカル社から入手) を含む成分を単純
混合することによってインク組成物を調製して、pH=
8.02の沈澱を含まないインクを得た。コートランド
4024DP 紙フェルト面上での残留水堅牢性は、可視フィ
ルターで83%であった。
【0072】
【実施例27】68.3重量%の水、11.5重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州
フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 、
0.5重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エ
チレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォー
キーのアルドリッチ ケミカル社から入手)、0.6重
量%のメチルアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウ
ォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手) および
4.1重量%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコンシン州
ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)
を含む成分を単純混合することによってインク組成物を
調製して、pH=8.01の沈澱を含まないインクを得
た。コートランド 4024 DP紙フェルト面上での残留水堅
牢性は、可視フィルターで95%であった。
【0073】
【実施例28】55.6重量%の水、11.3重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州
フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 、
1.1重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エ
チレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォー
キーのアルドリッチ ケミカル社から入手)、1.4重
量%のジエチルアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミル
ウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手) およ
び15.6重量%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコンシ
ン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入
手) を含む成分を単純混合することによってインク組成
物を調製して、pH=8.10の沈澱を含まないインク
を得た。コートランド 4024 DP紙フェルト面上での残留
水堅牢性は、可視フィルターで94%であった。
【0074】
【実施例29】52.4重量%の水、11.1重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズリー州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州
フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 、
1.1重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エ
チレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォー
キーのアルドリッチ ケミカル社から入手)、1.1重
量%のエチレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミ
ルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手) お
よび19.3重量%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコン
シン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から
入手) を含む成分を単純混合することによってインク組
成物を調製して、pH=7.99の沈澱を含まないイン
クを得た。コートランド 4024 DP紙フェルト面上での残
留水堅牢性は、可視フィルターで91%であった。
【0075】
【実施例30】70.4重量%の水、11.2重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州
フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 、
1.0重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル) -1,2-
エチレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォ
ーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)および
2.4重量%の2-アミノエチルホスホン酸(試薬級、ウ
ィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチケミカル
社から入手) を含む成分を単純混合することによってイ
ンク組成物を調製して、pH=7.68の沈澱を含まな
いインクを得た。コートランド 4024DP紙フェルト面上
での残留水堅牢性は、可視フィルターで96%であっ
た。
【0076】
【実施例31】52.4重量%の水、11重量%のバサ
シッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミズー
リ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入手) 、
8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バートル
スビルのフィリップス 66 社から入手) 、7重量%のN-
メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州フィリ
ップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 、1.1重
量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジ
アミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのア
ルドリッチ ケミカル社から入手)、2.3重量%のタ
ウリン(試薬級2-アミノエチルスルホン酸、ウィシコン
シン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から
入手)および6重量%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォキーのアルドリッチ ケミカル社から
入手) を含む成分を単純混合することによってインク組
成物を調製して、pH=8.02の沈澱を含まないイン
クを得た。コートランド 4024DP 紙フェルト面上での残
留水堅牢性は、可視フィルターで97%であった。
【0077】
【実施例32】52.4重量%の水、11重量%のバサ
シッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミズー
リ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入手) 、
8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バートル
スビルのフィリップス 66 社から入手) 、7重量%のN-
メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州フィリ
ップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 、1.1重
量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジ
アミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのア
ルドリッチ ケミカル社から入手)、2.1重量%の2-
アミノエチルチオール ヒドロクロリド(試薬級、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル
社から入手)および5重量%の3モル塩酸(試薬級、ウ
ィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカ
ル社から入手) を含む成分を単純混合することによって
インク組成物を調製して、pH=8.08の沈澱を含ま
ないインクを得た。コートランド 4024DP 紙フェルト面
上での残留水堅牢性は、可視フィルターで97%であっ
た。
【0078】
【実施例33】52.4重量%の水、11重量%のバサ
シッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミズー
リ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入手) 、
8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バートル
スビルのフィリップス 66 社から入手) 、7重量%のN-
メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州フィリ
ップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 、1.1重
量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジ
アミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのア
ルドリッチ ケミカル社から入手)、2.0重量%の4-
アミノ酪酸(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキー
のアルドリッチ ケミカル社から入手)および6.7重
量%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォ
ーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手) を含む成
分を単純混合することによってインク組成物を調製し
て、pH=8.05の沈澱を含まないインクを得た。コ
ートランド 4024DP 紙フェルト面上での残留水堅牢性
は、可視フィルターで96%であった。
【0079】
【実施例34】70.7重量%の水、10.6重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、0.3重量%のドウシン ブリリアント レッド
F3B SF VP 218(高純度、ロードアイランド州コベント
リーのヘキスト社から入手)、8重量%のスルホラン
(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリップス
66 社から入手) 、7重量%のN-メチルピロリジノン(A
CS級、ニュージャージー州フィリップスバーグのJ. T.
ベーカー社から入手) 、1.0重量%のN,N'- ビス(3-
アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチケミカル社
から入手)、0.65重量%の水酸化アンモニウム(試
薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ
ケミカル社から入手)および1.7重量%のエチレン
ジアミンテトラ酢酸(試薬級EDTA、ウィシコンシン州ミ
ルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手) を
含む成分を単純混合することによってインク組成物を調
製して、pH=8.21の沈澱を含まないインクを得
た。コートランド 4024DP 紙フェルト面上での残留水堅
牢性は、可視フィルターで95%であった。
【0080】
【実施例35】63.6重量%の水、11.7重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%の2-ピロリジノン(試薬級、ニュージャージー州ウェ
イネのGAF ケミカルズ社からから入手) 、1.0重量%
のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミ
ン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルド
リッチ ケミカル社から入手)、1.7重量%のヨウ化
アンモニウム(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキ
ーのアルドリッチ ケミカル社から入手)および7重量
%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォー
キーのアルドリッチ ケミカル社から入手) を含む成分
を単純混合することによってインク組成物を調製して、
pH=8.07の沈澱を含まないインクを得た。コート
ランド4024DP 紙フェルト面上での残留水堅牢性は、可
視フィルターで100%であった。このインクは、デス
ク ジェット 500カートリッジからプリントしたとき、
5分間乾燥後、10分間の水ソーキングから痕跡量の紫
色羽毛立ちを示すプリントを与えた。
【0081】
【実施例36】67.4重量%の水、11.5重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%の2-ピロリジノン(試薬級、ニュージャージー州ウェ
イネのGAF ケミカルズ社からから入手) 、1.2重量%
のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミ
ン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルド
リッチ ケミカル社から入手)、0.9重量%のカルバ
ミド酸アンモニウム(試薬級、ウィシコンシン州ミルウ
ォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)および
4重量%の蟻酸50%水溶液(試薬級、ウィシコンシン
州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入
手) を含む成分を単純混合することによってインク組成
物を調製して、pH=8.09の沈澱を含まないインク
を得た。コートランド 4024DP 紙フェルト面上での残留
水堅牢性は、可視フィルターで99%であった。
【0082】
【実施例37】67.1重量%の水、11.6重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%の2-ピロリジノン(試薬級、ニュージャージー州ウェ
イネのGAF ケミカルズ社からから入手) 、1.0重量%
のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミ
ン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルド
リッチ ケミカル社から入手)、0.8重量%の二塩基
性リン酸アンモニウム(試薬級、ウィシコンシン州ミル
ウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)およ
び4.3重量%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコンシン
州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入
手) を含む成分を単純混合することによってインク組成
物を調製し、最終成分として添加した0.1重量%のダ
ウィシル150殺生剤(製品級、ミズリー州ミッドランド
のダウ ケミカル社から入手)と0.05重量%のカル
ボワックス M20(ポリエチレノキサイド/ビスフェノー
ル−A)を含むpH=8.09の沈澱を含まないインク
を得た。コートランド 4024DP 紙フェルト面上での残留
水堅牢性は、可視フィルターで96%であった。アルカ
リ性紙上にこのインクで形成させたプリントの染料羽毛
立ちに対する優れた耐性は、コートランド 4024DP 紙の
ような酸サイズ処理紙において得た耐性に匹敵してい
た。
【0083】
【実施例38】63.8重量%の水、11.2重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州
フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 、
1.1重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エ
チレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォー
キーのアルドリッチ ケミカル社から入手)、1.2重
量%の硫酸アンモニウム(試薬級、ウィシコンシン州ミ
ルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)お
よび7.7重量%の1.5モル硫酸(ACS級、ニュージャ
ージー州フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入
手) を含む成分を単純混合することによってインク組成
物を調製して、pH=8.05の沈澱を含まないインク
を得た。コートランド 4024DP 紙フェルト面上での残留
水堅牢性は、可視フィルターで99%であった。
【0084】
【実施例39】68.4重量%の水、11.5重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%の2-ピロリジノン(試薬級、ニュージャージー州ウェ
イネのGAF ケミカルズ社からから入手) 、1.1重量%
のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミ
ン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルド
リッチ ケミカル社から入手)、1.3重量%のスルフ
ァミド酸アンモニウム(試薬級、ウィシコンシン州ミル
ウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)およ
び2.7重量%の蟻酸50%水溶液(試薬級、ウィシコン
シン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から
入手)を含む成分を単純混合することによってインク組
成物を調製して、pH=7.98の沈澱を含まないイン
クを得た。コートランド 4024DP 紙フェルト面上での残
留水堅牢性は、可視フィルターで98%であった。
【0085】
【実施例40】68.4重量%の水、11.6重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%の2-ピロリジノン(試薬級、ニュージャージー州ウェ
イネのGAF ケミカルズ社からから入手) 、1.0重量%
のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミ
ン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルド
リッチ ケミカル社から入手)、0.7重量%の蟻酸ア
ンモニウム(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキー
のアルドリッチ ケミカル社から入手)および2.5重
量%の蟻酸50%水溶液(試薬級、ウィシコンシン州ミル
ウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)を含
む成分を単純混合することによってインク組成物を調製
して、pH=8.17の沈澱を含まないインクを得た。
コートランド 4024DP 紙フェルト面上での残留水堅牢性
は、可視フィルターで97%であった。
【0086】
【実施例41】66.4重量%の水、11.7重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%の2-ピロリジノン(試薬級、ニュージャージー州ウェ
イネのGAF ケミカルズ社からから入手) 、1.0重量%
のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミ
ン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルド
リッチ ケミカル社から入手)、1.2重量%の酢酸ア
ンモニウム(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキー
のアルドリッチ ケミカル社から入手)および2.5重
量%の酢酸50%水溶液(試薬級、ウィシコンシン州ミル
ウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入手)を含
む成分を単純混合することによってインク組成物を調製
して、pH=8.08の沈澱を含まないインクを得た。
コートランド 4024DP 紙フェルト面上での残留水堅牢性
は、可視フィルターで99%であった。
【0087】
【実施例42】70.5重量%の水、10.6重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、0.3重量%のドウシン ブリリアント レッド
F3B SF VP 218(高純度、ロードアイランド州コベント
リーのヘキスト社から入手)、8重量%のスルホラン
(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリップス
66 社から入手) 、7重量%のN-メチルピロリジノン(A
CS級、ニュージャージー州フィリップスバーグのJ. T.
