JP2573311Y2 - アクセルケーブル遮断装置 - Google Patents

アクセルケーブル遮断装置

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JP2573311Y2
JP2573311Y2 JP1992045881U JP4588192U JP2573311Y2 JP 2573311 Y2 JP2573311 Y2 JP 2573311Y2 JP 1992045881 U JP1992045881 U JP 1992045881U JP 4588192 U JP4588192 U JP 4588192U JP 2573311 Y2 JP2573311 Y2 JP 2573311Y2
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JP
Japan
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accelerator pedal
accelerator
cylinder
shaft
cable
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JP1992045881U
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力夫 広瀬
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力夫 広瀬
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  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ブレーキペダルとアク
セルペダルの踏み違いによる事故を防止する目的で開発
したアクセルケーブル遮断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ブレーキペダルとアクセルペダルの踏み
違いにより大きな事故になった例が新聞等でしばしば見
られる。制動と加速との機能の違いから両者の踏み違い
を防ぐ手段はもっぱら理性的な判断による以外にない。
コンピュータ組込みによる高度な防止策が考えられたと
しても、高価かつ複雑とならざるを得ないし、そのよう
な手段が実施された例も未だ聞かない。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】本考案は実施可能な程
度に複雑でない機構で、しかもブレーキペダルを踏むべ
き危険時等にアクセルペダルを踏み違え、かつ慌てて
も、加速が生じない機構を検討した。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を検討の結果、
自動車エンジンとアクセルペダルとの間のアクセルケー
ブルの途中に介在させる装置であって、シリンダ2の中
間部に隔壁3を設けて一方のエンジン側をピストン軸1b
のパッキン4によって隔成するオイルポンプ室5とし、
該オイルポンプ室5はチェックバルブ11が間に介在する
オイルタンク12と連通し、他方のアクセルペダル側は前
記隔壁を越えて突出するピストン軸1b先端に吸着盤6を
設けると共に、吸着盤6に対向してマグネット盤7をア
クセルペダル側ケーブル8aに接続かつ付勢スプリング9
を有する軸1aに設けたことを特徴とするアクセルケーブ
ル遮断装置を開発した。
【0005】
【作用】このような構造であると、通常の状態でアクセ
ルペダルが操作される際には、吸着盤6とマグネット盤
7とが密着状態で、ピストン軸1bとそれに設けられたパ
ッキン4がシリンダ内を移動し、それに伴ってオイルが
シリンダ内のオイルポンプ室5からチェックバルブ11を
経てオイルタンク12へと流入する。その逆も可能で、ア
クセルの操作力が低下すると、付勢スプリング9によっ
てマグネット盤7が吸着盤6を伴って逆行し、オイルも
オイルタンク12からシリンダ内へと戻る。
【0006】ところが、誤って、急ブレーキを踏むよう
な急激なかつ強い力でアクセルペダルが踏まれると、チ
ェックバルブが閉じて、オイルのオイルタンク12への流
入が不可能となる。そこで、パッキン4及びそれと同軸
の吸着盤6がシリンダ内で停止してしまうので、それ以
上アクセルペダルが踏まれても、吸着盤6とマグネット
盤7との間が離れるだけで、エンジン側ケーブルの操作
力(張力)がゼロとなりエンジンブレーキがかかって暴走
を防ぐことができる。
【0007】
【実施例】図1は停車時とかアイドリング時のアクセル
