JP2580347B2 - 液体充填バルブ - Google Patents
液体充填バルブInfo
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- JP2580347B2 JP2580347B2 JP1300691A JP30069189A JP2580347B2 JP 2580347 B2 JP2580347 B2 JP 2580347B2 JP 1300691 A JP1300691 A JP 1300691A JP 30069189 A JP30069189 A JP 30069189A JP 2580347 B2 JP2580347 B2 JP 2580347B2
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- supply pipe
- liquid supply
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- Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,びん詰め機等に適用する液充填バルブに関
するものである。
するものである。
(従来の技術) 従来の液充填バルブを第7,8図により説明すると,
(1)が円筒状バルブ本体,(3)が同円筒状バルブ本
体(1)の下部に固定した外筒,(15)が同外筒(3)
の下端部に設けた鍔部,(2)が同筒状バルブ本体
(1)の下部内に昇降可能に嵌挿した内筒,(13)が同
内筒(2)の上下中間部に設けたばねを受け,(14)が
同内筒(2)のばね受け(13)と上記筒状バルブ本体
(1)との間に介装した内筒押下用ばね,(10)が上記
内筒(2)の下端部に入味調整用スペーサ(12)及びパ
ツキン(12a)を介して取付けた液供給管,(6)が上
記外筒(3)に外側から嵌挿した摺動ブツシユ,(5)
が同摺動ブツシユ(6)に一体の外筒,(8)が上記液
供給管(10)にパツキン(16)を介して昇降可能に嵌挿
したセンタリングベルで,同センタリングベル(8)が
上記外筒(5)の下端部に固定されている。また(7)
が上記筒状バルブ本体(1)と上記内筒(2)と上記液
供給管(10)とを鉛直方向に貫通して上端部が液貯留タ
ンク(22)内に開口したガス抜き管,(4)が同ガス抜
き管(7)の下端部に設けたガス抜き孔,(9)が同ガ
ス抜き管(7)の下端部に取付けた先端チツプ,(11)
が同先端チツプ(9)の外周面に取付けたφリング,
(20)がびんで,びん(20)を下方から押し上げて,び
ん口(22a)をパツキン(16)に押し当て,センタリン
グベル(8)と外筒(5)と摺動ブツシユ(6)とを持
ち上げて,センタリングベル(8)を内筒(2)側のパ
ツキン(12a)に当接させる。それからもびん(20)を
押し上げて,センタリングベル(8)と外筒(5)と摺
動ブツシユ(6)と内筒(2)と液供給管(10)とを内
筒押下用ばね(14)に抗し持ち上げ(液供給管(10)を
ガス抜き管(7)に対して持ち上げ),液供給管(10)
の下端開口部を開いて,液貯留タンク(22)内の液を筒
状バルブ本体(1)内→内筒(2)内→液供給管(10)
内を経てびん(20)内へ流入させる一方,びん(20)内
の空気(A2)をガス抜き孔(4)→ガス抜き管(7)内
を経て液貯留タンク(22)内へ排出する。またびん(2
0)内の液レベル(入味線)(B)が液供給管(10)の
下端部に達すると,びん(20)内の空気(A2)のガス抜
き孔(4)→ガス抜き管(7)内を経た液貯留タンク
(22)内への排出を止めて,それ以上の液の供給を停止
する。また入味高さを変える場合には,入味調整用スペ
ーサ(12)の数(厚さ)を変える。またびん口(22a)
の形状が変わる場合には,外筒(5)からセンタリング
ベル(8)を取り外して,パツキン(16)とセンタリン
グベル(8)とを別のものに交換する。
(1)が円筒状バルブ本体,(3)が同円筒状バルブ本
