JP2583050Y2 - 罫線形成装置 - Google Patents

罫線形成装置

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JP2583050Y2
JP2583050Y2 JP5248492U JP5248492U JP2583050Y2 JP 2583050 Y2 JP2583050 Y2 JP 2583050Y2 JP 5248492 U JP5248492 U JP 5248492U JP 5248492 U JP5248492 U JP 5248492U JP 2583050 Y2 JP2583050 Y2 JP 2583050Y2
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丸人 近藤
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、罫線形成装置に関し、
更に詳細には、罫線のない白紙のペーパに罫線を形成す
るための罫線形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術およびその問題点】従来、特に英文の手紙
用の用箋は、文章が英文タイプや英文ワードプロッセサ
で打ち込まれるため、罫線を必要とせず、従って、通常
の場合には、レターヘッドが有る場合にはこのレターヘ
ッドのみ、それが無い場合には、全くの白紙であった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、追伸を
手書きで書く場合や、また初めから手書きにするような
場合には、上記したような罫線が無いと、往々にして文
字を真っ直ぐに書くことができず、満足の行かないこと
があった。
【0004】そこで、本考案は、真っ直ぐに文章を書く
ことができるように、罫線の無いペーパに簡単に罫線を
形成することのできる罫線形成装置を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案による罫線形成装
置は、複数の刃状の罫線形成手段、この複数の刃状の罫
線形成手段を等間隔で、しかもその間隔のピッチを変え
ることができるように保持する保持手段、および罫線を
付けるべきペーパを支持する支持面を有する支持手段を
備え、前記複数の罫線形成手段の刃部を前記ペーパに押
し付けることにより、前記ペーパに凹状もしくは凸状の
並行に引かれた罫線を形成することを特徴とするもので
ある。
【0006】
【考案の作用・効果】以上のように、本考案は、上記刃
状の罫線形成手段により、ペーパに簡単に罫線を形成す
ることができる。したがって、手紙等の書き手は、この
罫線をたよりに文章を書くことができるので、文章の文
字列が曲がったりしてしまうことなく綺麗にかくことが
できる。
【0007】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ、本考案の好ま
しい実施例による罫線形成装置について詳細に説明す
る。
【0008】図1は、本考案の第一実施例による罫線形
成装置の斜視図である。
【0009】図1において、符号1は罫線形成装置を示
し、機台2を有している。この機台2上には、案内柱3
が立てられており、この案内柱3には、枠体4がギヤッ
ボクス5を介して、該案内柱3に沿って上下に移動可能
に設置されている。
【0010】上記案内柱3には、その前面にラック6が
形成されており、このラック6には、ギヤッボクス5中
のピニオン(図示せず)が噛み合っており、これにより
ギヤッボクス5ひいては枠体4は、案内柱3に沿って上
下に移動できるようになっている。ギヤッボクス5に
は、ハンドル7が取り付けられており、このハンドル8
を操作することにより、ギヤッボクス5内のギヤを操作
して、ギヤッボクス5を上下に移動させることができ
る。
【0011】上記枠体4の並行な枠材8、9は角筒状で
中空になっており、その中には、多数の刃状の罫線形成
部材10を等間隔で並行に保持する保持装置11が設け
られている。この保持装置11は、多数の刃状の罫線形
成部材10の間の間隔、すなわちピッチを変更できるよ
うに、図2に示すような一対のレイジートング状部材1
2、13からなっている。このようなレイジートング状
部材12、13は、長さの同じリンク12a、13a2
本を、中央部でピボット止め12b、13bしたもの
を、図2に示すように次々にピボット接続12c、13
