JP2581072Y2 - コンクリート製品用のクランプ装置 - Google Patents

コンクリート製品用のクランプ装置

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JP2581072Y2
JP2581072Y2 JP1993039350U JP3935093U JP2581072Y2 JP 2581072 Y2 JP2581072 Y2 JP 2581072Y2 JP 1993039350 U JP1993039350 U JP 1993039350U JP 3935093 U JP3935093 U JP 3935093U JP 2581072 Y2 JP2581072 Y2 JP 2581072Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種運搬機械の先端ツ
ールとして用いられるコンクリート製品用のクランプ装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図23及び図24にはフォークリフトト
ラックの可動部に取り付けて使用されるこの種従来のク
ランプ装置を示してある。同図のクランプ装置101
は、取付板102と、該取付板102の一面にスライド
可能に設けられた1対の挟持アーム103と、該挟持ア
ーム103を平行移動させるシリンダ等の駆動源104
とから構成されており、取付板101をフォークリフト
トラックFの可動部、詳しくは上下動,左右動及び旋回
を可能とした部位に取り付けて使用され、1対の挟持ア
ーム103によってコンクリート製品K(図示例では側
溝ブロック)を挟持する。
【0003】クランプ装置101が取り付けられたフォ
ークリフトトラックFはコンクリート製品Kをトラック
に搭載する際等に用いられ、クランプ装置101に挟持
されたコンクリート製品Kは運搬の際に上下動と旋回を
適宜施される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のクランプ装
置では、平行移動する1対の挟持アーム103によって
コンクリート製品Kを幅或いは高さ方向に挟持する構造
にあるため、運搬時の振動等によって重量物である該コ
ンクリート製品Kに位置ずれや滑りを生じ易い。上記の
問題を解消しようとして挟持力を高めると、逆にひび割
れや破損の危険性が増すだけとなり根本的な問題解決と
はならない。
【0005】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、側溝ブロック等のコンク
リート製品を位置ずれや滑りを生じることなく的確に挟
持できるクランプ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1は、フォークリフトトラックやクレーン等
の運搬機械の可動部に取り付けて使用されるコンクリー
ト製品用のクランプ装置であって、後端部に取付フラン
ジを備え筒状の固定アームと、固定アーム内に摺動自
在に配置され先端部に突起部を有する可動アームと、可
動アーム伸縮用の直線駆動源と、固定アームの後端部に
該アームと直交する向きで配置された挟持パット付きの
第1挟持板と、可動アームの突起部に該アームと直交す
る向きで且つ上記第1挟持板に対峙して配置された挟持
パット付きの第2挟持板とを備え、上記第2挟持板を可
動アームと鋭角を成す方向に平行移動できるように支持
した、ことをその特徴とする。
【0007】請求項2は、フォークリフトトラックやク
レーン等の運搬機械の可動部に取り付けて使用されるコ
ンクリート製品用のクランプ装置であって、後端部に取
付フランジを備えた筒状の固定アームと、固定アーム内
に摺動自在に配置され先端部に突起部を有する可動アー
ムと、可動アーム伸縮用の直線駆動源と、固定アームの
後端部に該アームと直交する向きで配置された挟持パッ
