JPH09268902A - ラジアルタービンノズル - Google Patents

ラジアルタービンノズル

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JPH09268902A
JPH09268902A JP10611896A JP10611896A JPH09268902A JP H09268902 A JPH09268902 A JP H09268902A JP 10611896 A JP10611896 A JP 10611896A JP 10611896 A JP10611896 A JP 10611896A JP H09268902 A JPH09268902 A JP H09268902A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
turbine
outer casing
gas
spring
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP10611896A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Sumita
邦夫 住田
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP10611896A priority Critical patent/JPH09268902A/ja
Publication of JPH09268902A publication Critical patent/JPH09268902A/ja
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  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 過給機などのラジアルタービンのノズルの取
付け構造に関するもので、ノズル翼端面でのガス漏れを
防ぎ、タービン効率の低下を防ぐことを目的としてい
る。 【解決手段】 周方向に放射状に複数個配設したノズル
翼10aの、ノズル背板10bと反対側の面にノズル側
板20を固定し、該側板を、アウターケーシング3の内
側端面に設けた環状溝30内にバネ13の弾発力を用い
て押圧嵌合するように構成することにより、隙間をメカ
的にゼロとし、ノズルサイドからのガス漏れを無くする
ことを可能としたもの。ノズル翼10aはタービンロー
タ1の外周で、かつガス流路2の内周側に配設されバネ
13により一定荷重でアウターケーシング3側に押しつ
けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は過給機等のラジアル
タービンのノズルの取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一般的な過給機などのラジアルタ
ービンノズルの一例を図2〜図4に示す。
【0003】図2は同ラジアルタービンノズルの正面
図、図3は図2の III〜III 線断面図、図4はラジアル
タービンにおけるノズルの取付け状態を示す部分断面図
である。
【0004】これらの図において、タービンロータ01
は、インナーケーシング04とバックプレート05との
間に、ある一定の間隔を持つよう配置して設けられてい
る。
【0005】03はアウターケーシングで、対向して配
設されたインナーケーシング04との間にガス流路02
を形成している。
【0006】ガス流路02はガスを流入する渦巻状スク
ロールに形成されている。
【0007】アウターケーシング03の内側面とインナ
ーケーシング04の端部外周面との合わせ面にはOリン
グ07が配設されており、該リング07によりガス流路
02よりのガスの漏れをシールしている。
【0008】06はガスの排出口で、タービンロータ0
1で膨張したガスを流出する。
【0009】周方向に放射状に設けられた複数のノズル
翼010aは背板010bと一体加工されており、ター
ビンロータ01の外周で、かつ渦巻状スクロールのガス
流路02の内周側に配設され、バネ013によって一定
荷重でアウターケーシング03の内側面に押しつけられ
ている。
【0010】011は背板010bに固着されたボルト
で、インナーケーシング04に設けた複数個のポケット
014にバネ013を介してインナーケーシング側にナ
ット012で固定されている。
【0011】つぎに上記従来のラジアルタービンの作用
について説明すると、渦巻状スクロール入口より流入し
たガスは、ガス流路02で加速されながらノズル部へ流
入し、さらに加速され流出し、タービンロータ01を回
転させる。
【0012】そしてタービンロータ01で膨張したガス
は排気口06へ流出される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来のラジアルタービンにおいては、ノズル翼端面やケ
ーシングの加工精度の点または該ケーシングの変形等に
より、ノズル翼端面と、バネの弾発力により押しつけら
れるアウターケーシングの内側面との間に微小の隙間が
できる。そしてその結果、ガス漏れを生じ、タービンの
効率低下をきたす不具合を発生する。
【0014】本発明は上記不具合点を解消し、ノズル翼
端面でのガス漏れを防ぎ、タービン効率の低下を防いだ
新たなラジアルタービンノズルを提供することを目的と
している。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本発明のラジアルタービンノズルは、過給
機などのラジアルタービンにおける、ガスを流入する渦
巻状スクロールの内周側で、かつ動翼の外周側に配置さ
れるガス加速用タービンノズルにおいて、該タービンノ
ズルが、周方向に放射状に複数個配設されたノズル翼の
端面に円環形の側板を固定するとともに該側板を、アウ
ターケーシングの内側端面に設けた環状溝内にスプリン
グの弾発力で押圧嵌合するよう構成したことを特徴とし
ている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下図面により本発明の最良と思
われる実施の形態の一例について説明する。図1は本発
明ラジアルタービンノズルの取付状態を示す断面図であ
る。
【0017】図において1はタービンロータで、該ロー
タはインナーケーシング4とバックアッププレート5と
の間に、ある一定の間隔を保って配設されている。
【0018】アウターケーシング3とインナーケーシン
グ4との間にはガス流路2が形成されており、該ガス流
路はガスを流入する渦巻状スクロールに形成されてい
る。
【0019】アウターケーシング3とインナーケーシン
グ4とは前述従来装置と同様にガスシールされている。
【0020】10aはノズル翼で従来装置と同様に周方
向に放射状に複数個設けられ、ノズル背板10bと一体
加工されており、タービンロータ1の外周で、かつガス
流路2の内周側に配設されており、バネ13によって一
定荷重でアウターケーシング3側に押しつけられてい
る。
【0021】20はノズル側板で、ノズル翼10aの端
面にボルト22で固着され、該側板20は、アウターケ
ーシング3の内径側の内側端面に設けた環状溝30内に
嵌合するよう配置されている。
【0022】21a,21bはOリングで、アウターケ
ーシング3とノズル側板20の端面との間に位置するよ
う配設され、ノズル背板10b側のバネ13によって押
さえつけられている。
【0023】バネ13は前述従来装置と同様に、インナ
ーケーシング4に設けた複数個のポケット14内に嵌装
されている。
【0024】11はノズル背板10bに固着されたボル
トで、バネ13を介してインナーケーシング4側にナッ
ト12で固定される。
【0025】つぎに本装置の作用について説明する。本
発明においては、ノズル翼10aのノズル背板10bと
反対側の面にノズル側板20を固定し、該側板をアウタ
ーケーシング3の内側端面に設けた環状溝30内に押圧
嵌合したことにより隙間をメカ的にゼロとし、ノズルサ
イドからのガス漏れを無くすることができる。
【0026】また、上記ノズル側板20の端面と対向す
るアウターケーシング3の側面にOリングを配置したこ
とにより、ガス漏れのシールの役目を果たすと共に、ケ
ーシングの変形によるダンピングを持たせるように構成
し、さらにバネ13による押付けによりノズルサイド部
の微小な隙間を無くし、ガス漏れを発生させることなく
タービン効率の低下を防ぐことができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明のラジアルタ
ービンノズルによれば、ノズルサイド部の微小な隙間が
なくなるため、ガスの漏れが発生せず、タービン効率の
低下を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例に係るラジアルター
ビンノズルの取付状態を示す断面図である。
【図2】従来のラジアルタービンノズルの一例の正面図
である。
【図3】図2の III−III 線断面図である。
【図4】従来のラジアルタービンにおけるノズルの取付
け状態を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 タービンロータ 2 ガス流路 3 アウターケーシング 4 インナーケーシング 5 バックプレート 10a ノズル翼 10b ノズル背板 13 バネ 14 ポケット 20 ノズル側板 21a,21b Oリング 22 ボルト

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過給機などのラジアルタービンにおける
    ガスを流入する渦巻状スクロールの内周側で、かつ動翼
    の外周側に配置されるガス加速用タービンノズルにおい
    て、該タービンノズルが、周方向に放射状に複数個配設
    されたノズル翼の端面に円環形の側板を固定するととも
    に該側板を、アウターケーシングの内側端面に設けた環
    状溝内にスプリングの弾発力で押圧嵌合するよう構成し
    たことを特徴とするラジアルタービンノズル。
JP10611896A 1996-04-01 1996-04-01 ラジアルタービンノズル Withdrawn JPH09268902A (ja)

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