JP2576376B2 - 制御エリア情報作成方法 - Google Patents

制御エリア情報作成方法

Info

Publication number
JP2576376B2
JP2576376B2 JP21679893A JP21679893A JP2576376B2 JP 2576376 B2 JP2576376 B2 JP 2576376B2 JP 21679893 A JP21679893 A JP 21679893A JP 21679893 A JP21679893 A JP 21679893A JP 2576376 B2 JP2576376 B2 JP 2576376B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
location registration
area information
mobile
base station
radio base
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP21679893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0775161A (ja
Inventor
將徳 武次
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
Nippon Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Electric Co Ltd filed Critical Nippon Electric Co Ltd
Priority to JP21679893A priority Critical patent/JP2576376B2/ja
Publication of JPH0775161A publication Critical patent/JPH0775161A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2576376B2 publication Critical patent/JP2576376B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の無線ゾーンから
構成される移動体通信システムにおいて各無線基地局に
対する制御エリア情報を作成する制御エリア情報作成方
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車電話や携帯電話等の移動体
通信システムにおいては、その移動体通信システムの全
サービスエリアを複数の無線ゾーンによりカバーする小
ゾーン方式が取られている。ここで無線ゾーンとは、各
無線基地局が自動車等に搭載されている移動機との間で
無線チャネルを用いた通信を行う範囲をいう。1つの無
線ゾーンには1つの無線基地局が配置され、複数の移動
機は各無線ゾーンを自由に移動する。また、各無線基地
局は複数の無線チャネルを利用することが可能で、通信
を行う移動機との間の電波伝搬に基づいて、使用する無
線チャネルを決定する。このような小ゾーン方式を採る
場合、動き廻る移動機に対する着呼の接続のために、移
動機の現在位置の登録が必要である。現在までに様々な
位置登録方式が提案されているが、特開平5−3581
号公報における位置登録方式は、以下のようになってい
る。
【0003】図22を参照すると、この移動体通信シス
テムは、複数の無線ゾーンZi(図においてはZ1〜Z
23)と、複数の無線基地局BSi(図においてはBS
1〜BS23)と、移動機1と、無線回線制御装置2
と、公衆回線網3とを有している。無線回線制御装置2
は、移動交換局4の一部をなす装置である。ここで、無
線ゾーンZiおよび無線基地局BSiのサフィックスi
は自然数とする。無線基地局BSiは、無線ゾーンZi
毎に1局ずつ配置される。各無線基地局BSiには、そ
の属する無線ゾーンZiの番号と同じ番号が与えられて
いる。移動機1は、自動車等に搭載される複数の移動機
のうちの1つが代表として示されている。移動機1は、
全無線ゾーンを自由に移動することができる。無線回線
制御装置2は、公衆回線網3と統括する全ての無線基地
局の間に接続され、それぞれの無線基地局への回線を制
御する。この移動体通信システムは、全サービスエリア
が複数の無線ゾーンによりカバーされる小ゾーン方式が
とられている。また、以下では、制御エリア情報を位置
登録エリア情報と呼ぶ。
【0004】図22を参照すると、前記公報で示されて
いる位置登録エリア情報PAiとして、幾つかの無線ゾ
ーンの識別子の集まりであるPA5,PA8,PA12
およびPA15が示されている。位置登録エリア情報P
A5,PA8,PA12およびPA15は、各々無線ゾ
ーンZ5,Z8,Z12およびZ15を基準とする位置
登録エリア情報である。位置登録エリア情報PA5は無
線ゾーンZ1,Z2,Z4,Z5,Z6,Z7およびZ
8の7個の無線ゾーンの識別子からなり、位置登録エリ
ア情報PA8は無線ゾーンZ4,Z5,Z6,Z7,Z
8,Z9,Z10,Z11,Z12およびZ13の10
個の無線ゾーンの識別子からなり、位置登録エリア情報
PA12は無線ゾーンZ7,Z8,Z9,Z10,Z1
1,Z12,Z13,Z14,Z15およびZ16の1
0個の無線ゾーンの識別子からなり、位置登録エリア情
報PA15は無線ゾーンZ11,Z12,Z13,Z1
4,Z15,Z16,Z17,Z18,Z19およびZ
20の10個の無線ゾーンの識別子からなるものとす
る。そして、これらの位置登録エリア情報を単位とし
て、移動機1の位置登録や一斉呼出しが行われる。
【0005】本来、位置登録エリア情報は、一つ以上の
無線基地局に与えられる登録ゾーン識別子の集まりとし
て定義されるものであるが、説明を簡単にするため、こ
こでは一つの無線基地局に一つ与えられている無線ゾー
ンの識別子を、登録ゾーン識別子の代わりの単位として
用いて説明する。
【0006】図23は、前記公報で述べられている位置
登録方式のシーケンスフロー図である。図22および図
23を参照して、前記公報の第1の実施例における無線
基地局Ziと移動機1との間における位置登録のための
信号のシーケンスフローを説明する。移動機1が、例え
ば、無線ゾーンZ5の無線基地局BS5から報知されて
いる無線ゾーン識別子(ID)信号a1に含まれる無線
ゾーンIDコードを受信する(1)。信号a1を受信し
た移動機1は、位置登録を行う必要があると判断した場
合、位置登録信号b1を無線基地局BS5に送信する
(2)。位置登録信号b1を受信した無線基地局BS5
は、移動機1に対して位置登録信号b1が受信されたこ
とを確認する位置登録確認信号c1を送信する(3)。
それと共に、無線基地局BS5は、無線ゾーンZ5を基
準とした位置登録エリア情報PA5に含まれる無線ゾー
ンの識別子Ziの集合からなる位置登録エリア情報信号
d1を送信する(4)。移動機1は、受信された位置登
録エリア情報信号d1に含まれる識別子Ziの集合を記
憶する。その後、移動機1は、例えば、無線ゾーンZ1
2に移動することによって無線ゾーンZ12の識別子Z
S12を受信する(1)。識別子ZS12は、先に受信
した位置登録エリア情報信号d1に含まれない無線ゾー
ンIDコードであるので、再び上述した位置登録動作
(2)を行う。
【0007】ここで、図24を参照して、図23に示さ
れた信号a1,b1,c1およびd1の信号構成例につ
いて説明する。無線ゾーン識別子(ID)信号a1は、
この信号a1が報知信号であることを示す報知コード、
送信している無線基地局の無線ゾーンを識別する無線ゾ
ーンIDコードおよび送信している無線基地局の地理的
状況等を示す付加情報から構成される。位置登録信号b
1は、この信号b1が位置登録信号であることを示す登
録要求コード、送信先の無線基地局を示す無線基地局I
Dコード、送信した移動機の移動機IDコードおよび送
信した移動機の種類等を示す付加情報で構成される。な
お、位置登録信号b1の付加情報として、あるいは独立
の信号として、移動機の通過してきた無線ゾーン、すな
わち移動機の移動経路を表す経路情報が同時に送信され
る。位置登録確認信号c1は、この信号c1が位置登録
確認信号であることを示す登録確認コード、送信先の移
動機を示す移動機IDコード、送信した無線基地局の無
線基地局IDコードおよび付加情報で構成される。位置
登録エリア情報信号d1は、この信号d1が位置登録エ
リア情報信号であることを示すエリア通知コード、送信
先の移動機を識別する移動機IDコード、この位置登録
エリア情報に含まれる無線ゾーン識別子の数を示す位置
登録エリア情報内無線ゾーンID数、この位置登録エリ
ア情報を構成する無線ゾーンIDコードおよび付加情報
で構成される。位置登録エリア情報信号d1は、位置登
録確認信号c1の付加情報として送出されてもよい。
【0008】図22,図23および図24を参照して、
前記公報の第1の実施例の動作について説明する。移動
機1の電源が無線ゾーンZ5にて印加されると、移動機
1は、まず無線ゾーンZ5において位置登録信号b1を
送信して位置登録を行う。無線ゾーンZ5に属する無線
基地局BS5は、移動機1の位置登録を行うと、位置登
録確認信号c1とともに、位置登録エリア情報信号d
1、すなわち位置登録エリア情報PA5に含まれる無線
ゾーンZ1,Z2,Z4,Z5,Z6,Z7およびZ8
の識別子を含む信号を移動機1へ送信する。移動機1
は、位置登録エリア情報信号d1から、位置登録エリア
情報PA5に含まれる複数の無線ゾーン識別子を記憶す
る。次に、移動機1が無線ゾーンZ5から無線ゾーンZ
8を通って無線ゾーンZ12へ移動する場合を例に取っ
て考える。移動機1が無線ゾーンZ5から無線ゾーンZ
8へ移動しても、無線ゾーンID信号a1によって報知
される無線ゾーンZ8は、移動機1が無線ゾーンZ5に
おいて位置登録を行ったとき受信した位置登録エリア情
報信号d1に含まれた無線ゾーンである。従って、移動
機1は位置登録を行わない。しかし、移動機1が無線ゾ
ーンZ8からZ12へ移った場合には、無線ゾーンID
信号a1によって報知される無線ゾーンZ12は、移動
機1が無線ゾーンZ5で受信した位置登録エリア情報信
号d1に含まれていないため、移動機1は、位置登録信
号b1によって位置登録を行う必要がある。移動機1が
無線ゾーンZ12で位置登録を行うと、移動機1は、位
置登録確認信号c1とともに受信した新たな位置登録エ
リア情報信号d1によってもたらされた位置登録エリア
情報PA12を記憶する。このような位置登録エリア情
報の設定と位置登録法を用いれば、移動機1が無線ゾー
ンZ12において位置登録を行った直後に再び無線ゾー
ンZ8に移動したとしても、移動機1が無線ゾーンZ1
2において位置登録を行ったときに受信した位置登録エ
リア情報信号d1の中に無線ゾーンZ8の識別子ZS8
が存在するために、無線ゾーンZ8において再び位置登
録が行われることはない。
【0009】図25を参照すると、前記公報の第1の実
施例に用いられる移動機の一構成例は、アンテナ11
と、無線送受信装置12と、位置登録エリア情報抽出装
置13と、位置登録エリア情報記憶装置14と、経路情
報作成記憶装置15と、位置登録信号発生装置16とを
含んでいる。
【0010】アンテナ11と無線送受信装置12は、無
線基地局との間に無線チャネルを開設し、信号の送受信
を行う。位置登録エリア情報抽出装置13は、無線送受
信装置12から受信した無線ゾーンID信号a1および
位置登録エリア情報信号d1から無線ゾーンの識別子を
抽出する機能と、制御機能として、抽出された在圏無線
ゾーン識別子と経路情報作成記憶装置15に記憶されて
いる経路情報(移動機が直前の位置登録以降に通過して
きた無線ゾーン識別子の集合である)との照合、および
前記在圏無線ゾーン識別子と位置登録エリア情報記憶装
置14に記憶されている位置登録エリア情報(先に位置
登録を行ったときに記憶された位置登録エリア情報に含
まれる無線ゾーンの識別子の集合である)とを照合する
機能と、在圏無線ゾーン識別子を位置登録エリア情報記
憶装置14または経路情報作成記憶装置15に格納する
機能と、位置登録信号発生装置16に位置登録信号b1
の送出を指示する機能とを有する。位置登録信号発生装
置16は、位置登録信号b1ならびに経路情報を無線送
受信装置12に送出する機能を有する。
【0011】図26を参照して、図25に示す移動機1
に対応する無線基地局の構成例を示す。無線基地局20
は、アンテナ21と、無線送受信装置22と、近隣無線
ゾーン情報更新装置23と、近隣無線ゾーン情報記憶装
置24と、位置登録エリア情報決定装置25と、位置登
録エリア情報記憶装置26と、位置登録エリア情報通知
装置27とを含んでいる。
【0012】アンテナ21と無線送受信装置22は、移
動機1との間に無線チャネルを開設し、信号の送受信を
行う。近隣無線ゾーン情報更新装置23は、無線送受信
装置22から受信した位置登録信号b1に含まれる経路
情報を抽出し、近隣無線ゾーン情報記憶装置24内の経
路情報に関するデータを更新する。近隣無線ゾーン情報
記憶装置24は、それが有するカウンタによって、経路
情報中に含まれる複数の無線ゾーンの識別子の出現頻度
を累積計算し、この累積された識別子の頻度情報を保持
する。この頻度情報は、この無線基地局BSiを基準と
する位置登録エリア情報PAiを決定するための元デー
タとなる。位置登録エリア情報決定装置25は、近隣無
線ゾーン情報記憶装置24に累積された識別子の累積数
の大きなものから順に選択されたn個の無線ゾーンの識
別子と自無線ゾーン識別子との集合を新たな位置登録エ
リア情報PAiとして決定する。位置登録エリア情報決
定装置25によって決定された最新の位置登録エリア情
報PAiは、無線ゾーンの識別子の集合の形で、位置登
録エリア情報記憶装置26に記憶される。位置登録エリ
ア情報通知装置27は、位置登録確認信号c1が送出さ
れるとき、同時に位置登録エリア情報記憶装置26から
位置登録エリア情報を読みだし、無線送受信装置22と
アンテナ21を介して、この位置登録エリア情報を含む
位置登録エリア情報信号d1を移動機に送信する。
【0013】無線基地局では、移動機1が送信した経路
情報から位置登録エリア情報が抽出され、図27に示す
ような近隣無線ゾーン情報記憶装置24内のカウンタに
蓄えられる。この無線ゾーンの識別子のデータベースの
一例を説明する。このデータベースは、無線ゾーンの識
別子Ziと、識別子Zi別の累積回数Zi−count
との二つの記録から構成されている。そして、自無線ゾ
ーンで位置登録を行った複数の移動機が、前回位置登録
を行ってから通過してきた無線ゾーン識別子の累積回数
が記憶される。つまりこの図は、このデータベースを有
する無線基地局で位置登録を行った移動機の内、前回位
置登録を行ってから識別子Ziで表される無線ゾーンを
通過し、無線基地局の無線ゾーンに到達してきた移動機
は、Zi−count台であることを表している。
【0014】図22および図28を参照して、図25に
示す移動機の動作について説明する。まず、移動機1
が、無線基地局BSiから報知されている無線ゾーンI
D信号a1をアンテナ11と無線送受信装置12によっ
て受信する。すると、位置登録エリア情報抽出装置13
は、在圏無線ゾーンID信号a1から無線ゾーンの識別
子Ziを抽出する(ステップ201)。次に、位置登録
エリア情報抽出装置13は、抽出された識別子Ziが経
路情報作成記憶装置15に蓄えられている経路情報中に
含まれているか照合する(ステップ202)。抽出され
た識別子Ziが経路情報中に含まれていれば、位置登録
エリア情報抽出装置13は、何の処理も行わず、ステッ
プ201に戻る。識別子Ziが経路情報中に含まれてい
なければ、位置登録エリア情報抽出装置13は、位置登
録エリア情報記憶装置14に蓄えられている、前回位置
登録を行った無線基地局から得た位置登録エリア情報の
中に、抽出された識別子Ziが含まれているか否かを照
合する(ステップ203)。蓄えられた位置登録エリア
情報に識別子Ziが含まれていれば、在圏ゾーン位置登
録エリア情報抽出装置13は、経路情報作成記憶装置1
5の経路情報に無線ゾーンの識別子Ziを追加し(ステ
ップ204)、ステップ201の処理に戻る。ステップ
203において、位置登録エリア情報記憶装置14内の
位置登録エリア情報に識別子Ziが含まれていなけれ
ば、位置登録エリア情報抽出装置13は、位置登録信号
発生装置16に位置登録信号b1の送出を指示する。
【0015】位置登録信号発生装置16は、経路情報作
成記憶装置15に記憶されている識別子Ziの集合を経
路情報として読みだし、それを付加情報に含めて位置登
録信号b1を発生し、無線送受信装置12およびアンテ
ナ11を介して無線基地局BSiに送信する(ステップ
205)。そして、位置登録エリア情報抽出装置13
は、経路情報作成記憶装置15の経路情報を一旦リセッ
トして(ステップ206)、在圏している無線ゾーンの
識別子Ziを経路情報に追加して(ステップ204)、
ステップ201の処理に戻る。
【0016】このように、図25に示す移動機は、如何
なる無線ゾーンZiを通過してきたかという経路情報を
作成しながら移動する。
【0017】図23および図29を参照して、図26に
示す無線基地局BSiの動作を説明する。無線基地局B
Siは、無線ゾーンID信号a1によって、常時、自無
線ゾーンの識別子Ziをアンテナから送信している。無
線基地局BSiは、移動機1から位置登録信号b1とそ
れに含まれる経路情報とをアンテナ21および無線送受
信装置22によって受信する(ステップ301)。位置
登録エリア情報通知装置27は、位置登録信号b1を無
線送受信装置22から受けると、位置登録信号b1を受
信した時点で既に設定されている自無線ゾーンZiを基
準とした位置登録エリア情報PAiの情報を位置登録エ
リア情報記憶装置26から読みだし、位置登録エリア情
報信号d1を作成する。そして、位置登録確認信号c1
とともに位置登録エリア情報信号d1を、位置登録信号
b1を送信した移動機1に対して、無線送受信装置22
およびアンテナ21を介して送信する(ステップ30
2)。位置登録信号b1は、無線送受信装置22から近
隣無線ゾーン情報更新装置23にも入力される。そして
近隣無線ゾーン情報更新装置23は、近隣無線ゾーン情
報記憶装置24が有する識別子のカウンタにおいて、受
信した経路情報に含まれる無線ゾーンに対応する出現頻
度の累積値を一つ増加する(ステップ303)。
【0018】位置登録エリア情報決定装置25は、近隣
無線ゾーン情報記憶装置24の経路情報の累積値の大き
なものから順に、n個の無線ゾーンと自無線ゾーンの識
別子の集合を位置登録エリア情報PAiとして決定す
る。但し、nは適当な自然数であり、各無線基地局BS
iが独自に決定しても良い。決定された位置登録エリア
情報PAiは、最新の位置登録エリア情報として位置登
録エリア情報記憶装置26に記憶される(ステップ30
4)。
【0019】このように、図26に示される無線基地局
BSiは、経路情報として複数の無線ゾーンに対する累
積値を保持し、自無線ゾーンを基準とした位置登録エリ
ア情報PAiを経路情報に応じて決定して位置登録を行
う。
【0020】図22を用いて、図25に示される移動機
と、図26に示される無線基地局BSiとを含む前記特
開平5−3581号公報の第1の実施例における、経路
情報作成動作について説明する。移動機1が無線ゾーン
Z5において位置登録を行った後、無線ゾーンZ5から
無線ゾーンZ8を経由して無線ゾーンZ12へ移動する
ものとする。移動機1は、無線ゾーンZ5で位置登録を
行った直後には、位置登録エリア情報としてPA5を位
置登録エリア情報記憶装置14に、経路情報として無線
ゾーンの識別子Z5を経路情報作成記憶装置15に保持
している。移動機1は、位置登録を行った無線ゾーンZ
5の中を異動する間は無線ゾーンの識別子Z5を受信す
るが、保持する経路情報中に識別子Z5が含まれている
ため、識別子Z5に関して何も処理を行わず、次の無線
ゾーンの識別子Zi待ちの状態に移行する。移動機1
は、無線ゾーンZ5から無線ゾーンZ8へ移動すると、
無線ゾーンZ8の無線基地局BS8から報知されている
無線ゾーンの識別子Z8を受信する。識別子Z8は移動
機1が保持する経路情報中に含まれないから、移動機1
は、保持している位置登録エリア情報PA5に無線ゾー
ンZ8が含まれるかどうか照合する。この場合は、識別
子Z8が移動機1の保持する位置登録エリア情報PA5
に含まれているため、移動機1は、経路情報に識別子Z
8を追加し、経路情報を{Z5,Z8}として再び無線
ゾーンZiの識別子Ziの受信待ちの状態となる。次
に、移動機1が無線ゾーンZ8から無線ゾーンZ12へ
移動すると、報知された無線ゾーンID信号a1から抽
出された識別子Z12は、移動機1の記憶している経路
情報にも位置登録エリア情報PA5にも含まれていない
から、移動機1は、無線ゾーンZ12の無線基地局BS
12に位置登録を行う。このとき移動機1は、位置登録
信号b1とともに経路情報である無線ゾーンの識別子Z
5,Z8を位置登録を行う無線基地局BS12に対して
送信する。その後、移動機1は、一旦、経路情報をリセ
ットし、経路情報にZ12を加えて経路情報をZ12と
して保持し、再び無線ゾーンの識別子Ziの受信待ちの
状態となる。
【0021】移動機1から位置登録信号b1とそれに含
まれる経路状態{Z5,Z8}を受信した無線基地局B
S12は、移動機1に対して位置登録確認信号c1を送
信すると共に、自無線ゾーンZ12を基準とした位置登
録エリア情報PA12、すなわち位置登録エリア情報信
号d1を移動機に対して送信する。その後、無線基地局
BS12は、受信した経路情報に含まれる識別子Z5,
Z8の累積値を一つ増加して、無線ゾーンを累積値の大
きな順からn個選択し、自無線ゾーンZ12を加えて新
たな位置登録エリアPA12を決定する。この実施例で
は、位置登録エリア情報PA12に属し、且つ、自無線
ゾーンZ12を除いた無線ゾーンの数nは9である。
【0022】図22および図30を参照して、前記公報
の第2の実施例における無線基地局BSiと移動機1と
の間における位置登録のための信号のシーケンスフロー
を説明する。移動機1が、例えば、無線ゾーンZ5を構
成する無線基地局BS5から報知されている、無線ゾー
ンZ5を基準とする位置登録エリア情報PA5に含まれ
る無線ゾーンIDコード、すなわち無線ゾーンの識別子
の集合を含む位置登録エリア情報信号d2を受信する
(21)。移動機1は、位置登録を行う必要があると判
断すると、位置登録信号b2を無線基地局BS5に送信
する(22)。位置登録信号b2を受信した無線基地局
BS5は、移動機1に対して位置登録確認信号c2を送
信する。位置登録確認信号c2を受信した移動機1は、
位置登録を行った無線ゾーンの識別子Z5を記憶する。
そして更なる移動先の無線ゾーンZiにおいて、報知さ
れている位置登録エリア情報信号d2に含まれている無
線ゾーンの識別子の集合と、記憶している無線ゾーンの
識別子Z5を照合する。その結果、移動機1は、位置登
録エリア情報信号d2に位置登録を行った無線ゾーンの
識別子Z5が含まれていなかった場合のみ、新たに位置
登録を行う。
【0023】図31を参照して、図30に示された信号
d2,b2およびc2の信号構成例について説明する。
位置登録エリア情報信号d2は、この信号d2が報知信
号であることを示す報知コード、送信している無線基地
局を識別する無線基地局IDコード、この無線基地局を
基準とする位置登録エリア情報に属する無線ゾーンID
コードの数とその無線ゾーンIDコード、および付加情
報で構成される。位置登録信号b2および位置登録確認
信号c2は、それぞれ、前記公報の第1の実施例におけ
る位置登録信号b1および位置登録確認信号c1と同じ
信号構成とされてよい。
【0024】図22,図30および図31を参照して、
前記公報の第2の実施例の動作について説明する。移動
機1の電源が無線ゾーンZ5にて印加されると、移動機
1は、まず無線ゾーンZ5において位置登録信号b2を
送信して位置登録を行う。無線ゾーンZ5に属する無線
基地局BS5は、移動機1の位置登録を行うと、位置登
録確認信号c2を移動機1へ送信し、移動機1は、位置
登録を行った無線ゾーンの識別子Z5を記憶する。次
に、移動機1が無線ゾーンZ5から無線ゾーンZ8を通
って無線ゾーンZ12へ移動する場合を例にとって考え
る。移動機1が無線ゾーンZ5から無線ゾーンZ8へ移
動しても、無線ゾーンZ8では無線ゾーンZ5を含む位
置登録エリア情報PA8を報知しており、移動機1は位
置登録を行う必要はない。しかし、移動機1が無線ゾー
ンZ8から無線ゾーンZ12へ移動すると、無線ゾーン
Z12にある無線基地局BS12が報知している位置登
録エリア情報PA12には無線ゾーンZ5が含まれてい
ないため、移動機1は位置登録を行う。このような位置
登録エリア情報の設定と位置登録法を用いれば、移動機
1が無線ゾーンZ12において位置登録を行った直後に
再び無線ゾーンZ8に移動しても、無線ゾーンZ8にお
いて報知されている位置登録エリア情報PA8には無線
ゾーンZ12が含まれているため、移動機1は、無線ゾ
ーンZ8において再び位置登録を行う必要はない。
【0025】以上説明したように、前記公報の第2の実
施例においても、前記公報の第1の実施例と同様に、効
率の良い、移動機の位置登録および一斉呼出しが可能と
なる。
【0026】図32を参照して、前記公報の第2の実施
例に用いられる移動機1の構成例を示す。移動機1は、
アンテナ11、無線送受信装置12と、位置登録エリア
情報抽出装置13と、経路情報作成記憶装置15と、位
置登録信号発生装置16と、登録ゾーン記憶装置31と
を含んでいる。この移動機1には、図25に示された移
動機1の位置登録エリア情報記憶装置14の代わりに、
登録ゾーン記憶装置31が設けられている。登録ゾーン
記憶装置31は、位置登録を行った無線ゾーンの識別子
Ziを登録ゾーン識別子として記憶する。
【0027】前記公報の第2の実施例における移動機1
に対応する無線基地局BSiとしては、前記公報の第1
の実施例において用いられた、図26に示される構成の
無線基地局BSiを用いることができる。但し、位置登
録エリア情報通知装置27を用いて、常に自無線ゾーン
内に位置登録エリア情報信号を報知することになる。
【0028】図22および図33を参照して、図32に
示す移動機の動作について説明する。図32に示す移動
機1と図26に示す無線基地局BSiとを含む前記公報
の第2の実施例においては、各無線基地局BSiは、自
無線ゾーンZiに存在する移動機1に対して、自無線ゾ
ーンを基準とした位置登録エリア情報PAiを示す位置
登録エリア情報信号d2を絶えず報知している。まず、
移動機1は、無線基地局BSiから報知されている位置
登録エリア情報信号d2をアンテナ11と無線送受信装
置12によって受信する(ステップ401)。すると、
位置登録エリア情報抽出装置13は、位置登録エリア情
報信号d2から、報知している無線基地局BSiの属す
る無線ゾーンの識別子Ziおよび位置登録エリア情報を
抽出する(ステップ402)。次に、位置登録エリア情
報抽出装置13は、抽出された識別子Ziが経路情報作
成記憶装置15に蓄えられている経路情報中に含まれて
いるかを照合する(ステップ403)。識別子Ziが、
経路情報中に含まれていれば、位置登録エリア情報抽出
装置13は何の処理も行わず、ステップ401に戻る。
識別子Ziが経路情報中に含まれていなければ、位置登
録エリア情報抽出装置13は、登録ゾーン記憶装置31
に蓄えられている前回位置登録を行った無線ゾーンの識
別子Zy(以下、登録ゾーン識別子と呼ぶ。)が抽出さ
れた位置登録エリア情報に含まれているかを照合する
(ステップ404)。登録ゾーン識別子Zyが位置登録
エリア情報に含まれていれば、在圏ゾーン位置登録エリ
ア情報抽出装置13は、無線ゾーンの識別子Ziを経路
情報作成記憶装置25の経路情報に追加し(ステップ4
05)、ステップ401の処理に戻る。ステップ404
において、登録ゾーン記憶装置31内の登録ゾーン識別
子Zyが前記位置登録エリア情報に含まれていなけれ
ば、位置登録エリア情報抽出装置13は、位置登録信号
発生装置16に位置登録信号b2の送出を指示する。
【0029】位置登録信号発生装置16は、経路情報作
成記憶装置15に記憶されている識別子Ziの集合を経
路情報として読み出し、それを付加情報に含めて、位置
登録信号b2を発生し、無線送受信装置12およびアン
テナ11を介して無線基地局BSiに送信する(ステッ
プ406)。また、位置登録エリア情報抽出装置13
は、登録ゾーン記憶装置31内の登録ゾーンZyを設定
しなおす(ステップ407)。そして、位置登録エリア
情報抽出装置13は、経路情報作成記憶装置15の経路
情報を一旦リセットして(ステップ408)、位置登録
エリア情報信号d2から抽出された無線ゾーンZiの識
別子ZSiを経路情報に追加する(ステップ405)。
その後、移動機1はステップ401の処理に戻る。
【0030】このように、図32に示す移動機1は、如
何なる無線ゾーンZiを通過してきたかという経路情報
を作成しながら移動する。
【0031】図32の移動機1に対応する前記公報の2
の実施例に用いられる無線基地局BSiは、前述したよ
うに、図26に示された前記公報の第1の実施例に用い
られる無線基地局BSiと同様の構成を持つ。但し、前
記公報の第1の実施例において、位置登録エリア情報信
号d1が、移動機1からの位置登録信号c1の受信に基
づいて送信されるのとは異なり、位置登録エリア情報信
号d2は、無線基地局BSiから絶えず報知されてい
る。そして、移動機1から位置登録信号b2とそれに含
まれる経路情報とを受信した後の処理は、前記公報の第
1の実施例における無線基地局BSiの処理と同様であ
る。
【0032】図2を用いて、図32に示される移動機
と、図26に示される無線基地局BSiとを含む前記公
報の第2の実施例における経路情報作成動作について説
明する。移動機1が無線ゾーンZ5において位置登録を
行った後、無線ゾーンZ5から無線ゾーンZ8を経由し
て無線ゾーンZ12へ移動するものとする。移動機1
は、Z5で位置登録を行った直後には、登録ゾーン識別
子および経路情報としてZ5を経路情報作成記憶装置1
5に保持している。移動機1は、位置登録を行った無線
ゾーンZ5の中を移動する間は、位置登録エリア情報P
A5を含む位置登録エリア情報信号d2を受信して、そ
の信号から在圏ゾーンの識別子Z5を抽出するが、移動
機1は、保持する経路情報中に識別子Z5を記憶してい
るから、受信した識別子Z5に関して何も処理を行わ
ず、次の位置登録エリア情報信号d2の受信待ちの状態
となる。移動機1は、無線ゾーンZ5から無線ゾーンZ
8へ移動すると、無線ゾーンZ8の無線基地局BS8か
ら報知されている位置登録エリア情報PA8を含む位置
登録エリア情報信号d2を受信し、無線ゾーンの識別子
Z8を抽出する。しかし、識別子Z8は経路情報中に含
まれていないため、移動機1は、保持している登録ゾー
ン識別子Z5が位置登録エリア情報PA8に含まれてい
るかどうか照合する。識別子ZS5は位置登録エリア情
報PA8に含まれているので、移動機1は、経路情報に
識別子Z8を追加し、経路情報を{Z5,Z8}として
再び位置登録エリア情報信号d2の受信待ちの状態とな
る。次に、移動機1が無線ゾーンZ8から無線ゾーンZ
12へ移動すると、受信した位置登録エリア情報信号d
2から抽出した識別子Z12が、移動機1が保持する経
路情報に含まれておらず、移動機1の保持している登録
ゾーンの識別子Z5も位置登録エリア情報信号d2に含
まれる位置登録エリア情報PA12に含まれていないの
で、移動機1は、無線ゾーンZ12の無線基地局BS1
2に対して、位置登録信号b2を用いて位置登録を行
う。このとき移動機1は、位置登録信号b2と共に経路
情報である無線ゾーンの識別子の系列{Z5,Z8}を
位置登録を行う無線基地局BS12に対して送信する。
その後、移動機1は、登録ゾーン識別子としてZ12を
経路情報作成記憶装置15に蓄えて、経路情報を一旦リ
セットし、経路情報に識別子Z12を加えて{Z12}
として保持し、再び位置登録エリア情報信号d2の受信
待ちの状態となる。
【0033】移動機1から位置登録信号b2とそれに含
まれる経路情報{Z5,Z8}を受信した無線基地局B
S12は、移動機1に対して位置登録確認信号c2を送
信し、受信した経路情報に含まれる識別子Z5,Z8に
対するカウンタの累積値を一つ増加する。そして、累積
値の大きな無線ゾーンから順にn個選択し、自無線ゾー
ンZ12を加えて新たな位置登録エリア情報PA12を
決定する。位置登録エリア情報PA12に属する無線ゾ
ーンの数nは9としている。
【0034】
【発明が解決しようとする課題】従来技術では、制御エ
リア情報は、各無線基地局が作成する場合には、位置登
録時等に移動機から送信される経路情報を用いて作成し
ている。しかしながら、経路情報は上り制御回線を用い
て送信されるため、本来用いられるべき発呼信号や位置
登録信号のトラヒックを圧迫してしまうという問題点が
ある。
【0035】本発明の目的は、各無線基地局に対する制
御エリア情報を作成する場合に、移動機からの経路情報
を必要とせず、無線基地局−移動機間の上り制御信号回
線を圧迫することのない制御エリア情報作成方法を提供
することにある。
【0036】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、複数の移
動機と、複数の無線ゾーンと、前記複数の無線ゾーンの
各々に設置され、前記無線ゾーン内で前記移動機と無線
チャネルを用いて通信を行う複数の無線基地局と、前記
複数の無線基地局を統括する移動交換局とからなり、1
つ以上の無線基地局に割り当てられる登録エリア識別子
と、1つ以上の登録エリア識別子から構成される制御エ
リア情報を用いて、移動機が過去に位置登録を行った時
に記憶した登録エリア識別子または制御エリア情報と、
在圏する無線基地局から通知される登録エリア識別子ま
たは制御エリア情報を比較し、両者に包含関係が無い場
合に、移動機に位置登録を行わせる移動体通信システム
において、移動機は前回位置登録を行った無線基地局に
対する登録エリア識別子を位置登録時に無線基地局に通
知し、各無線基地局が前記通知された登録エリア識別子
の出現頻度に基づき制御エリア情報を作成することを特
徴とする。
【0037】第2の発明は、複数の移動機と、複数の無
線ゾーンと、前記複数の無線ゾーンの各々に設置され、
前記無線ゾーン内で前記移動機と無線チャネルを用いて
通信を行う複数の無線基地局と、前記複数の無線基地局
を統括する移動交換局とからなり、1つ以上の無線基地
局に割り当てられる登録エリア識別子と、1つ以上の登
録エリア識別子から構成される制御エリア情報を用い
て、移動機が過去に位置登録を行った時に記憶した登録
エリア識別子または制御エリア情報と、在圏する無線基
地局から通知される登録エリア識別子または制御エリア
情報を比較し、両者に包含関係が無い場合に、移動機に
位置登録を行わせる移動体通信システムにおいて、移動
交換局は位置登録信号が無線基地局を経由して通知され
て来ると、該移動機に対する位置登録表を書き換えると
ともに、以前位置登録を行っていた無線基地局に対する
登録エリア識別子の出現頻度に基づき制御エリア情報を
作成することを特徴とする。
【0038】第3の発明は、複数の移動機と、複数の無
線ゾーンと、前記複数の無線ゾーンの各々に設置され、
前記無線ゾーン内で前記移動機と無線チャネルを用いて
通信を行う複数の無線基地局と、前記複数の無線基地局
を統括する移動交換局とからなり、1つ以上の無線基地
局に割り当てられる登録エリア識別子と、1つ以上の登
録エリア識別子から構成される制御エリア情報を用い
て、移動機が過去に位置登録を行った時に記憶した登録
エリア識別子または制御エリア情報と、在圏する無線基
地局から通知される登録エリア識別子または制御エリア
情報を比較し、両者に包含関係が無い場合に、移動機に
位置登録を行わせる移動体通信システムにおいて、移動
交換局は位置登録信号が無線基地局を経由して通知され
てくると、該移動機に対する位置登録表を書き換えると
ともに、以前位置登録を行っていた無線基地局に割り当
てられている登録エリア識別子を前記無線基地局に通知
し、該無線基地局は、前記登録エリア識別子の出現頻度
を基に制御エリア情報を作成することを特徴とする。
【0039】第4の発明は、複数の移動機と、複数の無
線ゾーンと、前記複数の無線ゾーンの各々に設置され、
前記無線ゾーン内で前記移動機と無線チャネルを用いて
通信を行う複数の無線基地局と、前記複数の無線基地局
を統括する移動交換局とからなり、1つ以上の無線基地
局に割り当てられる登録エリア識別子と、1つ以上の登
録エリア識別子から構成される制御エリア情報を用い
て、移動機が過去に位置登録を行った時に記憶した登録
エリア識別子または制御エリア情報と、在圏する無線基
地局から通知される登録エリア識別子または制御エリア
情報を比較し、両者に包含関係が無い場合に、移動機に
位置登録を行わせる移動体通信システムにおいて、移動
交換局は、移動機がどの無線基地局を経てハンドオーバ
を行っているかのハンドオーバ継続情報を作成し、各無
線基地局毎に、その無線基地局の識別子が含まれている
ハンドオーバ継続情報を登録エリア識別子に変換し、そ
の出現頻度の多いものから選択することにより、制御エ
リア情報を作成することを特徴とする。
【0040】第5の発明は、複数の移動機と、複数の無
線ゾーンと、前記複数の無線ゾーンの各々に設置され、
前記無線ゾーン内で前記移動機と無線チャネルを用いて
通信を行う複数の無線基地局と、前記複数の無線基地局
を統括する移動交換局とからなり、1つ以上の無線基地
局に割り当てられる登録エリア識別子と、1つ以上の登
録エリア識別子から構成される制御エリア情報を用い
て、移動機が過去に位置登録を行った時に記憶した登録
エリア識別子または制御エリア情報と、在圏する無線基
地局から通知される登録エリア識別子または制御エリア
情報を比較し、両者に包含関係が無い場合に、移動機に
位置登録を行わせる移動体通信システムにおいて、移動
交換局は、移動機がどの無線基地局を経てハンドオーバ
を行っているかのハンドオーバ継続情報を作成し、各無
線基地局毎に、その無線基地局の識別子が含まれている
ハンドオーバ継続情報を登録エリア識別子に変換し、通
知することにより、各無線基地局が通知された前記ハン
ドオーバ継続情報中に含まれる登録エリア識別子の出現
頻度の多いものから選択することにより、制御エリア情
報を作成することを特徴とする。
【0041】第6の発明は、複数の無線ゾーンと、前記
複数の無線ゾーンの各々に設置され、前記無線ゾーン内
で前記移動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数の
無線基地局と、前記複数の無線基地局を統括する移動交
換局とからなり、1つ以上の無線基地局に割り当てられ
る登録エリア識別子と、1つ以上の登録エリア識別子か
ら構成される制御エリア情報を用いて、移動機が過去に
位置登録を行った時に記憶した登録エリア識別子または
制御エリア情報と、在圏する無線基地局から通知される
登録エリア識別子または制御エリア情報と比較し、両者
に包含関係が無い場合に、移動機に位置登録を行わせる
移動体通信システムにおいて、無線基地局は、制御エリ
ア情報を構成する登録エリア識別子に対するカウンタ表
を持ち、該無線基地局の行った一斉呼出しに対する応答
が移動機より戻ってきた場合、該移動機が位置登録を行
っている登録エリア識別子に対するカウンタ値を増加さ
せ、制御エリア情報更新時に前記カウンタ値の大きなも
のから選択することにより、新たな制御エリア情報とす
ることを特徴とする。
【0042】
【作用】第1の発明では、各無線基地局は、位置登録時
に移動機から、最も最近位置登録を行った登録エリアの
識別子を含めて通知してもらい、この識別子を記憶する
ことにより、経路情報のような大きな情報を移動機に送
信させずに、上り制御回線を圧迫することなく、自局の
近隣の登録エリアを把握し、制御エリア情報を更新する
間での登録エリア識別子の出現頻度を利用することによ
り、各無線基地局が独自に制御エリア情報を作成するこ
とが可能となる。
【0043】第2の発明では、位置登録信号以外の付加
的な信号を移動機に送信させることなく、移動交換局が
位置登録を行った移動機の前回位置登録を行っていた登
録エリアの識別子を記憶することにより、位置登録信号
を受信した無線基地局の近隣の登録エリアを把握し、制
御エリア情報を更新する間での登録エリア識別子の出現
頻度を利用することにより、各無線基地局に対する制御
エリア情報を作成することが可能となる。
【0044】第3の発明では、移動交換局が、位置登録
を行った移動機が前回位置登録を行っていた登録エリア
の識別子を位置登録信号を受信した無線基地局に通知
し、各無線基地局が前記登録エリア識別子を記憶するこ
とにより、経路情報を移動機に送信させることなく、各
無線基地局が自局の近隣の登録エリアを把握し、制御エ
リア情報を更新する間での登録エリア識別子の出現頻度
を利用することにより、独自に制御エリア情報を作成す
ることが可能となる。
【0045】第4の発明では、呼の管理を行っている移
動交換局が統括する無線基地局間を移動機がどのように
ハンドオーバして行くかというハンドオーバ継続情報作
成し、従来の経路情報の代用とすることにより、経路情
報を移動機に送信させることなく、各無線基地局に対す
る近隣の登録エリアを把握し、登録エリア識別子の出現
頻度を利用することにより、制御エリア情報を作成する
ことが可能となる。
【0046】第5の発明では、呼の管理を行っている移
動交換局が統括する無線基地局間を移動機がどのように
ハンドオーバして行くかというハンドオーバ継続情報作
成し、各無線基地局毎に、無線基地局の無線ゾーン識別
子が含まれているハンドオーバ継続情報を通知し、各無
線基地局では、ハンドオーバ継続情報を従来の経路情報
の代用とし、近隣の登録エリアを把握し、登録エリア識
別子の出現頻度を利用することにより、制御エリア情報
を作成することができる。
【0047】第6の発明では、各無線基地局が、移動機
に経路情報を送信させることなく、自無線ゾーンに対し
て行った呼出しに移動機が応答した場合、この移動機が
位置登録を行っている登録エリア識別子に対するカウン
タ値を増加させることにより、自無線ゾーンにおいて、
どの登録エリアで位置登録を行っている移動機が多いか
を判断し、多いものから制御エリア情報を作成すること
が可能となる。
【0048】
【実施例】次に、本発明の実施例について、図面を参照
して説明する。また、以下の実施例では、制御エリア情
報を位置登録エリア情報と呼ぶ。
【0049】図1は、第1の発明における位置登録エリ
ア情報作成動作を説明するフローチャートである。図2
は、位置登録時に移動機から無線基地局に通知される位
置登録信号の構成例である。位置登録信号は、この信号
が位置登録信号であることを示す登録要求コード、送信
先の無線基地局を示す無線基地局IDコード、送信した
移動機の移動機IDコード、移動機が前回位置登録を行
っていた登録エリアを示す登録エリア識別子コード、お
よび送信した移動機の種類等を示す付加情報で構成され
る。ここで、登録エリアとは、一つ以上の無線基地局の
無線ゾーンから構成される範囲を示すものであり、複数
の無線基地局が同一の登録エリア識別子を保持すること
もある。
【0050】図3は、第1の発明を実現する無線基地局
の構成例である。この無線基地局は、図26の無線基地
局と同様な構成をとる。
【0051】図4は、図3の無線基地局内の近隣登録エ
リア情報記憶装置35の構成図である。移動機が送信し
た位置登録信号から抽出され、近隣登録エリア情報記憶
装置35内のカウンタに蓄えられる登録エリア識別子L
Ai(サフィックスiは任意の自然数)のデータベース
の一例を説明する。このデータベースは、登録エリア識
別子LAiと、識別子LAi別の累積回数LAi−co
unt、あるいは無線基地局において位置登録エリア情
報として選択された時刻Tiの記録から構成されてい
る。図4のデータベース例では、位置登録エリア情報と
して、LA1,LA2が現在選択されており、LA3,
LAiは位置登録エリア情報に含まれていないことが判
る。
【0052】図1,図2,図3,図4を参照して、位置
登録エリア情報の作成動作を説明する。無線基地局30
は、移動機から位置登録信号をアンテナ31および無線
送受信装置32によって受信する(ステップ500)。
位置登録信号中に含まれている登録エリア識別子コード
に対する近隣登録エリア情報記憶装置35の該当する欄
のカウンタ値を一つ増加させる(ステップ501)。そ
の時点で位置登録エリア情報を更新する時間であるかを
判定し(ステップ502)、更新時刻でなければ、位置
登録信号の受信待ちになる(ステップ500)。もし、
位置登録エリア情報の更新時刻であれば、位置登録エリ
ア情報中の登録エリア識別子の数に対する変更があるか
を判定する(ステップ503)。もし、前記登録エリア
識別子の数を増やすのであれば、近隣登録エリア情報記
憶装置35内で位置登録エリア情報として選択されてい
ない登録ゾーンの識別子の内、最もカウンタ値が大きな
ものから選択し、位置登録エリア情報に加える(ステッ
プ504)。もし、ステップ503での判定で、登録エ
リア識別子を減らすのであれば、位置登録エリア情報中
に含まれる登録エリア識別子の内、最も最近に位置登録
エリア情報に含まれることになった登録エリア識別子の
順で、位置登録エリア情報から削除され、各カウンタ値
はリセットされる(ステップ505)。
【0053】図5は、第2の発明における位置登録エリ
ア情報作成動作を説明するフローチャートである。図6
は、第2の発明を実現するための移動交換局の一構成例
である。移動交換局150は、一般公衆網とのインタフ
ェースとなる公衆網インタフェース151、移動用交換
機152、呼制御を行う呼制御装置153、移動機がど
の登録エリアに位置登録しているかを記憶しておく登録
エリア記憶装置154および位置登録エリア情報を作成
記憶する位置登録エリア情報作成記憶装置155から構
成される。
【0054】図7は、移動交換局内の位置登録エリア情
報作成記憶装置の構成図である。すなわち、図4で示し
たデータベースが、移動交換局の統括する無線基地局毎
に保持されている。位置登録エリア情報作成記憶装置
は、各無線基地局別に登録エリア識別子とそれに対する
累積回数あるいは選択時刻のデータからなる。
【0055】図5,図6,図7を参照して、位置登録エ
リア情報の作成動作を説明する。移動交換局150は、
無線基地局を経由して、移動機からの位置登録信号を受
信する(ステップ600)。次に、登録エリア記憶装置
154に記憶されている前記移動機が位置登録を行って
いる登録エリア識別子を変更するとともに、前回時の登
録エリア識別子を位置登録エリア情報作成記憶装置15
5に通知する(ステップ601)。位置登録エリア情報
作成記憶装置155の前記位置登録信号を受信した無線
基地局に対するデータベースにおいて、通知された登録
エリア識別子に対するカウンタ値を一つ増加させる(ス
テップ602)。その時点で位置登録エリア情報を更新
する時間であるかを判定し(ステップ603)、更新時
刻でなければ、位置登録信号の受信待ちになる(ステッ
プ603)。もし、位置登録エリア情報の更新時刻であ
れば、各無線基地局に対するデータベースにおいて、位
置登録エリア情報中の登録エリア識別子の数に対する変
更があるかを判定する(ステップ604)。もし、前記
登録エリア識別子の数を増やすのであれば、位置登録エ
リア情報作成記憶装置155内で位置登録エリア情報と
して選択されていない登録エリア識別子の内、最もカウ
ンタ値が大きなものから選択し、位置登録エリア情報に
加える(ステップ605)。もし、ステップ604での
判定で、前記登録エリア識別子を減らすのであれば、位
置登録エリア情報中に含まれる登録エリア識別子の内、
最も最近に位置登録エリア情報に含まれることになった
登録エリア識別子の順で、位置登録エリア情報から削除
される(ステップ606)。
【0056】図8は、第3の発明における位置登録エリ
ア情報作成動作を説明するフローチャートである。図9
は、位置登録時に移動交換局から無線基地局に通知され
る位置登録確認信号の構成例である。位置登録確認信号
は、この信号が位置登録確認信号であることを示す登録
確認コード、送信先の無線基地局を示す無線基地局ID
コード、位置登録を行った移動機の移動機IDコード、
移動機が前回位置登録を行っていた登録エリアを示す登
録エリア識別子コード、および送信した移動機の種類等
を示す付加情報で構成される。ここで、登録エリアとは
一つ以上の無線基地局の無線ゾーンから構成される範囲
を示すものであり、複数の無線基地局が同一の登録エリ
ア識別子を保持することもある。
【0057】図10は、第3の発明における位置登録エ
リア情報作成動作を行う無線基地局の一構成例である。
無線基地局160は、アンテナ161、無線送受信装置
162、有線送受信装置163、位置登録エリア情報作
成記憶装置164および位置登録エリア情報通知装置1
65から構成される。また、位置登録エリア情報作成記
憶装置164は、図4に示されている構成であるとす
る。
【0058】図4,図8,図9,図10を参照して、無
線基地局における位置登録エリア情報の作成動作を説明
する。無線基地局160から位置登録信号を通知された
移動交換局は、位置登録を行っている移動機が前回位置
登録を行っていた登録エリアの識別子を含む位置登録確
認信号を無線基地局へ返送する。無線基地局160は、
移動交換局から位置登録確認信号を有線送受信装置16
3によって受信する(ステップ700)と、位置登録エ
リア情報作成記憶装置164内の前記位置登録確認信号
中に含まれている登録エリア識別子コードに対する欄の
カウンタ値を一つ増加させる(ステップ701)。その
時点で、この無線基地局が記憶している位置登録エリア
情報を更新する時間であるかを判定し(ステップ70
3)、更新時刻でなければ、位置登録確認信号の受信待
ちになる(ステップ700)。もし、位置登録エリア情
報の更新時刻であれば、位置登録エリア情報中の登録エ
リア識別子の数に関する変更があるかを判定する(ステ
ップ704)。もし、登録エリア識別子の数を増やすの
であれば、位置登録エリア情報作成記憶装置164内で
位置登録エリア情報として選択されていない登録ゾーン
の識別子の内、最もカウンタ値が大きなものから選択
し、位置登録エリア情報に加える(ステップ705)。
もし、ステップ704での判定で、登録エリア識別子を
減らすのであれば、位置登録エリア情報中に含まれる登
録エリア識別子の内、最も最近に位置登録エリア情報に
含まれることになった登録エリア識別子の順で、位置登
録エリア情報から除外され(ステップ706)、各カウ
ンタ値はリセットされる。位置登録エリア情報の変更が
終わると、再び位置登録確認信号の受信待ちとなる。
【0059】図11は、第4の発明における位置登録エ
リア情報作成動作を説明するフローチャートである。図
12は、第4の発明を実現するための移動交換局の一構
成例である。移動交換局170は、一般公衆網とのイン
タフェースとなる公衆網インタフェース171、移動用
交換機172、呼制御を行う呼制御装置173、移動機
がどの無線ゾーンを経由してハンドオーバを行っていた
かを記憶しておくハンドオーバ継続情報記憶装置17
4、位置登録エリア情報を作成記憶する位置登録エリア
情報作成記憶装置175および無線基地局登録エリア対
応表176から構成される。
【0060】図13に本実施例での位置登録エリア情報
作成記憶装置の構成を示す。位置登録エリア情報作成記
憶装置は、移動交換局が統括する無線基地局毎に、登録
エリア識別子とそれに対する累積回数を示すカウンタか
ら成る位置登録エリア情報表から構成される。
【0061】図14にハンドオーバ継続情報記憶装置1
74内に記憶されているハンドオーバ継続情報の構成を
示す。ハンドオーバ継続情報記憶装置は、前記移動交換
局が呼の制御を行っている各移動機別に、ハンドオーバ
がどの無線基地局を用いて継続されているかのデータか
らなる。図のように、移動交換局が呼処理を行っている
移動機が、ハンドオーバを行っていく無線基地局の識別
子を時系列として記憶している。例えば、図では、識別
子MS1を持つ移動機が、無線基地局BS1で通話を開
始し、BS2,BS3,BS4を経由してハンドオーバ
を行っていることが判る。
【0062】図15に、無線基地局登録エリア対応表の
構成を示す。無線基地局登録エリア対応表は、各無線基
地局に与えられている登録エリア識別子のデータからな
る。
【0063】図11,図12,図13,図14,図15
を参照して、位置登録エリア情報の作成動作を説明す
る。移動交換局は、自局が呼処理を管理している移動機
のハンドオーバ継続情報を常時作成する(ステップ80
0)。移動機の終話等で、一つのハンドオーバ継続情報
が作成されると、その内容である無線基地局の識別子を
無線基地局登録エリア対応表176を用いて、登録エリ
ア識別子に変換する(ステップ801)。図13におい
て、MS1の識別子を持つ移動機のハンドオーバ継続情
報が{BS1,BS2,BS3,BS4}であるとする
と、無線基地局登録エリア対応表176を用いることに
より、{LA1,LA1,LA2,LA3}に変換され
る。
【0064】次に、位置登録エリア情報作成記憶装置1
75において、変換前のハンドオーバ継続情報中に含ま
れる無線基地局に対応する各位置登録エリア情報表にお
いて、変換後のハンドオーバ継続情報中に含まれる登録
エリア識別子に対応するカウンタを一つ増加させる(ス
テップ802)。すなわち、ハンドオーバ継続情報中に
含まれる無線基地局BS1,BS2,BS3,BS4に
対する位置登録エリア情報表のLA1,LA1,LA
2,LA3のカウンタを一つずつ増加させるのである。
この場合は、LA1のカウンタは結局2つ増加されるこ
とになる。
【0065】その時点で位置登録エリア情報を更新する
時間であるかを判定し(ステップ803)、更新時刻で
なければ、再び、呼の管理を行っていた移動機が終話
し、ハンドオーバ継続情報が作成されたかを調べる(ス
テップ800)。もし、位置登録エリア情報の更新時刻
であれば、位置登録エリア情報中の登録エリア識別子の
数に変更があるかを判定し(ステップ804)、各無線
基地局毎に位置登録エリア情報作成記憶装置内の該無線
基地局に対応する位置登録エリア情報表中のカウンタ値
の大きなものから必要な数だけ選択し、新たな位置登録
エリア情報とする(ステップ805)。
【0066】ステップ802の各無線基地局毎のカウン
タ値を増加する場合には、変換前のハンドオーバ継続情
報中で、無線基地局に到達する前にハンドオーバを行っ
てきた無線基地局に対する登録エリア識別子のカウンタ
値のみを増加させる方法も考えられる。この方法だと、
特開平5−3581号公報で述べられている学習効果を
得ることが可能となる。
【0067】図16は、第5の発明の無線基地局におけ
る位置登録エリア情報作成動作を説明するフローチャー
トである。図17は、第5の発明を実現するための無線
基地局の一構成例である。無線基地局180は、アンテ
ナ181、無線送受信装置182、有線送受信装置18
3、位置登録エリア情報作成記憶装置184および位置
登録エリア情報通知装置185から構成される。図10
に示される無線基地局とは、位置登録エリア情報作成記
憶装置の構造のみが異なる。
【0068】図18は、第5の発明を実現するための位
置登録エリア情報作成記憶装置の構成例である。図のよ
うに、位置登録エリア情報作成記憶装置は、登録エリア
識別子と各登録エリア識別子に対する累積回数を示すカ
ウンタ値から構成される。
【0069】図19は、第5の発明を実現するための移
動交換局の一構成例である。移動交換局190は、一般
公衆網とのインタフェースとなる公衆網インタフェース
191、移動用交換機192、呼制御を行う呼制御装置
193、移動機がどの無線ゾーンを経由してハンドオー
バを行っていったかを記憶しておくハンドオーバ継続情
報記憶装置194、ハンドオーバ継続情報通知装置19
5および無線基地局登録エリア対応表196から構成さ
れる。
【0070】ハンドオーバ継続情報記憶装置194内に
記憶されているハンドオーバ継続情報の構成は、図14
で示される構成と同じである。図のように、移動交換局
が呼処理を行っている移動機が、ハンドオーバを行って
いく無線基地局の識別子を時系列に沿って記憶してい
る。例えば、図では、識別子MS1を持つ移動機が、無
線基地局BS1で通話を開始し、BS2,BS3,BS
4を経由してハンドオーバを行っていることが判る。
【0071】図14,図16,図17,図18,図19
を参照して、位置登録エリア情報の作成動作を説明す
る。移動交換局は、自局が呼処理を管理している移動機
のハンドオーバ継続情報を常時作成しており、移動機の
終話等で、一つのハンドオーバ継続情報が作成される
と、その内容である無線基地局の識別子を無線基地局登
録エリア対応表176を用いて、登録エリア識別子に変
換する。図14において、MS1の識別子を持つ移動機
のハンドオーバ継続情報が{BS1,BS2,BS3,
BS4}であるとすると、無線基地局登録エリア対応表
を用いることにより、{LA1,LA1,LA2,LA
3}に変換される。
【0072】次に、変換前のハンドオーバ継続情報中に
含まれる各無線基地局へ、変換されたハンドオーバ継続
情報を通知する。移動交換局から、ハンドオーバ継続情
報を受信した(ステップ900)無線基地局は、位置登
録エリア情報作成記憶装置において、ハンドオーバ継続
情報中に含まれる登録エリア識別子に対応するカウンタ
を一つ増加させる(ステップ901)。すなわち、ハン
ドオーバ継続情報中に含まれるLA1,LA1,LA
2,LA3のカウンタを一つずつ増加させるのである。
この場合は、LA1のカウンタは結局2つ増加されるこ
とになる。
【0073】その時点で位置登録エリア情報を更新する
時間であるかを判定し(ステップ902)、更新時刻で
なければ、再び、移動交換局からハンドオーバ継続情報
が通知されてくるのを待つ(ステップ900)。もし、
位置登録エリア情報の更新時刻であれば、位置登録エリ
ア情報中の登録エリア識別子の数に変更があるかを判定
し(ステップ902)、各無線基地局毎に前記位置登録
エリア情報作成記憶装置内のカウンタ値の大きなものか
ら必要な数だけ選択し、新たな位置登録エリア情報とす
る(ステップ904)。
【0074】ステップ901の各無線基地局毎のカウン
タ値を増加する場合には、変換前のハンドオーバ継続情
報中で、無線基地局に到達する前にハンドオーバを行っ
てきた無線基地局に対する登録エリア識別子のカウンタ
値のみを増加させる方法も考えられる。この方法だと、
特開平5−3581号公報で述べられている学習効果を
得ることが可能となる。
【0075】図20は、第6の発明の無線基地局におけ
る位置登録エリア情報作成動作を説明するフローチャー
トである。第6の発明の位置登録エリア情報作成記憶装
置の構成は、図17と同じ構成となる。図のように、位
置登録エリア情報作成記憶装置は、登録エリア識別子と
各登録エリア識別子に対する累積回数を示すカウンタ値
から構成される。
【0076】第6の発明を実現するための無線基地局の
構成は図18と同じ構成となる。無線基地局180は、
アンテナ181、無線送受信装置182、有線送受信装
置183、位置登録エリア情報作成記憶装置184およ
び位置登録エリア情報通知装置185から構成される。
また、位置登録エリア情報作成記憶装置184は、図1
5に示されている構成であるとする。すなわち、図9に
示される無線基地局とは、位置登録エリア情報作成記憶
装置のみが異なる。
【0077】図21は、第6の発明で移動交換局から無
線基地局へ通知される一斉呼出し信号の信号構成図であ
る。一斉呼出し信号は、この信号が一斉呼出し信号であ
ることを示す一斉呼出しコード、呼び出される移動機が
位置登録を行っている登録エリア識別子コード、移動機
IDコードおよび移動機の種別等を示す付加情報から構
成される。
【0078】図17,図18,図20,図21を参照し
て、位置登録エリア情報の作成動作を説明する。無線基
地局は、移動交換局よりの一斉呼出し信号を受信し(ス
テップ1000)、呼出し信号中の登録エリア識別子
が、自局の保持している位置登録エリア情報の中に含ま
れている場合、登録エリア識別子を記憶するとともに、
自無線ゾーンに呼出しを行う(ステップ1001)。
【0079】この呼出しに対して、移動機からの応答を
判定し(1002)、受信しなかった場合は、再び移動
交換局からの呼出し信号待ちとなる(ステップ100
0)。一方、移動機からの応答を受信した場合は、移動
交換局へ回線接続要求を行うとともに、位置登録エリア
情報作成記憶装置内の一斉呼出し信号中にあった登録エ
リア識別子に対するカウンタ値を増加させる(ステップ
1003)。
【0080】その時点で位置登録エリア情報を更新する
時間であるかを判定し(ステップ1004)、更新時刻
でなければ、再び、移動交換局から呼出し信号が通知さ
れてくるのを待つ(ステップ1000)。もし、位置登
録エリア情報の更新時刻であれば、位置登録エリア情報
中の登録エリア識別子の数に変更があるかを判定し(ス
テップ1005)、変更があれば、各無線基地局毎に前
記位置登録エリア情報作成記憶装置内のカウンタ値の大
きなものから必要な数だけ選択し、新たな位置登録エリ
ア情報とする(ステップ1006)。
【0081】
【発明の効果】第1の発明により、位置登録エリア情報
を作成するために、移動機から得ていた1つ以上複数の
登録エリア識別子から構成される経路情報を必要としな
くなり、唯一の登録エリア識別子を含む位置登録信号を
用いるため、上り制御回線の容量を低減することが可能
となる。
【0082】第2の発明により、移動交換局が呼出しの
ために記憶している登録エリア識別子を利用し、移動交
換局において位置登録エリア情報を作成することによ
り、従来、移動機から得ていた経路情報を必要としなく
なり、上り制御回線の容量を低減することが可能とな
る。
【0083】第3の発明により、移動交換局が呼出しの
ために記憶している登録エリア識別子を無線基地局に通
知し、各無線基地局において位置登録エリア情報を作成
することにより、従来、移動機から得ていた経路情報を
必要としなくなり、上り制御回線の容量を低減すること
が可能となる。
【0084】第4の発明により、移動交換局が、移動機
のハンドオーバの継続情報を記憶し、そのハンドオーバ
継続情報を利用して、統括下の無線基地局毎に、その無
線基地局の近隣に存在する登録エリア識別子の情報を収
集し、移動交換局において位置登録エリア情報を作成す
ることにより、従来、移動機から得ていた経路情報を必
要としなくなり、上り制御回線の容量を低減することが
可能となる。
【0085】第5の発明により、移動交換局が、移動機
のハンドオーバの継続情報を記憶し、そのハンドオーバ
継続情報に含まれる無線基地局に対して、該情報を通知
することにより、各無線基地局は近隣に存在する登録エ
リア識別子の情報を収集することができ、この情報に基
づき位置登録エリア情報を作成し、従来、移動機から得
ていた経路情報を必要としなくなり、上り制御回線の容
量を低減することが可能となる。
【0086】第6の発明により、無線基地局が、自無線
ゾーンで呼び出す場合に、どの登録エリア識別子に登録
している移動機を呼び出すのが効率が良いかを評価する
ことにより、従来、移動機から得ていた経路情報中での
登録エリア識別子の出現頻度を必要としなくなるため、
各無線基地局では経路情報以外の手段を用いて、近隣の
登録エリア識別子を収集することができ、上り制御回線
の容量を低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明における位置登録エリア情報作成動
作を説明するフローチャートである。
【図2】第1の発明における位置登録信号の信号構成図
である。
【図3】第1の発明における無線基地局の構成図であ
る。
【図4】第1の発明における無線基地局内の近隣登録エ
リア情報記憶装置の構成図である。
【図5】第2の発明における位置登録エリア情報作成動
作を説明するフローチャートである。
【図6】第2の発明を実現する移動交換局の構成図であ
る。
【図7】移動交換局内の位置登録エリア情報作成記憶装
置の構成図である。
【図8】第3の発明における位置登録エリア情報作成動
作を説明するフローチャートである。
【図9】第3の発明における位置登録確認信号の信号構
成図である。
【図10】第3の発明における無線基地局の構成図であ
る。
【図11】第4の発明における位置登録エリア情報作成
動作を説明するフローチャートである。
【図12】第4の発明を実現する移動交換局の構成図で
ある。
【図13】移動交換局内の位置登録エリア情報作成記憶
装置の構成図である。
【図14】移動交換局内のハンドオーバ継続情報記憶装
置の構成図である。
【図15】移動交換局内の無線基地局登録エリア対応表
の構成図である。
【図16】第5の発明による位置登録エリア情報作成動
作を説明するフローチャートである。
【図17】第5の発明を実現する無線基地局の構成図で
ある。
【図18】第5の発明を実現する無線基地局内の位置登
録エリア情報作成記憶装置の構成図である。
【図19】第5の発明を実現する移動交換局の構成図で
ある。
【図20】第6の発明の無線基地局における位置登録エ
リア情報作成動作を説明するフローチャートである。
【図21】第6の発明における一斉呼出し信号の信号構
成図である。
【図22】従来用いられている移動体通信システムの構
成図である。
【図23】特開平5−3581号公報の第一の実施例で
述べられている位置登録方式のシーケンスフロー図であ
る。
【図24】特開平5−3581号公報の第一の実施例で
述べられている位置登録方式に用いられる信号の信号構
成図である。
【図25】特開平5−3581号公報の第一の実施例で
述べられている位置登録方式に用いられる移動機の構成
図である。
【図26】特開平5−3581号公報の第一の実施例で
述べられている位置登録方式に用いられる無線基地局の
構成図である。
【図27】特開平5−3581号公報の第一の実施例で
述べられている位置登録方式に用いられる無線基地局内
の近隣無線ゾーン情報記憶装置の構成図である。
【図28】特開平5−3581号公報の第一の実施例で
述べられている位置登録方式に用いられる移動機の動作
を示すフローチャートである。
【図29】特開平5−3581号公報の第一の実施例で
述べられている位置登録方式に用いられる移動機の経路
情報作成の動作を示すフローチャートである。
【図30】特開平5−3581号公報の第二の実施例で
述べられている位置登録方式のシーケンスフロー図であ
る。
【図31】特開平5−3581号公報の第二の実施例で
述べられている位置登録方式に用いられる信号の信号構
成図である。
【図32】特開平5−3581号公報の第二の実施例で
述べられている位置登録方式に用いられる移動機の構成
図である。
【図33】特開平5−3581号公報の第二の実施例で
述べられている位置登録方式に用いられる移動機の動作
を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 移動機 2 無線回線制御装置 3 公衆網 4,150,170,190 移動交換局 11,21,31,161,181 アンテナ 12,22,32,162,182 無線送受信装置 13 在圏ゾーン位置登録エリア情報抽出装置 14,26,37 位置登録エリア情報記憶装置 15 経路情報作成記憶装置 16 位置登録信号発生装置 20,30,160,180 無線基地局 23 近隣無線ゾーン情報更新装置 24 近隣無線ゾーン記憶装置 25,34 位置登録エリア情報決定装置 27,36,165,185 位置登録エリア情報通知
装置 31 登録ゾーン記憶装置 33 近隣登録エリア情報更新装置 35 近隣登録エリア情報記憶装置 151,171,191 公衆網インタフェース 152,172,192 移動用交換機 153,173,193 呼制御装置 154 登録エリア記憶装置 155,164,175,184 位置登録エリア情報
作成記憶装置 163,183 有線送受信装置 174,194 ハンドオーバ継続情報記憶装置 176,196 無線基地局登録エリア対応表 195 ハンドオーバ継続情報通知装置 a1 無線ゾーン識別子信号 b1 位置登録信号 c1 位置登録確認信号 d1,d2 位置登録エリア情報信号 Z1〜Z23 無線ゾーン BS1〜BS23 無線基地局 PA5,PA8,PA12,PA15 位置登録エリア
情報

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記複数の無線ゾーンの各々に設置され、前記無線ゾーン
    内で前記移動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数
    の無線基地局と、前記複数の無線基地局と統括する移動
    交換局とからなり、1つ以上の無線基地局に割り当てら
    れる登録エリア識別子と、1つ以上の登録エリア識別子
    から構成される制御エリア情報を用いて、移動機が過去
    に位置登録を行った時に記憶した登録エリア識別子また
    は制御エリア情報と、在圏する無線基地局から通知され
    る登録エリア識別子または制御エリア情報を比較し、両
    者に包含関係が無い場合に、移動機に位置登録を行わせ
    る移動体通信システムにおいて、 移動機は前回位置登録を行った無線基地局に対する登録
    エリア識別子を位置登録時に無線基地局に通知し、各無
    線基地局が前記通知された登録エリア識別子の出現頻度
    に基づき制御エリア情報を作成することを特徴とする
    御エリア情報作成方法
  2. 【請求項2】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記複数の無線ゾーンの各々に設置され、前記無線ゾーン
    内で前記移動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数
    の無線基地局と、前記複数の無線基地局を統括する移動
    交換局とからなり、1つ以上の無線基地局に割り当てら
    れる登録エリア識別子と、1つ以上の登録エリア識別子
    から構成される制御エリア情報を用いて、移動機が過去
    に位置登録を行った時に記憶した登録エリア識別子また
    は制御エリア情報と、在圏する無線基地局から通知され
    る登録エリア識別子または制御エリア情報を比較し、両
    者に包含関係が無い場合に、移動機に位置登録を行わせ
    る移動体通信システムにおいて、 移動交換局は位置登録信号が無線基地局を経由して通知
    されて来ると、該移動機に対する位置登録表を書き換え
    るとともに、以前位置登録を行っていた無線基地局に対
    する登録エリア識別子の出現頻度に基づき制御エリア情
    報を作成することを特徴とする制御エリア情報作成方
  3. 【請求項3】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記複数の無線ゾーンの各々に設置され、前記無線ゾーン
    内で前記移動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数
    の無線基地局と、前記複数の無線基地局を統括する移動
    交換局とからなり、1つ以上の無線基地局に割り当てら
    れる登録エリア識別子と、1つ以上の登録エリア識別子
    から構成される制御エリア情報を用いて、移動機が過去
    に位置登録を行った時に記憶した登録エリア識別子また
    は制御エリア情報と、在圏する無線基地局から通知され
    る登録エリア識別子または制御エリア情報を比較し、両
    者に包含関係が無い場合に、移動機に位置登録を行わせ
    る移動体通信システムにおいて、 移動交換局は位置登録信号が無線基地局を経由して通知
    されて来ると、該移動機に対する位置登録表を書き換え
    るとともに、以前位置登録を行っていた無線基地局に割
    り当てられている登録エリア識別子を前記無線基地局に
    通知し、該無線基地局は、前記登録エリア識別子の出現
    頻度を基に制御エリア情報を作成することを特徴とする
    制御エリア情報作成方法
  4. 【請求項4】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記複数の無線ゾーンの各々に設置され、前記無線ゾーン
    内で前記移動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数
    の無線基地局と、前記複数の無線基地局を統括する移動
    交換局とからなり、1つ以上の無線基地局に割り当てら
    れる登録エリア識別子と、1つ以上の登録エリア識別子
    から構成される制御エリア情報を用いて、移動機が過去
    に位置登録を行った時に記憶した登録エリア識別子また
    は制御エリア情報と、在圏する無線基地局から通知され
    る登録エリア識別子または制御エリア情報を比較し、両
    者に包含関係が無い場合に、移動機に位置登録を行わせ
    る移動体通信システムにおいて、 移動交換局は、移動機がどの無線基地局を経てハンドオ
    ーバを行っているかのハンドオーバ継続情報を作成し、
    各無線基地局毎に、その無線基地局の識別子が含まれて
    いるハンドオーバ継続情報を登録エリア識別子に変換
    し、その出現頻度の多いものから選択することにより、
    制御エリア情報を作成することを特徴とする制御エリア
    情報作成方法
  5. 【請求項5】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記複数の無線ゾーンの各々に設置され、前記無線ゾーン
    内で前記移動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数
    の無線基地局と、前記複数の無線基地局を統括する移動
    交換局とからなり、1つ以上の無線基地局に割り当てら
    れる登録エリア識別子と、1つ以上の登録エリア識別子
    から構成される制御エリア情報を用いて、移動機が過去
    に位置登録を行った時に記憶した登録エリア識別子また
    は制御エリア情報と、在圏する無線基地局から通知され
    る登録エリア識別子または制御エリア情報を比較し、両
    者に包含関係が無い場合に、移動機に位置登録を行わせ
    る移動体通信システムにおいて、 移動交換局は、移動機がどの無線基地局を経てハンドオ
    ーバを行っているかのハンドオーバ継続情報を作成し、
    各無線基地局毎に、その無線基地局の識別子が含まれて
    いるハンドオーバ継続情報を登録エリア識別子に変換
    し、通知することにより、各無線基地局が通知された前
    記ハンドオーバ継続情報中に含まれる登録エリア識別子
    の出現頻度の多いものから選択することにより、制御エ
    リア情報を作成することを特徴とする制御エリア情報作
    成方法
  6. 【請求項6】複数の移動機と、複数の無線ゾーンと、前
    記複数の無線ゾーンの各々に設置され、前記無線ゾーン
    内で前記移動機と無線チャネルを用いて通信を行う複数
    の無線基地局と、前記複数の無線基地局を統括する移動
    交換局とからなり、1つ以上の無線基地局に割り当てら
    れる登録エリア識別子と、1つ以上の登録エリア識別子
    から構成される制御エリア情報を用いて、移動機が過去
    に位置登録を行った時に記憶した登録エリア識別子また
    は制御エリア情報と、在圏する無線基地局から通知され
    る登録エリア識別子または制御エリア情報を比較し、両
    者に包含関係が無い場合に、移動機に位置登録を行わせ
    る移動体通信システムにおいて、 無線基地局は、制御エリア情報を構成する登録エリア識
    別子に対するカウンタ表を持ち、該無線基地局の行った
    一斉呼出しに対する応答が移動機より戻ってきた場合、
    該移動機が位置登録を行っている登録エリア識別子に対
    するカウンタ値を増加させ、制御エリア情報更新時に前
    記カウンタ値の大きなものから選択することにより、新
    たな制御エリア情報とすることを特徴とする制御エリア
    情報作成方法
JP21679893A 1993-09-01 1993-09-01 制御エリア情報作成方法 Expired - Lifetime JP2576376B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21679893A JP2576376B2 (ja) 1993-09-01 1993-09-01 制御エリア情報作成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21679893A JP2576376B2 (ja) 1993-09-01 1993-09-01 制御エリア情報作成方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0775161A JPH0775161A (ja) 1995-03-17
JP2576376B2 true JP2576376B2 (ja) 1997-01-29

Family

ID=16694052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21679893A Expired - Lifetime JP2576376B2 (ja) 1993-09-01 1993-09-01 制御エリア情報作成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2576376B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0775161A (ja) 1995-03-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0679321B1 (en) Location updating in a cellular radio system
JP3506331B2 (ja) システムネットワークおよびセルのハンドオーバ情報の転送のための方法
US6018573A (en) Mobility management system in personal communication system
JP4145424B2 (ja) Cdma通信システムにおいて基地局用に隣接リストを獲得する方法
Hac et al. Locating strategies for personal communication networks, a novel tracking strategy
JP3049056B1 (ja) 移動体通信網の加入者デ―タ制御方法
US6014564A (en) Method and apparatus for determining virtual cell area
RU2116003C1 (ru) Способ определения местонахождения подвижных станций
CN1653738B (zh) 在由网络服务的移动终端用户之间通信数据分组的方法
EP1113691A1 (en) Location managing method for managing location of mobile station in mobile wireless packet communication system and mobile wireless packet communication system
JP2800455B2 (ja) 移動通信システムの位置登録方式および呼出し方式
JPH03131131A (ja) 移動通信方式における位置登録方法
JPH0851668A (ja) 認証情報の蓄積のための交換ノードの認証階層構造
WO1997050274A1 (en) Location management and paging method in a cellular radio system
JP3265310B2 (ja) 登録メッセージにメッセージの送信順序を示す情報を与える移動無線ステイションを備えた無線装置
JPH09327057A (ja) 移動通信システムおよびその通信制御方法
JP2576376B2 (ja) 制御エリア情報作成方法
JPH089444A (ja) 移動体通信の呼出し制御方式
JP2947263B2 (ja) 移動通信システムおよび無線基地局ならびに移動機
KR100288973B1 (ko) 무선통신시스템에서의선택적위치등록방법및그를이용한선택적다단계페이징방법
EP0566893B1 (en) Tracking of mobile stations in wireless networks
JPH0927985A (ja) 移動体通信システム
CN100488299C (zh) 一种虚拟移动交换中心的实现方法
KR100249833B1 (ko) 착신지원 시스템에서 다수 개의 기지국 사용 셀 구성방법
JP3042741B2 (ja) 移動通信加入者データ格納方式

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071107

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 12

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081107

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091107

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 14

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101107

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111107

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 16

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 16

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121107

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131107

Year of fee payment: 17