ト付きの第1挟持板と、可動アームの突起部に該アーム
と直交する向きで且つ上記第1挟持板に対峙して配置さ
れた挟持パット付きの第2挟持板とを備え、上記第2挟
持板のパット付設面に製品当接部分に対応して窪みを設
けた、ことをその特徴とする。
【0008】請求項3は、フォークリフトトラックやク
レーン等の運搬機械の可動部に取り付けて使用されるコ
ンクリート製品用のクランプ装置であって、後端部に取
付フランジを備えた筒状の固定アームと、固定アーム内
に摺動自在に配置され先端部に突起部を有する可動アー
ムと、可動アーム伸縮用の直線駆動源と、固定アームの
後端部に該アームと直交する向きで配置された挟持パッ
ト付きの第1挟持板と、可動アームの突起部に該アーム
と直交する向きで且つ上記第1挟持板に対峙して配置さ
れた挟持パット付きの第2挟持板とを備え、上記第1挟
持板を固定アームに沿って移動可能に配置し、該第1挟
持板を固定アームに固定する手段を設けた、ことをその
特徴とする。
【0009】請求項4は、フォークリフトトラックやク
レーン等の運搬機械の可動部に取り付けて使用されるコ
ンクリート製品用のクランプ装置であって、後端部に取
付フランジを備えた筒状の固定アームと、固定アーム内
に摺動自在に配置され先端部に突起部を有する可動アー
ムと、可動アーム伸縮用の直線駆動源と、固定アームの
後端部に該アームと直交する向きで配置された挟持パッ
ト付きの第1挟持板と、可動アームの突起部に該アーム
と直交する向きで且つ上記第1挟持板に対峙し て配置さ
れた挟持パット付きの第2挟持板とを備え、上記可動ア
ームの突起部を固定アーム側に倒れるように支持した、
ことをその特徴とする。
【0010】
【作用】請求項1記載のクランプ装置は取付フランジを
フォークリフトトラックやクレーン等の運搬機械の可動
部に取り付けて使用される。このクランプ装置では、コ
ンクリート製品の内面を固定アームの支承パットで支承
しつつ、該製品の長手方向両端を固定アーム側の第1挟
持板と可動アーム側の第2挟持板とで挟持することが可
能である。また、上記の挟持状態で製品を反転してコン
クリート製品の重量が両挟持板にかかった際に、第2挟
持板を可動アームと鋭角を成す方向に平行移動させて該
製品端面への当たりを強化し挟持力を高めることができ
る。
【0011】請求項2記載のクランプ装置では、第2挟
持板のパット付設面に設けた窪みによって同側の製品端
面にパットを介して引っかかりを持たせることができ
る。他の作用は請求項1のクランプ装置と同様である。
【0012】請求項3記載のクランプ装置では、第1挟
持板の固定位置を変化させることにより、挟持対象とな
るコンクリート製品の長手長さに応じて第1,第2挟持
板の間隔を調整することができる。他の作用は請求項1
のクランプ装置と同様である。
【0013】請求項4記載のクランプ装置では、可動ア
ームの突起部が作業時に誤ってブロック端面に接触した
場合でも、該突起部を固定アーム側に倒して回避させる
ことができる。他の作用は請求項1のクランプ装置と同
様である。
【0014】
【実施例】図1乃至図3には本考案の前提となるクラン
プ装置を例示してある。同図に示したクランプ装置1
は、取付フランジ2と、固定アーム3と、可動アーム4
と、油圧シリンダ5と、第1挟持板6と、第2挟持板7
とから構成されている。
【0015】取付フランジ2は矩形状を成し、その周縁
部分に複数のボルト孔(図示省略)有している。
【0016】固定アーム3は4角筒状を成し、後端部を
取付フランジ2の中央に連結されている。この固定アー
ム3の上面には硬質ウレタン製の支承パット3aが長手
方向に間隔をおいて2箇所に設けられ、また内面には可
動アーム用のブッシュ3bが設けられている。
【0017】可動アーム4は固定アーム3よりも小形の
4角筒状を成し、固定アーム3内に摺動自在に配置され
ている。この可動アーム4の先端部には上記支承パット