体(1)の下部に固定した外筒,(15)が同外筒(3)
の下端部に設けた鍔部,(2)が同筒状バルブ本体
(1)の下部内に昇降可能に嵌挿した内筒,(13)が同
内筒(2)の上下中間部に設けたばねを受け,(14)が
同内筒(2)のばね受け(13)と上記筒状バルブ本体
(1)との間に介装した内筒押下用ばね,(10)が上記
内筒(2)の下端部に入味調整用スペーサ(12)及びパ
ツキン(12a)を介して取付けた液供給管,(6)が上
記外筒(3)に外側から嵌挿した摺動ブツシユ,(5)
が同摺動ブツシユ(6)に一体の外筒,(8)が上記液
供給管(10)にパツキン(16)を介して昇降可能に嵌挿
したセンタリングベルで,同センタリングベル(8)が
上記外筒(5)の下端部に固定されている。また(7)
が上記筒状バルブ本体(1)と上記内筒(2)と上記液
供給管(10)とを鉛直方向に貫通して上端部が液貯留タ
ンク(22)内に開口したガス抜き管,(4)が同ガス抜
き管(7)の下端部に設けたガス抜き孔,(9)が同ガ
ス抜き管(7)の下端部に取付けた先端チツプ,(11)
が同先端チツプ(9)の外周面に取付けたφリング,
(20)がびんで,びん(20)を下方から押し上げて,び
ん口(22a)をパツキン(16)に押し当て,センタリン
グベル(8)と外筒(5)と摺動ブツシユ(6)とを持
ち上げて,センタリングベル(8)を内筒(2)側のパ
ツキン(12a)に当接させる。それからもびん(20)を
押し上げて,センタリングベル(8)と外筒(5)と摺
動ブツシユ(6)と内筒(2)と液供給管(10)とを内
筒押下用ばね(14)に抗し持ち上げ(液供給管(10)を
ガス抜き管(7)に対して持ち上げ),液供給管(10)
の下端開口部を開いて,液貯留タンク(22)内の液を筒
状バルブ本体(1)内→内筒(2)内→液供給管(10)
内を経てびん(20)内へ流入させる一方,びん(20)内
の空気(A2)をガス抜き孔(4)→ガス抜き管(7)内
を経て液貯留タンク(22)内へ排出する。またびん(2
0)内の液レベル(入味線)(B)が液供給管(10)の
下端部に達すると,びん(20)内の空気(A2)のガス抜
き孔(4)→ガス抜き管(7)内を経た液貯留タンク
(22)内への排出を止めて,それ以上の液の供給を停止
する。また入味高さを変える場合には,入味調整用スペ
ーサ(12)の数(厚さ)を変える。またびん口(22a)
の形状が変わる場合には,外筒(5)からセンタリング
ベル(8)を取り外して,パツキン(16)とセンタリン
グベル(8)とを別のものに交換する。
(発明が解決しようとする課題) 前記第7,8図に示す従来の液充填バルブでは,(i)
入味の調整がスペーサ(12)の数(厚さ)を変更するこ
とにより行われており,その際,外筒(5)を片手で持
ち上げながら残る片手でスペーサ(12)の数を変えなけ
ればならなくて,入味調整作業が非常に面倒であった。
(ii)またセンタリングベル(8)は,外筒(5)にね
じ込まれており,センタリングベル(8)を何回も回さ
なければならなくて,びん口(22a)の形状変更に対応
したセンタリングベル(8)の交換に多くの時間を要す
る。(iii)また同従来の液充填バルブは,液供給管(1
0)の外側面にも充填液が接触するので,外筒(5)を
片手で持ち上げながら,熱水等を外部から液供給管(1
0)の外周面にかけて,液供給管(10)の外周面を洗浄
しているが,その際,外筒(5)が邪魔をして,液供給
管(10)の外側面をよく洗浄することができない。また
外筒(5)を片手で持ち上げながら,熱水等を外部から
液供給管(10)の外周面にかけて,液供給管(10)の外
周面を洗浄するのは,非常に危険である。
入味の調整がスペーサ(12)の数(厚さ)を変更するこ
とにより行われており,その際,外筒(5)を片手で持
ち上げながら残る片手でスペーサ(12)の数を変えなけ
ればならなくて,入味調整作業が非常に面倒であった。
(ii)またセンタリングベル(8)は,外筒(5)にね
じ込まれており,センタリングベル(8)を何回も回さ
