JP2580586Y2 - ヘッドベッセルのドレン管構造 - Google Patents

ヘッドベッセルのドレン管構造

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JP2580586Y2
JP2580586Y2 JP3141093U JP3141093U JP2580586Y2 JP 2580586 Y2 JP2580586 Y2 JP 2580586Y2 JP 3141093 U JP3141093 U JP 3141093U JP 3141093 U JP3141093 U JP 3141093U JP 2580586 Y2 JP2580586 Y2 JP 2580586Y2
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JP
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drain pipe
sample water
head vessel
vessel
head
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利明 青木
隆 下条
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Nikkiso Co Ltd
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Nikkiso Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、各種試料水のサンプリ
ング装置におけるヘッドベッセルに係り、殊にこれに設
けられるドレン管の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、試料水サンプリング装置は、サ
ンプリング装置へ供給する試料水の供給元圧を設定(調
整)するためのヘッドベッセルを有する。すなわち、例
えば図3において、ヘッドベッセル10は、試料水のサ
ンプリング点からの導出管12と、この試料水のサンプ
リング装置への供給管14、および余剰試料水の排出部
へのドレン管16とを備える。そして、このヘッドベッ
セル10は、サンプリング装置よりも適宜の高さHだけ
上方に配置することにより、前記供給元圧を所定の状態
に調整するよう構成されている。なお、サンプリング
は、通常継続的に行なわれるので、ヘッドベッセル10
内の試料水水面18の水位h′は、ドレン管16の吸込
部20の少なくとも一部分の高さhよりも常に高位に保
持されており、従って試料水の余剰分は、常時吸込部2
0からドレン管16を通り、オーバーフローされるよう
構成されている。
【0003】図4は、別の形式のヘッドベッセル10を
示す。すなわち、図4において、供給管14は、導出管
12の途中から分岐するよう構成されているが、この形
式においても、その作動は図3に示すものと同一である
ことは明らかである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のヘッドベッセル、殊にそのドレン管構造は、以下に
述べるような難点を有していた。
【0005】すなわち、この種のヘッドベッセルは、前
述したように、試料水水位h′がドレン管吸込部の少な
くとも一部分の高さhよりも常に高位に保持され、余剰
試料水が常時ドレン管16を通り、オーバーフローされ
るよう構成されている。しかるに、前記従来のヘッドベ
ッセル10は、そのドレン管吸込部20がドレン管16
に対して垂直、すなわち試料水水面18に対しては水平
に切断されている。従って、余剰試料水は、前記吸込部
20に対して四周から流入する。この結果、前記従来の
ヘッドベッセル10においては、オーバーフロー余剰試
料水の流量の監視(計量)が実際的に不可能である。
【0006】このため、余剰試料水、すなわち廃棄試料
水が過大となり、無駄が発生するばかりでなく、その処
理対策等の問題も同時に派生していた。なお、この問題
は、例えば余剰試料水の流量計等の装置を特別に設置す
ることにより回避することができる。しかしながら、こ
の方法は、価格を増大するばかりでなく、更に余分のス
ペース等も必要とする。
【0007】そこで、本発明の目的は、ドレン管からの
オーバーフロー余剰試料水の流量を容易に監視すること
ができる、簡単な構成からなるヘッドベッセルのドレン
管構造を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】先の目的を達成するため
に、本発明に係るヘッドベッセルのドレン管構造は、サ
ンプリング装置へ供給する試料水の供給元圧を設定する
ヘッドベッセルのドレン管吸込部に、その吸込排出流量
を監視するためのV字状切込みおよび目盛りを設けるこ
とを特徴とする。
【0009】
【作用】本考案においては、ヘッドベッセル内の余剰試
料水は、ドレン管吸込部のV字状切込みを通してのみド
レン管内へ吸込まれる。従って、オーバフロー余剰試料
水の流量は、ドレン管吸込み部の目盛りを視認すること
により容易に監視或いは計量・判定される。更に、この
ドレン管の構造は、構成が簡単であり、しかも既設のヘ
ッドベッセルにも容易に追設できる利点を有する。
【0010】
【実施例】次に、本考案に係るヘッドベッセルのドレン
管構造の実施例につき、添付図面を参照しながら以下詳
細に説明する。なお、説明の便宜上、図3および図4に
示す従来の構造と同一の構成部分には同一の参照符号を
付し、詳細な説明は省略する。
【0011】図1に示す実施例は、前述した図3に示す
従来技術に対応するよう構成した本考案の一実施例を示