3a側に突出する断面略三角形状の突起部4aが設けら
れている。
【0018】油圧シリンダ5は固定アーム3内に配置さ
れており、基端を取付フランジ2上のブラケット8に軸
支され、ロッド5aの先端を可動アーム4の後端面に連
結されている。上記の可動アーム4はこの油圧シリンダ
5によって駆動され、固定アーム3内を摺動して伸縮す
る。
【0019】第1挟持板6は矩形リング状を成し、取付
フランジ2上で且つ固定アーム3の後端部周囲に該アー
ム3と直交する向きで固着されている。この第1挟持板
6の前面には、該面と同一形状を成す硬質ウレタン製の
挟持パット6aが付設されている。
【0020】第2挟持板7は横長矩形状を成し、可動ア
ーム4の突起部4aに該アーム4と直交する向きで且つ
上記第1挟持板6と対峙して固着されている。この第2
挟持板7の後面には、該面と同一形状を成す硬質ウレタ
ン製の挟持パット7aが付設されている。尚、第2挟持
板7のパット付設面には、挟持製品の滑りを防止するた
めに可動アーム側に向けて予め1度程度の傾きが設けら
れている。
【0021】本第1実施例のクランプ装置1は各種運搬
機械の可動部、例えば図4に示すようなフォークリフト
トラックFの上下動,左右動及び旋回を可能とした可動
部Faにその取付フランジ2を取り付けて使用される。
以下にこのフォークリフトトラックFによってコンクリ
ート製品をトラックに搭載する場合を例に挙げ、クラン
プ装置1の挟持動作等について説明する。
【0022】側溝ブロックを挟持する場合は、図4の状
態でクランプ装置1の可動アーム4を伸長させた後、フ
ォークリフトトラックFを前進させて図5に示すように
可動アーム4及び固定アーム3を下向きに載置された側
溝ブロックK1の内側に挿入する。上記の前進で可動ア
ーム4の突起部4a及び第2挟持板7が突出したところ
でクランプ装置1全体を上昇させ、固定アーム3の支承
パット3aを側溝ブロックK1の内面(底面内側)に当
接させる。当接後はクランプ装置1の可動アーム4を縮
長させ、第1挟持板6と第2挟持板7とで側溝ブロック
K1の両端面を挟持する。この挟持状態では図6に示す
ように側溝ブロックK1の一端面の上辺全部及び両側辺
一部が第1挟持板6の挟持パット6aに当接し、また他
端面の上辺一部が第2挟持板7の挟持パット7aに当接
する。
【0023】暗渠ブロックを挟持する場合も上記と同様
に図4の状態で可動アーム4を伸長させた後に両アーム
3,4を暗渠ブロックの内側に挿入し、クランプ装置1
全体を上昇させて支承パット3aを暗渠ブロックの内面
に当接させ、この後に可動アーム4を縮長させて第1挟
持板6と第2挟持板7とで暗渠ブロックの両端面を挟持
すればよい。この挟持状態では図7に示すように暗渠ブ
ロックK2の一端面の上辺全部及び両側辺一部が第1挟
持板6の挟持パット6aに当接し、また他端面の上辺一
部が第2挟持板7の挟持パット7aに当接する。
【0024】一方、擁壁ブロックを挟持する場合は、図
4の状態でクランプ装置1を180度回動させ可動アー
ム4を伸長させた後、フォークリフトトラックFを前進
させ可動アーム4及び固定アーム3を擁壁ブロック上に
差し入れる。上記の前進で可動アーム4の突起部4a及
び第2挟持板7が突出したところでクランプ装置1全体
を下降させ、固定アーム3の一側面及び支承パット3a
を擁壁ブロックの内面に当接させる。当接後はクランプ
装置1の可動アーム4を縮長させ、第1挟持板6と第2
挟持板7とで擁壁ブロックの両端面を挟持する。この挟
持状態では図8に示すように擁壁ブロックK3の一端面
の両辺大部分が第1挟持板6の挟持パット6aに当接
し、また他端面の下辺一部が第2挟持板7の挟持パット
7aに当接する。
【0025】側溝ブロックK1をトラックの荷台に搭載
する際は、図9に示すように上記の挟持状態のままフォ
ークリフトトラックFを荷台Nの側方に付け、ここでク
ランプ装置1を180°回動させて側溝ブロックK1を