ペダルが踏まれていない時の本考案装置の断面図であ
る。この装置は自動車エンジンとアクセルペダルとの間
のアクセルケーブルの途中に介在している。車体へブラ
ケット10によって支持されたシリンダ2の中間部に隔壁
3を設けて一方のエンジン側をパッキン4とによって隔
成するオイルポンプ室5としている。このオイルポンプ
室5はチェックバルブ11が間に介在するオイルタンク12
と連通している。シリンダ2のエンジン側端部にはパッ
キン4の移動に伴って空気が出入りする空気通過孔13が
ある。チェックバルブ11はオイルポンプ室5とオイルタ
ンク12との間のオイル通過孔5aの周囲の弁座5bを閉じる
ことの可能な弁11aをスプリング11bによって常時開の状
態に付勢した構造であり、スプリング11bをオイルタン
ク側で保持しているアジャスタネジ11cによってチェッ
クバルブの調整が可能となっている。
【0008】前記パッキン4の設けられた軸1bはシリン
ダの隔壁3を貫通して他方のアクセルペダル側に達して
おり、その先端へ金属製の吸着盤6を設けている。この
吸着盤6に対向して、マグネット盤7が軸1aによってシ
リンダ内を進退するよう設けられている。軸1aはアクセ
ルペダル側ケーブル8aに接続され、かつ付勢スプリング
9を外挿してマグネット盤7が常時戻りの方向へ維持さ
れている。
【0009】図2は正常な状態でアクセルペダルが操作
されている時の状態を示している。アクセルペダル側ケ
ーブル8aを引くと吸着盤6とマグネット盤7によって引
かれて軸1bとそれに設けられたパッキン4もシリンダ内
を移動する。それに伴ってオイルがシリンダ内のオイル
ポンプ室5からチェックバルブ11を経てオイルタンク12
へと流入している様子を示している。もちろん、その逆
も可能であり、アクセルの操作力が低下すると、付勢ス
プリング9によってマグネット盤7が吸着盤6を伴って
逆行し、オイルもオイルタンク12からシリンダ内へと戻
るのである。
【0010】図3はブレーキを踏まなければならない時
に、誤って、アクセルペダルが踏まれた時の様子を拡大
図で示している。ブレーキを踏むような急激でかつ強い
力でアクセルペダル側ケーブル8aに接続された軸1aが引
かれるので、パッキン4のシリンダ内の急速な移動に伴
ってチェックバルブ11が閉じ、その結果、オイルポンプ
室5中のオイルのオイルタンク12への流入が不可能とな
っている。そのことにより、ピストン軸1b先端の吸着盤
6がシリンダ内で動けなくなり、それ以上にアクセルペ
ダルが踏まれると、図のように吸着盤6とマグネット盤
7との間が離れる。すなわち、エンジン側ケーブルに接
続された軸1bの張力がゼロとなって、暴走を不能として
いるのである。
【0011】
【考案の効果】本考案は以上のように、ブレーキの踏み
違いによる暴走を防ぐことができ、自動車の安全を達成
できることとなった。
【図面の簡単な説明】
【図1】停車時とかアイドリング時のアクセルペダルが
踏まれていない時の本考案装置の断面図である。
【図2】正常にアクセルペダルが踏まれている時の本考
案装置の断面図である。
【図3】ブレーキペダルと踏み違えてアクセルペダルを
踏んだ時の拡大断面図である。
【符号の説明】
1a 軸 1b ピストン軸 2 シリンダ 3 隔壁 4 パッキン 5 オイルポンプ室 6 吸着盤 7 マグネット盤 8a アクセルペダル側ケーブル 8b エンジン側ケーブル 9 付勢スプリング 11 チェックバルブ 12 オイルタンク 13 空気通過孔

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車エンジンとアクセルペダルとの間
    のアクセルケーブルの途中に介在させる装置であって、
    シリンダ2の中間部に隔壁3を設けて一方のエンジン側
    をピストン軸1bのパッキン4によって隔成するオイルポ
    ンプ室5とし、該オイルポンプ室5はチェックバルブ11
    が間に介在するオイルタンク12と連通し、他方のアクセ
    ルペダル側は前記隔壁を越えて突出するピストン軸1b先
    端に吸着盤6を設けると共に、吸着盤6に対向してマグ
    ネット盤7をアクセルペダル側ケーブル8aに接続されか
    つ付勢スプリング9を有する軸1aに設けたことを特徴と
    するアクセルケーブル遮断装置。
JP1992045881U 1992-07-01 1992-07-01 アクセルケーブル遮断装置 Expired - Lifetime JP2573311Y2 (ja)

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