JP2578397Y2 - 切削加工機の重荷重ワーク支持装置 - Google Patents

切削加工機の重荷重ワーク支持装置

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JP2578397Y2
JP2578397Y2 JP3765693U JP3765693U JP2578397Y2 JP 2578397 Y2 JP2578397 Y2 JP 2578397Y2 JP 3765693 U JP3765693 U JP 3765693U JP 3765693 U JP3765693 U JP 3765693U JP 2578397 Y2 JP2578397 Y2 JP 2578397Y2
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JP
Japan
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work
shoe
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heavy
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JP3765693U
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JPH077844U (ja
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昌俊 日浦
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Toyo Advanced Technologies Co Ltd
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Toyo Advanced Technologies Co Ltd
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  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Grinding Of Cylindrical And Plane Surfaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は切削加工機の重荷重ワー
ク支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、工作機械に使用される主軸は重
量が大きく(例えば、1.5ton以上のものがある)、し
かもこの主軸には高精度の加工が要求される。従来、こ
のように、重量が大きくて高精度の加工を要求される主
軸等のワークを、例えば内面研削で加工する場合、加工
装置に次のようにしてワークを支持している。
【0003】すなわち、ワークの一端面に形成した略円
錐形状の凹部に前記加工装置の主軸先端に形成した支持
部を係合させて回転自在に支持する一方、他端側外周面
を均等に配設した3つのシューにより支持するようにし
ている。この場合、ワークの重量が非常に大きいので、
シュー上に直接載置すると、そのときの衝撃によりシュ
ーが損傷することがある。このため、一旦昇降台にワー
クを支持させてからゆっくりとこの昇降台を降下させる
ことにより、シューに衝撃力を与えることのないように
ワークを載置している。そして、ワークをシュー上に載
置した後は、ワークの回転を妨げないように、前記昇降
台はさらに降下させるようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようにワークの一端側をシューのみによって支持すると
次のような問題がある。すなわち、ワークの重量が非常
に大きく、しかも高速で回転させながら加工するため、
ワークとシューとの間の摩擦熱により両部材に焼けが発
生する。また、大なる摩擦力のために、主軸の回転に大
きなトルクが必要となる。さらに、長期に亘る使用によ
りシューが摩耗する。これにより、ワークの回転中心に
芯ずれが生じ、その加工精度が低下する。本考案は前記
問題点に鑑み、シューへの負荷を軽減して前記課題を解
決することのできる切削加工機の重荷重ワーク支持装置
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は前記目的を達成
するため、重荷重ワークに切削加工を施すに際して使用
される、該ワークの一端側を支持して一体的に回転する
支軸と、他端側外周面下半分の少なくとも2箇所を支持
するシューとからなる切削加工機の重荷重ワーク支持装
置において、前記シュー近傍に昇降可能に設けられ、上
昇位置でワークを一旦支持し、その後、降下してワーク
を前記シューとともに支持する少なくとも2つのローラ
を設けたものである。
【0006】
【作用】前記構成によれば、ワークはシュー上に載置さ
れる前に上昇させたローラで支持される。その後、ロー
ラはゆっくりと降下し、ワークはシューに衝撃力を与え
ることなく載置され、それ以後、ワークはローラとシュ
ーとで支持される。
【0007】
【実施例】次に、本考案の実施例について添付図面に従
って説明する。図1及び図2は本考案に係る重荷重ワー
ク支持装置を備えた内面研削盤を示し、1は主軸、2は
昇降台、3は本考案に係るワーク支持装置、4はシュ
ー、5は研削砥石、6はドレス工具である。
【0008】主軸1は図示しないモータの駆動により回
転するもので、その先端には円錐形状の支持部7が突設
されている。この支持部7にはワークWの一端面に形成
した凹部8が係合されている。そして、この係合状態
で、ワークWの一端部にワーク用回転板9が係止される
ことにより、ワークWと主軸1とは一体的に回転するよ
うになっている。昇降台2は上面にワークWの外周面に
沿う一対の突出保持部2aが設けられており、シリンダ
10の駆動により昇降するようになっている。
【0009】ワーク支持装置3は、図3に示すように、
基台11、シリンダ12、ローラ支持台13及びローラ
14から構成されている。そして、前記基台11の上面
にはシリンダ12の逃がし用の凹部15が形成されてい
る。
【0010】前記シリンダ12は、基台11の上面にス
ペーサ16を介して取り付けたシリンダ保持台17の中
央部に形成されている。このシリンダ12は内部空間が
ピストン12aによって上下に2分割され、下室12b
は流量制御弁18を介して2位置4ポート弁21に接続
され、減圧弁20を通って圧力制御される回路と、ポン
プ23に直接つながる回路とに切り替え接続するように
なっている。前記2位置4ポート弁21はソレノイド2
4の励磁によって切り替わり、消磁によってスプリング
25の付勢力で元の状態に復帰するようになっている。
一方、上室12cはタンク26に接続されて一定圧を維
持するようになっている。
【0011】前記ローラ支持台13は前記シリンダ12
のロッド12dの先端に支軸27を中心として回動自在
に取り付けられるとともに、両端部に形成された貫通孔
28に前記シリンダ保持台17から突設させたスライド
ピン29が摺動自在に挿通されている。
【0012】前記ローラ14は、ローラ支持台13の支
軸27と貫通孔28に挿通するスライドピン29との間
に回転自在に設けられ、外周面の一部がローラ支持台1
3の上面から突出している。ただし、この突出部分の開
口は、ごみ、切屑等が侵入しないように弾性材料からな
るスクレーパ30で覆われている。
【0013】シュー4は、ワークWの外周面3箇所に等
分で当接するようになっている。ただし、上方で当接す
るシュー4aはアーム31の先端に設けられている。そ
して、アーム31はシリンダ32の駆動により回動し、
上方からワークWを取り付けることができるように前記
当接位置から退避するようになっている。各シュー4の
位置は、ワークWの外径に応じて変更可能である。この
場合、ローラ14の位置はスペーサ16の厚みを変更す
ることにより調整する。
【0014】研削砥石5は移動台33から水平方向に突
出する軸部33aの先端に設けられている。移動台33
は水平方向に往復移動して、研削砥石5を研削位置、ド
レス位置及び停止位置にそれぞれ位置決めできるように
なっている。ドレス工具6にはダイヤモンド等の硬度の
高いものが使用され、前記研削砥石5がドレス位置に移
動したときに降下してこの研削砥石5のドレスを行なう
ようになっている。
【0015】次に、前記構成からなる内面研削盤へのワ
ークWの取付け方法を説明する。まず、シリンダ32の
駆動によりアーム31を回動させて上方のシュー4aを
基台11の側方に退避させる。そして、この状態でワー
クWを上方から降下させる。このとき、各シリンダ1
0,12を駆動することにより、昇降台2及びローラ支
持台3を上方に移動させておく。
【0016】この場合、シリンダ12では、ソレノイド
24を励磁することにより、2位置4ポート弁21で図
3に示すように接続し、ポンプ23を駆動して流量制御
弁18を介して下室12bを高圧とし、ロッド12dを
介して支持台3とともにローラ14を上方に移動させて
いる。これにより、ワークWはシュー4に当接すること
なく、まず前記昇降台2の上面及びローラ支持台3のロ
ーラ14上にそれぞれ載置される。
【0017】続いて、前記各シリンダ10,12の油圧
を低下させてワークWをゆっくりと降下させる。この場
合、ローラ支持台3では、ソレノイド24を消磁して2
位置4ポート弁21を切り替えることにより、下室11
bを流量制御弁18及び減圧弁20を介してポンプ23
に接続する。これにより、減圧弁20での設定圧力に応
じて支持台3は降下し、ワークWがシュー4に当接した
時点で、このシュー4とともにワークWの下方外周面を
支持する。一方、昇降台2はワークWがシュー4に当接
した後も降下を続けて退避し、ワークWの外周面に当接
しないようになっている。
【0018】このようにしてワークWの載置が済めば、
ワークWの端面に形成された凹部8に主軸1の支持部7
を係合するとともに、ワーク用回転板9によりワークW
を主軸1と一体的に回転させる。そして、研削砥石5を
移動させることにより、ワークWの先端で内面研削が開
始される。
【0019】ところで、研削中、前記ワークWは一端側
を主軸1の支持部によって支持される一方、他端側をシ
ュー4のみならず、ローラ14によっても支持される。
したがって、シュー4に付加される荷重が軽減され、シ
ュー4とワークWとの間の摩擦熱も少なく、両者の焼損
は極めて少なく、また、シュー4が異常摩耗することも
ない。この結果、ワークWの回転中心に芯ずれがなくな
り、高精度で内面研削を行なうことが可能となる。な
お、前記実施例では、ワークWを内面研削する場合につ
いて説明したが、切削等であっても利用できることは勿
論である。
【0020】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
に係る切削加工機の重荷重ワーク支持装置によれば、ワ
ークをシューのみならず、回転自在に設けたローラでも
支持するようにしているので、シューへの圧接力が軽減
される。この結果、シューに焼けが発生することがなく
なり、しかも摩耗しにくくなるので、ワークの回転中心
に芯ずれが生ずることがなくなって加工精度が向上す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施例に係る切削加工機の重荷重ワーク支
持装置の平面図である。
【図2】 図1の正面図である。
【図3】 図1の一部切断側面図である。
【符号の説明】
4…シュー、14…ローラ、W…ワーク。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重荷重ワークに切削加工を施すに際して
    使用される、該ワークの一端側を支持して一体的に回転
    する支軸と、他端側外周面下半分の少なくとも2箇所を
    支持するシューとからなる切削加工機の重荷重ワーク支
    持装置において、 前記シュー近傍に昇降可能に設けられ、上昇位置でワー
    クを一旦支持し、その後、降下してワークを前記シュー
    とともに支持する少なくとも2つのローラを設けたこと
    を特徴とする切削加工機の重荷重ワーク支持装置。
JP3765693U 1993-07-09 1993-07-09 切削加工機の重荷重ワーク支持装置 Expired - Lifetime JP2578397Y2 (ja)

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JP3765693U JP2578397Y2 (ja) 1993-07-09 1993-07-09 切削加工機の重荷重ワーク支持装置

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JP3765693U JP2578397Y2 (ja) 1993-07-09 1993-07-09 切削加工機の重荷重ワーク支持装置

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JPH077844U JPH077844U (ja) 1995-02-03
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JP2006247798A (ja) * 2005-03-11 2006-09-21 Toyota Motor Corp 研削装置

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JPH077844U (ja) 1995-02-03

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