JP2580608Y2 - レジスタの小物落下防止構造 - Google Patents

レジスタの小物落下防止構造

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JP2580608Y2
JP2580608Y2 JP1992093539U JP9353992U JP2580608Y2 JP 2580608 Y2 JP2580608 Y2 JP 2580608Y2 JP 1992093539 U JP1992093539 U JP 1992093539U JP 9353992 U JP9353992 U JP 9353992U JP 2580608 Y2 JP2580608 Y2 JP 2580608Y2
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義男 池田
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和光化成工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、車両に付設される空
調装置におけるレジスタの小物落下防止構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の車両に付設される空調装
置におけるレジスタの構造としては図8ないし図10に
示すものがある。この図10に示すレジスタの断面図に
おいて、ベゼル2は所定の幅を有する円筒状に形成さ
れ、その内径部3は中心より所定の径で球面状に形成さ
れている。このベゼル2にはバレル4が回動可能に嵌め
込まれている。このバレル4は前部材5と後部材6の合
せ型に形成され、同バレル4の内周部7はベゼル2の内
径部3に倣う球面状に形成されて同外周部7と内径部3
との間に所定の間隔を有するように形成されている。ま
た、前部材5には把持部材8が回動可能に取付けられて
いる。
【0003】把持部材8は前部材5の内径部に回動可能
に取付けられるリング体9とこのリング体9に図示のよ
うに120度間隔で中心より三つ又状の把持部10が形
成され、この把持部10の中心部には内側に向って作動
傘歯車11が取付けられるとともに、この作動傘歯車1
1の中心には軸ピン12が突出形成され、この軸ピン1
2には120度間隔で支軸14を突出した支持部材13
が回転可能に取付けられている。このように取付けられ
た支持部材13とバレル4の内径部との間には例えば3
枚のダンパー羽根15が取付けられている。
【0004】このダンパー羽根15はほぼ120度の扇
形状に形成され、その所定の位置には羽根軸16が形成
され、この羽根軸16の扇形状の外側の軸部17はバレ
ル4の合せ部の120度間隔位置に形成された軸受部に
回動可能に嵌込まれるとともに、同羽根軸16の内側に
は作動傘歯車9と噛み合い連繋する従動傘歯車18が形
成され、この従動傘歯車18の中心には支持部材13の
支軸14と回転可能に嵌合する凹部が形成されて支持部
材13とバレル4の内径部との間に枢着されている。こ
のように設けられたバレル4は把持部材8を一方向へ回
動するとこの作動傘歯車11は一体に回転され、これと
噛合い連繋された従動傘歯車18を介してダンパー羽根
15は羽根軸16を中心として回動されて例えば同バレ
ル4の内径部を遮蔽し、また、把持部材8を他方向へ回
動することで開口するように設けられている。
【0005】このように形成されたバレル4はベゼル2
の内径部3に回動可能に嵌込まれるとともに、このベゼ
ル2の内径部3には荷重出しのためフエルト19が貼着
されている。また、ベゼル2には略筒状のリテーナ20
が嵌着され、このリテーナ20の導入口21の直径方向
にはその中心に図示バレル4に指向して所定の長さで突
出するストッパー23を突出したストッパー部材22が
形成されている。このように設けられたレジスタ1はバ
レル4を回動するとその後縁4bがストッパー23と接
触してその回動範囲を規制するように設けられている。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、このレ
ジスタ1においてはその吹出し口4a側には三つ又状の
把持部10が設けられ、また、導入口21側にはリテー
ナ20の直径方向にストッパー部材22を有するもので
あるから、その吹出し口4aと三つ又状の把持部10と
の間および導入口21とストッパー部材22との間には
コインやこれと同程度の大きさの小物等が通過できる空
間があるため、レジスタ1内に小物等が入った場合、ダ
クト側へ落下してしまい、この結果、送風源であるブロ
アを損傷する恐れがあり、また、ダクトの途中で落下物
が止まった時、走行中の振動により異音を発生する問題
点があった。
【0007】本考案は、上記従来の問題点を解消すべく
なされたもので、レジスタ内に小物等がはいってもダク
ト側への落下を防止することができ、かつバレルの回動
の規制を兼用する構成のレジスタの小物落下防止構造を
提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本考案は次のように構成したものである。すなわ
ち、本考案は車両等に付設される空調装置のレジスタの
小物落下防止構造であって、ベゼルに回動可能に嵌合さ
れるバレルの後部側開口部に、吹出し口を通過してバレ
ル内に入り込んだ小物の通過を不能とするための前記吹
出し口よりも目の細かい格子状目を有し、かつその格子
状目の中心近傍には前記バレルの回動時に空気導入口の
壁面に接触することによって同バレルの回動を規制する
ストッパーを有するストッパー部材を設けたことを特徴
とする。
【0009】
【作用】上記のように構成した本考案によれば、レジス
タの吹出し口側から小物が入り込んだ場合、バレルの後
部側開口部に設定された格子状目によって前記小物のダ
クト側への落下を防止することができる。そして、本考
案では、バレルの回動範囲を設定するためのストッパー
部材に格子状目を設定して小物の落下防止を兼用する構
成としたので、小物落下防止のための部材を別途に設定
する場合に比べて部品点数が省略される。
【0010】
【実施例】次に、本考案の一実施例を図面にしたがって
説明すると、図1はレジスタ31の斜視図、図2は同じ
く正面図、図3は断面図、図4は動作説明図であって、
このレジスタ31は従来のレジスタ1とほぼ同じ構成に
設けられているので、同位の部材には同符号を付して説
明する。
【0011】このレジスタ31のベゼル2は従来と同様
に所定の幅を有する円筒状に形成され、その内径部3は
中心より所定の径で球面状に形成されている。このベゼ
ル2にはバレル32が回動可能に嵌込まれている。この
バレル32は前部材33と後部材34との合せ型に形成
され、同バレル32の外周部35はベゼル2の内径部3
に倣う球面状に形成されて同外周部35とベゼル2の内
径部3との間に所定の間隔を有するように形成されてい
る。また、前部材33には従来と同様の把持部材8が回
動可能に取付けられている。
【0012】把持部材8は前部材33の内径部に回動可
能に取付けられるリング体9とこのリング体9に図示の
ように120度間隔で中心より三つ又状の把持部10が
形成され、この把持部10の中心部には内側に向って作
動傘歯車11が取付けられるとともに、この作動傘歯車
11の中心には軸ピン12が突出形成され、この軸ピン
12には120度間隔で支軸14を突出した支持部材1
3が回転可能に取付けられている。このように取付けら
れた支持部材13とバレル32の内径部との間には例え
ば3枚のダンパー羽根15が取付けられている。
【0013】このダンパー羽根15は従来とほぼ同様に
形成されるもので、このダンパー羽根15はほぼ120
度の扇形状に形成され、その所定の位置には羽根軸16
が形成され、この羽根軸16の扇形状の外側の軸部17
はバレル32の合せ部の120度間隔位置に形成された
軸受部に回動可能に嵌込まれるとともに、同羽根軸16
の内側には作動傘歯車9と噛み合い連繋する従動傘歯車
18が形成され、この従動傘歯車18の中心には支持部
材13の支軸14と回転可能に嵌合する凹部が形成され
て支持部材13とバレル32の内径部との間に枢着され
ている。このように設けられたバレル32は把持部材8
を一方向へ回動すると、従来と同様にこの作動傘歯車1
1は一体に回転され、これと噛合い連繋された従動傘歯
車18を介してダンパー羽根15は羽根軸16を中心と
して回動されて例えば同バレル32の内径部を遮蔽し、
また、把持部材8を他方向へ回動することで開口するよ
うに設けられている。
【0014】また、バレル32を構成する後部材34に
は図5および図6に示すようにストッパー部材36が一
体に形成されている。このストッパー部材36は図3に
示すように、バレル32の内径部を開口してダンパー羽
根15を送風流と平行な位置にした状態で、後部材34
の後縁の角度120度位置よりダンパー羽根15の外側
縁に倣って中心部で結合される三つ又状に湾曲状の支持
片37が設けられ、この支持片37の結合中心には所定
の長さでストッパー38が突設されている。また、この
支持片37には同心状に連結片39a,39bが形成さ
れ、さらに、この連結片39a,39bおよび後部材3
4間には図示放射状に片40a,40bが設けられて、
ストッパー部材36は略球面格子体に形成されている。
なお、この略球面格子体の格子目の大きさはコイン等の
小物が通過しない格子目に形成され、また、支持片3
7,連結片39a,39bおよび片40a,40bの形
状は送風流に支承のない形状に形成されている。また、
ベゼル2の後部側には従来の導入口21側にストッパー
部材27を省略したリテーナ20´が取り付けられてい
る。
【0015】上記のように構成されたレジスタ31にお
いては、従来と同様に把持部材8を一方向へ回動すると
この作動傘歯車11は一体に回転され、これと噛合い連
繋された従動傘歯車18を介してダンパー羽根15は羽
根軸16を中心として回動されて例えば同バレル32の
内径部を遮蔽し、また、把持部材8を他方向へ回動する
ことで開口するように設けられている。また、この把持
部材8を持ってベゼル2に対しバレル32全体を回動し
てその吹出し口32aを任意の位置に設定することがで
きるとともに、その角度範囲は図4に示すように同バレ
ル32に形成したストッパー部材36に突設したストッ
パー38がリテーナ20´の筒状の導入口21と接触す
ることでその角度範囲(回動範囲)が規制されるように
設けられている。また、このストッパー部材36は略球
面格子体形状に形成したものであるから、三つ又状の把
持部10より小物等がバレル32内に入ったとしても、
このストッパー部材36によりダクト側への落下が阻止
されてそれに起因する、ブロアの損傷および異音の発生
を防止することができる。
【0016】なお、上記実施例においてはストッパー部
材36を略球面格子体形状に形成して例示したが、これ
に限定するものではなく、送風流に支障のない範囲であ
れば例えばハニカム形状等小物等を通過しないいかなる
形状であってもよい。また、上記実施例においてストッ
パー部材36のストッパー38を三つ又形状の支持片3
7の結合中心に突設するように例示したが、これに限定
するものではなく、例えば図7に示すように所定の径
(本例では連結片39aとほぼ同位置に例示した)のリ
ング状のストッパー38´を設ける構成としてもよい。
なお、この場合リング状のストッパー38´の径を変更
することでバレル32の回動範囲を変更することができ
る。
【0017】
【考案の効果】本考案は、上記したようにベゼルに回動
可能に嵌合されるバレルの後部側に小物等の通過を不能
とする格子状目を有し、かつその中心近傍に突出されて
空気導入口に接触して同バレルの回動を規制するストッ
パーを有するストッパー部材を形成する構成としたこと
により、ベゼルに対しバレル全体を回動してその吹出し
口を任意の位置に設定することができるとともに、その
角度範囲は同バレルに形成したストッパー部材に突設し
たストッパーがリテーナの筒状の導入口に接触すること
でその角度範囲(回動範囲)が規制され、また、このス
トッパー部材は格子形状に形成したものであるから、小
物等がバレル内に入ったとしても、このストッパー部材
によりダクト側への落下が阻止されてそれに起因する、
ブロアの損傷および異音の発生を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】レジスタの斜視図である。
【図2】レジスタの正面図である。
【図3】レジスタの断面図である。
【図4】レジスタの動作説明図である。
【図5】バレルの後部材にストッパー部材を形成した正
面図である。
【図6】同じく斜視図である。
【図7】ストッパー部材の他の態様を示す斜視図であ
る。
【図8】従来のレジスタの斜視図である。
【図9】同じく正面図である。
【図10】同じく断面図である。
【符号の説明】
2ベゼル 31 レジスタ 32 バレル 34 後部材 36 ストッパー部材 38 ストッパー

