JP2582606Y2 - 光線式検知装置 - Google Patents

光線式検知装置

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JP2582606Y2 JP10361991U JP10361991U JP2582606Y2 JP 2582606 Y2 JP2582606 Y2 JP 2582606Y2 JP 10361991 U JP10361991 U JP 10361991U JP 10361991 U JP10361991 U JP 10361991U JP 2582606 Y2 JP2582606 Y2 JP 2582606Y2
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隆 神代
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Description

【考案の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本考案は、パルス変調光を発する
投光器と、このパルス変調光を受ける受光器とで構成さ
れる光線式検知装置の受光器の改良に関するものであ
る。 【0002】 【従来の技術】この種の検知装置は、投光器と受光器を
所定の距離だけ離して設置するものであり、特に屋外で
使用する場合、投光器から受光器に達するパルス変調光
の強さは雨や霧等の気象条件や、装置のパルス変調光を
透過させる窓部の汚れによる減衰を考慮し、余裕を持っ
た値としてある。例えば、100mの距離を警戒する装
置の場合でも、受光器側の受光信号レベルが最大時の1
/100まで減衰しても検知信号を発しない程度にする
のが一般的である。この種の装置は、所定の警戒距離よ
りも短い距離で設置されることもあるため、必要以上に
受光レベルが上昇するのを防ぐ目的で自動利得制御回路
(AGC)を用いて制御していた。このAGCを使用し
た受光レベル調整では、被検知物体がパルス変調光をし
ゃ断した場合でも地面等の反射によるわずかな光の回り
込みにより、受光器側のパルス変調光が完全にゼロとな
らないため、ある時定数を持たせ、急激な受光レベルの
減少をもって検知出力とする様な信号処理を行なわせて
いた。 【0003】 【考案が解決しようとする課題】従来の受光レベル制御
方式では、所定の警戒距離より短い距離で設置した場合
被検知物体の通過は検出できるが、この物体が投光器と
受光器との間で停止した場合、受光レベルが少しでも残
ると一定時間後自動的にレベルが上昇し、検知出力のし
きい値を上まわり、警戒状態(しゃ光物体が無いのと同
じ状態)となってしまうという不都合があった。 【0004】 【課題を解決するための手段】投光器から受光器に達す
るパルス変調光は、被検知物体によるしゃ断によりその
光量は短時間に急激に減少するが、雨や霧等の気象条件
の減衰要因による場合は、レベルが少し減少した状態を
長時間維持するといった変化を示す。本考案はその点に
着目し、増幅後の受光量に対応する直流信号に変換され
た信号が、所定の時間連続して基準値を下まわった時
に、次段の増幅部の利得を増加させ、受光状態の安定性
を維持し、物体の通過に対しては従来通り確実に検知で
きる様にしたものである。 【0005】 【実施例】図1は本考案の光線式検知装置の構成を示し
たブロック図である。投光器Tから受光器に向けて発射
されたパルス変調光Pは、放物面反射鏡等の光学系(図
示省略)により、焦点に配置された受光素子1に集めら
れ、電気信号に変換され、第1増幅部2へ送られる。こ
こで増幅された信号は第2増幅部3、比較部4を経て、
出力部9から検知信号として外部へ送出される。比較部
4では、信号レベルを基準値と比較し、基準値を下まわ
る信号が来た時に出力部9を作動させる。 【0006】第1増幅部2からの信号は、第2増幅部3
へ送られるとともに直流信号変換部5へ送られ、ここで
直流信号に変換される。タイマー部6では直流信号変換
部5からの信号を受け、そのレベルが所定の基準値を一
定時間S(本考案の実施例では10秒間に設定)下まわ
ったかどうかを判定して、制御手段8へ信号を送る。制
御手段8はタイマー部6と比較部4からの信号を受け、
これらの信号の状態を判断して増幅度調整部7へ制御信
号を送る。増幅度調整部7は制御手段8からの制御信号
が来た時に、第2増幅部3の増幅度を高くする。 【0007】比較部4からの信号が無い場合は、タイマ
ー部6からの信号が入力されると制御手段8は増幅度調
整部7へ制御信号を送る。比較部4からの信号が先に入
力されている場合は、タイマー部6からの信号の有無に
かかわらず制御手段8は増幅度調整部7へ信号を送らな
い。タイマー部6からの信号が先に入力されている場合
は、比較部4からの信号が入力され、そして比較部から
の信号入力がなくなっても、制御手段8は増幅度調整部
7へ信号を送り続け、タイマー部6からの信号入力がな
くなると同時に増幅度調整部7への出力を停止する。 【0008】以上の構成において、光線式検知装置の投
光器Tと受光器との間にパルス変調光Pを減衰させる要
因が無い場合は、第1増幅部2を通った後の直流変換さ
れた信号レベルは、タイマー部6の基準値よりも大きい
ため、タイマー部6からは出力が出されず、増幅度調整
部7は作動しない。このため、第2増幅部3の利得は低
い状態を保ち、パルス変調光Pの減少に応じ比較部4か
らは判定出力が出され、出力部9が作動する。 【0009】この時の比較部4での基準値は、投光器T
からのパルス変調光Pが被検知物体でしゃ断された時に
充分に検知出力を出す程度に設定してあり、地面や壁面
からの反射光によるわずかなパルス変調光Pの光量程度
では入光状態を維持されない値としてある。 【0010】被検知物体がパルス変調光Pをしゃ断し、
10秒以上経過するとタイマー部6からは出力が出て、
制御手段8へ入力されるが、この時は、比較部4からす
でに信号が入力されているので増幅度調整部7へ制御手
段8が信号を送ることはなく、従って、第2増幅部3の
増幅度は低い状態を維持する。 【0011】投光器Tと受光器との間に霧等によるパル
ス変調光Pの減衰要因が生じたときは、直流変換後の信
号レベルが少し減少し、つまり、タイマー部の基準値を
下まわった状態が長時間継続する。すると、タイマー部
6では10秒間経過した後に、制御手段8、増幅度調整
部7へ制御信号を送り、第2増幅部の利得を10倍に引
き上げる。直流変換後の信号が元のレベルまで上昇する
と、ただちにタイマー部6は出力を停止するので、制御
手段8からの信号は止まり、第2増幅部3は元の利得に
戻る。 【0012】霧が出て来て、第2増幅部3が元の利得の
10倍に引き上げられると、比較部4へは霧が発生する
前と同等以上の信号レベルとなり、霧によって比較部4
の基準値を下まわることはなく、出力部9からは検知信
号は出力されない。 【0013】この時、被検知物体がパルス変調光Pをし
ゃ断すると、比較部4は出力部9と制御手段8へ信号を
送る。すると、検知出力が出されると同時に制御手段8
は前述の条件に従い、増幅度調整部7への制御信号出力
をそのまま出し続ける。これにより、第2増幅部3の利
得は高い状態を維持する。 【0014】被検知物体が無くなると、同時に制御手段
8への比較部4からの信号もなくなるが、タイマー部6
からの信号は引き続き制御手段8に入力されているの
で、第2増幅部3の利得は10倍に引き上げられた状態
を維持する。この状態は霧が晴れタイマー部6からの信
号出力が無くなるまで続く。 【0015】 【考案の効果】以上のように、本考案により被検知物体
の通過及びパルス変調光をしゃ断した状態での停止を確
実に検知し、しかも、霧等のパルス変調光の減衰要因に
対して影響を受けない光線式検知装置を得ることができ
た。
【図面の簡単な説明】 【図1】本考案の光線式検知装置のブロック図。 【符号の説明】 1 受光素子 2 第1増幅部 3 第2増幅部 4 比較部 5 直流信号変換部 6 タイマー部 7 増幅度調整部 8 制御手段 9 出力部 T 投光器

Claims (1)

  1. (57)【実用新案登録請求の範囲】 パルス変調光を発する投光器と、このパルス変調光を受
    ける受光器とで構成され、受光器側に達するこのパルス
    変調光が途絶えたことを検出して物体の通過を検知する
    光線式検知装置の受光器において、受光素子と、第1増
    幅部と、第2増幅部と、パルス変調光が被検知物体によ
    りしゃ断された時に信号を出力するように比較用基準値
    を設定した比較部と、この比較部からの信号を受けて外
    部へ検知信号を送出する出力部とをこの順番に接続し、
    第1増幅部からの信号を直流信号に変換する直流信号変
    換部と、この信号レベルが一定時間基準値を下まわった
    ときに出力を出すタイマー部と、タイマー部からの信号
    と、前記比較部からの信号とを受け、第2増幅部の増幅
    度を変更する増幅度調整部へ制御信号を送る制御手段と
    を備え、前記制御手段は、タイマー部からの信号が、比較部から
    の信号より先に入力されると、その後の比較部からの信
    号の有無にかかわらず制御信号を出力し続け、タイマー
    部からの信号が停止すると同時に、その出力を停止する
    ものであり、比較部からの信号がタイマー部からの信号
    より先に入力されると、その後、タイマー部からの信号
    が入力されても制御信号を出力しないものであることを
    特徴とする光線式検知装置。
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JPH0545588U JPH0545588U (ja) 1993-06-18
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