JP2578660B2 - 充填バルブのベントチューブ取外し装置 - Google Patents
充填バルブのベントチューブ取外し装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は充填バルブに着脱可能に取付けられたベント
チューブを取外す装置に関するものである。
チューブを取外す装置に関するものである。
容器内に充填する液量を一定にするために充填機の充
填バルブに取付けられているベントチューブは、この充
填機を種々の容器に兼用することができるように、ボー
ルクラッチ等によって充填バルブに着脱可能に保持させ
ており、そのベントチューブを抜取って他のベントチュ
ーブを取付けることにより交換するようになっている。
そして、この交換作業を容易に行なえるように、ベント
チューブ取外し工具も既に提案されている(実開昭63−
67083号)。
填バルブに取付けられているベントチューブは、この充
填機を種々の容器に兼用することができるように、ボー
ルクラッチ等によって充填バルブに着脱可能に保持させ
ており、そのベントチューブを抜取って他のベントチュ
ーブを取付けることにより交換するようになっている。
そして、この交換作業を容易に行なえるように、ベント
チューブ取外し工具も既に提案されている(実開昭63−
67083号)。
しかしながら、上記従来のベントチューブ取外し工具
は、ハンドルを手動で操作するものであるため、交換作
業に大きな労力と時間を必要とするという欠点があっ
た。しかも、従来の構成では、ベントチューブを傷付け
たり変形させるおそれがあるという問題もあった。
は、ハンドルを手動で操作するものであるため、交換作
業に大きな労力と時間を必要とするという欠点があっ
た。しかも、従来の構成では、ベントチューブを傷付け
たり変形させるおそれがあるという問題もあった。
本発明は上記欠点を除くためになされたもので、ベン
トチューブの取外しを容易に行うことができ、しかも、
ベントチューブを傷付けたり変形させるおそれのない充
填バルブのベントチューブ取外し装置を提供するもので
ある。
トチューブの取外しを容易に行うことができ、しかも、
ベントチューブを傷付けたり変形させるおそれのない充
填バルブのベントチューブ取外し装置を提供するもので
ある。
本発明に係る充填バルブのベントチューブ取外し装置
は、シリンダと、このシリンダ内にエアを供給するエア
供給手段と、このエア供給手段に設けられてシリンダと
の間の連通遮断を行なうバルブと、このバルブを開閉す
る操作ボタンと、シリンダ内に収容され、シリンダ内に
導入されたエアによって移動するピストンと、このピス
トン内に嵌合され、ピストンに対して相対移動可能な内
筒と、この内筒に設けられ、ベントチューブの外周面に
形成された係合突部に対しベントチューブの軸方向から
係合可能な係合手段と、上記ピストンに設けられ、ピス
トンが移動した際に内筒の係合手段を内方へ押圧してベ
ントチューブの係合突部に係合可能な状態にする押圧手
段と、ピストンと内筒とを軸方向に連結して一体的に移
動させる連結手段とを備え、充填バルブに取付けられた
ベントチューブを上記内筒内に挿通した状態で、シリン
ダ内にエアを導入してピストンを移動させて、内筒の係
合手段をベントチューブの係合突起にその軸方向から係
合させ、かつ、ピストンと内筒を連結して一体的に移動
させるようにしたものである。
は、シリンダと、このシリンダ内にエアを供給するエア
供給手段と、このエア供給手段に設けられてシリンダと
の間の連通遮断を行なうバルブと、このバルブを開閉す
る操作ボタンと、シリンダ内に収容され、シリンダ内に
導入されたエアによって移動するピストンと、このピス
トン内に嵌合され、ピストンに対して相対移動可能な内
筒と、この内筒に設けられ、ベントチューブの外周面に
形成された係合突部に対しベントチューブの軸方向から
係合可能な係合手段と、上記ピストンに設けられ、ピス
トンが移動した際に内筒の係合手段を内方へ押圧してベ
ントチューブの係合突部に係合可能な状態にする押圧手
段と、ピストンと内筒とを軸方向に連結して一体的に移
動させる連結手段とを備え、充填バルブに取付けられた
ベントチューブを上記内筒内に挿通した状態で、シリン
ダ内にエアを導入してピストンを移動させて、内筒の係
合手段をベントチューブの係合突起にその軸方向から係
合させ、かつ、ピストンと内筒を連結して一体的に移動
させるようにしたものである。
本発明に係る充填バルブのベントチューブ取外し装置
では、軸方向に移動するピストンの押圧手段によって、
内筒の係合手段を押圧して、ベントチューブの係合突部
にその軸方向から係合させ、さらに、ピストンと内筒を
一体的に移動させることにより、ベントチューブも共に
移動されて充填バルブから抜き取られる。
では、軸方向に移動するピストンの押圧手段によって、
内筒の係合手段を押圧して、ベントチューブの係合突部
にその軸方向から係合させ、さらに、ピストンと内筒を
一体的に移動させることにより、ベントチューブも共に
移動されて充填バルブから抜き取られる。
以下図示実施例により本発明を説明する。第1図は本
発明の一実施例に係るベントチューブ取外し装置、第2
図は第1図の装置によって取外されるベントチューブを
備えた充填バルブを示す縦断面図である。充填バルブ
(2)は、フィラボウル(4)の下面にバルブブロック
(6)を介して円周方向等間隔で取付けられており、こ
の充填バルブ(2)のベントチューブ(8)は、ボール
クラッチ(10)によりバルブステム(12)の下部に連結
されてワンタッチで着脱しうるようになっている。ボー
ルクラッチ(10)は、ベントチューブ(8)の外周に形
成された環状溝(8a)と、この溝内に嵌合するベントチ
ューブ保持ボール(14)と、このボールを弾性的に支持
するラバーリング(16)とから成っている。
発明の一実施例に係るベントチューブ取外し装置、第2
図は第1図の装置によって取外されるベントチューブを
備えた充填バルブを示す縦断面図である。充填バルブ
(2)は、フィラボウル(4)の下面にバルブブロック
(6)を介して円周方向等間隔で取付けられており、こ
の充填バルブ(2)のベントチューブ(8)は、ボール
クラッチ(10)によりバルブステム(12)の下部に連結
されてワンタッチで着脱しうるようになっている。ボー
ルクラッチ(10)は、ベントチューブ(8)の外周に形
成された環状溝(8a)と、この溝内に嵌合するベントチ
ューブ保持ボール(14)と、このボールを弾性的に支持
するラバーリング(16)とから成っている。
上記ベントチューブ(8)は、環状溝(8a)の下方に
スプレッダ(8b)が、そしてさらにその下方に環状の突
部(8c)が形成されている。また、ベントチューブ
(8)の周囲には、昇降可能なガイドコーン(18)が設
けられており、充填時には、下方の壜台(図示せず)上
の容器とともに上昇してセンタリングを行うようになっ
ている。
スプレッダ(8b)が、そしてさらにその下方に環状の突
部(8c)が形成されている。また、ベントチューブ
(8)の周囲には、昇降可能なガイドコーン(18)が設
けられており、充填時には、下方の壜台(図示せず)上
の容器とともに上昇してセンタリングを行うようになっ
ている。
次に、ベントチューブ取外し装置について説明する。
(20)は、大径部(20a)と小径部(20b)とを有するシ
リンダであり、その大径部側端部には、中央に円孔(22
a)が形成された底部材(22)が螺合され、小径部側端
部には、内周側と外周側に張り出したフランジ(20c)
が形成されており、抜取り作業時にはフランジ(20c)
を上方に向けて使用する。
(20)は、大径部(20a)と小径部(20b)とを有するシ
リンダであり、その大径部側端部には、中央に円孔(22
a)が形成された底部材(22)が螺合され、小径部側端
部には、内周側と外周側に張り出したフランジ(20c)
が形成されており、抜取り作業時にはフランジ(20c)
を上方に向けて使用する。
シリンダ(20)内には、大径部(24a)と小径部(24
b)を備えた筒状のピストン(24)が収容されている。
このピストン(24)の小径部(24b)がシリンダ(20)
の小径部(20b)内に、大径部(24a)がシリンダ(20)
の大径部(20a)内にそれぞれ摺動自在に嵌合してい
る。ピストン(24)の大径部(24a)および小径部(24
b)の外周には、それぞれUパッキン(26),(28)が
嵌着されて気密を保持しており、上記シリンダ(20)と
ピストン(24)との間に作動室(29)が形成されてい
る。ピストン(24)内面の小径部側端部付近には、下方
へ向けて径の大径するテーパ面(24c)が設けられてい
る。このピストン(24)は、Uパッキン(26)の装着さ
れた大径部(24a)内の段部(24d)と、シリンダ(20)
の底部材(22)との間に設けられた第1のスプリング
(30)によって小径部(24b)側(図示上方)に向けて
付勢され、非作動時には、シリンダ(20)のフランジ
(20c)内周側に当たって停止している。
b)を備えた筒状のピストン(24)が収容されている。
このピストン(24)の小径部(24b)がシリンダ(20)
の小径部(20b)内に、大径部(24a)がシリンダ(20)
