JPH033828Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH033828Y2
JPH033828Y2 JP13683986U JP13683986U JPH033828Y2 JP H033828 Y2 JPH033828 Y2 JP H033828Y2 JP 13683986 U JP13683986 U JP 13683986U JP 13683986 U JP13683986 U JP 13683986U JP H033828 Y2 JPH033828 Y2 JP H033828Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
internal
heat exchanger
tube
external
heat transfer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP13683986U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6344078U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13683986U priority Critical patent/JPH033828Y2/ja
Publication of JPS6344078U publication Critical patent/JPS6344078U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH033828Y2 publication Critical patent/JPH033828Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案はオートバイのエンジンオイルクーラ
ーなどに用いられる熱交換器に関するものであ
る。
従来技術とその問題点 従来、オートバイのエンジンオイルクーラーな
どに用いられる熱交換器としては、たとえば第6
図に示すように、互いに平行に配置され、内部に
複数の流路11aを有する数枚の偏平管11と、
各偏平管11どうしの間に介在されたコルゲー
ト・フイン12と、偏平管11の両端側にそれぞ
れ取り付けられ、かつ偏平管嵌め込み孔13aを
有するオイル流入用およびオイル流出用のタンク
13とを備えた空冷式のものが広く知られてい
た。
しかしながら、このような熱交換器は、偏平管
11とコルゲート・フイン12、偏平管11とタ
ンク13がそれぞれ真空ブレージングなどの一括
炉中ろう付法やその他のろう付法により接合され
てできあがるのが通例であるため、その製造に当
たつてろう付の設備および技術が必要であるばか
りか、ろう付工程に一定時間が費やされて連続的
な量産態勢がとれなかつた。また製品にはろう付
箇所が多いため、使用時にエンジンオイルなどの
流体が漏れるおそれがあり、さらにオートバイ用
として使用する場合にはその長さおよび高さに一
定の制約があるため、容積をあまり大きくでき
ず、したがつてその熱交換性能は必ずしも満足の
いくものではなかつた。
この考案は、上記の実情に鑑みてなされたもの
であつて、製造に際しろう付の設備および技術が
不要であり、連続して製造することができ、コス
ト的にも有利であるとともに、使用時における流
体漏れのおそれがなく、さらにコンパクトであつ
ても熱交換性能に優れた、オートバイのエンジン
オイルクーラーなどに用いられる熱交換器を提供
することを目的とする。
問題点の解決手段 この考案による熱交換器は、外部伝熱管と、こ
れの内側に配置された内部伝熱管とを備えてお
り、外部伝熱管の外面には外部フイン部が一体的
に設けられており、内部伝熱管の外面には横断面
放射状の内部フイン部が一体的に設けられ、その
先縁が外部伝熱管の内面に密接状に固定されて、
両伝熱管の間の内部フイン部で仕切られた管内が
複数の外部流路となされるとともに、内部伝熱管
の管内が内部流路となされており、さらに内部伝
熱管における内部フイン部および管部のうち少な
くともいずれか一方の所定箇所には、流路連通用
の切り欠きおよび孔のうち少なくともいずれか一
方が所定間隔で複数個設けられていることを特徴
とする。
実施例 以下、この考案の4つの実施例について図面を
参照しながら説明する。
実施例 1 第1図において、1はこの考案によるオートバ
イのエンジンオイルクーラー用熱交換器であつ
て、以下の各構成部材がすべてアルミニウム合金
製のものである。
この熱交換器1は、両端にそれぞれ全長の約5
分の1ずつを残した中央部外面に転造により形成
された外部フイン部2aを有し、ゆるやかなU字
形に曲げ加工されかつ両端に縮管加工が施された
横断面円形の外部伝熱管2と、第2図にも示すよ
うに、これの内側に配置され、外面に横断面放射
状の内部フイン部3aが一体的に構成された内部
伝熱管3と、外部伝熱管2の両端に溶接によりそ
れぞれ取り付けられた管継手4とからなる。
内部伝熱管3において、内部フイン部3a以外
の部分は管部3bとされ、管部3bの内側はエン
ジンオイル流通用の内部流路3cとされている。
また内部フイン部3aは、管部3bの一端側から
他端側へ管軸に平行に伸び、かつ互いに等間隔を
保つ8枚のフイン3dからなる。
そして内部フイン部3aを構成する各フイン3
dの先縁は、内部伝熱管3が外部伝熱管2の内部
に挿入された後、内部伝熱管3における管部3b
が拡管加工されることにより、外部伝熱管2の内
面に密接状に固定されている。
こうして、外部伝熱管2と内部伝熱管3との間
には、いずれも内部伝熱管の管軸に平行に伸びる
8つのエンジンオイル流通用外部流路3eが形成
されている。
さらに、内部伝熱管3における内部フイン部3
aには、同フイン部3aを構成する8枚のフイン
3dの先縁側が、隣り合うフイン3dの同じ位置
において等間隔でそれぞれ切り欠かれることによ
り、1枚のフイン3d当たり6つの長方形切り欠
き3fが設けられている。これらの切り欠き3f
は外部流路3eどうしを連通させるためのもので
ある。
実施例 2 第3図において5は実施例1と同じ外部伝熱管
2の内側に配置された内部伝熱管である。この内
部伝熱管5の外面には横断面放射状の内部フイン
部5aが一体的に設けられている。この内部フイ
ン部5aは、内部伝熱管5における管部5bの一
端側から他端側へ管軸に対して螺旋状に伸び、か
つ互いに等間隔を保つ8枚のフイン5bからな
る。
この内部フイン部5aを構成する各フイン5d
の先縁は実施例1と同じ手段で外部伝熱管2の内
面に密接状に固定されている。
そして、内部フイン部5aには、同フイン部5
aを構成する8枚のフイン5dの先縁側が、隣り
合うフイン5dにおける位置を順次ずらせてそれ
ぞれ切り欠かれることにより、1枚のフイン3d
当たり6つの長方形切り欠き3fが設けられてい
る。
なお、実施例2における他の構成は実施例1と
同じである。
実施例 3 第4図において6は実施例1と同じ外部伝熱管
2の内側に配置された内部伝熱管であつて、その
外面には横断面放射状の内部フイン部6aが一体
的に設けられている。この内部フイン部6aは、
内部伝熱管6における管部6bの一端側から他端
側へ管軸に対して平行に伸び、かつ互いに90゜の
角度をなす4枚のフイン6dからなる。
そして内部伝熱管6における管部6bには、隣
り合うフイン6dをのぞむ4つの壁面がそれぞれ
等間隔で孔あけされることにより1つの壁面当た
り5つの細長楕円状孔6gが設けられている。こ
れらの孔6gは内部流路6cと4つの外部流路6
eとを連通させるためのものである。
なお、実施例3における他の構成は実施例1と
同じである。
実施例 4 第5図において内部流路7cを備えた内部伝熱
管7の外面には、管部7bの一端側から他端側へ
管軸に対して平行に伸び、かつ互いに90゜の角度
をなす4枚のフイン7dからなる内部フイン部7
aが一体的に設けられている。
そして内部伝熱管7における内部フイン部7a
には、同フイン部7aを構成する4枚のフイン7
dの先縁側がそれぞれ等間隔で切り欠かれること
により外部流路連通用長方形切り欠き7fが1枚
のフイン7d当たり4つずつ設けられており、さ
らに管部7bには、隣り合うフイン7dをのぞむ
4つの壁面がそれぞれ所定間隔で孔あけされるこ
とにより、内外流路連通用長方形孔7gが1つの
壁面当たり3つずつ設けられている。
考案の効果 この考案による熱交換器は、上記のように構成
されているものであるため、つぎのような効果を
奏する。
すなわち、外部フイン部および内部フイン部は
それぞれ外部伝熱管および外部伝熱管に一体的に
設けられるものであり、また内部フイン部の先縁
は内部伝熱管の内面に密接状に固定されるもので
あり、この考案の熱交換器の製造に際し、ろう付
のための設備および技術が不要となり、ろう付工
程がなくなるために連続的な量産態勢によること
が可能になり、コスト的にも有利となる。
またこの考案の熱交換器によれば、ろう付工程
を経ていないため、ろう付に起因する使用時の流
体漏れのおそれがない。
さらに、外部伝熱管の外面に外部フイン部が設
けられており、また外部伝熱管の内側に内部流路
を備えた内部伝熱管が配置されており、かつその
内部伝熱管の外面に、先縁が外部伝熱管の内面に
密接状に固定された内部フイン部が設けられて、
外部伝熱管と内部伝熱管の間に内部フイン部で仕
切られた管内が複数の外部流路となされているた
め、この考案の熱交換器によれば、小さい容積で
あつても伝熱面積がきわめて大きくなり、したが
つてコンパクトであつても所定の熱交換効率を達
成することができる。
加えて、内部伝熱管における内部フイン部およ
び管部のうち少なくともいずれか一方の所定箇所
には、流路連通用の切り欠きおよび孔のうち少な
くともいずれか一方が所定間隔で複数個設けられ
ているため、熱交換媒体である流体が切り欠きや
孔を通して隣接する流路に流れ込んで互いに撹乱
しあう結果、流体の温度分布はより均一になる。
したがつてこの考案の熱交換器によれば、優れた
熱交換性能を発揮することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第5図まではこの考案による熱交換
器の実施例を示すものである。すなわち、第1図
は実施例1の一部切り欠き正面図、第2図はその
製造の一段階を示す要部拡大斜視図である。第3
図、第4図および第5図は、それぞれ実施例2、
実施例3および実施例4における製造の一段階を
示す要部拡大斜視図である。第6図は従来の熱交
換器を示す一部切り欠き斜視図である。 1……熱交換器、2……外部伝熱管、2a……
外部フイン部、3,5,6,7……内部伝熱管、
3a,5a,6a,7a……内部フイン部、3
b,5b,6b,7b……管部、3c,5c,6
c,7c……内部流路、3e,5e,6e,7e
……外部流路、3f,5f,7f……切り欠き、
6g,7g……孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 外部伝熱管2と、これの内側に配置された内
