JP2574922Y2 - 自動車のフェンダーポール - Google Patents
自動車のフェンダーポールInfo
- Publication number
- JP2574922Y2 JP2574922Y2 JP1992076078U JP7607892U JP2574922Y2 JP 2574922 Y2 JP2574922 Y2 JP 2574922Y2 JP 1992076078 U JP1992076078 U JP 1992076078U JP 7607892 U JP7607892 U JP 7607892U JP 2574922 Y2 JP2574922 Y2 JP 2574922Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fender pole
- pole body
- fender
- bumper
- fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車の車体と塀など
の障害物との間隔を運転者が目測で測るために用いるフ
ェンダーポールに関する。
の障害物との間隔を運転者が目測で測るために用いるフ
ェンダーポールに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、フェンダーポールは、一般に、運
転者がバンパーの端部にほぼ相当する位置をつかめるよ
うにバンパー上に固定され、自動車の駐車時に、フロン
トバンパーの助手席側前端部やリヤバンパーの助手席側
端部などの運転者が目視で確認しにくい部位が塀や壁な
どの障害物に対してどの程度接近しているかを測る目安
として用いられている。
転者がバンパーの端部にほぼ相当する位置をつかめるよ
うにバンパー上に固定され、自動車の駐車時に、フロン
トバンパーの助手席側前端部やリヤバンパーの助手席側
端部などの運転者が目視で確認しにくい部位が塀や壁な
どの障害物に対してどの程度接近しているかを測る目安
として用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかし、従来のフェン
ダーポールでは、非常に狭い駐車スペースなどで、バン
パーを障害物から僅か数センチだけ離した位置で自動車
を止めなければならないようなときには、目測を誤っ
て、車体の一部を障害物にぶつけてしまうことがあっ
た。
ダーポールでは、非常に狭い駐車スペースなどで、バン
パーを障害物から僅か数センチだけ離した位置で自動車
を止めなければならないようなときには、目測を誤っ
て、車体の一部を障害物にぶつけてしまうことがあっ
た。
【0004】このように、従来のフェンダーポールは障
害物との距離を測る場合の大まかな目安としかなり得
ず、細かい距離を判断するには不適であった。したがっ
て、本考案の解決すべき技術的課題は、運転者がより細
かい距離を判断することができるフェンダーポールを提
供することである。
害物との距離を測る場合の大まかな目安としかなり得
ず、細かい距離を判断するには不適であった。したがっ
て、本考案の解決すべき技術的課題は、運転者がより細
かい距離を判断することができるフェンダーポールを提
供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の技術的課題を解決
するため、本考案に係る自動車のフェンダーポールは以
下のように構成されている。すなわち、このフェンダー
ポールは、湾曲した形状のフェンダーポール本体と、自
動車のバンパー側に設けられた固定部材にフェンダーポ
ール本体を傾動可能的に連結するとともに常態でフェン
ダーポール本体をバンパーから斜め上方外側へ延びる使
用姿勢に弾力的に保持する連結手段とを備えている。こ
の連結手段は、固定部材に固定される第1固定部と、フ
ェンダーポール本体に固定される第2固定部と、各端部
が各固定部に連結されたコイルスプリングやゴムなどの
弾性部材とから構成することができる。
するため、本考案に係る自動車のフェンダーポールは以
下のように構成されている。すなわち、このフェンダー
ポールは、湾曲した形状のフェンダーポール本体と、自
動車のバンパー側に設けられた固定部材にフェンダーポ
ール本体を傾動可能的に連結するとともに常態でフェン
ダーポール本体をバンパーから斜め上方外側へ延びる使
用姿勢に弾力的に保持する連結手段とを備えている。こ
の連結手段は、固定部材に固定される第1固定部と、フ
ェンダーポール本体に固定される第2固定部と、各端部
が各固定部に連結されたコイルスプリングやゴムなどの
弾性部材とから構成することができる。
【0006】
【作用・効果】上記構成のフェンダーポールを備えた自
動車で狭いスペースに駐車する場合、フロントバンパー
の先端が塀などの障害物からある一定の距離のところま
で近付くと、フェンダーポール本体の一部が塀と接触す
る。運転者は、フロントバンパーの前端からフェンダー
ポール本体の前端までの使用姿勢での突出量を予め認識
しておけば、この時点で、車体が障害物に対してどれだ
けの距離まで接近しているかを知ることができる。ま
た、この状態から車体をさらに障害物の方へ接近させて
行けば、フェンダーポール本体が傾動し、その先端部が
車両の後方側へ変位する。したがって、この変位量を目
安として車体と障害物との間隔を従来よりも細かく判断
