JPH079899U - コンクリート製品用のクランプ装置 - Google Patents

コンクリート製品用のクランプ装置

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JPH079899U JP3935093U JP3935093U JPH079899U JP H079899 U JPH079899 U JP H079899U JP 3935093 U JP3935093 U JP 3935093U JP 3935093 U JP3935093 U JP 3935093U JP H079899 U JPH079899 U JP H079899U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 側溝ブロック等のコンクリート製品を位置ず
れや滑りを生じることなく的確に挟持できるクランプ装
置を提供すること。 【構成】 フォークリフトトラックやクレーン等の運搬
機械の可動部に取り付けて使用されるコンクリート製品
用のクランプ装置1を、後端部に取付フランジ2を備え
側面に支承パット3aを有する筒状の固定アーム3と、
固定アーム3内に摺動自在に配置され先端部に上記支承
パット3a側に突出した突起部4aを有する可動アーム
4と、固定アーム3内に配置された可動アーム伸縮用の
油圧シリンダ5と、固定アーム3の後端部周囲に該アー
ム3と直交する向きで配置された挟持パット6a付きの
第1挟持板6と、可動アーム4の突起部4aに該アーム
4と直交する向きで且つ上記第1挟持板6に対峙して配
置された挟持パット6a付きの第2挟持板7とから構成
している。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種運搬機械の先端ツールとして用いられるコンクリート製品用の クランプ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図23及び図24にはフォークリフトトラックの可動部に取り付けて使用され るこの種従来のクランプ装置を示してある。同図のクランプ装置101は、取付 板102と、該取付板102の一面にスライド可能に設けられた1対の挟持アー ム103と、該挟持アーム103を平行移動させるシリンダ等の駆動源104と から構成されており、取付板101をフォークリフトトラックFの可動部、詳し くは上下動,左右動及び旋回を可能とした部位に取り付けて使用され、1対の挟 持アーム103によってコンクリート製品K(図示例では側溝ブロック)を挟持 する。
【0003】 クランプ装置101が取り付けられたフォークリフトトラックFはコンクリー ト製品Kをトラックに搭載する際等に用いられ、クランプ装置101に挟持され たコンクリート製品Kは運搬の際に上下動と旋回を適宜施される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記従来のクランプ装置では、平行移動する1対の挟持アーム103によって コンクリート製品Kを幅或いは高さ方向に挟持する構造にあるため、運搬時の振 動等によって重量物である該コンクリート製品Kに位置ずれや滑りを生じ易い。 上記の問題を解消しようとして挟持力を高めると、逆にひび割れや破損の危険性 が増すだけとなり根本的な問題解決とはならない。
【0005】 本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、側溝ブ ロック等のコンクリート製品を位置ずれや滑りを生じることなく的確に挟持でき るクランプ装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1では、フォークリフトトラックやクレーン 等の運搬機械の可動部に取り付けて使用されるコンクリート製品用のクランプ装 置を、後端部に取付フランジを備え側面に支承パットを有する筒状の固定アーム と、固定アーム内に摺動自在に配置され先端部に上記支承パット側に突出した突 起部を有する可動アームと、固定アーム内に配置された可動アーム伸縮用の直線 駆動源と、固定アームの後端部周囲に該アームと直交する向きで配置された挟持 パット付きの第1挟持板と、可動アームの突起部に該アームと直交する向きで且 つ上記第1挟持板に対峙して配置された挟持パット付きの第2挟持板とから構成 している。