    部伝熱管3,5,6,7とを備えており、外部
    伝熱管2の外面には外部フイン部2aが一体的
    に設けられており、内部伝熱管3,5,6,7
    の外面には横断面放射状の内部フイン部3a,
    5a,6a,7aが一体的に設けられ、その先
    縁が外部伝熱管2の内面に密接状に固定され
    て、両伝熱管2,3,5,6,7の間の内部フ
    イン部3a,5a,6a,7aで仕切られた管
    内が複数の外部流路3e,5e,6e,7eと
    なされるとともに、内部伝熱管3,5,6,7
    の管内が内部流路3c,5c,6c,7cとな
    されており、さらに内部伝熱管3,5,6,7
    における内部フイン部3a,5a,6a,7a
    および管部3b,5b,6b,7bのうち少な
    くともいずれか一方の所定箇所には、流路連通
    用の切り欠き3f,5f,7fおよび孔6g,
    7gのうち少なくともいずれか一方が所定間隔
    で複数個設けられている熱交換器。 (2) 流路連通用の切り欠き3e,5eが内部伝熱
    管3,5における内部フイン部3a,5aに設
    けられている熱交換器。 (3) 流路連通用の孔6gが内部伝熱管6における
    管部6bに設けられている熱交換器。 (4) 流路連通用の切り欠き7fが内部伝熱管7に
    おける内部フイン部7aに設けられ、かつ流路
    連通用の孔7gが内部伝熱管7における管部7
    bに設けられている熱交換器。
JP13683986U 1986-09-05 1986-09-05 Expired JPH033828Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13683986U JPH033828Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13683986U JPH033828Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6344078U JPS6344078U (ja) 1988-03-24
JPH033828Y2 true JPH033828Y2 (ja) 1991-01-31

Family

ID=31040329

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13683986U Expired JPH033828Y2 (ja) 1986-09-05 1986-09-05

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH033828Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7162875B2 (ja) * 2018-09-21 2022-10-31 株式会社パロマ 熱交換器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6344078U (ja) 1988-03-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5025855A (en) Condenser for use in a car cooling system
US4825941A (en) Condenser for use in a car cooling system
US4936379A (en) Condenser for use in a car cooling system
US3497936A (en) Method of making a heat exchanger
US5036911A (en) Embossed plate oil cooler
US5722485A (en) Louvered fin heat exchanger
US20050061489A1 (en) Integrated multi-function return tube for combo heat exchangers
US5246064A (en) Condenser for use in a car cooling system
JP2004515742A (ja) フィン付きプレート熱交換器
US5190100A (en) Condenser for use in a car cooling system
GB2082312A (en) Header tank construction
CA1313182C (en) In tank oil cooler
US5373895A (en) Heat exchanger
JPH033828Y2 (ja)
JPH0510694A (ja) 熱交換器用伝熱チユーブ
JPH0531432Y2 (ja)
JPH0332944Y2 (ja)
JPH0345301B2 (ja)
CN110595248A (zh) 扁管、换热管和换热器以及换热管的制造方法
JPS5919880Y2 (ja) 熱交換器
JP2008180479A (ja) 熱交換器
JPH04288491A (ja) 金属製熱交換器の製造方法
JP2963222B2 (ja) 熱交換器における熱交換媒体出入口用管のろう付け接合構造
JPS61295492A (ja) 熱交換器
JP2005061778A (ja) 蒸発器