なければならなくて,びん口(22a)の形状変更に対応
したセンタリングベル(8)の交換に多くの時間を要す
る。(iii)また同従来の液充填バルブは,液供給管(1
0)の外側面にも充填液が接触するので,外筒(5)を
片手で持ち上げながら,熱水等を外部から液供給管(1
0)の外周面にかけて,液供給管(10)の外周面を洗浄
しているが,その際,外筒(5)が邪魔をして,液供給
管(10)の外側面をよく洗浄することができない。また
外筒(5)を片手で持ち上げながら,熱水等を外部から
液供給管(10)の外周面にかけて,液供給管(10)の外
周面を洗浄するのは,非常に危険である。
本発明は前記の問題点に鑑み提案するものであり,そ
の目的とする処は,液充填作業及び入味調整作業を円滑
に,容易に行うとができる。センタリングベルの交換を
迅速に行うことができる。さらに液供給管の外周面を綺
麗に,安全に洗浄できる液充填バルブを提供しようとす
る点にある。
の目的とする処は,液充填作業及び入味調整作業を円滑
に,容易に行うとができる。センタリングベルの交換を
迅速に行うことができる。さらに液供給管の外周面を綺
麗に,安全に洗浄できる液充填バルブを提供しようとす
る点にある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するために,本発明は,液貯留タン
クに鉛直方向下方を指向して取付けた筒状バルブ本体
と,同筒状バルブ本体の下部内に昇降可能に嵌挿した内
筒と,同内筒と上記筒状バルブ本体との間に介装した内
筒押下用ばねと,上記内筒の下端部に同軸に取付けた液
供給管と,上記筒状バルブ本体と上記内筒と上記液供給
管とを鉛直方向に貫通して上端部が上記液貯留タンク内
へ開口したガス抜き管と,同ガス抜き管の下部に昇降可
能に嵌挿したセンタリングベルとを有する液体充填バル
ブにおいて,前記センタリングベルにガイド軸を鉛直方
向上方を指向して取付け,同ガイド軸を昇降可能に支持
する軸受部を前記筒状バルブ本体に取付け,同軸受部と
前記センタリングベルとの間にセンタリングベル押下用
ばねを介装し,前記内筒の下部にストツパ受を取付け,
同ストツパ受に当接して前記液供給管の下降位置を規制
するストツパをストツパ位置調整手段を介して静止部材
側に取付けている。
クに鉛直方向下方を指向して取付けた筒状バルブ本体
と,同筒状バルブ本体の下部内に昇降可能に嵌挿した内
筒と,同内筒と上記筒状バルブ本体との間に介装した内
筒押下用ばねと,上記内筒の下端部に同軸に取付けた液
供給管と,上記筒状バルブ本体と上記内筒と上記液供給
管とを鉛直方向に貫通して上端部が上記液貯留タンク内
へ開口したガス抜き管と,同ガス抜き管の下部に昇降可
能に嵌挿したセンタリングベルとを有する液体充填バル
ブにおいて,前記センタリングベルにガイド軸を鉛直方
向上方を指向して取付け,同ガイド軸を昇降可能に支持
する軸受部を前記筒状バルブ本体に取付け,同軸受部と
前記センタリングベルとの間にセンタリングベル押下用
ばねを介装し,前記内筒の下部にストツパ受を取付け,
同ストツパ受に当接して前記液供給管の下降位置を規制
するストツパをストツパ位置調整手段を介して静止部材
側に取付けている。
(作用) 本発明の液充填バルブは前記のように構成されてお
り,液貯留タンクと筒状バルブ本体と軸受部とガス抜き
管と内筒とストツパ受と液供給管とガイド軸とセンタリ
ングベルとを直立静止したびんに向かい下降させ,セン
タリングベルのパツキンをびんのびん口に当接させて,
センタリングベルとガイド軸との下降を停止させる。そ
れからも液貯留タンクと筒状バルブ本体と軸受部とガス
抜き管と内筒とストツパ受と液供給管とを下降させ,今
度はストツパ受をストツパに当接させて,内筒とストツ
パ受と液供給管との下降を停止させる。それからも液貯
留タンクと筒状バルブ本体とガス抜き管と軸受部とを下
降させ,ガス抜き管の先端キヤツプを液供給管の下端部
よりも下方へ突出させて,液供給管の下端開口部を開
き,液貯留タンク内の液を筒状バルブ本体→内筒→液供
