JP2577879B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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    • H01L2224/48465Connecting portions the connecting portion on the bonding area of the semiconductor or solid-state body being a ball bond the other connecting portion not on the bonding area being a wedge bond, i.e. ball-to-wedge, regular stitch

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  • Lead Frames For Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔技術分野〕本発明は、樹脂封止型半導体
装置におけるペレットの電気的接続に適用して有効な技
術に関する。
【0002】〔背景技術〕いわゆる樹脂封止型半導体装
置においては、ペレットの大型化に伴い、パッケージ側
端とペレット取付部であるタブとの間の寸法が一段と狭
くなる傾向にある。これは、ペレットが大きくなってい
るのに、これを収容するパッケージのサイズが規格化さ
れているためパッケージを大きくすることができないこ
とに起因する。
【0003】その結果、外部端子であるリードのうち、
パッケージを形成する樹脂に埋設される長さがその構造
上短い、いわゆる短リードにおいてはその接着強度が一
段と小さくなるため、パッケージから抜け易く、またリ
ード折曲成形時にリードと樹脂との間の剥がれが生じ易
くなると考えられる。
【0004】そのため、電気的導通不良または耐湿性低
下等の半導体装置の信頼性低下を来し易くなることが本
発明者により見い出された。
【0005】なお、樹脂封止型半導体装置については、
1980年1月15日、株式会社工業調査会発行、日本
マイクロエレクトロニクス協会編「IC化実装技術」P
149〜P150に説明されている。
【0006】〔発明の目的〕本発明の目的は、樹脂封止
型半導体装置、特に大型ペレットを搭載する半導体装置
であっても、そのパッケージの樹脂とリードとの接着強
度を大幅に増大することができる技術を提供することに
ある。
【0007】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0008】〔発明の概要〕本願において開示される発
明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、次
の通りである。
【0009】すなわち、本発明の半導体装置は、半導体
集積回路が形成された回路形成面およびこれに対して反
対側の非回路形成面を有する四角形の半導体ペレット
と、前記半導体ペレットの一側辺に沿って前記回路形成
面に配置された複数のボンディングパッドと、前記一側
辺とこれに対向する他の側辺との間における前記回路形
成面に接着される複数のリードと、前記複数のリードの
それぞれの内部リード部と前記複数のボンディングパッ
ドとを接続する複数のボンディングワイヤと、前記半導
体ペレット、前記複数のリードそれぞれの内部リード部
を封止するパッケージ樹脂部とを有することを特徴とす
るものである。
【0010】このように、搭載されるペレットの回路形
成面に内部リードを接着することにより、該内部リード
とパッケージ形成樹脂との接着力を大幅に向上させるこ
とができる。
【0011】〔参考例1〕図1は本発明の参考例1であ
る半導体装置を示す、図2におけるI−I断面図であ
り、図2は参考例1の半導体装置におけるペレットとリ
ードとの関係を示す平面図である。
【0012】参考例1の半導体装置は、いわゆる樹脂封
止型半導体装置である。すなわち、搭載される半導体ペ
レット(以下、ペレットと言う。)1が、外部端子であ
るリード2の一部である内部リードとともにエポキシ樹
脂等のパッケージ3を形成する樹脂(以下、パッケージ
樹脂とも言う。)4内に埋設され、該リード2のパッケ
ージ外の外部リードはパッケージ3の側端近傍において
下方に折り曲げられてなるものである。
【0013】ところで、通常樹脂封止型半導体装置にお