【0007】 請求項2では、請求項1における第1挟持板と第2挟持板を弾性材で夫々支承 している。
【0008】 請求項3では、請求項1における第2挟持板を可動アームと鋭角を成す方向に 平行移動できるように支持している。
【0009】 請求項4では、請求項1における第2挟持板のパット付設面に製品当接部分に 対応して窪みを設けている。
【0010】 請求項5では、請求項1乃至4何れか1項における第1挟持板を固定アームに 沿って移動可能に配置し、該第1挟持板を固定アームに固定する手段を設けてい る。
【0011】 請求項6では、請求項1乃至5何れか1項における可動アームの突起部を固定 アーム側に倒れるように支持している。
【0012】
【作用】
請求項1記載のクランプ装置は取付フランジをフォークリフトトラックやクレ ーン等の運搬機械の可動部に取り付けて使用される。このクランプ装置では、コ ンクリート製品の内面を固定アームの支承パットで支承しつつ、該製品の長手方 向両端を固定アーム側の第1挟持板と可動アーム側の第2挟持板とで挟持するこ とが可能である。また、コンクリート製品の端面が如何なる形状の場合でも、固 定アームの後端部周囲に配置された第1挟持板において大きな接触面積を確保し て高い摩擦抵抗を得ることができる。
【0013】 請求項2記載のクランプ装置では、コンクリート製品の端面に微妙な傾斜があ る場合でも、弾性材の変形によって第1挟持板と第2挟持板を該傾斜に合わせて 変位させ端面に密着させることができる。
【0014】 請求項3記載のクランプ装置では、上記の挟持状態で製品を反転してコンクリ ート製品の重量が両挟持板にかかった際に、第2挟持板を可動アームと鋭角を成 す方向に平行移動させて該製品端面への当たりを強化し挟持力を高めることがで きる。
【0015】 請求項4記載のクランプ装置では、第2挟持板のパット付設面に設けた窪みに よって同側の製品端面にパットを介して引っかかりを持たせることができる。
【0016】 請求項5記載のクランプ装置では、第1挟持板の固定位置を変化させることに より、挟持対象となるコンクリート製品の長手長さに応じて第1,第2挟持板の 間隔を調整することができる。
【0017】 請求項6記載のクランプ装置では、可動アームの突起部が作業時に誤ってブロ ック端面に接触した場合でも、該突起部を固定アーム側に倒して回避させること ができる。
【0018】
【実施例】
図1乃至図3には本考案の第1実施例を示してある。同図に示したクランプ装 置1は、取付フランジ2と、固定アーム3と、可動アーム4と、油圧シリンダ5 と、第1挟持板6と、第2挟持板7とから構成されている。
【0019】 取付フランジ2は矩形状を成し、その周縁部分に複数のボルト孔(図示省略) 有している。
【0020】 固定アーム3は4角筒状を成し、後端部を取付フランジ2の中央に連結されて いる。この固定アーム3の上面には硬質ウレタン製の支承パット3aが長手方向 に間隔をおいて2箇所に設けられ、また内面には可動アーム用のブッシュ3bが 設けられている。
【0021】 可動アーム4は固定アーム3よりも小形の4角筒状を成し、固定アーム3内に 摺動自在に配置されている。この可動アーム4の先端部には上記支承パット3a 側に突出する断面略三角形状の突起部4aが設けられている。
【0022】 油圧シリンダ5は固定アーム3内に配置されており、基端を取付フランジ2上 のブラケット8に軸支され、ロッド5aの先端を可動アーム4の後端面に連結さ れている。上記の可動アーム4はこの油圧シリンダ5によって駆動され、固定ア ーム2内を摺動して伸縮する。