給管内を経てびん内へ流入させる一方,びん内空気をガ
ス抜き管内を経て液貯留タンク内へ排出する。そして液
をびん内の液レベル(入味線=液供給管の下端部)まで
供給して,びん内空気のガス抜き管内を経た液貯留タン
ク内への排出を止めて,液の充填を完了する。また入味
高さを変える場合には,ストツパ位置調整手段を操作し
て,ストツパ昇降させ,同ストツパの高さ位置を変え
て,びん内の液レベル(入味線)を調整する。
り,液貯留タンクと筒状バルブ本体と軸受部とガス抜き
管と内筒とストツパ受と液供給管とガイド軸とセンタリ
ングベルとを直立静止したびんに向かい下降させ,セン
タリングベルのパツキンをびんのびん口に当接させて,
センタリングベルとガイド軸との下降を停止させる。そ
れからも液貯留タンクと筒状バルブ本体と軸受部とガス
抜き管と内筒とストツパ受と液供給管とを下降させ,今
度はストツパ受をストツパに当接させて,内筒とストツ
パ受と液供給管との下降を停止させる。それからも液貯
留タンクと筒状バルブ本体とガス抜き管と軸受部とを下
降させ,ガス抜き管の先端キヤツプを液供給管の下端部
よりも下方へ突出させて,液供給管の下端開口部を開
き,液貯留タンク内の液を筒状バルブ本体→内筒→液供
給管内を経てびん内へ流入させる一方,びん内空気をガ
ス抜き管内を経て液貯留タンク内へ排出する。そして液
をびん内の液レベル(入味線=液供給管の下端部)まで
供給して,びん内空気のガス抜き管内を経た液貯留タン
ク内への排出を止めて,液の充填を完了する。また入味
高さを変える場合には,ストツパ位置調整手段を操作し
て,ストツパ昇降させ,同ストツパの高さ位置を変え
て,びん内の液レベル(入味線)を調整する。
(実施例) 次に本発明の液充填バルブを第1図乃至第6図に示す
一実施例により説明すると,(1)が筒状バルブ本体
(45)が昇降台,(22)が同昇降台(45)上に設置した
液貯留タンクで,上記筒状バルブ本体(1)が同液貯留
タンク(22)に鉛直方向下方を指向して取付けられてい
る。また(3)が上記筒状バルブ本体(1)の下部に固
定した外筒,(15)が同外筒(3)の下端部に設けた鍔
部,(2)が同筒状バルブ本体(1)の下部内に昇降可
能に嵌挿した内筒,(13)が同内筒(2)の上下中間部
に設けたばね受け,(14)が同内筒(2)のばね受け
(13)と上記筒状バルブ本体(1)との間に介装した内
筒押下用ばね,(10)が上記内筒(2)の下端部に取付
けた液供給管,(30)(30′)が上記外筒(3)に外側
から嵌挿した2つ割り軸受,(31)が同軸受(30)(3
0′)を外筒(3)に固定するボルト,(33)(33)が
同軸受(30)(30′)に設けた鉛直方向の貫通孔に摺動
自在に嵌挿したガイド軸,(8)が上記液供給管(10)
にパツキン(16)を介して昇降可能に嵌挿したセンタリ
ングベルで,同センタリングベル(8)が上記ガイド軸
(33)(33)の下端部に固定されている。また(7)が
上記筒状バルブ本体(1)と上記内筒(2)と上記液供
給管(10)とを鉛直方向に貫通して上端部が液貯留タン
ク(22)内の気相部(A1)に開口したガス抜き管,
(4)が同ガス抜き管(7)の下端部に設けたガス抜き
孔,(9)が同ガス抜き管(7)の下端部に取付けた先
端チツプ,(11)が同先端チツプ(9)の外周面に取付
けたφリング,(32)が上記内筒(2)の下端部に螺合
したストツパ受,(36)が同ストツパ受(32)に当接し
て上記内筒(2)と上記液供給管(10)との下降位置を
規制するストツパである。また(40)が静止した本体テ
ーブル,(41)が同本体テーブル(40)に固定したコン
ベアフレーム,(42)が同コンベアフレーム(41)上を
摺動してびん(20)を移送するコンベアチエーン,(4
3)が上記本体テーブル(40)上に固定した支柱,(4
4)が同支柱(43)内に嵌挿した昇降軸で,同昇降台(4
4)にねじ部があり,これに上記昇降台(45)が螺合し
ている。また昇降軸(44)は駆動源(図示せず)により
回転されるようになっている。また(46)が上記昇降軸
