JP2572730Y2 - 車両用ブレーキ制御装置の安全機構 - Google Patents
車両用ブレーキ制御装置の安全機構Info
- Publication number
- JP2572730Y2 JP2572730Y2 JP1991079814U JP7981491U JP2572730Y2 JP 2572730 Y2 JP2572730 Y2 JP 2572730Y2 JP 1991079814 U JP1991079814 U JP 1991079814U JP 7981491 U JP7981491 U JP 7981491U JP 2572730 Y2 JP2572730 Y2 JP 2572730Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- brake
- electromagnetic clutch
- latch
- parking
- control device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Braking Systems And Boosters (AREA)
- Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両用ブレーキ制御装
置の安全機構に関するものであり、更に詳しくは、電気
方式のブレーキ装置(所謂バイワイヤ方式のブレーキ装
置)に機械方式によるブレーキ装置を併用し、前述の電
気方式のブレーキ装置において仮りに電気的失陥が発生
しても直ちに機械方式のブレーキ装置が作動するように
して、どのような事態の時でも確実にブレーキをかける
ことができる車両用ブレーキ制御装置の安全機構に関す
るものである。
置の安全機構に関するものであり、更に詳しくは、電気
方式のブレーキ装置(所謂バイワイヤ方式のブレーキ装
置)に機械方式によるブレーキ装置を併用し、前述の電
気方式のブレーキ装置において仮りに電気的失陥が発生
しても直ちに機械方式のブレーキ装置が作動するように
して、どのような事態の時でも確実にブレーキをかける
ことができる車両用ブレーキ制御装置の安全機構に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】通常、電気信号によってブレーキを作動
させる所謂バイワイヤ方式のブレーキ装置を使用する車
両用ブレーキ制御装置としては、特開昭62−2168
52号や特開平2−267056号に記載されたもの等
が知られている。これらの車両用ブレーキ制御装置は、
何れもブレーキペダルの踏力又はストローク等をセンサ
で検知し、センサからの出力に応じて電気制御装置によ
りブレーキアクチュエータを制御し、これによって車輪
に設けられたホイルシリンダ内に所定のブレーキ圧を発
生できるようにしたものである。
させる所謂バイワイヤ方式のブレーキ装置を使用する車
両用ブレーキ制御装置としては、特開昭62−2168
52号や特開平2−267056号に記載されたもの等
が知られている。これらの車両用ブレーキ制御装置は、
何れもブレーキペダルの踏力又はストローク等をセンサ
で検知し、センサからの出力に応じて電気制御装置によ
りブレーキアクチュエータを制御し、これによって車輪
に設けられたホイルシリンダ内に所定のブレーキ圧を発
生できるようにしたものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで前記のような
電気方式の車両用ブレーキ制御装置は、電気信号によっ
て種々のコントロールが簡単に実行可能であるため、特
にアンチスキッドブレーキシステムやトラクションコン
トロールシステムに適合し易く、また従来のような機械
式に比較して構成が簡単であるため今後その利用性が高
まる可能性がある。しかし、これらの車両用ブレーキ制
御装置は、ブレーキペダルの踏力又はストロークを検知
するセンサからの信号に基づき、ブレーキの作動力を全
て電気的に制御するようにしたものであるため、即ち、
従来の油圧や機械式リンクを使用した機械的なブレーキ
作動機構とは異なる電気式制御機構であるため、万一セ
