JP2575062Y2 - 受液器 - Google Patents

受液器

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JP2575062Y2
JP2575062Y2 JP1991080897U JP8089791U JP2575062Y2 JP 2575062 Y2 JP2575062 Y2 JP 2575062Y2 JP 1991080897 U JP1991080897 U JP 1991080897U JP 8089791 U JP8089791 U JP 8089791U JP 2575062 Y2 JP2575062 Y2 JP 2575062Y2
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JP
Japan
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flange
prevention plate
outlet
tank
liquid receiver
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Application number
JP1991080897U
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English (en)
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JPH0532972U (ja
Inventor
茂治 一柳
Original Assignee
昭和アルミニウム株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案は、例えば、カーエアコ
ンに用いられる受液器に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の受液器としては、図3に示すよ
うに、タンク61内の高さの中程に略水平状泡立ち防止板
62が配置され、泡立ち防止板62の中央部を貫通するよう
に吸上管63が配置され、泡立ち防止板62を受けるように
つば64が吸上管63の高さの中程に設けられ、泡立ち防止
板62を押さえるように止め輪65が吸上管63にはめ止めら
れて、つば64と止め輪65で泡立ち防止板62を挾み付ける
ことによって吸上管63に泡立ち防止板62を固定している
ものが知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記受液器では、止め
輪65を必要とするため部品点数が多く、泡立ち防止板62
を吸上管63に固定する作業が面倒である等の理由によ
り、製造コストが高価であるという問題点がある。
【0004】この考案の目的は、上記問題点を解決し、
安価な受液器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この考案による受液器
は、頂壁に出口が設けられているタンクと、タンク内を
上下にのびかつ上端近くにつばが設けられ、つばより上
方の部分が出口にはめ入れられている吸上管と、吸上管
の上下端間にはめられている略水平環状泡立ち防止板
と、泡立ち防止板の下方に収容されている袋入り乾燥剤
とを備えている受液器において、泡立ち防止板の内縁部
に、これと一体的に上方突出筒状部が設けられるととも
に、筒状部の上端に内向きフランジが設けられ、つばと
出口縁部の間にフランジが挾み付けられていることを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】この考案による受液器では、泡立ち防止板の内
縁部に、これと一体的に上方突出筒状部が設けられると
ともに、筒状部の上端に内向きフランジが設けられ、つ
ばと出口縁部の間にフランジが挾み付けられている
ら、吸上管を出口にはめ入れるだけで、タンク内に泡立
ち防止板が固定される。
【0007】
【実施例】この考案の実施例を、図面を参照してつぎに
説明する。
【0008】受液器は、密閉状タンク11と、タンク11内
の高さの中程に配置されている略水平環状泡立ち防止板
12と、泡立ち防止板12を貫通してタンク内11を上下にの
びた吸上管13と、吸上管13の下端に取付けられているス
トレーナ14と、泡立ち防止板12とストレーナ14の間に配
されている袋入り乾燥剤15と備えている。
【0009】タンク11は、アルミニウム鍛造品製有底筒
状ボディ21と、ボディ21の開口端部にはめ入れられてい
るアルミニウム押出形材製円板状閉鎖部材22とよりな
る。
【0010】ボディ21の上端部は、電磁成形加工により
絞られて閉鎖部材22にかしめ止められている。かしめ止
め部には、電磁成形時に形成された横断面略C字状の内
方突出環状係合凸部31が設けられている。
【0011】閉鎖部材22の外周面上端には、ボディ21の
上端面に当接したフランジ32が設けられるとともに、フ
ランジ31より下方の外周面には、Oリング溝33および環
状係合凹部34が上下に設けられている。Oリング溝33に
は、Oリング35がはめ入れられている。係合凹部31に
は、係合凸部34がはめ入れられている。
【0012】閉鎖部材22の上面中央部には凹所36が形成
されている。上端を凹所36底面中央に開口するように冷
媒出口通路形成用貫通孔37が形成されるとともに、閉鎖
部材22の中央部を外れたところを貫通するように冷媒入
口通路38が形成されている。貫通孔37の上端開口縁部に
は、凹所36底面から立ち上がった環状壁39が設けられ、
貫通孔37の上端開口を閉鎖するように環状壁39の内側に
サイトグラス41がはめ止められている。
【0013】貫通孔37を挾んで冷媒入口通路38と反対側
には有底孔42が形成されるとともに、有底孔42の底を経
由して係合凹部31から貫通孔37に連通孔43がのびてお
り、貫通孔37、連通孔43および有底孔42によって一連の
冷媒出口通路44が形成されている。また、連通孔43の外
方開口端にはプラグ45が詰められている。
【0014】冷媒入口通路38および出口通路44には、そ
れぞれ図示しない接続部材を介して配管が接続される。
また、閉鎖部材22上面には、可溶栓46および圧力スイッ
チ47が取付けられている。
【0015】泡立ち防止板12の外周縁部には、上向き折
曲げ縁部51が設けられている。泡立ち防止板12の内周縁
部には上方突出筒状部52が設けられるとともに、筒状部
52の上端に内向きフランジ53が設けられている
【0016】吸上管13上端近くには、つば54が設けられ
ている。吸上管13のつば54より上方の部分が、フランジ
53に通されて同開口にはめ入れられて、つば54と同開口
縁部によってフランジ53が挾み付けられ、これにより、
泡立ち防止板12がタンク11内においてしっかりと固定さ
れている。
【0017】
【考案の効果】この考案によれば、吸上管を出口にはめ
入れるだけで、タンク内に泡立ち防止板が固定されるか
ら、従来のレシーバのように、止め輪のような特別な部
品を必要とせず、泡立ち防止板を吸上管にわざわざ固定
する作業も必要としないため、受液器を安価に製造する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案による受液器の垂直縦断面図である。
【図2】同受液器の平面図である。
【図3】従来例を図1相当の断面図である。
【符号の説明】
11 タンク 12 泡立ち防止板 13 吸上管15 乾燥剤 44 出口通路 52 筒状部 53 フランジ 54 つば

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頂壁に出口44が設けられているタンク11
    と、タンク11内を上下にのびかつ上端近くにつば54が設
    けられ、つば54より上方の部分が出口44にはめ入れられ
    ている吸上管13と、吸上管13の上下端間にはめられてい
    る略水平環状泡立ち防止板12と、泡立ち防止板12の下方
    に収容されている袋入り乾燥剤15とを備えている受液器
    において、 泡立ち防止板12の内縁部に、これと一体的に上方突出筒
    状部52が設けられるとともに、筒状部52の上端に内向き
    フランジ53が設けられ、つば54と出口44縁部の間にフラ
    ンジ53が挾み付けられていることを特徴とする 受液器。
JP1991080897U 1991-10-04 1991-10-04 受液器 Expired - Lifetime JP2575062Y2 (ja)

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JPH0532972U JPH0532972U (ja) 1993-04-30
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