(44)回転時の上記昇降降台(44)の連れ回りを防止す
る回転防止軸,(47)が上記支柱(43)の外側面に取付
けた凸部(F)(第5図参照)を有する昇降ガイド部
材,(49)が同昇降ガイド部材(47)により昇降可能に
支持された凹部(G)(第5図参照)を有する軸受で,
同軸受(49)に上記ストツパ(36)が固定されている。
また(50)が同軸受(49)に固定したナツト,(51)が
同ナツト(50)に螺合したねじ部(H)を有するストツ
パ位置調整用ねじ軸,(52)が同ストツパ位置調整用ね
じ軸(51)を上記本体テーブル(40)に回転可能に支持
する軸受である。
一実施例により説明すると,(1)が筒状バルブ本体
(45)が昇降台,(22)が同昇降台(45)上に設置した
液貯留タンクで,上記筒状バルブ本体(1)が同液貯留
タンク(22)に鉛直方向下方を指向して取付けられてい
る。また(3)が上記筒状バルブ本体(1)の下部に固
定した外筒,(15)が同外筒(3)の下端部に設けた鍔
部,(2)が同筒状バルブ本体(1)の下部内に昇降可
能に嵌挿した内筒,(13)が同内筒(2)の上下中間部
に設けたばね受け,(14)が同内筒(2)のばね受け
(13)と上記筒状バルブ本体(1)との間に介装した内
筒押下用ばね,(10)が上記内筒(2)の下端部に取付
けた液供給管,(30)(30′)が上記外筒(3)に外側
から嵌挿した2つ割り軸受,(31)が同軸受(30)(3
0′)を外筒(3)に固定するボルト,(33)(33)が
同軸受(30)(30′)に設けた鉛直方向の貫通孔に摺動
自在に嵌挿したガイド軸,(8)が上記液供給管(10)
にパツキン(16)を介して昇降可能に嵌挿したセンタリ
ングベルで,同センタリングベル(8)が上記ガイド軸
(33)(33)の下端部に固定されている。また(7)が
上記筒状バルブ本体(1)と上記内筒(2)と上記液供
給管(10)とを鉛直方向に貫通して上端部が液貯留タン
ク(22)内の気相部(A1)に開口したガス抜き管,
(4)が同ガス抜き管(7)の下端部に設けたガス抜き
孔,(9)が同ガス抜き管(7)の下端部に取付けた先
端チツプ,(11)が同先端チツプ(9)の外周面に取付
けたφリング,(32)が上記内筒(2)の下端部に螺合
したストツパ受,(36)が同ストツパ受(32)に当接し
て上記内筒(2)と上記液供給管(10)との下降位置を
規制するストツパである。また(40)が静止した本体テ
ーブル,(41)が同本体テーブル(40)に固定したコン
ベアフレーム,(42)が同コンベアフレーム(41)上を
摺動してびん(20)を移送するコンベアチエーン,(4
3)が上記本体テーブル(40)上に固定した支柱,(4
4)が同支柱(43)内に嵌挿した昇降軸で,同昇降台(4
4)にねじ部があり,これに上記昇降台(45)が螺合し
ている。また昇降軸(44)は駆動源(図示せず)により
回転されるようになっている。また(46)が上記昇降軸
(44)回転時の上記昇降降台(44)の連れ回りを防止す
る回転防止軸,(47)が上記支柱(43)の外側面に取付
けた凸部(F)(第5図参照)を有する昇降ガイド部
材,(49)が同昇降ガイド部材(47)により昇降可能に
支持された凹部(G)(第5図参照)を有する軸受で,
同軸受(49)に上記ストツパ(36)が固定されている。
また(50)が同軸受(49)に固定したナツト,(51)が
同ナツト(50)に螺合したねじ部(H)を有するストツ
パ位置調整用ねじ軸,(52)が同ストツパ位置調整用ね
じ軸(51)を上記本体テーブル(40)に回転可能に支持
する軸受である。
次に前記第1図乃至第6図に示す充填バルブの作用を
具体的に説明する。昇降軸(44)を回転させ,同昇降軸
(44)に螺合した昇降台(45)と同昇降台(45)側の液
貯留タンク(22)と筒状バルブ本体(1)と外筒(3)
とガス抜き管(7)と軸受(30)(30′)と内筒(2)
とストツパ受(32)と液供給管(10)とガイド軸(33)
(33)とセンタリングベル(8)とを直立静止したびん
