JP2577706Y2 - 渦流量計 - Google Patents

渦流量計

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JP2577706Y2
JP2577706Y2 JP1992025203U JP2520392U JP2577706Y2 JP 2577706 Y2 JP2577706 Y2 JP 2577706Y2 JP 1992025203 U JP1992025203 U JP 1992025203U JP 2520392 U JP2520392 U JP 2520392U JP 2577706 Y2 JP2577706 Y2 JP 2577706Y2
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vortex
pressure
karman
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generators
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学 笛木
彰 大矢
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Yokogawa Electric Corp
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Yokogawa Electric Corp
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、渦流量計のカルマン渦
周波数の測定感度を向上させるものである。
【0002】
【従来の技術】渦流量計は、測定流路中に渦発生体を置
き、そこから発生するカルマン渦の周波数を測定するこ
とにより、流速および流量を測定するものである。この
流量計においては、測定流路内の流速分布に乱れがない
ことが望ましいが、実際には、流体は複雑な3次元運動
を行っているため、流速分布には乱れが存在する。
【0003】図5は従来の渦流量計の一例を示す構成図
である。図5において、測定流体は矢印の方向に流れて
いる。1は渦発生体であり、測定流路2中に、流れに対
して垂直に置かれている。この渦発生体1の側面には、
流れに向かって左右に一組の圧力測定孔3,4が形成さ
れている。この圧力測定孔3,4は、導圧管5,6によ
り圧力センサ7と接続され、カルマン渦によって生じた
圧力変動を圧力センサ7に伝える。処理回路8では、圧
力センサ7からの信号を処理し、カルマン渦周波数を計
算する。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】この上記従来技術に示
す渦流量計では、図5に示すように、1組の圧力測定孔
から、カルマン渦によって生じた圧力変動を検知し、渦
周波数を測定していた。
【0005】しかしながら、このような構成では、流体
運動によって生じる乱れの影響を直接受けてしまい、カ
ルマン渦による圧力変動以外のノイズも拾ってしまうた
め、正確なカルマン渦周波数測定が困難であった。
【0006】本考案は、上記従来技術の課題を踏まえて
成されたものであり、流体運動によって引き起こされる
乱れの影響を受けないで、カルマン渦の周波数を測定で
きる渦流量計を提供することを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本考案の構成は、測定流路中に渦発生体を置き、この
渦発生体から発生するカルマン渦の周波数を測定するこ
とにより、前記流路中の流体の流速および流量を測定す
る渦流量計において、前記渦発生体は、カルマン渦の発
生のタイミングが同一となる間隔、またはカルマン渦の
発生のタイミングを半分だけずらした間隔で、流れ方向
に並べて配置された複数の渦発生体で構成し、この複数
の渦発生体から得られる圧力信号を同時に処理する構成
としたことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】本考案によれば、複数の渦発生体を任意の間隔
(カルマン渦の発生のタイミングが同じになるように配
置する)で流れ方向に並べて置き、それら複数の渦発生
体で得られた圧力信号を同時に処理をすることにより、
それぞれの渦発生体の周りで生じている流体の乱れの影
響をなくすことができる。これは、それぞれの渦発生体
にある圧力測定孔は、カルマン渦による差圧信号と共
に、これらの流体運動による乱れのノイズも取り込んで
いる。この場合、渦発生体個々の周りの乱れは違うの
で、複数の渦発生体からの圧力信号を合わせることによ
り、カルマン渦による圧力変動の信号以外の流体の乱れ
によるノイズは小さくなるためである。
【0009】
【実施例】以下、本考案を図面に基づいて説明する。図
1は本考案の渦流量計の一実施例を示す構成図である。
なお、図1において図5と同一要素には同一符号を付し
て重複する説明は省略する。図1において、図5との相
違点は、測定流路2には、渦発生体1と1aが流れ方向
に並べて取り付けてある。これらの渦発生体1と1aの
間隔は、それぞれの渦発生体においてカルマン渦の発生
するタイミングが同じになるように配置されている。こ
れらの渦発生体1,1aには、それぞれ圧力測定孔3,
4,3a,4aが、流れに向かって左右に開いている。
ここから、圧力変動は、それぞれ導圧管5,6,5a,
6aを通り、圧力センサ7に導かれる。この時、導圧管
5と5a、また、導圧管6と6aからの圧力が一緒にな
り、圧力センサ7の両側に導かれ、カルマン渦によって
生じた差圧を検出する。その差圧の変動の周波数を処理
回路8によって計算することにより、流速が測定でき
る。
【0010】このような構成において、渦発生体1と1
aによって、カルマン渦が渦発生体1と1aの左右に交
互に発生する。このカルマン渦の中心では、圧力が低く
なるため、圧力変動が生じる。広い流速範囲において、
それらの渦同士の間隔はほぼ同じであるため、渦発生体
1と1aの間隔をその渦同士の間隔に合わせることによ
り、カルマン渦の発生のタイミングが同じになり、図2
に示すように、上流側の渦発生体1の側面に生じる渦に
よる圧力変動は、下流側の渦発生体1aの側面に生じる
渦による圧力変動と位相が同じになる。
【0011】それぞれの渦発生体の周りには、流体運動
による乱れが生じているが、これは2つの渦発生体の周
りでは違う。それぞれの渦発生体にある圧力測定孔3,
4,3a,4aは、カルマン渦による差圧信号と共に、
これらの流体運動による乱れのノイズも取り込んでい
る。しかし、2つの渦発生体の周りの乱れは違うので、
2つの渦発生体からの圧力信号を合わせることにより、
カルマン渦による圧力変動の信号以外の流体の乱れによ
るノイズは小さくなる。ノイズを除去したカルマン渦に
よる圧力変動を圧力センサ7で電気信号に変換し、処理
回路8で周波数に換算する。
【0012】このように、上記実施例によれば、複数の
渦発生体をカルマン渦の発生のタイミングが同じになる
間隔で、流れ方向に並べて配置し、複数の渦発生体で得
られた圧力信号を同時に処理することにより、それぞれ
の渦発生体の周りで生じている流体の乱れの影響をなく
すことができるため、正確なカルマン渦周波数の測定を
行うことができ、測定流路中の流体の流速および流量を
高精度に求めることができる。
【0013】なお、図3に示すように、渦発生体の間隔
を、カルマン渦の間隔の半分だけずらし、渦発生体の側
面からの圧力信号を左右交互に合わせるような構成とし
ても良い。また、図4に示すように、1つの渦発生体に
流れに対して垂直方向の違う位置に圧力測定孔を明け、
そこからの圧力信号を合わせるような構成としても良
い。また、複数の渦発生体からの圧力変動を渦発生体と
同数の圧力センサ個々で電気信号に変換してから、それ
らの信号を処理するような構成としても良く、いずれの
場合においても、上記実施例と同様の効果を得ることが
できる。さらに、検出方法は差圧でなくても、熱式や超
音波式でも良く、渦発生体の形状や大きさは違っていて
も良い。
【0014】
【考案の効果】以上、実施例と共に具体的に説明したよ
うに、本考案によれば、渦流量計内部の流体的な乱れを
除去し、カルマン渦による信号だけを取り出すことがで
き、流速および流量測定の精度を向上することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の渦流量計の一実施例を示す構成図であ
る。
【図2】図1装置の差圧測定孔での圧力−時間の関係を
示す図である。
【図3】本考案の渦流量計の他の実施例を示す構成図で
ある。
【図4】本考案の渦流量計の他の実施例を示す構成図で
ある。
【図5】従来の渦流量計の一例を示す構成図である。
【符号の説明】
1 渦発生体 2 測定流路 3,4,3a,4a 圧力測定孔 5,6,5a,6a 導圧管 7 圧力センサ 8 処理回路

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 測定流路中に渦発生体を置き、この渦発
    生体から発生するカルマン渦の周波数を測定することに
    より、前記流路中の流体の流速および流量を測定する渦
    流量計において、 前記渦発生体は、カルマン渦の発生のタイミングが同一
    となる間隔、またはカルマン渦の発生のタイミングを半
    分だけずらした間隔で、流れ方向に並べて配置された複
    数の渦発生体で構成し、この複数の渦発生体から得られ
    る圧力信号を同時に処理する構成としたことを特徴とす
    る渦流量計。
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JPH0584826U JPH0584826U (ja) 1993-11-16
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