JP2577192B2 - アルミニウムに鉄を直接メッキする方法 - Google Patents

アルミニウムに鉄を直接メッキする方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム部材または
アルミニウム合金部材のメッキ方法、特に鉄によるアル
ミニウムシリコン合金のメッキ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車産業は燃料の経済性を満たすため
車体の重量を軽くするためにアルミニウムピストンを有
するアルミニウムのエンジンを用いることを研究してい
る。しかしながらピストンまたはシリンダ孔の一方が冷
却している開始期間中ピストンスカートのスカッフィン
グを防止するためにアルミニウムよりも堅い金属で被覆
されることが基本的に必要である。それ故、鉄でピスト
ンをメッキする安価で環境的に適切な方法が有効であ
る。
【0003】現在、鉄被覆は通常銅の下地被覆を使用し
てアルミニウムピストン表面にメッキされる。1つの処
理方法では、シアン化銅と塩化鉄バスがメッキで使用さ
れる。シアン化銅は毒性があり、厳しく制限された材料
である。塩化鉄バスも毒性が高く、その周囲の装置に対
して非常に破壊的な腐食性バスである。
【0004】代りの方法は鉄スリーブをシリンダ孔に挿
入することである。また別の方法では熱スプレー被覆処
理によって孔の内部を被覆し、孔を再度機械加工する。
これらの方法はピストンメッキの価格の8〜14倍に見積
もられる。
【0005】前述の方法は多くの工程を使用する。アル
ミニウム上にメッキする従来の方法の例は文献(Metal
Finishing Guidebook and Directory Issue ´92、157
〜158 頁および“Electroplating Engineering Handboo
k 第4版、185 〜188 頁”)に記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】最近の特許明細書(19
92年10月13日出願の第07/959/881号明細書)では亜鉛酸
塩処理を使用してアルミニウムへ鉄をメッキする処理が
開示されている。しかしながらその発明は非常に有効で
はあるが付加的な亜鉛酸塩工程を必要とする。さらにニ
ッケルまたは銅のような付加的な粘着層なしで亜鉛酸塩
層に直接鉄をメッキすることができない。この理由は亜
鉛酸塩のメカニズムにある。亜鉛酸塩はアルミニウム上
に浸漬層として容易に付着するが、次の金属に対する還
元工程は非常に薄い亜鉛被覆を溶解および破壊すること
なく亜鉛酸塩に全面にわたって還元する金属に限定され
る。また亜鉛酸塩の粘着性を強化するためメッキ後の熱
処理を必要とする。
【0007】有毒または危険物質を使用せずに全ての必
要な粘着性、堅牢性、摩擦試験に合格し、適応可能な鉄
被覆でアルミニウムピストンをメッキするための安価な
方法を提供することが望ましい。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、アルミ
ニウム部材の表面またはアルミニウムシリコン合金のよ
うなアルミニウム合金の部材の表面に鉄をメッキする鉄
メッキ処理は、 (a)基体表面を陰極として酸で活性化し、 (b)活性化された表面に硫化鉄を含むメッキバスから
鉄の層をメッキする工程を有している。
【0009】本発明の方法は、従来アルミニウムシリコ
ン合金、例えば390 アルミニウムとして知られているよ
うなダイカストアルミニウムシリコン合金(390 アルミ
ニウムは米国の工業規格番号390 として知られている18
%のシリコンを含有するアルミニウムシリコン合金)を
適切にメッキするために基本的に必要であると考えられ
ていた窒素/フッ化水素酸によるエッチング工程を不要
にする。これは処理工程を節約するだけでなく非常に厳
格に規制されている潜在的に有害な化学物質であるフッ
化水素酸を使用しないで処理を行うことを可能にする。
【0010】本発明の方法は亜鉛酸塩ストライクの必要
性とニッケルまたは銅粘着層の必要性を除去する。本発
明の方法は100 %の良好な部材を生成し、使用が容易で
ある。
【0011】本発明はアルミニウムエンジンで使用され
るように製造されるピストンがより迅速に、価格がかな
