JP2581154Y2 - 角度ポテンショメータ - Google Patents

角度ポテンショメータ

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JP2581154Y2
JP2581154Y2 JP1993021737U JP2173793U JP2581154Y2 JP 2581154 Y2 JP2581154 Y2 JP 2581154Y2 JP 1993021737 U JP1993021737 U JP 1993021737U JP 2173793 U JP2173793 U JP 2173793U JP 2581154 Y2 JP2581154 Y2 JP 2581154Y2
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JP
Japan
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rotating shaft
bearing
resistor
diameter portion
housing
Prior art date
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JP1993021737U
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English (en)
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JPH0676805U (ja
Inventor
道夫 太田
兆 丸山
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NTN Corp
Komatsu Ltd
Original Assignee
NTN Corp
Komatsu Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、建設機械や産業機械
に等に使用されて、回転軸に荷重が負荷された状態で回
転角度を検出可能な角度ポテンショメータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、各種の回転軸や揺動軸の回転角度
を測定する装置として、角度ポテンショメータが使用さ
れている。角度ポテンショメータは、基準点からの絶対
角度を測定する手段として有用なものである。従来の一
般的な角度ポテンショメータは、図3に概略図を示すよ
うに、回転軸51によって移動するブラシ52と、それ
に接する抵抗体53とで構成され、ブラシ52の回転位
置によって変わる抵抗値を電圧値として取り出すことに
より角度検出が行われる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】従来の角度ポテンショ
メータは、いずれも回転軸51のハウジング54による
支持に、含油メタル、あるいは小さな転がり軸受が使用
されており、回転軸51の荷重を負荷することができな
い。回転軸51に軸方向やラジアル方向の大きな荷重が
負荷されると、検出値に大きな誤差を生じ、また抵抗体
53やブラシ52を破壊することがある。そのため、回
転体が重い場合や、ポテンショメータの回転軸51に荷
重がかかる場合は、荷重が直接に回転軸51に負荷され
ないように、ばね等を使って回転角度を検出しなければ
ならない。
【0004】この考案の目的は、回転軸にある程度大き
な荷重が作用しても、損傷の問題がなく、かつ精度良く
回転角度が検出できる角度ポテンショメータを提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案の角度ポテンシ
ョメータは、回転軸を、予圧された複数の軸受でハウジ
ングに設置したものである。すなわち、軸方向に並べた
複数の転がり軸受を介して、回転軸をハウジングに回転
自在に設置し、回転軸の外周に設けた環状突部を、隣合
う軸受の内輪の幅面間に挟み込んで、軸受に予圧をかけ
る。抵抗体は、ハウジングに回転軸の軸端と対面して
円周方向に延びて設ける。抵抗体に摺接するブラシは回
軸の軸端に設ける。 回転軸は、大径部および小径部を
有する段付軸からなるものとし、その大径部を前記軸受
で支持し、小径部を、ハウジングに設けられた孔から突
出させる。前記軸受は、前記抵抗体よりも外径が大きい
ものとする。
【0006】
【作用】この構成によると、予圧された複数の軸受で回
転軸をハウジングに支持しているため、回転軸に軸方向
やラジアル方向の荷重が負荷されても、軸受でこの負荷
を支持することができ、抵抗体等を損傷することがな
い。また、軸受が予圧されているため、回転軸のがたつ
きがなく、荷重の負荷状態でも、精度良く回転角度を検
出することができる。
【0007】
【実施例】この考案の一実施例を図1および図2に基づ
いて説明する。回転軸1は、段付軸に形成され、その大
径部1aが2列の軸受6,6によってハウジング2内で
回転自在に支持されている。大径部1aの中間部には環
状突部1cが設けてあり、この突部1cは、両軸受6,