【0023】 第1挟持板6は矩形リング状を成し、取付フランジ2上で且つ固定アーム3の 後端部周囲に該アーム3と直交する向きで固着されている。この第1挟持板6の 前面には、該面と同一形状を成す硬質ウレタン製の挟持パット6aが付設されて いる。
【0024】 第2挟持板6は横長矩形状を成し、可動アーム4の突起部4aに該アーム4と 直交する向きで且つ上記第1挟持板6と対峙して固着されている。この第2挟持 板7の後面には、該面と同一形状を成す硬質ウレタン製の挟持パット7aが付設 されている。尚、第2挟持板6のパット付設面には、挟持製品の滑りを防止する ために可動アーム側に向けて予め1度程度の傾きが設けられている。
【0025】 本第1実施例のクランプ装置1は各種運搬機械の可動部、例えば図4に示すよ うなフォークリフトトラックFの上下動,左右動及び旋回を可能とした可動部F aにその取付フランジ2を取り付けて使用される。以下にこのフォークリフトト ラックFによってコンクリート製品をトラックに搭載する場合を例に挙げ、クラ ンプ装置1の挟持動作等について説明する。
【0026】 側溝ブロックを挟持する場合は、図4の状態でクランプ装置1の可動アーム4 を伸長させた後、フォークリフトトラックFを前進させて図5に示すように可動 アーム4及び固定アーム3を下向きに載置された側溝ブロックK1の内側に挿入 する。上記の前進で可動アーム4の突起部4a及び第2挟持板7が突出したとこ ろでクランプ装置1全体を上昇させ、固定アーム3の支承パット3aを側溝ブロ ックK1の内面(底面内側)に当接させる。当接後はクランプ装置1の可動アー ム4を縮長させ、第1挟持板6と第2挟持板7とで側溝ブロックK1の両端面を 挟持する。この挟持状態では図6に示すように側溝ブロックK1の一端面の上辺 全部及び両側辺一部が第1挟持板6の挟持パット6aに当接し、また他端面の上 辺一部が第2挟持板7の挟持パット7aに当接する。
【0027】 暗渠ブロックを挟持する場合も上記と同様に図4の状態で可動アーム4を伸長 させた後に両アーム3,4を暗渠ブロックの内側に挿入し、クランプ装置1全体 を上昇させて支承パット3aを暗渠ブロックの内面に当接させ、この後に可動ア ーム4を縮長させて第1挟持板6と第2挟持板7とで暗渠ブロックの両端面を挟 持すればよい。この挟持状態では図7に示すように暗渠ブロックK2の一端面の 上辺全部及び両側辺一部が第1挟持板6の挟持パット6aに当接し、また他端面 の上辺一部が第2挟持板7の挟持パット7aに当接する。
【0028】 一方、擁壁ブロックを挟持する場合は、図4の状態でクランプ装置1を180 度回動させ可動アーム4を伸長させた後、フォークリフトトラックFを前進させ 可動アーム4及び固定アーム3を擁壁ブロック上に差し入れる。上記の前進で可 動アーム4の突起部4a及び第2挟持板7が突出したところでクランプ装置1全 体を下降させ、固定アーム3の一側面及び支承パット3aを擁壁ブロックの内面 に当接させる。当接後はクランプ装置1の可動アーム4を縮長させ、第1挟持板 6と第2挟持板7とで擁壁ブロックの両端面を挟持する。この挟持状態では図8 に示すように擁壁ブロックK3の一端面の両辺大部分が第1挟持板6の挟持パッ ト6aに当接し、また他端面の下辺一部が第2挟持板7の挟持パット7aに当接 する。
【0029】 側溝ブロックK1をトラックの荷台に搭載する際は、図9に示すように上記の 挟持状態のままフォークリフトトラックFを荷台Nの側方に付け、ここでクラン プ装置1を180°回動させて側溝ブロックK1を上向きにし、クランプ装置1 を適宜上昇,前進させて側溝ブロックK1を荷台N上に移動させる。そして、ク ランプ装置1の可動アーム4を伸長させ、両挟持板6,7による挟持を解いて側 溝ブロックK1を荷台Nに載置する。
【0030】 暗渠ブロックK2及び擁壁ブロックK3をトラックの荷台に搭載する際は、基 本的には上記の挟持状態のままフォークリフトトラックFを荷台Nの側方に付け 、クランプ装置1を適宜上昇,前進させて側溝ブロックK1を荷台N上に移動さ せ、可動アーム4を伸長させ両挟持板6,7による挟持を解いて両ブロックK2 ,K3を荷台Nに載置すればよく、クランプ装置1は載置向きを変更する場合等 に必要に応じて回動される。