り節約されてメッキされることを可能にする。
【0012】
【実施例】本発明は390 超共晶アルミニウム合金のメッ
キに特に有効である。しかしながらアルミニウムを含む
表面に鉄をメッキするのにも有効である。
【0013】本発明の方法はアルミニウム、特に390 ア
ルミニウム合金上に鉄を直接メッキすることを含む。こ
の方法は“Plating on Molybdenum ”と題する米国特許
第4,960,493 号明細書に説明されている発明に関係して
いる。
【0014】本発明の特徴は電気メッキ特に鉄の電気メ
ッキ用の390 アルミニウム合金を含むアルミニウム表面
の活性化である。活性化は表面を容易にメッキできるよ
うに適応させるために必要である。活性化はアルミニウ
ムを含んだ部品を硫酸中の陰極にすることにより達成さ
れ、この処理はここでは“陰極酸活性化(CAA)”と
呼ばれる。水素は陰極で生成され、これはアルミニウム
表面を還元する。これは表面で金属水素化物も形成する
と思われるがこれはまだ立証されていない仮説である。
【0015】従来の方法は亜鉛酸塩を使用し、その後ニ
ッケルまたは銅メッキが行われ、その後で鉄メッキが行
われる。これは非常に適切な方法であるが容積が大きく
なり、個々の工程が考慮されなくてはならない。より多
くの工程が除かれることができ、処理が敏速に行われる
程、より多くの部分が安価で短時間で生成されることが
できる。また窒素/フッ化水素酸エッチング工程を除去
すると環境上の問題も除かれる。
【0016】本発明の実施に基づく複数の異なった実施
例が存在する。第1の実施例ではアルミニウム部品はグ
リースと油分を除去するために熱い侵蝕性エッチングで
はないアルカリ洗浄液に浸漬される。浸漬時間は部品の
洗浄に十分な長さであるが、グリースと油分の汚染量に
より変化される。このような洗浄液の例はAllied-Kelit
e 社から得られる皿洗器組成物のようなCHEMIZID 740、
VWR Scientificから入手可能なALKANOX のような市場で
入手可能な商品を含む。浸漬時間は典型的に約15秒から
1分の範囲である。部品の油分またはグリースが多いと
溶剤のグリース除去工程がアルカリ洗浄工程前に行われ
る。洗浄された部品は冷水ですすがれる。
【0017】次にアルミニウムを含む部品は陰極の酸活
性化用の酸溶液に浸漬される。酸溶液は室温で15〜25容
積%の硫酸水溶液である。1例として20容積%の硫酸溶
液が用いられる。これは“酸活性化セル”である。
【0018】電源の正電極が電極に接続され、これは酸
の活性化セルの陽極になる。電極は黒鉛、鉛、プラチ
ナ、チタンで構成することができる。これらの電極はメ
ッキされる陰極(部品)の面積の少なくとも2倍であ
る。陽極と陰極の比率は大きさにおいて非常にかけはな
れているならば溶液はセルを完成するより酸素と水素ガ
スを放出する。陽極はタンクの両側に配置され、部品
(または陰極)は陽極の間に配置されている。
【0019】陰極の酸活性化と結果としての電気メッキ
工程を実行するのに好ましい方法は、陽極で設定された
2つの整流器と、一方の整流器から酸活性化セルに延在
する正のワイヤと、他方の整流器から鉄メッキバスの鉄
陽極に延在する陽極または正のワイヤを使用することで
ある。このようにして2つの異なった電流密度を設定す
ることができ、整流器上の設定を変化する時間を無駄に
しない。この装置は図1に示されている。
【0020】2つのメッキタンク10,12 が図で示されて
いる。第1のタンク10中には陰極を構成しているアルミ
ニウムを含んだ部品16の表面を活性化するための酸溶液
14が入れられている。陽極18と陽極接続18´は電気メッ
キ回路を完成している。
【0021】第2のタンク12中には表面が活性化される
アルミニウムを含んだ部品16が浸漬されている鉄メッキ
溶液20がある。陽極22と陽極接続22´は電気メッキ回路
を完成している。
【0022】各メッキタンク10,12 はそれぞれ電源また
は整流器24,26 に関連されている。2つが共に使用され
るときには両者の電源の負の導線28,30 はそれぞれ接続
されこれらのワイヤは部品16に接続される。この接続は
部品16を陰極にする。28,30に関連する太い破線は部品1
6が酸活性化バスに浸漬されるときの陰極位置を示し、2
8´と30´に関連する細い破線は部品16が鉄メッキバス
に浸漬されたときの陰極位置を示す。
【0023】部品16は20%の硫酸の活性化バス14に浸漬
され、電圧はセルを活性化するために最小6ボルトまで
上げられる。目標とする電流密度は所望の活性化を達成
するために1平方フィート当り少なくとも約200 アンペ
ア(21.5A/dm2 )である。浸漬時間は約15乃至20秒
である。時間が長過ぎると部品16を腐蝕させ、また短過
ぎるとアルミニウム含有部品表面の十分な活性化が得ら
れない。
【0024】陰極(負の導線28,30 )は部品16に取付け
られ、部品16は1平方フィート当り約40アンペア(4.31
A/dm2 )に予めセットされた鉄のメッキバス20に直
接移動され、部品は必要なメッキの厚さを形成するのに
必要とする時間だけメッキされる。電流密度は通常工業
的に使用される程度である。メッキ時間はファラデーの
法則と陰極効率に基づく。1リットル当り450 グラムの
濃度の硫化アンモニウム鉄を有する鉄バスを使用して0.
001 インチの厚さの鉄の被覆を付着するのに約20分かか
る。
【0025】鉄メッキバスは任意の既知の鉄メッキバス
を使用することができる。鉄メッキバスの組成は硫化ア
ンモニウム鉄のような硫化鉄の水溶液からなることが好
ましい。このメッキバスの濃度は約400 〜500 g/Lの
範囲の値であり、メッキバスのpHは約1.7 〜2.5 の範
囲である。硫化アンモニウム鉄の濃度は約450 g/Lで
あることが好ましい。
【0026】鉄メッキバスもメッキ特性を強化するため
濡れ剤、光沢剤等のような適切な付加剤を含んでいても
よい。光沢剤は高い電流密度の使用を許容し、これは部
品のより速いメッキを可能にする。このような付加剤の
組成と濃度はメッキ技術でよく知られており本発明と直
接関係はない。
【0027】陽極は酸の活性化セルと関連して前述され
た陽極材料で構成され、黒鉛、鉛、プラチナ、チタンを
含む。約20〜60アンペア/ft2 (2.15〜6.46A/dm
2 )の電流密度は陰極としてアルミニウムを含む部品に
供給される。電流は約40〜50アンペア/ft2 (4.31〜
5.38A/dm2 )であることが好ましく、これは鉄メッ
キの適切な外見と共に高速度のメッキ時間の最良の組合
わせを提供する。
【0028】鉄は約0.0002〜0.0015インチ(0.00051 〜
0.0038cm)の厚さにメッキされる。約0.0002インチよ
りも小さい厚さは磨耗に対して十分な厚さの鉄の被覆を
与えてない。また約0.0015インチよりも大きい厚さは非
常に脆弱な鉄層を生じる。アルミニウム合金ピストンに
対する好ましい厚さはメッキ表面当り約0.001 インチ
(0.0025cm)の鉄層である。
【0029】40アンペア/ft2 (4.31A/dm2 )で
約20分の典型的な浸漬時間は所望の厚さを得るために使
用されるが、それより低いまたは高い電流で、またもっ
と短期間または長期間で所望の厚さを得るために本発明
の実施で使用されることができる。
【0030】第2の実施例ではアルミニウムを含んだ部
品は前述したようにグリースと油分を除くために熱い侵
蝕性ではないアルカリ洗浄液に浸漬され、冷水でゆすが
れる。
【0031】アルミニウムを含んだ部品は活性化/スト
ライクとメッキの組合わせを行うために直接鉄メッキバ
ス(硫化アンモニウム鉄または硫化鉄)に浸漬される。
pHは溶液中の鉄濃度を維持するために1.7 〜2.5 に調
節される。このpH範囲外で鉄は沈殿する。例えば硫化
鉄メッキバスを使用すると硫酸がpHを調節するために
使用される。アルミニウムを含んだ部品は最小6ボルト
が可能な整流器の負端子に接続される。目標とする電流
密度は1平方フィート当り約200 アンペアである。部品
は5〜20秒間この電流密度に露出される。15〜20秒後、
電流密度は1平方フィート当り20〜60アンペア(2.15〜
6.46A/dm2 )に減少され、前述のように必要な厚さ
の鉄メッキを付着する時間中その値に維持される。
【0032】さらに別の実施例では、組合わせた活性化
と鉄のストライクは酸の活性化バスと硫化鉄を含んだバ
ス(硫化アンモニウム鉄または硫化鉄)を使用すること
により行われ、pHはメッキバスよりも低く約1.3 〜1.
5 の範囲である。硫化アンモニウム鉄の場合、濃度範囲
は約100 〜150 g/Lである。ストライクは1平方フィ
ート当り200 アンペア(21.5A/dm2 )で行われる。
すすぎをせずに部品は前述したようにメッキ用に調整さ
れたバスに移動され、必要な厚さにするのに必要な時間
メッキが行われる。
【0033】アルミニウムクーポンは第1の実施例を使
用して鉄でメッキされ、テープ試験と、チゼル試験と、
切断および引張り試験の方法により試験された。
【0034】テープ試験ではテープ片がメッキ部品に付
着され、平坦に圧縮される。テープは迅速に引張られ、
クーポンはメッキ被覆の引張り試験を受ける。
【0035】チゼル試験ではメッキをタガネで剥離する
試みが行われる。メッキが離れるならば、ベ−ス金属が
変形しているか否かのチェックをし、粘着力が弱いと被
覆の分離が生じる。根本的に試験されることはタガネが
ベ−ス金属または単にベ−ス金属/メッキされた金属結
合を破損するか否かである。ベ−ス金属/メッキされた
金属結合の破損は粘着力が低いことを示している。切断
および引張り試験では部品はバンドソーを用いて半分に
切断される。端部はベ−ス材料からメッキされた被覆の
剥離または引張りによる分離に対して試験される。全て
のクーポンは全ての試験に合格した。本発明はメッキさ
れた390 のアルミニウム合金ピストンに関して説明さ
れ、これは約18%のシリコンを含むシリコンアルミニウ
ム合金であるが、本発明は他のアルミニウム合金および
他のアルミニウム合金部品の鉄メッキにも同様に適用で
きる。
【0036】しばしば、熱処理工程は例えばアルミニウ
ム合金に鉄等の電気メッキに続いて熱処理工程が使用さ
れる。このような熱処理工程は水素による脆弱さをなく
し、メッキ被覆の粘着力を改良する。熱処理工程は約35
0 °から400 °F、典型的には約375 °Fに上昇された
温度で約1乃至3時間、典型的には約1時間実行され
る。6061のような他のアルミニウム合金はメッキ後の熱
処理を必要とし、390 アルミニウム合金はこのような処
理を必要としないようである。
【0037】アルミニウム合金ピストンの鉄メッキのよ
うな多数の応用で非常に重要なことは、鉄被覆は許容可
能な硬度を有することである。ピストンに対してはこの
硬度はCスケールで約40以上のロックウェルの硬度に匹
敵する。本発明の実施はこのような応用に対して許容可
能な硬度の鉄被覆を提供する。
【0038】前述のようにメッキされた390 アルミニウ
ム合金ピストンは粘着力、形態、硬度、厚さに対する試
験を受け、全ての試験に合格した。粘着試験は試験クー
ポンで行われた。断面の顕微鏡検査は付着形態が堅牢で
きめ細かいことを示している。クーポンはまた簡単な摩
擦試験で良好な粘着を示している。
【0039】本発明による陰極酸活性化の使用は熱処理
工程を必要としない。また活性化工程は亜鉛処理後に行
われなければならない濯ぎ工程をなくすことを可能にす
る。またニッケルまたは銅メッキ処理とそれに続く濯ぎ
工程を不要にする。さらに活性化工程は亜鉛酸塩前に必
要な工程である酸のニッケルとこの処理に続く濯ぎを不
要にする。
【0040】以上、鉄メッキアルミニウム合金部品とそ
れを使用するメッキ処理を説明した。明白な特性の種々
の変化および変形が行われ、当業者にはこれらの変化と
変形が請求の範囲に記載されている本発明の技術的範囲
内にあることは明白であろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例で使用される装置の概略図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−237576(JP,A) 特開 平4−180594(JP,A) 特開 平1−262611(JP,A)

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)活性化した表面を形成するために
    酸溶液中に浸漬されたメッキすべき部材を陰極としてそ
    の表面を活性化し、 (b)硫化鉄を含むメッキバスから鉄層を前記活性化さ
    れた表面にメッキすることを特徴とするアルミニウム
    材またはアルミニウム合金部材の表面に鉄をメッキする
    鉄メッキ方法。
  2. 【請求項2】 前記アルミニウム合金部材がアルミニウ
    ムシリコン合金で構成されている請求項1記載の鉄メッ
    キ方法。
  3. 【請求項3】 (a)酸溶液を含み、少なくとも1つの
    陽極を有する電解質セルを設け、 (b)メッキすべき部材を前記酸溶液中に浸漬し、前記
    陽極に対してこの部材を陰極として使用し、 (c)15乃至20秒の時間前記セルに6ボルト以上の
    電圧と200アンペア/ft2 (21.5A/dm2 )以上
    の電流密度の電流を供給する処理により前記部材の前記
    表面を活性化する請求項1記載の鉄メッキ方法。
  4. 【請求項4】 前記酸溶液が水中に15乃至25容積
    の硫酸を含む溶液からなり前記部材が前記メッキバスに
    浸漬される請求項3記載の鉄メッキ方法。
  5. 【請求項5】 前記酸溶液が硫化アンモニウム鉄または
    硫化鉄バス溶液を含み、前記部材がそれに続く鉄のメッ
    キをするために前記酸溶液中にそのまま置かれる請求項
    3記載の鉄メッキ方法。
  6. 【請求項6】 前記酸溶液は400乃至500g/Lの
    硫化アンモニウム鉄を含み、pHが1.7乃至2.5の
    範囲に維持される硫化アンモニウム鉄のバス溶液を含む
    請求項5記載の鉄メッキ方法。
  7. 【請求項7】 前記溶液が約100 〜150 g/Lの硫化ア
    ンモニウム鉄を有し、pHが約1.3 〜1.5 の範囲に維持
    される硫化アンモニウム鉄メッキのバス溶液を含む請求
    項5記載の鉄メッキ方法。
  8. 【請求項8】 (a)鉄メッキバスを含み、少なくとも
    1つの陽極を有する電解質セルを設け、 (b)前記鉄メッキバス中にメッキすべき部材の表面を
    浸漬し、前記陽極に対 してこの部材を陰極として使用
    し、 (c)15乃至40分の範囲の時間、6ボルト以上の電
    と20アンペア/ft2 (2.15A/dm2 )以上の電
    流密度の電流を供給する処理により前記活性化された表
    を鉄でメッキする請求項1記載の鉄メッキ方法。
  9. 【請求項9】 前記鉄メッキバスが400乃至500g
    /Lの硫化アンモニウム鉄の水溶液を含む請求項8記載
    の鉄メッキ方法。
  10. 【請求項10】 前記鉄メッキバスは、pHが1.7乃
    2.5の範囲に維持されている450g/Lの硫化ア
    ンモニウム鉄を含む請求項9記載の鉄メッキ方法。
JP6097743A 1993-05-12 1994-05-11 アルミニウムに鉄を直接メッキする方法 Expired - Lifetime JP2577192B2 (ja)

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