すものである。従って、この実施例の基本的構成は、前
記従来技術と同様である。すなわち、簡単に説明する
と、ヘッドベッセル10は導出管12と、供給管14
と、ドレン管16とを備え、試料水水面18の水位h′
がドレン管吸込部20の少なくとも一部分の高さhより
も常に高位に保持されることにより、余剰試料水が常時
ドレン管16を通りオーバーフローされるよう構成され
ている。なお、このヘッドベッセル10は、試料水を供
給するサンプリング装置よりも高さHだけ上方に配置す
ることにより、試料水の供給元圧を調整していることは
勿論である。
【0012】しかるに、本考案においては、前記ドレン
管16の吸込部20に、余剰試料水の吸込排出流量を監
視するためのV字状切込み22および目盛り24を設け
る。従って、本考案によれば、ヘッドベッセル10内の
余剰試料水は、図中、1本の矢印で示すように、ドレン
管吸込部20のV字状切込み22を通ってのみ、ドレン
管16内へ吸込まれる。従って、ドレン管16からオー
バーフローされる余剰試料水の流量は、ドレン管吸込部
20の目盛り24を視認するだけで容易に監視ないしは
計量およびその判定を行うことが可能となる。
【0013】このように、本考案によれば、ドレン管吸
込部に設けた目盛りを視認するだけで、余剰試料水の流
量を容易に監視することができるので、前記流量を可及
的少量に抑制することができる。従って、過大な余剰試
料水に起因する無駄およびその他の弊害を未然に防止す
ることができる。また、本考案の前記ドレン管構造は、
ドレン管吸込部にV字状切込みおよび目盛りを設けるだ
けで達成されるので、構成が極めて簡単であり、しかも
既設のヘッドベッセルにも容易に追設できる利点を有す
る。
【0014】図2は、本考案に係るヘッドベッセルのド
レン管構造の別の実施例を示すものである。本実施例
は、図1に示す実施例を、前述した図4に示す従来技術
に対応するよう変更したものである。すなわち、図2に
おいて、供給管14は、図4の従来技術に対応するよう
に、導出管12の途中から分岐しており、一方ドレン管
16の吸込部20には、前述したようにV字状切込み2
2および目盛り24を設ける。なお、本実施例において
も、図1の実施例におけると同様の作用および効果が達
成されることは明らかであるので、詳細な説明は省略す
る。
【0015】以上、本考案の好適な実施例について説明
したが、本考案は前記実施例に限定されることなく、そ
の精神を逸脱しない範囲内において種々の改良変更が可
能である。
【0016】
【考案の効果】以上説明したように、本考案に係るヘッ
ドベッセルのドレン管構造は、サンプリング装置へ供給
する試料水の供給元圧を設定するヘッドベッセルのドレ
ン管吸込部に、その吸込排出流量を監視するためのV字
状切込みおよび目盛りを設けることにより、ヘッドベッ
セル内の余剰試料水が前記V字状切込みを通してのみド
レン管内へ吸込まれ、そしてこのオーバーフロー余剰試
料水は前記目盛りを視認することにより容易に監視する
ことができる。
【0017】この結果、前記構成からなるドレン管構造
によれば、余剰試料水を可及的少量に抑制することが可
能となる。従って、過大な余剰試料水に起因する無駄お
よびその他の弊害を未然に防止することができる。
【0018】また、本考案の前記ドレン管構造は、前述
したようにドレン管吸込部にV字状切込みおよび目盛り
を設けるだけで構成し得るので、構成が極めて簡単であ
り、かつ既設のヘッドベッセルにも容易に追設できる利
点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るヘッドベッセルのドレン管構造の
一実施例を示すもので、図3に対応する一部切欠斜視図
である。
【図2】本考案に係るヘッドベッセルのドレン管構造の
別の実施例を示すもので、図4に対応する一部切欠斜視
図である。
【図3】従来のヘッドベッセルのドレン管構造を示す一
部切欠斜視図である。
【図4】従来のヘッドベッセルの別のドレン管構造を示
す一部切欠斜視図である。
【符号の説明】
10 ヘッドベッセル 12 導出管 14 供給管 16 ドレン管 18 試料水水面 20 吸込部 22 V字状切込み 24 目盛り
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 1/00 G01N 1/10 G01N 1/14 G01N 33/18 106

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サンプリング装置へ供給する試料水の供
    給元圧を設定するヘッドベッセルのドレン管吸込部に、
    その吸込排出流量を監視するためのV字状切込みおよび
    目盛りを設けることを特徴とするヘッドベッセルのドレ
    ン管構造。
JP3141093U 1993-06-11 1993-06-11 ヘッドベッセルのドレン管構造 Expired - Lifetime JP2580586Y2 (ja)

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JP3141093U JP2580586Y2 (ja) 1993-06-11 1993-06-11 ヘッドベッセルのドレン管構造

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Publication Number Publication Date
JPH072956U JPH072956U (ja) 1995-01-17
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