の大径部(20a)内にそれぞれ摺動自在に嵌合してい
る。ピストン(24)の大径部(24a)および小径部(24
b)の外周には、それぞれUパッキン(26),(28)が
嵌着されて気密を保持しており、上記シリンダ(20)と
ピストン(24)との間に作動室(29)が形成されてい
る。ピストン(24)内面の小径部側端部付近には、下方
へ向けて径の大径するテーパ面(24c)が設けられてい
る。このピストン(24)は、Uパッキン(26)の装着さ
れた大径部(24a)内の段部(24d)と、シリンダ(20)
の底部材(22)との間に設けられた第1のスプリング
(30)によって小径部(24b)側(図示上方)に向けて
付勢され、非作動時には、シリンダ(20)のフランジ
(20c)内周側に当たって停止している。
ピストン(24)の内部には、ほぼ円筒形のボール保持
筒(32)が、ピストン小径部(24b)に対して摺動可能
に嵌合している。このボール保持筒(32)の上方側の端
部(32a)はやや小径になっており、この小径部分(32
a)の内径が上記ベントチューブ(8)の環状突部(8
c)の外径にほぼ一致している。そして、この小径部分
(32a)に複数個のボール(34)が保持されている。こ
れら各ボール(34)は、ボール保持筒(32)の厚さより
も大きい径を有しており、ボール保持筒(32)の内外面
に突出している。
筒(32)が、ピストン小径部(24b)に対して摺動可能
に嵌合している。このボール保持筒(32)の上方側の端
部(32a)はやや小径になっており、この小径部分(32
a)の内径が上記ベントチューブ(8)の環状突部(8
c)の外径にほぼ一致している。そして、この小径部分
(32a)に複数個のボール(34)が保持されている。こ
れら各ボール(34)は、ボール保持筒(32)の厚さより
も大きい径を有しており、ボール保持筒(32)の内外面
に突出している。
ボール保持筒(32)の大径側端部(図示下方)は、上
記シリンダ(20)の底部材(22)に形成された円孔(22
a)を貫通しており、この貫通部内に抜止め部材(36)
が螺合されている。ボール保持筒(32)の外周には環状
の連結フランジ(32b)が形成され、この連結フランジ
(32b)と上記底部材(22)の内面との間に第2のスプ
リング(38)が配設されてボール保持筒(32)を上方へ
付勢しており、上記抜止め部材(36)が底部材(22)の
外面に当たって停止している。
記シリンダ(20)の底部材(22)に形成された円孔(22
a)を貫通しており、この貫通部内に抜止め部材(36)
が螺合されている。ボール保持筒(32)の外周には環状
の連結フランジ(32b)が形成され、この連結フランジ
(32b)と上記底部材(22)の内面との間に第2のスプ
リング(38)が配設されてボール保持筒(32)を上方へ
付勢しており、上記抜止め部材(36)が底部材(22)の
外面に当たって停止している。
ピストン(24)およびボール保持筒(32)がそれぞれ
スプリング(30),(38)によって押圧され停止してい
る状態では、図示のようにボール保持筒(32)内にベン
トチューブ(8)を挿入し、ガイドコーン(18)を押し
上げてバルブブロック(6)に押し付けた際には、上記
保持筒(32)のボール(34)がベントチューブ(8)の
環状突部(8c)よりやや上方に位置し、ピストン(24)
のテーパ面(24c)の下方側大径部がボール(34)の外
方に位置している。
スプリング(30),(38)によって押圧され停止してい
る状態では、図示のようにボール保持筒(32)内にベン
トチューブ(8)を挿入し、ガイドコーン(18)を押し
上げてバルブブロック(6)に押し付けた際には、上記
保持筒(32)のボール(34)がベントチューブ(8)の
環状突部(8c)よりやや上方に位置し、ピストン(24)
のテーパ面(24c)の下方側大径部がボール(34)の外
方に位置している。
シリンダ(20)の壁面には、上記作動室(29)内にエ
アを供給する通路穴(20d)が形成され、この通路穴(2
0d)にエア供給機構(40)が接続されている。エア供給
機構(40)は、バルブ本体(42)内に収容された供給バ
ルブ(44)と排出バルブ(46)の2つのバルブと、エア
ホース(48)によってバルブ本体(42)に接続されたエ
ア源(図示せず)とを備えており、上記バルブ本体(4
2)の側方に突出形成された給排通路(42a)によって上
記シリンダ(20)の通路穴(20d)に接続されている。
アを供給する通路穴(20d)が形成され、この通路穴(2
0d)にエア供給機構(40)が接続されている。エア供給