ンサの故障やワイヤの断線等の電気的失陥が発生すると
ブレーキが作動しなくなり、安全上大きな問題があっ
た。
電気方式の車両用ブレーキ制御装置は、電気信号によっ
て種々のコントロールが簡単に実行可能であるため、特
にアンチスキッドブレーキシステムやトラクションコン
トロールシステムに適合し易く、また従来のような機械
式に比較して構成が簡単であるため今後その利用性が高
まる可能性がある。しかし、これらの車両用ブレーキ制
御装置は、ブレーキペダルの踏力又はストロークを検知
するセンサからの信号に基づき、ブレーキの作動力を全
て電気的に制御するようにしたものであるため、即ち、
従来の油圧や機械式リンクを使用した機械的なブレーキ
作動機構とは異なる電気式制御機構であるため、万一セ
ンサの故障やワイヤの断線等の電気的失陥が発生すると
ブレーキが作動しなくなり、安全上大きな問題があっ
た。
【0004】こうしたことから、本考案は前記の電気方
式のブレーキアクチュエータの他に機械方式のブレーキ
作動装置を併用することにより、電気的失陥によるブレ
ーキ力消失時においても直ちに機械方式のブレーキ装置
が作動するようにして、どのような事態の時でも確実に
ブレーキをかけることができるようにした車両用ブレー
キ制御装置の安全機構を提案せんとするものである。
式のブレーキアクチュエータの他に機械方式のブレーキ
作動装置を併用することにより、電気的失陥によるブレ
ーキ力消失時においても直ちに機械方式のブレーキ装置
が作動するようにして、どのような事態の時でも確実に
ブレーキをかけることができるようにした車両用ブレー
キ制御装置の安全機構を提案せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】このため本考案の技術解
決手段は、パーキングブレーキ装置と電子制御装置EC
Uからの信号により車輪に設けられたホイールシリンダ
に所定の油圧を供給できるようにしたブレーキアクチュ
エータ5とを有する車両用ブレーキ制御装置において、
ブレーキペダル1と前記パーキングブレーキ装置とを電
磁クラッチ7を介してケーブルで接続し、前記ブレーキ
アクチュエータ5が不作動となったときのみ前記電磁ク
ラッチ7が接続し、ブレーキペダル1の操作によってパ
ーキングブレーキ装置を作動できるようにしたことを特
徴とするものである。
決手段は、パーキングブレーキ装置と電子制御装置EC
Uからの信号により車輪に設けられたホイールシリンダ
に所定の油圧を供給できるようにしたブレーキアクチュ
エータ5とを有する車両用ブレーキ制御装置において、
ブレーキペダル1と前記パーキングブレーキ装置とを電
磁クラッチ7を介してケーブルで接続し、前記ブレーキ
アクチュエータ5が不作動となったときのみ前記電磁ク
ラッチ7が接続し、ブレーキペダル1の操作によってパ
ーキングブレーキ装置を作動できるようにしたことを特
徴とするものである。
【0006】
【作用】〔正常時〕 ブレーキをかけるためにブレーキペダル1を踏むと前輪
は、従来と同様にマスタシリンダ内で発生した油圧によ
りブレーキをかけることができる。また、後輪ではブレ
ーキペダル1が踏まれるとその時の踏力が踏力センサ2
によって検知され電子制御装置ECUに入力される。電
子制御装置ECUでは踏力センサ2からの信号に基づき
所定の演算をおこないブレーキ踏力に比例した電流をブ
レーキアクチュエータ5に流す。これにより、モータ5
1が駆動されると、ピニオン53、ギア54、スクリュ
ウ58、ナット59の作動によりピストン60がスプリ
ング66の付勢力に抗して図中左方に移動し、油圧発生
室61内で所定の油圧を発生する。油圧発生室61内で
発生した油圧は車輪に装備されたホイールシリンダに供
給され後輪にブレーキをかけることができる。
は、従来と同様にマスタシリンダ内で発生した油圧によ
りブレーキをかけることができる。また、後輪ではブレ
ーキペダル1が踏まれるとその時の踏力が踏力センサ2
によって検知され電子制御装置ECUに入力される。電
子制御装置ECUでは踏力センサ2からの信号に基づき
