JP2577572C - - Google Patents

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JP2577572C
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gelling
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明はゾル‐ゲル法によるガラスの製造方法に関する。 従来の技術 微粉末もしくはアルコキシド又はその両者を用いたゾル‐ゲル法では、ゾルを
ポリプロピレン等の疎水性容器に流し込み、容器上部にふたをしてゲル化させて
いた。 発明が解決しようとする問題点 ところが、ゾルと容器内の雰囲気と接触してゾルと雰囲気の界面にゾル内部と
異った層ができる。このため乾燥時に反りが生じたり、無孔化高温処理時のガス
の抜けが悪かった。 発明の目的 この発明は上述の問題点を解消し、ゲルの異方性が減り、乾燥、無孔化高温処
理が容易となるガラスの製造方法を提供することを目的とする。 発明の要旨 この発明は特許請求の範囲第1項のガラスの製造方法を要旨としている。 問題点を解決するための手段 第1図を参照する。微粉末もしくはアルコキシド又はその両者を用いたゾル‐
ゲル法によるガラスの製造方法において、ゾル5の全体をゲル化容器に接触する
ようにゲル化容器でおおいゲル化し、ゲル化後乾燥して多孔質ゲルを形成して高
温処理をすることによりガラス体を作る。 ゾルを流し込む際には、容器とフタからなるゲル化容器の容器に超音波を照射
しながら流し込みを行い、しかも、ゾルを余分に流し込む。 作用 ゾルは容器以外のものにふれず、乾燥時にガラス体に反りが生じたりガスの抜
けが悪くなることはない。 実施例 1 第1図〜第3図はこの発明の方法を実施するための容器を示している。 第1図と第2図のように容器を成す型1,2とこの内部3には微 粉末もしくはアルコキシド又はその両者を用いたゾル5を注入口4より注入して
充填できるようになっている。 注入後はフタ6でゾル5を封入する。この状態ではゾル5の全体は、型1,2
,フタ6以外の部分もしくは雰囲気とは全く接触しない。型1,2とフタ6はポ
リプロピレン等の疎水性材料からなる。 このゾル5がゲル化して第3図のように型1,2を分解して中の多孔質ゲル7
をとり出すのである。その後、乾燥後、高温処理してガラス体となる。 0.01NHCl と超微粉末シリカ(デグサ株式会社の商品名Aerosil 20
0)を重量比で2:1の割合で混合しゾルを調整した。第1図の容器に超音波照
射を加えながらゾルを流し込み第2図のようにフタ6をしてゲル化した。このよ
うに好ましくは疎水性容器に超音波振動を与えながらゾルを型よりいく分余分に
流し込みゲル化させるのである。 この様にすることで、ゲル化容器内は完全にゾルで満たされる。 ゲル化後、第3図のようにゲルを離型し徐々に乾燥させた。乾燥ゲルにヒビや
反りは生じなかった。この乾燥ゲルを加熱すると1550℃で透明な石英ガラス
体が得られた。 発明の効果 この発明によればゾル全体をゲル化容器でおおい、ゾルを容器以外のものや雰
囲気にふれさせないので、ゲルの異方性が減り均質となり、乾燥、無孔化高温処
理が容易となる。
【図面の簡単な説明】 第1図はこの発明の方法を実施するための容器を示す図、第2図はこの容器に
ゾルをみたした図、第3図は容器を分解した図である。 1,2…型 5………ゾル 6………フタ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 微粉末もしくはアルコキシド又はその両者を用いたゾル‐ゲル法によるガ
    ラスの製造方法において、容器とフタからなるゲル化容器に容器に超音波を照射
    しながらゾルを容器よりも余分に流し込み、フタをすることにより、ゾル全体を
    雰囲気とは全く接触しないようにしてゲル化容器に接触するようにゲル化容器で
    おおいゲル化し、ゲル化後、乾燥して多孔質ゲルを形成させ、これを高温処理し
    てガラス体とすることを特徴とするガラスの製造方法。

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