いては、ペレットは該ペレットと同程度の大きさの取付
基板であるタブに取り付けられ、そのペレットの電極で
あるボンディングパッドは、該タブの周囲に配列されて
いるリード内端部とワイヤを介して電気的に接続されて
いる。
【0014】ところが、参考例1の半導体装置では、ペ
レット1が該ペレット1の裏面すなわち半導体集積回路
を形成していない面である非回路形成主面に沿って延在
されたリードに接続されているポリイミド樹脂からなる
絶縁シート5に、接着剤6を介して取り付けられてお
り、ペレット取付部としてのタブは存在しない。
【0015】そして、前記ペレット1とリード2との位
置関係は、図2に示すように、ボンディングパッドが配
列形成されていないペレット辺(以下、ボンディングパ
ッド非形成辺ともいう。)の側方に外部リードが配列さ
れているリード2aの内部リードが、ペレット1の非回
路形成主面に沿って延在され、その先端部2bがボンデ
ィングパッド7の配列形成されているペレット辺を越え
た位置まで延長されている。これらのリード2aの上に
は、絶縁シート5が接着され、該絶縁シート5の上面に
ペレット1がその非回路形成主面を下にして取り付けら
れている。
【0016】ところで、前記リード2aが埋設されてい
る場所は、通常の樹脂封止型半導体装置にあっては、パ
ッケージ樹脂に埋設されているリード、すなわち内部リ
ードがパッケージ側端からタブ近傍までの極めて限られ
た長さしか確保できない、いわゆる短リードが設けられ
ている場所である。
【0017】通常短リードは、そのパッケージ樹脂との
接着面積が小さいためその引張強度が弱く、パッケージ
から抜け易いという問題がある。これは、昨今のペレッ
トの大型化に伴い事態は深刻である。
【0018】ところが、参考例1の半導体装置では、前
記短リードに相当する場所に設けられているリード2a
の内部リードは極めて長い形状であるため、パッケージ
樹脂4との接着強度は大幅に向上できるものである。そ
のため、大型ペレットを搭載している場合であっても、
外部リードの折曲成形時等に発生するリード界面におけ
る剥がれを有効に防止でき、半導体装置の耐湿性を向上
することができる。その上、前記リード2aには絶縁シ
ート5が強固に接着されているため、該リード2aは極
めて大きな引張強度を有している。
【0019】また、リード2aが絶縁シート5を介して
はいるが、ペレット1の非回路形成主面に取り付けられ
ているので、動作時にペレットに生じた熱を該リードを
通して直接パッケージ外へ放散させることが可能であ
る。
【0020】さらに、ペレット1とリード2aとの電気
的接続は、ボンディングパッド7aとこれに近いペレッ
ト辺近傍に延在されている先端部2bとをワイヤボンデ
ィングすることにより達成されるため、ワイヤ8を短く
することができる。それ故、ワイヤショートの発生を防
止でき、またワイヤ8の使用量を削減できるのでコスト
低減をも達成できる。
【0021】なお、参考例1の半導体装置は、所定のリ
ード形状のリードフレームを形成し、その内部リードの
所定部に絶縁シート5を接着し、該絶縁シート5にペレ
ット1を接着剤6を介して取り付け、次いで該ペレット
1のボンディングパッド7とリードのボンディング部と
のワイヤボンディングを行い、その後通常の樹脂封止型
半導体装置と同様の製造工程を経て容易に完成される。
なお、この場合、絶縁シート5はリードフレームを補強
する役割も果たしている。
【0022】ところで、前記リードのボンディング部
は、リードの一部に、たとえば金を部分めっき法で被着
することによって形成することができる。
【0023】図3には絶縁シート5が接着されたリード
フレームを、そのタイバー9の付近から内側における部
分平面図で示してある。参考例1の半導体装置の場合に
は、絶縁シート5自体がマスクとして機能するため、図
3において二点鎖線で示す開口部を有するマスクを用い
るだけで、リード2の先端部2bのみに選択的に部分め
っきを行うことができるため、ボンディング部を容易に
形成することができる。
【0024】なお、図3においては、長さ方向にのみ隙
間ができるマスクを示してあるが、タイバー9の方向に
も隙間が生じる開口部のマスクを使用すれば、絶縁シー
ト5の四周囲のリードに容易に部分めっきをすることが
できる。このようにすると、ボンディングパッドがその
四周囲に形成されているペレットを搭載する半導体装置
をも容易に製造できる。
【0025】〔参考例2〕図4は本発明の参考例2であ