できるので、狭いスペースに駐車する場合に車体が障害
物にぶつかる虞を従来よりも低減できる。
動車で狭いスペースに駐車する場合、フロントバンパー
の先端が塀などの障害物からある一定の距離のところま
で近付くと、フェンダーポール本体の一部が塀と接触す
る。運転者は、フロントバンパーの前端からフェンダー
ポール本体の前端までの使用姿勢での突出量を予め認識
しておけば、この時点で、車体が障害物に対してどれだ
けの距離まで接近しているかを知ることができる。ま
た、この状態から車体をさらに障害物の方へ接近させて
行けば、フェンダーポール本体が傾動し、その先端部が
車両の後方側へ変位する。したがって、この変位量を目
安として車体と障害物との間隔を従来よりも細かく判断
できるので、狭いスペースに駐車する場合に車体が障害
物にぶつかる虞を従来よりも低減できる。
【0007】
【実施例】以下に、図1に示した本考案の一実施例に係
る自動車のフェンダーポールについて詳細に説明する。
る自動車のフェンダーポールについて詳細に説明する。
【0008】図1は、このフェンダーポールの一部断面
側面図である。図において、1はフェンダーポール本体
を示している。フェンダーポール本体1は、硬質の合成
樹脂により湾曲した形状に成形され、下端部は上端部よ
りも太く中空に形成されている。この中空部1a内に
は、フェンダーポール本体1をフロントバンパー10に
傾動可能に連結して、通常はフェンダーポール本体1を
フロントバンパー10の前端よりも前方へ突出した傾い
た状態に保持するための連結部材2が設けられている。
側面図である。図において、1はフェンダーポール本体
を示している。フェンダーポール本体1は、硬質の合成
樹脂により湾曲した形状に成形され、下端部は上端部よ
りも太く中空に形成されている。この中空部1a内に
は、フェンダーポール本体1をフロントバンパー10に
傾動可能に連結して、通常はフェンダーポール本体1を
フロントバンパー10の前端よりも前方へ突出した傾い
た状態に保持するための連結部材2が設けられている。
【0009】連結部材2は、フロントバンパー10の内
部に固定部材として設けられたステー11に固定される
ブラケット(第1固定部)4と、コイルスプリング(弾性
部材)3とを有し、コイルスプリング3の下端は溶接等
の接合方法によってブラケット4に固定されている。ま
た、連結部材2のコイルスプリング3の上端部には取付
プレート(第2固定部)5が設けられ、この取付プレート
5がフェンダーポール本体1の中空部1aの上壁1bの内
面にビス等によって固定されている。フェンダーポール
本体1の中空部1aの周壁1cは、ステー11に固定され
たブラケット4に対してフェンダーポール本体1が傾動
できるように、比較的大きな開口1dを有している。
部に固定部材として設けられたステー11に固定される
ブラケット(第1固定部)4と、コイルスプリング(弾性
部材)3とを有し、コイルスプリング3の下端は溶接等
の接合方法によってブラケット4に固定されている。ま
た、連結部材2のコイルスプリング3の上端部には取付
プレート(第2固定部)5が設けられ、この取付プレート
5がフェンダーポール本体1の中空部1aの上壁1bの内
面にビス等によって固定されている。フェンダーポール
本体1の中空部1aの周壁1cは、ステー11に固定され
たブラケット4に対してフェンダーポール本体1が傾動
できるように、比較的大きな開口1dを有している。
【0010】本実施例のフェンダーポールを備えた自動
車で狭いスペースに駐車する場合、フロントバンパー1
0の先端が塀などの障害物からある一定の距離のところ
まで近付くと、フェンダーポール本体1の約上半分の部
分が塀と接触する。この状態での塀の位置をa線で示し
ている。フロントバンパー10の前端からフェンダーポ
ール本体の前端までの突出量は、コイルスプリング3に
よって通常は一定の値に保持されるので、運転者は、そ
の値を認識しておけばこの時点で塀が車体からどれだけ
離れているかを知ることができる。
車で狭いスペースに駐車する場合、フロントバンパー1
0の先端が塀などの障害物からある一定の距離のところ
まで近付くと、フェンダーポール本体1の約上半分の部
分が塀と接触する。この状態での塀の位置をa線で示し
ている。フロントバンパー10の前端からフェンダーポ
ール本体の前端までの突出量は、コイルスプリング3に
よって通常は一定の値に保持されるので、運転者は、そ
の値を認識しておけばこの時点で塀が車体からどれだけ
離れているかを知ることができる。
【0011】また、この状態から車体をさらに塀の方へ
接近させて行けばコイルスプリング3が変形してフェン
ダーポール本体1が傾動し、その上端部が車両の後方側
へ変位する。このときの塀の位置をb線及びc線で示して
いるが、フェンダーポール本体1の上端部は、図に仮想
線で示すように塀の位置に応じて変位するので、車体と
障害物との間隔を、その変位量に応じて従来よりも確実
に判断することができる。したがって、狭いスペースに
駐車する場合に車体が障害物にぶつかる可能性を従来よ
りも少なくできる。また、連結部材2にコイルスプリン
グ3を用いているので、フェンダーポール本体1に対し
て左右や斜め方向へ力が加わった場合でも機構の破損が
生じるのを防止できる。
接近させて行けばコイルスプリング3が変形してフェン
ダーポール本体1が傾動し、その上端部が車両の後方側
へ変位する。このときの塀の位置をb線及びc線で示して
いるが、フェンダーポール本体1の上端部は、図に仮想
線で示すように塀の位置に応じて変位するので、車体と
障害物との間隔を、その変位量に応じて従来よりも確実
に判断することができる。したがって、狭いスペースに
駐車する場合に車体が障害物にぶつかる可能性を従来よ
りも少なくできる。また、連結部材2にコイルスプリン
グ3を用いているので、フェンダーポール本体1に対し
て左右や斜め方向へ力が加わった場合でも機構の破損が
生じるのを防止できる。
【0012】なお、本考案は上記実施例に限定されるも
のではなく、その他種々の態様で実施することが可能で
ある。例えば、フェンダーランプ本体は、ガラス繊維強
化プラスチックからなる細い棒状の芯材の周囲に軟質樹
脂を被覆して形成したり、夜間の駐車時等の視認性を向
上させるために、車幅灯と連動して点灯する発光部を上
端部に設けたりすることができる。また、フェンダーラ
ンプ本体とバンパーとの連結部を、機構の保護と意匠性
の向上のために、蛇腹で覆う構成としてもよい。
のではなく、その他種々の態様で実施することが可能で
ある。例えば、フェンダーランプ本体は、ガラス繊維強
化プラスチックからなる細い棒状の芯材の周囲に軟質樹
脂を被覆して形成したり、夜間の駐車時等の視認性を向
上させるために、車幅灯と連動して点灯する発光部を上
端部に設けたりすることができる。また、フェンダーラ
ンプ本体とバンパーとの連結部を、機構の保護と意匠性
の向上のために、蛇腹で覆う構成としてもよい。
【図1】 本考案の一実施例に係るフェンダーポールの
一部断面側面図である。
一部断面側面図である。
1 フェンダーランプ本体 1a 中空部 1b 上壁 1c 周壁 1d 開口 2 連結部材 3 コイルスプリング 4 ブラケット 5 取付プレート 10 フロントバンパ
ー 11 ステー
ー 11 ステー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60R 11/00
Claims (2)
- 【請求項1】 湾曲した形状のフェンダーポール本体
(1)と、自動車のバンパー(10)側に設けられた固定部材
(11)に該フェンダーポール本体(1)を傾動可能に連結す
るとともに、常態で該フェンダーポール本体(1)を該バ
ンパー(10)から斜め上方外側へ延びる使用姿勢に弾力的
に保持する連結手段(2)と、を備えたことを特徴とする
自動車のフェンダーポール。 - 【請求項2】 上記連結手段(2)が、上記固定部材(11)
に固定される第1固定部(4)と、上記フェンダーポール
本体(1)に固定される第2固定部(5)と、該第1及び第2
固定部(4,5)を連結する弾性部材(3)とを備えたことを特
徴とする請求項1記載の自動車のフェンダーポール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992076078U JP2574922Y2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 自動車のフェンダーポール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1992076078U JP2574922Y2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 自動車のフェンダーポール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0639608U JPH0639608U (ja) | 1994-05-27 |
JP2574922Y2 true JP2574922Y2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=13594781
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1992076078U Expired - Lifetime JP2574922Y2 (ja) | 1992-11-04 | 1992-11-04 | 自動車のフェンダーポール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2574922Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS456587Y1 (ja) * | 1966-12-06 | 1970-04-02 | ||
JPS521959Y2 (ja) * | 1972-06-14 | 1977-01-18 | ||
JPH0530529Y2 (ja) * | 1987-06-23 | 1993-08-04 |
-
1992
- 1992-11-04 JP JP1992076078U patent/JP2574922Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0639608U (ja) | 1994-05-27 |
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