所定の演算をおこないブレーキ踏力に比例した電流をブ
レーキアクチュエータ5に流す。これにより、モータ5
1が駆動されると、ピニオン53、ギア54、スクリュ
ウ58、ナット59の作動によりピストン60がスプリ
ング66の付勢力に抗して図中左方に移動し、油圧発生
室61内で所定の油圧を発生する。油圧発生室61内で
発生した油圧は車輪に装備されたホイールシリンダに供
給され後輪にブレーキをかけることができる。
【0007】〔異常時〕 また、前記電気方式のブレーキ装置に万一、断線あるい
はバッテリ異常が発生し、ブレーキアクチュエータ5が
作動しなくなると、電磁クラッチ7への通電がとまり、
電磁クラッチ7のラッチAがスプリング71の作用でラ
ッチBに係合し、クラッチが接続状態となる。これによ
り、ブレーキペダル1に接続したケーブルとパーキング
ケーブルとは接続状態となり、ブレーキペダル1を踏む
ことでケーブル→電磁クラッチ→パーキングケーブルを
介して後輪にブレーキをかけることができる。
はバッテリ異常が発生し、ブレーキアクチュエータ5が
作動しなくなると、電磁クラッチ7への通電がとまり、
電磁クラッチ7のラッチAがスプリング71の作用でラ
ッチBに係合し、クラッチが接続状態となる。これによ
り、ブレーキペダル1に接続したケーブルとパーキング
ケーブルとは接続状態となり、ブレーキペダル1を踏む
ことでケーブル→電磁クラッチ→パーキングケーブルを
介して後輪にブレーキをかけることができる。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明
する。図1は本考案の第1実施例に係る車両用ブレーキ
制御装置の安全機構の概念図である。図1において1は
ブレーキペダル、2はブレーキペダル1の踏力センサ、
3はマスタシリンダであり、このマスタシリンダ3は油
圧配管4によって前輪のホイールシリンダに接続されて
おり、この実施例ではブレーキペダル1を踏むことによ
り通常ブレーキと同様に前輪にブレーキをかけることが
できるようになっている。また、後輪のホイールシリン
ダは、油圧配管6によって後述する構造を有するブレー
キアクチュエータ5に接続されており、ブレーキアクチ
ュエータ5は電子制御装置ECUからの信号によって作
動されるべく電気的に電子制御装置ECUに接続されて
いる。また、電子制御装置ECUは前記踏力センサ2と
電気的に接続されており、踏力センサ2からの信号によ
り前記ブレーキアクチュエータ5を制御し、後輪にブレ
ーキをかけることができるようになっている。前記後輪
にはパーキングブレーキが設けられており、このパーキ
ングブレーキは周知のように、パーキングレバー8と、
車輪にもうけたブレーキ装置と、これらを接続するパー
キングケーブル9とから構成されており、パーキングレ
バー8を引くことによりブレーキ装置を作動させること
ができる構成となっている。
する。図1は本考案の第1実施例に係る車両用ブレーキ
制御装置の安全機構の概念図である。図1において1は
ブレーキペダル、2はブレーキペダル1の踏力センサ、
3はマスタシリンダであり、このマスタシリンダ3は油
圧配管4によって前輪のホイールシリンダに接続されて
おり、この実施例ではブレーキペダル1を踏むことによ
り通常ブレーキと同様に前輪にブレーキをかけることが
できるようになっている。また、後輪のホイールシリン
ダは、油圧配管6によって後述する構造を有するブレー
キアクチュエータ5に接続されており、ブレーキアクチ
ュエータ5は電子制御装置ECUからの信号によって作
動されるべく電気的に電子制御装置ECUに接続されて
いる。また、電子制御装置ECUは前記踏力センサ2と
電気的に接続されており、踏力センサ2からの信号によ
り前記ブレーキアクチュエータ5を制御し、後輪にブレ
ーキをかけることができるようになっている。前記後輪
にはパーキングブレーキが設けられており、このパーキ
ングブレーキは周知のように、パーキングレバー8と、
車輪にもうけたブレーキ装置と、これらを接続するパー
キングケーブル9とから構成されており、パーキングレ
バー8を引くことによりブレーキ装置を作動させること
ができる構成となっている。
