JP2579797Y2 - 連続鋳造鋳片の側端面検出装置 - Google Patents
連続鋳造鋳片の側端面検出装置Info
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- JP2579797Y2 JP2579797Y2 JP1082093U JP1082093U JP2579797Y2 JP 2579797 Y2 JP2579797 Y2 JP 2579797Y2 JP 1082093 U JP1082093 U JP 1082093U JP 1082093 U JP1082093 U JP 1082093U JP 2579797 Y2 JP2579797 Y2 JP 2579797Y2
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- slab
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- face
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- cast slab
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- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は連続鋳造における鋳片を
幅方向に切断するカッター設備に用いられるガス切断装
置の位置決めのための鋳片の側端面位置を検出する連続
鋳造鋳片の側端面検出装置に関する。
幅方向に切断するカッター設備に用いられるガス切断装
置の位置決めのための鋳片の側端面位置を検出する連続
鋳造鋳片の側端面検出装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】連続鋳造鋳片（以下、連鋳鋳片と略称
す）の側端面位置の検出のための従来の検出装置しとて
は、図４に示す如く、吹管台車７に固定されたエアーシ
リンダー１８とリミットスイッチ２３からなり、切断指
令が入るとエアーシリンダー１８の連結棒１９がレバー
２０を介してピン２１を回転軸にして下降、吹管台車７
が鋳片１の側端面方向に移動し検出バー２２が鋳片１と
接触すると、シリンダー１８のロツド１７及びストライ
カー１６が上昇し、端面検出リミットスイッチ２３が作
動して端面を検出する手法を用いる装置がある。また図
において、８はガス切断用の吹管トーチである。また、
実開昭５６−１６１５０５号公報には本考案とは直接関
係はないが、類似と思われる「連鋳スラブ等の巾測定装
置」があり、側端面検出端子の位置を電気的に検出する
技術について記載されている。
す）の側端面位置の検出のための従来の検出装置しとて
は、図４に示す如く、吹管台車７に固定されたエアーシ
リンダー１８とリミットスイッチ２３からなり、切断指
令が入るとエアーシリンダー１８の連結棒１９がレバー
２０を介してピン２１を回転軸にして下降、吹管台車７
が鋳片１の側端面方向に移動し検出バー２２が鋳片１と
接触すると、シリンダー１８のロツド１７及びストライ
カー１６が上昇し、端面検出リミットスイッチ２３が作
動して端面を検出する手法を用いる装置がある。また図
において、８はガス切断用の吹管トーチである。また、
実開昭５６−１６１５０５号公報には本考案とは直接関
係はないが、類似と思われる「連鋳スラブ等の巾測定装
置」があり、側端面検出端子の位置を電気的に検出する
技術について記載されている。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、図４に示す従
来装置には以下に示す問題点がある。まず、（１）輻射
熱によるシリンダー内の油切れが発生する。（２）輻射
熱によるシリンダーロッド曲損が発生する。（３）ピン
磨耗によるレバーの動作不良が発生する。（４）リミッ
トスイッチ不良が発生する。このため、鋳片の連続切断
作業に支障をきたすという問題点があった。
来装置には以下に示す問題点がある。まず、（１）輻射
熱によるシリンダー内の油切れが発生する。（２）輻射
熱によるシリンダーロッド曲損が発生する。（３）ピン
磨耗によるレバーの動作不良が発生する。（４）リミッ
トスイッチ不良が発生する。このため、鋳片の連続切断
作業に支障をきたすという問題点があった。
【０００４】本考案の装置はこれらの問題点を解消し、
全く別の手段を用いて連続鋳造の高温（約９００℃）下
での鋳片端面検出装置の動作を確実にし、鋳片の連続切
断作業をスムーズに行うための装置を提供することを目
的としている。
全く別の手段を用いて連続鋳造の高温（約９００℃）下
での鋳片端面検出装置の動作を確実にし、鋳片の連続切
断作業をスムーズに行うための装置を提供することを目