機構(40)は、バルブ本体(42)内に収容された供給バ
ルブ(44)と排出バルブ(46)の2つのバルブと、エア
ホース(48)によってバルブ本体(42)に接続されたエ
ア源(図示せず)とを備えており、上記バルブ本体(4
2)の側方に突出形成された給排通路(42a)によって上
記シリンダ(20)の通路穴(20d)に接続されている。
バルブ本体(42)内に収容された供給バルブ(44)
(図示下方)と排出バルブ(46)(図示上方)は、ロッ
ド(50)によって連結されて一体的に上下動する2つの
ダイアフラム(52),(54)と、これらダイアフラム
(52),(54)がそれぞれ着座する弁座(56),(58)
と、供給側エア室(60)内に収容されたスプリング(6
2)と、排出バルブ(46)側に設けられた操作ボタン(6
4)とから構成されており、両バルブ(44),(46)は
互に逆の開閉動作を行うようになっている。すなわち、
ボタン(64)の操作をしていないときには、スプリング
(62)によって両ダイアフラム(52),(54)が押し上
げられて供給バルブ(44)が閉じ、排出バルブ(46)が
開放している。上記操作ボタン(64)を押し込んで両ダ
イヤフラム(52),(54)を押し下げると、排出バルブ
(46)が閉じて、供給バルブ(44)が開放する。供給バ
ルブ(44)の開放時には、エアーホース(48)を通じて
送られたエアが、バルブ本体(42)内の通路(42b)を
通って供給側エア室(60)内に入り、さらに、供給側ダ
イアフラム(52)の通路(52a)、供給バルブ(44)お
よび給排通路(42a)を経てシリンダ(20)の作動室(2
9)内に導入される。また、操作ボタン(64)を離す
と、第1図のように、供給バルブ(44)が閉じて排出バ
ルブ(46)が開放し、作動室(29)内のエアは、給排通
路(42a)、排出バルブ(46)、排出側ダイアフラム(5
4)の通路(54a)、排出側エア室(66)および排出通路
(68)等を通って大気中に排出される。
(図示下方)と排出バルブ(46)(図示上方)は、ロッ
ド(50)によって連結されて一体的に上下動する2つの
ダイアフラム(52),(54)と、これらダイアフラム
(52),(54)がそれぞれ着座する弁座(56),(58)
と、供給側エア室(60)内に収容されたスプリング(6
2)と、排出バルブ(46)側に設けられた操作ボタン(6
4)とから構成されており、両バルブ(44),(46)は
互に逆の開閉動作を行うようになっている。すなわち、
ボタン(64)の操作をしていないときには、スプリング
(62)によって両ダイアフラム(52),(54)が押し上
げられて供給バルブ(44)が閉じ、排出バルブ(46)が
開放している。上記操作ボタン(64)を押し込んで両ダ
イヤフラム(52),(54)を押し下げると、排出バルブ
(46)が閉じて、供給バルブ(44)が開放する。供給バ
ルブ(44)の開放時には、エアーホース(48)を通じて
送られたエアが、バルブ本体(42)内の通路(42b)を
通って供給側エア室(60)内に入り、さらに、供給側ダ
イアフラム(52)の通路(52a)、供給バルブ(44)お
よび給排通路(42a)を経てシリンダ(20)の作動室(2
9)内に導入される。また、操作ボタン(64)を離す
と、第1図のように、供給バルブ(44)が閉じて排出バ
ルブ(46)が開放し、作動室(29)内のエアは、給排通
路(42a)、排出バルブ(46)、排出側ダイアフラム(5
4)の通路(54a)、排出側エア室(66)および排出通路
(68)等を通って大気中に排出される。
上記構成に係る充填バルブのベントチューブ取外し装
置の作動について説明する。先ず、ボール保持筒(32)
内にベントチューブ(8)を挿入するようにしてこの装
置全体を押し上げる。シリンダ(20)のフランジ(20
c)がガイドコーン(18)をバルブブロック(6)に押
し付けた状態で、ベントチューブ(8)の環状突部(8
c)、ボール保持筒(32)に保持されたボール(34)お
よびピストン(24)のテーパ面(24c)は上述の位置関
係(図示の位置)になる。
置の作動について説明する。先ず、ボール保持筒(32)
内にベントチューブ(8)を挿入するようにしてこの装
置全体を押し上げる。シリンダ(20)のフランジ(20
c)がガイドコーン(18)をバルブブロック(6)に押
し付けた状態で、ベントチューブ(8)の環状突部(8
c)、ボール保持筒(32)に保持されたボール(34)お
よびピストン(24)のテーパ面(24c)は上述の位置関
係(図示の位置)になる。
ここで操作ボタン(64)を押してシリンダ(20)の作
動室(29)内にエアを入れると、ピストン(24)が下方
へと移動する。ピストン(24)はそのテーパ面(24c)
によってボール(34)を内側へ押しながら下降し、ピス
トン(24)の大径部(24a)と小径部(24b)との間に段
部(24e)がボール保持筒(32)の連結フランジ(32b)
に当たると、以後は、ピストン(24)とボール保持筒
(32)は一体として下降する。ボール保持筒(32)が下
降すると、ピストン(24)のテーパ面(24c)に押えら
れているボール(34)がベントチューブ(8)の環状突
部(8c)に係合し、ベントチューブ(8)もともに押し
下げてベントチューブ(8)をバルブシステム(12)か
ら抜き取る。ピストン(24)は、その大径部(24a)下
端面が、シリンダ(20)に螺合された底部材(22)の上
端ストッパ面(22b)に当たって停止する。
動室(29)内にエアを入れると、ピストン(24)が下方
へと移動する。ピストン(24)はそのテーパ面(24c)
によってボール(34)を内側へ押しながら下降し、ピス
トン(24)の大径部(24a)と小径部(24b)との間に段
部(24e)がボール保持筒(32)の連結フランジ(32b)
に当たると、以後は、ピストン(24)とボール保持筒
(32)は一体として下降する。ボール保持筒(32)が下
降すると、ピストン(24)のテーパ面(24c)に押えら
れているボール(34)がベントチューブ(8)の環状突
部(8c)に係合し、ベントチューブ(8)もともに押し
下げてベントチューブ(8)をバルブシステム(12)か
ら抜き取る。ピストン(24)は、その大径部(24a)下
端面が、シリンダ(20)に螺合された底部材(22)の上
端ストッパ面(22b)に当たって停止する。
ベントチューブ(8)を抜き取った後操作ボタン(6
4)を離すと、作動式(29)内のエアが排出され、ピス
トン(24)とボール保持筒(32)は、第1および第2の
スプリング(30),(38)によって図示の位置へ復帰す
る。このようにエアを利用して簡単にベントチューブ
(8)を取外すことができるので、短時間に少ない労力
でベントチューブ(8)の交換作業を行うことができ
る。また、ボール(34)がボール保持筒(32)とともに
下降し、ベントチューブ(8)の環状突部(8c)に対し
て軸方向の上方から係合するので、これら両者(34),
(8c)の係合方向とベントチューブ(8)の引抜き方向
が一致しているため、簡単に、かつ、ベントチューブ
(8)を傷付けることなく引抜くことができる。
4)を離すと、作動式(29)内のエアが排出され、ピス
トン(24)とボール保持筒(32)は、第1および第2の
スプリング(30),(38)によって図示の位置へ復帰す
る。このようにエアを利用して簡単にベントチューブ
(8)を取外すことができるので、短時間に少ない労力
でベントチューブ(8)の交換作業を行うことができ
る。また、ボール(34)がボール保持筒(32)とともに
下降し、ベントチューブ(8)の環状突部(8c)に対し
て軸方向の上方から係合するので、これら両者(34),
(8c)の係合方向とベントチューブ(8)の引抜き方向
が一致しているため、簡単に、かつ、ベントチューブ
(8)を傷付けることなく引抜くことができる。
なお上記実施例では、ベントチューブ(8)の環状突
部(8c)に係合する係合手段としてボール(34)を用い
たが、第3図および第4図に示すように、ピストン(2
4)内に嵌合した内筒(132)の上端(132a)をスリット
状にして、ピストン(24)のテーパ面(24c)により内
筒(132)上端部(132a)を内側に押し込んで直接ベン
トチューブ(8)に係合させるようにしても良い。
部(8c)に係合する係合手段としてボール(34)を用い
たが、第3図および第4図に示すように、ピストン(2
4)内に嵌合した内筒(132)の上端(132a)をスリット
状にして、ピストン(24)のテーパ面(24c)により内
筒(132)上端部(132a)を内側に押し込んで直接ベン
トチューブ(8)に係合させるようにしても良い。
以上述べたように本発明によれば、ベントチューブの
抜取りを極めて容易に行うことができるので、ベントチ
ューブの交換作業に要する時間および労力を大幅に削減
することができ、しかも、ベントチューブを傷付けるお
それもない。
抜取りを極めて容易に行うことができるので、ベントチ
ューブの交換作業に要する時間および労力を大幅に削減
することができ、しかも、ベントチューブを傷付けるお
それもない。
第1図は本発明の一実施例に係るベントチューブ抜取り
装置の縦断面図、第2図は第1図の装置が適用される充
填バルブの縦断面図、第3図および第4図は第2の実施
例を示すもので、第3図は要部の縦断面図、第4図はベ
ントチューブへの係合手段を備えた内筒の要部の正面図
である。 (2)……充填バルブ、 (8)……ベントチューブ、 (8c)……ベントチューブの係合突部、 (20)……シリンダ、 (24)……ピストン、 (24c)……ピストンの押圧手段(テーパ面)、 (24e),(32b)……ピストンと内筒との連結手段、 (32)……内筒、 (34)……内筒の係合手段(ボール)、 (40)……エア供給手段。
装置の縦断面図、第2図は第1図の装置が適用される充
填バルブの縦断面図、第3図および第4図は第2の実施
例を示すもので、第3図は要部の縦断面図、第4図はベ
ントチューブへの係合手段を備えた内筒の要部の正面図
である。 (2)……充填バルブ、 (8)……ベントチューブ、 (8c)……ベントチューブの係合突部、 (20)……シリンダ、 (24)……ピストン、 (24c)……ピストンの押圧手段(テーパ面)、 (24e),(32b)……ピストンと内筒との連結手段、 (32)……内筒、 (34)……内筒の係合手段(ボール)、 (40)……エア供給手段。
Claims (1)
- 【請求項1】充填バルブに着脱可能に取付けられたベン
トチューブを軸方向に移動させて取外す装置において、
シリンダと、このシリンダ内にエアを供給するエア供給
手段と、このエア供給手段に設けられてシリンダとの間
の連通遮断を行なうバルブと、このバルブを開閉する操
作ボタンと、シリンダ内に収容され、シリンダ内に導入
されたエアによって移動するピストンと、このピストン
内に嵌合され、ピストンに対して相対移動可能な内筒
と、この内筒に設けられ、ベントチューブの外周面に形
成された係合突部に対しベントチューブの軸方向から係
合可能な係合手段と、上記ピストンに設けられ、ピスト
ンが移動した際に内筒の係合手段を内方へ押圧してベン
トチューブの係合突部に係合可能な状態にする押圧手段
と、ピストンと内筒とを軸方向に連結して一体的に移動
させる連結手段とを備え、充填バルブに取付けられたベ
ントチューブを上記内筒内に挿通した状態で、シリンダ
内にエアを導入してピストンを移動させて、内筒の係合
手段をベントチューブの係合突起にその軸方向から係合
させ、かつ、ピストンと内筒を連結して一体的に移動さ
せることによりベントチューブを抜き取ることを特徴と
する充填バルブのベントチューブ取外し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1089380A JP2578660B2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 充填バルブのベントチューブ取外し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1089380A JP2578660B2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 充填バルブのベントチューブ取外し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02269695A JPH02269695A (ja) | 1990-11-05 |
JP2578660B2 true JP2578660B2 (ja) | 1997-02-05 |
Family
ID=13969071
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1089380A Expired - Fee Related JP2578660B2 (ja) | 1989-04-07 | 1989-04-07 | 充填バルブのベントチューブ取外し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2578660B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6367083U (ja) * | 1986-10-23 | 1988-05-06 |
-
1989
- 1989-04-07 JP JP1089380A patent/JP2578660B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02269695A (ja) | 1990-11-05 |
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