JP2579427Y2 - 撹拌装置 - Google Patents

撹拌装置

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JP2579427Y2
JP2579427Y2 JP1992010823U JP1082392U JP2579427Y2 JP 2579427 Y2 JP2579427 Y2 JP 2579427Y2 JP 1992010823 U JP1992010823 U JP 1992010823U JP 1082392 U JP1082392 U JP 1082392U JP 2579427 Y2 JP2579427 Y2 JP 2579427Y2
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rotation
stirring
shaft
stirring member
container
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JP1992010823U
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JPH0570627U (ja
Inventor
光義 山下
Original Assignee
株式会社品川工業所
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、食品原料、薬品原料、
工業用粉体等の撹拌して混合する撹拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】食品原料、薬品原料、工業用粉体等の撹
拌に使用される撹拌装置は、通常、原料を収容した容器
内に鉛直状態で配置された公転軸と、公転軸を中心に公
転しつつ自転する自転軸と、該自転軸の下端部に連結さ
れた撹拌部材とを、有しており、容器内にて撹拌部材を
サイクロイド曲線状の軌跡を描くように動作させて、容
器内の原料を撹拌するようになっている。このような撹
拌装置では、撹拌部材が所定のサイクロイド曲線状の軌
跡を描くように自転と公転との回転比率が、自転軸と公
転軸とを連動駆動する歯車列の歯車比により設定される
ようになっている。従って、この歯車比により設定され
た自転と公転との回転比率により撹拌部材が所定の軌跡
を描くように動作される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このような撹拌装置で
は、容器内の原料の水分量が変化することによって原料
の物性が変化すると、撹拌部材による撹拌状態を変化さ
せるべきであるのに対して、撹拌部材は、予め設定され
た軌跡上を移動するにすぎず、最適な撹拌状態が得られ
ないという問題がある。その結果、撹拌効率が著しく低
下するおそれがあり、また、撹拌される物質が所望の撹
拌状態にならないおそれもある。
【0004】本考案はこのような問題点を解決するもの
であり、その目的は、原料の物性の変動に対応させて撹
拌部材を最適に調整できる撹拌装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の撹拌装置は、容
器内に収容された原料を自転しつつ公転する撹拌部材に
より撹拌する撹拌装置であって、該撹拌部材を自転させ
自転軸に連繋され、該撹拌部材の自転回転数を変更可
能になす回転数変更可能な回転駆動源と、該撹拌部材を
公転させる公転軸に連繋され、該撹拌部材の公転回転数
を変更可能になす回転数変更可能な回転駆動源とを個別
に備え、容器内の原料の物性の変化に応じて、該撹拌部
材の自転回転数と公転回転数を任意に切り換えるように
構成されており、そのことにより、上記目的が達成され
る。
【0006】
【作用】本考案の撹拌装置では、個別に設けられたそれ
ぞれの回転駆動源によって、撹拌部材が容器内を自転し
つつ公転することによって、容器内の原料が撹拌され
る。撹拌部材の自転および公転の回転数が、各回転駆動
源によってそれぞれ任意に調整され、原料に対応した適
切な撹拌状態とすることができる。
【0007】
【実施例】本考案の実施例について以下に説明する。本
発明の撹拌装置は、図1に示すように、原料10を収容す
る容器20に設けられている。容器20は、上部が開放され
た円筒状の周面部22と、該周面部22の下面を覆う円弧状
に下方へ突出する底部21とを有している。周面部22の開
放された上部は、必要に応じて、蓋体によって閉塞され
る。
【0008】撹拌装置30は、容器20の軸心線上に配置さ
れた中空の公転軸32を有しており、該公転軸32は、容器
20に連結されたブラケット33に回転可能に支持されてい
る。公転軸32の上端部には、中間ギヤ40が外嵌状態で取
り付けられており、該中間ギヤ40には公転入力ギヤ41が
噛み合っている。この公転入力ギヤ41は、回転数調整可
能な公転用のサーボモータ44の出力軸42に、外嵌状態で
取り付けられている。公転軸32の下端面には、該公転軸
32と一体的に回転し得るように、回転体45が取り付けら
れている。
【0009】公転軸32の内部には、該公転軸32に対して
相対的に回転し得るように自転入力軸31が挿通してお
り、該自転入力軸31の上端部は公転軸32の上端面から上
方へと延出している。また、該自転入力軸31の下端部
は、公転軸32の下端面に取り付けられた回転体45の軸心
部を挿通して下方へ延出しており、その回転体45から下
方へ延出した自転入力軸31の下端部には、自転入力ギヤ
35が外嵌状態で取り付けられている。回転体45の外周部
分には、自転軸36が、該回転体45から下方へ延出するよ
うに、回転可能に取り付けられており、回転体45の下方
に位置する該自転軸36には、自転出力ギヤ37が該自転軸
36と一体的に回転し得るように外嵌状態で取り付けられ
ている。該自転出力ギヤ37は、入力軸31の下端部に取り
付けられた自転入力ギヤ35が噛み合っている。自転軸36
の下端部には、半円弧状に湾曲した撹拌部材38が、該自
転軸36とは一体的に連続形成されている。該撹拌部材38
の下端部は、容器20の底部21に近接した状態となるよう
に、該容器20内に位置されている。
【0010】入力軸31の上端部には、入力軸31を回転駆
動するための回転数調整可能な自転用のサーボモータ34
