JP2575361B2 - 配線用遮断器 - Google Patents

配線用遮断器

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JP2575361B2 JP61177261A JP17726186A JP2575361B2 JP 2575361 B2 JP2575361 B2 JP 2575361B2 JP 61177261 A JP61177261 A JP 61177261A JP 17726186 A JP17726186 A JP 17726186A JP 2575361 B2 JP2575361 B2 JP 2575361B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、電路に異常電流が流れたときに接点を開成
する配線用遮断器に関するものである。
[背景技術] 従来、電路に異常電流(短絡電流あるいは漏電電流)
が流れたときに接点を開成するこの種の配線用遮断器と
しては、第6図乃至第15図に示すようなもの(特開昭57
−174820号)があった。すなわち、ハンドル1の操作に
よってトリップリンク機構2を介して左右一対の接点3
が開閉されるとともに、異常遮断手段4aあるいは4bにて
異常電流検出時にトリップリンク機構2のラッチが解除
されて両接点3が開成されるようにしたものである。こ
こに、トリップリンク機構2は、フレーム20に軸29にて
回動自在に枢着されたハンドル1とフレーム20の突起20
aとの間にハンドル1を自己復帰させる復帰ばね21を介
装し、ハンドル1のカム部1aと接点駆動レバー22の中央
連結部22aとをコ字型リンク23の両脚部23a,23bにて連結
し、接点駆動レバー22の中央連結部(コ字型リンク23の
一方の脚部23b)22aをスライド溝24に沿って移動自在に
するとともに、その一端22bを引き外し板25のラッチ溝2
5aに係合自在にして構成されている。また、Y字形の引
き外し板25は下端が軸26によってフレーム1に枢着され
るとともに、ばね27にて接点駆動レバー22側に付勢され
ており、両上端片には異常遮断手段4a,4bの駆動出力が
伝達されるようになっている。
ところで、短絡電流が流れたときに引き外し板25を駆
動してトリップリンク機構2をトリップ動作させて接点
3を開極させるようにした異常遮断遮断4aは、電路に直
列挿入されたバイメタル41にて形成され、過電流が流れ
たときにバイメタル41が自己発熱(ジュール熱)により
撓んでその先端部によって引き外し板25の上端片を押圧
して、接点駆動レバー22のラッチを解除するようになっ
ている。この場合、動作電流の調整(感度調整)は調整
ねじ42によって行なわれるようになっている。
また、漏電電流が流れたときに引き外し板25を駆動し
てトリップリンク機構2をトリップ動作させて接点3を
開極させる異常遮断手段4bは、漏電電流を検出する零相
変流器45と、零相変流器45出力が得られたことを検出し
て電磁石装置46を駆動する駆動制御回路47とで形成され
ており、漏電電流が検出されたときに電磁石装置46が作
動し、その駆動レバー48が引き外し板25の上端片を押圧
して接点駆動レバー22のラッチを解除するようになって
いる。
一方、上述の異常電流検出時に電路を遮断する接点3
は、基台30aおよびカバー30bよりなるハウジング30に取
着された固定接点板32に設けられた固定接点3aと、ハウ
ジング30に基部が固定された可動接点板5の自由端に設
けられた可動接点3bとで形成されており、可動接点板5
は、弾性を付与するために2枚の導電板を貼り合わせて
形成されている。この可動接点板5は、上記トリップリ
ンク機構2の接点駆動レバー22の他端22cにカード6を
介して係合自在になっており、接点駆動レバー22によっ
てカード6を介して押圧されているときに可動接点3aが
固定接点3bに弾接して接点3が閉極されるようになって
いる。また、トリップリンク機構2の接点駆動レバー22
のラッチ解除時には、上記接点駆動レバー22による押圧
が解除されて可動接点板5は弾性復元力によって自己復
帰して可動接点3aが固定接点3bから離れて接点3が開極
されるようになっている。また、負荷電流は入力端子31
→固定接点板32→接点3→可動接点板5→バイメタル41
→編素線34→出力端子33を流れるようになっており、編
素線34は零相変流器45に挿通されている。
第7図乃至12図は上述のトリップリンク機構2および
接点3の動作を示す図であり、第7図および第8図はハ
ンドル1をオフ位置に設定して接点3を開極したオフ状
