JP2578379B2 - ロック用電子制御回路 - Google Patents

ロック用電子制御回路

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JP2578379B2 JP11062890A JP11062890A JP2578379B2 JP 2578379 B2 JP2578379 B2 JP 2578379B2 JP 11062890 A JP11062890 A JP 11062890A JP 11062890 A JP11062890 A JP 11062890A JP 2578379 B2 JP2578379 B2 JP 2578379B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はロック装置、特に機械式ロック装置と電子
式ロック装置とを組み合わせたロック用電子制御回路に
関連する。
従来の技術 例えば、特開昭62−173354号公報に示されるように、
所定のコード信号を含む光信号を発生するキーと、キー
から発射される光信号を受信したとき一致信号を発生す
る特定コード判別手段とを有する盗難防止装置は公知で
ある。この盗難防止装置はピッキング信号出力手段を有
し、特定コード判別手段の一致信号が発生せずに解錠さ
れたとき、不正解錠と判断して警報装置を作動する。し
かし、キーから発射された光信号を受信して特定コード
判別手段から一致信号が発生している状態で解錠される
と、警報装置が作動しない。
また、特開昭62−174476号公報には所定のコード信号
を含む光信号を発生するキーと、ロック装置に設けられ
かつキーから発射される光信号を受信したとき一致信号
を発生する特定コード判別手段と、特定コード判別手段
の一致信号により作動される被制御部とを有する住宅、
自動車等の電子制御装置が開示されている。この電子制
御装置では、電池と、スイッチ手段と、電池及びスイッ
チ手段に接続された電源スイッチング回路と、電源スイ
ッチング回路の出力により作動される特定コード発生手
段と、特定コード発生手段の出力により特定コードの光
信号を発生する発光素子とを有する。発光素子から発射
された光信号は特定コード判別手段に接続された受光素
子により受信される。特定コード判別手段は受光素子に
より受信した信号と予め設定されたコード信号とが一致
したとき、被制御部に出力を送出する。
更に、特公昭56−11032号公報に示されるように、電
気的手段によって施錠部を動作させるロック機構と、発
信器を備えたキー機構とからなる施錠装置が公知であ
る。ロック機構とキー機構の各々にはキー機構の発振器
から経時的に所定数発生するクロック信号に同期して特
定のパルス列を発生するパルスパターンジェネレータが
設けられる。ロック機構とキー機構は光伝達手段により
互いに接続され、双方のパルス列が時間的に一致したと
き、ロック機構の施錠部が解錠される。
特公昭63−11509号公報に示されるように、自動車と
は独立した送信部と自動車に装着された受信部とを備え
た自動車用錠の制御装置は公知である。送信部は、直流
電源と、メッセージを発振する発振器と、メッセージを
遠隔的に直列伝送する送信装置を備えている。また、受
信部は、電源装置と、メッセージを受信する受信装置
と、唯1つの符号化メッセージを記憶した記憶器と、受
信したメッセージと記憶器に記憶したメッセージを比較
して両者が一致した場合に1つの信号を発生する比較器
とを有する。送信部の送信装置は赤外線を発射するダイ
オードを有し、受信部の受信装置は受光ダイオードを有
する。
特開昭64−52970号公報には第1の電気回路を有する
キースイッチと、第2の電気回路を有するキーと、キー
をキースイッチのキー孔に差し込むことにより第1の電
気回路を第2の電気回路に電気的に接続し得るようにキ
ースイッチ及びキーに設けられたコンタクト手段とを有
するキー装置が開示されている。このキー装置のコンタ
クト手段はキースイッチに固定された接点部と、キーか
ら弾発的に突出するようにばね付勢されつつ出没可能に
キーに受容された可動接点部とからなる。キー装置のキ
ーをオン位置又はスタート位置に回転したとき、接点部
と可動接点部が接触してキーから光信号が発射され、エ
ンジンを作動することが可能となる。
また、実開昭64−33135号公報には把持部内に出入自
在にばね付勢されて、通常はコンタクトを被覆し、かつ
キー孔挿入時にコンタクトを露出させる保護カバーを設
けた電子キー装置が開示されている。
発明が解決しようとする課題 ところで、特開昭64−52970号公報に記載された従来
の電子キー装置では、キーに正側接点と負側接点との2
つの接点を設けなければならない。従って、構造が複雑
となるばかりでなく、製造に時間及び費用を必要とす
る。
この発明は、金属製のキー部を接点として使用するこ
とにより、キー手段に1つの電源用端子を形成してキー
手段の電子回路を作動させるロック用電子制御回路を提
供することを目的とする。
課題を解決するための手段 この発明によるロック用電子制御回路は、所定のコー
ド信号を含む遠隔操作信号を発生する発信装置及びキー
部を有するキー手段と、キー手段のキー部により解錠さ
れる機械式ロック装置と、キー手段の発信装置から発生
される遠隔操作信号を受信したときに作動される電子式
ロック装置とを備えている。機械式ロック装置の接点と
発信装置の電源用端子とが接触したときに、機械式ロッ
ク装置に設けられた電源の正側端子から発信装置に電力
が供給される。発信装置は遠隔操作信号を発生する遠隔
操作信号発生手段を有し、電子式ロック装置はキー部が
機械式ロック装置内に挿入されかつ回転された後、受信
可能な状態となる遠隔操作信号受信手段を有する。機械
式ロック装置はカムが形成されたカバーを有する。キー
手段は、キー部の長さ方向に沿って移動可能に設けられ
かつ電源用端子を閉鎖する閉鎖位置に配置されるスライ
ド部材と、スライド部材を閉鎖位置に付勢するスプリン
グとを備えている。スライド部材は、キー部を回転した
とき、機械式ロック装置に設けられたカム上を摺動して
開放位置に移動され、発信装置の電源用端子が露出され
る。発信装置の電源用端子はスライド部材が開放位置に
移動した後に電源の正側端子に接触すると共に、キー部
と機械式ロック装置を介して発信装置が機械式ロック装
置の電源の負側端子に接続される。
この発明の実施例では、所定のコード信号を含む遠隔
操作信号を発生する1個の遠隔操作信号発生手段を発信
装置に設け、機械式ロック装置に一対の遠隔操作信号受
信手段を設ける。また、発信装置に設けたスイッチをオ
ンしたときに発信装置から遠隔操作信号が送出される。
作 用 機械式ロック装置内にキー部を挿入して回転すると、
機械式ロック装置が解錠する。また、キー部の回転に伴
い、キー手段のスライド部材は、機械式ロック装置に設
けられたカム上を摺動して、スプリングの弾力に抗して
開放位置に移動し、発信装置の電源用端子を露出させ
る。更にキー部を回転すると、機械式ロック装置の接点
と発信装置の電源用端子とが接触して発信装置(電子回
路)に電力が供給される。例えば、電子回路としての発
信装置は遠隔操作信号を発生すると共に、遠隔操作信号
受信手段が受信可能な状態となる。この遠隔操作信号は
電子式ロック装置の遠隔操作信号受信手段で受信され、
電子式ロック装置が作動される。
この発明の実施例では、所定のコード信号を含む遠隔
操作信号を発生する1個の遠隔操作信号発生手段を発信
装置に設けるので、キー部を軽量化することができ、発
信装置に設けたスイッチをオンして発信装置から送出さ
れる遠隔操作信号により作動される電子式ロック装置を
組み合わせることができる。
実 施 例 以下、この発明を自動車用ステアリングロック装置に
応用した実施例を第1図〜第14図について説明する。
まず、第1図に示すように、二重ロック装置1は、所
定のコード信号を含む遠隔操作信号を発生する発信装置
3及びキー部を有するキー手段2と、キー手段2のキー
部4により解錠される機械式ロック装置としてのステア
リングロック装置5と、キー手段2の発信装置3から発
生される遠隔操作信号を受信したときに作動される電子
式ロック装置6とを備えている。
第2図に示すように、キー手段2はキーヘッド7に形
成された凹部8に収容される電池9、基板10、導光部材
12及び送信ボタン13を有し、凹部8はキーカバー11によ
り閉鎖される。基板10は電源用端子14が設けられた延長
部10aを有する。また、基板10には発信装置3を構成す
る複数の電子部品15、赤外線発光器16(遠隔操作信号発
生手段)、発光ダイオード17及びスイッチ18が設けられ
る。赤外線発光器16の前部にはほぼ三角形断面を有する
遮蔽部19が設けられる。遮蔽部19は不透明であるが赤外
線を透過する材料で形成される。導光部材12は第5図に
示すようにダイオード17から照射された可視光をキーヘ
ッド7に形成された孔7a及びキーカバー11に形成された
孔11aを通じてキーヘッド7の外部に放出する。従っ
て、導光部材12にはキーヘッド7の孔7a及びキーカバー
11の孔11aに嵌合する一対の突起12aと12bが形成されて
いる。送信ボタン13を押圧したとき、スイッチ18がオン
となる。
キー手段2のキー部4は、キーコードを与える切欠き
部4a(第1図)が形成される。また、基板10の電源用端
子14を覆うスライド部材20がキー部4に装着される。ス
ライド部材20にはキー部4が挿入されるほぼZ形の貫通
孔21と、貫通孔21と平行に形成された一対の凹部22と、
幅方向に形成された長孔23とを有する。一対の凹部22に
はスライド部材20を外側に付勢するスプリング24に端部
が配置される。長孔23にはキー部4に形成された貫通孔
4bに挿入されるピン25が配置され、スライド部材20の移
動距離が制限される。
第2図に示すように、電池9と基板10と間には第4図
に示す弾性を有する金属製のターミナル26が設けられ
る。ターミナル26は電池9の負側端子に接触するターミ
ナル本体26aと、ターミナル本体26aから伸びかつキー部
4に電気的に接続されるアーム部26bとを有する。
また、ステアリングロック装置5にはカム31を有する
カバー30と、カバー30の中心開口部30a内に回転可能に
配置されるカラー32と、カバー30内のカラー32の外側に
配置される基板33とを有する。基板33には弾性を有する
一対の接点34と、一対の赤外線受光器(遠隔操作信号受
信手段)35とを有する。カバー30の赤外線受光器35に対
応する位置に赤外線透過用窓36が形成される。窓36には
赤外線透過性材料が設けられる。
第6図及び第8図は、ロック位置にあるステアリング
ロック装置5にキー部4を挿入した状態を示す。この状
態では、電源用端子14は接点34から角度上離れた位置に
あり、スライド部材20は第10図に示すように電源用端子
14を覆う閉鎖位置にある。キー部4をロック位置からス
タート位置に回転すると、第7図及び第9図に示すよう
に、スライド部材20はカバー30のカム31に当接して、第
11図に示すように、スプリング24の弾力に抗して開放位
置に向かって内側に移動される。更に、キー部4を回転
すると、電源用端子14は一方の接点34に当接して、赤外
線発光器16から所定のコードも含む赤外線が発射され
る。
第12図はキー手段2に内蔵されかつ赤外線を発生する
遠隔操作信号発生回路を示す。この赤外線発光回路は例
えば、ワンチップマイクロコンピュータにより構成され
る送信制御回路80を有する。電池9にはコンデンサ82が
並列に接続され、電池9の正側端子は第一のダイオード
81を介して送信制御回路80の第一の入力端子I1に接続さ
れる。第一のダイオード81は電源用端子14を通じて外部
から電源が投入されるときに、電池9に対する電圧印加
を防止する作用がある。また、電池での作動時にダイオ
ードの電圧降下を最小に抑えるため、ショットキバリア
ダイオードを使用するのが望ましい。また、第一の入力
端子I1にはコンデンサ83が接続される。電池9の負側端
子はスイッチ18、第三のダイオード84及びコンデンサ85
を介して送信制御回路80の第三の入力端子I3に接続され
る。第三のダイオード84は電源用端子14を通じて外部よ
り電力を供給するとき、送信制御回路80の第三の入力端
子I3に印加される電圧のレベルを調整する作用がある。
電池9の負側端子及びコンデンサ82は第二の入力端子I2
に接続される。第三のダイオード84のカソードは抵抗86
を介して第二の入力端子I2に接続される。また、第二の
入力端子I2と第三の入力端子I3との間には抵抗87とダイ
オード88との並列回路が接続される。入力端子I4とI5
抵抗89により接続される。コンデンサ85と抵抗87はトリ
ガ回路を構成し、スイッチ18がオンされたとき又は電源
用端子14に電圧が印加されたとき、第一の入力素子I1
トリガパルスを与える。
送信制御回路80の出力端子O1は抵抗90を介してトラン
ジスタ91(スイッチング素子)のベース(制御端子)に
接続される。トランジスタ91のエミッタは電源用端子14
及びスイッチ18に接続される。また、電源用端子14は第
二のダイオード92を介して第一の入力端子I1に接続され
る。第二のダイオード92は電池9を使用する場合に、電
池9から電源用端子14を通り外部への漏電を防止する作
用がある。トランジスタ91のコレクタは抵抗93を介して
赤外線発光器16に接続される。赤外線発光器16は発光ダ
イオードである。また、電源用端子14と出力端子O2との
間に発光ダイオード17と抵抗94が接続される。入力端子
I6〜I8はROM95に接続され、出力端子O3は接地される。
上記の構成において、遠隔操作を行うときにスイッチ
18をオンすると、電池9からスイッチ18、第三のダイオ
ード84及びコンデンサ85を通り第三の入力端子I3をトリ
ガパルスが付与される。従って、ROM95に記憶されたプ
ログラムにより出力端子O1から所定のコードパルスが発
生する。このため、トランジスタ91がオン・オフし、赤
外線発光器16が赤外線信号を発生する。これと同時に、
出力端子O2が一定時間低レベルの信号を発生するから、
発光ダイオード17が点灯する。従って、操作者は発光ダ
イオード17の点灯により赤外線発光器16の作動を認識す
ることができる。また、スイッチ18をオンする代わり
に、電源用端子14に電圧が印加されたときも、上記と同
様の作動が行われる。
キー部4をステアリングロック装置5に挿入したと
き、第13図に示す回路が構成される。第13図はこの発明
によるロック用電子制御回路を示す。即ち、送信制御回
路80を含む電子回路15、赤外線発光器16及び電池9の負
側端子はキー部4に接続され、キー部4はステアリング
ロック装置5図示しないタンブラ等の導電性金属を通じ
て接地される。また、電源用端子14は自動車の電源96に
接続される。駆動制御回路41の一端は電源96に接続さ
れ、他端は接地される。
第14図は電子式ロック装置6の回路図を示す。電子式
ロック装置6は、センサ回路40と、センサ回路40からの
信号を受信する駆動制御回路41と、駆動制御回路41の出
力により作動されるロック制御回路42とを有する。駆動
制御回路41はイグニッションスイッチ37に接続される。
センサ回路40はイグニッションスイッチ37がオンとなっ
たとき、受光可能な状態となるワンチップICの赤外線受
光器50(受信器)と、赤外線受光器50で受信した赤外線
信号を増幅して駆動制御回路41に供給する増幅回路51を
有する。増幅回路51は2つのトランジスタ52と53とを有
する。センサ回路40の正側ライン54は駆動制御回路41の
出力ポートO1に接続され、センサ回路40の負側ライン55
は接地される。正側ライン54と負側ライン55には平滑用
のコンデンサ56と57が並列に接続される。また、正側ラ
イン54は表示用発光ダイオード58及び抵抗59を介して駆
動制御回路41の出力ポートO2に接続される。
トランジスタ52のエミッタは正側ライン54、ベースは
赤外線受光器50及びコレクタはトランジスタ53のベース
に接続される。トランジスタ53のエミッタは負側ライン
及びコレクタはダイオード60を介して駆動制御回路41の
入力ポートI1に接続されると共に、ダイオード61を介し
てトランジスタ62のベースに接続される。トランジスタ
62のエミッタは電源に接続され、コレクタはリセット回
路63を介して駆動制御回路41の入力ポートI5に接続され
る。リセット回路63はトランジスタ62のコレクタとグラ
ンドとの間に接続された抵抗64と、トランジスタ62のコ
レクタと入力ポートI5との間に接続されたコンデンサ65
と、入力ポートI5とグランドとの間に並列に接続された
抵抗66とダイオード67とを有する。
駆動制御回路41はワンチップマイクロコンピュータで
構成されたCPUであり、センサ回路40が受信した信号が
所定の符号信号と一致するときに出力ポートO3又はO4
ら作動信号を発生する。駆動制御回路41の入力ポートI2
〜I4にはROM68が接続される。ROM68にはコード番号が記
憶されている。駆動制御回路41の出力ポートO3とO4には
それぞれリレー70と71のコイルが抵抗72と73を介して接
続されている。リレー70の接点は電源とスタータモータ
74との間に接続される。同様に、リレー71の接点は電源
と燃料供給ポンプ75との間に接続される。リレー70、71
は負荷76を構成する。
上記の構成において、イグニッションスイッチ37がオ
ンとなった状態で、キー手段2のスイッチ18を作動した
ときに赤外線発光器16から発生する赤外線は、赤外線受
光器50により受光される。赤外線受光器50が赤外線信号
を受信すると、赤外線受光器50により発生する信号は増
幅回路51を介して駆動制御回路41の入力ポートI1に供給
される。これと同時に、増幅回路51がオンになると、ト
ランジスタ62がオンになる。このため、リセット回路63
を介して駆動制御回路41の入力ポートI5にトリガ信号が
印加され、駆動制御回路41が起動される。そこで、駆動
制御回路41は記憶手段により入力ポートI1に供給される
受光信号を記憶する。これと同時に又はその後、駆動制
御回路41はROM68内に記憶された固定番号をRAM(Random
Access Memory)等の記憶手段内に読み出す。
ここで、駆動制御回路41内に設けられた比較手段によ
り、赤外線受光器50を通じて供給された遠隔操作用発信
装置1の信号に含まれるコード信号と、ROM68内に記憶
されたコード信号とが比較される。受信したコード信号
と読み出したコード信号が一致しないときは、出力ポー
トO3又はO4から出力が発生しない。逆に、これらの固定
番号が一致したとき、駆動制御回路41の出力ポートO3
はO4から出力が発生して、スタータモータ74及び燃料供
給ポンプ75が作動される。
上記の構成において、キー部4をステアリングロック
装置5内に挿入して回転すると、ステアリングロック装
置5が解錠する。キー部4の回転に伴い、イグニッショ
ンスイッチ37がオンとなると共に、キー手段2のキーカ
バー11は、ステアリングロック装置5に設けられたカム
31上を摺動してキー手段2の電源用端子14を露出させる
開放位置に移動する。更にキー部4を回転すると、ステ
アリングロック装置5の接点34とキー手段2の電源用端
子14とが接触してキー手段2に電力が供給され、キー手
段2の赤外線発生器は遠隔操作信号を発生する。この遠
隔操作信号は赤外線受光器50で受信され、電子ロック装
置6のスタータモータ74及び燃料供給ポンプ75が作動さ
れる。
本実施例では、ステアリングロック装置5内にキー部
4を挿入して回転すると、ステアリングロック装置5が
解錠する。また、キー部4の回転に伴い、キー手段2の
スライド部材20は、ステアリングロック装置5に設けら
れたカム31上を摺動して、スプリング24の弾力に抗して
開放位置に移動し、発信装置3の電源用端子14を露出さ
せる。更にキー部4を回転すると、ステアリングロック
装置5の接点34と発信装置3の電源用端子14とが接触し
て発信装置3に電力が供給される。発信装置3の赤外線
発光器16は赤外線信号を発生すると共に、赤外線受光器
35が受信可能な状態となる。この赤外線信号はステアリ
ングロック装置5の赤外線受光器35で受信され、負荷76
により作動される。
この発明の実施例では、所定のコード信号を含む遠隔
操作信号を発生する1個の赤外線発光器16を発信装置3
に設けるので、キー部4を軽量化することができ、発信
装置3に設けたスイッチ18をオンして発信装置3から送
出される赤外線信号により作動される電子式ロック装置
を組み合わせることができる。
第12図に示す実施例は変更が可能である。第三のダイ
オード83に代えてトランジスタ等の電圧降下用半導体又
は他の電気部品を使用することができる。また、上記の
実施例では遠隔操作信号として赤外線を使用する例を示
したが、赤外線以外に電波等の電磁波又は音波を使用す
ることもできる。
発明の効果 上記のように、この発明によるロック用電子制御回路
では、スライド部材により電源用端子を常時覆うので、
電源用端子への機械的・電気的損傷を防止して電源用端
子を保護することができる。また、キー部を端子として
使用するので、キー手段には1つの電源用端子を設けれ
ばよく、構造が簡素化・軽量化されると共に、基板の製
造時に電源用端子を製造できるので、製造が容易とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は二重ロック装置の斜視図、第2図は分解斜視
図、第3図はキー手段の組立図、第4図はターミナルの
斜視図、第5図はキー手段の部分的断面図、第6図はス
テアリングロック装置にキー手段を挿入した状態を示す
正面図、第7図はキー手段をスタート位置に回転した状
態を示す正面図、第8図はステアリングロック装置にキ
ー手段を挿入した状態を示す断面図、第9図はキー手段
をスタート位置に回転した状態を示す断面図、第10図は
スライド部材により電源用端子が覆われた状態にあるキ
ー手段の部分的正面図、第11図は電源用端子が露出した
状態にあるキー手段の部分的正面図、第12図はキー手段
の電気回路図、第13図はこの発明によるロック用電子制
御回路を構成するキー手段、機械式ロック装置及び電子
式ロック装置の電気的構成を示す回路図、第14図は電子
式ロック装置の電気回路図である。 2……キー手段、3……発信装置、4……キー部、5…
…ステアリングロック装置(機械式ロック装置)、6…
…電子式ロック装置、9……電池、14……電源用端子、
15……電子回路、16……赤外線発生器(遠隔操作信号発
生手段)、20……スライド部材、31……カム、34……接
点、50……赤外線受光器(受信器)、80……送信制御回
路、96……電源、

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のコード信号を含む遠隔操作信号を発
    生する発信装置及びキー部を有するキー手段と、キー手
    段のキー部により解錠される機械式ロック装置と、キー
    手段の発信装置から発生される遠隔操作信号を受信した
    ときに作動される電子式ロック装置とを備え、機械式ロ
    ック装置の接点と発信装置の電源用端子とが接触したと
    きに、機械式ロック装置に設けられた電源の正側端子か
    ら発信装置に電力が供給され、発信装置が遠隔操作信号
    を発生し、電子式ロック装置はキー部が機械式ロック装
    置内に挿入されかつ回転された後、受信可能な状態とな
    る遠隔操作信号受信手段を有するロック用電子制御装置
    において、 機械式ロック装置はカムが形成されたカバーを有し、 キー手段は、キー部の長さ方向に沿って移動可能に設け
    られかつ電源用端子を閉鎖する閉鎖位置に配置されるス
    ライド部材と、スライド部材を閉鎖位置に付勢するスプ
    リングとを備え、 スライド部材は、キー部を回転したとき、機械式ロック
    装置に設けられたカム上を摺動して開放位置に移動さ
    れ、発信装置の電源用端子が露出され、 発信装置の電源用端子はスライド部材が開放位置に移動
    した後に電源の正側端子に接触すると共に、キー部と機
    械式ロック装置を介して発信装置が機械式ロック装置の
    電源の負側端子に接続されることを特徴とするロック用
    電子制御回路。
  2. 【請求項2】所定のコード信号を含む遠隔操作信号を発
    生する1個の遠隔操作信号発生手段を発信装置に設け、
    機械式ロック装置に一対の遠隔操作信号受信手段を設け
    た請求項1に記載のロック用電子制御回路。
  3. 【請求項3】発信装置に設けたスイッチをオンしたとき
    に発信装置から遠隔操作信号が送出される請求項1に記
    載のロック用電子制御回路。
JP11062890A 1990-04-27 1990-04-27 ロック用電子制御回路 Expired - Lifetime JP2578379B2 (ja)

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