る半導体装置におけるペレットとリードとの関係を示す
平面図である。
【0026】参考例2の半導体装置は、前記参考例1の
半導体装置とほぼ同一のものである。しかし、絶縁シー
ト5が用いられていないこと、およびペレット1より小
さいタブ10が存在することが異なっている。
【0027】すなわち、参考例2の半導体装置は、ペレ
ットのボンディングパッド非形成辺の側方に外部リード
が配列されているリード2aの内部リードおよびタブ
に、ペレット1が接着剤を介して取り付けられているも
のである。
【0028】参考例2の場合は、絶縁シート5を間に介
在させていないため、ペレット1からの放熱が直接的で
あり、参考例1に比べて熱抵抗が一段と低く、それだけ
信頼性が高いものである。また、タブ10が設けてある
ため、ペレット取付強度も確保されている。なお、図5
に図4のV−V切断面におけるペレット1とリード2の
先端部との電気的接続の状態を示す部分断面図を示す
が、リード2aの先端部2bには凹部2cが形成されて
いる。
【0029】すなわち、ペレット1を接着剤11で取り
付ける際、該接着剤11が流出してボンディング部12
の表面を汚すために、ペレット1のボンディングパッド
7と該ボンディング部12とをワイヤ8でボンディング
できなくなることがある。前記凹部2cは、このような
事態が発生することを未然に防止するため、流出する接
着剤11のダムとして設けたものである。
【0030】〔実施例〕図6は本発明による実施例であ
る半導体装置を示す断面図であり、図7はその半導体装
置におけるペレットとリードとの関係を示す平面図であ
る。
【0031】本実施例の半導体装置は、前記参考例1ま
たは2と異なり、内部リードがペレットの回路形成面に
沿って延在されているものである。
【0032】すなわち、図6に示すように、内部リード
の裏面に接着されたポリイミド樹脂からなる絶縁シート
5に、ペレット1をその回路形成面において接着剤6を
介して取り付けたものである。
【0033】図7に示すように、ペレット1の回路形成
面に、ボンディングパッドに被らない大きさの絶縁シー
ト5が接着され、該絶縁シート5の上面にはペレットの
ボンディングパッド非形成辺の側方に外部リードを有す
るリード2aの内部リードが延在されている。それぞれ
のリード2aの内部リードは、その先端部をボンディン
グパッドの手前に位置させて、前記絶縁シート5aに接
着されている。すなわち、図7に示すように、ペレット
1の一側辺1aに沿って回路形成面に配置された複数の
ボンディングパッドと、前記1側辺1aに対向する他の
側辺1bとの間における回路形成面にリード2aの内部
リードが延在されている。
【0034】本実施例の半導体装置では、内部リードが
ペレット1の回路形成面側に接着されているため、参考
例1の場合に比べより放熱性に優れている。
【0035】また、絶縁シート5が耐α線性能に優れた
ポリイミド樹脂であり、それが回路形成面を覆っている
ため、α線に対する信頼性向上も達成されている。
【0036】なお、本実施例の場合はリード2aの先端
部がボンディングパッド7の内側に配置されているた
め、前記参考例1の場合とその位置関係が反対であり、
ボンディング方向も逆になっている。しかし、ボンディ
ング距離はほぼ同一である。
【0037】〔効果〕本願において開示される発明のう
ち、代表的なものによって得られる効果を簡単に説明す
れば、以下の通りである。
【0038】(1).樹脂封止型半導体装置において、搭載
されるペレットの回路形成面に内部リードを接着するこ
とにより、該内部リードとパッケージ形成樹脂との接着
力を大幅に向上させることができるので、大型ペレット
を搭載する場合であっても、パッケージ形成樹脂からの
リードの抜けを防止できる。
【0039】(2).前記(1) と同様の理由により、外部リ
ードの折曲成形時に、該リードとパッケージ形成樹脂と
の接着面に剥がれが発生することを防止できる。
【0040】(3).前記(1) および(2) により、小型パッ
ケージに大型ペレットを搭載してなる半導体装置であっ
ても耐湿性に優れた信頼性の高い半導体装置を提供でき
る。
【0041】(4).内部リードをペレットの回路形成面に
取り付けることにより、動作時に回路に発生した熱をリ
ードを通して、より直接的かつ効率的に外部に放散させ
ることができる。
【0042】〔利用分野〕以上、本発明者によってなさ
れた発明を実施例に基づき具体的に説明したが、本発明
は前記実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸
脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0043】たとえば、実施例では全てペレットの第1
の主面に絶縁シートを用いて内部リードを取り付けたも
のを示したが、これに限るものではなく、全部または一
部の内部リードを回路形成面の近傍に延在させるもので
あってもよい。
【0044】それに、実施例ではいわゆる短リードの位
置に相当するペレット側方のリードのみを延在させたも
のを示したが、これに限らず通常の半導体装置において
内部リードが長いリードについても延在させたものであ
ってもよい。また、絶縁シートはポリイミドに限るもの
でなく、シリコーンゴムであってもよく、放熱性を高め
るため接着剤または絶縁シートにシリコンカーバイド
(SiC)粉末等の熱伝導性フィラーを含有させること
も当然にできる。
【0045】以上の説明では主として本発明者によって
なされた発明をその背景となった利用分野である、いわ
ゆるDIP型半導体装置に適用した場合について説明し
たが、それに限定されるものではなく、たとえば、パッ
ケージが樹脂封止して形成されるものであれば、フラッ
トパッケージ等種々の形式のパッケージ構造の半導体装
置に適用して有効な技術である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の参考例1である半導体装置を示し、図
2におけるI−I線に沿う断面図である。
【図2】参考例1の半導体装置のペレットとリードとの
関係を示す平面図である。
【図3】参考例1の半導体装置に適用されるリードフレ
ームをめっき工程における状態で示す部分平面図であ
る。
【図4】本発明の参考例2である半導体装置におけるペ
レットとリードとの関係を示す平面図である。
【図5】参考例2の半導体装置の内部構造を示し、図4
におけるV−V線に沿う断面図である。
【図6】本発明による実施例である半導体装置を示し、
図7におけるVI−VI線に沿う断面図である。
【図7】本実施例の半導体装置のペレットとリードとの
関係を示す平面図である。
【符号の説明】
1 半導体ペレット 2,2a リード 2b 先端部 2c 凹部 3 パッケージ 4 樹脂 5 絶縁シート 6 接着剤 7,7a ボンディングパッド 8 ワイヤ 9 タイバー 10 タブ 11 接着剤 12 ボンディング部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 舘 宏 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリ ング株式会社内 (72)発明者 尾崎 弘 東京都小平市上水本町5丁目20番1号 日立超エル・エス・アイ・エンジニアリ ング株式会社内 (72)発明者 大塚 寛治 東京都小平市上水本町1450番地 株式会 社日立製作所 デバイス開発センタ内 (72)発明者 古川 道明 東京都小平市上水本町1450番地 株式会 社日立製作所 デバイス開発センタ内 (72)発明者 山崎 康行 東京都小平市上水本町1450番地 株式会 社日立製作所 デバイス開発センタ内 (56)参考文献 特開 昭59−92556(JP,A) 特開 昭52−40062(JP,A) 実開 昭57−113456(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体集積回路が形成された回路形成面
    およびこれに対して反対側の非回路形成面を有する四角
    形の半導体ペレットと、 前記半導体ペレットの一側辺に沿って前記回路形成面に
    配置された複数のボンディングパッドと、 前記一側辺とこれに対向する他の側辺との間における前
    記回路形成面に接着される複数のリードと、 前記複数のリードのそれぞれの内部リード部と前記複数
    のボンディングパッドとを接続する複数のボンディング
    ワイヤと、 前記半導体ペレット、前記複数のリードそれぞれの内部
    リード部を封止するパッケージ樹脂部とを有することを
    特徴とする半導体装置。
JP7342372A 1995-12-28 1995-12-28 半導体装置 Expired - Lifetime JP2577879B2 (ja)

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