JP2578699B2 - ボルトテンショナのオーバーストローク防止方法および防止弁 - Google Patents

ボルトテンショナのオーバーストローク防止方法および防止弁

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JP2578699B2
JP2578699B2 JP3199883A JP19988391A JP2578699B2 JP 2578699 B2 JP2578699 B2 JP 2578699B2 JP 3199883 A JP3199883 A JP 3199883A JP 19988391 A JP19988391 A JP 19988391A JP 2578699 B2 JP2578699 B2 JP 2578699B2
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裕司 久富
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧力容器用蓋、配管フ
ランジ、及び橋梁用ケーブルバンドのボルト締付け等の
ボルトテンショナに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のボルトテンショナは、次の様な方
法でオーバーストロークを防止していた。 1.ストロークの限界位置を、注意銘板等で警告する。 2.ピストンストロークを、蓋により制限する。 3.ストローク限界に達したとき逃し弁を開き、流体を
タンクラインに解放する。 4.リミットスイッチによりピストンストロークを検出
させ、ポンプ駆動用電動機を停止させる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のボルトテンショナのオーバーストロークを防
止する方法としては、 1.の方法では、強制的にストロークを制限する事が出
来ない為、銘板を見ながらボルトテンショナに液圧を掛
けなければならない。 2.の方法では、ピストンは最大液圧力70MPaまで
加圧する為、そのストッパーとなる蓋や蓋の取付ボルト
等は、過大な強度が必要となり、ボルトテンショナの重
量を増加させ、その結果、取扱性を著しく劣化させる。 3.の方法では、流体供給配管系統の他にタンクに直接
接続する配管系統が必要となり、1台のボルトテンショ
ナに2本のホースを接続する事になり、小型機として取
扱性を著しく害する。 4.の方法では、ボルトテンショナに電気ケーブルを接
続しなければならない。 本考案はこのような問題点を解決することを目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、液圧により被
締付物18上のボルト16を引張り、被締付物18上の
ナット17を締付けるボルトテンショナにおいて、前記
ボルト16を引張る為のピストン2を作動させる流体の
通路を、前記ピストン2が所定のストロークに達したと
き閉鎖することにより、また、前記ボルト16を引張る
為のピストン2を作動させる流体の通路に、前記ピスト
ン2と一体になって連動するニップル15と、前記ニッ
プル15と対になって流体の通路を閉鎖する弁棒14を
配し、前記ピストン2が所定のストロークに達したとき
流体の通路を閉鎖することにより、更に、流体の通路の
閉鎖を、弁棒14の円錐部14aとニップル15のシー
ト部15aとの接触により、上記問題点を解決する。
【0005】
【作用】被締付物18上にボルトテンショナを設置し、
被締付物18のボルト16にボルトテンショナのピスト
ン2を螺合によって固定する。 その後、液圧ポンプ
(図示せず)から、流体がクイックツギテ12を介して
供給されると、ピストン2がニップル15継手7と共に
上昇する。 ピストン2がストロークの上限に達する
と、スプリング13に押されて下端がシリンダ1の底部
に常に接触している弁棒14の円錐部14aが、ニップ
ル15のシート部15aに押し付けられる。それによっ
て、シリンダ1に対する流体の通路が閉鎖され、ピスト
ン2の動きが停止する。ピストン2が停止している状態
で、ナット17が被締付物18に接するまでレバー6と
ナットソケット4で締付けるストロークの上限にあるピ
ストン2を下限に戻す為には、液圧ポンプとクイックツ
ギテ12間の流体を液圧ポンプ側の弁操作により大気圧
に開放する。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。図1は、本発明のオーバーストローク防止
弁付ボルトテンショナの断面図であり、図2は、本発明
のオーバーストローク防止弁に使用している弁棒の側面
図であり、図3は、本発明のオーバーストローク防止弁
に使用しているニップルの断面図である。
【0007】ボルトテンショナは、通常、ベース3とナ
ットソケット4から構成される部分を、被締付物18上
のボルト16とナット17の部分に配置し、シリンダ1
とピストン2とカバー5から構成される部分のピストン
2と被締付物18上のボルト16とが螺合出来るように
なっている。ピストン2を作動させる為の流体は、液圧
ポンプ(図示せず)より継手7上部に設定されたクイッ
クツギテ12を介し、継手7とニップル15を通って供
給するようになっている。
【0008】ピストン2上面にはニップル15が螺合に
よって固定しており、ニップル15の中心の穴15bが
ピストン2を作動させる流体の通路となっている。 ニ
ップル15の中心の穴15bには弁棒14を差し込める
ようになっているが、流体は弁棒14外周の切り欠き部
を流れるようになっている。 弁棒14には上部突起部
14bが有り、上部突起部14bにスプリング13を配
置し、スプリング13の他の一端を継手7に接触させ
て、継手7をニップル15に螺合によって固定してい
る。 従って、ニップル15及び継手7はピストン2に
固定されており、ピストン2と共に上下動する。 更
に、弁棒14はスプリング13に押され弁棒14の下端
はシリンダ1底部に常に接触している。
【0009】本発明による、ボルトテンショナのオーバ
ーストローク防止弁は、前述したように構成されてお
り、以下にその動作について説明する。図4は、本発明
のオーバーストローク防止弁に流体が供給される前の状
態を示した図であり、図5は、本発明のオーバーストロ
ーク防止弁に流体が供給されピストンが上昇を始めた状
態を示した図であり、図6は、本発明のオーバーストロ
ーク防止弁のピストンがストローク上限に達した状態を
示した図である。
【0010】先ず、ボルトテンショナのベース3とナッ
トソケット4の部分を、被締付物18上のボルト16と
ナット17の部分に配置し、シリンダ1とピストン2と
カバー5から構成される部分のピストン2と被締付物1
8上のボルト16とを螺合させる。 この時、シリンダ
1がベース3と接触するまで締付ける。 もし、ピスト
ン2に対するボルト16へのねじ込み量が少なかった
り、ボルト16との接続を行なわない状態でボルトテン
ショナに流体を供給した場合、ピストン2はオーバース
トロークとなってしまう。
【0011】次に、液圧ポンプからクイックツギテ12
を介して流体を供給すると、ピストン2がニップル15
と継手7と共に上昇し、ニップル15のシート部15a
が弁棒14の円錐部14aに押し付けられ、シリンダ1
に対する流体の通路が閉鎖され、ピストン2の動きは停
止する。ピストン2の動きが停止した後、ナット17
を、ナットソケット4とレバー6により被締付物18面
に接触するまで回し締付を与える。
【0012】ストローク上限にあるピストン2を下限に
戻す為には、液圧ポンプとクイックツギテ12間の流体
を液圧ポンプ側の弁操作により大気圧に開放する。 弁
棒14の円錐部14a上流側液圧が大気圧近くになる
と、シリンダ2内は残圧とスプリング9によって発生す
る圧力によって弁棒14を押し上げ、シリンダ2内部の
流体は液圧ポンプ側に逃げる。 同時に、弁棒14の円
錐部14aはニップル15のシート面15aから離れ
る。液体が逃げることによりピストン2は下降する。
ピストン2が一旦下降すると弁棒14の下端はシリンダ
1底部に接触する。 ピストン2はスプリング9により
押し下げられる為シリンダ1内の流体はクイックツギテ
12を介して液圧ポンプ側に押し戻され、ピストン2下
端まで戻る。
【0013】
【発明の効果】ボルトテンショナの操作性を損なう事無
くピストンのストロークを制限出来る為、誤操作による
シールのはみ出しや流体の噴出を防止出来る。更に、従
来のボルトテンショナは、作業中にオバーストロークさ
せると、破損したシールの手配、分解、組立による作業
の中断、噴出した流体の除去作業により、工事の工程に
多大な影響を与えていた。 また、ボルト締付作業現場
付近で火気を使用している時、作動油等の流体噴出させ
た場合、引火による災害の危険さえあり、これらを未然
に防止出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオーバーストローク防止弁付ボルトテ
ンショナの断面図
【図2】本発明のオーバーストローク防止弁に使用して
いる弁棒の側面図
【図3】本発明のオーバーストローク防止弁に使用して
いるニップルの断面図
【図4】本発明のオーバーストローク防止弁に流体が供
給される前の状態を示した図
【図5】本発明のオーバーストローク防止弁に流体が供
給されピストンが上昇を始めた状態を示した図
【図6】本発明のオーバーストローク防止弁のピストン
がストローク上限に達した状態を示した図
【符号の説明】
1・・・・シリンダ 2・・・・ピストン 3・・・・ベース 4・・・・ナットソケット 5・・・・カバー 6・・・・レバー 7・・・・継手 8・・・・センタリングプランジャ 9・・・・スプリング 10・・・ピストンパッキン 11・・・ロッドパッキン 12・・・クイックツギテ 13・・・スプリング 14・・・弁棒 14a・・円錐部 14b・・上部突起部 15・・・ニップル 15a・・シート部 15b・・中心の穴 16・・・ボルト 17・・・ナット 18・・・被締付物