【0031】 尚、上記のフォークリフトトラックFを用いて側溝ブロックK1等のコンクリ ート製品を製造現場からストックヤードに移送し積載する場合等も同様の手順で 該製品の挟持,運搬が行われる。
【0032】 本第1実施例のクランプ装置1によれば、側溝ブロックK1等のコンクリート 製品の内面を固定アーム3の支承パット3aで支承しつつ、該製品の長手方向両 端を固定アーム側の第1挟持板6と可動アーム側の第2挟持板7との間で挟持す ることができると共に、コンクリート製品の端面が如何なる形状の場合でも固定 アーム側の第1挟持板6において大きな接触面積を確保して高い摩擦抵抗を得る ことができるので、運搬時における位置ずれや滑りを確実に防止してコンクリー ト製品を的確に挟持することができる。
【0033】 図10には本考案の第2実施例を示してある。同図に示したクランプ装置11 は第1実施例のクランプ装置1と、第1挟持板6と取付フランジ2との間に合成 ゴム製の弾性材12を介装した点と、可動アーム4の突起部4aに横長矩形状の 支持板13を固着し、該支持板13のブラケット13aに第2挟持板7を揺動可 能に軸支した点と、支持板13と第2挟持板7との間に合成ゴム製の弾性材14 を介装した点で異なる。
【0034】 本第2実施例のクランプ装置11によれば、コンクリート製品の端面に微妙な 傾斜がある場合でも、弾性材12,14の変形によって第1挟持板6と第2挟持 板7を該傾斜に合わせて変位させ端面に密着させることが可能であり、接触面積 に応じた摩擦抵抗を適正に確保して位置ずれや滑りをより確実に防止することが できる。尚、上記弾性部材はコイルスプリング等のバネ材であってもよい。
【0035】 図11及び図12には本考案の第3実施例を示してある。同図に示したクラン プ装置21は第1実施例のクランプ装置1と、可動アーム4の突起部4aに横長 矩形状の支持板23を固着し、該支持板13の側面と第2挟持板7の側面とを夫 々平行なリンク23で回動可能に連結した点と、リンク23の一方の連結箇所に 該リンク23の略中間部を下方に付勢し第2挟持板7を支持板13に密着させる 巻バネ24を設けた点で異なる。
【0036】 本第3実施例のクランプ装置21によれば、図13に示すように側溝ブロック K1を挟持状態で180度回動して該ブロックK1の重量が両挟持板6,7にか かった際に、第2挟持板7をリンク23によって斜め下向きに平行移動させて該 ブロック端面への当たりを強化し挟持力を高めることが可能であり、コンクリー ト製品を挟持状態から反転させた場合等に生じ得る滑りや抜け落ちを確実に防止 できる。
【0037】 図14には本考案の第4実施例を示してある。同図に示したクランプ装置31 は第1実施例のクランプ装置1と、可動アーム4の突起部4aに横長矩形状を成 し可動アーム4と鋭角な傾斜面32aを有する支持板32を固着した点と、該支 持板32の側面に同角度の傾斜穴33a付きの案内板33を固着した点と、挟持 パット37aを有する横長矩形状の第2挟持板37に同様の傾斜面37bを形成 し側面に突設したピン37cを案内板33の傾斜穴33aに嵌挿した点と、第2 挟持板37を可動アーム4側に引き寄せ傾斜面37bを支持板32の傾斜面32 aに密着させる引バネ34を設けた点で異なる。
【0038】 本第4実施例のクランプ装置31によれば、コンクリート製品を挟持状態で1 80度回動させ該製品の重量が両挟持板6,37にかかった際に、第2挟持板3 7を傾斜面32abに沿って斜め下向きに平行移動させて該製品端面への当たり を強化し挟持力を高めることが可能であり、第3実施例と同様にコンクリート製 品を挟持状態から反転させた場合等に生じる得る滑りや抜け落ちを確実に防止で きる。
【0039】 図15及び図16には本考案の第5実施例を示してある。同図に示したクラン プ装置41は第1実施例のクランプ装置1と、横長矩形状を成す第2挟持板47 のパット47aの付設面に製品当接部分に対応した横長の窪み47bを設けた点 で異なる。