上向きにし、クランプ装置1を適宜上昇,前進させて側
溝ブロックK1を荷台N上に移動させる。そして、クラ
ンプ装置1の可動アーム4を伸長させ、両挟持板6,7
による挟持を解いて側溝ブロックK1を荷台Nに載置す
る。
【0026】暗渠ブロックK2及び擁壁ブロックK3を
トラックの荷台に搭載する際は、基本的には上記の挟持
状態のままフォークリフトトラックFを荷台Nの側方に
付け、クランプ装置1を適宜上昇,前進させて両ブロッ
クK2,K3を荷台N上に移動させ、可動アーム4を伸
長させ両挟持板6,7による挟持を解いて両ブロックK
2,K3を荷台Nに載置すればよく、クランプ装置1は
載置向きを変更する場合等に必要に応じて回動される。
【0027】尚、上記のフォークリフトトラックFを用
いて側溝ブロックK1等のコンクリート製品を製造現場
からストックヤードに移送し積載する場合等も同様の手
順で該製品の挟持,運搬が行われる。
【0028】このクランプ装置1によれば、側溝ブロッ
クK1等のコンクリート製品の内面を固定アーム3の支
承パット3aで支承しつつ、該製品の長手方向両端を固
定アーム側の第1挟持板6と可動アーム側の第2挟持板
7との間で挟持することができると共に、コンクリート
製品の端面が如何なる形状の場合でも固定アーム側の第
1挟持板6において大きな接触面積を確保して高い摩擦
抵抗を得ることができるので、運搬時における位置ずれ
や滑りを確実に防止してコンクリート製品を的確に挟持
することができる。
【0029】図10には本考案の前提となる他のクラン
プ装置を例示してある。同図に示したクランプ装置11
図1乃至図3に例示したクランプ装置1と、第1挟持
板6と取付フランジ2との間に合成ゴム製の弾性材12
を介装した点と、可動アーム4の突起部4aに横長矩形
状の支持板13を固着し、該支持板13のブラケット1
3aに第2挟持板7を揺動可能に軸支した点と、支持板
13と第2挟持板7との間に合成ゴム製の弾性材14を
介装した点で異なる。
【0030】このクランプ装置11によれば、コンクリ
ート製品の端面に微妙な傾斜がある場合でも、弾性材1
2,14の変形によって第1挟持板6と第2挟持板7を
該傾斜に合わせて変位させ端面に密着させることが可能
であり、接触面積に応じた摩擦抵抗を適正に確保して位
置ずれや滑りをより確実に防止することができる。尚、
上記弾性部材はコイルスプリング等のバネ材であっても
よい。
【0031】図11及び図12には本考案を図1乃至図
3のクランプ装置に適用した第1実施例を示してある。
本実施例構造は図10のクランプ装置に適用することも
可能である。
【0032】同図に示したクランプ装置21は図1乃至
図3に例示したクランプ装置1と、可動アーム4の突起
部4aに横長矩形状の支持板22を固着し、該支持板2
2の側面と第2挟持板7の側面とを夫々平行なリンク2
3で回動可能に連結した点と、リンク23の一方の連結
箇所に該リンク23の略中間部を下方に付勢し第2挟持
板7を支持板22に密着させる巻バネ24を設けた点で
異なる。
【0033】本第実施例のクランプ装置21によれ
ば、図13に示すように側溝ブロックK1を挟持状態で
180度回動して該ブロックK1の重量が両挟持板6,
7にかかった際に、第2挟持板7をリンク23によって
斜め下向きに平行移動させて該ブロック端面への当たり
を強化し挟持力を高めることが可能であり、コンクリー
ト製品を挟持状態から反転させた場合等に生じ得る滑り
や抜け落ちを確実に防止できる。本第1実施例の他の作
用,効果は図1乃至図3に例示したクランプ装置1と同
様である。
【0034】図14には本考案を図1乃至図3のクラン
プ装置に適用した第2実施例を示してある。本実施例構
造は図10のクランプ装置に適用することも可能であ
る。
【0035】同図に示したクランプ装置31は図1乃至
図3に例示したクランプ装置1と、可動アーム4の突起
