JP2578700Y2 - スイッチ付電池ホルダ及びそれを用いた携帯用電動歯間清掃ブラシ - Google Patents

スイッチ付電池ホルダ及びそれを用いた携帯用電動歯間清掃ブラシ

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JP2578700Y2
JP2578700Y2 JP1993028029U JP2802993U JP2578700Y2 JP 2578700 Y2 JP2578700 Y2 JP 2578700Y2 JP 1993028029 U JP1993028029 U JP 1993028029U JP 2802993 U JP2802993 U JP 2802993U JP 2578700 Y2 JP2578700 Y2 JP 2578700Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、スイッチ付電池ホルダ
及びそれを用いた携帯用電動歯間清掃ブラシに関する。
【0002】
【従来の技術】歯間に堆積した歯垢や食物残滓を除去す
るための歯間清掃ブラシとしては種々のものが開発され
ている。例えば、鋼線に合成樹脂フィラメントを植設し
て植毛体を構成し、この植毛体の鋼線部分を短いハンド
ル体に埋設固定しただけの所謂使い捨てタイプのもの
や、植毛体の鋼線部分を構成樹脂材料製の基体に埋設固
定して短尺の取替ブラシ体を構成し、この取替ブラシ体
を長尺のホルダ先端部に着脱可能に取付けることによっ
て長尺柄部を有する歯間清掃ブラシを構成し、そして使
用過程でブラシ部が劣化したときには、取替ブラシ体の
みを交換してホルダは継続使用する所謂ホルダタイプが
ある。
【0003】また、本出願人は、前記歯間清掃ブラシと
して、略円筒状のホルダ部材の一端に歯間清掃ブラシを
着脱可能に取付け、ホルダ部材の一端部内に電動モータ
を内装し、電動モータの回転軸に偏心振り子を固定し
て、偏心振り子の回転時における振動でホルダ部材を介
して歯間清掃ブラシへ振動を付与する電動式歯間清掃ブ
ラシを各種提案している。前記電動式歯間清掃ブラシの
スイッチ構造としては、例えば、ペンライトなどに用い
るものが採用されており、図5に示すように、同軸状に
電池100を収容可能な導電性を有する円筒状のホルダ
部材101の一端部に絶縁材料からなる有底円筒状の蓋
部材102を着脱可能に取付け、蓋部材102内に装着
された略円筒状のスプリングホルダ103内に一端がホ
ルダ部材101内へ突出状に延び電池100の一方の電
極に圧接されて電気的に接続されるスプリング端子10
4を装着し、スプリングホルダ103の一端と蓋部材1
02間に形成された隙間105から蓋部材102外へス
プリング端子104の他端を繰り出して、携帯用フック
兼用のスイッチレバー106の基端部に電気的に接続す
るように構成してある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、前記電動式
歯間清掃ブラシは、洗面所などで使用される関係上十分
な水密性が要求されるが、前記スイッチ構造では、スプ
リング端子の他端部を蓋部材外へ導出するための隙間を
スプリングホルダと蓋部材間に形成してあるので、十分
な水密性を確保することが困難であること、蓋部材とス
プリングホルダとを分割構成してあるので、スプリング
端子の組付性は比較的良いがその分部品点数が増加する
こと、などの問題がある。本考案の目的は、スイッチの
構成を簡単化し且つ水密性を容易に向上し得るスイッチ
付電池ホルダ及びそれを用いた携帯用電動歯間清掃ブラ
シを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るスイッチ
付電池ホルダは、同軸状に電池を収容可能で且つ導電性
を有する円筒状の電池ホルダと、前記電池ホルダの一端
部に水密状に固定され一端を電池ホルダ内に開口させた
絶縁性を有する有底円筒状の蓋部材と、前記蓋部材の内
部空間に収容され少なくとも一端部が電池ホルダの内壁
に接触することなく電池ホルダ内に延び電池ホルダに収
容された電池の一方の電極に圧接して電気的に接続可能
な導電性を有するスプリング端子と、前記蓋部材にその