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液圧により被締付物(18)上のボルト
    (16)を引張り、被締付物(18)上のナット(1
    7)を締付けるボルトテンショナにおいて、前記ボルト
    (16)を引張る為のピストン(2)を作動させる流体
    の通路に、前記ピストン(2)と一体になって連動する
    ニップル(15)と、前記ニップル(15)と相対的に
    移動する弁棒(14)を配し、前記弁棒(14)は、前
    記ニップル(15)の中心の穴(15b)を貫通して前
    記弁棒(14)の下端が常にシリンダ(1)底部に接し
    ているようスプリング(13)により押され、前記ピス
    トン(2)が所定のストロークに達したとき、前記弁棒
    (14)の円錐部(14a)とニップル(15)のシー
    ト部(15a)との接触によって流体の通路を閉鎖する
    ことを特徴とするボルトテンショナのオーバーストロー
    ク防止方法。
  2. 【請求項2】 液圧により被締付物(18)上のボルト
    (16)を引張り、被締付物(18)上のナット(1
    7)を締付けるボルトテンショナにおいて、前記ボルト
    (16)を引張る為のピストン(2)を作動させる流体
    の通路に、前記ピストン(2)と一体になって連動する
    ニップル(15)と、前記ニップル(15)と相対的に
    移動する弁棒(14)を配し、前記弁棒(14)は、ニ
    ップル(15)の中心の穴(15b)を貫通して前記弁
    棒(14)の下端が常にシリンダ(1)底部に接してい
    るようスプリング(13)により押され、前記ピストン
    (2)が所定のストロークに達したとき、前記弁棒(1
    4)の円錐部(14a)とニップル(15)のシート部
    (15a)との接触によって流体の通路を閉鎖すること
    を特徴とするボルトテンショナのオーバーストローク防
    止弁。
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