(20)に向かい下降させ(第2図参照),パツキン(1
6)をびん(20)のびん口(20a)に当接させて,センタ
リングベル(8)とガイド軸(33)(33)との下降を停
止させる。それからも昇降台(45)と液貯留タンク(2
2)と筒状バルブ本体(1)と外筒(3)とガス抜き管
(7)と軸受(30)(30′)と内筒(2)とストツパ受
(32)と液供給管(10)とを下降させ,今度はストツパ
受(32)をストツパ(36)に当接させて,内筒(2)と
ストツパ受(32)と液供給管(10)との下降を停止させ
る(第3図参照)。それからも昇降台(45)と液貯留タ
ンク(22)と筒状バルブ本体(1)と外筒(3)とガス
抜き管(7)と軸受(30)(30′)とを下降させ,ガス
抜き管(7)の先端キヤツプ(9)を液供給管(10)の
下端部よりも下方へ突出させて,液供給管(10)の下端
開口部を開き,液貯留タンク(22)内の液を筒状バルブ
本体(1)内→内筒(2)内→液供給管(10)内を経て
びん(20)内へ流入させる一方,びん(20)内の空気
(A2)をガス抜き管(7)内を経て液貯留タンク(22)
内へ排出する(第4図参照)。またびん(20)内の液が
液充填レベル(入味線(B)=液供給管(10)の下端
部)に達すると,びん(20)内の空気(A2)のガス抜き
管(7)内を経た液貯留タンク(22)内への排出を止め
て,液の充填を完了する。また入味高さを変える場合に
は,ストッパ位置調整用ねじ軸(51)を回転し,その回
転をナツト(50)に伝えて,同ナツト(50)と同ナツト
(50)に固定したストツパ(36)とを昇降ガイド部材
(47)に沿い昇降させ,同ストツパ(36)の高さ位置を
変えて,びん(20)内の液充填レベル(入味線)(B)
を調整する。またびん口(22a)の形状が変わる場合に
は,ガイド軸(33)(33)からセンタリングベル(8)
を取り外して,パツキン(16)とセンタリングベル
(8)とを別のものに交換する。
具体的に説明する。昇降軸(44)を回転させ,同昇降軸
(44)に螺合した昇降台(45)と同昇降台(45)側の液
貯留タンク(22)と筒状バルブ本体(1)と外筒(3)
とガス抜き管(7)と軸受(30)(30′)と内筒(2)
とストツパ受(32)と液供給管(10)とガイド軸(33)
(33)とセンタリングベル(8)とを直立静止したびん
(20)に向かい下降させ(第2図参照),パツキン(1
6)をびん(20)のびん口(20a)に当接させて,センタ
リングベル(8)とガイド軸(33)(33)との下降を停
止させる。それからも昇降台(45)と液貯留タンク(2
2)と筒状バルブ本体(1)と外筒(3)とガス抜き管
(7)と軸受(30)(30′)と内筒(2)とストツパ受
(32)と液供給管(10)とを下降させ,今度はストツパ
受(32)をストツパ(36)に当接させて,内筒(2)と
ストツパ受(32)と液供給管(10)との下降を停止させ
る(第3図参照)。それからも昇降台(45)と液貯留タ
ンク(22)と筒状バルブ本体(1)と外筒(3)とガス
抜き管(7)と軸受(30)(30′)とを下降させ,ガス
抜き管(7)の先端キヤツプ(9)を液供給管(10)の
下端部よりも下方へ突出させて,液供給管(10)の下端
開口部を開き,液貯留タンク(22)内の液を筒状バルブ
本体(1)内→内筒(2)内→液供給管(10)内を経て
びん(20)内へ流入させる一方,びん(20)内の空気
(A2)をガス抜き管(7)内を経て液貯留タンク(22)
内へ排出する(第4図参照)。またびん(20)内の液が
液充填レベル(入味線(B)=液供給管(10)の下端
部)に達すると,びん(20)内の空気(A2)のガス抜き
管(7)内を経た液貯留タンク(22)内への排出を止め
て,液の充填を完了する。また入味高さを変える場合に
は,ストッパ位置調整用ねじ軸(51)を回転し,その回
転をナツト(50)に伝えて,同ナツト(50)と同ナツト
(50)に固定したストツパ(36)とを昇降ガイド部材
(47)に沿い昇降させ,同ストツパ(36)の高さ位置を