部4aに横長矩形状を成し可動アーム4と鋭角な傾斜面
32aを有する支持板32を固着した点と、該支持板3
2の側面に同角度の傾斜穴33a付きの案内板33を固
着した点と、挟持パット37aを有する横長矩形状の第
2挟持板37に同様の傾斜面37bを形成し側面に突設
したピン37cを案内板33の傾斜穴33aに嵌挿した
点と、第2挟持板37を可動アーム4側に引き寄せ傾斜
面37bを支持板32の傾斜面32aに密着させる引バ
ネ34を設けた点で異なる。
【0036】本第実施例のクランプ装置31によれ
ば、コンクリート製品を挟持状態で180度回動させ該
製品の重量が両挟持板6,37にかかった際に、第2挟
持板37を傾斜面32aに沿って斜め下向きに平行移動
させて該製品端面への当たりを強化し挟持力を高めるこ
とが可能であり、第実施例と同様にコンクリート製品
を挟持状態から反転させた場合等に生じる得る滑りや抜
け落ちを確実に防止できる。本第2実施例の他の作用,
効果は図1乃至図3に例示したクランプ装置1と同様で
ある。
【0037】図15及び図16には本考案を図1乃至図
3のクランプ装置に適用した第3実施例を示してある。
本実施例構造は図10のクランプ装置に適用することも
可能 である。
【0038】同図に示したクランプ装置41は図1乃至
図3に例示したクランプ装置1と、横長矩形状を成す第
2挟持板47の挟持パット47aの付設面に製品当接部
分に対応した横長の窪み47bを設けた点で異なる。
【0039】本第実施例のクランプ装置41によれ
ば、図16に示すようにコンクリート製品Kを両挟持板
6,47で挟持した際に、第2挟持板47のパット付設
面に設けた窪み47bによって同側の製品端面に挟持パ
ット47aを介して引っかかりを持たせることが可能で
あり、第1,2実施例と同様にコンクリート製品を挟持
状態から反転させた場合等に生じる得る滑りや抜け落ち
を確実に防止できる。本第3実施例の他の作用,効果は
図1乃至図3に例示したクランプ装置1と同様である。
【0040】図17には本考案を図1乃至図3のクラン
プ装置に適用した第4実施例を示してある。本実施例構
造は図10のクランプ装置に適用することも可能であ
る。
【0041】同図に示したクランプ装置51は図1乃至
図3に例示したクランプ装置1と、挟持パット56aを
有する矩形リング状の第1挟持板56を固定アーム3に
沿って移動可能に嵌挿した点と、第1挟持板56をボル
ト52によって固定アーム3の任意位置に固定できるよ
うにした点で異なる。
【0042】本第実施例のクランプ装置51によれ
ば、第1挟持板56の固定位置を変化させることによ
り、挟持対象となるコンクリート製品の長手長さに応じ
て第1,第2挟持板56,7の間隔を調整することが可
能であり、種々長さのコンクリート製品を1台の装置で
挟持することができる。尚、第1挟持板56を固定する
ためのボルト52は他の固定手段で代用してもよい。
第4実施例の他の作用,効果は図1乃至図3に例示した
クランプ装置1と同様である。
【0043】図18及び図19には本考案を図1乃至図
3のクランプ装置に適用した第5実施例を示してある。
本実施例構造は図10のクランプ装置に適用することも
可能である。
【0044】同図に示したクランプ装置61は図1乃至
図3に例示したクランプ装置1と、可動アーム64の先
端部から突起部4aを除外し該先端部上面に孔64aを
形成した点と、突起部4aと略同形状の可動突起部62
を可動アーム64の前端にピン62aで軸支し図示省略
の巻バネで起立方向に付勢した点と、突起部62と同一
幅を有する挟持パット67a付きの第2挟持板67を該
突起部62に固着した点で異なる。可動突起部62は係
合爪62bを可動アーム64に当接して起立状態を維持
しており、外力付加により巻バネの付勢力に抗して固定
アーム3側に倒れて孔64aに没入する。
【0045】本第実施例のクランプ装置61によれ