ベーカー社から入手) 、1.0重量%のN,N'- ビス(3-
アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチケミカル社
から入手)、0.65重量%の水酸化アンモニウム(試
薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ
ケミカル社から入手)および1.8重量%のグリコー
ル酸(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアル
ドリッチ ケミカル社から入手) を含む成分を単純混合
することによってインク組成物を調製し、最終成分とし
て添加した0.1重量%のダウィシル 150殺生剤(製品
級、ミズーリ州ミッドランドのダウ ケミカル社から入
手)と0.05重量%のカルボワックス M20(ポリエチ
レノキサイド/ビスフェノール−A)を含むpH=8.
16の沈澱を含まないインクを得た。コートランド 402
4DP 紙フェルト面上での残留水堅牢性は、可視フィルタ
ーで99%であった。
【0088】
【実施例43】65.6重量%の水、10.6重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、0.3重量%のドウシン ブリリアント レッド
F3B SF VP 218(高純度、ロードアイランド州コベント
リーのヘキスト社から入手)、8重量%のスルホラン
(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリップス
66 社から入手) 、7重量%のN-メチルピロリジノン(A
CS級、ニュージャージー州フィリップスバーグのJ. T.
ベーカー社から入手) 、1.0重量%のN,N'- ビス(3-
アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチケミカル社
から入手)、0.65重量%の水酸化アンモニウム(試
薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ
ケミカル社から入手)および6.7重量%のほう酸
(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリ
ッチ ケミカル社から入手) を含む成分を単純混合する
ことによってインク組成物を調製し、最終成分として添
加した0.1重量%のダウィシル 150殺生剤(製品級、
ミズーリ州ミッドランドのダウ ケミカル社から入手)
と0.05重量%のカルボワックス M20(ポリエチレノ
キサイド/ビスフェノール−A)を含むpH=8.16
の沈澱を含まないインクを得た。コートランド 4024DP
紙フェルト面上での残留水堅牢性は、可視フィルターで
94%であった。
【0089】
【実施例44】62.6重量%の水、10.6重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、0.3重量%のドウシン ブリリアント レッド
F3B SF VP 218(高純度、ロードアイランド州コベント
リーのヘキスト社から入手)、8重量%のスルホラン
(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリップス
66 社から入手) 、7重量%のN-メチルピロリジノン(A
CS級、ニュージャージー州フィリップスバーグのJ. T.
ベーカー社から入手) 、1.0重量%のN,N'- ビス(3-
アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチケミカル社
から入手)、0.65重量%の水酸化アンモニウム(試
薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ
ケミカル社から入手)および9.7重量%のグルコン
酸50%水溶液(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキ
ーのアルドリッチ ケミカル社から入手) を含む成分を
単純混合することによってインク組成物を調製し、最終
成分として添加した0.1重量%のダウィシル 150殺生
剤(製品級、ミズーリ州ミッドランドのダウ ケミカル
社から入手)と0.05重量%のカルボワックス M20
(ポリエチレノキサイド/ビスフェノール−A)を含む
pH=8.16の沈澱を含まないインクを得た。コート
ランド 4024DP 紙フェルト面上での残留水堅牢性は、可
視フィルターで97%であった。
【0090】
【実施例45】57.7重量%の水、10.6重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、0.3重量%のドウシン ブリリアント レッド
F3B SF VP 218(高純度、ロードアイランド州コベント
リーのヘキスト社から入手)、6重量%のスルホラン
(医薬級、オクラホマ州バートルスビルのフィリップス
66 社から入手) 、9重量%の2-ピロリジノン(試薬
級、ニュージャージー州ウェイネのGAF ケミカルズ社か
ら入手) 、5重量%の尿素(ACS 級、粒状物、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手) 、1.0重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピ
ル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州
ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入
手)、0.65重量%の水酸化アンモニウム(試薬級、
ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミ
カル社から入手)および9.6重量%のポリリン酸12%
水溶液(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのア
ルドリッチ ケミカル社から入手) を含む成分を単純混
合することによってインク組成物を調製し、最終成分と
して添加した0.1重量%のダウィシル 150殺生剤(製
品級、ミズーリ州ミッドランドのダウ ケミカル社から
入手)と0.05重量%のカルボワックス M20(ポリエ
チレノキサイド/ビスフェノール−A)を含むpH=
8.37の沈澱を含まないインクを得た。コートランド
4024 DP紙フェルト面上での残留水堅牢性は、可視フィ
ルターで97%であった。
【0091】
【実施例46】62.9重量%の水、11.5重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州
フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 、
1.0重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エ
チレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォー
キーのアルドリッチ ケミカル社から入手)、2.3重
量%の亜硫酸アンモニウム一水和物(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)および7.3重量%の3モル臭化水素酸(試薬
級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ
ケミカル社から入手)を含む成分を単純混合することに
よってインク組成物を調製して、pH=8.04の沈澱
を含まないインクを得た。コートランド 4024DP 紙フェ
ルト面上での残留水堅牢性は、可視フィルターで99%
であった。
【0092】
【実施例47】64.4重量%の水、11.5重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) および7
重量%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージ
ー州フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手)
を含む成分を単純混合することによってインク組成物を
調製した;この時点で、コートランド 4024DP 紙上での
残留水堅牢性は62%であり、溶液のpH=7.32で
あった。この混合物に、1.4重量%の三塩基性酒石酸
アンモニウム(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキ
ーのアルドリッチ ケミカル社から入手)を加えてpH
=7.37およびコートランド 4024DP 紙上での残留水
堅牢性64%を有する混合物を得た。このインクに、
1.1重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エ
チレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォー
キーのアルドリッチ ケミカル社から入手)を加えて、
pHを9.67に上げ、水堅牢性を95%に増大させ
た。6.6重量%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコンシ
ン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入
手)を添加してpHを8.02に下げて可視フィルター
で100%のコートランド 4024DP 紙フェルト面上での
残留水堅牢性を有する沈澱の無いインクを得た。この試
験は、テトラアミンの添加前のアンモニウム塩の添加に
よっては水堅牢性の改良の無いことを示唆している。
【0093】
【実施例48】67.1重量%の水、11.1重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%の2-ピロリジノン(試薬級、ニュージャージー州ウェ
イネのGAF ケミカルズ社から入手) 、1.1重量%のN,
N'- ビス(3- アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン
(試薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリ
ッチ ケミカル社から入手)、1.0重量%の三塩基性
酒石酸アンモニウム一水和物(試薬級、ウィシコンシン
州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入
手)および4.7重量%の2モル(6規定)酒石酸(試
薬級、ウィシコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ
ケミカル社から入手)を含む成分を単純混合すること
によってインク組成物を調製して、pH=8.07の沈
澱を含まないインクを得た。このインクをヒューレット
−パッカード デスク−500 プリンターに装填し、コー
トランド 4024DP 紙フェルト面上にプリンティングする
ことによって形成させたプリントの残留水堅牢性は、可
視フィルターで100%であった。
【0094】
【実施例49】64.9重量%の水、11.6重量%の
バサシッド X-34 プロセスブラック染料(33%固形分、ミ
ズーリ州ホーランドのBASF ウィアンドット社から入
手) 、8重量%のスルホラン(医薬級、オクラホマ州バ
ートルスビルのフィリップス 66社から入手) 、7重量
%のN-メチルピロリジノン(ACS級、ニュージャージー州
フィリップスバーグのJ. T. ベーカー社から入手) 、
1.0重量%の塩化アンモニウム(試薬級、ウィシコン
シン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から
入手)および0.5重量%のN,N'- ビス(3- アミノプロ
ピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコンシン
州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から入
手)を含む成分を単純混合することによってインク組成
物を調製して、pH=8.07およびコートランド 402
4 DP紙上の残留水堅牢性99%を有する混合物を得た。
pHを7.0重量%の3モル塩酸(試薬級、ウィシコン
シン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から
入手)を添加して6.97に下げて、可視フィルターで
99%のコートランド 4024DP 紙フェルト面上の残留水
堅牢性を有する沈澱を含まないインクを得た。この試験
は、少なくとも8.65〜7の範囲でのpH変化に対し
ての極めて高度の残留水堅牢性並びに中性pHでのこの
特定のインクの安定性を示している。
【0095】
【実施例50】60gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、5gの尿素(アルドリッチ社から入手)、5
gのジメチル尿素(アルドリッチ社から入手)および
0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混合し
てpH=12.097の混合物を得ることによってイン
ク組成物を調製した。この混合物に、2.08gの濃塩
酸を加えてpH=8.76を有する混合物を得た。次い
で、この混合物に、0.3gのドウシン ブリリアント
レッド F3B SF VP218(高純度固形物、ロードアイラ
ンド州コベントリーのヘキスト社から入手)、10.6
gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) 、0.05gの
ポリエチレンオキサイド(カルボワックス M20、分子量
18,000を有するポリエチレンオキサイド/ビスフ
ェノール−Aポリマー、コネチカット州ダンバリーのユ
ニオンカーバイド社から入手)および0.1gのダウィ
シル 150 殺生剤(製品級、ミズーリ州ミッドランドの
ダウ ケミカル社から入手)を加えた。得られた混合物
を1/2時間ロールミリングし、その後、追加の水を混
合物に加え、濾過して100gのインクを得た。得られ
たインクは、pH=8.196、1.54センチポイズ
の粘度、53.8ミリニュートン/m2 (ダイン/cm
2 )の表面張力を示した。ゼロックス コートランド紙
上にヒューレット−パッカード デスクジェットプリン
ターでプリントしたとき、これらのインクで形成させた
プリントは、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と優
れた98〜99%の水堅牢性を示した。
【0096】
【実施例51】60gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、8gのメチル尿素(アルドリッチ社から入
手)、7gのジメチル尿素(アルドリッチ社から入手)
および0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純
混合してpH=12.05の混合物を得ることによって
インク組成物を調製した。この混合物に、1.97gの
濃塩酸を加えてpH=8.86を有する混合物を得た。
次いで、この混合物に、0.3gのドウシン ブリリア
ント レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードア
イランド州コベントリーのヘキスト社から入手)、1
0.6gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) 、0.0
5gのポリエチレンオキサイド(カルボワックス M20、
分子量18,000を有するポリエチレンオキサイド/
ビスフェノール−Aポリマー、コネチカット州ダンバリ
ーのユニオン カーバイド社から入手)および0.1g
のダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミズーリ州ミッド
ランドのダウ ケミカル社から入手)を加えた。得られ
た混合物を1/2時間ロールミリングし、その後、追加
の水を混合物に加え、濾過して100gのインクを得
た。得られたインクはpH=8.227を示した。ゼロ
ックス コートランド紙上にヒューレット−パッカード
デスクジェットプリンターでプリントしたとき、これ
らのインクで形成させたプリントは、優れた耐スミアリ
ング性(雨滴試験)と優れた98〜99%の水堅牢性を
示した。
【0097】
【実施例52】60gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、5gのメチル尿素(アルドリッチ社から入
手)、5gのジメチル尿素(アルドリッチ社から入
手)、5gのテトラメチル尿素(アルドリッチ社から入
手)および0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を
単純混合してpH=12.19の混合物を得ることによ
ってインク組成物を調製した。この混合物に、1.89
gの濃塩酸を加えてpH=8.94を有する混合物を得
た。次いで、この混合物に、0.3gのドウシン ブリ
リアント レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロー
ドアイランド州コベントリーのヘキスト社から入手)、
10.6gのBASFX-34 染料(BASF社から入手) 、0.