変えて,びん(20)内の液充填レベル(入味線)(B)
を調整する。またびん口(22a)の形状が変わる場合に
は,ガイド軸(33)(33)からセンタリングベル(8)
を取り外して,パツキン(16)とセンタリングベル
(8)とを別のものに交換する。
(発明の効果) 本発明の充填バルブは前記のように液貯留タンクと筒
状バルブ本体と軸受部とガス抜き管と内筒とストツパ受
と液供給管とガイド軸とセンタリングベルとを直立静止
したびんに向かい下降させ,センタリングベルのパツキ
ンをびんのびん口に当接させて,センタリングベルとガ
イド軸との下降を停止させる。それからも液貯留タンク
と筒状バルブ本体と軸受部とガス抜き管と内筒とストツ
パ受と液供給管とを下降させ,今度はストツパ受をスト
ツパに当接させて,内筒とストツパ受と液供給管との下
降を停止させる。それからも液貯留タンクと筒状バルブ
本体とガス抜き管と軸受部とを下降させ,ガス抜き管の
先端キヤツプを液供給管の下端部よりも下方へ突出させ
て,液供給管の下端開口部を開き,液貯留タンク内の液
を筒状バルブ本体→内筒→液供給管内を経てびん内へ流
入させる一方,びん内空気をガス抜き管内を経て液貯留
タンク内へ排出する。そして液をびん内の液充填レベル
(入味線=液供給管の下端部)まで供給したときに,び
ん内空気のガス抜き管内を経た液貯留タンク内への排出
を止めて,液の充填を完了する。また入味高さを変える
場合には,ストツパ位置調整手段を操作して,ストツパ
昇降させ,同ストツパの高さ位置を変えて,びん内の液
充填レベル(入味線)を調整するので,液充填作業及び
入味調整作業を円滑に,容易に行うことができる。
状バルブ本体と軸受部とガス抜き管と内筒とストツパ受
と液供給管とガイド軸とセンタリングベルとを直立静止
したびんに向かい下降させ,センタリングベルのパツキ
ンをびんのびん口に当接させて,センタリングベルとガ
イド軸との下降を停止させる。それからも液貯留タンク
と筒状バルブ本体と軸受部とガス抜き管と内筒とストツ
パ受と液供給管とを下降させ,今度はストツパ受をスト
ツパに当接させて,内筒とストツパ受と液供給管との下
降を停止させる。それからも液貯留タンクと筒状バルブ
本体とガス抜き管と軸受部とを下降させ,ガス抜き管の
先端キヤツプを液供給管の下端部よりも下方へ突出させ
て,液供給管の下端開口部を開き,液貯留タンク内の液
を筒状バルブ本体→内筒→液供給管内を経てびん内へ流
入させる一方,びん内空気をガス抜き管内を経て液貯留
タンク内へ排出する。そして液をびん内の液充填レベル
(入味線=液供給管の下端部)まで供給したときに,び
ん内空気のガス抜き管内を経た液貯留タンク内への排出
を止めて,液の充填を完了する。また入味高さを変える
場合には,ストツパ位置調整手段を操作して,ストツパ
昇降させ,同ストツパの高さ位置を変えて,びん内の液
充填レベル(入味線)を調整するので,液充填作業及び
入味調整作業を円滑に,容易に行うことができる。
またセンタリングベルの交換時,センタリングベルを
ガイド軸に着脱するだけでよいので,センタリングベル
の交換を迅速に行うことができる。
ガイド軸に着脱するだけでよいので,センタリングベル
の交換を迅速に行うことができる。
また液供給管の周りにあるのがガイド軸であり,前記
従来の充填バルブのように外筒を片手で持ち上げなが
ら,熱水等を外部から液供給管の外周面にかけて,液供
給管の外周面を洗浄する必要がなくて,液供給管の外周
面を綺麗に,危険なしに安全に洗浄できる効果がある。
従来の充填バルブのように外筒を片手で持ち上げなが
ら,熱水等を外部から液供給管の外周面にかけて,液供
給管の外周面を洗浄する必要がなくて,液供給管の外周
面を綺麗に,危険なしに安全に洗浄できる効果がある。
第1図は本発明に係わる充填バルブの一実施例を示す縦
断側面図,第2図乃至第4図はその作用説明図,第5図
は第1図の矢視V−V線に沿う横断平面図,第6図は第
2図の矢視V−V線に沿う横断平面図,第7,8図は従来
