JP2580783B2 - 光回転角速度センサ - Google Patents

光回転角速度センサ

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JP2580783B2
JP2580783B2 JP1199357A JP19935789A JP2580783B2 JP 2580783 B2 JP2580783 B2 JP 2580783B2 JP 1199357 A JP1199357 A JP 1199357A JP 19935789 A JP19935789 A JP 19935789A JP 2580783 B2 JP2580783 B2 JP 2580783B2
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達也 熊谷
博 梶岡
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光回転角速度センサに関するものである。
[従来の技術] 光回転角速度センサは、サグナック効果を応用して光
回転角速度を検出するもので、干渉型と共振型の2種類
に大別される。干渉型光回転角度センサは、光学部品の
構成方法で検出感度を高める工夫がなされ、直交偏波方
式,位相変調方式等が提案されている。本発明は、この
位相変調方式の光回転角度センサに関するものである。
位相変調方式の基本構成を、第1図を併用して説明す
る。レーザ光源1,偏光子3,位相変調器4,センシングルー
プ5,受光器6,信号処理回路7,の各々1台と、2台の光カ
プラ2a,2bとからなる。レーザ光源1からの光は光カプ
ラ2aで分岐され、一方は偏光子3,光カプラ2bを介してセ
ンシングループ5に導かれる。センシングループ5を伝
搬する左右両回り光は、光カプラ2bで再び結合し、偏光
子3,光カプラ2aを介して受光器6に導かれる。その際、
両回り光で位相変調器4で位相変調を受けるタイミング
が伝搬時間だけずらされ、等価的にπ/2の位相差を与え
られる。
センシングループ5が角速度Ωで回転すると、センシ
ングループ5を伝搬している左右両回り光に位相差が生
じ(サグナック効果)、受光器6に達する光出力が変化
する。信号処理回路7では、その変化を電位差に変換し
て角速度Ωの情報に変えている。
この場合、所望の測定情報を得るためには、電子回路
のノイズに対応する電位を検出し、これを除去した変化
量を測定することが重要である。
[発明が解決しようとする課題] しかし、従来の技術では、電子回路のノイズに対応す
る電位を地球上で計測対象物の静止中に検出しているた
め、地球の自転速度に対応する電位も一緒に検出してし
まっていた。即ち、従来は地球の自転速度の電位を含め
たノイズ電位からの変化量で回転角速度を計測していた
ため、 (1)電子回路のノイズと地球自転が分離できない。
(2)従って、地球の自転速度が計測できない。
(3)計測対象物が回転中に、基準電位(オフセット
量)を検出できない。
等の問題点があった。
本発明の目的は、前記した従来技術の欠点を解消し、
地球の自転速度が計測でき、計測対象物が回転中でも基
準電位が検出できる光回転角速度センサを提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 本発明の光回転角速度センサは、光源からの光を偏光
子を通して光カプラで分岐し、その両分岐光を位相変調
器で位相をずらせてそれぞれセンシングループに導き、
該センシングループを伝搬した左右両回り光を光カプラ
で再び結合後受光器で検出し、信号処理回路で角速度情
報を得る位相変調方式の光回転角速度センサにおいて、
センシングループに入射する光を遮断し、そのとき受光
器から得られる信号から、信号処理回路におけるその後
の回転角速度検出の零角度信号を設定した構成のもので
ある。
[作用] 信号処理回路では、例えば位相変調周波数成分S1と2
倍調波成分S2との比から回転角速度を求めるが、その前
提となる各周波数成分の同期検波において、電子部品の
性能からあるオフセット電圧Voff1が発生する。静止し
た状態で検出されるオフセット量S1offは、地球上で回
転を検出していることから、自転速度に対応する位相変
調周波数成分S1のオフセット電圧Voff2との和にある。
そこで、センサ起動時にセンシングループに入射する
光を遮断してセンサとしての機能をなくすと、電子回路
ノイズのみが、つまり上記Voff1のみが検出される。従
って、この基準電位を零角度信号として設定すれば、被
計測対象物が回転中でもオフセット電圧の除去が可能と
なり、地球の自転速度も計測できる。
[実施例] 以下、本発明を第1図を参照しながら説明する。
第1図の位相変調器4により、センシングループ5の
右回り光,左回り光に、ある周波数で位相変調を加える
と、受光器6で検出される信号は、位相変調周波数及び
その高周波成分となる。但し、奇数次の信号に関して
は、センシングループ5が回転を受けないと零であるこ
とが原理的に知られている。