的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本考案の要旨とするところは、移動中の連続鋳造鋳片
をクランプし、該鋳片の移動速度と同期しつつ該鋳片を
幅方向に切断する連続鋳造用カッター設備に設置された
連続鋳造鋳片の側端面検出装置において、鋳片の幅方向
に移動する吹管台車に配置され、鋳片の側端面に向かっ
て移動して接触し前記側端面を検出する検出端子が金属
のウエイトから成り、該ウエイトと電気的に接続した電
源装置とリレーとクランプ装置と鋳片を介して電気回路
を形成することを特徴とする連続鋳造鋳片の側端面検出
装置である。
の本考案の要旨とするところは、移動中の連続鋳造鋳片
をクランプし、該鋳片の移動速度と同期しつつ該鋳片を
幅方向に切断する連続鋳造用カッター設備に設置された
連続鋳造鋳片の側端面検出装置において、鋳片の幅方向
に移動する吹管台車に配置され、鋳片の側端面に向かっ
て移動して接触し前記側端面を検出する検出端子が金属
のウエイトから成り、該ウエイトと電気的に接続した電
源装置とリレーとクランプ装置と鋳片を介して電気回路
を形成することを特徴とする連続鋳造鋳片の側端面検出
装置である。
【０００６】図１は本考案の装置が配置された連続鋳造
鋳片のカッター装置を示す図である。図において、１は
連鋳鋳片であり、２は連鋳鋳片１が移動するためのロー
ルであり、３は移動中の連鋳鋳片１をクランプするため
のクランプ装置である。４はカッター装置本体であり、
レール５の上を鋳造片の移動速度と同期しつつ移動する
ようになっている。カッター装置本体４には吹管台車７
が鋳片１を挟むように設置され、同様にレールを介して
鋳片１の巾方向に移動可能になっている。６は吹管台車
７を移動するための吹管モーターである。そして、本考
案の鋳片の側端面検出装置は、吹管台車７に取りつけら
れた絶縁碍子９、微調整架台２４、吊り具１０、リード
線１１及びウエイト１２から成っている。
鋳片のカッター装置を示す図である。図において、１は
連鋳鋳片であり、２は連鋳鋳片１が移動するためのロー
ルであり、３は移動中の連鋳鋳片１をクランプするため
のクランプ装置である。４はカッター装置本体であり、
レール５の上を鋳造片の移動速度と同期しつつ移動する
ようになっている。カッター装置本体４には吹管台車７
が鋳片１を挟むように設置され、同様にレールを介して
鋳片１の巾方向に移動可能になっている。６は吹管台車
７を移動するための吹管モーターである。そして、本考
案の鋳片の側端面検出装置は、吹管台車７に取りつけら
れた絶縁碍子９、微調整架台２４、吊り具１０、リード
線１１及びウエイト１２から成っている。
【０００７】
【作用】次に本考案の装置の作用について説明する。図
２及び図３は、それぞれ図１の側面図と本考案装置の電
源リレーの回路図である。図において、ロール２の上を
移動して来た鋳片１は、クランプ装置３によりクランプ
される。すると切断設定長の位置にて吹管台車７が待機
位置から約５m/min で鋳片の側端面に向かって移動す
る。そして検出端子である金属のウエイト１２が連鋳鋳
片１と接触し電源装置１３からリード線１１〜ウエイト
１２〜連鋳鋳片１〜クランプ装置３へと微弱電流が流れ
てリレー１４が励磁し、鋳片１の端面を検出する。検出
と同時に吹管台車７は停止し、吹管トーチ８の位置決め
を実施し、ガス切断による鋳片のカッター作業が開始さ
れる。
２及び図３は、それぞれ図１の側面図と本考案装置の電
源リレーの回路図である。図において、ロール２の上を
移動して来た鋳片１は、クランプ装置３によりクランプ
される。すると切断設定長の位置にて吹管台車７が待機
位置から約５m/min で鋳片の側端面に向かって移動す
る。そして検出端子である金属のウエイト１２が連鋳鋳
片１と接触し電源装置１３からリード線１１〜ウエイト
１２〜連鋳鋳片１〜クランプ装置３へと微弱電流が流れ
てリレー１４が励磁し、鋳片１の端面を検出する。検出
と同時に吹管台車７は停止し、吹管トーチ８の位置決め
を実施し、ガス切断による鋳片のカッター作業が開始さ
れる。
【０００８】
【実施例】次に実施例について図３及び図５の図面を参
照して説明すると、この時の電源リレーの回路図は図３
に示すようになる。図において、電源装置１３により電
圧１００Ｖの交流から２４Ｖの直流に変換され、金属
（本実施例の場合は、ステンレス鋼）のウエイト１２が
連続鋳造鋳片１に接触すると、鋼鉄製のクランプ装置３
を微弱電流（本実施例の場合は、５mA）が電線１５を介
して流れ、リレー１４が励磁して端面検出が行われる。
また図５に示すように検出部がカッター装置本体４とア
ースしないように絶縁碍子９で絶縁する。ウエイト１２
（材質：ＳＵＳ４０３，寸法：１００×１００×１０
０，重量：７Kg）は多量のヒューム（切断時に発生する
酸化鉄）が発生する環境に設置されている。このヒュー
ムがウエイト表面に付着すると接触時の電気抵抗が大き
くなり検出不調が発生する。
照して説明すると、この時の電源リレーの回路図は図３
に示すようになる。図において、電源装置１３により電
圧１００Ｖの交流から２４Ｖの直流に変換され、金属
（本実施例の場合は、ステンレス鋼）のウエイト１２が
連続鋳造鋳片１に接触すると、鋼鉄製のクランプ装置３
を微弱電流（本実施例の場合は、５mA）が電線１５を介
して流れ、リレー１４が励磁して端面検出が行われる。
また図５に示すように検出部がカッター装置本体４とア
ースしないように絶縁碍子９で絶縁する。ウエイト１２
（材質：ＳＵＳ４０３，寸法：１００×１００×１０
０，重量：７Kg）は多量のヒューム（切断時に発生する
酸化鉄）が発生する環境に設置されている。このヒュー
ムがウエイト表面に付着すると接触時の電気抵抗が大き
くなり検出不調が発生する。
【０００９】従って、以下の様な特徴をウエイト形状に
持たせた。ウエイト検出面を図５に示すように縦方向に
鋸刃状の突起を設けて先端部に付着するヒュームを極微
量に抑制する。また、先端部に付着したヒュームは切断
時において鋳片側面をスライドする時に簡単に落下し、
常に検出面は導通性の良い状態が保たれ連続鋳造鋳片と
の接触を確実にする。また、ウエイト１２は吹管台車７
に設置されている為、切断開始の起動時において進行方
向に振れを生ずる。この振れが生ずると鋳片側面位置を
正確に検出できない為、自動切断が不可能となる。従っ
て進行方向の振れを最小限に抑える為、吊り具１０のウ
エイトの吊り方式をチェーンによる４点吊りとしてい
る。その状態は図５に示す通りである。
持たせた。ウエイト検出面を図５に示すように縦方向に
鋸刃状の突起を設けて先端部に付着するヒュームを極微
量に抑制する。また、先端部に付着したヒュームは切断
時において鋳片側面をスライドする時に簡単に落下し、
常に検出面は導通性の良い状態が保たれ連続鋳造鋳片と
の接触を確実にする。また、ウエイト１２は吹管台車７
に設置されている為、切断開始の起動時において進行方
向に振れを生ずる。この振れが生ずると鋳片側面位置を
正確に検出できない為、自動切断が不可能となる。従っ
て進行方向の振れを最小限に抑える為、吊り具１０のウ
エイトの吊り方式をチェーンによる４点吊りとしてい
る。その状態は図５に示す通りである。
【００１０】
【考案の効果】本考案の連続鋳造鋳片の側端面検出装置
には従来の装置と比較して以下に示す効果を奏する。即
ち、 （１）シリンダ、連結棒、ピン関係の可動部分がないの
で、故障がなくなる。 （２）リミットスイッチがないので、リミットスイッチ
の故障がなくなる。 （３）高温による劣化が殆どない。 （４）フリーメンテナンスになり、整備費用がかからな
い。 （５）検出精度、速応度、安定度がよくなる。 その結果、連続鋳造下時の高温状態でも側端面検出装置
に何ら支障をきたすことなく長時間連続して使用可能に
なり、連続鋳造片のガス切断作業に絶大な効果をもたら
すものである。
には従来の装置と比較して以下に示す効果を奏する。即
ち、 （１）シリンダ、連結棒、ピン関係の可動部分がないの
で、故障がなくなる。 （２）リミットスイッチがないので、リミットスイッチ
の故障がなくなる。 （３）高温による劣化が殆どない。 （４）フリーメンテナンスになり、整備費用がかからな
い。 （５）検出精度、速応度、安定度がよくなる。 その結果、連続鋳造下時の高温状態でも側端面検出装置
に何ら支障をきたすことなく長時間連続して使用可能に
なり、連続鋳造片のガス切断作業に絶大な効果をもたら
すものである。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案の装置が配置された連続鋳造鋳片のカッ
ター装置本体を示す図である。
ター装置本体を示す図である。
【図２】図１の側面図である。
【図３】本考案装置の電気回路図である。
【図４】従来の鋳片側端面検出装置を示す図である。
【図５】本考案装置の鋳片の側端面検出部を示す図であ
る。
る。
１ 連鋳鋳片 ２ ロール ３ クランプ装置 ４ カッター
装置本体 ５ レール ６ 吹管モー
ター ７ 吹管台車 ８ 吹管トー
チ ９ 絶縁碍子 １０ 吊り具 １１ リード線 １２ ウエイ
ト １３ 電源装置 １４ リレー １５ 電線 １６ ストラ
イカー １７ ロッド １８ エアー
シリンダー １９ 連結棒 ２０ レバー ２１ ピン ２２ 検出ヘ
ッド ２３ リミットスイッチ ２４ 微調整
架台
装置本体 ５ レール ６ 吹管モー
ター ７ 吹管台車 ８ 吹管トー
チ ９ 絶縁碍子 １０ 吊り具 １１ リード線 １２ ウエイ
ト １３ 電源装置 １４ リレー １５ 電線 １６ ストラ
イカー １７ ロッド １８ エアー
シリンダー １９ 連結棒 ２０ レバー ２１ ピン ２２ 検出ヘ
ッド ２３ リミットスイッチ ２４ 微調整
架台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 小出 俊史 千葉県君津市君津１番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (72)考案者 西原 康弘 千葉県君津市君津１番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (72)考案者 中村 宏 千葉県君津市君津１番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (72)考案者 松田 好勝 千葉県君津市君津１番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (72)考案者 山口 洋一 千葉県君津市君津１番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (72)考案者 真井 博昭 千葉県君津市君津１番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (72)考案者 阿部 孝弘 千葉県君津市君津１番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (72)考案者 武藤 直丈 千葉県君津市君津１番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (72)考案者 浪岡 正直 千葉県君津市君津１番地 新日本製鐵株 式会社 君津製鐵所内 (56)参考文献 特開 平６−126407（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−138316（ＪＰ，Ａ) 特開 平３−128155（ＪＰ，Ａ) 実開 昭63−73602（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭62−3251（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭63−210（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B22D 11/126 B22D 11/16 104
Claims (1)
- 【請求項１】 移動中の連続鋳造鋳片をクランプし、該
鋳片の移動速度と同期しつつ該鋳片を幅方向に切断する
連続鋳造用カッター設備に設置された連続鋳造鋳片の側
端面検出装置において、鋳片の幅方向に移動する吹管台
車に配置され、鋳片の側端面に向かって移動して接触し
前記側端面を検出する検出端子が金属のウエイトから成
り、該ウエイトと電気的に接続した電源装置とリレーと
クランプ装置と鋳片を介して電気回路を形成することを
特徴とする連続鋳造鋳片の側端面検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1082093U JP2579797Y2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 連続鋳造鋳片の側端面検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1082093U JP2579797Y2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 連続鋳造鋳片の側端面検出装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0670950U JPH0670950U (ja) | 1994-10-04 |
| JP2579797Y2 true JP2579797Y2 (ja) | 1998-08-27 |
Family
ID=11760999
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1082093U Expired - Lifetime JP2579797Y2 (ja) | 1993-03-12 | 1993-03-12 | 連続鋳造鋳片の側端面検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2579797Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-03-12 JP JP1082093U patent/JP2579797Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0670950U (ja) | 1994-10-04 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980512 |