cして構成したものであり、よく知られているように伸
縮可能となっている。
【0012】多数の刃状の罫線形成部材10は、図示さ
れているように、2つのレイジートング状部材12、1
3の上記ピボット止め12b、13bの部分に確りと固
定されて、支持されている。これにより、多数の刃状の
罫線形成部材10は、このレイジートング状部材12、
13の伸縮動作に伴って、互いの間の間隔が拡げられた
り、狭められたりする。すなわち、多数の刃状の罫線形
成部材10は、それらの間の等間隔を保ったままピッチ
を変えることができるようになっている。
【0013】上記機台2上には、ゴム等の弾性シートが
敷かれているか、浅い溝が設けられて、上記刃状の罫線
形成部材10の刃先が僅かに食い込むことができるよう
になっている。また、機台2の上面には、所謂トンボと
呼ばれるペーパの位置決めマークが描かれている。
【0014】以上説明した罫線形成装置1において、図
3に示したようなペーパPを、機台2の上面の所定位置
に位置決めした状態で、ハンドル7を操作して、枠体4
ひいては刃状の罫線形成部材10を下動させ、該罫線形
成部材の刃先をペーパに押し付ければ、図3に想像線で
示したような、罫線kが形成される。この場合の罫線k
は、凹状になるが、ペーパを逆向きにすれば、反対にペ
ーパの表面に対して凸状の罫線を形成することができ
る。
【0015】以上説明した罫線形成装置の枠体には、ペ
ーパに、通常レリーフと呼ばれている自分のイニシャル
や会社のマークの浮き彫りを形成するためのスタンパ1
4(図1に想像線で示した)を設けてもよい。
【0016】以上説明した第一の実施例においては、矩
形の枠体に刃状の罫線形成部材を取り付けた構造のもの
について説明したが、図4に示した第二実施例のような
構造のものであってもよい。すなわち、第二実施例によ
る罫線形成装置20は、図4に概略を示したように、刃
状の罫線形成部材21をドラム状の保持部材22で保持
している。このドラム状の保持部材22の表面には、多
数の刃状の罫線形成部材10の把持用の溝23がかなり
細かいピッチで周方向に等間隔で設けられている。把持
用の溝23を選択して刃状の罫線形成部材10を設けれ
ば、罫線のピッチを適宜変えることができ、上記第一実
施例の装置と同様、種々のピッチの凹状もしくは凸状の
罫線を形成することができる。図4において、符号24
は、ドラム状のペーパの支持部材であり、回転状態のこ
れらの上下のドラム状部材の間をペーパが通されると、
ペーパには自動的に上記第一実施例の場合と同様に凹ま
たは凸状の罫線が形成される。なお、上記支持部材の表
面には、上記と同様にゴム層等を設けることが望まし
い。
【0017】なお、ペーパの支持部材は、平面状のもの
であってもよい。この場合には、ドラム状の保持部材2
2が支持部材上を転動する形式のものとなる。
【0018】上記の第一実施例においては、刃状の罫線
形成部材10のピッチの変更をレイジートング状部材を
用いて行なったが、このピッチの変更は、それに限られ
ず、ギア等を用いた機構のものであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例による罫線形成装置の斜視図で
ある。
【図2】上記罫線形成装置における刃状の罫線形成部材
のピッチを変更する機構の一例をしめす概略図である。
【図3】本考案の罫線形成装置によって罫線が形成され
るペーパの一例を示す平面図である。
【図4】本考案の第二の実施例による罫線形成装置の概
略図である。
【符号の説明】 1 罫線形成装置 2 機台 3 案内柱 4 枠体 5 ギヤッボクス 6 ラック 7 ハンドル 8、9 枠材 10 罫線形成部材 11 保持装置 12、13 レイジートング状部材

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の刃状の罫線形成手段、この複数の
    刃状の罫線形成手段を等間隔で、しかもその間隔のピッ
    チを変えることができるように保持する保持手段、およ
    び罫線を付けるべきペーパを支持する支持面を有する支
    持手段を備え、前記複数の罫線形成手段の刃部を前記ペ
    ーパに押し付けることにより、前記ペーパに凹状もしく
    は凸状の並行に引かれた罫線を形成することを特徴とす
    る罫線形成装置。
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