JP2577322B2 - 植栽樹木の自立用支持杭体 - Google Patents

植栽樹木の自立用支持杭体

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JP2577322B2
JP2577322B2 JP6110596A JP11059694A JP2577322B2 JP 2577322 B2 JP2577322 B2 JP 2577322B2 JP 6110596 A JP6110596 A JP 6110596A JP 11059694 A JP11059694 A JP 11059694A JP 2577322 B2 JP2577322 B2 JP 2577322B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、植林地帯での木々の育
成を促進するため一定年月毎に間引き作業を行うのが常
であるが、この間引き作業により排出された材木は切倒
された状態で放置されることが多く資源の無駄となって
おり、このような無益とされる間伐材を有効に利用すべ
く剛性力の大なる金属製の部片と組合せて構成した植栽
樹木の支持杭体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】間伐材から得られた丸太を用いた従来の
植栽樹木の自立用支持杭体(A′)は図6−aと図6−
bに示している。
【0003】この支持杭体(A′)は2本の丸太杭
(C′),(C′)の上方周面にシュロ縄、線材等
(D′)により丸太片(1′)を締結した鳥居形状のも
のである。
【0004】樹木の自立化作業は、予め開削された穴
(F′)内に植栽用樹木の根鉢(E′)を設置した後
に、丸太杭(C′)を根鉢(E′)の側面に接触状態で
打込み、次々に打込んだ丸太杭(C′),(C′)の一
対毎にその上方側部に丸太片(1′)を掛け渡し締結す
る。そして、打込み設置され鳥居状となした支持杭体
(A′)の相互間はシュロ縄、線材等(D′)により緊
締されて後、土砂が埋め戻されて作業が終了する。樹木
の根本がシュロ縄、線材等(D′)に直に押圧されるの
を防ぐために樹木の根本には麻布等(E″)を巻回する
のが一般的である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の支持
杭体においては、丸太杭の打込みにはハンマーあるいは
バックフォー等を使用するが、該丸太杭の上端部は崩壊
し易く、打込力が半減することの他、シュロ縄、線材等
による締結力程度では該丸太片による根鉢支持力が少な
すぎたり、又、樹木の自立化後での支持杭の上方部は地
表面より相当の長さ突き出た状態を呈して安全性や景観
面で支障を生ずる等の問題があった。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みて為され
たものであって、丸太杭をほぼそれ自体の形状を維持し
つつ打込んで地中での杭機能が低下しないようにすると
同時に樹木の根鉢の上面を強く押圧し得、又、安全上や
景観上、丸太杭体が地表上に突出しないようにし、さら
に、植栽環境に適合すべく根鉢上面を押圧する押圧部片
上面に樹皮、芝類等の装飾材を付加するようになす植栽
樹木の自立用支持杭体を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記諸々の目的を達成す
るために、本発明の植栽樹木の自立用支持杭体は、両側
辺に下方へ屈曲した折曲部を形成すると共に打込用工具
設置孔を形成した押圧部片と該押圧部片の後部に固着し
た湾曲状連結部片とで構成した金属製アングル材を、そ
の連結部片にて丸太杭の上方部に連結し、又、連結部片
の上方外側に掛止用突起を形成し該掛止用突起と押圧部
片の折曲部後方下側とで形成される間隙にワイヤー等の
緊締具を掛渡すようにし、更に、押圧部片の上面に装飾
材を付加するように構成したものである。
【0008】
【作用】上記構成からなる支持杭体は、予め開削された
穴内に挿入設置された樹木の根鉢周囲の空隙に中途まで
土砂を埋め戻してから打込まれる。該支持杭体の一部で
ある丸太杭は根鉢周面に接した状態で所定深度に達する
と同時に該支持杭体の他部材であるアングル材はその折
曲部が根鉢上面に食い込んだ状態で押圧することとな
る。
【0009】このような打込み作業により所望本数の杭
体を打込み設置した後、各支持杭体が所定の係止位置に
掛渡されたワイヤー等の緊締具によって緊締されて根鉢
は強力に保持固定され、残存空隙内に土砂を埋め戻して
植栽施工は終了する。植栽施工終了した支持杭体の押圧
部片はほぼ地表に沿う状態を呈するもので、植栽場所に
応じて該押圧部片の表面を例えば、人工芝、人工樹皮等
を付加することにより周囲の環境にマッチさせる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
説明する。図1はアングル材(B)の斜視図であり、図
2は支持杭体(A)の側面図である。
【0011】又、図3はアングル材(B)の押圧部片
(1)に形成した打込用工具設置孔(1C)と打込工具
(H)との対応図であり、図4は所定の穴(F)に設置
された樹木の根鉢(E)の周囲にハンマー(I)により
工具(H)を介して支持杭体(A)を打込む状態図であ
る。
【0012】又、図5−a、図5−bは樹木の根鉢
(E)が支持杭体(A)及び緊締具により確実に保持固
定された状態を上方から見た場合と側面から見た場合の
各々の図である。
【0013】 上記図1で表したアングル材(B)は金
属製であり、両側辺を下方へ屈曲した折曲部(1a),
(1a)となし、上側表面には例えば人工芝を付加し、