軸心直交方向向きに水密状に装着されスプリング端子の
途中部に係合して電気的に接続されるとともに少なくと
も一端が蓋部材の外周側へ突出された接続端子と、前記
蓋部材の外周部を抱持して接続端子に圧接されて電気的
に接続される抱持部と抱持部から電池ホルダの外周側へ
電池ホルダの外周面と所定の隙間をあけて延びる弾力性
を有するレバー部とを有する導電性を有するスイッチ部
材と、を備えたものである。ここで、請求項2のよう
に、接続端子が蓋部材を貫通して設けられ、接続端子の
両端部が抱持部に圧接されて電気的に接続されていても
よい。
【0006】請求項3に係る携帯用電動歯間清掃ブラシ
は、同軸状に電池を収容可能で且つ導電性を有する円筒
状の電池ホルダと、前記電池ホルダの一端部に着脱可能
つ水密状に固定され一端を電池ホルダ内に開口させた
絶縁性を有する有底円筒状の蓋部材と、前記蓋部材の内
部空間に収容され少なくとも一端部が電池ホルダの内壁
に接触することなく電池ホルダ内に延び電池ホルダに収
容された電池の一方の電極に圧接して電気的に接続可能
な導電性を有するスプリング端子と、前記蓋部材にその
軸心直交方向向きに水密状に装着されスプリング端子の
途中部に係合して電気的に接続されるとともに少なくと
も一端が蓋部材の外周側へ突出された接続端子と、前記
蓋部材の外周部を抱持して接続端子に圧接されて電気的
に接続される抱持部と抱持部から電池ホルダの外周側へ
電池ホルダの外周面と所定の隙間をあけて延びる弾力性
を有するレバー部とを有する導電性を有するスイッチ部
材と、前記電池ホルダの他端部内に固定された電動モー
タを有する振動発生手段であって電動モータの一方の被
給電端子が電池ホルダの内周面に電気的に接続され、他
方の被給電端子が電池ホルダに収容された電池の他方の
電極に電気的に接続可能に設けられた振動発生手段と、
植毛部と植毛部の一端に固定された軸部とを有する歯間
清掃ブラシと、前記電池ホルダの他端開口部を水密状に
閉鎖して固定され歯間清掃ブラシの軸部の一端部を着脱
可能に保持可能な有底円筒状の保持部を有する保持部材
とを備えたものである。
【0007】ここで、請求項4のように、前記保持部に
その一端からその奥端面付近まで延びる第1スリット
と、前記保持部の一端から延びる第1スリットよりも短
い第2スリットとを形成してもよい。
【0008】
【作用】請求項1に係るスイッチ付電池ホルダにおいて
は、先ずスプリング端子を蓋部材の収容空間に装着し、
次に接続端子を軸心直交方向向きに蓋部材に組付け、そ
の後スイッチ部材の抱持部を蓋部材の外周部に抱持させ
てスイッチ部材を蓋部材に組付け、電池ホルダ内に電池
を装填した状態で蓋部材を電池ホルダの一端部に固定し
て組み立てられるが、接続端子はスプリング端子の途中
部に係合してスプリング端子を収容空間内に保持すると
ともに、スプリング端子に電気的に接続され、また抱持
部はその内周面が接続端子の少なくとも一端に圧接され
て接続端子を蓋部材に対して固定するとともに、接続端
子に電気的に接続され、電池ホルダに収容された電池の
一方の電極は、スプリング端子と接続端子とを介してス
イッチ部材に接続される。そして、スイッチ部材のレバ
ー部を指や手で操作してその先端部を電池ホルダの外周
面に圧接させると、電池の一方の電極が電池ホルダに電
気的に接続され、レバー部から指や手を放してレバー部
を弾性復帰させると、レバー部の先端が電池ホルダの外
周面から離れて、電池の一方の電極と電池ホルダとの電
気的な接続が分断される。
【0009】ここで、請求項2においては、接続端子が
蓋部材を貫通して設けられ、接続端子の両端部が抱持部
に圧接されて電気的に接続されているので、接続端子と
抱持部との電気的な接続がより一層確実になされ、しか
も接続端子の支持構造が大幅に簡単になる。
【0010】請求項3に係る携帯用電動歯間清掃ブラシ
においては、請求項1と同様の作用が得られるととも
に、電池ホルダの他端部内に電動モータを有する振動発
生手段が固定され、電動モータの一方の被給電端子が電
池ホルダの内周面に電気的に接続され、他方の被給電端
子が電池ホルダに収容された電池の他方の電極に電気的
に接続可能に設けられ、電池ホルダの他端部には歯間清
