JP2576623B2 - 光磁気オーバライト装置 - Google Patents

光磁気オーバライト装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光磁気ディスク装置におけるオーバライト
装置に関する。
〔従来の技術〕
光磁気ディスク装置では、情報の記憶にはレーザ光を
光変調した後、磁性薄膜からなる記録媒体に集光照射し
記録媒体上の垂直磁化の変化として情報を記録する熱磁
気記録方式が従来より採用されている。このとき、光磁
気ディスクはあらかじめ初期化と呼ばれる記録媒体上の
磁化の向きを揃えておくことが必要である。また、記録
時には記録媒体面上に外部バイアス磁界を初期化方向と
は逆の静磁界を印加しておく必要がある。
また一方、情報の再生には磁性薄膜の有するカー効果
を用いて、光磁気ディスク媒体上の垂直磁化パターン
(情報データ列)を磁気光学的に再生する方式が用いら
れている。
これらの方式では、従来の反射率変化型の追記媒体と
呼ばれる光ディスクを用いる装置と基本的には同じであ
る。ただし、光磁気ディスクは磁性薄膜を用いているた
めに情報の書き換え機能があり、機能的には高いものが
ある。しかしながら、従来の光磁気ディスクは基本的に
光変調記録のため、磁気ディスクの有するオーバライト
機能を持たないといった欠点を有している。そのため、
情報の記録、ベリファイから書き換えまでの間に、ディ
スク回転待時間が磁気ディスクより倍以上余分にかかり
スループットを極端に悪くするといった欠点につなが
る。
そこで、磁界変調方式と呼ばれる情報のオーバライト
可能な方法が考えられた。これは前述したレーザ光を光
変調する方式とは異なり、外部バイアス磁界を発生させ
る磁界コイル(以下磁気ヘッドと呼ぶ)を情報信号で変
調する方法である。このとき、記録媒体上にサーボ動作
によって常に一定の集光スポットで集光照射されるレー
ザ光は記録に必要な熱を与える役目を持つ。この方式は
磁気ヘッドを用いる方式のためオーバライトが容易に実
現できるものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
磁界変調方式では、磁気ヘッドに要求される要件とし
て、高周波域まで低ロス,低インピーダンスであるこ
と、発生磁界が高周波域まで例えば1500e以上を記録媒
体面上に印加できる構成が必要とされる。
そこで、磁界変調方式には、浮上磁気ヘッド方式と固
定磁気ヘッド方式の2種類が考えられる。浮上磁気ヘッ
ド方式では、固定磁気ディスクで使用される磁気ヘッド
スライダによって記録媒体面上を数μmのスペーシング
を保ちながら浮上し記録変調磁界を印加してオーバライ
トを行うことができる。一方、固定磁気ヘッド方式で
は、ディスク面振れ,磁気ヘッドの位置決め精度等を考
慮して記録媒体面上から数10〜100μm以上離した位置
に固定して記録変調磁界を印加しオーバライトを行うも
のである。
しかしながら、2種類の方法とも種々の欠点がある。
まず、高周波で磁気ヘッドを駆動して情報の記録に必要
な記録磁界強度を得るために光磁気ディスクの記録媒体
に非常に接近させた構成を採っていることである。すな
わち、両方式とも光磁気ディスクとして片面ディスクし
か使用できない欠点を有している。また、浮上磁気ヘッ
ド方式はヘッドクラッシュといった欠点を有しており、
信頼性の点で劣っている。一方、固定磁気ヘッド方式で
は、浮上磁気ヘッド方式に比べ記録媒体面上から離れて
いるため、ヘッドクラッシュの欠点はないが、ディスク
媒体の面振れによる距離変動によって記録磁界強度の変
動が顕著になる欠点を有している。このため、記録ピッ
トの不安定さが増しジッタ変動の要因になる。また、発
生する熱の装置に与える影響も軽視できない。
本発明の目的は、上記のごとき欠点を改善して、両面
の光磁気ディスク媒体を用いて情報のオーバライト安定
にかつ良好に行える光磁気オーバライト装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明は、 レーザを光源とし、2値以上のデータを用いて記録再
生される光磁気ディスク系であって、磁界変調手段を用
いて情報のオーバライトを行う記録再生系の光磁気オー
バライト装置において、 源情報信号を変調する変調回路系と、 前記変調回路系によって出力された記録情報信号の2
値以上のデータ列に従って2周波以上の周波数をスイッ
チング重畳印加するコイル駆動回路系と、 前記コイル駆動回路系から入力される2周波以上の周
波数と同期する共振周波数を保持する磁界変調コイル系
と、 前記変調回路系から出力される同期信号を入力とし
て、前記磁界変調コイル系のキャパシタの切り替えるキ
ャパシタ制御回路と、 光磁気的に光学再生する手段と、 読み出された周波数変調信号を復調する復調回路系と
から構成したものである。
〔作用〕
本発明によれば、磁気ヘッドはインダクタとキャパシ
タとで構成される共振タンク回路を形成し、理想的には
純抵抗成分だけとなるため、一定の共振周波数で強い高
周波磁界を発生できる。磁気ヘッドから発生する磁界強
度が前述した従来の磁気ヘッドに比べ非常に大きくでき
るため、光磁気ディスク媒体面から従来になく磁気ヘッ
ドを遠くに設置することが可能となる。ことため、標準
化される両面ディスクがそのまま使用できることにな
る。本発明にかかる高周波磁界は一定の共振周波数で発
生できるのみであるため、記録媒体に記録される信号は
バースト的に情報データを変調したもととなる。例えば
2値データを記録する場合、2種類の共振周波数で高周
波磁界を発生する構成で周波数変調域記録をする。この
ため、情報の再生時には情報信号に従う2種類の周波数
で記録された領域を読み出して、周波数復調することで
情報再生を行うことになる。したがって、2種類の周波
数で変調された高周波磁界でオーバライトが実現可能と
なる。
〔実施例〕
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
ここでは、2値データを用いて記録再生を行う光磁気デ
ィスク系を例に述べる。本実施例の光磁気オーバライト
装置は、源情報信号を変調する変調回路系1と、変調回
路系1によって出力された記録情報信号の2値のデータ
列に従って2周波の周波数をスイッチング重畳印加する
コイル駆動回路系と、このコイル駆動回路系から入力さ
れる2周波の周波数と同期して共振周波数を保持する磁
界変調コイル系3と、2値データ列を用いて記録再生さ
れる光磁気ディスク系5と、光磁気ヘッド系6と、LD
(半導体レーザ)駆動回路7と、再生アンプ8と、復調
回路系10と、サーボ処理系9とを有している。
コイル駆動回路系は、コイル駆動回路2とキャパシタ
制御回路4とから構成され、記録情報信号の2値データ
に同期して2周波の周波F1,F2をスイッチング重畳印加
する機能を有している。このとき、磁界変調コイル系3
は、記録情報信号と同期して周波数F1とF2のそれぞれに
対して共振周波数を有するように設定する。
第2図は、第1図の磁界変調コイル系3の一例を説明
する図である。この磁界変調コイル系3は、高周波磁界
を発生し光磁気記録媒体面上に印加できる形状に整形し
たインダクタ20と共振タンク回路を構成するキャパシタ
とから構成される。コイル駆動回路2からの記録情報信
号は共振周波数をF1とF2に設定するため、例えばキャパ
シタを2種類(21,22)を用い、キャパシタ制御回路4
は変調回路系1から入力される同期信号に基づき、スイ
ッチ23を記録情報信号に同期して切り替えてキャパシタ
を使用し、インダクタ20と共振タンク回路を形成する構
成にする。例えば、変調回路系で源情報データ列を例え
ば2値化す場合には、例えば(1,7)RLLで変調される場
合には、同期信号が(1,7)RLL変調された信号の“1"、
“0"そのものである。すなわち、例えば“1"の場合に同
第2図のキャパシタ21を選択し、“0"の場合にはキャパ
シタ22を選択するように、キャパシタ制御回路が動作す
ることになる。これによって、インダクタ20から発生す
る高周波は主にF1とF2の共振周波数付近に限られること
になる。共振周波数は次式で示されるようにインダクタ
20のインダクタンスL1,L2と相互インダクタンスMとキ
ャパシタ21,22のキャパシタンスC1,C2によって規定され
る。
ここで、L=L1+L2+2Mである。
したがって、キャパシタが変調後の記録データにした
がって各々選択されると、共振回路が個別に2つ構成さ
れるため、2周波が時分割的に取り出され、磁界変調コ
イル系3に高周波電流を流すことになる。共振させてコ
イルに高周波電流を流すため、磁界変調コイルには磁界
変調を記録するに十分な高周波磁界を変調後の記録デー
タにしたがって発生できることになる。
以上の構成を用いて記録情報をF1とF2の2種類の周波
数で周波数変調記録が可能となる。
一方、記録情報の読み出し側には、光磁気ヘッド系6
に付属する再生アンプ8を用いて光磁気的に読み出され
た周波数変調信号を復調する復調回路系10を有してお
り、第4図にこの復調回路系10のブロック図を示す。こ
の復調回路系10は、例えば読み出し信号をパルス化する
パルス化回路11と、周波数弁別回路12で構成される周波
数復調回路と、ローパスフィルタ13とで構成されてい
る。この復調回路系10で同期再生された信号から元の情
報データ系列が図には示していない復調器によって再生
されることになる。
次に、本発明に係る光磁気オーバライト装置の原理
を、第5図の信号および波形図を参照して説明する。
第5図(a)は変調回路系1からの記録情報信号を示
しており、第5図(b)はこの記録情報信号に従って記
録媒体面上に記録された磁化状態を示す。よって、光磁
気ヘッド系6により読み出される信号は周波数特性を加
味して第5図(c)のようになる。このとき、復調回路
系10ではこの振幅変化をエンベロープ追従など考慮して
パルス化を行うため問題なく復調が可能となる。
次に、第5図(b)の磁化情報の上に第5図(d)の
情報信号をオーバライトすると、磁化状態は第5図
(e)となる。この磁化情報を光磁気ヘッド系6により
読み出すと周波数特性を加味して第5図(f)となる。
これも上述したのと同様にして復調が可能である。した
がって、このように、2周波の高周波磁界を用いること
で情報のオーバライトを容易に実現できることになる。
第3図は本発明の第2の実施例を示す。基本構成は第
1の実施例と同じであるが、磁界変調コイル系3の内部
構成を異にしている。この磁界変調コイル系は外部から
キャパシタンスを変化できる可変容量ダイオード素子3
1,32を用いてインダクタ30と共振タンク回路を構成し、
2段階レベルの共振周波数を設定できるように外部コン
トロール信号を印加する構成である。これによれば共振
周波数を容易に多段階に設定することが可能で多値の情
報にも対応が安価に実現するものである。
以上の実施例では、磁界変調コイル系のキャパシタを
選択もしくは制御するとして述べてきたが、インダクタ
ンスを変化できる構成にしても同様な効果が得られる。
また情報の記録再生には2値データ列を前提に述べたが
3値以上の多値データを用いた高密度記録再生オーバラ
イトにも充分に拡張可能であることは明らかである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明の光磁気オーバライト装置
では、磁気ヘッドがインダクタとキャパシタとで共振タ
ンク回路を形成するため、非常に強い高周波磁界を発生
でき、光磁気ディスク媒体面から従来に比べ磁気ヘッド
を遠くに設置することが可能となる。このため、標準化
仕様の両面ディスクがそのまま使用可能である。よっ
て、装置仕様がオーバライト機能を有しない装置と同程
度のもので実現できる。
また、情報記録信号が周波数変調されて記録されてい
るため、再生に伴うノイズの再生データに与えるジッタ
の影響を従来方式に比べ低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の光磁気オーバライト装置の実施例を示
す図、 第2図は本発明に係る磁界変調コイルの一例を示す図、 第3図は本発明に係る磁界変調コイル系の他の例を示す
図、 第4図は本発明に係る復調回路系のブロックを示す図、 第5図は本発明の光磁気オーバライト装置の原理を説明
するための図である。 1……変調回路系 2……コイル駆動回路 3……磁界変調コイル系 4……キャパシタ制御回路 5……光磁気ディスク系 6……光磁気ヘッド系 7……LD駆動回路 8……再生アンプ 9……サーボ処理系 10……復調回路系 11……パルス化回路 12……周波数弁別回路 13……ローパスフィルタ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザを光源とし、2値以上のデータ列を
    用いて記録再生される光磁気ディスク系であって、磁界
    変調手段を用いて情報のオーバライトを行う記録再生系
    の光磁気オーバライト装置において、 源情報信号を変調する変調回路系と、 前記変調回路系によって出力された記録情報信号の2値
    以上のデータ列に従って2周波以上の周波数をスイッチ
    ング重畳印加するコイル駆動回路系と、 前記コイル駆動回路系から入力される2周波以上の周波
    数と同期する共振周波数を保持する磁界変調コイル系
    と、 前記変調回路系から出力される同期信号を入力として、
    前記磁界変調コイル系のキャパシタを切り替えるキャパ
    シタ制御回路と、 光磁気的に光学再生する手段と、 読み出された周波数変調信号を復調する復調回路系とか
    ら構成されることを特徴とする光磁気オーバライト装
    置。
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