打込用工具設置孔(1)をも形成した押圧部片(1)
と、この押圧部片(1)の後方内側に溶接等により固着
され、ワイヤー等を掛止する突起(2b)及びネジ孔
(2a)を形成した湾曲状連結部片(2)とから構成さ
れる。 このような構成のアングル材(B)は湾曲状連
結部片(2)に間伐材を杭とするいわゆる丸太杭(C)
の上部を嵌合した上でネジ(3)に結合され図2に示す
ような支持杭体(A)が形成される。
【0014】ここで図3〜図5−bを参照しながら樹木
の強力な自立化作業について述べる。先ず、予め所定の
場所に所望の大きさの穴(F)を掘削しておき、該掘削
穴(F)内に樹木の根鉢(E)を挿入設置して後生起し
た空隙内の中途(G)まで土砂を埋め戻し樹木を安定し
た自立状態になし、この根鉢(E)周囲に接するように
支持杭体(A)を打設する(図4参照)。図3に示すよ
うに支持杭体(A)のアングル材(B)における押圧部
片(1)には打込用工具設置孔(1C)が形成され、打
込工具(H)は位置決め突起(H)が該打込用工具設
置孔(1C)に嵌合することで該押圧部片(1)に設置
されるものである。
【0015】図4における支持杭体(A)には前記のよ
うに打込工具(H)が設置され、支持杭体(A)は該打
込工具(H)を介してハンマー(I)で打撃され打込ま
れる。
【0016】 図5ーa,図5ーbに示すように、所望
の本数の支持杭体(A)がその押圧部片(1)の上側表
面と地表とほぼ面一となるように打ち込まれると該押圧
部片(1)は両側辺に形成した下方へ屈曲した折曲部
(1a)(1a)が根鉢(E)の上面から食い込むと共
に上面を押圧するから該根鉢(E)の回転及び揺動が防
止される。
【0017】そして、各支持杭体(A)はアングル材
(B)の湾曲状連結部片(2)の外周に形成した掛止用
突起(2b)と折曲部(1a)との間隙を介して掛渡さ
れたワイヤー等の緊締具(D)により相互に緊締され
る。この後残余の空隙に土砂を埋戻して植栽施工は完了
するのである。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の植栽樹木
の自立用支持杭体は、間伐材である安価な丸太と剛性力
の大なる金属製部片とを組合わせ結合して形成したもの
であり、しかも、その形状も極めて簡易性に富むもの
で、2脚鳥居型である従来の丸太杭に比して支持力及び
作業性が向上する。
【0019】又、樹木の自立化作業が終了した状態では
アングル材、緊締具等が地表に突出することはないか
ら、自由空間を大きく確保できると共に歩行、遊戯等の
際にも極めて安全であり、景観も悪化せず、更に、アン
グル材の押圧部片上に任意所望の装飾材を付加すること
で樹木の植栽場所環境にマッチした植栽も可能となるも
のである。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、金属製のアングル材(B)の斜視図であ
り、
【図2】は、図1のアングル材(B)と丸太杭(C)と
を組合せ結合した支持杭体(A)の側面図である。
【図3】は、図1に示したアングル材(B)の押圧部片
(1)に形成した打込用工具設置孔(1C)と打込工具
(H)との対応図であり、
【図4】は、所定の穴(F)に設置された樹木の根鉢
(E)の周囲にハンマー(I)により工具(H)を介し
て支持杭体(A)を打込む状態を示す。
【図5】は、図2で示した支持杭体(A)を所定の穴
(F)内に挿入設置した根鉢(E)の周面に所望本数打
込んで後にワイヤー等の緊締具(D)により相互緊締結
合して樹木を自立させた状態を、上方から見た図が図5
−aであり、その側面図が図5−bである。
【図6】は、従来の2脚鳥居型の丸太支持杭体を使用し
て樹木を自立させた状態を、上方から見た図が図6−a
であり、その側面図が図6−bである。
【符号の説明】
1…押圧部片 1a…押圧部片(1)の両側辺に形成した下方へ屈曲し
折曲部 1b…人工芝、人工樹皮等の装飾材 1c…打込用工具設置孔 1´…丸太片 2…丸太杭(C)と結合する湾曲状連結部片 2a…ネジ孔 2b…ワイヤー等の掛止用突起 3…ネジ A,A´…支持杭体 B…金属製のアングル材 C,C´…丸太杭 D,D´…ワイヤー等の緊締具 E,E´…樹木の根鉢 F,F´…根鉢を設置する穴 G…穴内に挿入設置された樹木を自立状態にする埋戻し
土砂 H…杭体を打込むための工具 I…ハンマー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両側辺に下方へ屈曲した折曲部(1
    a),(1a)を形成すると共に打込用工具設置孔(1
    c)を形成した押圧部片(1)の下側後端付近に湾曲状
    連結部片(2)を固設した金属製のアングル材(B)と
    丸太杭(C)とからなり、前記湾曲状部片(2)に前記
    丸太杭(C)を嵌合状態で一体に結合したことを特徴と
    する植栽樹木の自立用支持杭体。
  2. 【請求項2】 湾曲状連結部片(2)の外周にはネジ孔
    (2a)と掛止用突起(2b)が形成されていることを
    特徴とする請求項1に記載した植栽樹木の自立用支持杭
    体。
  3. 【請求項3】 押圧部片(1)の上側表面には人工芝、
    人工樹皮等の装飾材(1b)が付加されていることを特
    徴とする、請求項1または請求項2に記載した植栽樹木
    の自立用支持杭体。 【0001】
JP6110596A 1994-04-14 1994-04-14 植栽樹木の自立用支持杭体 Expired - Lifetime JP2577322B2 (ja)

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