が連結されている。公転入力ギヤ41の入力軸42には、回
転数調整自在なサーボモータ44が連結されており、これ
らのサーボモータ34および44は、マイクロコンピュータ
制御のサーボドライバ38および43によって、それぞれの
回転数が調整されるようになっている。各サーボドライ
バ38および43で制御されるサーボモータ34および44の回
転数は、両者の回転数比が1:3000の広範囲内で任意に調
整され、その調整される回転数の範囲内でそれぞれの出
力トルクが一定に維持されるようになっている。
【0011】このような構成の撹拌装置30では、各サー
ボドライバ38および43によってサーボモータ34および44
の回転数を、それぞれ個別に制御される。そして、公転
用のサーボモータ43が回転されることにより、該サーボ
モータ43の出力軸42に取り付けられた公転入力ギヤ41が
回転されて、その回転が中間ギヤ40に伝達される。これ
により、中空の公転軸32が回転されて、該公転軸の下端
部に取り付けられた回転体45が回転される。従って、該
回転体45の外周部に取り付けられた自転軸36が、公転軸
32を中心に公転される。
【0012】他方、自転用サーボモータ34が回転駆動さ
れると、公転軸32内を挿通する自転入力軸31が回転され
て、該自転入力軸31の下端部に取り付けられた自転入力
ギヤ35が回転される。これにより、該自転入力ギヤ35に
噛み合った自転出力ギヤ37が回転されて、該自転出力ギ
ヤ37と一体となった自転軸36が回転される。その結果、
自転軸36が自転しつつ公転軸32を中心に公転する。
【0013】このようにして自転しつつ公転する自転軸
36に一体的に設けられた撹拌部材38は、円弧状に湾曲し
ている撹拌部材38における最も外方へ突出した部分が、
容器20内をサイクロイド曲線の軌跡を描きつつ移動する
ことになり、従って、容器20内の原料10が確実に撹拌さ
れる。そして、容器20内の原料10が撹拌されることによ
り、原料10の物性が変化した場合には、各サーボモータ
34および44の回転数が変更されて、例えば、公転回転数
に対する自転回転数の比率が大きくなるように設定され
る。これにより、撹拌部材38は物性が変化した原料10
を、高効率で確実に撹拌することができる。
【0014】サーボドライバ38および43にて制御される
各サーボモータ34および44の回転数は、回転数比が1:30
00の広範囲内で任意に調整でき、しかも、その回転数調
整範囲内で出力トルクを一定に維持することができるた
めに、粘性、比重等の物性が異なるあらゆる原料の撹拌
に使用することができる。また、撹拌によって物性が大
きく変動する原料も、適切な撹拌状態で撹拌することが
できる。特にサーボモータ34および44を使用することに
より、自転および公転それぞれの回転数がばらつくおそ
れがない。
【0015】
【考案の効果】本考案の撹拌装置は、このように、撹拌
部材の自転および公転が、個別に設けられた回転数変更
可能な回転駆動源によって行われるために、撹拌部材の
自転および公転の回転数それぞれを、撹拌原料の状態に
あわせて、適切に設定することができる。従って、本考
案の撹拌装置は、あらゆる撹拌原料の撹拌に使用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の撹拌装置の一例を示す縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10 原料 20 容器 30 撹拌装置 31 自転入力軸 32 公転軸 34 サーボモータ 36 自転軸 38 撹拌部材 45 回転体 44 サーボモータ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器内に収容された原料を自転しつつ公転
    する撹拌部材により撹拌する撹拌装置であって、 該撹拌部材を自転させる自転軸に連繋され、該撹拌部材
    の自転回転数を変更可能になす回転数変更可能な回転駆
    動源と、該撹拌部材を公転させる公転軸に連繋され、該
    撹拌部材の公転回転数を変更可能になす回転数変更可能
    な回転駆動源とを個別に備え、容器内の原料の物性の変
    化に応じて、該撹拌部材の自転回転数と公転回転数を任
    意に切り換えるように構成した撹拌装置。
JP1992010823U 1992-03-04 1992-03-04 撹拌装置 Expired - Lifetime JP2579427Y2 (ja)

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JP1992010823U JP2579427Y2 (ja) 1992-03-04 1992-03-04 撹拌装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP1992010823U JP2579427Y2 (ja) 1992-03-04 1992-03-04 撹拌装置

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JPH0570627U JPH0570627U (ja) 1993-09-24
JP2579427Y2 true JP2579427Y2 (ja) 1998-08-27

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5515842B2 (ja) * 2010-02-22 2014-06-11 株式会社デンソー 成形型内混練装置
KR102261022B1 (ko) * 2021-02-16 2021-06-10 이에스피 주식회사 활성탄 분쇄유닛 및 이를 구비하는 수처리용 활성탄 공급장치

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JPS5031663A (ja) * 1973-07-21 1975-03-28

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JPH0570627U (ja) 1993-09-24

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