ば、図20に示すように可動アーム64及び固定アーム
3を下向きに載置された側溝ブロックK1の内側に挿入
した際に、可動突起部62が誤ってブロック端面に接触
した場合でも、該可動突起部62を固定アーム3側に倒
して回避させることが可能であり、上記の接触による製
品及び可動突起部62の損傷を未然に防止することがで
きる。本第5実施例の他の作用,効果は図1乃至図3に
例示したクランプ装置1と同様である。
【0046】図21には本考案を図1乃至図3のクラン
プ装置に適用した第6実施例を示してある。本実施例構
造は図10のクランプ装置に適用することも可能であ
る。
【0047】同図に示したクランプ装置71は図1乃至
図3に例示したクランプ装置1と、可動アーム74の先
端部から突起部4aを除外し先端部両側面に支持杆74
aを突設した点と、可動アーム74の先端部上面にスト
ッパ74bを設けた点と、両支持杆74aに挟持パット
77aを上部に有する縦長矩形状の第2挟持板77の下
端ブラケット77bを回動自在に装着した点と、両支持
杆74aに両第2挟持板77を上方に付勢しストッパ7
4bに当接させる巻バネ72を設けた点で異なる。両第
2支持板77はストッパ74bに当接して起立状態を維
持しており、外力付加により巻バネ72の付勢力に抗し
て固定アーム3側に倒れる。尚、本第実施例のクラン
プ装置71では可動アームの突起部と第2挟持板とが兼
用されている。
【0048】本第実施例のクランプ装置71によれ
ば、可動アーム74及び固定アーム3をコンクリート製
品に向かって移動させる際に、第2挟持板77が誤って
製品端面に接触した場合でも、該第2挟持板77を固定
アーム3側に倒して回避させることが可能であり、第
実施例と同様に上記の接触による製品及び第2挟持板7
7の損傷を未然に防止することができる。本第6実施例
の他の作用,効果は図1乃至図3に例示したクランプ装
置1と同様である。
【0049】図22には本考案を図1乃至図3のクラン
プ装置に適用した第7実施例を示してある。本実施例構
造は図10のクランプ装置に適用することも可能であ
る。
【0050】同図に示したクランプ装置81は図1乃至
図3に例示したクランプ装置1と、固定アーム3の上下
面に支承パット3aを夫々設けた点と、可動アーム4の
先端部上下に突起部4aを設けた点と、両突起部4aに
第1挟持板7を夫々設けた点で異なる。
【0051】本第実施例のクランプ装置81によれ
ば、挟持対象となるコンクリート製品の向きに応じて上
下に設けられた2つの第2挟持板7を選択的に使用する
ことができ、挟持の際にクランプ装置81を反転させる
頻度を軽減できる。本第7実施例の他の作用,効果は図
1乃至図3に例示したクランプ装置1と同様である。
【0052】尚、上記第1乃至第7の各実施例では第1
挟持板として矩形リング状のものを例示したが、該第1
挟持板はコ字形のものを組み合わせて使用したり、或い
は矩形状のものを同形状に組み合わせて使用してもよ
く、要するに固定アームの後端部周囲に製品端面と当接
可能な広い面が形成されていればよい。
【0053】また、可動アーム伸縮用の駆動源として油
圧シリンダを例示したが、該駆動源は直線動が可能な他
の駆動源、例えばモータ及びボールネジから成る直線駆
動機構等で代用することができる。
【0054】更に、クランプ装置をフォークリフトトラ
ックの可動部に取り付けた例を示したが、該クランプ装
置はこれ以外の運搬機械、例えばクレーン等の可動部に
取り付けて使用してもよい。また、運搬機械の可動部が
旋回能を有しない場合にはクランプ装置の取付フランジ
と運搬機械の可動部との間にモータ駆動の旋回機構を介
装するようにしてもよい。
【0055】
【考案の効果】以上詳述したように、請求項1記載のク
ランプ装置によれば、コンクリート製品の内面を固定ア
ームの支承パットで支承しつつ、該製品の長手方向両端
を固定アーム側の第1挟持板と可動アーム側の第2挟持
板とで挟持することができる。また、上記の挟持状態で
製品を反転してコンクリート製品の重量が両挟持板にか
かった際に、第2挟持板を可動アームと鋭角を成す方向
に平行移動させて該製品端面への当たりを強化し挟持力
を高めることができるので、コンクリート製品を挟持状
態から反転させた場合等に生じ得る滑りや抜け落ちを確
実に防止できる。
【0056】請求項2記載のクランプ装置によれば、
2挟持板のパット付設面に設けた窪みによって同側の製
品端面にパットを介して引っかかりを持たせることがで
きるので、請求項1記載のクランプ装置と同様にコンク
リート製品を挟持状態から反転させた場合等に生じる得
る滑りや抜け落ちを確実に防止できる。他の効果は請求
項1のクランプ装置と同様である。
【0057】請求項3記載のクランプ装置によれば、
1挟持板の固定位置を変化させるこ とにより、挟持対象
となるコンクリート製品の長手長さに応じて第1,第2
挟持板の間隔を調整することができるので、種々長さの
コンクリート製品を1台の装置で挟持することができ
る。他の効果は請求項1のクランプ装置と同様である。
【0058】請求項4記載のクランプ装置によれば、
動アームの突起部が作業時に誤ってブロック端面に接触
した場合でも、該突起部を固定アーム側に倒して回避さ
せることが可能であり、上記の接触による製品及び突起
部の損傷を未然に防止することができる。他の効果は請
求項1のクランプ装置と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の前提となるクランプ装置の上面図
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】図1のB−B線断面図
【図4】図1乃至図3のクランプ装置を取り付けたフォ
ークリフトトラックの斜視図
【図5】図1乃至図3のクランプ装置で側溝ブロックを
挟持する際の動作を示す図
【図6】側溝ブロックの挟持状態を示すクランプ装置の
正面図
【図7】暗渠ブロックの挟持状態を示すクランプ装置の
正面図
【図8】擁壁ブロックの挟持状態を示すクランプ装置の
正面図
【図9】挟持製品をトラックの荷台に搭載する際の動作
を示す図
【図10】本考案の前提となるクランプ装置の一部省略
上面図
【図11】本考案の第実施例を示すクランプ装置の側
面図
【図12】第実施例のクランプ装置の要部拡大斜視図
【図13】第実施例のクランプ装置の作用を示す図
【図14】本考案の第実施例を示すクランプ装置の要
部側面図
【図15】本考案の第実施例を示すクランプ装置の要
部側面図
【図16】第実施例のクランプ装置の作用を示す図
【図17】本考案の第実施例を示すクランプ装置の側
面図
【図18】本考案の第実施例を示すクランプ装置の上
面図
【図19】図18のC−C線断面図
【図20】第実施例のクランプ装置の作用を示す図
【図21】本考案の第実施例を示すクランプ装置の要
部斜視図
【図22】本考案の第実施例を示すクランプ装置の側
面図
【図23】従来例を示すクランプ装置付きのフォークリ
フトトラックの斜視図
【図24】従来例を示すクランプ装置の上面図
【符号の説明】
1…クランプ装置、2…取付フランジ、3…固定アー
ム、3a…支承パット、4…可動アーム、4a…突起
部、5…油圧シリンダ、6…第1挟持板、6a…挟持パ
ット、7…第2挟持板、7a…挟持パット、F…フォー
クリフトトラック、K1…側溝ブロック、K2…暗渠ブ
ロック、K3…擁壁ブロック、11…クランプ装置、1
2,14…弾性材、21…クランプ装置、22…支持
板、23…リンク、24…巻バネ、31…クランプ装
置、32…支持板、32a…傾斜面、37…第2挟持
板、37a…挟持パット、37b…傾斜面、37c…ピ
ン、41…クランプ装置、47…第2挟持板、47a…
挟持パット、47b…窪み、K…コンクリート製品、5
1…クランプ装置、52…ボルト、56…第1挟持板、