6に予圧をかけた状態でこれら軸受6,6の内輪間に挟
み込んである。各軸受6は、シール付きの深溝玉軸受等
からなる。軸受6のハウジング2への固定は、図の上側
の軸受6の外輪をハウジング2内の肩面に係合させ、両
軸受6間に薄肉の外輪間座11を挟んで、厚肉リング状
のスペーサ7と共にハウジング蓋3で押付けることによ
り行っている。
【0008】ハウジング2は、ハウジング本体2aとハ
ウジング蓋3とからなる。ハウジング蓋3は、Oリング
9を介してハウジング本体2aの下面開口を蓋し、ハウ
ジング本体2aにボルト(図示せず)等で固定される。
回転軸1の小径部1bはハウジング2の円孔から突出
し、その円孔内にオイルシール8が設けられている。ハ
ウジング蓋3の内面には、抵抗体12および電気接片1
3を上面に有する基盤4が取付けられ、これら抵抗体1
2と電気接片13とに接触して両者を導通させるブラシ
5が回転軸1の軸端に取付けられている。なお、ブラシ
5は、回転軸1の軸端にボルト止めした端板1dに設け
てある。ブラシ5の抵抗体12に対する接触圧は、スペ
ーサ7の厚み等で調整する。
【0009】抵抗体12は、例えば導電性樹脂などから
なり、図2に示すように一部が欠けたリング状に形成さ
れている。電気接片13はリング状に形成されている。
抵抗体12の両端および電気接片13の一部には、端子
12a,12b,13aが各々設けられ、各端子12
a,12b,13aに接続したリード線16(図1)
は、ハウジング蓋3の孔3aから導出させる。
【0010】図2は、この角度ポテンショメータにより
角度検出するときの電気配線例を示す。すなわち、抵抗
体12には両端の端子12a,12b間に直流電源14
で一定の電圧を印加し、片方の端子12aと電気接片1
3の端子13aとの間に電圧計15を接続する。このよ
うに配線を行うことにより、抵抗体12の端子12a,
12b間の印加電圧に対して、ブラシ5で分圧された電
圧が電圧計15で検出される。したがって、この電圧値
からブラシ5の回転位置、すなわち回転軸1の基準点O
からの回転角Bが検出される。なお、検出可能な回転角
範囲Aは180°としてある。
【0011】この構成の角度ポテンショメータによる
と、予圧された複数の軸受6,6で回転軸1をハウジン
グ2に支持しているため、回転軸2に軸方向やラジアル
方向の荷重が負荷されても、軸受6でこの負荷を支持す
ることができ、抵抗体12等を損傷することがない。ま
た、軸受6が予圧されているため、回転軸1のがたつき
がなく、荷重の負荷状態でも、精度良く回転角度を検出
することができる。例えば、軸受6に内径40mm、外径
52mmの深溝玉軸受を用いた場合、回転軸1に軸方向に
100Kgf の荷重を負荷しても、回転軸1の軸方向の移
動は25μmしか生じず、角度ポテンショメータとして
の単独直線性は±1%以下の精度を得ることができた。
【0012】
【考案の効果】この考案の角度ポテンショメータは、予
圧された複数の軸受で回転軸をハウジングに設置したた
め、回転軸にある程度大きな荷重が作用しても、損傷の
問題がなく、かつ荷重負荷状態で精度良く回転角度を検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の断面図である。
【図2】その抵抗体とブラシを示す平面図と、電気回路
図とを組み合わせた説明図である。
【図3】従来例の断面図である。
【符号の説明】 1…回転軸、1c…環状突部、2…ハウジング、3…ハ
ウジング蓋、4…基盤、5…ブラシ、6…軸受、7…厚
肉外輪間座、12…抵抗体、13…電気接片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01B 7/30 G01B 21/22

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 大径部および小径部を有する段付軸から
    なる回転軸を設け、この回転軸の前記大径部を、ハウジ
    ング内に軸方向に並べた複数の転がり軸受を介して回転
    自在に設置し、前記回転軸の前記小径部を前記ハウジン
    グに設けられた孔から突出させ、前記回転軸の前記大径
    部の外周に設けた環状突部を、隣合う軸受の内輪間に軸
    受予圧状態に挟み込み、前記回転軸の前記大径部の軸端
    と対面して円周方向に延びる抵抗体を前記ハウジング内
    設け、この抵抗体に摺接するブラシを前記回転軸の軸
    端に設け、前記軸受は、前記抵抗体よりも外径が大きい
    ものとした角度ポテンショメータ。
JP1993021737U 1993-03-31 1993-03-31 角度ポテンショメータ Expired - Lifetime JP2581154Y2 (ja)

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JPH0676805U JPH0676805U (ja) 1994-10-28
JP2581154Y2 true JP2581154Y2 (ja) 1998-09-21

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