05gのポリエチレンオキサイド(カルボワックス M2
0、分子量18,000を有するポリエチレンオキサイ
ド/ビスフェノール−Aポリマー、コネチカット州ダン
バリーのユニオン カーバイド社から入手)および0.
1gのダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミズーリ州ミ
ッドランドのダウ ケミカル社から入手)を加えた。得
られた混合物を1/2時間ロールミリングし、その後、
追加の水を混合物に加え、濾過して100gのインクを
得た。得られたインクはpH=8.33を示した。イン
クのpHを3規定の塩酸を添加してさらに調整し、濾過
してpH=8.17を有するインクを得た。ゼロックス
コートランド紙上にヒューレット−パッカード デス
クジェットプリンターでプリントしたとき、これらのイ
ンクで形成させたプリントは、優れた耐スミアリング性
(雨滴試験)と優れた98〜99%の水堅牢性を示し
た。
【0098】
【実施例53】60gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、10gの尿素(アルドリッチ社から入手)、
5gのジメチル尿素(アルドリッチ社から入手)および
1gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混合し、次
いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH=12.
05の混合物を得ることによってインク組成物を調製し
た。その後、この混合物のpHを1.89gの濃塩酸を
添加して調整し、次いで、さらに5分間ロールミリング
してpH=8.99を有する混合物を得た。次いで、こ
の混合物に、0.3gのドウシン ブリリアント レッ
ド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードアイランド州
コベントリーのヘキスト社から入手)を加え、得られた
混合物をさらに5分間ロールミリングした。その後、1
0.6gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) 、0.0
5gのポリエチレンオキサイド(カルボワックス M20、
分子量18,000を有するポリエチレンオキサイド/
ビスフェノール−Aポリマー、コネチカット州ダンバリ
ーのユニオン カーバイド社から入手)および0.1g
のダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミズーリ州ミッド
ランドのダウ ケミカル社から入手)を、混合物に加
え、15分間ロールミリングした。得られた混合物はp
H=8.45を示した。混合物のpHを3規定の塩酸
(0.68g)を添加してさらに調整してpH=8.1
9を有するインクを得た。追加の水を混合物に加え、濾
過して100gのインクを得、これをさらに30分間ロ
ールミリングした。得られたインクは、ガラス上にコー
ティングしたとき、10分後に若干の結晶化を示した。
インクをヒューレット−パッカード デスクジェットプ
リンターに装填し、プリントをハンマーミル紙およびゼ
ロックス コートランド紙上に形成させた。得られたプ
リントは、ハンマーミル紙のワイヤー面上で僅かな毛羽
立ちを示した。ゼロックス コートランド紙上にヒュー
レット−パッカード デスクジェットプリンターでプリ
ントしたとき、これらのインクで形成させたプリント
は、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と優れた98
〜99%の水堅牢性を示した。
【0099】
【実施例54】60gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、10gの尿素(アルドリッチ社から入手)、
5gのジメチル尿素(アルドリッチ社から入手)および
0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混合
し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH=
12.30の混合物を得ることによってインク組成物を
調製した。その後、この混合物のpHを1.89gの濃
塩酸を添加して調整し、さらに5分間ロールミリングし
てpH=8.87を有する混合物を得た。次いで、この
混合物に、0.3gのドウシン ブリリアント レッド
F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードアイランド州コ
ベントリーのヘキスト社から入手)を加え、得られた混
合物をさらに5分間ロールミリングした。その後、1
0.6gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) 、0.0
5gのポリエチレンオキサイド(カルボワックス M20、
分子量18,000を有するポリエチレンオキサイド/
ビスフェノール−Aポリマー、コネチカット州ダンバリ
ーのユニオン カーバイド社から入手)および0.1g
のダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミズーリ州ミッド
ランドのダウ ケミカル社から入手)を、混合物に加
え、15分間ロールミリングした。得られた混合物はp
H=8.43を示した。混合物のpHを3規定の塩酸
(0.65g)を添加してさらに調整してpH=8.1
9を有するインクを得た。追加の水を混合物に加え、濾
過して100gのインクを得、これをさらに30分間ロ
ールミリングした。得られたインクは、ガラス上にコー
ティングしたとき、20分後に若干の結晶化を示した。
インクをヒューレット−パッカード デスクジェットプ
リンターに装填し、プリントをハンマーミル紙およびゼ
ロックス コートランド紙上に形成させた。得られたプ
リントは、ハンマーミル紙のワイヤー面上で僅かな毛羽
立ちを示した。ゼロックスコートランド紙上にヒューレ
ット−パッカード デスクジェットプリンターでプリン
トしたとき、これらのインクで形成させたプリントは、
優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と優れた98〜9
9%の水堅牢性を示した。
【0100】
【実施例55】65.4gの水、1gのN,N'- ビス(3-
アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル
社から入手)、10gのメチル尿素(アルドリッチ社か
ら入手)および0.7gの水酸化アンモニウムを含む成
分を単純混合し、次いで、混合物を5分間ロールミリン
グしてpH=11.85の混合物を得ることによってイ
ンク組成物を調製した。その後、この混合物のpHを
3.04gの濃臭化水素酸を添加して調整し、次いで、
さらに5分間ロールミリングしてpH=8.96を有す
る混合物を得た。この混合物に、0.3gのドウシン
ブリリアント レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、
ロードアイランド州コベントリーのヘキスト社から入
手)を加え、得られた混合物をさらに5分間ロールミリ
ングした。その後、10.6gのBASF X-34 染料(BASF
社から入手) 、0.05gのポリエチレンオキサイド
(カルボワックス M20、分子量18,000を有するポ
リエチレンオキサイド/ビスフェノール−Aポリマー、
コネチカット州ダンバリーのユニオン カーバイド社か
ら入手)および0.1gのダウィシル 150 殺生剤(製
品級、ミズーリ州ミッドランドのダウ ケミカル社から
入手)を、混合物に加え、15分間ロールミリングし
た。得られた混合物はpH=8.31を示した。混合物
のpHを3規定の臭化水素酸(0.52g)と1滴の追
加の水酸化アンモニウムを添加してさらに調整して、p
H=8.21を有するインクを得た。追加の水を混合物
に加え、濾過して100gのインクを得、これをさらに
30分間ロールミリングした。得られたインクは、ガラ
ス上にコーティングしたとき、結晶化を示さなかった。
インクをヒューレット−パッカード デスクジェットプ
リンターに装填し、プリントをハンマーミル紙およびゼ
ロックス コートランド紙上に形成させた。得られたプ
リントは、ハンマーミル紙のワイヤー面上で極めて僅か
な毛羽立ちを示した。ゼロックス コートランド紙上に
ヒューレット−パッカード デスクジェットプリンター
でプリントしたとき、これらのインクで形成させたプリ
ントは、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と優れた
98〜99%の水堅牢性を示した。
【0101】
【実施例56】60.3gの水、1gのN,N'- ビス(3-
アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル
社から入手)、15gのメチル尿素(アルドリッチ社か
ら入手)および0.8gの水酸化アンモニウムを含む成
分を単純混合し、次いで、混合物を5分間ロールミリン
グしてpH=11.95の混合物を得ることによってイ
ンク組成物を調製した。その後、この混合物のpHを
3.18gの濃臭化水素酸を添加して調整し、さらに5
分間ロールミリングしてpH=8.96を有する混合物
を得た。この混合物に、0.3gのドウシン ブリリア
ント レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードア
イランド州コベントリーのヘキスト社から入手)を加
え、得られた混合物をさらに5分間ロールミリングし
た。その後、10.6gのBASF X-34 染料(BASF社から
入手) 、0.05gのポリエチレンオキサイド(カルボ
ワックス M20、分子量18,000を有するポリエチレ
ンオキサイド/ビスフェノール−Aポリマー、コネチカ
ット州ダンバリーのユニオン カーバイド社から入手)
および0.1gのダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミ
ズーリ州ミッドランドのダウケミカル社から入手)を、
混合物に加え、15分間ロールミリングした。得られた
混合物はpH=8.45を示した。混合物のpHを3規
定の臭化水素酸(0.52g)を添加してさらに調整し
て、pH=8.19を有するインクを得た。追加の水を
混合物に加え、濾過して100gのインクを得、これを
さらに30分間ロールミリングした。得られたインク
は、ガラス上にコーティングしたとき、60分後で結晶
化を示さなかった。インクをヒューレット−パッカード
デスクジェットプリンターに装填し、プリントをハン
マーミル紙およびゼロックス コートランド紙上に形成
させた。得られたプリントは、ハンマーミル紙のワイヤ
ー面上で僅かな毛羽立ちを示した。ゼロックス コート
ランド紙上にヒューレット−パッカード デスクジェッ
トプリンターでプリントしたとき、これらのインクで形
成させたプリントは、優れた耐スミアリング性(雨滴試
験)と優れた98〜99%の水堅牢性を示した。
【0102】
【実施例57】56.5gの水、1gのN,N'- ビス(3-
アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル
社から入手)、20gのメチル尿素(アルドリッチ社か
ら入手)および0.7gの水酸化アンモニウムを含む成
分を単純混合し、次いで、混合物を5分間ロールミリン
グしてpH=12.0の混合物を得ることによってイン
ク組成物を調製した。その後、この混合物のpHを3.