掃ブラシを着脱可能に保持する保持部材が水密状に固定
されているので、スイッチ部材のレバー部を指や手で操
作してその先端部を電池ホルダの外周面に圧接させる
と、電池の一方の電極が電池ホルダに電気的に接続され
て電動モータが回転駆動され、電動モータが回転駆動さ
れることにより発生した振動が、電池ホルダ及び保持部
材を介して歯間清掃ブラシに伝達される。一方、レバー
部から指や手を放すと、レバー部の先端が電池ホルダの
外周面から離れて、電池の一方の電極と電池ホルダとの
電気的な接続が分断され、電動モータが停止される。
【0011】ここで、請求項4においては、保持部に形
成された第1スリット及び第2スリットにより保持部の
先端部が比較的大きく径方向に拡縮することが可能とな
り、歯間清掃ブラシの軸部の成形精度に多少のバラツキ
があっても、軸部を強固に保持することが可能となり、
歯間清掃ブラシの脱落が確実に防止されるとともに、第
1スリットを保持部の奥端面付近まで形成してあるの
で、保持部の奥端部に詰まった歯磨き粉等の清掃が容易
になる。
【0012】
【実施例】以下、本考案の実施例について図面を参照し
ながら説明する。図1に示すように、携帯用電動歯間清
掃ブラシ1は、振動発生手段2が内蔵されたスイッチ付
電池ホルダ3と、スイッチ付電池ホルダ3の左端部に着
脱可能に取付けられる歯間清掃ブラシ4とを備えてい
る。前記スイッチ付電池ホルダ3について説明すると、
図1・図2に示すように、1本の電池5を同軸状に収容
可能で且つ導電性を有する金属製又は合成樹脂材料製の
円筒状の電池ホルダ6が設けられ、電池ホルダ6の右端
部には絶縁材料製の有底円筒状の蓋部材7が螺合され、
蓋部材7と電池ホルダ6間にはシールリング8が装着さ
れ、電池ホルダ6の右端部は蓋部材7及びシールリング
8を介して水密状に閉鎖されている。
【0013】前記蓋部材7の内部空間9には導電性を有
するコイルバネからなるスプリング端子10が装着さ
れ、スプリング端子10の左端部は電池ホルダ6の内壁
に接触することなく電池ホルダ6内に突出状に延設さ
れ、電池ホルダ6に収容された電池の負極はスプリング
端子10の左端部に圧接されて電気的に接続される。前
記電池ホルダ6外へ延びる蓋部材7の右半部の外周部に
は馬蹄形状の装着溝7aが形成され、蓋部材7の装着溝
7aに対応する部分にはピン状の接続端子11が蓋部材
7の軸心直交方向向きに水密状に装着され、接続端子1
1の両端部は装着溝7a内へ僅かに突出され、接続端子
11は蓋部材7内においてスプリング端子10の途中部
に係合してスプリング端子10に電気的に接続されると
ともに、蓋部材7の内部空間9にスプリング端子10を
保持している。但し、前記接続端子11と蓋部材7の奥
端面間においてスプリング端子10は、接続端子11と
スプリング端子10との電気的な接続が良好になるよう
に、圧縮した状態に保持されている。
【0014】前記接続端子11と電池ホルダ6とを電気
的に接続・分断可能な導電性を有するスイッチ部材12
が電池ホルダ6と蓋部材7とに亙って設けられ、スイッ
チ部材12の右部には拡径可能な弾力性を有する略C字
状の抱持部12aが形成され、スイッチ部材12は抱持
部12aを装着溝7aに装着させて装着溝7aの奥端面
を抱持させることで蓋部材7に固定され、この状態で接
続端子11の両端部が抱持部12aの内周面に圧接され
てスイッチ部材12が接続端子11に電気的に接続され
るとともに蓋部材7からの接続端子11の脱落が防止さ
れる。スイッチ部材12の左半部には抱持部12aから
電池ホルダ6の外周側へ電池ホルダ6の外周面と所定の
隙間をあけて延びる弾力性を有するレバー部12bが形
成され、図1に仮想線で示すように、レバー部12bを
指や手で押してその先端部を電池ホルダ6の外周面に圧
接させることで、電池ホルダ6と接続端子11とが電気
的に接続され、図1に実線で示すように、レバー部12
bから指や手を放してレバー部12bの弾性力でレバー
部12bの左端部を電池ホルダ6の外周面から離間させ
ることで、電池ホルダ6と接続端子11とが電気的な接
続が分断される。
【0015】前記電池ホルダ6の左端近傍部内には振動
発生手段2としての電動モータ13が設けられ、電動モ
ータ13はスリーブ14及びストッパリング15を介し
て電池ホルダ6の所定位置に固定され、電動モータ13
の回転軸13aには偏心錘13bが固定され、電動モー
タ13の一方の被給電端子16aは電池ホルダ6の内周
面に圧接されて電池ホルダ6に常時電気的に接続され、
他方の被給電端子16bは電池ホルダ6に収容された電
池5の正極に電気的に接続可能に設けられている。
【0016】前記電池ホルダ6の左端部には、図1・図
3に示すように、有底円筒状の保持部材17が螺合さ
れ、保持部材17と電池ホルダ6間にはシールリング1
8が装着され、電池ホルダ6の左端部は保持部材17と
シールリング18とで水密状に閉鎖され、電池ホルダ6
外へ延びる保持部材17の左半部には歯間清掃ブラシ4
の軸部4aを保持可能な保持部17aが左端側程縮小す
るコーン状に形成され、保持部17aには1対の第1ス
リット20と1対の第2スリット21とが円周4等分位
置に交互に形成され、第1スリット20は保持部17a
の左端からその奥端面付近まで形成され、第2スリット
21は保持部17aの一端から保持部17aの途中部ま
で形成されている。但し、前記両スリット20・21は
前記以外の個数形成するようにしてもよい。
【0017】前記歯間清掃ブラシ4は、保持部17aに
着脱可能に取付けられる軸部4aと、軸部4aから左方
へ延びる歯間清掃用の植毛部4bとを備え、植毛部4b
は鋼線に合成樹脂フィラメントを植設したもので、この
鋼線の右端部を軸部4aの左端部に埋設して軸部4aに
固定されている。
【0018】次に、前記携帯用電動歯間清掃ブラシ1の
作用について説明する。電池ホルダ6に収容された電池
5の負極がスプリング端子10と接続端子11とを介し
てスイッチ部材12に接続され、電動モータ13の一方
の被給電端子16aが電池ホルダ6の内周面に電気的に
接続され、他方の被給電端子16bが電池ホルダ6に収
容された電池5の正極に圧接されて電気的に接続され、
スイッチ部材12のレバー部12bを指や手で操作して
その左端部を電池ホルダ6の外周面に圧接させると、電
池5の負極が電池ホルダ6に電気的に接続されて電動モ
ータ13が回転駆動され、電動モータ13が回転駆動さ
れることにより発生した振動が、電池ホルダ6及び保持
部材17を介して歯間清掃ブラシ4に伝達される。一
方、レバー部12bから指や手を放すと、レバー部12
bの先端が電池ホルダ6の外周面から離れて、電池5の
負極と電池ホルダ6との電気的な接続が分断され、電動
モータ13が停止される。
【0019】前記電池ホルダ6が円筒状なので、簡単な
構成のシールリング8・18により蓋部材7及び保持部
材17を電池ホルダ6に対して水密状に夫々固定するこ
とが可能になり、また、接続端子11としてピン状の簡
単な構成のものを採用出来るので、接続端子11も蓋部
材7に対して容易に水密状に固定することが可能にな
り、電池ホルダ6内への水等の侵入を確実に防止して、
電動モータ13や電池5の腐食等が防止される。前記電
動モータ13の一方の被給電端子16aが電池ホルダ6
の内周面に電気的に接続され、他方の被給電端子16b
が電池ホルダ6に収容された電池5の正極に直接的に圧
接されるとともに、電池ホルダ6が電動モータ13への
給電系の配線の一部として構成されるので、携帯用電動
歯間清掃ブラシ1の配線が大幅に簡単化になる。
【0020】前記スプリング端子10と接続端子11と
を別個の部材で構成してあるので、スプリング端子10
の他端を蓋部材7外へ繰り出す必要がなく、蓋部材7を
分割構成したりする必要がない。また、接続端子11に
よりスプリング端子10が収容空間9内に保持されの
で、スプリング端子10を保持するための構成を別途必
要としない。前記抱持部12aの内周面が接続端子11
の両端部に圧接されるので、両者間の電気的な接続が良
好になる。また、接続端子11と蓋部材7の奥端面間に
おいてスプリング端子10が圧縮した状態に保持されて
いるので、接続端子11とスプリング端子10との電気
的な接続も良好になる。
【0021】前記保持部17aは、その先端側を縮径さ
せたコーン状に形成することで、無駄肉のないスリムな
形状に形成される。しかも、保持部17aに対して歯間
清掃ブラシ4を保持させて歯間清掃するときに、保持部
17aの根元部分に大きな力が作用するが、根元部分が
厚肉に構成されるので、保持部材17を合成樹脂材料で
構成しても、十分な強度が確保されることになる。前記
保持部17aに第1スリット20及び第2スリット21
を形成してあるので、保持部17aの先端部が比較的大
きく径方向に拡縮することが可能となり、軸部4aの成
形精度に多少のバラツキがあっても、軸部4aを強固に
保持することが可能となり、歯間清掃ブラシ4の脱落を
効果的に防止出来るとともに、第1スリット20を保持
部17aの奥端面付近まで形成してあるので、保持部1
7aの奥端部に詰まった歯磨き粉等を容易に清掃するこ
とが可能になる。
【0022】尚、前記接続端子11は、蓋部材7に対し
て貫通状に設ける必要はなく、一端側だけを装着溝7a
内に突出させてもよい。また、接続端子11の両端部を
カシメて抱持部12aとの接触面積を大きくするように
してもよいし、図4に示すように、接続端子11の両端
部をカシメて形成されたカシメ部11aと蓋部材7との
間にシールリング25を装着してもよい。
【0023】尚、前記携帯用電動歯間清掃ブラシ1の付
属品として、電池ホルダ6に軸方向に移動可能に外嵌装
着されるリング部材を設け、携帯用電動歯間清掃ブラシ
1を使用しないときには、このリング部材をレバー部1
2bに対応する位置に配置させてレバー部12bが不用
意に電池ホルダ6の外周面に接触することを防止するよ
うにしてもよい。また、前記携帯用電動歯間清掃ブラシ
1の付属品として、レバー部12の左端部が電池ホルダ
6の外周面に圧接した状態にレバー部12を保持するリ
ング部材を設けてもよい。尚、本実施例では、携帯用電
動歯間清掃ブラシ1のスイッチ付電池ホルダ3に本考案
を適用したが、ペンライトなどのスイッチ付電池ホルダ
に本考案を適用することも可能である。
【0024】
【考案の効果】前記作用の項で詳細に説明したように次
のような効果が得られる。請求項1に係るスイッチ付電
池ホルダによれば、電池ホルダが円筒状なので、蓋部材
との間にOリングなどを設けることで容易に水密性を確
保することが可能になること、接続端子としてピン状や
板状の簡単な構成のものを用いることが出来、接続端子
と蓋部材間の水密性も容易に確保することが出来るこ
と、スプリング端子と接続端子とを別個の部材で構成し
てあるので、スプリング端子の他端を蓋部材外へ繰り出
す必要がなく、蓋部材の構成を簡単化出来ること、スイ
ッチ部材の抱持部が接続端子の端部に圧接されるので、
両者間の電気的な接続が良好になること、電池ホルダを
配線の一部として構成することが可能で、配線系を大幅
に簡単化出来ること、などの効果が得られる。請求項2
によれば、接続端子と抱持部との電気的な接続がより一
層確実になされ、しかも接続端子の支持構造を大幅に簡
単化出来る。
【0025】請求項3に係る携帯用電動歯間清掃ブラシ
によれば、請求項1と同様の効果が得られるとともに、
Oリングなどにより蓋部材及び保持部材を電池ホルダに
対して容易に水密状に固定することが可能になること、
電動モータの一方の被給電端子を電池ホルダの内周面に
接続し、他方の被給電端子を電池の他方の電極に直接的
に接続してあるので、電動モータへの給電系の配線を大
幅に簡単化出来ること、などの効果が得られる。
【0026】請求項4によれば、保持部に形成された第
1スリット及び第2スリットにより保持部の先端部が比
較的大きく径方向に拡縮することが可能となり、歯間清
掃ブラシの軸部の成形精度に多少のバラツキがあって
も、軸部を強固に保持することが可能となり、歯間清掃
ブラシの脱落が確実に防止されるとともに、第1スリッ
トを保持部の奥端面付近まで形成してあるので、保持部
の奥端部に詰まった歯磨き粉等を容易に清掃することが
可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 携帯用電動歯間清掃ブラシの縦断面図
【図2】 図1の2−2線断面図
【図3】 保持部材の斜視図
【図4】 変形例に係る接続端子付近の図2相当図
【図5】 従来の技術に係るスイッチ構造の縦断面図
