JP2576802B2 - 遠隔プログラムアドレス管理方式 - Google Patents

遠隔プログラムアドレス管理方式

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JP2576802B2 JP6258714A JP25871494A JP2576802B2 JP 2576802 B2 JP2576802 B2 JP 2576802B2 JP 6258714 A JP6258714 A JP 6258714A JP 25871494 A JP25871494 A JP 25871494A JP 2576802 B2 JP2576802 B2 JP 2576802B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クライアント計算機と
サーバ計算機とをネットワークを介して接続することに
より構築した計算機システムに於いて、クライアント計
算機上で動作するクライアントプログラムからサーバ計
算機上で動作するサーバプログラムを遠隔手続き呼び出
しで呼び出す際に必要となるサーバプログラムのプログ
ラムアドレスを管理する遠隔プログラムアドレス管理方
式に関する。
【0002】
【従来の技術】サーバ計算機とクライアント計算機とを
ネットワークを介して接続することにより構成した計算
機システムに於いては、クライアント計算機上で動作す
るクライアントプログラムからサーバ計算機上で動作す
るサーバプログラムを遠隔手続き呼び出しで呼び出す際
には、ネットワーク上でサーバプログラムを一意に特定
するアドレスを指定する必要がある。
【0003】このため従来は、サーバ計算機上のテーブ
ルでサーバプログラムの計算機内アドレスを管理してお
き、クライアント計算機からプログラム名をキーとした
アドレス検索要求が行われた際、サーバ計算機上のプロ
グラムアドレス管理手段が該当するサーバプログラムの
計算機内アドレスを返却することにより、クライアント
プログラムがサーバプログラムのアドレスを獲得し得る
ようにしている。
【0004】このような方法を利用している具体的な例
としては、サンマイクロシステムズ社の遠隔手続き呼び
出しであるSun RPCがある。
【0005】Sun RPCでは、W.リチャード・ス
ティーヴンス著『UNIXネットワークプログラミン
グ』,P819〜P929,1993年3月20日第2
刷,株式会社トッパン発行に記載されているように、サ
ーバプログラムの計算機内アドレス(ポート番号)をポ
ートマッパと呼ばれるプログラムアドレス管理テーブル
で管理している。ポートマッパはサーバプログラムが存
在するサーバ計算機上におかれ、クライアントプログラ
ムが遠隔手続き呼び出しを行う際には、先ず、呼び出し
対象とするサーバプログラムが存在するサーバ計算機の
ネットワークアドレスを指定して上記サーバ計算機上の
ポートマッパを呼び出し、呼び出し対象とするサーバプ
ログラムの計算機内アドレスを獲得する。その後、クラ
イアントプログラムは、獲得したサーバプログラムの計
算機内アドレスとサーバプログラムが存在しているサー
バ計算機のネットワークアドレスとの2つを使ってサー
バプログラムへの遠隔手続き呼び出しを行う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
は、サーバ計算機上のポートマッパでサーバプログラム
の計算機内アドレスを管理しており、クライアントプロ
グラムがサーバプログラムを遠隔手続き呼び出しにより
呼び出す場合には、その都度ポートマッパを呼び出して
サーバプログラムの計算機内アドレスを獲得しなければ
ならないため、遠隔手続き呼び出しの処理速度が遅くな
るという問題があり、更に、多数のクライアントプログ
ラムがネットワークを介してサーバプログラムを遠隔手
続き呼び出しするような環境下では、ネットワーク及び
サーバ計算機に負荷が集中するという問題がある。
【0007】また、上述した従来の技術では、呼び出し
対象とするサーバプログラムの計算機内アドレスを獲得
する際及びサーバプログラムを呼び出す際、目的のサー
バプログラムが存在するサーバ計算機のネットワークア
ドレスを指定する必要があるため、サーバ計算機のネッ
トワークアドレス等のネットワークの構成をクライアン
トプログラムが認識していなければならない。
【0008】そこで、本発明の目的は、遠隔手続き呼び
出しの処理速度の高速化,負荷集中の防止を図ることが
でき、且つ、クライアントプログラムがネットワークの
構成を認識していなくとも、サーバプログラムの遠隔手
続き呼び出しを行える遠隔プログラムアドレス管理方式
を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、クライアント計算機と複数のサーバ計算
機とがネットワークを介して接続され、前記クライアン
ト計算機上のクライアントプログラムが前記サーバ計算
機上のサーバプログラムを遠隔手続き呼び出しにより呼
び出す計算機システムに於いて、前記複数のサーバ計算
機はそれぞれ、自計算機上で動作しているサーバプログ
ラムのプログラム名と該サーバプログラムに付与されて
いる前記ネットワークで一意なプログラムアドレスとか
ら構成されるサーバプログラム管理情報が登録されるサ
ーバ側プログラムアドレス管理テーブルと、前記クライ
アント計算機からの内容通知要求に応答して自計算機の
サーバ側プログラムアドレス管理テーブルに登録されて
いるサーバプログラム管理情報を前記クライアント計算
機に送信するサーバ側プログラムアドレス管理手段とを
備え、前記クライアント計算機は、クライアント側プロ
グラムアドレス管理テーブルと、前記各サーバ計算機に
対して所定のタイミングで内容通知要求を行い、該内容
通知要求に応答して前記サーバ計算機からサーバプログ
ラム管理情報が送られてきたとき、そのサーバプログラ
ム管理情報を前記クライアント側プログラムアドレス管
理テーブルに登録し、自計算機で動作しているクライア
ントプログラムがサーバプログラムを遠隔手続き呼び出
しにより呼び出す際、前記クライアントプログラムが呼
び出すサーバプログラムのプログラム名をキーにして前
記クライアント側プログラムアドレス管理テーブルを検