【0040】 本第5実施例のクランプ装置41によれば、図16に示すようにコンクリート 製品Kを両挟持板6,47で挟持した際に、第2挟持板47のパット付設面に設 けた窪み47bによって同側の製品端面にパット47aを介して引っかかりを持 たせることが可能であり、第3実施例と同様にコンクリート製品を挟持状態から 反転させた場合等に生じる得る滑りや抜け落ちを確実に防止できる。
【0041】 図17には本考案の第6実施例を示してある。同図に示したクランプ装置51 は第1実施例のクランプ装置1と、挟持パット56aを有する矩形リング状の第 1挟持板56を固定アーム3に沿って移動可能に嵌挿した点と、第1挟持板56 をボルト52によって固定アーム3の任意位置に固定できるようにした点で異な る。
【0042】 本第6実施例のクランプ装置51によれば、第1挟持板56の固定位置を変化 させることにより、挟持対象となるコンクリート製品の長手長さに応じて第1, 第2挟持板56,7の間隔を調整することが可能であり、種々長さのコンクリー ト製品を1台の装置で挟持することができる。尚、第1挟持板56を固定するた めのボルト52は他の固定手段で代用してもよい。
【0043】 図18及び図19には本考案の第7実施例を示してある。同図に示したクラン プ装置61は第1実施例のクランプ装置1と、可動アーム64の先端部から突起 部4aを除外し該先端部上面に孔64aを形成した点と、突起部4aと略同形状 の可動突起部62を孔64の前端にピン62aで軸支し図示省略の巻バネで起立 方向に付勢した点と、突起部62と同一幅を有する挟持パット67a付きの第2 挟持板67を該突起部62に固着した点で異なる。可動突起部62は係合爪62 bを可動アーム64に当接して起立状態を維持しており、外力付加により巻バネ の付勢力に抗して固定アーム3側に倒れて孔64aに没入する。
【0044】 本第7実施例のクランプ装置61によれば、図20に示すように可動アーム6 4及び固定アーム3を下向きに載置された側溝ブロックK1の内側に挿入した際 に、可動突起部62が誤ってブロック端面に接触した場合でも、該可動突起部6 2を固定アーム3側に倒して回避させることが可能であり、上記の接触による製 品及び可動突起部62の損傷を未然に防止することができる。
【0045】 図21には本考案の第8実施例を示してある。同図に示したクランプ装置71 は第1実施例のクランプ装置1と、可動アーム74の先端部から突起部4aを除 外し先端部両側面に支持杆74aを突設した点と、可動アーム74の先端部上面 にストッパ74bを設けた点と、両支持杆74aに挟持パット77aを上部に有 する縦長矩形状の第2挟持板77の下端ブラケット77aを回動自在に装着した 点と、両支持杆74aに両第2挟持板77を上方に付勢しストッパ74bに当接 させる巻バネ72を設けた点で異なる。両第2支持板77はストッパ74bに当 接して起立状態を維持しており、外力付加により巻バネ72の付勢力に抗して固 定アーム3側に倒れる。尚、本第8実施例のクランプ装置71では可動アームの 突起部と第2挟持板とが兼用されている。
【0046】 本第8実施例のクランプ装置71によれば、可動アーム74及び固定アーム3 をコンクリート製品に向かって移動させる際に、第2挟持板77が誤って製品端 面に接触した場合でも、該第2挟持板77を固定アーム3側に倒して回避させる ことが可能であり、第7実施例と同様に上記の接触による製品及び第2挟持板7 7の損傷を未然に防止することができる。
【0047】 図22には本考案の第9実施例を示してある。同図に示したクランプ装置81 は第1実施例のクランプ装置1と、固定アーム3の上下面に支承パット3aを夫 々設けた点と、可動アーム4の先端部上下に突起部4aを設けた点と、両突起部 4aに第1挟持板7を夫々設けた点で異なる。
【0048】 本第9実施例のクランプ装置81によれば、挟持対象となるコンクリート製品 の向きに応じて上下に設けられた2つの第2挟持板7を選択的に使用することが でき、挟持の際にクランプ装置81を反転させる頻度を軽減できる。