の充填バルブを示す縦断側面図である。 (1)……筒状バルブ本体,(2)……内筒,(7)…
…ガス抜き管,(8)……センタリングベル,(10)…
…液供給管,(14)……内筒押下用ばね,(22)……液
貯留タンク,(30)(30′)……軸受部,(32)……ス
トツパ受,(33)……ガイド軸,(34)……センタリン
グベル押下用ばね,(36)……ストツパ,(47)(49)
〜(52)……ストツパ位置調整手段。
断側面図,第2図乃至第4図はその作用説明図,第5図
は第1図の矢視V−V線に沿う横断平面図,第6図は第
2図の矢視V−V線に沿う横断平面図,第7,8図は従来
の充填バルブを示す縦断側面図である。 (1)……筒状バルブ本体,(2)……内筒,(7)…
…ガス抜き管,(8)……センタリングベル,(10)…
…液供給管,(14)……内筒押下用ばね,(22)……液
貯留タンク,(30)(30′)……軸受部,(32)……ス
トツパ受,(33)……ガイド軸,(34)……センタリン
グベル押下用ばね,(36)……ストツパ,(47)(49)
〜(52)……ストツパ位置調整手段。
Claims (1)
- 【請求項1】液貯留タンクに鉛直方向下方を指向して取
付けた筒状バルブ本体と,同筒状バルブ本体の下部内に
昇降可能に嵌挿した内筒と,同内筒と上記筒状バルブ本
体との間に介装した内筒押下用ばねと,上記内筒の下端
部に同軸に取付けた液供給管と,上記筒状バルブ本体と
上記内筒と上記液供給管とを鉛直方向に貫通して上端部
が上記液貯留タンク内へ開口したガス抜き管と,同ガス
抜き管の下部に昇降可能に嵌挿したセンタリングベルと
を有する液体充填バルブにおいて,前記センタリングベ
ルにガイド軸を鉛直方向上方を指向して取付け,同ガイ
ド軸を昇降可能に支持する軸受部を前記筒状バルブ本体
に取付け,同軸受部と前記センタリングベルとの間にセ
ンタリングベル押下用ばねを介装し,前記内筒の下部に
ストツパ受を取付け,同ストツパ受に当接して前記液供
給管の下降位置を規制するストツパをストツパ位置調整
手段を介して静止部材側に取付けたことを特徴とする液
充填バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1300691A JP2580347B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 液体充填バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1300691A JP2580347B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 液体充填バルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03162295A JPH03162295A (ja) | 1991-07-12 |
JP2580347B2 true JP2580347B2 (ja) | 1997-02-12 |
Family
ID=17887919
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1300691A Expired - Lifetime JP2580347B2 (ja) | 1989-11-21 | 1989-11-21 | 液体充填バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2580347B2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-21 JP JP1300691A patent/JP2580347B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03162295A (ja) | 1991-07-12 |
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