JP2576915B2 - 荷役運搬車両 - Google Patents

荷役運搬車両

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JP2576915B2 JP864791A JP864791A JP2576915B2 JP 2576915 B2 JP2576915 B2 JP 2576915B2 JP 864791 A JP864791 A JP 864791A JP 864791 A JP864791 A JP 864791A JP 2576915 B2 JP2576915 B2 JP 2576915B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この出願の発明は、積載物の運搬
を目的としているトラック、トレーラ等の車両であっ
て、所謂ハイドロニューマティックサスペンション(油
圧式懸架装置)を有した荷役運搬車両に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】荷役運搬車両の油圧式懸架装置として
は、例えば、図6に示すようなものがあり、このもの
は、同図に示すように、油圧シリンダ92と、この油圧シ
リンダ92のヘッド側室に接続された補器93とから構成さ
れていると共に、前記補器93が、蓄圧器94と、前記油圧
シリンダ92と蓄圧器94間を繋ぐ一つの回路と、前記回路
に設けられたオリフィス95とから成るものとしてある。
上記した油圧シリンダ92は、図6に示す如く、シリンダ
主体98を車体側に、ピストンロッド97を走行装置として
の車輪側に、それぞれ取付ける態様で装着してある。
【0003】したがって、路面からの衝撃による車体と
車軸との連続的な接離は、油圧シリンダ92のピストンロ
ッド97の動きとなってヘッド側室の圧力変化として現れ
る。そして、前記圧力変化によってピストン99が蓄圧器
94の蓄圧に抗して移動し、その結果、走行時における路
面からの衝撃が緩衝されることとなる。ところが、上記
懸架装置を有する車両では、車軸に積載物重量がかかっ
ていない状態(この明細書では、この状態を空車状態と
いう)にあるときには上記緩衝機能を十分に発揮するも
のの、車軸に積載物重量がかかっている状態(この明細
書では、この状態を積車状態という)にあるときには、
緩衝機能を十分に発揮しないという問題がある。
【0004】即ち、上記した荷役運搬車両は、空車時に
おいて上記緩衝機能が働くように、空車状態においてピ
ストン99を図6の実線に示した位置に存在させてあるこ
とから、積車状態においては、ピストン99は封入ガスを
圧縮して同図の破線に示した位置となり(蓄圧器94のガ
ス封入室が非常に小さくなり)、その結果、ピストン99
の移動範囲が制限されて、走行時における路面からの衝
撃が十分に緩衝できないのである。
【0005】尚、上記したピストン99の設定位置を積車
状態にあわせて行った場合には、上記の場合とは逆に、
空車状態における緩衝機能の低下を招来する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、この出願の発
明では、空車時、積載時にかかわらず、路面からの衝撃
が十分に緩衝できる輸送用車両を提供することを課題と
する。
【0007】
【課題を解決する為の手段】この出願の請求項1記載の
発明では、油圧シリンダのヘッド側室に第1補器を接続
して縣架装置を構成させ、前記第1補器が、蓄圧器と、
油圧シリンダと蓄圧器を繋ぐ回路とから成るものとし、
前記油圧シリンダのシリンダ主体とピストンロッドのう
ち、一方を車体側に、他方を走行装置側に、それぞれ取
付けた荷役運搬車両において、油圧シリンダのヘッド側
室に上記第1補器とは別の第2補器を接続し、前記第2
補器が、蓄圧器と、前記油圧シリンダと蓄圧器間を繋ぐ
二つの回路と、前記回路のうち一方に設けられ且つ蓄圧
器から油圧シリンダへの油の移動のみを阻止する逆止弁
と、前記回路のうち他方に設けられ且つ油圧シリンダか
ら蓄圧器への油圧が所定以上に達したときに開弁するリ
リーフバルブとから成るものとし、第2補器におけるリ
リーフバルブの開弁設定圧を空車状態における油圧シリ