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両等に付設される空調装置のレジスタ
    の小物落下防止構造であって、ベゼルに回動可能に嵌合
    されるバレルの後部側開口部に、吹出し口を通過してバ
    レル内に入り込んだ小物の通過を不能とするための前記
    吹出し口よりも目の細かい格子状目を有し、かつその格
    子状目の中心近傍には前記バレルの回動時に空気導入口
    の壁面に接触することによって同バレルの回動を規制す
    るストッパーを有するストッパー部材を設けたレジスタ
    の小物落下防止構造。
JP1992093539U 1992-12-28 1992-12-28 レジスタの小物落下防止構造 Expired - Lifetime JP2580608Y2 (ja)

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JPH0653220U JPH0653220U (ja) 1994-07-19
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KR20040042679A (ko) * 2002-11-15 2004-05-20 현대모비스 주식회사 자동차용 에어벤트
JP6104534B2 (ja) * 2012-08-08 2017-03-29 豊和化成株式会社 レジスタ
JP5656957B2 (ja) * 2012-11-01 2015-01-21 豊和化成株式会社 レジスタ
JP5980426B2 (ja) * 2013-06-21 2016-08-31 豊和化成株式会社 レジスタ
WO2014208146A1 (ja) * 2013-06-24 2014-12-31 豊和化成株式会社 レジスタ
JP2015031494A (ja) * 2013-08-06 2015-02-16 豊和化成株式会社 レジスタ
JP6436013B2 (ja) 2015-08-04 2018-12-12 豊田合成株式会社 丸型空調用レジスタ

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