索し、前記キーと一致するプログラム名を含むサーバプ
ログラム管理情報中のプログラムアドレスを前記クライ
アントプログラムに渡すクライアント側プログラムアド
レス管理手段とを備えたものである。
【0010】また、本発明は、複数のサーバ計算機に同
一のサーバプログラムが存在し、そのサーバプログラム
が遠隔手続き呼び出しによる呼び出し対象になった場
合、複数存在する同一のサーバプログラムの内で最も処
理が早く終了する可能性の高いサーバプログラムを自動
的に選択して呼び出すという目的を達成するため、クラ
イアント計算機と複数のサーバ計算機とがネットワーク
を介して接続され、前記クライアント計算機上のクライ
アントプログラムが前記サーバ計算機上のサーバプログ
ラムを遠隔手続き呼び出しにより呼び出す計算機システ
ムに於いて、前記複数のサーバ計算機はそれぞれ、自計
算機上で動作しているサーバプログラムのプログラム名
と該サーバプログラムに付与されている前記ネットワー
クで一意なプログラムアドレスとから構成されるサーバ
プログラム管理情報が登録されるサーバ側プログラムア
ドレス管理テーブルと、前記クライアント計算機からの
内容通知要求に応答して自計算機のサーバ側プログラム
アドレス管理テーブルに登録されているサーバプログラ
ム管理情報及び所定の付加データを前記クライアント計
算機に送信するサーバ側プログラムアドレス管理手段と
を備え、前記クライアント計算機は、サーバプログラム
名とそのプログラムアドレスとから構成されるサーバプ
ログラム管理情報と、その選択基準値との組を複数個格
納し得るクライアント側プログラムアドレス管理テーブ
ルと、前記各サーバ計算機に対して所定のタイミングで
内容通知要求を行い、該内容通知要求に応答して前記サ
ーバ計算機からサーバプログラム管理情報と付加データ
が送られてきたとき、自計算機が複数のサーバ計算機に
存在する同一のサーバプログラムから実際に使用する1
つのサーバプログラムを選択する際の選択基準となる選
択基準値を前記付加データに基づいて求め、該選択基準
値を前記受信したサーバプログラム管理情報に付加して
前記クライアント側プログラムアドレス管理テーブルに
登録し、自計算機で動作しているクライアントプログラ
ムがサーバプログラムを遠隔手続き呼び出しによって呼
び出す際、前記クライアントプログラムが呼び出すサー
バプログラムのプログラム名をキーにして前記クライア
ント側プログラムアドレス管理テーブルを検索し、前記
キーと一致するプログラム名を含むサーバプログラム管
理情報が1つだけ存在する場合は、該サーバプログラム
管理情報中のプログラムアドレスを前記クライアントプ
ログラムに渡し、複数存在する場合は、複数存在したサ
ーバプログラム管理情報の各々に付加された選択基準値
に基づいて何れか1つのプログラムアドレスを選択し、
選択したプログラムアドレスを前記クライアントプログ
ラムに渡すクライアント側プログラムアドレス管理手段
とを備えたものである。
【0011】
【作用】クライアント計算機のクライアント側プログラ
ムアドレス管理手段が所定のタイミングで各サーバ計算
機に対して内容通知要求を行うと、各サーバ計算機のサ
ーバ側プログラムアドレス管理手段は、自計算機のサー
バ側プログラムアドレス管理テーブルに登録されている
サーバプログラム管理情報をクライアント計算機に送信
する。サーバ計算機からサーバプログラム管理情報が送
られてくると、クライアント側プログラムアドレス管理
手段は、サーバプログラム管理情報を自計算機内のクラ
イアント側プログラムアドレス管理テーブルに登録す
る。以上の処理は、所定のタイミングで、即ちクライア
ントプログラムによる遠隔手続き呼び出しと非同期に行
われる。
【0012】クライアント計算機上で動作しているクラ
イアントプログラムがサーバプログラムを遠隔手続き呼
び出しにより呼び出すときには、クライアント側プログ
ラムアドレス管理手段が上記サーバプログラムのプログ
ラム名をキーにしてクライアント側プログラムアドレス
管理テーブルを検索し、キーと一致するプログラム名を
含むサーバプログラム管理情報中のプログラムアドレス
をクライアントプログラムに渡す。
【0013】また、別の構成では、クライアント計算機
が各サーバ計算機に対して内容通知要求を行うと、サー
バ計算機は自計算機内のサーバ側プログラムアドレス管
理テーブルに登録されているサーバプログラム管理情報
と付加データとをクライアント計算機に送信する。ここ
で、付加データは、例えば、サーバプログラム管理情報
の送信時刻,サーバ計算機の処理能力,サーバプログラ
ムの処理量等である。
【0014】サーバ計算機からサーバプログラム管理情
報,付加データが送られてくると、クライアント側プロ
グラムアドレス管理手段は、クライアント計算機が複数
のサーバ計算機に存在する同一のサーバプログラムから
実際に使用する1つのサーバプログラムを選択する際の
選択基準となる選択基準値を前記付加データに基づいて
求め、サーバプログラム管理情報に付加してクライアン
ト側プログラムアドレス管理テーブルに登録する。ここ
で、選択基準値は、例えば、サーバ計算機とクライアン
トとの間の通信時間を示すレスポンス時間,サーバ計算
機の処理能力,サーバ計算機が遠隔手続き呼び出しを行
ってから実行結果を受け取るまでの呼び出し総時間等で
ある。
【0015】そして、クライアントプログラムがサーバ
プログラムを呼び出すときには、クライアント側プログ
ラムアドレス管理手段が呼び出し対象サーバプログラム
のプログラム名をキーにしてクライアント側プログラム
アドレス管理テーブルを検索する。そして、上記プログ
ラム名を含むサーバプログラム管理情報が1つだけしか
存在しない場合は、そのサーバプログラム管理情報中の
プログラムアドレスをクライアントプログラムに渡し、
複数存在する場合は、複数存在したサーバプログラム管
理情報に付加されている選択基準値に基づいて何れか1
つを選択し、選択したプログラムアドレスをクライアン
トプログラムに渡す。例えば、選択基準値がレスポンス
時間或いは呼び出し総時間である場合は、付加されてい
るレスポンス時間或いは呼び出し総時間が最も短いサー
バプログラム管理情報中のプログラムアドレスをクライ
アント計算機に渡し、選択基準がサーバ計算機の処理能
