JP2582155Y2 - パネルの接合構造 - Google Patents

パネルの接合構造

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JP2582155Y2
JP2582155Y2 JP1991046776U JP4677691U JP2582155Y2 JP 2582155 Y2 JP2582155 Y2 JP 2582155Y2 JP 1991046776 U JP1991046776 U JP 1991046776U JP 4677691 U JP4677691 U JP 4677691U JP 2582155 Y2 JP2582155 Y2 JP 2582155Y2
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啓之 森木
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株式会社イナックス
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、ユニットバスルーム
等の壁面を構成するパネルの接合構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術及びその課題】従来、ユニットバスルーム
等においては防水パン上に複数枚のパネルが建付けら
れ、パネルにより側壁面が形成されているが、従来にお
いては各パネルを接合する際にビス等を用いて接合が行
われており、接合作業が面倒で作業性が悪いという問題
点があった。
【0003】
【課題を解決するための手段】本考案は上記従来の問題
点に鑑み案出したものであって、ワンタッチで容易にパ
ネルを接合し得るパネルの接合構造を提供せんことを目
的とし、その要旨は、ユニットバスルーム等の壁面を構
成するパネルの側縁に凹溝を形成し、該凹溝内に嵌入す
る連結ピースを介し一対のパネルを連結するパネルの接
合構造であって、前記凹溝は入口が狭く奥部が広い断面
形状に形成されているとともに、前記連結ピースは、表
面側に案内部を有する本体部と、該本体部の端部から対
向状に外側へ広がった拡開片と、各拡開片の端部に内側
へ折曲して対向状に形成された弾性片で構成され、一方
側のパネルの前記凹溝内に前記拡開片と弾性片を弾着状
に嵌め込んだ状態で該凹溝の外側へ突出状態となる前記
本体部の案内部に対し、表側より裏側へ向かって他方側
のパネルの側縁を押し付けると、前記一方側のパネルの
凹溝内で前記弾性片が縮み本体部が該凹溝内に入り込む
とともに、一方側のパネルの凹溝に対し他方側のパネル
の凹溝が対向状に整合された状態で前記弾性片の弾力に
より前記本体部が他方側のパネルの凹溝内に入り込み、
一対の凹溝を連結するように構成したことである。
【0004】
【作用】一方側のパネルを他方側のパネルに対し移動さ
せると、案内部を介し、連結ピースが凹溝内へ押し込ま
れ、連結ピースの弾性片が一方側のパネルの凹溝内で縮
み、その弾性により他方側のパネルの凹溝内に本体部が
嵌入して、連結ピースによりワンタッチで一対のパネル
が連結される。
【0005】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1はパネルの平面断面図であり、パネル1は押
出成形したセメント板等で形成されており、内部には長
手方向に沿って中空部2,2,2が形成され、両側縁部
には断面蟻溝状の凹溝3,3がそれぞれ形成されてい
る。又、裏側の側縁部は湾曲状に形成されたアール部
4,4(案内部)となっている。
【0006】このようなパネル1は図7に示すように、
ユニットバスルームを構成する防水パン11の立上縁部
12上に建付けられるものであり、予め立上縁部12に
下金具13を固設しておき、この下金具13の突出した
爪13a,13aにそれぞれ一対のパネル1,1の中空
部2,2を差込み、パネル1,1の上端部には上金具1
4の爪14a,14aをそれぞれ中空部2,2に差し込
んでパネル1,1の上端と下端が接合されるとともに、
パネル1,1の対向する側縁部は連結ピース5,5によ
り連結される。
【0007】この連結ピース5,5は図2に斜視図で示
し、パネル1,1の長手方向に沿って適宜間隔で連結ピ
ース5,5が嵌め込まれる。連結ピース5は塩化ビニー
ル等の樹脂を押出成形したものであり、本体部6の一面
側は湾曲した湾曲部7(案内部)となっており、本体部
6の端部はそれぞれ外側に広がった拡開片8,8となっ
ており、この拡開片8,8の端部にそれぞれ内側へ折曲
して対向状に弾性片10,10が一体形成されている。
この弾性片10,10はその弾性により自由に内側へ縮
むことができるものであり、本体部6とこの弾性片1
0,10は別種の樹脂素材で一体形成したものであって
も良い。尚、本体部6には補強用の補強部9が形成され
ている。
【0008】この連結ピース5は図3に示すように、前
記パネル1の凹溝3内に嵌め込むことができるものであ
り、拡開片8と弾性片10の連結部を指で外側より押圧
して、この連結ピース5の拡開片8,8及び弾性片1
0,10を凹溝3内に嵌め込むことができ、嵌め込んだ
状態では図4に示すように、拡開片8,8及び弾性片1
0,10が凹溝3の内側に当接して、凹溝3内に連結ピ
ース5が弾着されるものである。
【0009】このように、一方側のパネル1の凹溝3内
に予め縦方向に所定間隔で複数の連結ピース5を取り付
けておき、その状態で他方側のパネル1を表側より図4
のように移動させ、この時に連結ピース5の湾曲部7
(案内部)に他方側のパネル1のアール部4(案内部)
を当接させ押し付けると、図5に示すように、湾曲部7
とアール部4のアール形状に沿って押圧力が加わり、連
結ピース5は凹溝3内に押し込まれることとなり、この
押し込まれた時には凹溝3内で弾性片10,10が縮
み、本体部6は凹溝3内に入り込む。
【0010】さらに他方側のパネルを移動させて一対の
パネル1,1の凹溝3,3を整合させた時には、図6に
示すように、弾性片10,10の弾力性により連結ピー
ス5の本体部6は他方側のパネル1の凹溝3内に入り込
み、連結ピース5が一対の凹溝3,3を連結し、その弾
性力により一対のパネル1,1の側縁部を反発する方向
に押圧する。
【0011】このように一方側のパネル1を防水パン1
1の立上縁部12に予め建付けておき、凹溝3内に所定
間隔で連結ピース5を取り付けておけば、他方側のパネ
ル1は建付けられたパネル1に対し防水パン11の室内
側より押し付けることにより極めて容易に連結ピース
5,5,5を介し一対のパネル1,1を連結して立上縁
部12に建付けることができ、その後に上金具14を取
り付けて一対のパネル1,1を強固に接合することがで
き、接合作業はワンタッチで極めて容易に行うことがで
きる。
【0012】尚、本例においては、押出成形されたセメ
ント板のパネル1,1の接合構造を例示したが、図8に
示すようなタイルパネル15を防水パン11に建付ける
場合にも、図2のような連結ピース5を用いて一対のタ
イルパネル15,15を接合することができる。
【0013】即ち、タイルパネル15は下地材16の表
面に多数のタイル17,17が貼設されたものであり、
下地材16の裏側側縁部には角パイプ18,18が配設
されているが、この各角パイプ18の側縁部に挿入口1
8aを形成させておき、この挿入口18aから角パイプ
18の内部に連結ピース5の弾性片部10,10を入れ
て、連結ピース5,5により一対のタイルパネル15,
15を連結することができる。
【0014】尚、本例においては、連結ピース5に湾曲
部7(案内部)を、パネル1にアール部4(案内部)を
形成したものを例示したが、案内部は何れか一方側にの
み形成しても良く、又、案内部は湾曲状に限らずテーパ
ー状であっても良い。
【0015】
【考案の効果】本考案は、ユニットバスルーム等の壁面
を構成するパネルの側縁に凹溝を形成し、該凹溝内に嵌
入する連結ピースを介し一対のパネルを連結するパネル
の接合構造であって、前記凹溝は入口が狭く奥部が広い
断面形状に形成されているとともに、前記連結ピース
は、表面側に案内部を有する本体部と、該本体部の端部
から対向状に外側へ広がった拡開片と、各拡開片の端部
に内側へ折曲して対向状に形成された弾性片で構成さ
れ、一方側のパネルの前記凹溝内に前記拡開片と弾性片
を弾着状に嵌め込んだ状態で該凹溝の外側へ突出状態と
なる前記本体部の案内部に対し、表側より裏側へ向かっ
て他方側のパネルの側縁を押し付けると、前記一方側の
パネルの凹溝内で前記弾性片が縮み本体部が該凹溝内に
入り込むとともに、一方側のパネルの凹溝に対し他方側
のパネルの凹溝が対向状に整合された状態で前記弾性片
の弾力により前記本体部が他方側のパネルの凹溝内に入
り込み、一対の凹溝を連結するように構成したことによ
り、一方側のパネルの凹溝内に予め連結ピースの弾性片
側を取り付けておき、他方側のパネルを移動させると、
案内部を介し、連結ピースが凹溝内へ押し込まれ、凹溝
内で弾性片が縮んで瞬時に連結ピースを介し一対のパネ
ルを接合することができ、接合作業を極めてスピーディ
ーにかつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】パネルの平面断面構成図である。
【図2】連結ピースの斜視図である。
【図3】パネルの凹溝内に連結ピースを取り付ける状態
の要部拡大説明図である。
【図4】一方側のパネルに他方側のパネルを押し付けた
状態の作用説明図である。
【図5】さらに押し付けを進行させた状態の作用説明図
である。
【図6】接合完了状態の作用説明図である。
【図7】防水パンの縁部にパネルを建付ける状態の斜視
図である。
【図8】タイルパネルの平面断面構成図である。
【符号の説明】
1 パネル 2 中空部 3 凹溝 4 アール部(案内部) 5 連結ピース 6 本体 7 湾曲部(案内部) 8 拡開片 10 弾性片 11 防水パン 13 下金具 14 上金具 15 タイルパネル

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユニットバスルーム等の壁面を構成する
    パネルの側縁に凹溝を形成し、該凹溝内に嵌入する連結
    ピースを介し一対のパネルを連結するパネルの接合構造
    であって、前記凹溝は入口が狭く奥部が広い断面形状に
    形成されているとともに、前記連結ピースは、表面側に
    案内部を有する本体部と、該本体部の端部から対向状に
    外側へ広がった拡開片と、各拡開片の端部に内側へ折曲
    して対向状に形成された弾性片で構成され、一方側のパ
    ネルの前記凹溝内に前記拡開片と弾性片を弾着状に嵌め
    込んだ状態で該凹溝の外側へ突出状態となる前記本体部
    の案内部に対し、表側より裏側へ向かって他方側のパネ
    ルの側縁を押し付けると、前記一方側のパネルの凹溝内
    で前記弾性片が縮み本体部が該凹溝内に入り込むととも
    に、一方側のパネルの凹溝に対し他方側のパネルの凹溝
    が対向状に整合された状態で前記弾性片の弾力により前
    記本体部が他方側のパネルの凹溝内に入り込み、一対の
    凹溝を連結するように構成したことを特徴とするパネル
    の接合構造。
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JPH04130613U JPH04130613U (ja) 1992-11-30
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JPS5429140Y2 (ja) * 1975-06-23 1979-09-18
JPS6019203Y2 (ja) * 1980-12-11 1985-06-10 昭和アルミサツシ販売株式会社 型材の接続構造

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