JP2579564B2 - 恒温機の庫内温度表示装置 - Google Patents

恒温機の庫内温度表示装置

Info

Publication number
JP2579564B2
JP2579564B2 JP3146739A JP14673991A JP2579564B2 JP 2579564 B2 JP2579564 B2 JP 2579564B2 JP 3146739 A JP3146739 A JP 3146739A JP 14673991 A JP14673991 A JP 14673991A JP 2579564 B2 JP2579564 B2 JP 2579564B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
display
state
refrigerator
defrosting
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3146739A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04347483A (ja
Inventor
道治 石原
安夫 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hoshizaki Electric Co Ltd filed Critical Hoshizaki Electric Co Ltd
Priority to JP3146739A priority Critical patent/JP2579564B2/ja
Publication of JPH04347483A publication Critical patent/JPH04347483A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2579564B2 publication Critical patent/JP2579564B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷却装置の作動及び停
止の繰り返し運転により庫内温度が上限温度と下限温度
との間に維持される冷蔵庫、冷凍庫などの恒温機の庫内
温度表示装置に係り、特に、通常時には庫内温度を表示
器にて表示すると共に、冷却装置の除霜時には前記表示
を除霜中であることの表示へ切り換える恒温機の表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は、例えば特開昭5
5−68569号公報に示されているように、庫内温度
が上限温度まで上昇すると冷却装置が作動して庫内を冷
却すると共に、この冷却により庫内温度が下限温度まで
下降すると冷却装置が停止することを繰り返して、庫内
温度を下限温度と上限温度との間に維持する恒温機の通
常運転動作中には、温度センサにより検出された庫内温
度を表示器にて表示する。そして、除霜装置が作動し始
めて冷却装置の霜が取り除かれ始めると、表示器におけ
る前記表示を除霜中である旨の表示に切り換え、この除
霜装置による冷却装置の除霜完了後、冷却装置が作動す
ると共に庫内温度が下限温度になって、冷却装置がふた
たび停止したときに、前記除霜中である旨の表示を庫内
温度表示に切り換える。これにより、除霜時に庫内温度
が上限温度を越えて上昇し、その温度が表示器にて表示
されることを防止して、使用者に不要な不安感を与えな
いようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の装
置にあっては、除霜時には庫内温度が通常時よりも高く
なるため、冷却装置による冷却の結果、庫内温度が下限
温度に達するまでには多くの時間が費やされる。そのた
め、この場合には、使用者は除霜時間が余りにも長いと
錯覚して、不要な不安感を抱く場合がある。本発明は上
記問題に対処するためになされたもので、その目的は、
冷却装置の除霜後、庫内温度が通常運転時の上限に達し
た時点で表示器の表示状態を庫内温度表示に戻すことに
より、上記不要な不安感を使用者に与えないようにした
恒温機の庫内温度表示装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、上記請求項1に係る発明の構成上の特徴は、庫内温
度を検出する温度センサと、温度センサにより制御され
て、同温度センサにより検出された庫内温度が所定の上
限温度まで上昇したとき作動開始するとともに、同温度
センサにより検出された庫内温度が所定の下限温度まで
低下したとき作動停止する動作を繰り返して庫内温度を
同上限温度と下限温度との間に維持する冷却装置と、所
定時間毎に作動して冷却装置に付着した霜を取り除く除
霜装置とを有する恒温機に装備され、庫内温度を表示す
る表示器と、表示器を制御する表示制御装置とを備えた
恒温機の庫内温度表示装置において、前記表示制御装置
を、温度センサにより検出された庫内温度を表示器にて
表示するための表示制御信号を出力する第1出力手段
と、除霜中であることを表示器にて表示するための表示
制御信号を出力する第2出力手段と、第1状態にて第1
出力手段から表示器へ表示制御信号を出力することを選
択すると共に第2状態にて第2出力手段から表示器へ表
示制御信号を出力することを選択する選択手段と、除霜
装置が作動を開始したとき選択手段を第1状態から第2
状態へ切り換えかつ除霜装置の作動終了後に温度センサ
により制御されて同温度センサにより検出された庫内温
度が初めて上限温度未満になった時点で選択手段を第2
状態から第1状態に切り換える切り換え手段とで構成し
たことにある。
【0005】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に係る発明の表示制御装置に、さ
らに、除霜装置の作動終了時から時間計測を開始して同
計測時間が所定時間に達したとき選択手段を第2状態か
ら第1状態へ切り換えるタイマ手段を設けたことにあ
る。
【0006】
【発明の作用・効果】上記のように構成した請求項1に
係る発明においては、冷却装置の作動及び停止の繰り返
し運転中、除霜装置が作動を開始して冷却装置の除霜を
開始すると、切り換え手段が選択手段を第1状態から第
2状態へ切り換えるので、選択手段の作用により、表示
器には、第2出力手段からの表示制御信号が供給され
る。この表示制御信号は除霜中であることを表示するた
めのものであるので、表示器は表示中である旨を表示す
る。一方、このような除霜が完了して、冷却装置の作用
により庫内温度が下がって同温度が上限温度未満になる
と、切り換え手段が選択手段を第2状態から第1状態に
切り換えるので、選択手段の作用により、表示器には、
第1出力手段からの表示制御信号が供給される。この表
示制御信号は温度センサにより検出された庫内温度を表
示するためのものであるので、表示器は温度センサによ
り検出されている庫内温度を表示するようになる。
【0007】したがって、前記請求項1に係る発明によ
れば、除霜中又は除霜完了後であっても庫内温度が通常
運転時よりも高い場合には、表示器にて除霜中である旨
が表示されると共に、除霜完了後に庫内温度が通常運転
時の上限温度未満になれば、表示器における表示が即座
に庫内温度表示に戻される。その結果、除霜に伴って上
限温度以上に上昇した庫内温度が表示器にて表示される
ことがなくなると共に、前記除霜中である旨の表示が不
要に長くなることもないので、不要な不安感を使用者に
与えることがなくなる。
【0008】また、前記請求項2に係る発明において
は、除霜完了後において、庫内温度が長時間に渡って上
限温度未満に達しない場合、タイマ手段が選択手段を第
2状態から第1状態へ切り換えるので、この場合には、
表示器の表示が庫内温度に強制的に切り換えられる。
【0009】その結果、前記請求項2に係る発明によれ
ば、除霜完了後に、恒温機の扉が開かれていたりして、
庫内温度が長時間に渡って上限温度未満に達しない場合
にも、使用者に除霜が長時間連続していることの錯覚を
抱かせることがなくなり、除霜装置が故障しているなど
の不要な不安感を使用者に与えることがなくなる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明
すると、図1は冷蔵庫、冷凍庫などの恒温機の全体をブ
ロック図により概略的に示している。この恒温機は、庫
内を冷却する冷却装置と、冷却装置に付着した霜を取り
除く除霜装置と、これらの冷却装置及び除霜装置を電気
的に制御する電気制御装置とを備えている。
【0011】冷却装置は、庫外に設けた電動圧縮機1
1、凝縮器12及び絞り13と、庫内に設けた蒸発器1
4とを備え、電動圧縮機11から圧送された冷媒を前記
順に循環させて、蒸発器14により庫内を冷却させるよ
うになっている。電動圧縮機11には交流電源15から
リレー16の常開接点x11,x12 を介して電力が供給さ
れるようになっており、同常開接点x11,x12はリレー
16のコイルX1への通電・非通電によりオン・オフす
るようになっている。
【0012】除霜装置は、電動圧縮機11の吐出口を蒸
発器14の上流へ接続する接続路に設けた電磁バルブ1
7を備えており、同バルブ17の導通時に電動圧縮機1
1からのホットガスが蒸発器14に供給されるようにな
っている。電磁バルブ17はリレー18の常開接点
21,x22 を介して交流電源15に接続されており、電
力の供給時に導通状態に設定されると共に電力の非供給
時に非導通状態に設定される。リレー18の常開接点x
21,x22は、同リレー18のコイルX2の通電・非通電に
よりオン・オフするようになっている。
【0013】これらのコイルX1,X2 の通電・非通電
は、電気制御装置を構成するマイクロコンピュータ21
により制御されるようになっている。マイクロコンピュ
ータ21には、トランス22を介して交流電源15に接
続された電源回路23から直流電圧が供給されるように
なっており、同コンピュータ21はこの直流電圧の供給
により作動する。なお、この直流電圧は後述する表示制
御回路26及び表示器27にも供給されている。
【0014】マイクロコンピュータ21は、バス21a
にそれぞれ接続されたROM21b、CPU21c、R
AM21d、タイマ21e,21f、及びI/O21g
により構成されている。ROM21bは図2のフローチ
ャートに対応したプログラムを記憶するものであり、C
PU21cは前記プログラムを実行するものであり、R
AM21dは前記プログラムの実行に必要な変数を一時
的に記憶するものである。タイマ21eは除霜装置の作
動開始タイミングを決定するために時間を計測するもの
で、タイマ21fは除霜後における庫内温度表示への切
り換えを保障するために時間を計測するものである。I
/O21gは外部との信号の授受を行うもので、同I/
O21gには前記リレー16,18のコイルX1,X2
接続されると共に、庫内温度センサ24、サーモスイッ
チ25、表示制御回路26及び表示器27が接続されて
いる。
【0015】庫内温度センサ24は冷蔵庫又は冷凍庫の
庫内に設けられ、庫内温度Tを検出して同温度Tを表す
検出信号を出力するものである。サーモスイッチ25は
蒸発器14に添着された温度感応スイッチで構成され、
通常時(冷却運転時)にはオン状態にあると共に、蒸発
器14が除霜を完了する温度にまで上昇したときに始め
てオフ状態になるもので、このオン・オフ状態を表す信
号を出力する。表示器27は数字、文字などを表示する
液晶表示器などで構成され、表示制御回路26により制
御されるようになっている。
【0016】次に、上記のように構成した実施例の動作
を説明する。電源スイッチ(図示しない)が投入される
と、CPU21cは図2のステップ30にてプログラム
の実行を開始し、ステップ32にて冷却フラグCFLG及び
表示制御フラグDFLGを”0”に初期設定した後、ステッ
プ34〜82からなる循環処理を繰り返し実行する。な
お、冷却フラグCFLGは、”1”により蒸発器14による
庫内の冷却中であることを表し、”0”により非冷却中
であることを表すものである。また、表示制御フラグDF
LGは、”0”により表示器27にて庫内温度Tを表示す
ることを選択し、かつ”1”により表示器27にて除霜
中である旨を表示することを選択するものである。
【0017】前記循環処理においては、CPU21c
は、まず、ステップ34にてリレー18のコイルX2
通電を解除する。このコイルX2の通電解除により、リ
レー18の常開接点x21,x22 はオフするので、電磁バ
ルブ17は非導通状態に設定され、この状態では蒸発器
14の上流へホットガスが供給されない。次に、CPU
21cはステップ36にてタイマ21eによる時間計測
を開始させる。これにより、タイマ21eは「0」から
カウントを開始し始める。
【0018】これらのステップ34,36の処理後、C
PU21cはステップ38にてタイマ21eがカウント
アップしたか否か、すなわちタイマ21eによるカウン
ト値が所定値(例えば、6〜8時間程度を表す値)に達
したか否かを判定する。この場合、タイマ21eはカウ
ント動作を開始した直後であるので、前記ステップ38
においては「NO」と判定されて、CPU21cはプロ
グラムはステップ40以降へ進める。
【0019】CPU21cはステップ40にて庫内温度
センサ24から庫内温度Tを表す検出信号を入力し、ス
テップ42にて前記”0”に初期設定した表示制御フラ
グDFLGに基づいて「NO」と判定し、ステップ44にて
庫内温度Tを表示器27にて表示するための表示制御信
号を表示制御回路26へ出力する。表示制御回路26は
前記表示制御信号に基づいて表示器27を制御し、表示
器27は前記庫内温度Tを数字表示する(例えば、「1
℃」)。
【0020】次に、ステップ50,52の処理後、CP
U21cはステップ54にて前記”0”に初期設定され
た冷却フラグCFLGに基づいて「YES」と判定し、ステ
ップ56にて庫内温度Tが予め設定した上限温度TH
(例えば、冷蔵庫の場合には−2℃、冷凍庫の場合には
−17℃)以上であるか否かを判定する。この場合、当
該恒温機にあっては、電源スイッチが投入された直後で
あって庫内温度Tは上限温度TH 以上であるので、CP
U21cはステップ56にて「YES」と判定し、ステ
ップ58にてリレー16のコイルX1 を通電し、ステッ
プ60にて冷却フラグCFLGを”1”に変更する。これに
より、リレー16の常開接点x11,x12はオン状態に設
定され、電動圧縮機11には交流電源15からの電力が
供給されて、同圧縮機11は作動を開始する。この電動
圧縮機11の作動開始により、冷媒が同圧縮機11、凝
縮器12、絞り13及び蒸発器14の順に循環して、蒸
発器14が庫内を冷却し始める。
【0021】次に、CPU21cはプログラムをステッ
プ38に戻し、前記ステップ38〜44,50,52の
処理後、ステップ54にて前記”1”に変更された冷却
フラグCFLGに基づいて「NO」と判定して、ステップ6
2にて庫内温度Tが予め設定した下限温度TL (例え
ば、冷蔵庫の場合には−4℃、冷凍庫の場合には−19
℃)未満であるか否かを判定する。この場合、庫内は冷
却され始めた直後であって、庫内温度Tは下限温度TL
以上であるので、CPU21cは前記ステップ62にて
「NO」と判定して、プログラムをステップ38へ戻
す。以降、ステップ38〜44,50〜54,62から
なる循環処理が繰り返し実行される。この循環処理中、
リレー16のコイルX1 は通電され続けるので、庫内は
蒸発器14により冷却され続けて、庫内温度Tが徐々に
降下する。
【0022】このようにして庫内温度Tが降下して下限
温度TL 未満になると、CPU21cはステップ62に
て「YES」と判定し、ステップ64にてリレー16の
コイルX1 の通電を解除し、ステップ66にて冷却フラ
グCFLGを”0”に変更する。これにより、リレー16の
常開接点x11,x12 はオフ状態に設定され、交流電源1
5から電動圧縮機11への電力の供給が停止して、同圧
縮機11は停止するので、蒸発器14による庫内の冷却
が停止し、庫内温度Tは上昇し始める。
【0023】次に、CPU21cはプログラムをステッ
プ38に戻し、前記ステップ38〜44,50,52の
処理後、ステップ54にて前記”0”に変更された冷却
フラグCFLGに基づいて「YES」と判定して、ステップ
56にて庫内温度Tが予め設定した上限温度TH 以上で
あるか否かを判定する。この場合、庫内の冷却は停止さ
れた直後であって、庫内温度Tは上限温度TH 以上であ
るので、CPU21cは前記ステップ56にて「NO」
と判定して、プログラムをステップ38へ戻す。以降、
ステップ38〜44,50〜56からなる循環処理が繰
り返し実行される。この循環処理中、リレー16のコイ
ルX1 の通電は解除され続けるので、庫内温度Tは徐々
に上昇する。
【0024】このようにして庫内温度Tが上昇して上限
温度TH 以上になると、CPU21cはステップ56に
て「YES」と判定し、前述したステップ56,60の
処理を実行して、プログラムをステップ38へ戻す。こ
れにより、庫内が蒸発器14により再び冷却され始め
て、庫内温度Tは下降し始める。このようにして、庫内
温度Tは上限温度THと下限温度TLとの間に維持される
(図3の時刻t1〜t4を参照)。
【0025】一方、前記のような冷却装置の作動及び停
止の繰り返し中、タイマ21eがカウントアップすると
(図3の時刻t5 参照)、CPU21cはステップ38
にて「YES」と判定し、ステップ68にて除霜中であ
ることを表示するための表示制御信号を表示制御回路2
6へ出力する。表示制御回路26は前記表示制御信号に
基づいて表示器27を制御し、表示器27は除霜中であ
る旨を文字表示する(例えば、「dF」)。
【0026】次に、CPU21cはステップ70にてリ
レー18のコイルX2 を通電し、ステップ72にてリレ
ー16のコイルX1 を通電し、かつステップ74にて冷
却フラグCFLGを”1”に設定する。これにより、リレー
18の常開接点x21,x22 はオン状態に設定されると共
に、リレー16の常開接点x11,x12 もオン状態に設定
されるので、電動圧縮機11及び電磁バルブ17に交流
電源15から電力が供給され、同圧縮機11からのホッ
トガスが電磁バルブ17を介して蒸発器14の上流に供
給される。その結果、蒸発器14の温度が上昇し始め
る。
【0027】前記ステップ70〜74の処理後、CPU
21cはステップ76にてサーモスイッチ25からの信
号を入力し、ステップ78にて同信号に基づいてサーモ
スイッチ25がオフ状態にあるか否かを判定する。この
場合、蒸発器14にはホットガスが供給された直後であ
って蒸発器14の温度がそれ程上昇していなければ、サ
ーモスイッチ25はオン状態にあるので、CPU21e
はステップ78にて「NO」と判定してプログラムをス
テップ70へ戻す。以降、サーモスイッチ25がオフ状
態になるまで、CPU21cはステップ70〜78から
なる循環処理を実行し続ける。この循環処理中、蒸発器
14にはホットガスが供給され続けるので、蒸発器14
の温度は上昇して、同蒸発器14に付着している霜は徐
々に取り除かれ始める。
【0028】そして、蒸発器14の霜が取り除かれる程
度に同蒸発器14の温度が上昇すると、サーモスイッチ
25はオフする(図3の時刻t6 参照)。このとき、C
PU21cはステップ78にて「YES」と判定し、表
示制御フラグDFLGを”1”に設定し、ステップ82にて
タイマ21fによる時間計測を開始させる。これによ
り、タイマ21fは「0」からカウントを開始し始め
る。次に、CPU21cはプログラムをステップ34に
戻し、ステップ34にてリレー18のコイルX2 の通電
を解除し、ステップ36にてタイマ21eのカウント動
作を「0」から開始させる。これにより、電磁バルブ1
7は非導通状態に設定され、蒸発器14へのホットガス
の供給が停止し、電動圧縮器11、凝縮器12、絞り1
3及び蒸発器14からなる冷却装置によって庫内の冷却
が再び開始される。
【0029】前記ステップ34,36の処理後、CPU
21cは前述したステップ38〜66からなる循環処理
を実行する。この場合、前記ステップ80の処理によっ
て表示制御フラグDFLGは”1”に設定されているので、
CPU21cはステップ42にて「YES」と判定し、
ステップ46にてタイマ21fがカウントアップしたか
否か、すなわちタイマ21fによるカウント値が所定値
に達したか否かを判定する。この所定値は例えば30分
程度の値に設定されており、通常、前記タイマ21fに
よるカウント値は前記所定値に達しないので、CPU2
1cは前記ステップ46にて「NO」と判定する。
【0030】このステップ46の処理後、庫内温度Tは
上限温度TH より高く、かつ前記ステップ74の処理に
より冷却フラグCFLGは”1”に設定されているので、C
PU21cはステップ50にて「YES」、ステップ5
4にて「NO」、ステップ62にて「NO」と判定し、
プログラムをステップ38へ戻す。そして、庫内温度T
が上限温度TH 以上である限り、CPU21cはステッ
プ38〜42,46,50,54,62からなる循環処
理を実行し続ける。この場合、蒸発器14は庫内を冷却
し続けるので、庫内温度Tは徐々に降下する。また、ス
テップ44の庫内温度表示処理が実行されないので、前
記ステップ68の処理により、表示器27は除霜中であ
る旨を表示し続ける。
【0031】前記循環処理中、庫内温度Tが上限温度T
H 未満になると(図3の時刻t7 参照)、CPU21c
はステップ50にて「NO」と判定し、ステップ52に
て表示制御フラグDFLGを”0”に設定する。これによ
り、次にステップ42の判定処理が実行された際には、
CPU21cは同ステップ42にて「NO」と判定し、
前述したステップ44の庫内温度表示制御処理を実行す
る。その結果、この時点から、表示器27は、除霜中で
ある旨の表示に代えて、庫内温度センサ24により検出
された庫内温度Tを表示し始める。このようにして表示
器14の表示が庫内温度表示に切り換えられた後、前述
したステップ38〜66の循環処理により、庫内温度T
は下限温度TL と上限温度TH との間に維持される。
【0032】このように、蒸発器14の除霜中には、表
示器27は除霜中である旨の表示をすると共に、前記除
霜終了後であってもこの表示を持続し、庫内温度Tが上
限温度TH 未満になった時点で前記除霜中である旨の表
示が庫内温度表示に切り換えられる。これにより、除霜
時及び除霜終了後においても異常な温度が表示器14に
て表示されることがなくなり、使用者に不要な不安感を
抱かせることがなくなる。また、前記のように、この表
示の切り換えは、庫内温度Tが上限温度TH に到達した
時点で即座に行われるので、前記切り換えが無駄に遅延
されることもなく、使用者に対して除霜期間が異常に長
く感じさせることもない。
【0033】一方、前述したステップ68〜82からな
る循環処理によって蒸発機14が除霜された後、サーモ
スイッチ25のオフ状態への切り替わりによって同除霜
が終了しても(図4の時刻t13〜t14参照)、恒温機の
扉が頻繁に開かれたり、解放され続けたりしているなど
の理由により、庫内温度Tが上限温度TH まで下降する
のに非常に長い時間がかかる場合がある。この場合、前
述したステップ50にて「YES」と判定され続けるの
で、ステップ52の処理が実行されずに表示制御フラグ
DFLGが”1”に設定され続ける。しかし、この場合に
は、前述したステップ82の処理によってタイマ21f
は除霜終了時にカウント動作を「0」から開始している
ので、同タイマ21fのカウント値は大きくなる。そし
て、このカウント値が所定値(例えば、30分程度の
値)に達すると(図4の時刻t15)、CPU21cはス
テップ46にて「YES」と判定し、ステップ48にて
表示制御フラグDFLGを”0”に設定する。これにより、
前述した場合と同様、次のステップ42の判定処理が実
行された際には、CPU21cは、ステップ42,44
の処理により、表示器27における除霜中である旨の表
示を庫内温度表示に切り換える。
【0034】したがって、恒温機の除霜終了後、扉が頻
繁に開かれたり、解放され続けたりしているなどの理由
により、庫内温度Tが上限温度TH まで下降するのに長
い時間がかかる場合でも、除霜中である旨の表示が非常
に長時間に渡って持続することがなくなり、使用者に除
霜装置が故障中であるなどの不要な不安感を抱かせるこ
とがなくなる。
【0035】なお、上記実施例においては、下限及び上
限温度TL,TH は予め設定されているものとしたが、前
記両温度TL,TH を、使用者が回転スイッチ、数字入力
スイッチなどにより任意に設定できるようにしてもよ
い。また、使用者が回転スイッチ、数字入力スイッチな
どにより設定温度TS を任意に設定すると、下限及び上
限温度TL,TH が前記同温度TS の両側に予め決められ
た幅をもって自動的に決定されるようにしてもよい(図
3,4参照)。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例を示す恒温機の全体概略ブ
ロック図である。
【図2】 図1のマイクロコンピュータにて実行される
プログラムのフローチャートである。
【図3】 図1の恒温機の作動を説明するためのタイム
チャートである。
【図4】 図1の恒温機の作動を説明するためのタイム
チャートである。
【符号の説明】
11…電動圧縮機、12…凝縮機、13…絞り、14…
蒸発器、16,18…リレー、17…電磁バルブ、21
…マイクロコンピュータ、24…庫内温度センサ、25
…サーモスイッチ、27…表示器。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】庫内温度を検出する温度センサと、 前記温度センサにより制御されて、同温度センサにより
    検出された庫内温度が所定の上限温度まで上昇したとき
    作動開始するとともに、同温度センサにより検出された
    庫内温度が所定の下限温度まで低下したとき作動停止す
    る動作を繰り返して庫内温度を同上限温度と下限温度と
    の間に維持する冷却装置と、 所定時間毎に作動して前記冷却装置に付着した霧を取り
    除く除霧装置とを有する恒温機に装備され、 庫内温度を表示する表示器と、 前記表示器を制御する表示制御装置とを備えた恒温機の
    庫内温度表示装置において、 前記表示制御装置を、 前記温度センサにより検出された庫内温度を前記表示器
    にて表示するための表示制御信号を出力する第1出力手
    段と、 除霜中であることを前記表示器にて表示するための表示
    制御信号を出力する第2出力手段と、 第1状態にて前記第1出力手段から前記表示器へ表示制
    御信号を出力することを選択すると共に第2状態にて前
    記第2出力手段から前記表示器へ表示制御信号を出力す
    ることを選択する選択手段と、 前記除霜装置が作動を開始したとき前記選択手段を第1
    状態から第2状態へ切り換えかつ前記除霜装置の作動終
    了後に前記温度センサにより制御されて同温度センサ
    より検出された庫内温度が初めて前記上限温度未満にな
    った時点で前記選択手段を第2状態から第1状態に切り
    換える切り換え手段とで構成したことを特徴とする恒温
    機の庫内温度表示装置。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の恒温機の庫内温度
    表示装置において、前記表示制御装置に、さらに、前記
    除霜装置の作動終了時から時間計測を開始して同計測時
    間が所定時間に達したとき前記選択手段を第2状態から
    第1状態へ切り換えるタイマ手段を設けたことを特徴と
    する恒温機の庫内温度表示装置。
JP3146739A 1991-05-22 1991-05-22 恒温機の庫内温度表示装置 Expired - Fee Related JP2579564B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3146739A JP2579564B2 (ja) 1991-05-22 1991-05-22 恒温機の庫内温度表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3146739A JP2579564B2 (ja) 1991-05-22 1991-05-22 恒温機の庫内温度表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04347483A JPH04347483A (ja) 1992-12-02
JP2579564B2 true JP2579564B2 (ja) 1997-02-05

Family

ID=15414503

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3146739A Expired - Fee Related JP2579564B2 (ja) 1991-05-22 1991-05-22 恒温機の庫内温度表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2579564B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6015235B2 (ja) * 1978-11-16 1985-04-18 松下冷機株式会社 庫内温度表示装置付冷凍装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04347483A (ja) 1992-12-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3839878A (en) Apparatus for controlling refrigerator defrost apparatus
JP2579564B2 (ja) 恒温機の庫内温度表示装置
JP2588085B2 (ja) 恒温機の温度警報装置
JPH07111294B2 (ja) 恒温機の異常表示制御装置
JP3834131B2 (ja) 冷蔵庫のための温度管理装置
JP2702879B2 (ja) 自動販売機の制御装置
KR100540429B1 (ko) 냉장고의 제상제어방법
JPH05133673A (ja) 除霜機能付き冷却装置
JP3330058B2 (ja) 加熱調理器
JPH07111296B2 (ja) 恒温機の表示制御装置
JPH0618192Y2 (ja) 冷却装置の運転表示装置
KR960010658B1 (ko) 냉장고의 급속냉동 제어방법
JPH07270026A (ja) 冷蔵庫
JPS5950037B2 (ja) 冷凍装置の除霜制御システム
JPS6015235B2 (ja) 庫内温度表示装置付冷凍装置
KR19980015710A (ko) 냉장고의 제상운전방법 및 그 장치
JPH0792309B2 (ja) 冷蔵庫の制御装置
JP2000018594A (ja) 電子レンジ
JP2005351545A (ja) 冷凍冷蔵庫
JPS63254381A (ja) 冷蔵庫の冷却不良検知システム
JPS6346528B2 (ja)
JPH03271680A (ja) 冷蔵庫の制御装置
JPH05141847A (ja) 恒温機の異常表示装置
JP2000055375A (ja) 高周波加熱装置
JPH0688665A (ja) 冷蔵庫

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107

Year of fee payment: 14

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees