JP2581358Y2 - 遠心破砕機の破砕室ヘッドの開閉装置 - Google Patents
遠心破砕機の破砕室ヘッドの開閉装置Info
- Publication number
- JP2581358Y2 JP2581358Y2 JP1992048978U JP4897892U JP2581358Y2 JP 2581358 Y2 JP2581358 Y2 JP 2581358Y2 JP 1992048978 U JP1992048978 U JP 1992048978U JP 4897892 U JP4897892 U JP 4897892U JP 2581358 Y2 JP2581358 Y2 JP 2581358Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crushing chamber
- chamber head
- opening
- centrifugal crusher
- pivotally supported
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B02—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING; PREPARATORY TREATMENT OF GRAIN FOR MILLING
- B02C—CRUSHING, PULVERISING, OR DISINTEGRATING IN GENERAL; MILLING GRAIN
- B02C23/00—Auxiliary methods or auxiliary devices or accessories specially adapted for crushing or disintegrating not provided for in preceding groups or not specially adapted to apparatus covered by a single preceding group
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Crushing And Pulverization Processes (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、鉱物等の原料を破砕す
るための遠心破砕機において、破砕室の上部を覆う破砕
室ヘッドを開閉する装置に関するものである。
るための遠心破砕機において、破砕室の上部を覆う破砕
室ヘッドを開閉する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鉱物等の原料を破砕する装置として、従
来から図4に示すような遠心破砕機が知られている。こ
の破砕機を簡単に説明すると、破砕機の外殻であるハウ
ジングa内に破砕室が形成されており、この破砕室の中
央に、水平方向に高速回転可能なロータbが配置されて
いる。このロータb内に鉱物等の原料を供給し、ロータ
bの回転により発生する遠心力によって原料を放出し、
周囲に堆積した原料の破砕片からなるデッドベッド、あ
るいは鋼製のアンビル等に衝突させて破砕が行われる。
ところで、この遠心破砕機は、破砕室内のデッドベッド
の形成状態が破砕効果に影響を与えるため、その形成状
態の点検を行う必要がある。また、ロ−タbやその他の
部分の摩耗度の点検なども行う必要がある。そこで従来
は、図4に示すように、上昇及び回転可能な支柱cをハ
ウジングaの近傍に立設し、この支柱cの上部と破砕室
ヘッドdとを支持ア−ムeにより連結した装置が用いら
れている。破砕室内を開放する場合は、先ず支柱cを上
昇させて破砕室ヘッドdを上昇させ、ハウジングaとの
連結を切る。次に、支柱cを回転させて破砕室ヘッドd
をスライドさせ、破砕室内を開放することができる。
来から図4に示すような遠心破砕機が知られている。こ
の破砕機を簡単に説明すると、破砕機の外殻であるハウ
ジングa内に破砕室が形成されており、この破砕室の中
央に、水平方向に高速回転可能なロータbが配置されて
いる。このロータb内に鉱物等の原料を供給し、ロータ
bの回転により発生する遠心力によって原料を放出し、
周囲に堆積した原料の破砕片からなるデッドベッド、あ
るいは鋼製のアンビル等に衝突させて破砕が行われる。
ところで、この遠心破砕機は、破砕室内のデッドベッド
の形成状態が破砕効果に影響を与えるため、その形成状
態の点検を行う必要がある。また、ロ−タbやその他の
部分の摩耗度の点検なども行う必要がある。そこで従来
は、図4に示すように、上昇及び回転可能な支柱cをハ
ウジングaの近傍に立設し、この支柱cの上部と破砕室
ヘッドdとを支持ア−ムeにより連結した装置が用いら
れている。破砕室内を開放する場合は、先ず支柱cを上
昇させて破砕室ヘッドdを上昇させ、ハウジングaとの
連結を切る。次に、支柱cを回転させて破砕室ヘッドd
をスライドさせ、破砕室内を開放することができる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記の支柱cは、大重
量の破砕室ヘッドdを支持するため、大きな負荷がかか
り、かなり丈夫な構造にする必要がある。そのため、こ
の支柱c自体を上昇させるための装置は、大掛かりで複