56a…挟持パット、61…クランプ装置、62…可動
突起部、62a…ピン、62b…係合爪、64…可動ア
ーム、64a…孔、67…第2挟持板、67a…挟持パ
ット、71…クランプ装置、72…巻バネ、74…可動
アーム、74a…支持杆、74b…ストッパ、77…第
2挟持板、77a…挟持パット、81…クランプ装置。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B66F 9/12 B66F 9/12 T

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトトラックやクレーン等の
    運搬機械の可動部に取り付けて使用されるコンクリート
    製品用のクランプ装置であって、 後端部に取付フランジを備え筒状の固定アームと、 固定アーム内に摺動自在に配置され先端部に突起部を有
    する可動アームと、 可動アーム伸縮用の直線駆動源と、 固定アームの後端部に該アームと直交する向きで配置さ
    れた挟持パット付きの第1挟持板と、 可動アームの突起部に該アームと直交する向きで且つ上
    記第1挟持板に対峙して配置された挟持パット付きの第
    2挟持板とを備え、 上記第2挟持板を可動アームと鋭角を成す方向に平行移
    動できるように支持した、 ことを特徴とするコンクリート製品用のクランプ装置。
  2. 【請求項2】 フォークリフトトラックやクレーン等の
    運搬機械の可動部に取り付けて使用されるコンクリート
    製品用のクランプ装置であって、 後端部に取付フランジを備えた筒状の固定アームと、 固定アーム内に摺動自在に配置され先端部に突起部を有
    する可動アームと、 可動アーム伸縮用の直線駆動源と、 固定アームの後端部に該アームと直交する向きで配置さ
    れた挟持パット付きの第1挟持板と、 可動アームの突起部に該アームと直交する向きで且つ上
    記第1挟持板に対峙して配置された挟持パット付きの第
    2挟持板とを備え、 上記第2挟持板のパット付設面に製品当接部分に対応し
    て窪みを設けた、 ことを特徴とするコンクリート製品用のクランプ装置。
  3. 【請求項3】 フォークリフトトラックやクレーン等の
    運搬機械の可動部に取り付けて使用されるコンクリート
    製品用のクランプ装置であって、 後端部に取付フランジを備えた筒状の固定アームと、 固定アーム内に摺動自在に配置され先端部に突起部を有
    する可動アームと、 可動アーム伸縮用の直線駆動源と、 固定アームの後端部に該アームと直交する向きで配置さ
    れた挟持パット付きの第1挟持板と、 可動アームの突起部に該アームと直交する向きで且つ上
    記第1挟持板に対峙して配置された挟持パット付きの第
    2挟持板とを備え、 上記第1挟持板を固定アームに沿って移動可能に配置
    し、該第1挟持板を固定アームに固定する手段を設け
    た、 ことを特徴とするコンクリート製品用のクランプ装置。
  4. 【請求項4】 フォークリフトトラックやクレーン等の
    運搬機械の可動部に取り付けて使用されるコンクリート
    製品用のクランプ装置であって、 後端部に取付フランジを備えた筒状の固定アームと、 固定アーム内に摺動自在に配置され先端部に突起部を有
    する可動アームと、 可動アーム伸縮用の直線駆動源と、 固定アームの後端部に該アームと直交する向きで配置さ
    れた挟持パット付きの第1挟持板と、 可動アームの突起部に該アームと直交する向きで且つ上
    記第1挟持板に対峙して配置された挟持パット付きの第
    2挟持板とを備え、 上記可動アームの突起部を固定アーム側に倒れるように
    支持した、 ことを特徴とするコンクリート製品用のクランプ装置。
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