JP2574489Y2 - 熱交換器 - Google Patents

熱交換器

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JP2574489Y2
JP2574489Y2 JP1992075608U JP7560892U JP2574489Y2 JP 2574489 Y2 JP2574489 Y2 JP 2574489Y2 JP 1992075608 U JP1992075608 U JP 1992075608U JP 7560892 U JP7560892 U JP 7560892U JP 2574489 Y2 JP2574489 Y2 JP 2574489Y2
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芳 中野
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昭和アルミニウム株式会社
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば産業機械用オイ
ル・クーラやアフタ・クーラの機能を有する熱交換器に
関する。
【0002】
【従来の技術】上下一対のヘッダ間に、並列に複数の流
体通路用中空体を設け、さらに各流体通路用中空体間に
はコルゲート・フィンが介在されていた。ヘッダは横断
面U字形のヘッダ構成部材と、その開口を閉じる基板お
よび両側の端板さらにはヘッダを長さ方向の中間で区切
る仕切壁で構成され、これらは溶接で一体に接合されて
いた。また、流体通路用中空体は、通風方向に凹溝が一
定間隔で左右に形成された中板と、中板の両側にそれぞ
れ当接される平板とからなり、これら各部材並びにコル
ゲート・フィンは、互いにろう付けされていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記構成の熱交換器
は、流体通路用中空体およびコルゲート・フィンからな
るコア部がろう付けされている関係上、200℃〜30
0℃の高温高圧空気の通過を行う分野では耐圧強度が低
くなる。そのため、この分野では使用されていなかっ
た。
【0004】本考案の目的は、高温高圧空気の熱交換が
行える熱交換器を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案の熱交換器は、上
下一対のヘッダと、両ヘッダ間に並列に設けられている
複数の流体通路用中空体からなり、両ヘッダの同位置に
はヘッダの幅方向に仕切板を設けて両ヘッダがそれぞれ
左右に第1ヘッダと第2ヘッダとに分割され、第1ヘッ
ダ間には第1流体が、また第2ヘッダ間には第2流体が
流れるようにした熱交換器において、出口側第1ヘッダ
内に、出口側第1ヘッダの長さ方向に伸びかつ先端が仕
切板を貫通して隣り合う入口側第2ヘッダと連通するバ
イパス管が設けられているものである。
【0006】
【作用】本考案の熱交換器において、バイパス管の入口
から高温高圧空気を入れれば、出口側第1ヘッダ内で高
温高圧空気がバイパス管の外側を流れる冷却された第1
流体により予備冷却されて入口側第2ヘッダ内に流れ込
む。そして、高温高圧空気は、上記予備冷却された状態
で流体通路用中空体を介して出口側第2ヘッダ側へ移動
することにより、所定温度まで容易に冷却される。
【0007】
【実施例】以下、本考案の構成を図面に示す実施例にし
たがって説明する。
【0008】この明細書において、上下、前後および左
右は図1を基準とし、上とは図1の上側、下とは同図の
下側をいい、また前とは図1図面紙葉の表側、後とは同
裏側をいい、左とは図1の左側、右とは同図右側をいう
ものとする。
【0009】図1に示すように、熱交換器(A) は、上下
一対のヘッダ(1) (2) と、両ヘッダ(1) (2) 間に並列に
渡されている複数の流体通路用中空体(3) からなり、両
ヘッダ(1) (2) の同位置にはヘッダの幅方向に仕切板
(4) を設けて両ヘッダ(1) (2)がそれぞれ左右に第1ヘ
ッダ(1a)(1b)と第2ヘッダ(2a)(2b)とに分割され、第1
ヘッダ(1a)(1b)間には第1流体としてオイルが、また第
2ヘッダ(2a)(2b)間には第2流体として高温高圧空気が
流れるように構成されている。そして、出口側第1ヘッ
ダ(1b)内には、ヘッダの長さ方向に伸びかつ先端(5a)が
仕切板(4) を貫通して隣り合う入口側第2ヘッダ(2a)と
連通するバイパス管(5) が設けられているものである。
【0010】入口側第1ヘッダ(1a)には、オイルの入口
(6a)が設けられている。出口側第1ヘッダ(1b)の左側面
には、高温高圧空気の入口となるバイパス管(5) の基端
(5b)が貫通されている。また、出口側第1ヘッダ(1b)の
後面にはオイルの出口(6b)が設けられている。
【0011】入口側第2ヘッダ(2a)はバイパス管(5) の
先端(5a)と連通しており、また出口側第2ヘッダ(2b)の
下面には高温高圧空気の出口(7b)が設けられている。さ
らに、隣り合う流体通路用中空体(3) 間には、コルゲー
ト・フィン(8) が介在され、両側のコルゲート・フィン
(8) は、それぞれサイドプレート(14)により固定され
る。
【0012】なお、本実施例の熱交換器(A) は、バイパ
ス管(5) がステンレスで構成される以外は、すべてアル
ミニウムで構成されるものである。
【0013】バイパス管(5) は、図2に示すように、出
口側第1ヘッダ(1b)内に設けられた円筒状のホルダ(9)
内に保持され、このホルダ(9) 上部における出口側第1
ヘッダ(1b)の開離部(9a)をアーク溶接することにより、
このバイパス管(5) はホルダ(9) 内にかしめられる。
【0014】仕切板(4) は、図3に示すように、各流体
通路用中空体(3) 間のスペサー・バー(10)上面に形成さ
れた凹溝(11)内に着脱自在に嵌め込まれる。この場合、
熱交換器の組み立て時には、仕切板(4) を取外した状態
で組み立てを行えるので、特に各流体通路用中空体(3)
と各コルゲート・フィン(8) の端面をずれること無く揃
えるのが容易である。そして、熱交換器(A) の組み立て
後、各部材のろう付け前に仕切板(4) を取付けるもので
ある。
【0015】流体通路用中空体(3) は左右一対の平板(1
2)と、この平板(12)間に介在され、長さ方向に2列に凹
溝(13a) を有する中板(13)とからなり、これら中板(13)
と両側の平板(12)がろう付けされることにより、多数の
流体通路(3a)が形成されるものである。なお、上記コル
ゲート・フィン(8) および平板(12)はアルミニウム・ブ
レージング・シート製である。
【0016】仕切板(4) を挟んで左右に分割される第1
および第2ヘッダは、図3に示すように、断面コ字形部
材からなるヘッダ(1) (2) の下端面(1c)(2c)が、それぞ
れスペサー・バー(10)および流体通路用中空体(3) の上
面にろう付けされる。
【0017】上述した実施例にかかる熱交換器(A) によ
れば、入口側第1ヘッダ(1a)の入口(6a)より流入される
オイルは、流体通路用中空体(3) のうち、左半分の4つ
の流体通路用中空体(3) の各流体通路(3a)を通過して冷
却された後、出口側第1ヘッダ(1b)内へ流入して、その
出口(6b)より流出される。
【0018】一方、バイパス管(5) の基端(5a)から、高
温高圧空気を流入させれば、これがバイパス管(5) 内
で、出口側第1ヘッダ(1b)内に流入する冷却されたオイ
ルによって予備冷却される。そして、高温高圧空気は上
記のように、予備冷却された後、バイパス管(5) から入
口側第2ヘッダ(2a)へ流入し、さらに右半分の4つの流
体通路用中空体(3) の各流体通路(3a)を通過して出口側
第2ヘッダ(2b)へ流入することで完全に所定温度まで冷
却されるものである。
【0019】図4は、出口側第1ヘッダ(1b)内における
バイパス管の他の実施例を示し、ヘッダ(1b)とバイパス
管が一体構成の押出形材製である。すなわち、出口側第
1ヘッダ(1b)の上部内面の中央に垂下縁(20)を設け、こ
の垂下縁(20)の先端に、外周面に長さ方向に伸びる複数
の板状フィン(22)が一定間隔で形成されたバイパス管(2
5)が設けられたものである。本実施例の場合、板状フィ
ン(22)により、バイパス管(25)内を流れる高温高圧空気
の予備冷却がより促進される。
【0020】
【考案の効果】本考案の熱交換器は、出口側第1ヘッダ
内に設けられたバイパス管に高温高圧空気を流入させれ
ば、バイパス管の外側を流れる冷却された第1流体によ
って高温高圧空気が予備冷却された後、入口側第2ヘッ
ダへ流入して所定温度まで冷却されるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の熱交換器の一実施例を示す垂直断面図
である。
【図2】バイパス管の取付構造を示す要部斜視図であ
る。
【図3】ヘッダ部分の拡大斜視図である。
【図4】バイパス管の他の実施例を示す要部斜視図であ
る。
【符号の説明】
(1) ・(2) ヘッダ (1a)・(1b) 第1ヘッダ (2a)・(2b) 第2ヘッダ (3) 流体通路用中空体 (4) 仕切板 (5) バイパス管

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下一対のヘッダ(1) (2) と、両ヘッダ
    (1) (2) 間に並列に設けられている複数の流体通路用中
    空体(3) からなり、両ヘッダ(1) (2) の同位置にはヘッ
    ダ(1) (2) の幅方向に仕切板(4) を設けて両ヘッダ(1)
    (2) がそれぞれ左右に第1ヘッダ(1a)(1b)と第2ヘッダ
    (2a)(2b)とに分割され、第1ヘッダ(1a)(1b)間には第1
    流体が、また第2ヘッダ(2a)(2b)間には第2流体が流れ
    るようにした熱交換器において、出口側第1ヘッダ(1b)
    内に、出口側第1ヘッダ(1b)の長さ方向に伸びかつ先端
    (5a)が仕切板(4) を貫通して隣り合う入口側第2ヘッダ
    (2b)と連通するバイパス管(5) が設けられている、熱交
    換器。
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