15gの濃臭化水素酸を添加して調整し、さらに5分間
ロールミリングしてpH=9.0を有する混合物を得
た。この混合物に、0.3gのドウシン ブリリアント
レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードアイラ
ンド州コベントリーのヘキスト社から入手)を加え、得
られた混合物をさらに5分間ロールミリングした。その
後、10.6gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) 、
0.05gのポリエチレンオキサイド(カルボワックス
M20、分子量18,000を有するポリエチレンオキサ
イド/ビスフェノール−Aポリマー、コネチカット州ダ
ンバリーのユニオン カーバイド社から入手)および
0.1gのダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミズーリ
州ミッドランドのダウ ケミカル社から入手)を、混合
物に加え、15分間ロールミリングした。得られた混合
物はpH=8.42を示した。混合物のpHを3規定の
臭化水素酸(0.52g)を添加してさらに調整して、
pH=8.21を有するインクを得た。追加の水を混合
物に加え、濾過して100gのインクを得、これをさら
に30分間ロールミリングした。得られたインクは、ガ
ラス上にコーティングしたとき、15分後に若干の結晶
化を示した。インクをヒューレット−パッカード デス
クジェットプリンターに装填し、プリントをハンマーミ
ル紙およびゼロックス コートランド紙上に形成させ
た。得られたプリントは、ハンマーミル紙のワイヤー面
上で僅かな毛羽立ちを示した。ゼロックス コートラン
ド紙上にヒューレット−パッカード デスクジェットプ
リンターでプリントしたとき、これらのインクで形成さ
せたプリントは、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)
と優れた98〜99%の水堅牢性を示した。
【0103】
【実施例58】64gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、10gのテトラメチル尿素(アルドリッチ社
から入手)および0.7gの水酸化アンモニウムを含む
成分を単純混合し、次いで、混合物を5分間ロールミリ
ングしてpH=11.96の混合物を得ることによって
インク組成物を調製した。その後、この混合物のpHを
2.97gの濃臭化水素酸を添加して調整し、さらに5
分間ロールミリングしてpH=8.92を有する混合物
を得た。この混合物に、0.3gのドウシン ブリリア
ント レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードア
イランド州コベントリーのヘキスト社から入手)を加
え、得られた混合物をさらに5分間ロールミリングし
た。その後、10.6gのBASF X-34 染料(BASF社から
入手) 、0.05gのポリエチレンオキサイド(カルボ
ワックスM20、分子量18,000を有するポリエチレ
ンオキサイド/ビスフェノール−Aポリマー、コネチカ
ット州ダンバリーのユニオン カーバイド社から入手)
および0.1gのダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミ
ズーリ州ミッドランドのダウ ケミカル社から入手)
を、混合物に加え、15分間ロールミリングした。得ら
れた混合物はpH=8.35を示した。混合物のpHを
3規定の臭化水素酸(0.42g)を添加してさらに調
整して、pH=8.16を有するインクを得た。追加の
水を混合物に加え、濾過して100gのインクを得、こ
れをさらに30分間ロールミリングした。得られたイン
クは、ガラス上にコーティングしたとき、結晶化を示さ
なかった。インクをヒューレット−パッカード デスク
ジェットプリンターに装填し、プリントをハンマーミル
紙およびゼロックス コートランド紙上に形成させた。
得られたプリントは、ハンマーミル紙のワイヤー面上で
穏やかな毛羽立ちを示した。ゼロックス コートランド
紙上にヒューレット−パッカード デスクジェットプリ
ンターでプリントしたとき、これらのインクで形成させ
たプリントは、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と
優れた98〜99%の水堅牢性を示した。
【0104】
【実施例59】60gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、15gのテトラメチル尿素(アルドリッチ社
から入手)および0.7gの水酸化アンモニウムを含む
成分を単純混合し、次いで、混合物を5分間ロールミリ
ングしてpH=11.96の混合物を得ることによって
インク組成物を調製した。その後、この混合物のpHを
2.93gの濃臭化水素酸を添加して調整し、さらに5
分間ロールミリングしてpH=9.00を有する混合物
を得た。この混合物に、0.3gのドウシン ブリリア
ント レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードア
イランド州コベントリーのヘキスト社から入手)を加
え、得られた混合物をさらに5分間ロールミリングし
た。その後、10.6gのBASF X-34 染料(BASF社から
入手) 、0.05gのポリエチレンオキサイド(カルボ
ワックスM20、分子量18,000を有するポリエチレ
ンオキサイド/ビスフェノール−Aポリマー、コネチカ
ット州ダンバリーのユニオン カーバイド社から入手)
および0.1gのダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミ
ズーリ州ミッドランドのダウ ケミカル社から入手)
を、混合物に加え、15分間ロールミリングした。得ら
れた混合物はpH=8.49を示した。混合物のpHを
3規定の臭化水素酸(0.48g)を添加してさらに調
整して、pH=8.24を有するインクを得た。追加の
水を混合物に加え、濾過して100gのインクを得、こ
れをさらに30分間ロールミリングした。得られたイン
クは、ガラス上にコーティングしたとき、結晶化を示さ
なかった。インクをヒューレット−パッカード デスク
ジェットプリンターに装填し、プリントをハンマーミル
紙およびゼロックス コートランド紙上に形成させた。
得られたプリントは、ハンマーミル紙のワイヤー面上で
毛羽立ちを示した。ゼロックス コートランド紙上にヒ
ューレット−パッカードデスクジェットプリンターでプ
リントしたとき、これらのインクで形成させたプリント
は、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と優れた98
〜99%の水堅牢性を示した。
【0105】
【実施例60】55.3gの水、1gのN,N'- ビス(3-
アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル
社から入手)、20gのテトラメチル尿素(アルドリッ
チ社から入手)および0.7gの水酸化アンモニウムを
含む成分を単純混合し、次いで、混合物を5分間ロール
ミリングしてpH=12.10の混合物を得ることによ
ってインク組成物を調製した。その後、この混合物のp
Hを2.96gの濃臭化水素酸を添加して調整し、さら
に5分間ロールミリングしてpH=8.96を有する混
合物を得た。この混合物に、0.3gのドウシン ブリ
リアント レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロー
ドアイランド州コベントリーのヘキスト社から入手)を
加え、得られた混合物をさらに5分間ロールミリングし
た。その後、10.6gのBASF X-34 染料(BASF社から
入手) 、0.05gのポリエチレンオキサイド(カルボ
ワックス M20、分子量18,000を有するポリエチレ
ンオキサイド/ビスフェノール−Aポリマー、コネチカ
ット州ダンバリーのユニオン カーバイド社から入手)
および0.1gのダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミ
ズーリ州ミッドランドのダウ ケミカル社から入手)
を、混合物に加え、15分間ロールミリングした。得ら
れた混合物はpH=8.42を示した。混合物のpHを
3規定の臭化水素酸(0.36g)を添加してさらに調
整して、pH=8.235を有するインクを得た。追加
の水を混合物に加え、濾過して100gのインクを得、
これをさらに30分間ロールミリングした。得られたイ
ンクは、ガラス上にコーティングしたとき、結晶化を示
さなかった。インクをヒューレット−パッカード デス
クジェットプリンターに装填し、プリントをハンマーミ
ル紙およびゼロックス コートランド紙上に形成させ
た。得られたプリントは、ハンマーミル紙のワイヤー面
上で毛羽立ちを示した。ゼロックス コートランド紙上
にヒューレット−パッカード デスクジェットプリンタ
ーでプリントしたとき、これらのインクで形成させたプ
リントは、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と優れ
た98〜99%の水堅牢性を示した。
【0106】
【実施例61】65gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、10gのジメチル尿素(アルドリッチ社から
入手)および0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分
を単純混合し、次いで、混合物を5分間ロールミリング
してpH=11.82の混合物を得ることによってイン
ク組成物を調製した。その後、この混合物のpHを2.
9gの濃臭化水素酸を添加して調整し、さらに5分間ロ
ールミリングしてpH=9.0を有する混合物を得た。
この混合物に、0.3gのドウシン ブリリアント レ
ッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードアイランド
州コベントリーのヘキスト社から入手)を加え、得られ
た混合物をさらに5分間ロールミリングした。その後、
10.6gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) 、0.
05gのポリエチレンオキサイド(カルボワックス M2
0、分子量18,000を有するポリエチレンオキサイ
ド/ビスフェノール−Aポリマー、コネチカット州ダン
バリーのユニオン カーバイド社から入手)および0.
1gのダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミズーリ州ミ
ッドランドのダウ ケミカル社から入手)を、混合物に
加え、15分間ロールミリングした。得られた混合物は
pH=8.47を示した。混合物のpHを3規定の臭化
水素酸(0.57g)を添加してさらに調整して、pH
=8.22を有するインクを得た。追加の水を混合物に
加え、濾過して100gのインクを得、これをさらに3
0分間ロールミリングした。得られたインクは、ガラス
上にコーティングしたとき、結晶化を示さなかった。イ
ンクをヒューレット−パッカード デスクジェットプリ
ンターに装填し、プリントをハンマーミル紙およびゼロ
ックス コートランド紙上に形成させた。得られたプリ
ントは、ハンマーミル紙のワイヤー面上で僅かな毛羽立
ちを示した。ゼロックス コートランド紙上にヒューレ
ット−パッカード デスクジェットプリンターでプリン
トしたとき、これらのインクで形成させたプリントは、
優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と優れた98〜9
9%の水堅牢性を示した。
【0107】
【実施例62】60gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、15gのジメチル尿素(アルドリッチ社から
入手)および0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分
を単純混合し、次いで、混合物を5分間ロールミリング
してpH=11.94の混合物を得ることによってイン
ク組成物を調製した。その後、この混合物のpHを2.
88gの濃臭化水素酸を添加して調整し、さらに5分間
ロールミリングしてpH=8.98を有する混合物を得
た。この混合物に、0.3gのドウシン ブリリアント
レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードアイラ
ンド州コベントリーのヘキスト社から入手)を加え、得
られた混合物をさらに5分間ロールミリングした。その
後、10.6gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) 、
0.05gのポリエチレンオキサイド(カルボワックス
M20、分子量18,000を有するポリエチレンオキサ
イド/ビスフェノール−Aポリマー、コネチカット州ダ
ンバリーのユニオン カーバイド社から入手)および
0.1gのダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミズーリ
州ミッドランドのダウケミカル社から入手)を、混合物
に加え、15分間ロールミリングした。得られた混合物
はpH=8.50を示した。混合物のpHを3規定の臭
化水素酸(0.63g)を添加してさらに調整して、p
H=8.20を有するインクを得た。追加の水を混合物
に加え、濾過して100gのインクを得、これをさらに
30分間ロールミリングした。得られたインクは、ガラ
ス上にコーティングしたとき、15分後で結晶化を示さ
なかった。インクをヒューレット−パッカード デスク
ジェットプリンターに装填し、プリントをハンマーミル
紙およびゼロックス コートランド紙上に形成させた。
得られたプリントは、ハンマーミル紙のワイヤー面上で
穏やかな毛羽立ちを示した。ゼロックス コートランド
紙上にヒューレット−パッカード デスクジェットプリ
ンターでプリントしたとき、これらのインクで形成させ
たプリントは、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と
優れた98〜99%の水堅牢性を示した。
【0108】
【実施例63】57gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、20gのジメチル尿素(アルドリッチ社から
入手)および0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分
を単純混合し、次いで、混合物を5分間ロールミリング
してpH=12.08の混合物を得ることによってイン
ク組成物を調製した。その後、この混合物のpHを3g
の濃臭化水素酸を添加して調整し、さらに5分間ロール
ミリングしてpH=9.02を有する混合物を得た。こ
の混合物に、0.3gのドウシン ブリリアント レッ
ド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードアイランド州
コベントリーのヘキスト社から入手)を加え、得られた
混合物をさらに5分間ロールミリングした。その後、1
0.6gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) 、0.0
5gのポリエチレンオキサイド(カルボワックス M20、
分子量18,000を有するポリエチレンオキサイド/
ビスフェノール−Aポリマー、コネチカット州ダンバリ
ーのユニオン カーバイド社から入手)および0.1g
のダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミズーリ州ミッド
ランドのダウ ケミカル社から入手)を、混合物に加
え、15分間ロールミリングした。得られた混合物はp
H=8.52を示した。混合物のpHを3規定の臭化水
素酸(0.63g)を添加してさらに調整して、pH=
8.215を有するインクを得た。追加の水を混合物に
加え、濾過して100gのインクを得、これをさらに3
0分間ロールミリングした。得られたインクは、ガラス
上にコーティングしたとき、5分後で結晶化を示さなか
った。インクをヒューレット−パッカード デスクジェ
ットプリンターに装填し、プリントをハンマーミル紙お
よびゼロックス コートランド紙上に形成させた。得ら
れたプリントは、ハンマーミル紙のワイヤー面上で毛羽
立ちを示した。ゼロックス コートランド紙上にヒュー
レット−パッカードデスクジェットプリンターでプリン
トしたとき、これらのインクで形成させたプリントは、
優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と優れた98〜9
9%の水堅牢性を示した。
【0109】
【実施例64】55gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、17.5gの尿素(アルドリッチ社から入
手)および0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を
単純混合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングし
てpH=12.07の混合物を得ることによってインク
組成物を調製した。その後、この混合物のpHを3.4
5gの濃臭化水素酸を添加して調整し、さらに5分間ロ
ールミリングしてpH=9.010を有する混合物を得
た。この混合物に、0.3gのドウシン ブリリアント
レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードアイラ
ンド州コベントリーのヘキスト社から入手)を加え、得
られた混合物をさらに5分間ロールミリングした。その
後、10.6gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) 、
0.05gのポリエチレンオキサイド(カルボワックス
M20、分子量18,000を有するポリエチレンオキサ
イド/ビスフェノール−Aポリマー、コネチカット州ダ
ンバリーのユニオン カーバイド社から入手)および
0.1gのダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミズーリ
州ミッドランドのダウ ケミカル社から入手)を、混合
物に加え、15分間ロールミリングした。得られた混合
物はpH=8.55を示した。混合物のpHを3規定の
臭化水素酸(0.93g)と3滴の追加の水酸化アンモ
ニウムを添加してさらに調整して、pH=8.225を
有するインクを得た。追加の水を混合物に加え、濾過し
て100gのインクを得、これをさらに30分間ロール
ミリングした。得られたインクは、ガラス上にコーティ
ングしたとき、安定であり結晶化を示さなかった。イン
クをヒューレット−パッカード デスクジェットプリン
ターに装填し、プリントをハンマーミル紙およびゼロッ
クス コートランド紙上に形成させた。得られたプリン
トは、ハンマーミル紙のワイヤー面上で極めて僅かな毛
羽立ちを示し、優れた水堅牢性と優れた耐指湿潤スミア
リング性を有していた。ゼロックス コートランド紙上
にヒューレット−パッカード デスクジェットプリンタ
ーでプリントしたとき、これらのインクで形成させたプ
リントは、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と優れ
た98〜99%の水堅牢性を示した。
【0110】
【実施例65】55gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、5gの尿素(アルドリッチ社から入手)およ
び0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混合
し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH=
12.15の混合物を得ることによってインク組成物を
調製した。その後、この混合物のpHを3.36gの濃
臭化水素酸を添加して調整し、さらに5分間ロールミリ
ングしてpH=8.94を有する混合物を得た。この混
合物に、0.3gのドウシン ブリリアント レッド F
3B SF VP 218(高純度固形物、ロードアイランド州コベ
ントリーのヘキスト社から入手)を加え、得られた混合
物をさらに5分間ロールミリングした。その後、10.
6gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) 、0.05g
のポリエチレンオキサイド(カルボワックス M20、分子
量18,000を有するポリエチレンオキサイド/ビス
フェノール−Aポリマー、コネチカット州ダンバリーの
ユニオン カーバイド社から入手)および0.1gのダ
ウィシル 150 殺生剤(製品級、ミズーリ州ミッドラン
ドのダウ ケミカル社から入手)を、混合物に加え、1
5分間ロールミリングした。得られた混合物はpH=
8.425を示した。混合物のpHを3規定の臭化水素
酸(0.44g)を添加してさらに調整して、pH=
8.191を有するインクを得た。追加の水を混合物に
加え、濾過して100gのインクを得、これをさらに3
0分間ロールミリングした。得られたインクは、ガラス
上にコーティングしたとき、安定であり結晶化を示さな
かった。インクをヒューレット−パッカード デスクジ
ェットプリンターに装填し、プリントをハンマーミル紙
およびゼロックス コートランド紙上に形成させた。得
られたプリントは、ハンマーミル紙のワイヤー面上で極
めて僅かな毛羽立ちを示し、優れた水堅牢性と優れた耐
指湿潤スミアリング性を有していた。ゼロックス コー
トランド紙上にヒューレット−パッカード デスクジェ
ットプリンターでプリントしたとき、これらのインクで
形成させたプリントは、優れた耐スミアリング性(雨滴
試験)と優れた98〜99%の水堅牢性を示した。
【0111】
【実施例66】58.5gの水、1gのN,N'- ビス(3-
アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル
社から入手)、15gの尿素(アルドリッチ社から入
手)および0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を
単純混合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングし
てpH=12.13の混合物を得ることによってインク
組成物を調製した。その後、この混合物のpHを3.3
6gの濃臭化水素酸を添加して調整し、さらに5分間ロ
ールミリングしてpH=8.91を有する混合物を得
た。この混合物に、0.3gのドウシン ブリリアント
レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードアイラ
ンド州コベントリーのヘキスト社から入手)を加え、得
られた混合物をさらに5分間ロールミリングした。その
後、10.6gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) 、
0.05gのポリエチレンオキサイド(カルボワックス
M20、分子量18,000を有するポリエチレンオキサ
イド/ビスフェノール−Aポリマー、コネチカット州ダ
ンバリーのユニオン カーバイド社から入手)および
0.1gのダウィシル 150 殺生剤(製品級、ミズーリ
州ミッドランドのダウ ケミカル社から入手)を、混合
物に加え、15分間ロールミリングした。得られた混合
物はpH=8.393を示した。混合物のpHを3規定
の臭化水素酸(0.48g)を添加してさらに調整し
て、pH=8.205を有するインクを得た。追加の水
を混合物に加え、濾過して100gのインクを得、これ
をさらに30分間ロールミリングした。得られたインク
は、安定であった。インクをヒューレット−パッカード
デスクジェットプリンターに装填し、プリントをハン
マーミル紙およびゼロックス コートランド紙上に形成
させた。得られたプリントは、ハンマーミル紙のワイヤ
ー面上で極めて僅かな毛羽立ちを示し、優れた水堅牢性
と優れた耐指湿潤スミアリング性を示した。ガラス上に
噴射させたとき、インクは、乾燥時に結晶化した。ゼロ
ックス コートランド紙上にヒューレット−パッカード
デスクジェットプリンターでプリントしたとき、これ
らのインクで形成させたプリントは、優れた耐スミアリ
ング性(雨滴試験)と優れた98〜99%の水堅牢性を
示した。
【0112】
【実施例67】55gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、10gの尿素(アルドリッチ社から入手)お
よび0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混
合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH
=12.15の混合物を得ることによってインク組成物
を調製した。その後、この混合物のpHを3.28gの
濃臭化水素酸を添加して調整し、さらに5分間ロールミ
リングしてpH=8.98を有する混合物を得た。この
混合物に、10gのジプロピレングリコールと0.3g
のドウシン ブリリアント レッド F3B SF VP 218(高
純度固形物、ロードアイランド州コベントリーのヘキス
ト社から入手)を加え、得られた混合物をさらに5分間
ロールミリングした。その後、10.6gのBASF X-34
染料(BASF社から入手) と0.05gのポリエチレンオ
キサイド(カルボワックス M20、分子量18,000を
有するポリエチレンオキサイド/ビスフェノール−Aポ
リマー、コネチカット州ダンバリーのユニオン カーバ
イド社から入手)を混合物に加え、15分間ロールミリ
