JP2582696B2 - 粉体搬送切替弁のシール装置 - Google Patents
粉体搬送切替弁のシール装置Info
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- JP2582696B2 JP2582696B2 JP3345357A JP34535791A JP2582696B2 JP 2582696 B2 JP2582696 B2 JP 2582696B2 JP 3345357 A JP3345357 A JP 3345357A JP 34535791 A JP34535791 A JP 34535791A JP 2582696 B2 JP2582696 B2 JP 2582696B2
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- Japan
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- powder
- switching valve
- pipe
- sealing device
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- Air Transport Of Granular Materials (AREA)
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各送粉管内の通しての
粉体の搬送方向を方向切替管により切替えることができ
る粉体搬送切替弁のシール装置に関する。
粉体の搬送方向を方向切替管により切替えることができ
る粉体搬送切替弁のシール装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は、給送側送粉管の先端口と複数の
搬送側送風管の基端口とを内周面にそれぞれ位相をずら
して連通連設した円胴体の内部には方向切替管を回転自
在に軸架して搬送方向を切替可能にしてなる粉体搬送切
替弁において、前記方向切替管の両端口の外周には粉体
がもれないようにテフロンパッキンなどが介装されてい
た。
搬送側送風管の基端口とを内周面にそれぞれ位相をずら
して連通連設した円胴体の内部には方向切替管を回転自
在に軸架して搬送方向を切替可能にしてなる粉体搬送切
替弁において、前記方向切替管の両端口の外周には粉体
がもれないようにテフロンパッキンなどが介装されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うにテフロンパッキンなどを介装するので方向切替管の
両端口の構造が複雑となって、そのテフロンパッキン等
が円胴体内周面に圧接しているので、摩損が生じて粉体
がもれてしまったり、しかも、取り換えには手間がかか
るとともにコストアップとなり、また、方向切替管の回
転に抵抗がかかって切替え操作がやりにくく、操作ミス
が発生してしまう、といった不具合を呈していた。
うにテフロンパッキンなどを介装するので方向切替管の
両端口の構造が複雑となって、そのテフロンパッキン等
が円胴体内周面に圧接しているので、摩損が生じて粉体
がもれてしまったり、しかも、取り換えには手間がかか
るとともにコストアップとなり、また、方向切替管の回
転に抵抗がかかって切替え操作がやりにくく、操作ミス
が発生してしまう、といった不具合を呈していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、そのような不
具合を解決し、好適に実施できるように工夫したもので
あり、そのため、方向切替管の両端口に円胴体内周面と
の間に隙間をもたせた肉厚の口金をそれぞれ固設して該
口金外端面と各送粉管の口側外周となる円胴体内周面と
の間には例えば0.1mm程度の僅かな隙間をもたせる
とともに、円胴体の内部よりその隙間内に粉体がもれな
い程度のエア圧を付勢可能にして構成したものであり、
また、円胴体の内部を密封状にして送風管を連通連設し
たり、不使用の送風管側を方向切替管の回転とともに、
シールパッキンにより閉じ可能に構成したものである。
具合を解決し、好適に実施できるように工夫したもので
あり、そのため、方向切替管の両端口に円胴体内周面と
の間に隙間をもたせた肉厚の口金をそれぞれ固設して該
口金外端面と各送粉管の口側外周となる円胴体内周面と
の間には例えば0.1mm程度の僅かな隙間をもたせる
とともに、円胴体の内部よりその隙間内に粉体がもれな
い程度のエア圧を付勢可能にして構成したものであり、
また、円胴体の内部を密封状にして送風管を連通連設し
たり、不使用の送風管側を方向切替管の回転とともに、
シールパッキンにより閉じ可能に構成したものである。
【0005】
【作用】したがって、方向切替管を回転させるととも
に、その両端口を給送側送粉管の先端口と搬送側送粉管
の基端口にそれぞれ合致させて搬送方向を切替えると、
方向切替管の内部を通して粉体が搬送されるが、方向切
替管の両端口側と各送風管の口側外周となる円胴体内周
面との間の僅かな隙間にはエア圧が付勢されているの
で、その隙間から粉体がもれることなく、しかも、粉体
は隙間の内方側を支障なくスムーズに流れることにな
り、また、隙間を有するので、方向切替管は正確にスム
ーズに回転させて切替えることができる。
に、その両端口を給送側送粉管の先端口と搬送側送粉管
の基端口にそれぞれ合致させて搬送方向を切替えると、
方向切替管の内部を通して粉体が搬送されるが、方向切
替管の両端口側と各送風管の口側外周となる円胴体内周
面との間の僅かな隙間にはエア圧が付勢されているの
で、その隙間から粉体がもれることなく、しかも、粉体
は隙間の内方側を支障なくスムーズに流れることにな
り、また、隙間を有するので、方向切替管は正確にスム
ーズに回転させて切替えることができる。
【0006】
【実施例】図1は粉体搬送切替弁の断面図を示し、両側
に円板4b、4bを合着して密封状にした円胴体4の外
周側一方には、粉体をエア搬送する給送側送粉管1の先
端口1aを、円胴体内周面4aに開口するようにして連
通連設するとともに、円胴体4の外周他方には、粉体を
エア搬送する搬送側の両送粉管2、3の基端口2a、3
aを、円胴体内周面4aに開口するようにして接近させ
てそれぞれ連通連設し、前記円胴体4には切替弁体とな
るくの字状の方向切替管5を内装するが、支軸11の一
端と、グランドパッキン12とメタル13に軸架した回
転軸14の一端とをそれぞれ固着するとともに、該回転
軸14はカップリング15を介してロータリアクチュエ
ータ16の駆動軸17に伝動連結し、方向切替管5を回
転自在にして粉体の搬送方向を切替可能にして構成す
る。
に円板4b、4bを合着して密封状にした円胴体4の外
周側一方には、粉体をエア搬送する給送側送粉管1の先
端口1aを、円胴体内周面4aに開口するようにして連
通連設するとともに、円胴体4の外周他方には、粉体を
エア搬送する搬送側の両送粉管2、3の基端口2a、3
aを、円胴体内周面4aに開口するようにして接近させ
てそれぞれ連通連設し、前記円胴体4には切替弁体とな
るくの字状の方向切替管5を内装するが、支軸11の一
端と、グランドパッキン12とメタル13に軸架した回
転軸14の一端とをそれぞれ固着するとともに、該回転
軸14はカップリング15を介してロータリアクチュエ
ータ16の駆動軸17に伝動連結し、方向切替管5を回
転自在にして粉体の搬送方向を切替可能にして構成す
る。
【0007】また、前記方向切替管5の両端口5a、5
bには厚肉の口金6a、6bをそれぞれ固着するが、両
口金6a、6bの外端面は円胴体内周面4aにそった弯
曲面に形成するとともに、その外端面には複数の溝20
をそれぞれ刻設し、両口金6a、6bの端面と各送粉管
1、2、3の口側外周となる円胴体内周面4aとの間に
は例えば0.1mm程度の僅かな隙間cをもたせ、一方
の円板4bにはエアセット18から延出する送風管7を
連通連設するとともに、円胴体4の内部より前記隙間
c、c内に粉体がもれない程度のエア圧を付勢可能にし
て前記方向切替管5の中心部より延出する両ステー1
9、19の先端には、不使用の送粉管2、3の基端口2
a、3a側を閉じることができるシールパッキン8、8
をそれぞれ取付けて構成する。
bには厚肉の口金6a、6bをそれぞれ固着するが、両
口金6a、6bの外端面は円胴体内周面4aにそった弯
曲面に形成するとともに、その外端面には複数の溝20
をそれぞれ刻設し、両口金6a、6bの端面と各送粉管
1、2、3の口側外周となる円胴体内周面4aとの間に
は例えば0.1mm程度の僅かな隙間cをもたせ、一方
の円板4bにはエアセット18から延出する送風管7を
連通連設するとともに、円胴体4の内部より前記隙間
c、c内に粉体がもれない程度のエア圧を付勢可能にし
て前記方向切替管5の中心部より延出する両ステー1
9、19の先端には、不使用の送粉管2、3の基端口2
a、3a側を閉じることができるシールパッキン8、8
をそれぞれ取付けて構成する。
【0008】したがって、図1および図2に示すよう
に、方向切替管を回転させて送粉管1と2に連通するよ
う切替えると、他の送粉管3側はシールパッキン8によ
り閉じることになって、粉体は方向切替管5の内部を通
して矢印イで示すように搬送されることになるが、方向
切替管5の両端口5a、5b側と両送風管1、2の口側
外周となる円胴体内周面4aとの間の隙間c、cには矢
印口で示すようにエア圧が付勢されているので、その隙
間c、cから粉体がもれることなく、しかも、端面の溝
20によるラビリンス効果によりシール性が高まり、少
ないエアの流れで粉のもれを防ぐことができることにな
って、粉体は隙間c、cの内方側を支障なくスムーズに
流れることになり、また、隙間c、cを有するので、方
向切替管5は正確にスムーズに回転させて切替えること
ができることになり、矢印ハ方向に回転させると、送粉
管2側を他方のシールパッキン8により閉じて他方の送
粉管3に切替えることができる。
に、方向切替管を回転させて送粉管1と2に連通するよ
う切替えると、他の送粉管3側はシールパッキン8によ
り閉じることになって、粉体は方向切替管5の内部を通
して矢印イで示すように搬送されることになるが、方向
切替管5の両端口5a、5b側と両送風管1、2の口側
外周となる円胴体内周面4aとの間の隙間c、cには矢
印口で示すようにエア圧が付勢されているので、その隙
間c、cから粉体がもれることなく、しかも、端面の溝
20によるラビリンス効果によりシール性が高まり、少
ないエアの流れで粉のもれを防ぐことができることにな
って、粉体は隙間c、cの内方側を支障なくスムーズに
流れることになり、また、隙間c、cを有するので、方
向切替管5は正確にスムーズに回転させて切替えること
ができることになり、矢印ハ方向に回転させると、送粉
管2側を他方のシールパッキン8により閉じて他方の送
粉管3に切替えることができる。
【0009】
【発明の効果】このように本発明は、方向切替管5を回
転させるとともに、その両端口5a、5b側を給送側送
粉管1の先端口1a側と搬送側送粉管2、3の一方の基
端口2a、3a側にそれぞれ合致させて搬送方向を切替
えると、方向切替管5の内部を通して粉体が搬送される
際に、隙間cには円胴体4内からエア圧が付勢されるの
で、その隙間cから粉体がもれることなく確実なシール
ができることになり、しかも、粉体は隙間cの内方側を
支障なくスムーズに流れることになり、また、隙間cを
有するので、方向切替管5は正確にスムーズに回転させ
て操作ミスのない切替操作ができることになり、有効な
シールができるとともに簡単な構造にして好適に実施で
きる特長を有する。
転させるとともに、その両端口5a、5b側を給送側送
粉管1の先端口1a側と搬送側送粉管2、3の一方の基
端口2a、3a側にそれぞれ合致させて搬送方向を切替
えると、方向切替管5の内部を通して粉体が搬送される
際に、隙間cには円胴体4内からエア圧が付勢されるの
で、その隙間cから粉体がもれることなく確実なシール
ができることになり、しかも、粉体は隙間cの内方側を
支障なくスムーズに流れることになり、また、隙間cを
有するので、方向切替管5は正確にスムーズに回転させ
て操作ミスのない切替操作ができることになり、有効な
シールができるとともに簡単な構造にして好適に実施で
きる特長を有する。
【図1】本発明実施例の要部を示した断面図である。
【図2】切替弁全体を示した断面図である。
【図3】図2の左側面を示した側面図である。
【図4】図1の一部を拡大して示した断面図である。
1 給送側送粉管 1a 先端口 2、3 搬送側送粉管 2a、3a 基端口 4 円胴体 4a 円周面 5 方向切替管 5a、5b 端口 c 隙間 6a、6b 口金 7 送風管 8 シールパッキン
Claims (3)
- 【請求項1】 給送側送粉管1の先端1aと複数の搬送
側送粉管2、3の基端口2a、2bとを内周面4aにそ
れぞれ位相をずらして連通連設した円胴体4の内部には
方向切替弁5を回転自在に軸架して搬送方向を切替可能
にしてなる粉体搬送切替弁において、 前記方向切替弁5の両端口5a、5bに円胴体内周面4
aにそった湾曲面を形成するとともに、その外端面に複
数の溝を刻設した口金をそれぞれ固設し、該口金の端面
側と各送粉管1、2、3の口側外周となる円胴体内周面
4aとの間に例えば0.1mm程度の僅かな隙間Cをも
たせるとともに、円胴体4の内部よりその隙間C内に粉
体がもれない程度のエア圧を付勢可能にしてなる粉体搬
送切替弁のシール装置。 - 【請求項2】 円胴体4の内部を密封状態にして送風管
7を連通連設してなる請求項1記載の粉体搬送切替弁の
シール装置。 - 【請求項3】 不使用の送粉管2、3側を方向切替管5
の回転とともにシールパッキン8により閉じ可能にして
なる請求項2記載の粉体搬送切替弁のシール装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3345357A JP2582696B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 粉体搬送切替弁のシール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3345357A JP2582696B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 粉体搬送切替弁のシール装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05209691A JPH05209691A (ja) | 1993-08-20 |
JP2582696B2 true JP2582696B2 (ja) | 1997-02-19 |
Family
ID=18376052
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3345357A Expired - Fee Related JP2582696B2 (ja) | 1991-12-26 | 1991-12-26 | 粉体搬送切替弁のシール装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2582696B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5844208B2 (ja) * | 2012-04-13 | 2016-01-13 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | ショットクリーニング用のショット球散布装置、ショット球散布方法及びボイラー |
JP6887670B2 (ja) * | 2017-05-10 | 2021-06-16 | 株式会社タイワ精機 | 経路切替装置および空気式搬送装置 |
CN107572270B (zh) * | 2017-08-29 | 2023-07-18 | 无锡东谷工程科技有限公司 | 一种高浓度压送连续散装系统 |
CN112083029B (zh) * | 2020-08-13 | 2022-11-25 | 四川士达特种炭材有限公司 | 一种填充料综合性能评价装置及方法 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63238599A (ja) * | 1987-03-27 | 1988-10-04 | 株式会社日立製作所 | 粉体流路切換装置 |
JPS63275861A (ja) * | 1987-05-01 | 1988-11-14 | Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd | 粉体振分け装置 |
-
1991
- 1991-12-26 JP JP3345357A patent/JP2582696B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05209691A (ja) | 1993-08-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |