JP2977952B2 - 温度センサー付フラッシュ弁 - Google Patents
温度センサー付フラッシュ弁Info
- Publication number
- JP2977952B2 JP2977952B2 JP3153425A JP15342591A JP2977952B2 JP 2977952 B2 JP2977952 B2 JP 2977952B2 JP 3153425 A JP3153425 A JP 3153425A JP 15342591 A JP15342591 A JP 15342591A JP 2977952 B2 JP2977952 B2 JP 2977952B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- temperature sensor
- valve body
- tip
- flash
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Measuring Temperature Or Quantity Of Heat (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、化学工業、医薬品工
業、食品工業等において使用される容器類の温度センサ
ー付フラッシュ弁に関し、特に、弁棒の先端部の弁体に
温度センサーの測温部を有する温度センサー付フラッシ
ュ弁に関するものである。
業、食品工業等において使用される容器類の温度センサ
ー付フラッシュ弁に関し、特に、弁棒の先端部の弁体に
温度センサーの測温部を有する温度センサー付フラッシ
ュ弁に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種の温度センサー付フラッシ
ュ弁は、図３に示されるように、弁棒３の先端部の弁体
４の先端にねじ穴を設け、温度検出用端子（測温部）と
してのタンタル製保護管６をテトラフルオロエチレン重
合体のシート８を介して、そのねじ穴に螺着していた。
なお、７は工具の係合部であり、１は流路２を有する弁
本体、５は弁座である。
ュ弁は、図３に示されるように、弁棒３の先端部の弁体
４の先端にねじ穴を設け、温度検出用端子（測温部）と
してのタンタル製保護管６をテトラフルオロエチレン重
合体のシート８を介して、そのねじ穴に螺着していた。
なお、７は工具の係合部であり、１は流路２を有する弁
本体、５は弁座である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来の温度検出用端子
（測温部）を弁体の先端に螺着するものにあっては、テ
トラフルオロエチレン重合体のシートの劣化や螺着部分
の緩みなどの原因で液体の漏洩が生じ易いばかりでな
く、弁体の先端より液体の水位が下がると測定不能とな
り、また、フラッシュ弁を解放する際に、図３の鎖線位
置へ弁体を上昇させると、この弁体のタンタル製保護管
が上方の撹拌翼と衝突の恐れがあるという問題点があっ
た。
（測温部）を弁体の先端に螺着するものにあっては、テ
トラフルオロエチレン重合体のシートの劣化や螺着部分
の緩みなどの原因で液体の漏洩が生じ易いばかりでな
く、弁体の先端より液体の水位が下がると測定不能とな
り、また、フラッシュ弁を解放する際に、図３の鎖線位
置へ弁体を上昇させると、この弁体のタンタル製保護管
が上方の撹拌翼と衝突の恐れがあるという問題点があっ
た。
【０００４】この発明は、このような問題点を解消する
ためになされたもので、温度センサーの取付部からの液
体の漏洩がなく、弁体の先端より液体の水位が低下して
も測定可能であり、かつ上方の撹拌翼と衝突の心配もな
い温度センサー付フラッシュ弁を提供することを目的と
している。
ためになされたもので、温度センサーの取付部からの液
体の漏洩がなく、弁体の先端より液体の水位が低下して
も測定可能であり、かつ上方の撹拌翼と衝突の心配もな
い温度センサー付フラッシュ弁を提供することを目的と
している。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明は、弁棒の先端部の弁体に温度センサーの
測温部を有する温度センサー付フラッシュ弁において、
前記弁体の先端に凹部を設け、この凹部内に温度センサ
ーの測温部をその表面が弁体の表面と面一となるように
固着し、その表面を含む弁棒全体をグラスライニングし
たものである。
に、この発明は、弁棒の先端部の弁体に温度センサーの
測温部を有する温度センサー付フラッシュ弁において、
前記弁体の先端に凹部を設け、この凹部内に温度センサ
ーの測温部をその表面が弁体の表面と面一となるように
固着し、その表面を含む弁棒全体をグラスライニングし
たものである。
【０００６】
【作用】弁棒の先端部の弁体の先端に凹部を設け、この
凹部内に温度センサーの測温部をその表面が弁体の表面
と面一となるように固着し、その表面を含む弁棒全体を
グラスライニングしたので、従来の測温部の取付部のよ
うに液体漏洩の恐れはなく、液体の水位が弁体の先端よ
り下がっても、弁体と測温部とが一体で弁体を介して温
度を感知でき、また、上方に突出するタンタル製保護管
がないので上方の撹拌翼との衝突の恐れも極めて少ない
ものである。
凹部内に温度センサーの測温部をその表面が弁体の表面
と面一となるように固着し、その表面を含む弁棒全体を
グラスライニングしたので、従来の測温部の取付部のよ
うに液体漏洩の恐れはなく、液体の水位が弁体の先端よ
り下がっても、弁体と測温部とが一体で弁体を介して温
度を感知でき、また、上方に突出するタンタル製保護管
がないので上方の撹拌翼との衝突の恐れも極めて少ない
ものである。
【０００７】
【実施例】以下、この発明の実施例を図に示された温度
センサー付フラッシュ弁について説明する。なお、図
中、同一符号は同一または相当部分を示す。
センサー付フラッシュ弁について説明する。なお、図
中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【０００８】図１において、１は流路２を有する弁本体
で、弁体４および弁座５とともにフラッシュ弁を構成し
ている。このフラッシュ弁は反応機などの容器類の底部
に設けられ、弁体４を弁座５から離し（図３の鎖線位