雑な構造となり、装置のコストが高くなる。
量の破砕室ヘッドdを支持するため、大きな負荷がかか
り、かなり丈夫な構造にする必要がある。そのため、こ
の支柱c自体を上昇させるための装置は、大掛かりで複
雑な構造となり、装置のコストが高くなる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記のような
問題点を解決するためになされたもので、簡易構造でか
つ低コストで製造可能な遠心破砕機の破砕室ヘッドの開
閉装置を提供することを目的とする。即ち本考案は、遠
心破砕機の破砕室の上部を覆う破砕室ヘッドを開閉する
装置において、破砕室ヘッドの近傍に鉛直方向に設置し
た回転可能な支柱と、この支柱と破砕室ヘッドとに軸支
して横架させた上下の支持ア−ムと、一端を支柱に軸支
し、かつ他端を斜め上方に向け、支持ア−ムの破砕室ヘ
ッド側あるいは破砕室ヘッド自体に軸支したシリンダと
よりなる、遠心破砕機の破砕室ヘッドの開閉装置であ
る。
問題点を解決するためになされたもので、簡易構造でか
つ低コストで製造可能な遠心破砕機の破砕室ヘッドの開
閉装置を提供することを目的とする。即ち本考案は、遠
心破砕機の破砕室の上部を覆う破砕室ヘッドを開閉する
装置において、破砕室ヘッドの近傍に鉛直方向に設置し
た回転可能な支柱と、この支柱と破砕室ヘッドとに軸支
して横架させた上下の支持ア−ムと、一端を支柱に軸支
し、かつ他端を斜め上方に向け、支持ア−ムの破砕室ヘ
ッド側あるいは破砕室ヘッド自体に軸支したシリンダと
よりなる、遠心破砕機の破砕室ヘッドの開閉装置であ
る。
【0005】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本考案の一実施
例について説明する。 <イ>回転支柱 図1に示すように、回転支柱1は、破砕室ヘッドの近傍
に鉛直方向に設置する。 例えば、回転支柱1の下部を
ホルダ−11内に回転可能に収納し、このホルダ−11
を破砕機ハウジングaの側部に固定して設置する。ま
た、回転支柱1の下端部は、駆動装置12と連結し、回
転可能に構成する。駆動装置12には、ギヤモ−タやシ
リンダ機構等を用いることができる。
例について説明する。 <イ>回転支柱 図1に示すように、回転支柱1は、破砕室ヘッドの近傍
に鉛直方向に設置する。 例えば、回転支柱1の下部を
ホルダ−11内に回転可能に収納し、このホルダ−11
を破砕機ハウジングaの側部に固定して設置する。ま
た、回転支柱1の下端部は、駆動装置12と連結し、回
転可能に構成する。駆動装置12には、ギヤモ−タやシ
リンダ機構等を用いることができる。
【0006】<ロ>ア−ム 回転支柱1と破砕室ヘッドdとに両端部を軸支し、水平
方向に横架させた上下の支持ア−ム2、21を設ける。
具体的には、上下部支持ア−ム2、21は、その一端を
回転支柱1に軸支し、他端を破砕室ヘッドdの補強用リ
ブ3等に軸支する。ここでア−ムを上下に2本設けるの
は、破砕室ヘッドdを持ち上げた時に、破砕室ヘッドd
が回転支柱1の反対側に傾くのを、下部支持ア−ム21
によって支えるためである。なお、ア−ムは3本以上で
あっても構わない。
方向に横架させた上下の支持ア−ム2、21を設ける。
具体的には、上下部支持ア−ム2、21は、その一端を
回転支柱1に軸支し、他端を破砕室ヘッドdの補強用リ
ブ3等に軸支する。ここでア−ムを上下に2本設けるの
は、破砕室ヘッドdを持ち上げた時に、破砕室ヘッドd
が回転支柱1の反対側に傾くのを、下部支持ア−ム21
によって支えるためである。なお、ア−ムは3本以上で
あっても構わない。
【0007】<ハ>シリンダ シリンダ4は、油圧等により伸縮する公知の装置であ
る。このシリンダ4は、一端を回転支柱1に軸支し、他
端を斜め上方に向け、上部支持ア−ム2の破砕室ヘッド
d側の端部に軸支するか、あるいは砕室ヘッドd自体に
軸支する。なお、シリンダ4の一端を下部支持ア−ム2
1の破砕室ヘッドd側の端部に軸支し、他端を斜め下方
に向け、回転支柱1に軸支する構造であってもよい。ま
た、シリンダ4は複数設けてもよい。
る。このシリンダ4は、一端を回転支柱1に軸支し、他
端を斜め上方に向け、上部支持ア−ム2の破砕室ヘッド
d側の端部に軸支するか、あるいは砕室ヘッドd自体に
軸支する。なお、シリンダ4の一端を下部支持ア−ム2
1の破砕室ヘッドd側の端部に軸支し、他端を斜め下方
に向け、回転支柱1に軸支する構造であってもよい。ま
た、シリンダ4は複数設けてもよい。
【0008】
【作用】次に、図2を参照しながら、本考案の装置の作
用について説明する。先ず、破砕室ヘッドdとハウジン
グaとのフランジ同士を締結するボルトを取り外す。次
に、シリンダ4を伸長し、上下部支持ア−ム2、21で
支持しながら破砕室ヘッドdを持ち上げる。そして、持
ち上げた状態で回転支柱1を回転させ、破砕室ヘッドd
をスライドさせることによって、破砕室を開放すること
ができる。点検後は、上記の逆の手順で行えば、破砕室
を再び閉塞することができる。
用について説明する。先ず、破砕室ヘッドdとハウジン
グaとのフランジ同士を締結するボルトを取り外す。次
に、シリンダ4を伸長し、上下部支持ア−ム2、21で
支持しながら破砕室ヘッドdを持ち上げる。そして、持
ち上げた状態で回転支柱1を回転させ、破砕室ヘッドd
をスライドさせることによって、破砕室を開放すること
