JP2579044Y2 - エアーセパレータ - Google Patents

エアーセパレータ

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JP2579044Y2
JP2579044Y2 JP1993045140U JP4514093U JP2579044Y2 JP 2579044 Y2 JP2579044 Y2 JP 2579044Y2 JP 1993045140 U JP1993045140 U JP 1993045140U JP 4514093 U JP4514093 U JP 4514093U JP 2579044 Y2 JP2579044 Y2 JP 2579044Y2
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hopper
air
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章 佐藤
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  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、砕石業、セメント工
業などにおいて、最終段階で粗粒と細粒とに分級し製品
を得るためのエアーセパレータ、さらに詳しくは漏斗状
の原料投入用ホッパの外周側にあって細粒が漏れ込んで
付着する漏斗状の回転筒の内周面に対する細粒付着防止
を効果的に行なえるエアーセパレータ関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】例えば原石を粉砕して砂を作る製砂装置
において、砕砂は粉砕時発生する石の細粒を含んでいる
からこれを取り除いて天然砂に近似した砂にする必要が
ある。このために従来からエアーセパレータ(風力式分
級機)が採用されている。このエアーセパレータはこの
考案の一実施例でもある図1に基づき説明すると、竪軸
7の回転により回転する大きい主翼13で撹拌された気流
が、鎖線矢印で示すようにケーシング1と内筒2の壁間
を通って下降し、下方のガイド羽根4の間を通過し、小
さい補助翼14の間を経由して再び主翼13に戻って循環す
るようになっている。細粒の大部分はこの気流に乗って
移動するが、細粒の一部は漏斗状のホッパ5と回転筒12
との間の環状の小隙間Sに入り込んでホッパ5の外周面
及び回転筒12の内周面に付着しようとする。ケーシング
1に固定されているホッパ5の外周面は重力が作用しに
くい逆勾配の傾斜面となっているために細粒の付着が比
較的少ないが、回転している回転筒12の内周面は重力が
作用する勾配の傾斜面であるために付着が多い。そのう
え原石を粉砕して砂を作る製砂作業は雨天のときにも行
なわれるから投入原料はいくらかの水分があり、付着堆
積した細粒は強固に回転筒12の内周面に付着(固着)す
る。この付着量が多くなると翼13,14の回転を妨げて竪
軸7を回転するモータ15の動力が過大になり、モータ電
力安全器を作動させてモータ15を停止するに至ることと
なる。
【0003】前記のような事態を防ぐため、従来は図4
に示すように回転筒12の下方円筒部12aとホッパ5の下
方円筒部5aとにそれぞれリング状のシールリング51,
52を入れ違いに取付け、細粒が小隙間Sに入り込むのを
防止している。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
シールリング51,52による細粒の浸入防止策では、小隙
間Sへ細粒が依然と浸入し、細粒付着防止の効果はあま
り期待できなかった。そのため、回転筒の内周面への細
粒の付着が多くになると、その都度エアーセパレータの
運転を停止し、作業員がケーシングに設けた点検窓等か
ら掻き落し棒等を挿入して強固に付着した細粒を除去し
なければならず、生産性低下の原因となっていた。
【0005】そこでこの考案は、前記のような従来の問
題点を解決し、回転筒の内周面への細粒の付着をなくす
ることができるとともに、付着除去のために運転停止を
する必要もなく、長時間運転ができて生産性の向上を図
ることができるエアーセパレータを提供することを目的
とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この考案は、前記のようなエアーセパレータにおい
て、ホッパの周壁に回転筒の内周面に向けて空気を噴射
する空気噴射孔を縦方向に所定間隔をおいて複数個穿設
し、これら噴射孔にホッパの内周面側から空気を供給す
る空気供給管を設けている。
【0007】
【作用】空気供給管から供給する空気をホッパの周壁に
設けた複数個の空気噴射孔から勢いよく噴射させると、
回転筒の内周面に当たり、該内周面に付着したばかりの
細粒がこの噴射空気流によって吹き飛ばされ、除去され
る。
【0008】
【実施例】図1はこの考案の一実施例のエアーセパレー
タを示す縦断正面図である。1はケーシング、2,3は
それぞれケーシング1内に図示しない支持部材により支
持された内筒と排出シュートであり、内筒2の下端部に
はガイド羽根4が取付けられている。ケーシング1の頂
壁中央部には内部に向けて漏斗状のホッパ5が設けられ
ている。ホッパ5の内周面には原料の落下により摩耗し
ないように適宜の材料からなる耐摩耗材(図示省略)が
貼り付けられている。6はホッパ5内に原料を投入する
ための投入口である。ホッパ5の中心を貫通して竪軸7
がケーシング1の頂壁に固定されたガイド筒8内に上部
を支持されて垂設され、該竪軸のホッパ5の下端から内
筒2内に突出した下端部には分散板10が水平に取付けら
れ、かつ分散板10上にはリブ11を介して翼取付用の漏斗