ングした。得られた混合物はpH=8.39を示した。
混合物のpHを3規定の臭化水素酸(0.44g)を添
加してさらに調整して、pH=8.204を有するイン
クを得た。追加の水を混合物に加え、濾過して100g
のインクを得、これをさらに30分間ロールミリングし
た。得られたインクは安定であった。インクをヒューレ
ット−パッカード デスクジェットプリンターに装填
し、プリントをハンマーミル紙およびゼロックス コー
トランド紙上に形成させた。得られたプリントは、ハン
マーミル紙のワイヤー面上で毛羽立ちを示したが、優れ
た水堅牢性と優れた耐指湿潤スミアリング性を有してい
た。ガラス上に噴射したとき、インクは30分後で結晶
化を示さなかった。ゼロックス コートランド紙上にヒ
ューレット−パッカード デスクジェットプリンターで
プリントしたとき、これらのインクで形成させたプリン
トは、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と優れた9
8〜99%の水堅牢性を示した。
【0113】
【実施例68】56gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、10gの尿素(アルドリッチ社から入手)お
よび0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混
合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH
=12.20の混合物を得ることによってインク組成物
を調製した。その後、この混合物のpHを3.32gの
濃臭化水素酸を添加して調整し、さらに5分間ロールミ
リングしてpH=9.00を有する混合物を得た。この
混合物に、15gのエチレングリコールと0.3gのド
ウシン ブリリアント レッド F3B SF VP218(高純度
固形物、ロードアイランド州コベントリーのヘキスト社
から入手)を加え、得られた混合物をさらに5分間ロー
ルミリングした。その後、10.6gのBASF X-34 染料
(BASF社から入手) と0.05gのポリエチレンオキサ
イド(カルボワックス M20、分子量18,000を有す
るポリエチレンオキサイド/ビスフェノール−Aポリマ
ー、コネチカット州ダンバリーのユニオン カーバイド
社から入手)を混合物に加え、15分間ロールミリング
した。得られた混合物はpH=8.425を示した。混
合物のpHを3規定の臭化水素酸(0.54g)を添加
してさらに調整して、pH=8.215を有するインク
を得た。追加の水を混合物に加え、濾過して100gの
インクを得、これをさらに30分間ロールミリングし
た。得られたインクは安定であった。インクをヒューレ
ット−パッカード デスクジェットプリンターに装填
し、プリントをハンマーミル紙およびゼロックス コー
トランド紙上に形成させた。得られたプリントは、優れ
た水堅牢性と優れた耐指湿潤スミアリング性を有してい
た。ガラス上に噴射したとき、インクは結晶化を示さな
かった。ゼロックス コートランド紙上にヒューレット
−パッカード デスクジェットプリンターでプリントし
たとき、これらのインクで形成させたプリントは、優れ
た耐スミアリング性(雨滴試験)と優れた98〜99%
の水堅牢性を示した。
【0114】
【実施例69】60gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、10gの尿素(アルドリッチ社から入手)お
よび0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混
合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH
=12.07の混合物を得ることによってインク組成物
を調製した。その後、この混合物のpHを2.1gの濃
塩酸を添加して調整し、さらに5分間ロールミリングし
てpH=8.97を有する混合物を得た。この混合物
に、0.3gのドウシン ブリリアント レッド F3B S
F VP 218(高純度固形物、ロードアイランド州コベント
リーのヘキスト社から入手)を加え、得られた混合物を
さらに5分間ロールミリングした。その後、10.6g
のBASF X-34 染料(BASF社から入手)と0.05gのポ
リエチレンオキサイド(カルボワックス M20、分子量1
8,000を有するポリエチレンオキサイド/ビスフェ
ノール−Aポリマー、コネチカット州ダンバリーのユニ
オン カーバイド社から入手)を混合物に加え、15分
間ロールミリングした。得られた混合物はpH=8.4
2を示した。混合物のpHを3規定の塩酸(0.4g)
を添加してさらに調整して、pH=8.19を有するイ
ンクを得た。追加の水を混合物に加え、濾過して100
gのインクを得、これをさらに30分間ロールミリング
した。得られたインクは安定であり、結晶化を示さなか
った。インクをヒューレット−パッカード デスクジェ
ットプリンターに装填し、プリントをハンマーミル紙お
よびゼロックス コートランド紙上に形成させた。得ら
れたプリントは、優れた水堅牢性と優れた耐指湿潤スミ
アリング性を有していた。インクは、1.24センチポ
イズの粘度、51.4ダイン/cmの表面張力、および
21.8モウ/cmの導電度を有していた。ゼロックス
コートランド紙上にヒューレット−パッカード デス
クジェットプリンターでプリントしたとき、これらのイ
ンクで形成させたプリントは、優れた耐スミアリング性
(雨滴試験)と優れた98〜99%の水堅牢性を示し
た。
【0115】
【実施例70】56gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、10gの尿素(アルドリッチ社から入手)お
よび0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混
合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH
=12.13の混合物を得ることによってインク組成物
を調製した。その後、この混合物のpHを2.04gの
濃塩酸を添加して調整し、さらに5分間ロールミリング
してpH=8.94を有する混合物を得た。この混合物
に、5gのジプロピレングリコールと0.3gのドーシ
ン ブリリアント レッド F3B SF VP 218(高純度固形
物、ロードアイランド州コベントリーのヘキスト社から
入手)を加え、得られた混合物をさらに5分間ロールミ
リングした。その後、10.6gのBASF X-34 染料(BA
SF社から入手) と0.05gのポリエチレンオキサイド
(カルボワックス M20、分子量18,000を有するポ
リエチレンオキサイド/ビスフェノール−Aポリマー、
コネチカット州ダンバリーのユニオン カーバイド社か
ら入手)を混合物に加え、15分間ロールミリングし
た。得られた混合物はpH=8.28を示した。混合物
のpHを3規定の塩酸(0.15g)を添加してさらに
調整して、pH=8.17を有するインクを得た。追加
の水を混合物に加え、濾過して100gのインクを得、
これをさらに30分間ロールミリングした。得られたイ
ンクは、安定であり結晶化を示さなかった。インクをヒ
ューレット−パッカード デスクジェットプリンターに
装填し、プリントをハンマーミル紙およびゼロックス
コートランド紙上に形成させた。得られたプリントは、
優れた水堅牢性と優れた耐指湿潤スミアリング性を有し
ていた。インクは、1.52センチポイズの粘度、5
2.2ダイン/cmの表面張力、および17.6モウ/
cmの導電度を有していた。ゼロックス コートランド
紙上にヒューレット−パッカード デスクジェットプリ
ンターでプリントしたとき、これらのインクで形成させ
たプリントは、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と
優れた98〜99%の水堅牢性を示した。
【0116】
【実施例71】60gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、10gの尿素(アルドリッチ社から入手)お
よび0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混
合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH
=11.94の混合物を得ることによってインク組成物
を調製した。その後、この混合物のpHを3.29gの
濃臭化水素酸を添加して調整し、さらに5分間ロールミ
リングしてpH=8.99を有する混合物を得た。この
混合物に、0.3gのドウシン ブリリアント レッド
F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードアイランド州コ
ベントリーのヘキスト社から入手)を加え、得られた混
合物をさらに5分間ロールミリングした。その後、1
0.6gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) と0.0
6gのポリエチレンオキサイド(カルボワックス M20、
分子量18,000を有するポリエチレンオキサイド/
ビスフェノール−Aポリマー、コネチカット州ダンバリ
ーのユニオン カーバイド社から入手)を混合物に加
え、15分間ロールミリングした。得られた混合物はp
H=8.47を示した。混合物のpHを3規定の臭化水
素酸(0.15g)を添加してさらに調整して、pH=
8.17を有するインクを得た。追加の水を混合物に加
え、濾過して100gのインクを得、これをさらに30
分間ロールミリングした。得られたインクは、安定であ
り結晶化を示さなかった。インクをヒューレット−パッ
カード デスクジェットプリンターに装填し、プリント
をハンマーミル紙およびゼロックスコートランド紙上に
形成させた。得られたプリントは、優れた水堅牢性と優
れた耐指湿潤スミアリング性を有していた。インクは、
1.26センチポイズの粘度、54.0ダイン/cmの
表面張力、および20.9モウ/cmの導電度を有して
いた。ゼロックス コートランド紙上にヒューレット−
パッカード デスクジェットプリンターでプリントした
とき、これらのインクで形成させたプリントは、優れた
耐スミアリング性(雨滴試験)と優れた98〜99%の
水堅牢性を示した。
【0117】
【実施例72】55gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、10gの尿素(アルドリッチ社から入手)お
よび0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混
合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH
=12.06の混合物を得ることによってインク組成物
を調製した。その後、この混合物のpHを3.2gの濃
臭化水素酸を添加して調整し、さらに5分間ロールミリ
ングしてpH=9.00を有する混合物を得た。この混
合物に、5gのジプロピレングリコールと0.3gのド
ウシン ブリリアント レッド F3B SF VP218(高純度
固形物、ロードアイランド州コベントリーのヘキスト社
から入手)を加え、得られた混合物をさらに5分間ロー
ルミリングした。その後、10.6gのBASF X-34 染料
(BASF社から入手) と0.06gのポリエチレンオキサ
イド(カルボワックス M20、分子量18,000を有す
るポリエチレンオキサイド/ビスフェノール−Aポリマ
ー、コネチカット州ダンバリーのユニオン カーバイド
社から入手)を混合物に加え、15分間ロールミリング
した。得られた混合物はpH=8.44を示した。混合
物のpHを3規定の臭化水素酸(0.56g)を添加し
てさらに調整して、pH=8.205を有するインクを
得た。追加の水を混合物に加え、濾過して100gのイ
ンクを得、これをさらに30分間ロールミリングした。
得られたインクは、安定であり、結晶化を示さなかっ
た。インクをヒューレット−パッカード デスクジェッ
トプリンターに装填し、プリントをハンマーミル紙およ
びゼロックス コートランド紙上に形成させた。得られ
たプリントは、優れた水堅牢性と優れた耐指湿潤スミア
リング性を有していた。インクは、1.53センチポイ
ズの粘度、51.9ダイン/cmの表面張力、および1
7.6モウ/cmの導電度を有していた。ゼロックス
コートランド紙上にヒューレット−パッカード デスク
ジェットプリンターでプリントしたとき、これらのイン
クで形成させたプリントは、優れた耐スミアリング性
(雨滴試験)と優れた98〜99%の水堅牢性を示し
た。
【0118】
【実施例73】51.5gの水、1gのN,N'- ビス(3-
アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル
社から入手)、20gの尿素(アルドリッチ社から入
手)および0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を
単純混合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングし
てpH=12.0の混合物を得ることによってインク組
成物を調製した。その後、この混合物のpHを4gの3
規定塩酸を添加して調整し、さらに5分間ロールミリン
グしてpH=8.971を有する混合物を得た。この混
合物に、0.3gのドウシン ブリリアント レッド F
3B SF VP 218(高純度固形物、ロードアイランド州コベ
ントリーのヘキスト社から入手)を加え、得られた混合
物をさらに5分間ロールミリングした。その後、10.
6gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) と0.06g
のポリエチレンオキサイド(カルボワックス M20、分子
量18,000を有するポリエチレンオキサイド/ビス
フェノール−Aポリマー、コネチカット州ダンバリーの
ユニオン カーバイド社から入手)を混合物に加え、1
5分間ロールミリングした。得られた混合物はpH=
8.38を示した。混合物のpHを3規定の塩酸(0.
18g)を添加してさらに調整して、pH=8.219
を有するインクを得た。追加の水を混合物に加え、濾過
して100gのインクを得、これをさらに30分間ロー
ルミリングした。得られたインクは、安定であり、結晶
化を示さなかった。インクをヒューレット−パッカード
デスクジェットプリンターに装填し、プリントをハン
マーミル紙およびゼロックス コートランド紙上に形成
させた。得られたプリントは、優れた水堅牢性と優れた
耐指湿潤スミアリング性を有していた。インクは19.
1モウ/cmの導電度を有し、プリンターは、インクを
プリンター内に16時間放置した後、キャップ無しでま
た前面の拭き取りまたは吸引無しで優れた回収を示し
た。ゼロックス コートランド紙上にヒューレット−パ
ッカード デスクジェットプリンターでプリントしたと
き、これらのインクで形成させたプリントは、優れた耐
スミアリング性(雨滴試験)と優れた98〜99%の水
堅牢性を示した。
【0119】
【実施例74】40.5gの水、1gのN,N'- ビス(3-
アミノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィ
シコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル
社から入手)、20gの尿素(アルドリッチ社から入
手)および0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を
単純混合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングし
てpH=12.54の混合物を得ることによってインク
組成物を調製した。その後、この混合物のpHを3.8
4gの3規定塩酸を添加して調整し、さらに5分間ロー
ルミリングしてpH=9.00を有する混合物を得た。
この混合物に、15gのエチレングリコールと0.3g
のドウシン ブリリアント レッド F3B SFVP 218(高
純度固形物、ロードアイランド州コベントリーのヘキス
ト社から入手)を加え、得られた混合物をさらに5分間
ロールミリングした。その後、10.6gのBASF X-34
染料(BASF社から入手) と0.05gのポリエチレンオ
キサイド(カルボワックス M20、分子量18,000を
有するポリエチレンオキサイド/ビスフェノール−Aポ
リマー、コネチカット州ダンバリーのユニオン カーバ
イド社から入手)を混合物に加え、15分間ロールミリ
ングした。得られた混合物はpH=8.27を示した。
混合物のpHを3規定の塩酸(0.18g)を添加して
さらに調整して、pH=8.155を有するインクを得
た。追加の水を混合物に加え、濾過して100gのイン
クを得、これをさらに30分間ロールミリングした。得
られたインクは、安定であり、結晶化を示さなかった。
インクをヒューレット−パッカード デスクジェットプ
リンターに装填し、プリントをハンマーミル紙およびゼ
ロックス コートランド紙上に形成させた。得られたプ
リントは、優れた水堅牢性と優れた耐指湿潤スミアリン
グ性を有していた。インクは19.1モウ/cmの導電
度を有し、プリンターは、インクをプリンター内に16
時間放置した後、キャップ無しでまた前面の拭き取りま
たは吸引無しで優れた回収を示した。ゼロックス コー
トランド紙上にヒューレット−パッカード デスクジェ
ットプリンターでプリントしたとき、これらのインクで
形成させたプリントは、優れた耐スミアリング性(雨滴
試験)と優れた98〜99%の水堅牢性を示した。
【0120】
【実施例75】67gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、20gの尿素(アルドリッチ社から入手)お
よび0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混
合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH
=12.2の混合物を得ることによってインク組成物を
調製した。その後、この混合物のpHを3.84gの濃
臭化水素酸を添加して調整し、次いで、さらに5分間ロ
ールミリングしてpH=9.05を有する混合物を得
た。この混合物に、0.3gのドウシン ブリリアント
レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードアイラ
ンド州コベントリーのヘキスト社から入手)を加え、得
られた混合物をさらに5分間ロールミリングした。その
後、10.6gのBASF X-34 染料(BASF社から入手) を
混合物に加えた。得られた混合物はpH=8.44を示
した。混合物のpHを3規定の臭化水素酸(0.58
g)を添加してさらに調整して、pH=8.22を有す
るインクを得た。その後、0.05gのポリエチレンオ
キサイド(カルボワックス M20、分子量18,000を
有するポリエチレンオキサイド/ビスフェノール−Aポ
リマー、コネチカット州ダンバリーのユニオン カーバ
イド社から入手)をインクに加え、5分間ロールミリン
グした。次いで、インクを濾過し、さらに120分間ロ
ールミリングした。得られたインクは、安定であり、結
晶化を示さなかった。インクをヒューレット−パッカー
ド デスクジェットプリンターに装填し、プリントをハ
ンマーミル紙およびゼロックス コートランド紙上に形
成させた。得られたプリントは、優れた水堅牢性と優れ
た耐指湿潤スミアリング性を有していた。プリンター
は、インクをプリンター内に16時間放置した後、キャ
ップ無しでまた前面の拭き取りまたは吸引無しで優れた
回収を示した。ゼロックス コートランド紙上にヒュー
レット−パッカード デスクジェットプリンターでプリ
ントしたとき、これらのインクで形成させたプリント
は、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と優れた98
〜99%の水堅牢性を示した。
【0121】
【実施例76】61gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、20gの尿素(アルドリッチ社から入手)お
よび0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混
合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH
=12.2の混合物を得ることによってインク組成物を
調製した。その後、この混合物のpHを3.26gの濃
臭化水素酸を添加して調整し、次いで、さらに5分間ロ
ールミリングしてpH=9.05を有する混合物を得
た。この混合物に、0.3gのドウシン ブリリアント
レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロードアイラ
ンド州コベントリーのヘキスト社から入手)と15gの
エチレングリコールを加え、得られた混合物をさらに5
分間ロールミリングした。その後、10.6gのBASF X
-34 染料(BASF社から入手) を混合物に加えた。得られ
た混合物はpH=8.44を示した。混合物のpHを3
規定の臭化水素酸(0.58g)を添加してさらに調整
して、pH=8.23を有するインクを得た。その後、
0.06gのポリエチレンオキサイド(カルボワックス
M20、分子量18,000を有するポリエチレンオキサ
イド/ビスフェノール−Aポリマー、コネチカット州ダ
ンバリーのユニオン カーバイド社から入手)をインク
に加え、5分間ロールミリングした。次いで、インクを
濾過し、さらに30分間ロールミリングした。得られた
インクは、安定であり、結晶化を示さなかった。インク
をヒューレット−パッカード デスクジェットプリンタ
ーに装填し、プリントをハンマーミル紙およびゼロック
ス コートランド紙上に形成させた。得られたプリント
は、優れた水堅牢性と優れた耐指湿潤スミアリング性を
有していた。プリンターは、インクをプリンター内に1
6時間放置した後、キャップ無しでまた前面の拭き取り
または吸引無しで優れた回収を示した。ゼロックス コ
ートランド紙上にヒューレット−パッカード デスクジ
ェットプリンターでプリントしたとき、これらのインク
で形成させたプリントは、優れた耐スミアリング性(雨
滴試験)と優れた98〜99%の水堅牢性を示した。
【0122】
【実施例77】60gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、20gの尿素(アルドリッチ社から入手)お
よび0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混
合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH
=11.5の混合物を得ることによってインク組成物を
調製した。その後、この混合物のpHを6.5gの3規
定臭化水素酸を添加して調整し、次いで、さらに5分間
ロールミリングしてpH=9.0を有する混合物を得
た。この混合物に、4.0gのスルホラン(フィリップ
ス社から入手)と3.0gのN-メチルピロリジノン(BA
SF社から入手)を加え、混合物をさらに5分間ロールミ
リングした。この混合物に、0.3gのドウシン ブリ
リアント レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、ロー
ドアイランド州コベントリーのヘキスト社から入手)を
加え、得られた混合物をさらに5分間ロールミリングし
た。その後、10.6gのBASFX-34 染料(BASF社から
入手) を混合物に加えた。得られた混合物はpH=8.
4を示した。混合物のpHを3規定の臭化水素酸(0.