【0049】 尚、上記各実施例では第1挟持板として矩形リング状のものを例示したが、該 第1挟持板はコ字形のものを組み合わせて使用したり、或いは矩形状のものを同 形状に組み合わせて使用してもよく、要するに固定アームの後端部周囲に製品端 面と当接可能な広い面が形成されていればよい。
【0050】 また、可動アーム伸縮用の駆動源として油圧シリンダを例示したが、該駆動源 は直線動が可能な他の駆動源、例えばモータ及びボールネジから成る直線駆動機 構等で代用することができる。
【0051】 更に、クランプ装置をフォークリフトトラックの可動部に取り付けた例を示し たが、該クランプ装置はこれ以外の運搬機械、例えばクレーン等の可動部に取り 付けて使用してもよい。また、運搬機械の可動部が旋回能を有しない場合にはク ランプ装置の取付フランジと運搬機械の可動部との間にモータ駆動の旋回機構を 介装するようにしてもよい。
【0052】
【考案の効果】
以上詳述したように、請求項1記載のクランプ装置によれば、コンクリート製 品の内面を固定アームの支承パットで支承しつつ、該製品の長手方向両端を固定 アーム側の第1挟持板と可動アーム側の第2挟持板とで挟持することができると 共に、コンクリート製品の端面が如何なる形状の場合でも固定アームの後端部周 囲に配置された第1挟持板において大きな接触面積を確保して高い摩擦抵抗を得 ることができるので、運搬時における位置ずれや滑りを確実に防止してコンクリ ート製品を的確に挟持することができる。
【0053】 請求項2記載のクランプ装置によれば、コンクリート製品の端面に微妙な傾斜 がある場合でも、弾性材の変形によって第1挟持板と第2挟持板を該傾斜に合わ せて変位させ端面に密着させることができるので、接触面積に応じた摩擦抵抗を 適正に確保して位置ずれや滑りをより確実に防止することができる。
【0054】 請求項3記載のクランプ装置によれば、上記の挟持状態で製品を反転してコン クリート製品の重量が両挟持板にかかった際に、第2挟持板を可動アームと鋭角 を成す方向に平行移動させて該製品端面への当たりを強化し挟持力を高めること ができるので、コンクリート製品を挟持状態から反転させた場合等に生じ得る滑 りや抜け落ちを確実に防止できる。
【0055】 請求項4記載のクランプ装置によれば、第2挟持板のパット付設面に設けた窪 みによって同側の製品端面にパットを介して引っかかりを持たせることができる ので、請求項3記載のクランプ装置と同様にコンクリート製品を挟持状態から反 転させた場合等に生じる得る滑りや抜け落ちを確実に防止できる。。
【0056】 請求項5記載のクランプ装置によれば、第1挟持板の固定位置を変化させるこ とにより、挟持対象となるコンクリート製品の長手長さに応じて第1,第2挟持 板の間隔を調整することができるので、種々長さのコンクリート製品を1台の装 置で挟持することができる。
【0057】 請求項6記載のクランプ装置によれば、可動アームの突起部が作業時に誤って ブロック端面に接触した場合でも、該突起部を固定アーム側に倒して回避させる ことが可能であり、上記の接触による製品及び突起部の損傷を未然に防止するこ とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例を示すクランプ装置の上面
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】図1のB−B線断面図
【図4】第1実施例のクランプ装置を取り付けたフォー
クリフトトラックの斜視図
【図5】第1実施例のクランプ装置で側溝ブロックを挟
持する際の動作を示す図
【図6】側溝ブロックの挟持状態を示すクランプ装置の
正面図
【図7】暗渠ブロックの挟持状態を示すクランプ装置の
正面図
【図8】擁壁ブロックの挟持状態を示すクランプ装置の
正面図
【図9】挟持製品をトラックの荷台に搭載する際の動作
を示す図
【図10】本考案の第2実施例を示すクランプ装置の一
部省略上面図
【図11】本考案の第3実施例を示すクランプ装置の側