態、第9図および第10図はハンドル1をオン位置に設定
して接点3を閉極したオン状態、第11図および第12図は
異常電流が流れてトリップリンク機構2のラッチが外れ
たトリップ状態をそれぞれ示している。いま、オフ状態
(第8図の状態)のハンドル1を復帰ばね21に抗して矢
印A方向に回動してオン状態にセットすると、接点駆動
レバー22の一端22bが引き外し板25のラッチ溝25aに係合
されているので、ハンドル1のカム部1aとコ字型リンク
の脚部23aとの連結部が矢印B方向に移動するととも
に、接点駆動レバー22がラッチ溝25aを中心に反時計方
向に回動してその他端22cにてカード6を接点3を閉極
する方向に押圧し、可動接点板を撓ませることにより可
動接点3bを可動接点3aに弾接させて接点3を閉極させ
る。このオン状態(第10図の状態)においては、復帰ば
ね21の弾性復元力が「へ」字形から死点を越えて逆
「へ」字形に変化したリンク機構によって蓄えられた状
態になっている。
次に、閉極された接点3に負荷電流が流れている状態
において、いずれかの異常遮断手段4a,4bが動作して引
き外し板25の上端片がばね27の付勢力に抗して矢印C方
向に駆動されると、第12図に示すように、接点駆動レバ
ー22の一端22aのラッチ溝25aによるラッチが解除される
ので、接点駆動レバー22が揺動自在になってカード6の
押圧が解除される。したがって、カード6を介して押圧
されていた可動接点板5が自己の弾性復元力によって自
己復帰し、可動接点3bが固定接点3aから開離して接点3
が開極される。同時に、オン状態においてリンク機構に
蓄えられていた復帰ばね21の弾性復元力によってハンド
ル1が矢印A′方向に回動してオフ状態に復帰するとと
もに、接点駆動レバー22が矢印D方向に引き上げられて
その一端22aが引き外し板25のラッチ溝25aにラッチされ
て第8図のオフ状態に復帰する。
ところで、このような従来例にあっては、トリップ動
作時に接点駆レバー22によるカード6の押圧が解除され
た場合において、カード6が可動接点板5に当接した状
態で接点3の開極動作が行なわれるようになっているの
で、可動接点板5の弾性復元力がカード6を移動させる
分だけ減殺されることになり、可動接点板5の復帰動作
が緩慢になって接点3の開極速度が遅くなってしまうと
いう問題があった。
[発明の目的] 本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、可動接点板の復帰動作が迅速に行
えるようにして接点の開極速度を速くすることができる
配線用遮断器を提供することにある。
[発明の開示] (実施例) 第1図乃至第5図は本発明一実施例を示すもので、ハ
ンドル1の操作によってトリップリンク機構2を介して
接点3が開閉されるとともに、異常遮断手段4a,4bにて
異常電流検出時にトリップリンク機構2のラッチが解除
されて接点3が開成されるようにし、上記接点3を構成
する弾性を有する可動接点板5をトリップリンク機構2
の接点駆動レバー22によりカード6を介して押圧して可
動接点3bを固定接点3aに弾接させ、ラッチ解除時に上記
接点駆動レバー22による押圧が解除されて可動接点板5
が自己復帰することにより可動接点3bが固定接点3aから
開離されるとともに、ハンドル1が復帰ばね21によって
自己復帰するようにして成る従来例と同様の配線用遮断
器において、カード6にトリップリンク機構2のハンド
ル連動部材であるところのコ字型リンク23の脚部23aに
係合する係合片7を設け、トリップ時におけるハンドル
1の復帰によってカード6が係合片7を介して強制的に
引き上げられ可動接点板5が解放されるようにしたもの
である。なお、カード6の駆動部分以外の具体構成は従
来例と全く同一であるので詳しい説明は省略する。
以下、実施例の動作について説明する。なお、遮断器
の基本構成および遮断動作は前述の従来例と同様である
ので、以下においては、本発明の特徴とするところの可
動接点ばね5およびカード6の動作について詳述する。
第3図はオフ状態、第4図はオン状態、第5図はトリッ
プ状態を示しており、それぞれ従来例の第8図、第10
図、第12図に対応している。なお、オフ状態からオフ状
態に移行する動作は従来例と全く同一であるので、以下
においてトリップ動作についてのみ説明する。いま、第
4図に示すオン状態においては、従来例と同様に接点駆
動レバー22によってカード6が押圧され、可動接点板5
が撓んで可動接点3bが固定接点3aに弾接して接点3が閉
極しており、このときリンク機構には復帰ばね21の弾性
復元力が蓄えられている。ここに、いずれかの異常遮断
手段4a,4bが動作して引き外し板25がラッチ解除方向に
駆動されると、接点駆動レバー22の一端22bのラッチが
解除され、接点駆動レバー22が揺動自在になってカード
6の押圧が解除されて可動接点板5は自己の弾性復元力
にて復帰し、接点3が開極される。同時に、リンク機構
が復帰ばね21の弾性復元力によって反転してハンドル1
がオフ位置に復帰し、接点駆動レバー22が引き上げられ
る。このとき、ハンドル連動部材であるコ字型リンク23
の脚部23bにカード6に設けられた係合片7が係合して
いるので、カード6はハンドル1の復帰時に復帰ばね21
の弾性復元力によって引き上げられる。したがって、可
動接点板5は、カード6を押し上げることなく、フリー
な状態で自己の弾性復元力によって接点3の開極位置ま
で復帰することになって開極速度を速くすることができ
る。
以上のように、本発明にあっては、従来例と同様の配
線用遮断器において、カード6にトリップリンク機構2
のハンドル連動部材であるコ字型リンク23の脚部23bに
係合する係合片7を設け、トリップ時におけるハンドル
1の復帰によってカード6が係合片7を介して強制的に
引き上げられて可動接点板5が解放されるようにしたの
で、従来例のように、カード6を移動させるために可動
接点板5の弾性復元力が減殺されることがなく、可動接
点板5は自己の弾性復元力を最大限に生かして接点3を
開極することができ、従来例に比べて可動接点板5を復
帰し易くして接点3の開極速度を速くすることができる
ようになっている。
[発明の効果] 本発明は上述のように、ハンドルの操作によってトリ
ップリンク機構を介して接点が開閉されるとともに、異
常遮断手段にて異常電流検出時にトリップリンク機構の
ラッチが解除されて接点が開成されるようにし、上記接
点を構成する弾性を有する可動接点板をトリップリンク
機構の接点駆動レバーによりカードを介して押圧して可
動接点を固定接点に弾接させ、ラッチ解除時に可動接点
板をトリップリンク機構から切り離し、上記接点駆動レ
バーによる押圧が解除されて可動接点板が自己復帰する
ことにより可動接点が固定接点から開離されるととも
に、ハンドルが復帰ばねによって自己復帰するようにし
て成る配線用遮断器において、カードにトリップリンク
機構のハンドル連動部材に係合する係合片を設け、トリ
ップ時におけるハンドルの復帰によってカードが係合片
を介して強制的に引き上げられ可動接点板が解放される
ようにしたので、可動接点板は自己の弾性復元力を最大
限(カードにて減殺されることなく)に生かして接点を
開極することができ、従来例に比べて可動接点板を復帰
し易くして接点の開極速度を速くすることができるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の要部斜視図、第2図は同上の
要部分解斜視図、第3図乃至第5図は同上の動作を示す
断面図、第6図は従来例の側面図、第7図乃至第12図は
同上の構成および動作を示す断面図、第13図は同上の要
部斜視図、第14図は同上の要部分解斜視図、第15図は同
上の斜視図である。 1はハンドル、2はトリップリンク機構、3は接点、3a
は可動接点、3bは固定接点、4a,4bは異常遮断手段、5
は可動接点板、6はカード、7は係合片、21は復帰ば
ね、22は接点駆動レバー、23はコ字型リンクである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハンドルの操作によってトリップリンク機
    構を介して接点が開閉されるとともに、異常遮断手段に
    て異常電流検出時にトリップリンク機構のラッチが解除
    されて接点が開成されるようにし、上記接点を構成する
    弾性を有する可動接点板をトリップリンク機構の接点駆
    動レバーによりカードを介して押圧して可動接点を固定
    接点に弾接させ、ラッチ解除時に可動接点板をトリップ
    リンク機構から切り離し、上記接点駆動レバーによる押
    圧が解除されて可動接点板が自己復帰することにより可
    動接点が固定接点から開離されるとともに、ハンドルが
    復帰ばねによって自己復帰するようにして成る配線用遮
    断器において、カードにトリップリンク機構のハンドル
    連動部材に係合する係合片を設け、トリップ時における
    ハンドルの復帰によってカードが係合片を介して強制的
    に引き上げられ可動接点板が開放されるようにしたこと
    を特徴とする配線用遮断器。
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