JP2580918B2 - スピーカ付き浴槽 - Google Patents

スピーカ付き浴槽

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JP2580918B2
JP2580918B2 JP3324399A JP32439991A JP2580918B2 JP 2580918 B2 JP2580918 B2 JP 2580918B2 JP 3324399 A JP3324399 A JP 3324399A JP 32439991 A JP32439991 A JP 32439991A JP 2580918 B2 JP2580918 B2 JP 2580918B2
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JP
Japan
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speaker
bathtub
sound
flange portion
bather
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JP3324399A
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JPH05103731A (ja
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英二 三輪
雅喜 鈴木
勝紀 冨田
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Inax Corp
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Inax Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は浴槽のフランジ部にスピ
ーカを設けたスピーカ付き浴槽に関する。
【0002】
【従来の技術】浴室内にオーディオ装置やテレビ、ビデ
オ装置など(以下、これらをまとめてAV機器とい
う。)を設置することがある。実開昭60−12599
2号や特開昭60−158824号には、浴室の壁面に
スピーカを設けた浴室ユニットが記載されているが、こ
れらの公開公報に記載の浴室ユニットにおいては、スピ
ーカは浴槽の足側の壁パネルに設けられており、また壁
パネルが浴槽と別体とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】浴室においては、給水
音、換気扇音、気泡発生装置のポンプ音、気泡の噴出
音、気泡の破裂音など各種の音が発生する。殊に、浴槽
内の湯を気泡噴出ノズルに循環ポンプにて供給し、気泡
噴流を該ノズルから噴出させるようにした気泡発生装置
のポンプ音や噴出音はかなりの騒音となる。このような
騒音のためにAV機器の音を聴取しにくいという問題が
あった。
【0004】実開昭60−125992号や特開昭60
−158824号の浴室ユニットにおいては、スピーカ
が浴槽の足側の壁パネルに設けられており、入浴者の頭
部から離れている。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1のスピーカ付き
浴槽は、浴槽のフランジ部にスピーカを設けたことを特
徴とするものである。
【0006】請求項2のスピーカ付き浴槽は、請求項1
のスピーカ付き浴槽において、該スピーカは鉛直上方を
指向して設けられていることを特徴とするものである。
【0007】請求項3のスピーカ付き浴槽は、請求項1
のスピーカ付き浴槽において、該スピーカは斜め上方で
且つ浴槽の槽部の方向を指向して設けられていることを
特徴とするものである。
【0008】請求項4のスピーカ付き浴槽は、足側面と
背側面とが対面している浴槽において、該浴槽のフラン
ジ部のうち該背側面に沿う部分に上方へ突出する凸部を
設け、この凸部にスピーカを設けたスピーカ付き浴槽で
あって、該凸部は該背側面に沿うフランジ部のうち該フ
ランジ部の長さ方向の中央部よりも浴槽コーナー側に位
置しており、前記スピーカは、該凸部のうち該中央部に
臨む面に設けられていることを特徴とするものである。
【0009】請求項5のスピーカ付き浴槽は、請求項4
のスピーカ付き浴槽において前記凸部は前記中央部を挟
んで対となるように2個設けられ、各凸部にそれぞれ前
記スピーカが設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0010】請求項6のスピーカ付き浴槽は、請求項1
ないし5のいずれか1項のスピーカ付き浴槽において、
前記スピーカは、AV機器のスピーカと能動形消音器の
スピーカとを兼用していることを特徴とするものであ
る。
【0011】
【作用】本発明においては、浴槽のフランジ部にスピー
カを設けてあるから、槽部内に身体を位置させた場合、
スピーカ音を聴取し易い。また、スピーカの振動をフラ
ンジ部で吸収できる。
【0012】請求項2によると、スピーカ音を浴室内全
体に拡散し易い。
【0013】請求項3によると、槽部内においてスピー
カ音をきわめて聴取し易い。
【0014】請求項4においては、浴槽フランジ部のう
ちこの入浴者の頭部の側方近傍部にスピーカが位置する
ため、騒音が大きくてもスピーカの音を聴取し易い。す
なわち、浴槽に身体を沈めている姿勢は、多くの場合、
浴槽内面のうち背側の側面に背をもたせかけて足を反対
側の側面(足側と通称される。)に向かって伸した姿勢
である。通常のくつろいだ入浴姿勢にあっては、この背
側のフランジ部の上方に入浴者の頭部が位置する。(な
お、浴槽底面においては、この足側に排水口が設けられ
る。)従って、この頭部の近傍にスピーカが位置し、ス
ピーカ音をきわめて聴取し易くなるのである。
【0015】請求項5のスピーカ付き浴槽においては、
この凸部が入浴者の頭部を挟むように対になって設けら
れているから、スピーカの音をきわめて聴取し易いと共
に、ステレオにきわめて好適である。
【0016】請求項6のスピーカ付き浴槽においては、
浴室内の騒音を能動消音できるため、浴室内の静寂化を
図れる。