面図
【図12】第3実施例のクランプ装置の要部拡大斜視図
【図13】第3実施例のクランプ装置の作用を示す図
【図14】本考案の第4実施例を示すクランプ装置の要
部側面図
【図15】本考案の第5実施例を示すクランプ装置の要
部側面図
【図16】第5実施例のクランプ装置の作用を示す図
【図17】本考案の第6実施例を示すクランプ装置の側
面図
【図18】本考案の第7実施例を示すクランプ装置の上
面図
【図19】図18のC−C線断面図
【図20】第7実施例のクランプ装置の作用を示す図
【図21】本考案の第8実施例を示すクランプ装置の要
部斜視図
【図22】本考案の第9実施例を示すクランプ装置の側
面図
【図23】従来例を示すクランプ装置付きのフォークリ
フトトラックの斜視図
【図24】従来例を示すクランプ装置の上面図
【符号の説明】
1…クランプ装置、2…取付フランジ、3…固定アー
ム、3a…支承パット、4…可動アーム、4a…突起
部、5…油圧シリンダ、6…第1挟持板、6a…挟持パ
ット、7…第2挟持板、7a…挟持パット、F…フォー
クリフトトラック、K1…側溝ブロック、K2…暗渠ブ
ロック、K3…擁壁ブロック、11…クランプ装置、1
2,14…弾性材、21…クランプ装置、22…支持
板、23…リンク、24…巻バネ、31…クランプ装
置、32…支持板、32a…傾斜面、37…第2挟持
板、37a…挟持パット、37b…傾斜面、37c…ピ
ン、41…クランプ装置、47…第2挟持板、47a…
挟持パット、47b…窪み、K…コンクリート製品、5
1…クランプ装置、52…ボルト、56…第1挟持板、
56a…挟持パット、61…クランプ装置、62…可動
突起部、62a…ピン、62b…係合爪、64…可動ア
ーム、64a…孔、67…第2挟持板、67a…挟持パ
ット、71…クランプ装置、72…巻バネ、74…可動
アーム、74a…支持杆、74b…ストッパ、77…第
2挟持板、77a…挟持パット、81…クランプ装置。

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フォークリフトトラックやクレーン等の
    運搬機械の可動部に取り付けて使用されるコンクリート
    製品用のクランプ装置であって、 後端部に取付フランジを備え側面に支承パットを有する
    筒状の固定アームと、 固定アーム内に摺動自在に配置され先端部に上記支承パ
    ット側に突出した突起部を有する可動アームと、 固定アーム内に配置された可動アーム伸縮用の直線駆動
    源と、 固定アームの後端部周囲に該アームと直交する向きで配
    置された挟持パット付きの第1挟持板と、 可動アームの突起部に該アームと直交する向きで且つ上
    記第1挟持板に対峙して配置された挟持パット付きの第
    2挟持板とから成る、 ことを特徴とするコンクリート製品用のクランプ装置。
  2. 【請求項2】 第1挟持板と第2挟持板を弾性材で夫々
    支承した、 ことを特徴とする請求項1記載のコンクリート製品用の
    クランプ装置。
  3. 【請求項3】 第2挟持板を可動アームと鋭角を成す方
    向に平行移動できるように支持した、 ことを特徴とする請求項1記載のコンクリート製品用の
    クランプ装置。
  4. 【請求項4】 第2挟持板のパット付設面に製品当接部
    分に対応して窪みを設けた、 ことを特徴とする請求項1記載のコンクリート製品用の
    クランプ装置。
  5. 【請求項5】 第1挟持板を固定アームに沿って移動可
    能に配置し、該第1挟持板を固定アームに固定する手段
    を設けた、 ことを特徴とする請求項1乃至4何れか1項記載のコン
    クリート製品用のクランプ装置。
  6. 【請求項6】 可動アームの突起部を固定アーム側に倒
    れるように支持した、 ことを特徴とする請求項1乃至5何れか1項記載のコン
    クリート製品用のクランプ装置。
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