【符号の説明】
1 携帯用電動歯間清掃ブラシ 11 接続端
子 2 振動発生手段 12 スイッ
チ部材 4 歯間清掃ブラシ 12a 抱持部 4a 軸部 12b レバー
部 4b 植毛部 13 電動モ
ータ 5 電池 17a 保持部 6 電池ホルダ 17 保持部
材 7 蓋部材 20 第1ス
リット 9 内部空間 21 第2ス
リット 10 スプリング端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A46B 13/02 A61C 17/22

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸状に電池を収容可能で且つ導電性を
    有する円筒状の電池ホルダと、 前記電池ホルダの一端部に水密状に固定され一端を電池
    ホルダ内に開口させた絶縁性を有する有底円筒状の蓋部
    材と、 前記蓋部材の内部空間に収容され少なくとも一端部が電
    池ホルダの内壁に接触することなく電池ホルダ内に延び
    電池ホルダに収容された電池の一方の電極に圧接して電
    気的に接続可能な導電性を有するスプリング端子と、 前記蓋部材にその軸心直交方向向きに水密状に装着され
    スプリング端子の途中部に係合して電気的に接続される
    とともに少なくとも一端が蓋部材の外周側へ突出された
    接続端子と、 前記蓋部材の外周部を抱持して接続端子に圧接されて電
    気的に接続される抱持部と抱持部から電池ホルダの外周
    側へ電池ホルダの外周面と所定の隙間をあけて延びる弾
    力性を有するレバー部とを有する導電性を有するスイッ
    チ部材と、 を備えたことを特徴とするスイッチ付電池ホルダ。
  2. 【請求項2】 前記接続端子が蓋部材を貫通して設けら
    れ、接続端子の両端部が抱持部に圧接されて電気的に接
    続されることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ付
    電池ホルダ。
  3. 【請求項3】 同軸状に電池を収容可能で且つ導電性を
    有する円筒状の電池ホルダと、 前記電池ホルダの一端部に着脱可能且つ水密状に固定さ
    れ一端を電池ホルダ内に開口させた絶縁性を有する有底
    円筒状の蓋部材と、 前記蓋部材の内部空間に収容され少なくとも一端部が電
    池ホルダの内壁に接触することなく電池ホルダ内に延び
    電池ホルダに収容された電池の一方の電極に圧接して電
    気的に接続可能な導電性を有するスプリング端子と、 前記蓋部材にその軸心直交方向向きに水密状に装着され
    スプリング端子の途中部に係合して電気的に接続される
    とともに少なくとも一端が蓋部材の外周側へ突出された
    接続端子と、 前記蓋部材の外周部を抱持して接続端子に圧接されて電
    気的に接続される抱持部と抱持部から電池ホルダの外周
    側へ電池ホルダの外周面と所定の隙間をあけて延びる弾
    力性を有するレバー部とを有する導電性を有するスイッ
    チ部材と、 前記電池ホルダの他端部内に固定された電動モータを有
    する振動発生手段であって電動モータの一方の被給電端
    子が電池ホルダの内周面に電気的に接続され、他方の被
    給電端子が電池ホルダに収容された電池の他方の電極に
    電気的に接続可能に設けられた振動発生手段と、 植毛部と植毛部の一端に固定された軸部とを有する歯間
    清掃ブラシと、 前記電池ホルダの他端開口部を水密状に閉鎖して固定さ
    れ歯間清掃ブラシの軸部の一端部を着脱可能に保持可能
    な有底円筒状の保持部を有する保持部材と、 を備えたことを特徴とする携帯用電動歯間清掃ブラシ。
  4. 【請求項4】 前記保持部にはその一端からその奥端面
    付近まで延びる第1スリットと、前記保持部の一端から
    延びる第1スリットよりも短い第2スリットとが形成さ
    れたことを特徴とする請求項3に記載の携帯用電動歯間
    清掃ブラシ。
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