JPS62159018A - 静電容量式水位計装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は防波管に付着する汚泥や泡等の除去するように
した静電容量式水位計装置に関する。

〔従来の技術〕

下水処理場では汚水処理工程に於いて汚水の液位や水位
を測定し、その値をもとに各プロセスで各種を制御を行
ない汚水を処理している。測定対象が汚水の下水処理場
では検出器周辺に汚水中の汚物付着による測定不能をさ
ける構造を有する静電容量式水位計が用いられる。静電
容量式水位計の原理は、レベル変化による静電容量の変
化を電気的に検出しレベルを測定するものである。

従来この種の水位計には例えば特開昭５６−１２６７１
７号、特開昭５７−８４３１５号記載のように、水位計
の電気的凍結防止についてはあるが、防波管の塵埃の除
去や防止装置については配慮されていなかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

防波管とは塩化ビニール製の円筒に長楕円の穴をあけ、
測定液位の外乱による不安定を防止するために取付けら
れるところが、液位検出器の外周部と防波管円筒部分が
汚物付着により測定不能となることがある。

本発明の目的は塵埃などによって測定不能になるのを確
実に防止できる静電容量式水位計装置を提供することに
ある。

〔問題を解決するための手段〕

防波管の外周に網目状の円筒カバーを取付け、この円筒
カバーを上下動自在にできる構成により解決される。

〔作用〕

保守点検者が、槽の上部から防波管の外周の網目状円筒
カバーを上下動自在に操作する事により、容易に防波管
円筒の塵埃を除去でき、網目状円筒カバーを防波管外周
に取付ける事により、防波管への汚物や毛髪の付着が防
止できる。

〔実施例〕

本発明の一実施例を第１図に示す。

下水処理場では、汚水処理の工程に於いて下記プロセス
で静電容量式汚水水位計が使用される。

汚水の水処理工程設備である流入渠、沈砂池、ポンプ井
、汚泥処理工程設備では、汚泥濃縮槽、汚泥消化槽、汚
泥ピット、汚泥洗浄槽、放流渠等の処理設備各々の水位
を測定し、それらの水位や流量から各々最適の制御を行
なっている。８Ｉ！ｌ定対象が汚水、汚泥の下水処理場
では汚水付着による測定不能をさける構造を有する静電
容量式汚水水位計が用いられる。第１図は流入渠に設置
された水位計の構成を示す。

第１図において、静電容量式汚水水位計発信器１は流入
渠の管渠３の槽上部に取付架台２と発信器本体の取付用
フランジ４がボルトにより固定される。水位計は発信器
１とへ重油を貯留収納し、水深変化により圧縮されるジ
ャバラ状円筒をしたブート５と、汚水の水位を本電極と
マイナス電極間のへ重油レベルに置換し、水位変化を両
電極間の静電容量変化として検出する機能を有する円筒
形のプローブ６より構成される。これらは管渠３の上部
に取付穴をあけ架台２の下に設置される。

ブート５およびプローブ６は測定液７の液中に設置され
る。流入渠３には流入枠１１＆８より汚水が流入する。

流入管近傍に設置された水位計は測定液７に流れがある
ために正しい水位を示さず、さらに汚水の流れが直接ブ
ート５およびプローブ６に当るため１機械的破損を生ず
るおそれがあるような設置に於いては、これらを防止す
るためにブート５およびプローブ６のまわりに円筒状の
防波管９を支持柱１０を用いて管渠３の側面に固定する
。

防波管９の円筒の大きさは、ブート５の外径より若干大
きめで、測定液が防波管９とブート５の間隙１１を通り
水位の変化により測定液７がこの間隙１１を上下移動す
る構造となっている。防波管９の側面には、第２図に詳
細を示すように測定液７の流入孔１２がおいている。流
入孔１２の形状は長楕円形をしており、水位の測定範囲
に設けである。汚水がこの流入孔１２より水位の変化に
より出入りする際に汚水中に含まれている汚物や毛髪１
３がこの間隙１１および流入孔１２に溜まるようになる
。そのために防波管９の内部の液室液７の移動が水位の
変化に対して遅れた追従を示したり、場合によっては内
部の測定液７が詰りまったく一定の指示値を示したり更
には微小な水位の変化の測定が出来なくなる。本発明は
、防波管９の流入孔１２より中に入り込む塵埃を除去す
る。

防波管９の通常測定範囲の長さを、かなり目の細かい網
を円筒状にした円筒カバー１４で覆い、さらに防波管９
と円筒カバー１４との間に防波管流入孔１２の目詰り除
去のため除去棒１５を設けである０円筒カバー１４は汚
水中に含まれている汚物や毛髪が防波管９内に入り込む
のを防止する。

除去棒１５は円筒カバー１４を通過した細かい汚物や毛
髪が、流入孔１２や防波管９の周囲に付着した際に１円
筒カバー１４の側面に棒状の上下操作棒１６を設け、管
渠３の上部の穴を通り、発信器１の取付面よりこの操作
棒１６を上下移動することにより、流入孔１２に目詰り
していた汚物や毛髪を除去する。同時に、円筒カバー１
４の表面の網に付着した汚物や毛髪も除去され、汚水と
一緒に流れて両方の塵埃除去が、簡単な操作により容易
に除去できる。

〔発明の効果〕 以上説明したよ、うに、本発明によれば槽の外部より上
下操作棒を上下するという単純な操作により、防波管の
目詰りと網目状の円筒カバーから塵埃を除去することが
出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す断面図である。 第２図は第１図の要部の拡大構成図である。 １・・・水位計発信器、２・・・取付架台、３・・・管
渠、４・・・取付用フランジ、５・・・ブート、６・・
・プローブ、７・・・測定液、８・・・流入幹線、９・
・・防波管、１０・・・支持柱、１２・・・流入孔、１
４・・・網目状の円筒カバー、１５・・・除去棒、１６
・・・上下操作捧。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、防波管内にプローブとブートを配置されている静電
   容量式水位計に於いて、前記防波管の外周に網目状の円
   筒カバーを取付け、この円筒カバーを上下動自在にでき
   るように構成した事を特徴とする静電容量式水位計装置
   。