JP2574084Y2 - 車両用信号灯具 - Google Patents

車両用信号灯具

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JP2574084Y2
JP2574084Y2 JP1993002590U JP259093U JP2574084Y2 JP 2574084 Y2 JP2574084 Y2 JP 2574084Y2 JP 1993002590 U JP1993002590 U JP 1993002590U JP 259093 U JP259093 U JP 259093U JP 2574084 Y2 JP2574084 Y2 JP 2574084Y2
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JP
Japan
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lens
light
light source
housing
polygonal prism
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JP1993002590U
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JPH0656910U (ja
Inventor
俊幸 近藤
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Stanley Electric Co Ltd
Original Assignee
Stanley Electric Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は例えば尾灯など車両用の
信号に係わる灯具に関するものであり、詳細にはこの種
の信号灯具に立体感に富む点灯状態など新たな表示が行
える構成を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の車両用信号灯具90の構
成の例を示すものが図5であり、例えばプリント基板9
1の面上にLED素子92が縦横列に整列されてハウジ
ング93内に収納され、この前面を例えば凸レンズ状な
ど光を拡散させ適宜の配光特性を与えるレンズカット9
4aが施されたレンズ94で覆うものとされている。
尚、前記レンズ94の更に前方には車体形状との整合を
図るため、或いは車両用信号灯具90に奥行感を与える
目的などでアウターレンズ95が設けられることもあ
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た従来の構成の車両用信号灯具90においては、前記レ
ンズ94のレンズカット94aで拡散させるものである
ので、このレンズ94の面が光輝して見えるものとな
り、点灯時の印象が極めて平面的なものとなり商品性が
乏しく、高級感を演出するために奥行感、立体感が要求
されるときには例えアウターレンズ95を用いたとして
もその効果は僅かなものであり、到底にデザイン面など
からの要望に対応できないと言う問題点を生じ、この点
の解決が課題とされるものとなっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は前記した従来の
課題を解決するための具体的な手段として、ハウジング
内に配設された光源をレンズで覆ってなる車両用信号灯
具において、前記ハウジジングの前記レンズと対峙する
内面には平坦な鏡面を形成し、前記光源は前記ハウジン
グの対峙する二辺に近接して平行する列状の光源とし、
前記レンズは前記列状の光源が設けられた方向に直交す
るプリズム面を有する線状の多面プリズムカットとされ
ていることを特徴とする車両用信号灯具を提供すること
で課題を解決するものである。
【0005】
【実施例】つぎに、本考案を図に示す一実施例に基づい
て詳細に説明する。図1に符号1で示すものは本考案に
係る車両用信号灯具であり、この車両用信号灯具1はハ
ウジング2と、該ハウジング2中に収納される光源3
と、これらの前面を覆うレンズ4とから構成されるもの
である点は従来例のものと同様である。尚、図中に符号
6で示すものは車体などとの形状の整合を図る目的など
で設けられ、光学的には何等の作用も奏することのない
アウターレンズである。
【0006】しかしながら、本考案においては前記ハウ
ジング2のレンズ4と対峙する内面、即ち底面2aには
平坦な鏡面5が設けられるものとされている。尚、この
ときに前記ハウジング2を設計する際に前記底面2aを
予めに平坦なものとして設計しておけば、前記底面2a
にアンダーコートなど前処理を行い、直接にアルミ蒸着
を行うことで前記鏡面5は前記ハウジング2と一体化し
て構成されるものとなり取付工数などが省略可能とな
る。
【0007】また、前記光源3は前記ハウジング2の対
峙する二辺、例えば上辺2bと下辺2cとに近接して上
部光源3a及び下部光源3bとして配置されるものであ
り、この配設に際しては前記上辺2bと下辺2cとの夫
々に平行する列状のものとされ、具体的には蛍光管、ネ
オン管などのライン光源か、或いは電球、LED素子を
列状に整列させた疑似的な列状光源が選択される。
【0008】更に、レンズ4には本考案により図2に示
すように複数の傾斜角が組合わされて形成されたプリズ
ム状の断面を有する線状の多面プリズムカット4aが、
前記した断面を前記光源3の列方向と直交する方向に表
れるように施されるものとされ、前記多面プリズムカッ
ト4aは光源3の列方向に直交する何れの断面において
も同一形状となるものとされている。
【0009】尚、図1においてはレンズ4の多面プリズ
ムカット4aが鏡面5に対峙して施されるものとして示
したが、図示は省略するが前記多面プリズムカット4a
はアウターレンズ6に対峙する側に施しても良く、この
場合にも作用、効果においては何等に変わることはな
い。
【0010】次いで、上記の構成とした本考案の車両用
照明灯具1の作用及び効果について説明をおこなう。図
3に示すように前記光源3即ち上部光源3aと下部光源
3bとを点灯させるときには、これら光源3(3a、3
b)からの光は直接にレンズ4に入射するものと、前記
鏡面5に反射した後にレンズ4に入射するものとの二経
路を生じ異なる入射角で入射するものとなるが、何れも
前記多面プリズムカット4aにより屈折されて照射方向
に向かうものとなる。
【0011】このときに、図示のように前記上部光源3
aから放射された光線はハウジング2内では下向き光と
なり、この下向き光に対して多面プリズムカット4aは
充分な屈折角を有する下半部が専らに照射方向への屈折
を受け持つものとなり、同様に下部光源3bに対しては
上半部が受け持つものとなり、車両用照明灯具1の正面
方向には前記多面プリズムカット4a中の対応する傾斜
角の部分が受け持つものとなり、それより外れた傾斜角
の部分は上下何れかの方向へ向かう光を放射するものと
なるので、配光特性が生成される。
【0012】この状態において、前記車両用照明灯具1
をレンズ4側から観視すると、前記多面プリズムカット
4aが複数の傾斜角を有していることと、前記ハウジン
グ2内に直射と反射との二経路の光路があり前記多面プ
リズムカット4aに異なる入射角の光が入射することと
で、全ての多面プリズムカット4aの何れかの面が観視
方向に光を屈折するものとなり、よって前記上部光源3
a及び下部光源3bの双方共に上下方向に引き伸ばされ
た状態として観視され、レンズ4は全面がほぼ均一な輝
度で光輝するものとなる。
【0013】図4に示すものは前記車両用照明灯具1を
レンズ4側から観視したときの光源3(3a、3b)の
状態を概念的に示すものであり、前記多面プリズムカッ
ト4aは単に屈折のみを行うものであり拡散は行わない
ものであるので、この多面プリズムカット4aを透過し
た後にも光源3迄の距離感は失われることはなく、従っ
て、上部光源3aから放射されレンズ4の上端部から放
射される光は、それ程迂回することなく、ほヾ直線的に
レンズ4に達するものであるので、略上部光源3aが設
置された位置から放射されている距離感として観視され
る。
【0014】これに対して、同じ上部光源3aから放射
され、レンズ4の下端部から放射される光は、前記ハウ
ジング2内で略前記レンズ4の上下幅Dにほヾ相当、或
いは前記鏡面5を経由する場合にはそれ以上に長い光路
を経てレンズ4に入射するものとなるので、この光路長
が加算された距離感を生じるものとなり、よって、前記
レンズ4の上下幅D相当、或いはそれ以上の奥行感を生
じ、レンズ4の中間ではそれらの中間の奥行感を生じる
ものとなり、従って、上部光源3aからの光はレンズ4
面側、即ち観視側からはで前屈の状態に引き伸ばされて
見えるものとなり、同様に下部光源3bからの光は観視
側からは後屈の状態に引き伸ばされて見えるものとな
り、以上が総合されて車両用照明灯具1は恰もレンズ4
の上下幅D以上に相当する奥行があるように観視され
る。
【0015】尚、前記光源3(3a、3b)をLED素
子などで不連続な疑似的な列状光源として構成すればレ
ンズ4面には前屈及び後屈状態の上下方向の光の線の複
数が、前記した前屈状態のものと後屈状態のものとが交
差するように表れるものとなり、上記に説明した連続す
る線状光源のものとは別な表示効果が得られるものとな
る。
【0016】
【考案の効果】以上に説明したように本考案により、ハ
ウジジングの前記レンズと対峙する内面には平坦な鏡面
を形成し、前記光源は前記ハウジングの対峙する二辺に
近接して平行する列状の光源とし、前記レンズは前記列
状の光源が設けられた方向に直交するプリズム面を有す
る線状の多面プリズムカットとされている車両用信号灯
具としたことで、前記光源からレンズに直接に達すると
きの入射角と鏡面を経由するときの入射角の差と前記多
面プリズムカットとにより前記レンズの全面を発光させ
ると共に、屈折のみを行い光源迄の距離感を失うことの
ない多面プリズムカットの特性によりレンズ面にこの車
両用信号灯が形成された実際の奥行以上の奥行感、立体
感を与えるものであり、これにより、例えば高級感の演
出が可能となるなどこの種の車両用信号灯の商品性の向
上に極めて優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案に係る車両用信号灯具の一実施例を示
す断面図である。
【図2】 同じ実施例の要部を拡大して示す斜視図であ
る。
【図3】 同じ実施例の作用を示す説明図である。
【図4】 同じ実施例の点灯時の状態を示す説明図であ
る。
【図5】 従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1……車両用信号灯具 2……ハウジング 2a……底面、2b……上辺、2c……下辺 3……光源 3a……上部光源、3b……下部光源 4……レンズ 4a……多面プリズムカット 5……鏡面 6……アウターレンズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21Q 1/00

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に配設された光源をレンズ
    で覆ってなる車両用信号灯具において、前記ハウジジン
    グの前記レンズと対峙する内面には平坦な鏡面を形成
    し、前記光源は前記ハウジングの対峙する二辺に近接し
    て平行する列状の光源とし、前記レンズは前記列状の光
    源が設けられた方向に直交するプリズム面を有する線状
    の多面プリズムカットとされていることを特徴とする車
    両用信号灯具。
JP1993002590U 1993-01-08 1993-01-08 車両用信号灯具 Expired - Lifetime JP2574084Y2 (ja)

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JPH0656910U JPH0656910U (ja) 1994-08-05
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