JP2583621Y2 - ブート振れ止め金具 - Google Patents
ブート振れ止め金具Info
- Publication number
- JP2583621Y2 JP2583621Y2 JP1991037475U JP3747591U JP2583621Y2 JP 2583621 Y2 JP2583621 Y2 JP 2583621Y2 JP 1991037475 U JP1991037475 U JP 1991037475U JP 3747591 U JP3747591 U JP 3747591U JP 2583621 Y2 JP2583621 Y2 JP 2583621Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- boot
- capacitance
- water level
- steady rest
- mounting ring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Vibration Prevention Devices (AREA)
- Measurement Of Levels Of Liquids Or Fluent Solid Materials (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブート形静電容量式液
位計のブート部の大きな振れを防止するブート振れ止め
金具に関する。
位計のブート部の大きな振れを防止するブート振れ止め
金具に関する。
【0002】
【従来の技術】ブート形静電容量式水位計は、通常の静
電容量式水位計では静電容量電極間に汚泥が付着して測
定できないような、汚泥貯留槽等の汚水水位の測定に使
用するものである。
電容量式水位計では静電容量電極間に汚泥が付着して測
定できないような、汚泥貯留槽等の汚水水位の測定に使
用するものである。
【0003】図3にブート形静電容量式水位計1の要部
を示す。図3において、2は内部に油が入ったゴム製で
提灯形をしたブート部(検出部)、3は内部に中心電極
が設けられた静電容量電極管で、ブート部2が下方から
水位変化による圧力変化を受けて伸縮すると、内部の油
のレベルが昇降し、中心電極との間の静電容量が変化す
るようになっている。水位計1はこの電極管3の静電容
量を図示省略の測定部で測定し、静電容量を水位に換算
して水位を測定している。
を示す。図3において、2は内部に油が入ったゴム製で
提灯形をしたブート部(検出部)、3は内部に中心電極
が設けられた静電容量電極管で、ブート部2が下方から
水位変化による圧力変化を受けて伸縮すると、内部の油
のレベルが昇降し、中心電極との間の静電容量が変化す
るようになっている。水位計1はこの電極管3の静電容
量を図示省略の測定部で測定し、静電容量を水位に換算
して水位を測定している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記ブート形静電容量
式水位計は、水位測定対象液体が単に水位の上昇,下降
だけの変化であれば、支障はないが、液体の流動すると
ころで使用すると、ブート部がゴム製であるため、左右
に振れて測定値に誤差を生じることがあり、又、長期に
亘るときはゴムそのものに損傷を生じかねない。
式水位計は、水位測定対象液体が単に水位の上昇,下降
だけの変化であれば、支障はないが、液体の流動すると
ころで使用すると、ブート部がゴム製であるため、左右
に振れて測定値に誤差を生じることがあり、又、長期に
亘るときはゴムそのものに損傷を生じかねない。
【0005】本考案は、従来のこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、ブー
ト形静電容量式水位計を流動性液体中にて使用する場合
に生ずるブート部の振れを制止し、ブート部の振れによ
る測定値の誤差及びブート部の損傷が生じることのない
ブート振れ止め金具を提供することにある。
てなされたものであり、その目的とするところは、ブー
ト形静電容量式水位計を流動性液体中にて使用する場合
に生ずるブート部の振れを制止し、ブート部の振れによ
る測定値の誤差及びブート部の損傷が生じることのない
ブート振れ止め金具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案におけるブート形静電容量式水位計の静電容
量管に取着される取付環と、この取付環に等間隔に夫々
一端が固着され、ブート部の上部から側部を包囲する形
に折曲され、かつ上部が45°乃至60°下向きに傾斜
した6乃至8本の振れ止め棒とからなるものである。
に、本考案におけるブート形静電容量式水位計の静電容
量管に取着される取付環と、この取付環に等間隔に夫々
一端が固着され、ブート部の上部から側部を包囲する形
に折曲され、かつ上部が45°乃至60°下向きに傾斜
した6乃至8本の振れ止め棒とからなるものである。
【0007】取付環の上面には半径方向に45゜〜60
゜下向きの傾斜をつけるとよい。また、振れ止め棒には
ポリテトラフルオロエチレンをコーテングするとよい。
゜下向きの傾斜をつけるとよい。また、振れ止め棒には
ポリテトラフルオロエチレンをコーテングするとよい。
【0008】
【作用】6〜8本の振れ止め棒によりブート部の上部か
ら側部を包囲しているので、液体の流動によりブート部
が左右に振れると振れ止め棒に当たって振れが制止され
る。このため、ブート部の振れによる測定誤差がなくな
る。また、振れ止め棒の上部は45°乃至60°下方に
傾斜しているので、振れ止め棒上部に汚物が堆積するこ
とがない。また、振れ止め棒の数は6〜8本であるの
で、汚物が引っ掛かることがない。
ら側部を包囲しているので、液体の流動によりブート部
が左右に振れると振れ止め棒に当たって振れが制止され
る。このため、ブート部の振れによる測定誤差がなくな
る。また、振れ止め棒の上部は45°乃至60°下方に
傾斜しているので、振れ止め棒上部に汚物が堆積するこ
とがない。また、振れ止め棒の数は6〜8本であるの
で、汚物が引っ掛かることがない。
【0009】取付環の上面に45゜〜60゜下向きの傾
斜をつけてあるので、取付環に汚物が堆積することがな
くなる。また、振れ止め金具にポリテトラフルオロエチ
レンをコーテングすれば、付着し易い汚物であっても汚
物の堆積乃至付着が防止される。
斜をつけてあるので、取付環に汚物が堆積することがな
くなる。また、振れ止め金具にポリテトラフルオロエチ
レンをコーテングすれば、付着し易い汚物であっても汚
物の堆積乃至付着が防止される。
【0010】
【実施例】本考案の実施例を図面を参照して説明する。
【0011】図1,図2において、2はブート形静電容
量式水位計のブート部、3は静電容量電極管、10は水
位計1に取着したブート振れ止め金具である。振れ止め
金具10は、上面を汚物が堆積しないように45°〜6
0°下向きに傾斜させた傾斜面111をつけた静電容量
管3が挿通しうる取付環11と、この取付環11の円周
に等間隔に溶接されたへ字形に折曲された6〜8本の振
れ止め棒12,12…からできている。
量式水位計のブート部、3は静電容量電極管、10は水
位計1に取着したブート振れ止め金具である。振れ止め
金具10は、上面を汚物が堆積しないように45°〜6
0°下向きに傾斜させた傾斜面111をつけた静電容量
管3が挿通しうる取付環11と、この取付環11の円周
に等間隔に溶接されたへ字形に折曲された6〜8本の振
れ止め棒12,12…からできている。
【0012】取付環11には半径方向のねじ孔112,
112が設けられており、振れ止め金具10はこのねじ
孔112,112に螺合したねじ13により、静電容量管
3の下端部に取着される。
112が設けられており、振れ止め金具10はこのねじ
孔112,112に螺合したねじ13により、静電容量管
3の下端部に取着される。
【0013】しかして、6〜8本の振れ止め棒12は、
上部121が汚物が堆積しないように下向きに45°〜
60°傾斜し、その先の垂直部122がブート部が大き
く振れるのを防止しうるように、ブート部2の外側に位
置し、ブート部の上部及び側部を包囲している。
上部121が汚物が堆積しないように下向きに45°〜
60°傾斜し、その先の垂直部122がブート部が大き
く振れるのを防止しうるように、ブート部2の外側に位
置し、ブート部の上部及び側部を包囲している。
【0014】振れ止め金具10は汚水により腐食するこ
とのないようにステンレス等で作るが、振れ止め棒12
には測定対象体の汚物の状況によって摩擦係数の小さい
ポリテトラフルオロエチレンコーテングを施すことによ
り汚物の堆積を防止することも可能である。
とのないようにステンレス等で作るが、振れ止め棒12
には測定対象体の汚物の状況によって摩擦係数の小さい
ポリテトラフルオロエチレンコーテングを施すことによ
り汚物の堆積を防止することも可能である。
【0015】
【考案の効果】本考案は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。
ので、次に記載する効果を奏する。
【0016】(1)ブート形静電容量式水位計にブート
振れ止め金具を取り付けると、流れる流体の水位測定に
おいて生ずるブートの左右の振れは振れ止め棒にて制止
される。このため、ブートが振れて測定値に誤差が生じ
たり、ブートが損傷したりすることがない。
振れ止め金具を取り付けると、流れる流体の水位測定に
おいて生ずるブートの左右の振れは振れ止め棒にて制止
される。このため、ブートが振れて測定値に誤差が生じ
たり、ブートが損傷したりすることがない。
【0017】(2)ブート振れ止め金具は構造及び取り
付けが簡単であり、しかも金具に汚物が付着することが
ない。
付けが簡単であり、しかも金具に汚物が付着することが
ない。
【図1】本考案の実施例にかかる振れ止め金具を取り付
けたブート形静電容量式水位計の要部を示す側面図。
けたブート形静電容量式水位計の要部を示す側面図。
【図2】(a)及び(b)は振れ止め金具を示す側面図
及び平面図。
及び平面図。
【図3】従来ブート形静電容量式水位計の要部を示す側
面図。
面図。
1…水位計、2…ブート部、3…静電容量電極管、10
…ブート振れ止め金具、11…取付環、12…振れ止め
棒。
…ブート振れ止め金具、11…取付環、12…振れ止め
棒。
Claims (3)
- 【請求項1】 ブート形静電容量式水位計の静電容量管
に取着される取付環と、この取付環に等間隔に夫々一端
が固着され、ブート部の上部から側部を包囲する形に折
曲され、かつ上部が45°乃至60°下向きに傾斜した
6乃至8本の振れ止め棒とからなることを特徴としたブ
ート振れ止め金具。 - 【請求項2】 取付環の上面に半径方向に45゜乃至6
0゜下向きの傾斜をつけたことを特徴とした請求項1記
載のブート振れ止め金具。 - 【請求項3】 振れ止め棒はポリテトラフルオロエチレ
ンコーテングを施してなることを特徴とした請求項1乃
至2記載のブート振れ止め金具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991037475U JP2583621Y2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | ブート振れ止め金具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991037475U JP2583621Y2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | ブート振れ止め金具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04131725U JPH04131725U (ja) | 1992-12-04 |
JP2583621Y2 true JP2583621Y2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=31919191
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991037475U Expired - Lifetime JP2583621Y2 (ja) | 1991-05-27 | 1991-05-27 | ブート振れ止め金具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2583621Y2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5213865B2 (ja) * | 1973-01-30 | 1977-04-18 | ||
JPS62159018A (ja) * | 1986-01-08 | 1987-07-15 | Hitachi Ltd | 静電容量式水位計装置 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5517141Y2 (ja) * | 1975-07-17 | 1980-04-21 | ||
JPS5447467U (ja) * | 1977-09-09 | 1979-04-02 | ||
JPS57199824U (ja) * | 1981-06-17 | 1982-12-18 | ||
JPH038988Y2 (ja) * | 1985-06-03 | 1991-03-06 |
-
1991
- 1991-05-27 JP JP1991037475U patent/JP2583621Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5213865B2 (ja) * | 1973-01-30 | 1977-04-18 | ||
JPS62159018A (ja) * | 1986-01-08 | 1987-07-15 | Hitachi Ltd | 静電容量式水位計装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04131725U (ja) | 1992-12-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5211677A (en) | Method and apparatus for measuring the quantity of particulate material in a fluid stream | |
JP6936538B2 (ja) | 転倒ます形雨量計 | |
US4034607A (en) | Flow monitoring | |
JP2583621Y2 (ja) | ブート振れ止め金具 | |
US5743138A (en) | Spirally fluted float | |
CN211181023U (zh) | 一种水库用防汛预警装置 | |
CN210774489U (zh) | 一种浆液压力传感器 | |
JPH034904Y2 (ja) | ||
JPH0432589Y2 (ja) | ||
JP2977952B2 (ja) | 温度センサー付フラッシュ弁 | |
CN215178018U (zh) | 一种液位检测传感器及蒸汽发生设备 | |
JPH0313717Y2 (ja) | ||
CN219496234U (zh) | 一种pH/ORP电极的防干水装置 | |
CN214840162U (zh) | 一种用于城市建设地下管检测装置 | |
FI105290B (fi) | Virtaamamittari | |
JP2592900Y2 (ja) | 流向検知装置 | |
CN218002590U (zh) | 一种实时流动浓度采样流通池 | |
RU40470U1 (ru) | Электрод электромагнитного расходомера | |
JPH04122325U (ja) | 洗浄器付ブート形静電容量式水位計 | |
JPH076169Y2 (ja) | 車止め | |
JP2003035270A (ja) | ポンプ設備の下限液位以下の流入液量予測演算装置及び流入液量予測演算方法 | |
JPS6025535Y2 (ja) | タ−ビンメ−タ | |
JPS6118411Y2 (ja) | ||
JPH0524074Y2 (ja) | ||
JPS608230Y2 (ja) | 満水テスト兼用掃除口付管体継手 |