ンダからの圧力と積車状態におけるそれとの間に設定し
ている。
【0008】又、この出願の請求項2の発明では、油圧
シリンダのヘッド側室に補器を接続して縣架装置を構成
させ、前記補器が、蓄圧器と、前記油圧シリンダと蓄圧
器間を繋ぐ二つの回路と、前記回路のうち一方に設けら
れ且つ蓄圧器から油圧シリンダへの油の移動のみを阻止
する逆止弁と、前記回路のうち他方に設けられ且つ油圧
シリンダから蓄圧器への油圧が所定以上に達したときに
開弁するリリーフバルブとから成るものとし、前記油圧
シリンダのシリンダ主体とピストンロッドのうち、一方
を車体側に、他方を走行装置側に、それぞれ取付けた荷
役運搬車両において、油圧シリンダに第1補器及び第2
補器を接続し、第2補器におけるリリーフバルブの開弁
設定圧を空車状態における油圧シリンダからの圧力と積
車状態におけるそれとの間に設定している。
【0009】
【作用】この出願の発明は次の作用を有する。この荷役
運搬車両では、第2蓄圧器の蓄圧は空車状態における油
圧シリンダからの圧力と積車状態におけるそれとの間に
維持されることとなり、その結果、空車状態において
は、油圧シリンダからの圧力は第2蓄圧器に作用するこ
となく第1蓄圧器のみに作用し、又、積車状態において
は、油圧シリンダからの圧力は第1蓄圧器と第2蓄圧器
の両方に作用することとなる。即ち、空車状態では第1
蓄圧器のみが緩衝機能を発揮し、積車状態では主として
第2蓄圧器が緩衝機能を発揮することとなる。
【0010】したがって、このものでは、積車状態にお
いて緩衝機能を発揮する第2補器の蓄圧器の蓄圧は、空
車状態において緩衝機能を発揮する第1補器のそれより
も大きいことから、積車状態においても従来の荷役運搬
車両のように、積車状態における油圧シリンダからの圧
力によって、蓄圧器のガス封入室が非常に小さくなるよ
うなことはない。
【0011】
【実施例】以下、この出願の発明の構成を実施例として
示した図面に従って説明する。この実施例の荷役運搬車
両は、図1に示すように、車台フレーム1の前部に前輪
13を支持する一対の油圧式懸架装置2,2を、後部に昇
降シリンダ11,12により支持された荷台10を、それぞれ
有するものであり、更に、前記昇降シリンダ11,12の動
作により荷台10を路面に対して昇降駆動(地面に対して
接触・離反させる為に行われる)させた直後の数秒間で
油圧式懸架装置2,2を介して車高を自動調整する自動
車高調整機能と、空車状態、積車状態にかかわらず緩衝
機能を十分に発揮させる緩衝性維持機能を具備させてい
る。
【0012】上記した各油圧式懸架装置2は、図1及び
図2に示すように、基本的には、車台フレーム1から垂
下させたブラケットに揺動可能に取付けられた下側トル
クロッド20と、車台フレーム1に揺動可能に取付けられ
た上側トルクロッド21と、図1〜図3に示す、車台フレ
ーム1と前記下側トルクロッド20との間に取付けられ且
つ第1・第2補器7,8を備えた油圧シリンダ5及び二
つのレベル検出器3,4とから成り、上側トルクロッド
21及び下側トルクロッド20の自由端側で前車軸14を支持
させて構成してある。
【0013】レベル検出器3は、図4に示すように、ロ
ッド31の一端に取付けられた磁性を有する筒状体32を筒
状のケース30内で進退させ、前記ロッド31とケース30に
配設した近接スイッチ33との接離により出力をON・OFF
させるようにしてある。上記ロッド31と筒状体32とは、
同図に示すように、ロッド31の拡径部を筒状体32内に、
抜止め状態に且つ進退可能に収容させると共に前記拡径
部と筒状体32の閉塞端との間にスプリング34を介在させ
るようにして取付けてあり、これにより、筒状体32が近
接スイッチ33に最接近した状態から更にロッド31に押込
力が作用したときでも車軸の上下運動を妨げることなく
近接スイッチ33のON状態が維持できるようにしてあり、
又、ロッド31の押込力が解除されたときには筒状体32が
近接スイッチ33に離反して、前記近接スイッチ33のOFF
状態が維持されるようにしてある。そして、上記近接ス
イッチ33は、図4に示す如く、螺合する態様でケース30
に取付けられていると共に近接スイッチ33のケース30へ
のネジ込み量を調整することによりON・OFF位置の設定
調整が行えるようにしてある。
【0014】又、レベル検出器4は、上記したレベル検
出器3と同様の構成としてあり、ケース40,ロッド41,
筒状体42,近接スイッチ43,スプリング44とから構成さ
れている。尚、この実施例のものでは、特に、上記レベ
ル検出器3における近接スイッチ33のケース30へのネジ
込量をレベル検出器4における近接スイッチ43のケース
40へのネジ込量よりも小さく設定してあり、レベル調整
時や走行時における不安定作動を防止ならしめている。
又、上記レベル検出器3,4は上記したように車台フレ
ーム1と下側トルクロッド20との間に取付けてあるが、
その取付け態様は、図2に示す如く、車台フレーム1に
筒体ケース30,40側を、下側トルクロッド20にロッド3
1,41側を、それぞれ取付けてあり、レベル検出器3,
4は下側トルクロッド20を介して並設させたものとして
ある。
【0015】他方、この荷役運搬車両では、上記自動車
高調整機能と緩衝性維持機能とを有するものとする為
に、図3,図5に示すような油圧系−電気系回路を採用
している。油圧系回路は、図3及び図5に示すように、
基本的にはタンク50、ポンプ51、リリーフ弁52、電磁弁
53〜57、油圧シリンダ5,5、第1・第2補器7,8を
有すると共にこれらのそれぞれを同図の如く接続してあ
り、又、電気系回路は、図3に示すように、昇降シリン
ダ11,12を操作する操作レバーと連動して開閉する連動
スイッチ6、この連動スイッチ6のON状態から一定時間
通電させるタイマ60、近接スイッチ33,43を有するレベ
ル検出器3,4、リレースイッチ61,62を有すると共に
同図に示す如くこれらのそれぞれを接続し、且つ、上記
油圧系回路の機器の電気入力部に接続してある。尚、上
記油圧系回路では油圧シリンダ5のピストンロッドの移
動に伴うショックを緩衝すべく、同図に示す如く、リリ
ーフバルブR、逆止弁C、オリフィスOを組み合わせた
回路を具備させてある。
【0016】上記した第1補器7は、図3に示すよう
に、第1蓄圧器70と、前記油圧シリンダ5と第1蓄圧器
70間を繋ぐ三本の回路71,72,72' と、前記回路72に設
けられ且つ蓄圧器70から油圧シリンダ5への油の移動の
みを阻止する第1逆止弁73と、前記回路71に設けられ且
つ油圧シリンダ5から第1蓄圧器73への油圧が所定以上
に達したときに開弁する第1リリーフバルブ74と、前記
回路72'に設けられ且つ油圧シリンダ5と第1蓄圧器70
間の油の移動を制限するオリフィス74' から構成されて
いる。
【0017】そして、第2補器8は、同図に示すよう
に、第2蓄圧器80と、前記油圧シリンダ5と第2蓄圧器
80間を繋ぐ二本の回路81,82と、前記回路82に設けられ
且つ第2蓄圧器80から油圧シリンダ5への油の移動のみ
を阻止する第2逆止弁83と、前記回路81に設けられ且つ
油圧シリンダ5から第2蓄圧器80への油圧が所定以上に
達したときに開弁する第2リリーフバルブ84とから構成
されている。
【0018】尚、この出願の荷役運搬車両では、空車時
における油圧シリンダ5のヘッド側圧力は50kg/cm2と、
積車時におけるそれは120kg/cm2 となるものであり、こ
れに対して、上記した第1蓄圧器70をシリンダ型とする
と共にこれの有効容量を5リットル、第1リリーフバル
ブ74を内部ドレン型とすると共にこれの開弁設定圧力を
20〜40kg/cm2, 第2蓄圧器80をプラダ型とすると共にこ
れの有効容量を3リットル、第2リリーフバルブ84を外
部ドレン型とすると共にこれの開弁設定圧力を80kg/cm2
としている。
【0019】又、図5に示す連動スイッチ6は中央OFF
、両端ONの3位置を有するもので、これは荷役装置の
切換レバーの中央−中立、両端はシリンダの伸縮の3位
置はそれぞれ対応させてある。そして、スイッチ63は、
長時間の不使用状態が招く、油圧シリンダ5,5からの
油の洩れを補給する為の補正用スイッチであり、押金ス
イッチ(ばね自動復帰タイプ)の手動操作によりレベリ
ング調整が行われる。
【0020】この実施例のものは、上記のように構成さ
れているから、昇降シリンダ11,12を駆動させる操作レ
バーの操作により荷台10を昇降させると、荷台10が路面
と接地した状態となったり、荷台10が路面から離れて車
両に積載された状態となり、タイヤ反力が増減して輪荷
重(軸荷重)が変化する。即ち、上記操作レバーの操作
をすると、連動スイッチ6は通電状態となり、タイマ60
を介して近接スイッチ33,43が通電状態になると共にリ
レースイッチ61,62の電源側の接点も通電状態となり、
更に、レベリング用の油圧ポンプ51のアンロード用とし
て設けた電磁弁53は通電状態となる。そして、作業者が
荷台10の昇降用の操作レバーを中立にしても、連動スイ
ッチ6が中立−OFF 状態になる以外、近接スイッチ33,
34、リレースイッチ61,62等の機器はタイマ60の設定時
間(操作レバーの操作時から2〜10秒程度)上記状態が
維持される。
【0021】したがって、積荷作業が終了して空車状態
から積車状態にすると、輪荷重の増加に伴いシリンダ
5、5の全長が縮小して蓄圧器に作用する圧力は増加す
ることとなるが、このとき、レベル検出器3,4の全長
の短縮に伴い近接スイッチ33、43はON状態となるのでリ
レースイッチ61,62もON状態となり、電磁弁54,56は開
弁せしめられると共に電磁弁55,57は閉弁を維持する。
即ち、油圧シリンダ5の油が電磁弁55,57を介してタン
ク50に排出されることなく、タンク50内の油が電磁弁5
4,56を介して各シリンダ5に供給されることとなり、
油圧シリンダ5,5の全長は長伸せしめられることとな
る。
【0022】ここで、上記油圧シリンダ5,5の伸長が
所定に達すると、レベル検出器3,4の近接スイッチ33
がOFF 状態となり(近接スイッチ33,43の位置調整によ
りこの作用を奏する) 、リレースイッチ61がOFF →電磁
弁54,56が閉弁となって油圧シリンダ5,5への油の供
給は停止される。即ち、自動車高調整機能が発揮されて
車両の車高は所定の高さで維持されることとなる。
【0023】又、上記とは逆に、積荷作業が終了して積
車状態から空車状態にすると、輪荷重の減少に伴い油圧
シリンダ5,5の全長が長伸して各蓄圧器に作用する圧
力は減少することとなるが、このとき、レベル検出器
3,4の全長の長伸に伴い近接スイッチ33、43はOFF 状
態となるのでリレースイッチ61,62もOFF 状態となり、
電磁弁54,56は閉弁せしめられると共に電磁弁55,57は
開弁を維持する。即ち、タンク50内の油が電磁弁54,56
を介して各油圧シリンダ5に供給されることなく、タン
ク50内に油が電磁弁54,56を介して各油圧シリンダ5か
ら排出されることとなり、油圧シリンダ5,5の全長は
短縮せしめられることとなる。
【0024】ここで、上記油圧シリンダ5,5の短縮が
所定に達すると、レベル検出器3,4の近接スイッチ43
がON状態となり(近接スイッチ33,43の位置調整により
この作用を奏する) 、リレースイッチ62がOFF →電磁弁
55,55が閉弁となって油圧シリンダ5,5からタンク50
への排出は停止される。即ち、自動車高調整機能が発揮
されて車両の車高は所定の高さで維持されることとな
る。
【0025】又、この荷役運搬車両では、各蓄圧器の圧
力は、第1蓄圧器70では油圧シリンダ5のシリンダヘッ
ド側と同じ圧力(空車時:50kg/cm2±振動による変動圧
力差、積車時:120kg/cm2 ±振動による変動圧力差)と
なり、第2蓄圧器80では空車時は80kg/cm2、積車時は油
圧シリンダ5のシリンダヘッド側と同じ120kg/cm2 ±振
動による変動圧力差となり、その結果、空車状態におい
ては、第2蓄圧器80に油圧シリンダ5からの圧力が作用
することなく、第1蓄圧器70のみに作用し、又、積車状
態においては、油圧シリンダ5からの圧力は第1蓄圧器
70と第2蓄圧器80の両方に作用することとなる。即ち、
空車状態では第1蓄圧器70のみが緩衝機能を発揮し、積
車状態では主として第2蓄圧器80が緩衝機能を発揮する
こととなり、空車時、積載時にかかわらず、路面からの
衝撃が十分に緩衝できることとなる。
【0026】そして、走行中において、車輪が路面に形
成されている非常に深い穴や高い突起物に乗り上りげた
ような場合においても、油圧シリンダ5からの圧力は第
2逆止弁83を介して瞬間的に第2蓄圧器80に作用するこ
ととなるが、その後、前記油圧は第1蓄圧器70のみに作
用することとなる。尚、上記実施例のものとは構成は相
違するが、上記油圧シリンダのヘッド側室と第1蓄圧器
とを一本の回路で接続し、前記回路にオリフィスを設け
るようにしても、基本的効果は同様に奏するものとな
る。
【0027】
【発明の効果】この出願の発明は、上述の如くの構成を
有するものであるから、次の効果を有する。この荷役運
搬車両では、積車状態においても従来の荷役運搬車両の
ように、蓄圧器におけるガス封入室が非常に小さくなる
ようなことはないから、空車時、積載時にかかわらず、
路面からの衝撃が十分に緩衝できることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の荷役運搬車両の全体図。
【図2】前記荷役運搬車両における懸架装置と車輪との
関係を示す図。
【図3】前記荷役運搬車両における懸架装置の油圧シリ
ンダと補器の関係を示す図。
【図4】前記荷役運搬車両における懸架装置のレベル検
出器の説明図。
【図5】前記荷役運搬車両における懸架装置の油圧系−
電気系回路図の説明図。
【図6】従来の荷役運搬車両における懸架装置の油圧系
回路図の説明図。
【符号の説明】
5 油圧シリンダ 7 第1補器 8 第2補器 73 第1逆止弁 74 第1リリーフバルブ 83 第2逆止弁 84 第2リリーフバルブ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧シリンダのヘッド側室に第1補器を
    接続して縣架装置を構成させ、前記第1補器が、蓄圧器
    と、油圧シリンダと蓄圧器を繋ぐ回路とから成るものと
    し、前記油圧シリンダのシリンダ主体とピストンロッド
    のうち、一方を車体側に、他方を走行装置側に、それぞ
    れ取付けた荷役運搬車両において、油圧シリンダのヘッ
    ド側室に上記第1補器とは別の第2補器を接続し、前記
    第2補器が、蓄圧器と、前記油圧シリンダと蓄圧器間を
    繋ぐ二つの回路と、前記回路のうち一方に設けられ且つ
    蓄圧器から油圧シリンダへの油の移動のみを阻止する逆
    止弁と、前記回路のうち他方に設けられ且つ油圧シリン
    ダから蓄圧器への油圧が所定以上に達したときに開弁す
    るリリーフバルブとから成るものとし、第2補器におけ
    るリリーフバルブの開弁設定圧を空車状態における油圧
    シリンダからの圧力と積車状態におけるそれとの間に設
    定したことを特徴とする荷役運搬車両。
  2. 【請求項2】 油圧シリンダのヘッド側室に補器を接続
    して縣架装置を構成させ、前記補器が、蓄圧器と、前記
    油圧シリンダと蓄圧器間を繋ぐ二つの回路と、前記回路
    のうち一方に設けられ且つ蓄圧器から油圧シリンダへの
    油の移動のみを阻止する逆止弁と、前記回路のうち他方
    に設けられ且つ油圧シリンダから蓄圧器への油圧が所定
    以上に達したときに開弁するリリーフバルブとから成る
    ものとし、前記油圧シリンダのシリンダ主体とピストン
    ロッドのうち、一方を車体側に、他方を走行装置側に、
    それぞれ取付けた荷役運搬車両において、油圧シリンダ
    に第1補器及び第2補器を接続し、第2補器におけるリ
    リーフバルブの開弁設定圧を空車状態における油圧シリ
    ンダからの圧力と積車状態におけるそれとの間に設定し
    たことを特徴とする荷役運搬車両。
  3. 【請求項3】 第1補器における蓄圧器の有効容量を、
    第2補器におけるそれよりも大きく設定したことを特徴
    とする請求項1又は2記載の荷役運搬車両。
  4. 【請求項4】 第2補器のリリーフバルブを、外部ドレ
    ン形式のものとしたことを特徴とする請求項1又は2記
    載の荷役運搬車両。
  5. 【請求項5】 第1補器の回路にオリフィスを設けたこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の荷役運搬車両。
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