力である場合は、付加されている処理能力が最も高いサ
ーバプログラム管理情報中のプログラムアドレスをクラ
イアントプログラムに渡す。
【0016】
【実施例】次に本発明の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
【0017】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
り、クライアント計算機100と、クライアント計算機
100とネットワークを介して接続された複数のサーバ
計算機200,300とから構成されている。
【0018】クライアント計算機100は、クライアン
ト側プログラムアドレス管理テーブル110と、クライ
アント側プログラムアドレス管理手段120と、クライ
アントプログラム130とを有している。
【0019】サーバ計算機200は、サーバ側プログラ
ムアドレス管理テーブル210と、サーバ側プログラム
アドレス管理手段220と、プログラム名が「A」であ
るサーバプログラム230と、プログラム名が「B」で
あるサーバプログラム231とを有している。
【0020】サーバ計算機300は、サーバ側プログラ
ムアドレス管理テーブル310と、サーバ側プログラム
アドレス管理手段320と、プログラム名が「A」であ
るサーバプログラム330とを有している。
【0021】クライアント計算機100上のクライアン
ト側プログラムアドレス管理テーブル110は、サーバ
計算機200,300上で動作しているサーバプログラ
ムのプログラムアドレス等をクライアント計算機100
に於いて管理するためのテーブルであり、図2に示すよ
うにサーバプログラムのプログラム名111とそのサー
バプログラムに付与されているネットワークで一意なプ
ログラムアドレス112とから構成されるサーバプログ
ラム管理情報117が登録されると共に、クライアント
計算機とサーバ計算機との間の通信にかかる時間を示す
レスポンス時間113が登録される。
【0022】サーバ計算機200,300上のサーバ側
プログラムアドレス管理テーブル210,310はそれ
ぞれ各サーバ計算機200,300上で動作するサーバ
プログラムのプログラムアドレスを管理するためのテー
ブルであり、図3,図4に示すようにサーバ計算機20
0,300上で現在動作しているサーバプログラムのプ
ログラム名211,311とそのサーバプログラムに付
与されているネットワークで一意なプログラムアドレス
212,312とから構成されるサーバプログラム管理
情報214,314が登録される。
【0023】図5は本実施例の処理例を示す流れ図であ
り、以下各図を参照して本実施例の動作を説明する。
【0024】サーバ計算機200上に存在するサーバプ
ログラム230,231は、起動されると、サーバ側プ
ログラムアドレス管理手段220に対して自プログラム
230,231についてのプログラム管理情報の登録要
求を行い、サーバ計算機300上に存在するサーバプロ
グラム330は、起動されると、サーバ側プログラムア
ドレス管理手段320に対して自プログラム330につ
いてのプログラム管理情報の登録要求を行う (ステップ
S1,S2)。
【0025】サーバ計算機200上のサーバ側プログラ
ムアドレス管理手段220は、サーバプログラム23
0,231からの登録要求を受け取ると、サーバプログ
ラム230,231のプログラム名「A」,「B」とサ
ーバプログラム230,231に付与されているプログ
ラムアドレス(本実施例では、サーバプログラム230
に付与されているプログラムアドレスが133.20
3.11.21.5000、サーバプログラム231に
付与されているプログラムアドレスが133.203.
11.21.5010であるとする)とから構成される
サーバプログラム230,231についてのサーバプロ
グラム管理情報214をサーバ側プログラムアドレス管
理テーブル210に登録し、サーバ計算機300上のサ
ーバ側プログラムアドレス管理手段320は、サーバプ
ログラム330からの登録要求を受け取ると、サーバプ
ログラム330のプログラム名「A」とサーバプログラ
ム330に付与されているプログラムアドレス(本実施
例では133.203.11.22.5000とする)
とから構成されるサーバプログラム330についてのサ
ーバプログラム管理情報314をサーバ側プログラムア
ドレス管理テーブル310に登録する (ステップS
3)。尚、プログラムアドレスは、その下位4桁が計算
機内アドレスを、他の上位の桁がネットワークアドレス
を示すものである。
【0026】従って、今、例えば、サーバプログラム2
30,231,330が起動され、動作中であるとする
と、サーバ側プログラムアドレス管理テーブル210,
310の内容はそれぞれ図3,図4に示すものとなる。
【0027】一方、クライアント計算機100に於いて
は、クライアント側プログラムアドレス管理手段120
の起動時、クライアント側プログラムアドレス管理手段
120がサーバ計算機200,300に対して内容通知
要求を行う (ステップS6)。
【0028】サーバ計算機200,300内のサーバ側
プログラムアドレス管理手段220,320は、クライ
アント計算機100からの内容通知要求を受信すると、
サーバ側プログラムアドレス管理テーブル210,22
0に登録されているサーバプログラム管理情報214,
314及びその送信時刻をクライアント計算機100に
送信する (ステップS4,S5)。
【0029】クライアント側プログラムアドレス管理手
段120は、サーバ計算機200からのサーバプログラ
ム管理情報214及び送信時刻を受信すると、受信した
送信時刻と上記情報の受信時刻とを次式(1)に代入す
ることによりクライアント計算機100とサーバ計算機
200との間のレスポンス時間を算出し、算出したレス
ポンス時間を受信したサーバプログラム管理情報214
に付加してクライアント側プログラムアドレス管理テー
ブル110に登録する (ステップS7〜S9)。また、
サーバ計算機300からサーバプログラム管理情報31
4,送信時刻を受信した場合も前述したと同様の処理を
行う (ステップS7〜S9)。
【0030】 レスポンス時間=(受信時刻−送信時刻)×2 … (1)
【0031】尚、レスポンス時間は、クライアント計算