状回転筒12がホッパ5の外周面と環状の小隙間Sをおい
て設けられている。13,14は回転筒12の上下端に設けら
れた環状フランジにそれぞれ取付けられた主翼と補助翼
で、主翼13は内筒2上のケーシング1内に位置し、補助
翼14は内筒2内の上端に位置している。
【0009】15はケーシング1上に設置されて竪軸7を
回転する駆動モータで、モータ軸はカップリング16を介
してガイド筒8の上端に設置された減速機17の軸に接続
されており、モータ15の駆動により減速機17を経て竪軸
7を回転できるようになっている。竪軸7に対して原料
投入口6と反対側となるホッパ5の周壁には図2,3に
示すように複数個の空気噴射孔20がその下端部から上端
部にわたり縦方向に所定間隔をおいて穿設されている。
またホッパ5の内周面にはこれら噴射孔20を覆って内部
を密閉空気室21に形成する管部22が固着され、この管部
22の上部には空気供給管23の一端部が接続されている。
空気供給管23の他端部はケーシング1の頂壁を貫通した
後、該頂壁に沿って延び、ケーシング1外に設置の図示
しない圧縮空気供給源に接続されている。25はガイド筒
の下端部に配設されたベアリングである。
【0010】次に、この実施例の作用を説明する。投入
口6からホッパ1内に原料を投入すると、この投入され
た原料はホッパ1の内周面に沿って分散板10の上に落下
する。分散板10上に落下した原料は分散板10の回転によ
る遠心力によりその外周方向(接線方向)に均一に飛ば
され、製品となる粗粒は重力によってそのまま内筒2内
から落下し、排出シュート3に受け止められて下方の出
口から排出される。同時に飛ばされた細粒は主翼13の回
転によって起こされた図1に鎖線矢印で示す循環気流に
乗って内筒2の外側に導かれ、ケーシング1の内周面に
沿って落下し、下方の出口から排出される。このように
して粗粒と細粒とが分離される。一方、浮遊している細
粒の一部が小隙間Sに入り込み、回転筒12の内周面に付
着するが、この付着した細粒は固まる前に圧縮空気供給
源から供給され、空気供給管23、管部22の空気室21を経
て空気噴射孔20から回転筒12の内周面に向けて噴射され
る圧縮空気により吹き飛ばされる。この圧縮空気の噴射
の間に回転筒12は回転するので、1回転により回転筒12
の内周面の全体に付着した細粒が該圧縮空気により吹き
飛ばされ、除去されることとなる。尚、この圧縮空気の
噴射はエアーセパレータの運転中に常時行なう必要はな
く、一定の時間間隔で行なってもよい。したがって圧縮
空気供給源は小容量のものでも充分である。
【0011】前記の実施例では空気噴射孔20に供給する
圧縮空気を空気供給管23、管部22の空気室21を経て供給
したが、これは好ましい一例であって、ほかにホッパ1
の周壁に設けた空気路から空気噴射孔20に供給したり、
或いは各空気噴射孔20にそれぞれの空気供給管から直接
に空気を供給するようにしてもよく、実施に際しては種
々の設計のもので対応することが可能である。
【0012】
【考案の効果】この考案は前記のような構成からなり、
小隙間を通って回転筒の内周面に付着する細粒をホッパ
の空気噴射孔から噴射する空気により吹き飛ばして取り
除くことができ、従来のようにエアーセパレータの運転
を停止させて除去するような必要が全くなくなる。した
がって、従来よりも長時間運転ができて生産性の向上を
図ることができる。また従来は運転停止して付着した細
粒を作業員が取り除くという危険な作業が必要であった
が、その必要もなくなり、安全性がきわめて高いととも
に、作業者の作業が必要でないので、装置の自動化を図
ることも可能となる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例のエアーセパレータを示す
縦断正面図である。
【図2】要部の拡大縦断正面図である。
【図3】図2のA−A線に沿って見た部分図である。
【図4】従来の例を示す部分断面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 内筒 3 排出シュート 5 ホッパ 6 投入口 7 竪軸 10 分散板 12 回転筒 13 主翼 14 補助翼 15 駆動モータ 20 空気噴射孔 21 空気室 22 管部 23 空気供給管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケーシングの頂壁に漏斗状の原料投入用
    ホッパを設け、このホッパの中心部に竪軸を垂下し、こ
    の竪軸のホッパの下端開口部から突出した部分に分散板
    を設けるとともに、この分散板に前記ホッパの外周面と
    環状の小隙間をおいて配置される漏斗状の回転筒を有す
    る翼を取付け、前記ホッパに投入される原料を回転して
    いる分散板により接線方向に放出分散するとともに、翼
    による循環旋回流により粗粒と細粒とに分級するエアー
    セパレータにおいて、 前記ホッパの周壁に前記回転筒の内周面に向けて空気を
    噴射する空気噴射孔を縦方向に所定間隔をおいて複数個
    穿設し、これら噴射孔に前記ホッパの内周面側から空気
    を供給する空気供給管を設けたことを特徴とするエアー
    セパレータ。
JP1993045140U 1993-08-19 1993-08-19 エアーセパレータ Expired - Lifetime JP2579044Y2 (ja)

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JPH0713467U JPH0713467U (ja) 1995-03-07
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