置）、反応機中の液体を流路より放出するものである。
で、弁体４および弁座５とともにフラッシュ弁を構成し
ている。このフラッシュ弁は反応機などの容器類の底部
に設けられ、弁体４を弁座５から離し（図３の鎖線位
置）、反応機中の液体を流路より放出するものである。
【０００９】弁体４の先端には凹部１１が形成され、そ
の凹部１１内に温度センサーとしての熱電対９の測温部
である先端チップ１０を溶接によって固着するものであ
る。先端チッブ１０の厚さは凹部１１の深さとほぼ同じ
くして、先端チップ１０の表面を弁体４の表面とほぼ面
一とし、弁棒３全体をグラスライニングするときにこの
表面も一緒にグラスライニング１２されたものである。
の凹部１１内に温度センサーとしての熱電対９の測温部
である先端チップ１０を溶接によって固着するものであ
る。先端チッブ１０の厚さは凹部１１の深さとほぼ同じ
くして、先端チップ１０の表面を弁体４の表面とほぼ面
一とし、弁棒３全体をグラスライニングするときにこの
表面も一緒にグラスライニング１２されたものである。
【００１０】弁棒３の全体は図２に示され、熱電対９は
リード線１３に接続されている。温度は、この熱電対に
発生する電圧の変化により測定される。なお、温度セン
サーとしては、例示する熱電対に限られることなく、例
えば抵抗式等その他既知の温度センサーを利用すること
ができる。
リード線１３に接続されている。温度は、この熱電対に
発生する電圧の変化により測定される。なお、温度セン
サーとしては、例示する熱電対に限られることなく、例
えば抵抗式等その他既知の温度センサーを利用すること
ができる。
【００１１】この温度センサー付フラッシュ弁によれ
ば、熱電対９の測温部である先端チップ１０が弁体４の
先端の凹部１１に溶接で固着され、その表面が弁体４の
表面とほぼ面一とされてその上にグラスライニングされ
ているので、この部分からの液体の漏洩はなく、弁棒部
分が漏洩液体によって腐食されることはない。また、先
端チップ１０は弁体４とグラスライニングにより一体化
されているので、弁体４に液体が接している限りは弁体
４を介してその液体の温度を測定することができる。
ば、熱電対９の測温部である先端チップ１０が弁体４の
先端の凹部１１に溶接で固着され、その表面が弁体４の
表面とほぼ面一とされてその上にグラスライニングされ
ているので、この部分からの液体の漏洩はなく、弁棒部
分が漏洩液体によって腐食されることはない。また、先
端チップ１０は弁体４とグラスライニングにより一体化
されているので、弁体４に液体が接している限りは弁体
４を介してその液体の温度を測定することができる。
【００１２】そして、弁の開放のために弁棒３が上昇し
ても、弁体の先端にはタンタル製保護管のような突出部
がないので、反応機に設けられた撹拌翼との衝突の恐れ
がなく、必要な内容積に比して反応機を大きく設計する
必要のないものである。
ても、弁体の先端にはタンタル製保護管のような突出部
がないので、反応機に設けられた撹拌翼との衝突の恐れ
がなく、必要な内容積に比して反応機を大きく設計する
必要のないものである。
【００１３】
【発明の効果】この発明によれば、温度センサーの測温
部が弁体の先端の凹部にその表面が弁体の表面とほぼ面
一となるように固着され、その表面を含む弁棒全体がグ
ラスライニングされているので、従来の測温部の取付部
のように液体漏洩の恐れがなく、液体の水位が弁体の先
端より下がっても、弁体と測温部とが一体であるから弁
体を介して温度を感知でき、また、弁体の先端に突出す
る突出部がないので、上方の撹拌翼と衝突の恐れがな
く、反応機等容器類の設計を必要最小のものとすること
ができる。
部が弁体の先端の凹部にその表面が弁体の表面とほぼ面
一となるように固着され、その表面を含む弁棒全体がグ
ラスライニングされているので、従来の測温部の取付部
のように液体漏洩の恐れがなく、液体の水位が弁体の先
端より下がっても、弁体と測温部とが一体であるから弁
体を介して温度を感知でき、また、弁体の先端に突出す
る突出部がないので、上方の撹拌翼と衝突の恐れがな
く、反応機等容器類の設計を必要最小のものとすること
ができる。
【図１】図１はこの発明の実施例を示す温度センサー付
フラッシュ弁の要部断面図である。
フラッシュ弁の要部断面図である。
【図２】図２は図１の温度センサー付フラッシュ弁の一
部断面とした正面図である。
部断面とした正面図である。
【図３】図３は従来の温度センサー付フラッシュ弁の要
部断面図である。
部断面図である。
１ 弁本体 ２ 流路 ３ 弁棒 ４ 弁体 ５ 弁座 ６ タンタル製保護管 ７ 工具係合部 ８ テトラフルオロエチレン重合体のシート ９ 熱電対 １０ 先端チップ １１ 凹部 １２ グラスライニング
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳沼 豊 埼玉県所沢市緑町４丁目24番地231−３ (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) F16K 31/68
Claims (2)
- 【請求項１】 弁棒の先端部の弁体に温度センサーの測
温部を有する温度センサー付フラッシュ弁において、前
記弁体の先端に凹部を設け、この凹部内に温度センサー
の測温部をその表面が弁体の表面と面一となるように固
着し、その表面を含む弁棒全体をグラスライニングした
ことを特徴とする温度センサー付フラッシュ弁。 - 【請求項２】 前記温度センサーが熱電対であるところ
の請求項１記載の温度センサー付フラッシュ弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3153425A JP2977952B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 温度センサー付フラッシュ弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3153425A JP2977952B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 温度センサー付フラッシュ弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0694157A JPH0694157A (ja) | 1994-04-05 |
| JP2977952B2 true JP2977952B2 (ja) | 1999-11-15 |
Family
ID=15562232
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3153425A Expired - Fee Related JP2977952B2 (ja) | 1991-06-25 | 1991-06-25 | 温度センサー付フラッシュ弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2977952B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4743809B2 (ja) * | 2001-04-23 | 2011-08-10 | 日本曹達株式会社 | 液面検知センサー付フラッシュ弁を備えた容器 |
| JP4671752B2 (ja) * | 2005-04-05 | 2011-04-20 | 可伸 安部 | 熱電対 |
| CN116059908B (zh) * | 2023-04-06 | 2023-06-16 | 山东山润石化有限公司 | 一种具有辅助结构的润滑油调和用温度测量结构 |
-
1991
- 1991-06-25 JP JP3153425A patent/JP2977952B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0694157A (ja) | 1994-04-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6763710B2 (en) | Method and device for measuring the flow of a fluid | |
| WO2002027280A3 (de) | Verfahren und vorrichtung zum bestimmen des füllstandes einer flüssigkeit in einem behälter | |
| WO2003040673A3 (en) | Temperature sensor with enhanced ambient air temperature detection | |
| JP2977952B2 (ja) | 温度センサー付フラッシュ弁 | |
| EP1237724B1 (en) | Apparatus for sensing the fluid level in an ink and water mixing device | |
| US8069723B2 (en) | Method of modifying a fluid level sensing assembly by replacing a mechanical float | |
| US6286817B1 (en) | Carburetor fuel bowl having fuel level indication | |
| US5969619A (en) | Liquid level control system | |
| US20070261477A1 (en) | Apparatus for Detecting Leakage of Liquid in Tank | |
| JPH08114484A (ja) | サイトガラス組立体 | |
| EP0150552B2 (en) | Electrical resistance corrosion probe | |
| JP2000155055A (ja) | 温度検出器および温度検出システム | |
| US20020131475A1 (en) | Temperature sensor | |
| JPS5827855B2 (ja) | パイプラインチユウノピツグオタンチスルピツグタンチキオチヨウセイスルホウホウ オヨビ ソウチ | |
| US20060072644A1 (en) | Rapid sensing clinical thermometer embedded in nipple | |
| JP3481905B2 (ja) | 配管系監視用濃度計センサー | |
| US1072819A (en) | Gage for gasolene-tanks. | |
| EP1187553A1 (en) | Arrangement for measuring a property of a fluid present in a tube | |
| JP3521243B2 (ja) | 圧力測定装置 | |
| JP3193250B2 (ja) | 隔膜式圧力計 | |
| JP2001504218A (ja) | 計量オーブン | |
| EP0857956A1 (en) | Device for measuring a temperature | |
| EP0931249B1 (en) | A tube for measuring heat consumption | |
| US712070A (en) | Indicator for tanks. | |
| JP2006119052A (ja) | 液膨張式サーモスタッド用保護管 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070910 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 Year of fee payment: 9 |
|
| S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080910 Year of fee payment: 9 |
|
| R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090910 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100910 Year of fee payment: 11 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |