JP2578154B2 - トラクターの前輪増速機構 - Google Patents

トラクターの前輪増速機構

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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明はトラクターが圃場端において回行する場合
に、出来るだけ旋回半径を小さくして回行に必要な枕地
を少なくし、かつ前輪の回転周速を速くすることによ
り、前輪による土壌の掻き取りや持ち回りを少なくする
為の前輪増速機構に関するものである。
(ロ)従来技術 従来から、前輪増速機構に関する実開昭63−31号公報
の如く公知とされている。
また、該前輪増速機構においてステアリングセンサー
からの信号により前輪増速機構をON−OFFする技術につ
いても、実開昭58−157727号公報の如き技術が公知とさ
れているのである。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 しかし、該従来の技術においては、増速入切スイッチ
がONとなっていればステアリングハンドルが一定の角度
以上となった場合には、必ず前輪増速機構が作動するよ
うに構成されており、例えば圃場での耕耘作業中ではな
く、高速で路上走行中においても、ステアリングハンド
ルがある程度以上回動すると前輪増速機構が作動してし
まうのである。
また、傾斜の大きな圃場においても回行の為に旋回す
ると前輪増速機構が作動してしまっていたのである。
しかし、どちらの場合にも、回行中において前輪増速
機構が作動するとトラクターの機体が横転するという危
険性を具備しているのである。
本発明においては、このような場合においては、車速
センサーと本機傾斜センサーからの信号により、前輪増
速機構が作動しないように構成したものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本発明の目的は以上の如くであり、次に該目的を達成
する為の構成を説明する。
ステアリングギアハンドル4の回動角度を検出するス
テアリングセンサー1に連動して、トラクターの前輪増
速機構を入切作動させる構成において、ステアリングセ
ンサー1の他に、トラクターの走行速度を検出する車速
センサー5と、トラクターの機体の傾斜角度を検出する
本機傾斜センサー7を設け、ステアリングセンサー1に
より検出したステアリングギアハンドル4の回動角度が
一定角度以上であり、車速センサー5により検出した走
行速度が一定速度以下であり、本機傾斜センサー7によ
り検出した傾斜角が一定角以上の場合にのみ、前輪増速
機構をONさせ、その他の場合には、前輪増速機構をOFF
とすべく構成したものである。
(ホ)実施例 本発明の目的・構成は以上の如くであり、次に該目的
を達成する為の構成を説明する。
第1図は、本発明の前輪増速機構の配置を示すトラク
ターの側面図、第2図はピットマンアーム11とステアリ
ングセンサー1の部分の拡大側面図、第3図は本発明の
前輪増速機構の電気回路図、第4図は制御フローチャー
ト図、第5図は他の制御回路を示す図面である。
第1図、第2図において、クラッチハウジングHとミ
ッションケースMが連設されている。
該クラッチハウジングHの上面にステアリングギアボ
ックス12が載置固定されており、該ステアリングギアボ
ックス12よりステアリングギアハンドル4が上方に突出
設置されている。
該ステアリングギアハンドル4の回動によりステアリ
ングギアボックス12を介して、側方に設置されたピット
マンアーム11が前後に回動するのであるが、該ピットマ
ンアーム11の基部に、センサーカム2が付設されてい
る。
そして、該センサーカム2にステアリングセンサー1
のスイッチ素子が接当されており、ステアリングギアハ
ンドル4が一定角度回動されたかどうかを検出すべく構
成しているのである。
また、クラッチハウジングHの上方に設けたダッスボ
ードにコントローラCと増速入切スイッチ3が配置され
ているのである。またミッションケースM内にピニオン
軸15が配置されており、主変速装置や副変速装置により
変速後の回転が該ピニオン軸15に伝達されているのであ
る。
そして、通常の走行の場合には、後輪と周速と略一致
した前輪10の周速を得る為の回転が伝達されているので
ある。
そして、前輪増速回転が必要な場合には、増速クラッ
チ6がONとなることにより通常よりも高速回転が前輪10
に伝達されるように構成しているのである。
該増速クラッチ6をON−OFFする為の増速電磁バルブS
VもミッションケースM内に配置されているのである。
また、ピニオン軸15の回転数をピックアップ装置によ
り検出して走行速度とする車速センサー5がピニオン軸
15の近傍に配置されている。
ミッションケースM後部の上面に載置された油圧ケー
ス13上に、トラクターの機体が傾斜して走行していない
かを検出する本機傾斜センサー7が配置されている。
以上のように配置されたステアリングセンサー1と増
速入切スイッチ3と車速センサー5と本機傾斜センサー
7の検出値が、第3図の制御回路図において示す如く、
コントローラーCに送信されているのである。
そして、第4図のフローチャートに従い制御が行わ
れ、条件に合致した場合にのみ、増速電磁バルブSVがON
となり、増速クラッチ6を接合させて、前輪10の旋回半
径を小にする為に増速するものである。
そして、前輪10が増速された場合には、該状況を表示
する為に増速表示ランプ8が点灯するのである。
即ち、第4図のフローチャートに従い、制御の一実施
例を説明する。
前輪増速機構が作動するのは次の場合である。
即ち、 .増速入切スイッチ3がONしていて、 .ステアリングギアハンドル4が一定角度以上回動さ
れてステアリングセンサー1がONとなっており、 .車速センサー5により検出した車速が例えば7km以
下であり、 .本機傾斜センサー7が検出した傾斜角が例えば15度
以内の場合に、増速電磁バルブSVが作動し、増速クラッ
チ6がONとなるのである。
該前輪増速機構の作動状態は、増速入切スイッチ3を
OFFにすることにより解除され、また車速センサー5に
より車速が一定以上となった場合や、本機傾斜センサー
7により設定角度以上にローリングやピッチングが発生
した場合にも解除されるのである。
また、センサーカム2の形状を変更することにより、
前輪増速機構が作動するステアリングハンドル4の回動
角を変更することが出来るのである。
また、該本機傾斜センサー7は、機体の左右へのロー
リングを検出するローリングセンサーであっても良い
が、横転事故を発生しやすい機体の前後へのピッチング
傾斜を検出するセンサーであっても良いものである。
また、操向装置を電動式のパワーステアリング方式と
し、正逆転モーターにより、ピットマンアーム11を操作
する構成においては、該ピットマンアーム11の回動位置
を検出する為に、ステアリング回動センサーが必ず具備
されているので、該電動パワーステアリング装置の為の
ステアリング回動センサーを、本前輪増速機構のステア
リングセンサー1として兼用して、該信号をコントロー
ラCに送信して、増速電磁バルブSVを切り換えても良い
ものである。
次に、第5図に示した実施例について説明する。
該構成においては、本発明の前輪増速機構の制御にお
いて具備させた本機傾斜センサー7を、そのまま作業傾
斜制御装置の本機傾斜センサー7として兼用して使用し
ているのである。
該作業機傾斜制御装置においては、トラクターの機体
側の傾斜を本機傾斜センサー7により検出し、作業機側
の傾斜を作業機傾斜センサー18により検出し、更にダッ
シュボードの部分に設けた傾斜角設定器19と不感帯設定
器23よりの信号と併せて、比較器20に送信し、比較後に
増幅器21とパルス発振器22を介して、指令信号をパルス
にして、作業機傾斜制御バルブ17にフィードバックして
いるのである。
該作業機傾斜制御バルブ17の切換により、作業機に付
設した作業機傾斜制御シリンダー16を伸縮して、作業機
傾斜を設定角度に維持させるのである。
また、第5図の構成において、本機傾斜センサー7が
有る設定角度以上に成った場合には、作業機傾斜制御を
停止させるべく構成することもできるのである。
また、ステアリングセンサー1の検出によりステアリ
ングギアハンドル4が一定角度以上操作された場合にお
いては、回行操作中であるとして作業機を上昇すべく構
成することもできるのである。
また、前輪増速機構の為に設けた増速入切スイッチ3
を、殆ど同じように耕耘作業中においてのみ使用すると
いうことから、作業機傾斜制御装置のメインスイッチと
兼用することもできるものである。
また、車速センサー5により検出した車速に応じて、
作業機傾斜制御シリンダー16の伸縮速度を制御すること
も出来るものである。
(ヘ)発明の効果 本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を
奏するものである。
第1に、従来の技術においては、増速入切スイッチが
ONとなっていればステアリングハンドルが一定の角度以
上となった場合には、必ず前輪増速機構が作動するよう
に構成されており、例えば圃場での耕耘作業中ではな
く、高速で路上走行中においても、ステアリングハンド
ルがある程度以上回動すると前輪増速機構が作動してし
まうのである。
また、傾斜の大きな圃場においても回行の為に旋回す
ると前輪増速機構が作動してしまっていたのである。
しかし、どちらの場合にも、回行中において前輪増速
機構が作動するとトラクターの機体が横転するという危
険性を具備していたのである。
本発明においては、このような場合においては、車速
センサー5と本機傾斜センサー7からの信号により、前
輪増速機構が作動しないように構成したので、従来の如
く、前輪増速機構が作動することにより発生するトラク
ターの横転等の不具合を解消することが出来たのであ
る。
第2に、機械式の前輪増速機構に比較して、ステアリ
ングセンサー1や車速センサー5に本機傾斜センサー7
のように、電気的なセンサーにより構成しているのでリ
ンクが少なく、調整箇所を少なくすることが出来、また
部品が少ないのでレイアウトを簡略に構成することが出
来たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の前輪増速機構の配置を示すトラクター
の側面図、第2図はピットマンアーム11とステアリング
センサー1の部分の拡大側面図、第3図は本発明の前輪
増速機構の電気回路図、第4図は制御フローチャート
図、第5図は他の制御回路を示す図面である。 1……ステアリングセンサー 2……センサーカム 3……増速入切スイッチ 4……ステアリングギアハンドル 5……車速センサー 6……増速クラッチ 7……本機傾斜センサー

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングギアハンドル4の回動角度を
    検出するステアリングセンサー1に連動して、トラクタ
    ーの前輪増速機構を入切作動させる構成において、ステ
    アリングセンサー1の他に、トラクターの走行速度を検
    出する車速センサー5と、トラクターの機体の傾斜角度
    を検出する本機傾斜センサー7を設け、ステアリングセ
    ンサー1により検出したステアリングギアハンドル4の
    回動角度が一定角度以上であり、車速センサー5により
    検出した走行速度が一定速度以下であり、本機傾斜セン
    サー7により検出した傾斜角が一定角以上の場合にの
    み、前輪増速機構をONさせ、その他の場合には、前輪増
    速機構をOFFとすべく構成したことを特徴とするトラク
    ターの前輪増速機構。
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