信号処理回路7は、内蔵の同期検波回路により、受光
器6の信号から、位相変調周波数成分S1(1次成分),2
倍調波成分S2(2次成分),4倍調波成分S4(4次成分)
を同期検波する。そして、その位相変調周波数成分S1と
2倍調波成分S2の比から回転角速度を求める一方、4倍
調波成分S4と2倍調波成分S2の比を一定にするように位
相変調器4の変調度を加減することで、回転角速度のス
ケーリングを管理している。
上記各周波数成分の検出に用いる同期検波の手法は、
各周波数成分を分離,検出するのには最良の方法と考え
られるが、電子部品の性能からあるオフセット電圧Voff
1が発生する。そこで、オフセット電圧Voff1を除く必要
がある。しかし、地球上で回転を検出しているので、そ
の自転速度に対応する位相変調周波数成分S1のオフセッ
ト電圧Voff2も避けられない。つまり、光回転速度セン
サを起動したときに、静止した状態で検出されるオフセ
ット量S1offは、 S1off=Voff1+Voff2 となる。従って、通常の如く、光回転速度センサの起動
時に停止状態でのオフセット量S1offを検出し、その後
の位相変調周波数成分値S1mから減算し、実際の位相変
調周波数成分S1を求める(S1=S1m−S1off)のでは、地
球の自転速度に起因するオフセット電圧Voff2も差し引
かれてしまう。
そこで、光回転角速度センサの起動時に、センシング
ループ5に入射する光を遮断して、光回転角速度センサ
としての機能をなくす。そして、電子部品の性能から生
ずるオフセット電圧Voff1のみを正しく検出して、これ
を基準電位(オフセット量S1off′)、つまり回転角速
度検出の零角度信号とする。次に、その後の位相変調周
波数成分値S1mからオフセット量S1off′(=Voff1)を
減算して位相変調周波数成分S1を求め(S1=S1m−S1of
f′)、2倍調波成分S2との比から回転角速度を求め
る。
このようにすれば、計測対象物が回転中でもオフセッ
ト電圧の除去が可能となり、地球の自転速度も計測でき
る。
センシングループに入射する光を遮断する具体的方法
としては、 (1)レーザ光源1を発光させるための注入電流を遮断
する。
(2)光ファイバ型偏光子3の曲げ径を小さくして遮断
する。
(3)光カプラ2aの分岐比をずらして遮断する。
等のいずれの方法であってもよい。
尚、本方式は、直交偏波方式回転角速度センサにも適
用できるものである。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれは下記の効果が得ら
れる。
(1)電子回路のノイズが減算できるので、計測精度が
上がる。
(2)被計測対象物が回転中でも基準電位が計測でき、
その結果、地球の自転速度よ計測可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光回転角速度のセンサの一実施例を示
す構成図である。 図中、1はレーザ光源、2a,2bは光カプラ、3は偏光
子、4は位相変調器、5はセンシングループ、6は受光
器、7は信号処理回路を示す。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源からの光を偏光子を通して光カプラで
    分岐し、その両分岐光を位相変調器で位相をずらせてそ
    れぞれセンシングループに導き、該センシングループを
    伝搬した左右両回り光を光カプラで再び結合後受光器で
    検出し、信号処理回路で角速度情報を得る位相変調方式
    の光回転角速度センサにおいて、 計測対象物の回転中にセンシングループに入射する光を
    遮断して、そのとき、光を検出していない受光器で得ら
    れる信号を、その後の検出回転角速度信号に対する新た
    な零角度信号として設定することを特徴とする光回転角
    速度センサ。
JP1199357A 1989-08-02 1989-08-02 光回転角速度センサ Expired - Lifetime JP2580783B2 (ja)

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JPH0363517A JPH0363517A (ja) 1991-03-19
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6221015A (ja) * 1985-07-19 1987-01-29 Yokogawa Electric Corp 光フアイバジヤイロ装置
JPS62127604A (ja) * 1985-11-29 1987-06-09 Yaskawa Electric Mfg Co Ltd 光学式位置検出装置

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JPH0363517A (ja) 1991-03-19

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