機100が複数のサーバ計算機200,300に存在す
る同一のサーバプログラムから実際に使用する1つのサ
ーバプログラムを選択する際に、選択基準値として使用
するものである。
【0032】従って、今、例えば、サーバ側プログラム
アドレス管理テーブル210,310の内容がそれぞれ
図3,図4に示すものであり、クライアント計算機10
0とサーバ計算機200,300との間のレスポンス時
間がそれぞれ0.10,0.20であるとすると、クラ
イアント側プログラムアドレス管理テーブル110の内
容は図2に示すものとなる。
【0033】尚、クライアント側プログラムアドレス管
理手段120は、起動された後は、一定時間毎に、前述
したと同様に、各サーバ計算機200,300に対して
内容通知要求を行い、クライアント側プログラムアドレ
ス管理テーブル110の内容を更新するものである。
【0034】また、クライアント計算機100上で動作
しているクライアントプログラム130は、サーバプロ
グラムを遠隔手続き呼び出しにより呼び出す場合は、呼
び出すサーバプログラムのプログラム名を指定した検索
要求をクライアント側プログラムアドレス管理手段12
0に対して行う (ステップS10)。
【0035】これにより、クライアント側プログラムア
ドレス管理手段120は、クライアントプログラム13
0によって指定されたプログラム名をキーにしてクライ
アント側プログラムアドレス管理テーブル110を検索
し、クライアント側プログラムアドレス管理テーブル1
10上に上記プログラム名を含むサーバプログラム管理
情報117が1つだけしか存在しない場合は、そのサー
バプログラム管理情報中のプログラムアドレス112を
クライアントプログラム130に返却し、複数存在する
場合は、複数存在したサーバプログラム管理情報中のプ
ログラムアドレス112の内、付加されているレスポン
ス時間113が最も短いプログラムアドレス112をク
ライアントプログラム130に返却する (ステップS1
1)。尚、指定されたプログラム名を含むサーバプログ
ラム管理情報を探し出せなかった場合は、クライアント
側プログラムアドレス管理手段120は、例えば、各サ
ーバ計算機200,300に対して内容通知要求を行っ
てクライアント側プログラムアドレス管理テーブル11
0の内容を更新し、その後、再び検索を行い、それでも
指定されたプログラム名を含むサーバプログラム管理情
報を探し出せなかった場合はクライアントプログラム1
30に対してエラー通知を行い、探し出せた場合は上述
した処理を行う。
【0036】クライアント側プログラムアドレス管理手
段120からサーバプログラムのプログラムアドレスが
返却されると、クライアントプログラム130は、その
プログラムアドレスのサーバプログラムに対して遠隔手
続き呼び出しを行う (ステップS12)。
【0037】従って、今、例えば、クライアント側プロ
グラムアドレス管理テーブル110の内容が図2に示す
ものであるときに、クライアントプログラム130がプ
ログラム名Aのサーバプログラムを遠隔手続き呼び出し
により呼び出そうとしてプログラム名Aを指定した検索
要求をクライアント側プログラムアドレス管理手段12
0に対して行ったとすると、プログラム名Aを含むサー
バプログラム管理情報が2つ探し出されるが、一方のサ
ーバプログラム管理情報に付加されているレスポンス時
間は0.10、他方のサーバプログラム管理情報に付加
されているレスポンス時間は0.20であるので、レス
ポンス時間0.10が付加されているサーバプログラム
管理情報中のプログラムアドレス「133.203.1
1.21.5000」がクライアントプログラム130
に返却され、そのプログラムアドレスのサーバプログラ
ム230に対して遠隔手続き呼び出しが行われることに
なる。
【0038】尚、サーバ計算機200,300上のサー
バプログラム230,231,330は、その動作を停
止する場合は、サーバ側プログラムアドレス管理手段2
20,320に対して自プログラム名を指定した停止通
知を行い、この停止通知を受けたサーバ側プログラムア
ドレス管理手段220,320は、サーバ側プログラム
アドレス管理テーブル210,310に登録されている
サーバプログラム管理情報214,314の内、指定さ
れたプログラム名を含むサーバプログラム管理情報を削
除する。
【0039】次に、本発明の他の実施例について説明す
る。
【0040】本実施例は、図1に示したクライアント計
算機100及びサーバ計算機200,300に図6の流
れ図に示す処理を行わせ、クライアント側プログラムア
ドレス管理テーブル110の項目を図7に示すものに
し、サーバ側プログラムアドレス管理テーブル210,
310の項目をそれそれ図2,図3に示すものにするこ
とにより実現される。
【0041】クライアント側プログラムアドレス管理テ
ーブル110には、図7に示すように、サーバプログラ
ムのプログラム名111とそのサーバプログラムに付与
されているネットワークで一意なプログラムアドレス1
12とから構成されるサーバプログラム管理情報117
が登録されると共に、クライアント計算機100とサー
バ計算機200,300との間の通信にかかる時間を示
すレスポンス時間113と、サーバ計算機200,30
0の処理能力114とが登録される。
【0042】次に本実施例の動作を説明する。
【0043】サーバプログラム230,231,330
の起動時に於いては、前述した実施例と同様の動作が行
われ、起動されたサーバプログラムのプログラム名とそ
のプログラムに付与されているネットワークで一意なプ
ログラムアドレスとから構成されるサーバプログラム管
理情報がサーバ側プログラムアドレス管理テーブル21
0,310に登録される (図6,ステップS21〜S2
3)。
【0044】一方、クライアント計算機100に於いて
は、クライアント側プログラムアドレス管理手段120
の起動時に、クライアント側プログラムアドレス管理手
段120がサーバ計算機200,300に対して内容通
知要求を行う (ステップS26)。
【0045】サーバ計算機200,300内のサーバ側
プログラムアドレス管理手段220,320は、クライ
アント計算機100からの内容通知要求を受信すると、
サーバ側プログラムアドレス管理テーブル210,22
0に登録されているサーバプログラム管理情報214,
314をクライアント計算機100に送信する。このと
き同時に、送信時刻と送信時点のサーバ計算機200,
300の処理能力もクライアント計算機100に送信す
る (ステップS24,S25)。ここで、サーバ計算機
200,300の処理能力としては、例えば、CPUの
処理能力を現在実行されているプロセス数で割ることに
より求まる1プロセス当たりの処理速度を使用すること
ができる。
【0046】クライアント側プログラムアドレス管理手
段120は、サーバ計算機200からのサーバプログラ
ム管理情報214,送信時刻,サーバ計算機200の処
理能力を受信すると、前述した実施例と同様にしてクラ
イアント計算機100とサーバ計算機200との間のレ
スポンス時間を算出し、算出したレスポンス時間を受信
したサーバプログラム管理情報214,サーバ計算機2
00の処理能力に付加してクライアント側プログラムア
ドレス管理テーブル110に登録する (ステップS27
〜S29)。また、サーバ計算機300からサーバプロ
グラム管理情報314,送信時刻,サーバ計算機300
の処理能力を受信した場合も前述したと同様の処理を行
う (ステップS27〜S29)。尚、サーバ計算機の処
理能力は、レスポンス時間と同様に、クライアント計算
機100が複数のサーバ計算機200,300に存在す
る同一のサーバプログラムから実際に使用する1つのサ
ーバプログラムを選択する際に、選択基準値として使用
するものである。
【0047】従って、今、例えば、サーバ側プログラム
アドレス管理手段210,310の内容がそれぞれ図
3,図4に示すものであり、クライアント計算機100
とサーバ計算機200,300との間のレスポンス時間
がそれぞれ0.10,0.20、サーバ計算機200,
300の処理能力がそれぞ150,180であるとする
と、クライアント側プログラムアドレス管理テーブル1
10の内容は図7に示すものとなる。
【0048】尚、クライアント側プログラムアドレス管
理手段120は、起動された後は、一定時間毎に、前述
したと同様に、各サーバ計算機200,300に対して
内容通知要求を行い、クライアント側プログラムアドレ
ス管理テーブル110の内容を更新するものである。
【0049】また、クライアント計算機100上で動作
しているクライアントプログラム130は、サーバプロ
グラムを遠隔手続き呼び出しにより呼び出す場合は、呼
び出すサーバプログラムのプログラム名を指定した検索
要求をクライアント側プログラムアドレス管理手段12
0に対して行うと共に、レスポンス時間113とサーバ
計算機の処理能力114の内、どちらを優先して検索を
行うのかを指定する (ステップS30)。
【0050】これにより、クライアント側プログラムア
ドレス管理手段120は、クライアントプログラム13
0によって指定されたプログラム名をキーにしてクライ
アント側プログラムアドレス管理テーブル110を検索
し、クライアント側プログラムアドレス管理テーブル1
10上に上記プログラム名を含むサーバプログラム管理
情報117が1つだけしか存在しない場合は、そのサー
バプログラム管理情報中のプログラムアドレス112を
クライアントプログラム130に返却し、複数存在する
場合は、複数存在したサーバプログラム管理情報中のプ
ログラムアドレス112の内、クライアントプログラム
130によって指定された検索の優先順位に従って、付
加されているレスポンス時間113が最も短いプログラ
ムアドレス112或いは付加されているサーバ計算機の
処理能力114が最も高いプログラムアドレス112を
選択してクライアントプログラム130に返却する (ス
テップS31)。
【0051】クライアント側プログラムアドレス管理手
段120からサーバプログラムのプログラムアドレスが
返却されると、クライアントプログラム130は、その
プログラムアドレスのサーバプログラムに対して遠隔手
続き呼び出しを行う (ステップS32)。
【0052】次に本発明のその他の実施例について説明
する。
【0053】本実施例は、図1に示したクライアント側
プログラムアドレス管理テーブル110の内容を図8に
示すものにし、サーバ側プログラムアドレス管理テーブ
ル210,310の内容をそれぞれ図9,図10に示す
ものにし、クライアント計算機100及びサーバ計算機
200,300に図11の流れ図に示す処理を実行させ
ることにより実現される。
【0054】クライアント側プログラムアドレス管理テ
ーブル110には、図8に示すように、サーバプログラ
ムのプログラム名111とそのサーバプログラムに付与
されているネットワークで一意なプログラムアドレス1
12とから構成されるサーバプログラム管理情報117
が登録されると共に、クライアント計算機100とサー
バ計算機200,300との間の通信にかかる時間を示
すレスポンス時間113と、サーバ計算機の処理能力1
14と、サーバプログラムがクライアントプログラムか
ら呼び出されたとき、実際に行う処理の量を示すサーバ
プログラムの処理量115と、レスポンス時間113,
サーバ計算機の処理能力114及びサーバプログラムの
処理量115から算出される、クライアントプログラム
がサーバプログラムを呼び出してから結果が返ってくる
までの時間を示す呼び出し総時間116とが登録され
る。
【0055】サーバ側プログラムアドレス管理テーブル
210,310にはそれぞれ図9,図10に示すように
サーバ計算機200,300上で現在動作しているサー
バプログラムのプログラム名211,311とそのサー
バプログラムに付与されているネットワークで一意なプ
ログラムアドレス212,312とから構成されるサー
バプログラム管理情報214,314と、サーバプログ
ラムの処理量213,313とが登録される。
【0056】次に本実施例の動作を説明する。
【0057】サーバ計算機200上に存在するサーバプ
ログラム230,231は、起動されると、サーバ側プ
ログラムアドレス管理手段220に対して自プログラム
230,231についてのプログラム管理情報及び処理
量の登録要求を行い、サーバ計算機300上に存在する
サーバプログラム330は、起動されると、サーバ側プ
ログラムアドレス管理手段320に対して自プログラム
330についてのプログラム管理情報及び処理量の登録
要求を行う (図11,ステップS41,S42)。
【0058】サーバ側プログラムアドレス管理手段22
0は、サーバプログラム230,231からの登録要求
を受け取ると、サーバ側プログラムアドレス管理テーブ
ル210にサーバプログラムのプログラム名211とサ
ーバプログラムに付与されているネットワークで一意の
プログラムアドレス212とから構成されるサーバプロ
グラム管理情報214を登録すると共に、サーバプログ
ラムの処理量213として例えばサーバプログラムがク
ライアントプログラムから呼び出された際に行われるで
あろうステップ数を登録し、また、サーバ側プログラム
アドレス管理手段320は、サーバプログラム330か
らの登録要求を受け取ると、サーバ側プログラムアドレ
ス管理テーブル310にサーバプログラムのプログラム
名311とサーバプログラムに付与されているネットワ
ークで一意のプログラムアドレス312とから構成され
るサーバプログラム管理情報314を登録すると共に、
サーバプログラムの処理量313としてサーバプログラ
ムがクライアントプログラムから呼び出された際に行わ
れるであろうステップ数を登録する (ステップS4
3)。
【0059】一方、クライアント計算機100では、ク
ライアント側プログラムアドレス管理手段120の起動
時に、クライアント側プログラムアドレス管理手段12
0がサーバ計算機200,300に対して内容通知要求
を行う (ステップS46)。
【0060】サーバ計算機200,300内のサーバ側
プログラムアドレス管理手段220,320は、クライ
アント計算機100からの内容通知要求を受信すると、
サーバ側プログラムアドレス管理テーブル210,22
0に登録されているサーバプログラム管理情報214,
314及びサーバプログラムの処理量213,313を
クライアント計算機100に送信する。このとき同時
に、送信時刻と送信時点のサーバ計算機200,300
の処理能力もクライアント計算機100に送信する (ス
テップS44,S45)。
【0061】クライアント側プログラムアドレス管理手
段120は、サーバ計算機200からのサーバプログラ
ム管理情報214,サーバプログラムの処理量213,
送信時刻,サーバ計算機200の処理能力を受信する
と、クライアント計算機100とサーバ計算機200と
の間のレスポンス時間を前述したと同様にして算出し、
更に、算出したレスポンス時間と、受信したサーバ計算
機200の処理能力と、受信した各サーバプログラム管
理情報に対応するサーバプログラムの処理量とを次式
(2)に代入することにより、受信した各サーバプログ
ラム管理情報に対応する呼び出し総時間を算出する (ス
テップS48)。
【0062】 呼び出し総時間=レスポンス時間+定数×(サーバプログラムの処理量/サー バ計算機の処理能力) … (2)
【0063】その後、クライアント側プログラムアドレ
ス管理手段120は、受信したサーバプログラム管理情
報117,サーバ計算機の処理能力114,サーバプロ
グラムの処理量115と共に、レスポンス時間113と
呼び出し総時間116とをクライアント側プログラムア
ドレス管理テーブル110に登録する (ステップS4
9)。
【0064】また、サーバ計算機300からのサーバプ
ログラム管理情報314,サーバプログラムの処理量2
13,送信時刻,サーバ計算機300の処理能力を受信
した場合も、クライアント側プログラムアドレス管理手
段120は、前述したと同様の処理を行う (ステップS
48,S49)。尚、呼び出し総時間は、クライアント
計算機100が複数のサーバ計算機200,300に存
在する同一のサーバプログラムから実際に使用する1つ
のサーバプログラムを選択する際に、選択基準値として
使用するものである。
【0065】従って、今、例えば、サーバ側プログラム
アドレス管理テーブル210,310の内容がそれぞれ
図9,図10に示すものであり、クライアント計算機1
00とサーバ計算機200,300との間のレスポンス
時間がそれぞれ0.10,0.20、サーバ計算機20
0,300の処理能力がそれぞ150,180であると
すると、クライアント側プログラムアドレス管理テーブ
ル110の内容は図8に示すものとなる。
【0066】尚、クライアント側プログラムアドレス管
理手段120は、起動された後は、一定時間毎に、前述
したと同様に、各サーバ計算機200,300に対して
内容通知要求を行い、クライアント側プログラムアドレ
ス管理テーブル110の内容を更新するものである。
【0067】また、クライアント計算機100上で動作
しているクライアントプログラム130は、サーバプロ
グラムを遠隔手続き呼び出しにより呼び出す場合は、呼
び出すサーバプログラムのプログラム名を指定した検索
要求をクライアント側プログラムアドレス管理手段12
0に対して行う (ステップS50)。
【0068】これにより、クライアント側プログラムア
ドレス管理手段120は、クライアントプログラム13
0によって指定されたプログラム名をキーにしてクライ
アント側プログラムアドレス管理テーブル110を検索
し、クライアント側プログラムアドレス管理テーブル1
10上に上記プログラム名を含むサーバプログラム管理
情報117が1つだけしか存在しない場合は、そのサー
バプログラム管理情報中のプログラムアドレス112を
クライアントプログラム130に返却し、複数存在する
場合は、複数存在したサーバプログラム管理情報中のプ
ログラムアドレス112の内、付加されている呼び出し
総時間が最も短いプログラムアドレスをクライアントプ
ログラム130に返却する (ステップS51)。
【0069】これにより、クライアントプログラム13
0は、返却されたプログラムアドレスのサーバプログラ
ムに対して遠隔手続き呼び出しを行う (ステップS5
1)。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、クライア
ント計算機から所定のタイミングで各サーバ計算機に対
して内容通知要求を行って各サーバ計算機のサーバ側プ
ログラムアドレス管理テーブルに登録されているサーバ
プログラム管理情報をクライアント計算機内のクライア
ント側プログラムアドレス管理テーブルに登録するよう
にし、更に、クライアントプログラムが遠隔手続き呼び
出しによってサーバプログラムを呼び出す場合は、クラ
イアント側プログラム管理テーブルを検索することによ
り呼び出し対象サーバプログラムのプログラムアドレス
を獲得するようにしたものであるので、サーバ計算機の
ポートマッパを呼び出してサーバプログラムの計算機内
アドレスを獲得しなければならなかった従来方式に比較
して遠隔手続き呼び出しの処理速度を向上させることが
できる効果があると共に、ネットワーク,サーバ計算機
への負荷の集中を防ぐことができる効果がある。
【0071】また、サーバ側プログラムアドレス管理テ
ーブル中のサーバプログラムのプログラムアドレスを、
ネットワークで一意なものにしたので、クライアントプ
ログラムがネットワークの構成を認識していなくとも、
サーバプログラムの遠隔手続き呼び出しを行える効果が
ある。
【0072】更に、本発明は、サーバ計算機からクライ
アント計算機にサーバプログラム管理情報を送信する
際、サーバプログラム管理情報の送信時刻,サーバプロ
グラムの処理量,サーバ計算機の処理能力といった付加
データも送信するようにし、クライアント計算機では、
付加データに基づいてクライアント計算機が複数のサー
バ計算機に存在する同一のサーバプログラムから実際に
使用する1つのサーバプログラムを選択する際の選択基
準となるレスポンス時間,呼び出し総時間等の選択基準
値を求め、それを受信したサーバプログラム管理情報に
付加してクライアント側プログラムアドレス管理テーブ
ルに登録し、クライアントプログラムが遠隔手続き呼び
出しによって呼び出す際に呼び出し対象とするサーバプ
ログラムが複数存在する場合は、選択基準値に基づいて
処理が最も早く終了する可能性が高いサーバプログラム
のプログラムアドレスを選択してクライアントプログラ
ムに渡すものであるので、遠隔手続き呼び出しの処理速
度を更に高速化することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】本発明の一実施例に於けるクライアント側プロ
グラムアドレス管理テーブル110の内容例を示した図
である。
【図3】本発明の一実施例に於けるサーバ側プログラム
アドレス管理テーブル210の内容例を示した図であ
る。
【図4】本発明の一実施例に於けるサーバ側プログラム
アドレス管理テーブル310の内容例を示した図であ
る。
【図5】本発明の一実施例に於けるクライアント計算機
100及びサーバ計算機200,300の処理例を示す
流れ図である。
【図6】本発明の他の実施例に於けるクライアント計算
機100及びサーバ計算機200,300の処理例を示
す流れ図である。
【図7】本発明の他の実施例に於けるクライアント側プ
ログラムアドレス管理テーブル110の内容例を示す図
である。
【図8】本発明の更に別の実施例に於けるクライアント
側プログラムアドレス管理テーブル110の内容例を示
す図である。
【図9】本発明の更に別の実施例に於けるサーバ側プロ
グラムアドレス管理テーブル210の内容例を示す図で
ある。
【図10】本発明の更に別の実施例に於けるサーバ側プ
ログラムアドレス管理テーブル310の内容例を示す図
である。
【図11】本発明の更に別の実施例に於けるクライアン
ト計算機100及びサーバ計算機200,300の処理
例を示す流れ図である。
【符号の説明】
100…クライアント計算機 110…クライアント側プログラムアドレス管理テーブ
ル 120…クライアント側プログラムアドレス管理手段 130…クライアントプログラム 200…サーバ計算機 210…サーバ側プログラムアドレス管理テーブル 220…サーバ側プログラムアドレス管理手段 230,231…サーバプログラム 300…サーバ計算機 310…サーバ側プログラムアドレス管理テーブル 320…サーバ側プログラムアドレス管理手段 330…サーバプログラム

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クライアント計算機と複数のサーバ計算
    機とがネットワークを介して接続され、前記クライアン
    ト計算機上のクライアントプログラムが前記サーバ計算
    機上のサーバプログラムを遠隔手続き呼び出しにより呼
    び出す計算機システムに於いて、 前記複数のサーバ計算機はそれぞれ、 自計算機上で動作しているサーバプログラムのプログラ
    ム名と該サーバプログラムに付与されている前記ネット
    ワークで一意なプログラムアドレスとから構成されるサ
    ーバプログラム管理情報が登録されるサーバ側プログラ
    ムアドレス管理テーブルと、 前記クライアント計算機からの内容通知要求に応答して
    自計算機のサーバ側プログラムアドレス管理テーブルに
    登録されているサーバプログラム管理情報を前記クライ
    アント計算機に送信するサーバ側プログラムアドレス管
    理手段とを備え、 前記クライアント計算機は、 クライアント側プログラムアドレス管理テーブルと、 前記各サーバ計算機に対して所定のタイミングで内容通
    知要求を行い、該内容通知要求に応答して前記サーバ計
    算機からサーバプログラム管理情報が送られてきたと
    き、そのサーバプログラム管理情報を前記クライアント
    側プログラムアドレス管理テーブルに登録し、自計算機
    で動作しているクライアントプログラムがサーバプログ
    ラムを遠隔手続き呼び出しにより呼び出す際、前記クラ
    イアントプログラムが呼び出すサーバプログラムのプロ
    グラム名をキーにして前記クライアント側プログラムア
    ドレス管理テーブルを検索し、前記キーと一致するプロ
    グラム名を含むサーバプログラム管理情報中のプログラ
    ムアドレスを前記クライアントプログラムに渡すクライ
    アント側プログラムアドレス管理手段とを備えたことを
    特徴とする遠隔プログラムアドレス管理方式。
  2. 【請求項2】 クライアント計算機と複数のサーバ計算
    機とがネットワークを介して接続され、前記クライアン
    ト計算機上のクライアントプログラムが前記サーバ計算
    機上のサーバプログラムを遠隔手続き呼び出しにより呼
    び出す計算機システムに於いて、 前記複数のサーバ計算機はそれぞれ、 自計算機上で動作しているサーバプログラムのプログラ
    ム名と該サーバプログラムに付与されている前記ネット
    ワークで一意なプログラムアドレスとから構成されるサ
    ーバプログラム管理情報が登録されるサーバ側プログラ
    ムアドレス管理テーブルと、 前記クライアント計算機からの内容通知要求に応答して
    自計算機のサーバ側プログラムアドレス管理テーブルに
    登録されているサーバプログラム管理情報及び所定の付
    加データを前記クライアント計算機に送信するサーバ側
    プログラムアドレス管理手段とを備え、 前記クライアント計算機は、 サーバプログラム名とそのプログラムアドレスとから構
    成されるサーバプログラム管理情報と、その選択基準値
    との組を複数個格納し得るクライアント側プログラムア
    ドレス管理テーブルと、 前記各サーバ計算機に対して所定のタイミングで内容通
    知要求を行い、該内容通知要求に応答して前記サーバ計
    算機からサーバプログラム管理情報と付加データが送ら
    れてきたとき、自計算機が複数のサーバ計算機に存在す
    る同一のサーバプログラムから実際に使用する1つのサ
    ーバプログラムを選択する際の選択基準となる選択基準
    値を前記付加データに基づいて求め、該選択基準値を前
    記受信したサーバプログラム管理情報に付加して前記ク
    ライアント側プログラムアドレス管理テーブルに登録
    し、自計算機で動作しているクライアントプログラムが
    サーバプログラムを遠隔手続き呼び出しによって呼び出
    す際、前記クライアントプログラムが呼び出すサーバプ
    ログラムのプログラム名をキーにして前記クライアント
    側プログラムアドレス管理テーブルを検索し、前記キー
    と一致するプログラム名を含むサーバプログラム管理情
    報が1つだけ存在する場合は、該サーバプログラム管理
    情報中のプログラムアドレスを前記クライアントプログ
    ラムに渡し、複数存在する場合は、複数存在したサーバ
    プログラム管理情報の各々に付加された選択基準値に基
    づいて何れか1つのプログラムアドレスを選択し、選択
    したプログラムアドレスを前記クライアントプログラム
    に渡すクライアント側プログラムアドレス管理手段とを
    備えたことを特徴とする遠隔プログラムアドレス管理方
    式。
  3. 【請求項3】 前記付加データは、前記サーバ計算機が
    前記クライアント計算機にサーバプログラム管理情報を
    送信した時刻であり、 前記選択基準値は、前記付加データによって示される送
    信時刻と該付加データの受信時刻とから算出した、前記
    サーバ計算機と自計算機との間の通信時間を示すレスポ
    ンス時間であり、 前記クライアント側プログラムアドレス管理手段は、複
    数存在したサーバプログラム管理情報の各々に付加され
    た選択基準値に基づいて何れか1つのプログラムアドレ
    スを選択する際、選択基準値として付加されているレス
    ポンス時間が最も短いサーバプログラム管理情報中のプ
    ログラムアドレスを選択することを特徴とする請求項2
    記載の遠隔プログラムアドレス管理方式。
  4. 【請求項4】 前記付加データは、前記サーバ計算機の
    処理能力であり、 前記選択基準値は、前記サーバ計算機の処理能力であ
    り、 前記クライアント側プログラムアドレス管理手段は、複
    数存在したサーバプログラム管理情報の各々に付加され
    た選択基準値に基づいて何れか1つのプログラムアドレ
    スを選択する際、選択基準値として付加されている処理
    能力が最も高いサーバプログラム管理情報中のプログラ
    ムアドレスを選択することを特徴とする請求項2記載の
    遠隔プログラムアドレス管理方式。
  5. 【請求項5】 前記付加データは、前記サーバ計算機が
    前記クライアント計算機にサーバプログラム管理情報を
    送信した時刻及び前記サーバ計算機の処理能力であり、 前記選択基準値は、前記付加データによって示される送
    信時刻と該付加データの受信時刻とから算出した、前記
    サーバ計算機と自計算機との通信時間を示すレスポンス
    時間及び前記サーバ計算機の処理能力であり、 前記クライアント側プログラムアドレス管理手段は、複
    数存在したサーバプログラム管理情報の各々に付加され
    た選択基準値に基づいて何れか1つのプログラムアドレ
    スを選択する際、前記クライアントプログラムの指示に
    従って選択基準値として付加されているレスポンス時間
    が最も短いサーバプログラム管理情報中のプログラムア
    ドレス或いは選択基準値として付加されている処理能力
    が最も高いサーバプログラム管理情報中のプログラムア
    ドレスを選択することを特徴とする請求項2記載の遠隔
    プログラムアドレス管理方式。
  6. 【請求項6】 前記付加データは、前記サーバ計算機が
    前記クライアント計算機にサーバプログラム管理情報を
    送信した時刻,前記サーバ計算機の処理能力及び前記サ
    ーバ計算機上のサーバプログラムの処理量であり、 前記選択基準値は、前記付加データによって示される送
    信時刻と前記付加データの受信時刻と処理能力と処理量
    から算出した、自計算機が遠隔呼び出しを行ってから実
    行結果を受け取るまでの時間を示す呼び出し総時間であ
    り、 前記クライアント側プログラムアドレス管理手段は、複
    数存在したサーバプログラム管理情報の各々に付加され
    た選択基準値に基づいて何れか1つのプログラムアドレ
    スを選択する際、選択基準値として付加されている呼び
    出し総時間が最も短いサーバプログラム管理情報中のプ
    ログラムアドレスを選択することを特徴とする請求項2
    記載の遠隔プログラムアドレス管理方式。
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