ができる。点検後は、上記の逆の手順で行えば、破砕室
を再び閉塞することができる。
【0009】
【その他の実施例】その他の実施例として、図3のよう
な構造が考えられる。この場合は、回転支柱1に上下部
支持ア−ム5、51の中間部を軸支し、一端を破砕室ヘ
ッドdのリブ3等に軸支する。そして、上下部支持ア−
ム5、51の他端間に、連結ア−ム52の両端を軸支し
て連結する。さらに、下部支持ア−ム51の連結ア−ム
52側端部には、シリンダ6の一端を軸支し、シリンダ
6の他端は斜め下方に向け、回転支柱1に軸支する。な
お、シリンダ6は上部支持ア−ム5に連結してもよい、
な構造が考えられる。この場合は、回転支柱1に上下部
支持ア−ム5、51の中間部を軸支し、一端を破砕室ヘ
ッドdのリブ3等に軸支する。そして、上下部支持ア−
ム5、51の他端間に、連結ア−ム52の両端を軸支し
て連結する。さらに、下部支持ア−ム51の連結ア−ム
52側端部には、シリンダ6の一端を軸支し、シリンダ
6の他端は斜め下方に向け、回転支柱1に軸支する。な
お、シリンダ6は上部支持ア−ム5に連結してもよい、
【0010】
【本考案の効果】本考案は以上説明したようになるた
め、次のような効果を得ることができる。即ち、従来の
装置は、支柱自体を上昇させるため、大掛かりで複雑な
構造となり、装置のコストが高くなる。それに対して本
考案は、小型のシリンダとア−ムによって破砕室ヘッド
を持ち上げるため、支柱自体を上昇させる必要がない。
そのため、従来のような大掛かりで複雑な上昇装置が不
要となる。従って、装置全体が簡易化し、コストの低減
を図ることができる。
め、次のような効果を得ることができる。即ち、従来の
装置は、支柱自体を上昇させるため、大掛かりで複雑な
構造となり、装置のコストが高くなる。それに対して本
考案は、小型のシリンダとア−ムによって破砕室ヘッド
を持ち上げるため、支柱自体を上昇させる必要がない。
そのため、従来のような大掛かりで複雑な上昇装置が不
要となる。従って、装置全体が簡易化し、コストの低減
を図ることができる。
【図1】 本考案の装置の一実施例の説明図
【図2】 作用を示す説明図
【図3】 その他の実施例の説明図
【図4】 従来技術の説明図
Claims (1)
- 【請求項1】 遠心破砕機の破砕室の上部を覆う破砕室
ヘッドを開閉する装置において、 破砕室ヘッドの近傍に鉛直方向に設置した回転可能な支
柱と、 この支柱と破砕室ヘッドとに軸支して横架させた上下の
支持ア−ムと、 一端を支柱に軸支し、かつ他端を斜め上方に向け、支持
ア−ムの破砕室ヘッド側あるいは破砕室ヘッド自体に軸
支したシリンダとよりなる、 遠心破砕機の破砕室ヘッドの開閉装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992048978U JP2581358Y2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 遠心破砕機の破砕室ヘッドの開閉装置 |
KR2019920025753U KR0131970Y1 (ko) | 1992-06-22 | 1992-12-17 | 원심파쇄기의 파쇄실헤드 개폐장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992048978U JP2581358Y2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 遠心破砕機の破砕室ヘッドの開閉装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH063449U JPH063449U (ja) | 1994-01-18 |
JP2581358Y2 true JP2581358Y2 (ja) | 1998-09-21 |
Family
ID=12818347
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992048978U Expired - Lifetime JP2581358Y2 (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | 遠心破砕機の破砕室ヘッドの開閉装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2581358Y2 (ja) |
KR (1) | KR0131970Y1 (ja) |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP1992048978U patent/JP2581358Y2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1992-12-17 KR KR2019920025753U patent/KR0131970Y1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH063449U (ja) | 1994-01-18 |
KR0131970Y1 (ko) | 1998-12-15 |
KR940000503U (ko) | 1994-01-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |