JP2581009Y2 - ラジアルタービン - Google Patents

ラジアルタービン

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JP2581009Y2
JP2581009Y2 JP5387693U JP5387693U JP2581009Y2 JP 2581009 Y2 JP2581009 Y2 JP 2581009Y2 JP 5387693 U JP5387693 U JP 5387693U JP 5387693 U JP5387693 U JP 5387693U JP 2581009 Y2 JP2581009 Y2 JP 2581009Y2
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JP
Japan
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vane
turbine
shaft
pressure
point
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亮二 内海
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は過給機、ガスタービン、
ガスエキスパンダ等に使用されるラジアルタービンの性
能向上に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は第1従来例でタービンホイール背
面側31にもそれに対向するバックプレート側32にも
特に何も設けない簡易構造のラジアルタービンであり、
図4は第2従来例でホイール背面31とバックプレート
との間の隙間をとおるもれ流量を低減するラビリンスシ
ール6を設けたラジアルタービンを示す。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが従来例では次
の様な欠点がある。 (1)ノズル出口a点の圧力よりタービン軸部bの圧力
が低い場合には、本来タービンホイールを通るべきガス
流量の一部がクリアランス5を通ってタービン軸4側へ
もれ出し(図5(a))、タービン仕事が減少しタービ
ン効率が低下する。 (2)逆に前記a点の圧力よりb点の圧力が高い場合に
は、図5(b)に示す如くガスがタービン流路にもれ込
むが、このもれ出しガスはホイールの回転につれ回って
旋回しながら流出するため、図5(b)のようにノズル
出口a点ではこれがノズル流出流れの方向とほぼ直角方
向の流れとなって、ノズル流出流れと衝突して大きな混
合損失を生じ、タービン効率を低下させる原因となる。 (3)上記(1)(2)のクリアランス流れを減少させ
るため、図4のようなラビリンス6を設ける方法もある
が設計が複雑となり、部品点数も増えてコスト高とな
る。また回転側にも複雑な加工を要する。
【0004】本考案の目的はホイール背面31とバック
プレート32の間のクリアランスを通るガスもれ量を低
減したりあるいは整流して、タービン性能の向上をはか
ったラジアルタービンを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のタービンホイー
ル背面31に対向するバックプレート32の表面上に設
けられたベーン軸7と、該ベーン軸のまわりに回動可能
かつ着脱自在に設けられ隣接ベーン軸7までの距離より
長いアブレイダブル材で構成されたベーン8と、該各ベ
ーンの先端近傍に設けられベーン軸7をとおる円の接線
方向からはかって内側へ小さい角度α=(5゜〜10
゜)だけ傾斜した位置でベーンをそれぞれ支持するスト
ッパ9とを有してなることを特徴としている。
【0006】
【作用】ノズル出口a点の圧力よりタービン軸部b点の
圧力が低い場合にはベーン8の先端はストッパ9に当接
し、その時の周方向からはかったベーン角度α、隣接す
るベーン8との間に形成されるスロート幅がOv とな
る。該スロート幅Ov は十分小さいので、もれガス流量
はベーン8のない時にくらべ低減される。逆にa点の圧
力よりb点の圧力が高い場合には、ベーン8の先端が隣
接するベーン8のベーン軸7に当接するため、ホイール
背面31とバックプレート32の間のクリアランスが閉
され、ガスがタービン流路にもれ込むのを防止する。
【0007】又ベーン8を取付け、該ベーン8をアブレ
イダブル材とすることによりベーン8とホイール背面3
1の間のクリアランスδを、ベーン8がない場合より大
幅に小さくすることができる。なお図6のようにアブレ
イダブル材で作られたリング状もれ止め部材10を配す
るのみでは、a点の圧力よりb点の圧力が低い場合に部
材10の外周側圧力が上昇し、ガスがタービン流路に流
れ戻ってしまいタービン効率を低下させる可能性があ
る。
【0008】
【実施例】以下図1〜2を参照し本考案の一実施例につ
いて説明する。図1は第1実施例の正面図及び側面図、
図2は図1の要部拡大図である。図1〜2に示すラジア
ルタービンにおいて、タービンホイール3のホイール背
面31に対向するバックプレート32の表面上にはその
センタを中心とした円周上に多くのベーン軸7が等間隔
に設けられ、該ベーン軸にはその軸のまわりに回動可能
かつ着脱自在で隣接ベーン軸までの距離より長いアブレ
イダブルな耐熱材で構成されたベーン8が嵌入され、且
該各ベーンの先端近傍には周方向からはかって小さい角
度α=5°〜10°だけ傾いた位置でベーン先端部を支
持するストッパ9がそれぞれ設置されている。
【0009】次に前記実施例の作用について説明する。
(1)ノズル出口a点の圧力よりタービン軸部4のb点
圧力が低い場合には、 ベーン8の先端はストッパ9に当接し、その時周方向か
らはかった角度がαとなり、隣接するベーン8との間に
はスロート幅Ov が形成される。該スロート幅は十分小
さいため、もれガス流量はベーン8がない従来例にくら
べ多分に低減される。 (2)逆にa点の圧力よりb点の圧力が高い場合には、
ベーン8の先端は隣接するベーン8のベーン軸7に当接
するため、ホイール背面31とバックプレート32のク
リアランスが閉され、ガスがタービン流路にもれ込むの
を防止する。 (3)なお本考案に係るベーン8を取り付けた場合に
は、タービンホイール背面31とバックプレート32の
間のクリアランスδを、ベーン8のない場合に比べ大幅
に小さくすることができる。
【0010】
【考案の効果】本考案は前記のとおり構成したので、タ
ービンホイール背面31とバックプレート32の間のク
リアランスを通るガスのもれ流量が低減し或いはガス流
が整流されてラジアルタービン性能の向上が実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1実施例に係るラジアルタービンの
要部断面図
【図2】図1の要部拡大図
【図3】第1従来例のラジアルタービン断面図
【図4】第2従来例のラジアルタービン断面図
【図5】従来のラジアルタービンの課題を示す図
【図6】従来形もれ低減法の他の例を示す図
【符号の説明】
2…ノズル、3…タービンホイール、4…タービン軸、
5…クリアランス、6…ラビリンス、7…ベーン軸、8
…ベーン、9…ストッパ、10…もれ止め部材、31…
ホイール背面、32…バックプレート、δ…クリアラン
ス、a…ノズル出口、b…タービン軸部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F01D 11/00 F01D 5/04 F01D 9/02 F02C 7/28

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービンホイール背面(31)に対向す
    るバックプレート(32)の表面上に設けられたベーン
    軸(7)と、該ベーン軸のまわりに回動可能かつ着脱自
    在に設けられ隣接ベーン軸(7)までの距離より長いア
    ブレイダブル材で構成されたベーン(8)と、該各ベー
    ンの先端近傍に設けられ、ベーン軸(7)をとおる円の
    接線方向からはかって内側へ小さい角度α=(5°〜1
    0°)だけ傾斜した位置でベーンをそれぞれ支持するス
    トッパ(9)とを有してなるラジアルタービン。
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