73g)を添加してさらに調整して、pH=8.195
を有するインクを得た。インクを再度5分間ロールミリ
ングした。追加の水を混合物に加え、濾過して100g
のインクを得、このインクをさらに15分間ロールミリ
ングした。得られたインクは安定であった。インクをヒ
ューレット−パッカード デスクジェットプリンターに
装填し、プリントをハンマーミル紙およびゼロックス
コートランド紙上に形成させた。得られたプリントは、
優れた水堅牢性と優れた耐指湿潤スミアリング性を有し
ていた。プリンターは、インクをプリンター内に24時
間放置した後、キャップ無しでまた前面の拭き取りまた
は吸引無しで優れた回収を示した。プリンターを5日間
休止させた後、プリンターの回復性は、半ページをプリ
ントした後に完全であり、プリンターは、この期間中イ
ンクの前面拭き取りを必要としなかった。ゼロックス
コートランド紙上にヒューレット−パッカード デスク
ジェットプリンターでプリントしたとき、これらのイン
クで形成させたプリントは、優れた耐スミアリング性
(雨滴試験)と優れた98〜99%の水堅牢性を示し
た。
【0123】
【実施例78】50gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、20gの尿素(アルドリッチ社から入手)お
よび0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混
合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH
=12.35の混合物を得ることによってインク組成物
を調製した。その後、この混合物のpHを6.5gの3
規定臭化水素酸を添加することによって調整し、さらに
5分間ロールミリングしてpH=9.0を有する混合物
を得た。この混合物に、4.0gのスルホラン(フィリ
ップス社から入手)と3.0gのN-メチルピロリジノン
(BASF社から入手)を加え、混合物をさらに5分間ロー
ルミリングした。この混合物に、0.3gのドウシン
ブリリアント レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、
ロードアイランド州コベントリーのヘキスト社から入
手)を加え、得られた混合物をさらに5分間ロールミリ
ングした。その後、10.6gのBASF X-34 染料(BASF
社から入手) を混合物に加えた。得られた混合物はpH
=8.5を示した。混合物のpHを3規定の臭化水素酸
(0.79g)を添加することによってさらに調整し
て、pH=8.19を有するインクを得た。インクを再
度5分間ロールミリングした。追加の水を混合物に加
え、濾過して100gのインクを得、このインクをさら
に15分間ロールミリングした。得られたインクは安定
であった。インクをヒューレット−パッカード デスク
ジェットプリンターに装填し、プリントをハンマーミル
紙およびゼロックス コートランド紙上に形成させた。
得られたプリントは、優れた水堅牢性と優れた耐指湿潤
スミアリング性を有していた。プリンターは、インクを
プリンター内に24時間放置した後、キャップ無しでま
た前面の拭き取りまたは吸引無しで優れた回収を示し
た。プリンターを5日間休止させた後も、優れた回復性
が観察された。プリンターは、休止の5日間はインクの
前面拭き取りを必要としたが、休止1日目はインクの前
面拭き取りを要しなかった。ゼロックス コートランド
紙上にヒューレット−パッカード デスクジェットプリ
ンターでプリントしたとき、これらのインクで形成させ
たプリントは、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)と
優れた98〜99%の水堅牢性を示した。
【0124】
【実施例79】40gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、30gの尿素(アルドリッチ社から入手)お
よび0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混
合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH
=12.5の混合物を得ることによってインク組成物を
調製した。その後、この混合物のpHを6.7gの3規
定臭化水素酸を添加することによって調整し、さらに5
分間ロールミリングしてpH=9.0を有する混合物を
得た。この混合物に、4.0gのスルホラン(フィリッ
プス社から入手)と3.0gのN-メチルピロリジノン
(BASF社から入手)を加え、混合物をさらに5分間ロー
ルミリングした。この混合物に、0.3gのドウシン
ブリリアント レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、
ロードアイランド州コベントリーのヘキスト社から入
手)を加え、得られた混合物をさらに5分間ロールミリ
ングした。その後、10.6gのBASF X-34 染料(BASF
社から入手) を混合物に加えた。得られた混合物はpH
=8.5を示した。混合物のpHを3規定の臭化水素酸
(0.77g)を添加することによってさらに調整し
て、pH=8.17を有するインクを得た。インクを再
度5分間ロールミリングした。追加の水を混合物に加
え、濾過して100gのインクを得、このインクをさら
に15分間ロールミリングした。得られたインクは安定
であった。インクをヒューレット−パッカード デスク
ジェットプリンターに装填し、プリントをハンマーミル
紙およびゼロックス コートランド紙上に形成させた。
得られたプリントは、優れた水堅牢性と優れた耐指湿潤
スミアリング性を有していた。プリンターは、インクを
プリンター内に24時間放置した後、キャップ無しでま
た前面の拭き取りまたは吸引無しで優れた回収を示し
た。プリンターを5日間休止させた後も、優れた回復性
が観察された。プリンターは、休止1日目中は若干のイ
ンクの前面拭き取りを要した。ゼロックス コートラン
ド紙上にヒューレット−パッカード デスクジェットプ
リンターでプリントしたとき、これらのインクで形成さ
せたプリントは、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)
と優れた98〜99%の水堅牢性を示した。
【0125】
【実施例80】30gの水、1gのN,N'- ビス(3- アミ
ノプロピル)-1,2-エチレンジアミン(試薬級、ウィシコ
ンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社か
ら入手)、40gの尿素(アルドリッチ社から入手)お
よび0.7gの水酸化アンモニウムを含む成分を単純混
合し、次いで、混合物を5分間ロールミリングしてpH
=12.5の混合物を得ることによってインク組成物を
調製した。その後、この混合物のpHを6.66gの3
規定臭化水素酸を添加することによって調整し、さらに
5分間ロールミリングしてpH=910を有する混合物
を得た。この混合物に、4.0gのスルホラン(フィリ
ップス社から入手)と3.0gのN-メチルピロリジノン
(BASF社から入手)を加え、混合物をさらに5分間ロー
ルミリングした。この混合物に、0.3gのドウシン
ブリリアント レッド F3B SF VP 218(高純度固形物、
ロードアイランド州コベントリーのヘキスト社から入
手)を加え、得られた混合物をさらに5分間ロールミリ
ングした。その後、10.6gのBASF X-34 染料(BASF
社から入手) を混合物に加えた。得られた混合物はpH
=8.5を示した。混合物のpHを3規定の臭化水素酸
(1.02g)を添加することによってさらに調整し
て、pH=8.17を有するインクを得た。インクを再
度5分間ロールミリングした。追加の水を混合物に加
え、濾過して100gのインクを得、このインクをさら
に15分間ロールミリングした。得られたインクは安定
であった。インクをヒューレット−パッカード デスク
ジェットプリンターに装填し、プリントをハンマーミル
紙およびゼロックス コートランド紙上に形成させた。
得られたプリントは、優れた水堅牢性と優れた耐指湿潤
スミアリング性を有していた。プリンターは、インクを
プリンター内に24時間放置した後、キャップ無しでま
た前面の拭き取りまたは吸引無しで優れた回収を示し
た。プリンターを5日間休止させた後も、優れた回復性
が観察された。プリンターは、休止1日目中は若干のイ
ンクの前面拭き取りを要した。ゼロックス コートラン
ド紙上にヒューレット−パッカード デスクジェットプ
リンターでプリントしたとき、これらのインクで形成さ
せたプリントは、優れた耐スミアリング性(雨滴試験)
と優れた98〜99%の水堅牢性を示した。
【0126】
【実施例81】71.45重量%の水、3重量%のC.
I. フード ブラック #2 〔ベイスクリプト ブラック
(Bayscript Black) CA 51071、ケベック州ポイント ク
ライレのバイエル(カナダ)社から入手〕、20重量%
のエチレングリコール(ウィスコンシン州ミルウォーキ
ーのアルドリッチ ケミカル社から入手)、3.5重量
%のイソプロパノール(オールドノース、ジョージタウ
ンのカレドン ラボラトリーズ社から入手)、0.05
重量%のポリエチレンオキサイド(MW18,500、ペ
ンシルバニア州ウォーリントンのポリサイエンセス社か
ら入手)および2重量%のテトラエチレンペンタミン
(ウィスコンシン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケ
ミカル社から入手)を含む成分を単純混合してpH=1
0.84の混合物を得ることによってインク組成物を調
製した。1.4mlの3モル塩酸(試薬級、ウィスコン
シン州ミルウォーキーのアルドリッチ ケミカル社から
入手を添加することによってpHを8.5に下げて、可
視フィルターで80%のネコオサアルドー(Nekoosa Ard
or) 紙(フェルト面)上での残留水堅牢性を有する沈澱
を含まないインクを得た。
【0127】
【実施例82】3.45重量%のバサシッド ブラック
X-34 (BASF社から入手した水溶性ブラック染料)、
9.5重量%のスルホラン、6.9重量%の2-ピロリジ
ノン、0.03重量%のポリエチレンオキサイド(MW1
8,500、ペンシルバニア州ウォーリントンのポリサ
イエンセス社から入手)、86.02重量%の脱イオン
水、および1.0重量%のエチレンジアミンを含む成分
を単純混合することによってインク組成物を調製した。
このインクのpHを、濃塩酸を添加することによって
8.1に調整した。インクは、53.2ミリニュートン
/mの表面張力と1.74センチポイズの粘度を示し
た。続いて、インクをヒューレット−パッカードデスク
ジェットプリンターに装填し、数種の平坦紙(ハンマー
ミル ホアー DP 紙、ネコオサ アルドー紙、チャンピ
オン データコピー紙、クラシック クレスト紙) 上に
噴射した。このようにして形成させた各プリントを、像
を水中で2分間ソーキングさせる前後の光学濃度につい
て測定し、各プリントの光学濃度が84〜88%の範囲
にある結果を得た。
【0128】
【実施例83】5種のインク組成物を実施例82で述べ
たようにして調製したが、ジエチレントリアミン、トリ
エチレンテトラミン、テックスリン(Teklin 、登録商
標) 300、テックスリン 400、およびテックスリン 500
を、それぞれ、エチレンジアミンの代りに用いた。この
ようにして調製した各インクは、平坦紙上に噴射させた
とき少なくとも80〜90%の水堅牢性値を示した。
【0129】
【実施例84】5種のインク組成物を、20重量%のエ
チレングリコール、3.5重量%のイソプロパノール、
0.05重量%のポリエチレンオキサイド(MW18,5
00)、3.45重量%のバサシッド ブラック X-34
染料、1〜3重量%のテトラエチレンペンタミン、およ
び100%を構成するための残りの水を含む成分を単純
混合することによって調製した。各インクのpHを濃塩
酸を添加することによって所望値に調整した。これらの
インクを平坦紙に噴射させたとき、望ましい水堅牢性像
が得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マーセル ピー ブレトン カナダ エル5ケイ 2エル1 オンタ リオ ミシソーガ フォークウェイ ド ライヴ 94−2676 (72)発明者 リチャード エル コールト アメリカ合衆国 ニューヨーク州 14613 ロチェスター オーガスティン ストリート 378 (56)参考文献 特開 平4−332777(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水;染料;並びに、N,N’−ビス(3
    −アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミン、1,
    4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジンおよびこれ
    らの混合物からなる群から選ばれたポリアミン化合物と
    を含むことを特徴とするインク組成物。
  2. 【請求項2】 水:染料:並びに、N,N’−ビス(3
    −アミノプロピル)−1,2−エチレンジアミン、1,
    4−ビス(3−アミノプロピル)ピペラジン、N,N’
    −ビス(3−アミノプロピル)−1,3−プロパンジア
    ミン、N,N’−ビス(2−アミノエチル)−1,3−
    プロパンジアミン、N,N’−ビス(3−アミノプロピ
    ル)−1,4−ブタンジアミンおよびこれらの混合物か
    らなる群から選ばれたポリアミン化合物とを含み、8よ
    りも高く9よりも低いpHを有することを特徴とするイ
    ンク組成物。
  3. 【請求項3】 水:染料:末端第1級アミン基を有する
    第一世代デンドリマー化合物:および下記(a)の一般
    式または下記(b)の一般式を有するものからなる群か
    ら選ばれたモノアミン化合物とを含むインク組成物: (a) 【化1】 (式中、R、RおよびRは、個々に、水素、アル
    キルおよび置換アルキル(該置換アルキルの置換基は、
    カルボキシル酸、スルホン酸、ホスホン酸、エーテルお
    よびシロキシからなる群から選ばれる。)からなる群か
    ら選ばれる。) (b) 【化2】 (式中、R、RおよびRは、すべてが水素および
    その混合物である。)
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