【0017】
【実施例】第1図は実施例に係るスピーカ付き浴槽の使
用例を示す斜視図、第2、3、4図は該スピーカ付き浴
槽の平面図、正面図、側面図である。また、第5、6図
は第2図のV−V線、VI−VI線断面図である。
【0018】浴槽10の上縁部の全周にフランジ部12
が設けられている。この浴槽10は、平面形状が略長方
形状であり、長手方向の一側面14が背側の側面となっ
ており、入浴者が背をもたせかけうるように傾斜面とな
っている。
【0019】この背側のフランジ部12においては、該
フランジ部12の長手方向の中央部を挟んで対峙するよ
うに1対の凸部16が設けられている。これらの凸部1
6同志の間は、入浴者18が頭部18Hを挿入できる程
度の間隔の空間部20となっている。該凸部16には、
この空間部20に臨む面にそれぞれスピーカ24が設け
られている。なお、この空間部20内に頭部18Hを挿
入し易くするために、側面14の上部のうち凸部16同
志の間の部分に緩傾斜面22が設けられている。
【0020】このように構成された浴槽10への通常の
くつろいだ入浴姿勢にあっては、第1図の如く凸部16
同志の間の空間部20内に入浴者18の頭部18Hが位
置する。この入浴者の頭部18Hの耳に対面するように
してスピーカ24が位置するため、騒音が大きくてもス
ピーカ24の音を聴取し易い。
【0021】上記実施例では1対の凸部16が設けられ
ているが、いずれか1個の凸部のみを設けても良い。
【0022】第8、9図に示す実施例に係る浴槽10A
では、短手方向のフランジ部12にスピーカ24が鉛直
上向きに設けられている。この浴槽10Aにおいては、
スピーカ音を浴室の全体に拡散させ易い。
【0023】第10、11、12図に示す実施例に係る
浴槽10Bでは、短手方向のフランジ部12の両端側に
凸部16Aが2個設けられ、この凸部16A,16Aの
対向面は斜め上向きとなっており、この対向面(スピー
カ取付面)にスピーカ24が設けられている。この第1
0〜12図の浴槽10Bにおいても、前記第1〜6図の
浴槽10と同様の作用効果が得られる。なお、この場合
は、前記空間部20は設けられておらず、入浴者がその
頭部を主として凸部16A同志の間のフランジ部12に
載せるようにして使用することが想定されている。
【0024】第13、14図は、この第12図の実施例
と凸部のスピーカ面の方向が異なっている。
【0025】第13図の浴槽10Cでは、凸部16Bに
フランジ部12の辺縁方向と平行方向で且つ斜め上向き
のスピーカ取付面が設けられており、このスピーカ取付
面にスピーカ24が取り付けられている。
【0026】この浴槽10Cでは、浴槽の槽部内に入浴
者の頭部が位置する場合にスピーカ音をきわめて聴取し
易い。
【0027】第14図の浴槽10Dでは、凸部16Cの
スピーカ取付面が斜め上向きで且つ浴槽の辺縁と斜めと
なる方向を指向している。この第14図の浴槽10D
は、浴槽の槽部の中心線上に入浴者の頭部が位置する場
合にスピーカ音を著しく聴取し易い。
【0028】本発明では、このスピーカ24は能動消音
器のスピーカを兼ねても良い。この場合の能動消音器の
ブロック図の一例を第7図に示す。
【0029】この能動消音器においては、マイク26の
検出音を増幅した後、ローパスフィルタ(LPF)を通
して可聴帯域にある低周波音信号のみを選別する。この
低周波音信号をA/D変換し、ディジタルフィルタ(D
F)にて位相反転信号とする。この反転信号をD/A変
換した後、増幅器30で増幅し、スピーカ24から音を
出す。このスピーカ24の出力音はマイク26の検出音
と逆位相のものであり、消音が行なわれる。なお、増幅
器30の出力信号に対しAV機器28の音声信号を重畳
してスピーカ24に与えるよう構成されている。
【0030】マイク28で検出された音は、増幅された
後、ローパスフィルタ(LFP)を通り、A/D変換さ
れた後、適応制御器に入力される。適応制御器は、消音
作用が十分に発揮されているか判定し、ディジタルフィ
ルタ(DF)や増幅器50に制御信号を送り、反転信号
の位相や反転音の音圧を適正化し、十分な消音を行な
う。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、本発明のスピーカ付き浴槽
によると、スピーカが入浴者の耳部近傍に位置するた
め、スピーカからの音を聴取し易い。また、フランジ部
がスピーカの物理的振動を吸収する制振効果が得られ
る。なお、浴槽の設置施工が簡易化されると共に、壁パ
ネルと浴槽本体との交叉隅辺部の水仕舞いも良くなる。
【0032】請求項2のスピーカ付き浴槽によると、浴
室全体にスピーカ音を拡散させ易い。
【0033】請求項3のスピーカ付き浴槽によると、浴
槽の槽部内に頭部が位置する場合にスピーカ音を聴取し
易い。
【0034】請求項4では、スピーカが入浴者の頭部を
指向するためスピーカ音を一層聴取し易い。
【0035】請求項5のスピーカ付き浴槽によると、入
浴者の両耳を挟むようにスピーカが配置されるため、ス
ピーカの音をきわめて聴取し易くなる。また、ステレオ
音の聴取にきわめて好適となる。
【0036】請求項6のスピーカ付き浴槽によると、浴
室内を能動消音することにより浴室内の静寂可を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るスピーカ付き浴槽の斜視図であ
る。
【図2】スピーカ付き浴槽の平面図である。
【図3】スピーカ付き浴槽の正面図である。
【図4】スピーカ付き浴槽の側面図である。
【図5】第2図のV−V線断面図である。
【図6】第2図のVI−VI線断面図である。
【図7】能動消音器のブロック図である。
【図8】浴槽10Aの平面図である。
【図9】第8図のIX−IX線断面図である。
【図10】浴槽10Bの平面図である。
【図11】第10図のXI−XI線断面図である。
【図12】第10図のXII-XII 線断面図である。
【図13】浴槽10Cの要部平面図である。
【図14】浴槽10Dの要部平面図である。
【符号の説明】
10,10A,10B,10C,10D 浴槽 12 フランジ部 14 背側の側面 16,16A,16B,16C 凸部 20 空間部 24 スピーカ

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽のフランジ部にスピーカを設けたこ
    とを特徴とするスピーカ付き浴槽。
  2. 【請求項2】 請求項1のスピーカ付き浴槽において、
    該スピーカは鉛直上方を指向して設けられていることを
    特徴とするスピーカ付き浴槽。
  3. 【請求項3】 請求項1のスピーカ付き浴槽において、
    該スピーカは斜め上方で且つ浴槽の槽部の方向を指向し
    て設けられていることを特徴とするスピーカ付き浴槽。
  4. 【請求項4】 足側面と背側面とが対面している浴槽に
    おいて、 該浴槽のフランジ部のうち該背側面に沿う部分に上方へ
    突出する凸部を設け、この凸部にスピーカを設けたスピ
    ーカ付き浴槽であって、 該凸部は該背側面に沿うフランジ部のうち該フランジ部
    の長さ方向の中央部よりも浴槽コーナー側に位置してお
    り、前記スピーカは、該凸部のうち該中央部に臨む面に
    設けられていることを特徴とするスピーカ付き浴槽。
  5. 【請求項5】 請求項4のスピーカ付き浴槽において、
    前記凸部は前記中央部を挟んで対となるように2個設け
    られ、各凸部にそれぞれ前記スピーカが設けられている
    ことを特徴とするスピーカ付き浴槽。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか1項のスピ
    ーカ付き浴槽において、前記スピーカは、AV機器のス
    ピーカと能動形消音器のスピーカとを兼用していること
    を特徴とするスピーカ付き浴槽。
JP3324399A 1991-08-19 1991-12-09 スピーカ付き浴槽 Expired - Lifetime JP2580918B2 (ja)

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JP3-206854 1991-08-19

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JPH05103731A JPH05103731A (ja) 1993-04-27
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US6467103B1 (en) 2001-04-12 2002-10-22 Saratoga Spa & Bath Co., Inc. Sound transmission system and illumination system for a tub, spa, pool, bath or shower
US6763532B2 (en) 2001-04-12 2004-07-20 Saratoga Spa & Bath, Inc. Head rest assembly having an illuminated insert for a spa

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