【0009】前記パーキングケーブル9と前記ブレーキ
ペダル1とは後述する構造を有する電磁クラッチ7を介
してケーブルで接続されている。この電磁クラッチ7
は、電子制御装置ECUと電気的に接続されていて、正
常時には通電状態となってクラッチが切れており、異常
時には、電磁クラッチ7への通電が止まり、クラッチが
接続される構成となっている。したがって、電気的失陥
によりECUからの通電が止まり電磁クラッチ7が接続
されると、ブレーキペダル1に接続したケーブルと前記
パーキングケーブルとが機械的に接続されることにな
る。このため、電気的欠陥が生じ、電子制御装置ECU
からの電磁クラッチ7への通電が停止された場合には、
クラッチが繋がりブレーキペダル1を踏むことによりパ
ーキングケーブル9を介して後輪にブレーキをかけるこ
とができる。
ペダル1とは後述する構造を有する電磁クラッチ7を介
してケーブルで接続されている。この電磁クラッチ7
は、電子制御装置ECUと電気的に接続されていて、正
常時には通電状態となってクラッチが切れており、異常
時には、電磁クラッチ7への通電が止まり、クラッチが
接続される構成となっている。したがって、電気的失陥
によりECUからの通電が止まり電磁クラッチ7が接続
されると、ブレーキペダル1に接続したケーブルと前記
パーキングケーブルとが機械的に接続されることにな
る。このため、電気的欠陥が生じ、電子制御装置ECU
からの電磁クラッチ7への通電が停止された場合には、
クラッチが繋がりブレーキペダル1を踏むことによりパ
ーキングケーブル9を介して後輪にブレーキをかけるこ
とができる。
【0010】つづいて、本考案に係るブレーキアクチュ
エータ5の詳細な構造を図4に基づいて説明する。図4
に示す如くブレーキアクチュエータ5はモータ51、前
記モータ51によって回転させられるピニオン53、前
記ピニオン53と噛み合っているギア54、ギア54に
に固定されているスクリュウ部材としてのスクリュウ5
8、スクリュウ58に螺合しているナット59、前記ナ
ット59と固定されているピストン60、前記ピストン
60の移動によって油圧を発生する油圧発生室61、リ
ザーバ62及びこれらの部材を効率的に収納できるハウ
ジング63とから構成されている。前記ピストン60は
ハウジング63内に形成したシリンダ内に摺動自在に嵌
入されており、このピストン60には前記の如くスクリ
ュウ58と螺合しているナット59が固定されている。
ナット59はスクリュウの軸と同軸方向に溝64を有し
ており、この溝64には回り止め65が嵌入されてい
て、スクリュウ58が回転してもナット59は回転しな
いように構成されている。またピストン60はスプリン
グ66により常時は図中右方に付勢されている。このた
め、スクリュウ58が回転するとナット59がシリンダ
内を移動し、ピストン60をシリンダ内で摺動させるこ
とができる。
エータ5の詳細な構造を図4に基づいて説明する。図4
に示す如くブレーキアクチュエータ5はモータ51、前
記モータ51によって回転させられるピニオン53、前
記ピニオン53と噛み合っているギア54、ギア54に
に固定されているスクリュウ部材としてのスクリュウ5
8、スクリュウ58に螺合しているナット59、前記ナ
ット59と固定されているピストン60、前記ピストン
60の移動によって油圧を発生する油圧発生室61、リ
ザーバ62及びこれらの部材を効率的に収納できるハウ
ジング63とから構成されている。前記ピストン60は
ハウジング63内に形成したシリンダ内に摺動自在に嵌
入されており、このピストン60には前記の如くスクリ
ュウ58と螺合しているナット59が固定されている。
ナット59はスクリュウの軸と同軸方向に溝64を有し
ており、この溝64には回り止め65が嵌入されてい
て、スクリュウ58が回転してもナット59は回転しな
いように構成されている。またピストン60はスプリン
グ66により常時は図中右方に付勢されている。このた
め、スクリュウ58が回転するとナット59がシリンダ
内を移動し、ピストン60をシリンダ内で摺動させるこ
とができる。
【0011】したがって、前記ブレーキアクチュエータ
5では電子制御装置ECUからの信号により、モータ5
1が駆動されると、ピニオン53、ギア54が回転し、
これに伴ってスクリュウ58が回転する。スクリュウ5
8の回転はナット59に伝達され、ナット59は回り止
め65にて回転を規制されながら図の場合スクリュウ5
8上を図中左方に移動する。ナット59の移動によりナ
ット59と一体のピストン60もスプリング66の付勢
力に抗して図中左方に移動し、油圧発生室61内で所定
の油圧を発生する。油圧発生室61内で発生した油圧は
車輪に装備されたホイールシリンダに供給され車輪にブ
レーキをかけることができる。モータ51からの駆動力
が無くなるとピストン60はスプリング66の付勢力に
より初期状態に復帰する。以上のようにこのブレーキア
クチュエータはマスタシリンダ形式を採用し、電気方式
でモータが駆動されると、車輪にブレーキをかけること
ができることになる。
5では電子制御装置ECUからの信号により、モータ5
1が駆動されると、ピニオン53、ギア54が回転し、
これに伴ってスクリュウ58が回転する。スクリュウ5
8の回転はナット59に伝達され、ナット59は回り止
め65にて回転を規制されながら図の場合スクリュウ5
8上を図中左方に移動する。ナット59の移動によりナ
ット59と一体のピストン60もスプリング66の付勢
力に抗して図中左方に移動し、油圧発生室61内で所定
の油圧を発生する。油圧発生室61内で発生した油圧は
車輪に装備されたホイールシリンダに供給され車輪にブ
レーキをかけることができる。モータ51からの駆動力
が無くなるとピストン60はスプリング66の付勢力に
より初期状態に復帰する。以上のようにこのブレーキア
クチュエータはマスタシリンダ形式を採用し、電気方式
でモータが駆動されると、車輪にブレーキをかけること
ができることになる。
【0012】ところで、前記ブレーキアクチュエータ5
には、電気方式のブレーキ装置において仮りに電気的失
陥が発生しても直ちに機械方式によるブレーキ作動装置
が働く機構を採用しており、以下機械方式によるブレー
キ作動機構の詳細を説明する。ブレーキアクチュエータ
5には機械的にブレーキアクチュエータを作動させるた
めに、図4に示す如くブレーキアクチュエータのギア5
4に対向して、クラッチ52が配設されており、このク
ラッチ52には実公平2ー18828号等にも記載され
ている公知のボールランプ機構67が設けられている。
ボールランプ機構67は図示のごとくレバー68を介し
てケーブルに接続されている。したがって、ケーブルに
よってレバー68が図面に対して垂直方向に引かれると
ボールランプ機構67が作動しクラッチ52が接続され
る。さらにこの状態でレバー68が回転するとギア54
が回転し、これによってスクリュウ58が回転し、更に
ナット59が移動して、前述と同様にブレーキを作動さ
せることができる。
には、電気方式のブレーキ装置において仮りに電気的失
陥が発生しても直ちに機械方式によるブレーキ作動装置
が働く機構を採用しており、以下機械方式によるブレー
キ作動機構の詳細を説明する。ブレーキアクチュエータ
5には機械的にブレーキアクチュエータを作動させるた
めに、図4に示す如くブレーキアクチュエータのギア5
4に対向して、クラッチ52が配設されており、このク
ラッチ52には実公平2ー18828号等にも記載され
ている公知のボールランプ機構67が設けられている。
ボールランプ機構67は図示のごとくレバー68を介し
てケーブルに接続されている。したがって、ケーブルに
よってレバー68が図面に対して垂直方向に引かれると
ボールランプ機構67が作動しクラッチ52が接続され
る。さらにこの状態でレバー68が回転するとギア54
が回転し、これによってスクリュウ58が回転し、更に
ナット59が移動して、前述と同様にブレーキを作動さ
せることができる。
【0013】続いてパーキングブレーキとブレーキペダ
ルとを連結する電磁クラッチ7の構造を説明する。電磁
クラッチ7はハウジング75内にラッチA、Bを配置し
ている。前記ラッチA、Bは通常時は図示の如く互いに
噛み合いを解除されている。前記ラッチBはハウジング
75内で所定のストローク摺動自在に配置されていると
ともにケーブルを介してブレーキペダル1に接続されて
おり、、ハウジング75との間にはスプリング73が設
けられている。ラッチBは常時は前記スプリングの付勢
力により図の位置にある。通常時ブレーキペダル1を踏
むとラッチBはケーブルによって引かれハウジング内を
スプリング73に抗して図中左方に移動し、ブレーキペ
ダル1が開放されるとスプリング73の付勢力によりラ
ッチBは図示位置にもどる。したがって、ラッチBは通
常時はラッチAに噛み合うことなく、また、ブレーキペ
ダルの動きはラッチBによってなんら規制されることが
ない構成となっている。
ルとを連結する電磁クラッチ7の構造を説明する。電磁
クラッチ7はハウジング75内にラッチA、Bを配置し
ている。前記ラッチA、Bは通常時は図示の如く互いに
噛み合いを解除されている。前記ラッチBはハウジング
75内で所定のストローク摺動自在に配置されていると
ともにケーブルを介してブレーキペダル1に接続されて
おり、、ハウジング75との間にはスプリング73が設
けられている。ラッチBは常時は前記スプリングの付勢
力により図の位置にある。通常時ブレーキペダル1を踏
むとラッチBはケーブルによって引かれハウジング内を
スプリング73に抗して図中左方に移動し、ブレーキペ
ダル1が開放されるとスプリング73の付勢力によりラ
ッチBは図示位置にもどる。したがって、ラッチBは通
常時はラッチAに噛み合うことなく、また、ブレーキペ
ダルの動きはラッチBによってなんら規制されることが
ない構成となっている。
【0014】一方ラッチAはハウジング75内で所定の
ストローク摺動自在に配置されているとともに、ケーブ
ルを介してパーキングケーブルに接続されており、また
ハウジング内に設けたスプリングの付勢力によってラッ
チAは常時は図の状態に位置している。このためラッチ
AもラッチBと同様に、通常時にはパーキングブレーキ
の操作にはなんら規制をあたえることがない構成となっ
ている。ラッチAには押圧部材76が取りつけられてお
り、この押圧部材76は図中左右方向の動きが自由であ
るよう構成されている。前記押圧部材76の端部には電
磁石74が対向して配置されており、電磁石74が通電
時されると、前記押圧部材76を吸引しラッチA、Bと
の噛み合いを解除すべく構成してある。またラッチAと
ハウジング75との間にはスプリング71が配置されて
おり、このスプリング71によってラッチAは図中下方
に付勢されている。したがって、この電磁クラッチ7
は、前記電磁石74が通電状態の時は押圧部材74が電
磁石に吸着され、ラッチAはスプリング71の付勢力に
抗して図中上方に引き上げられラッチBとの係合が解除
されている。しかし、何らかの異常で電磁石74への通
電が止まるとラッチAはスプリング71の作用でラッチ
Bに係合され、ブレーキペダル1によってパーキングブ
レーキを作動することができる。
ストローク摺動自在に配置されているとともに、ケーブ
ルを介してパーキングケーブルに接続されており、また
ハウジング内に設けたスプリングの付勢力によってラッ
チAは常時は図の状態に位置している。このためラッチ
AもラッチBと同様に、通常時にはパーキングブレーキ
の操作にはなんら規制をあたえることがない構成となっ
ている。ラッチAには押圧部材76が取りつけられてお
り、この押圧部材76は図中左右方向の動きが自由であ
るよう構成されている。前記押圧部材76の端部には電
磁石74が対向して配置されており、電磁石74が通電
時されると、前記押圧部材76を吸引しラッチA、Bと
の噛み合いを解除すべく構成してある。またラッチAと
ハウジング75との間にはスプリング71が配置されて
おり、このスプリング71によってラッチAは図中下方
に付勢されている。したがって、この電磁クラッチ7
は、前記電磁石74が通電状態の時は押圧部材74が電
磁石に吸着され、ラッチAはスプリング71の付勢力に
抗して図中上方に引き上げられラッチBとの係合が解除
されている。しかし、何らかの異常で電磁石74への通
電が止まるとラッチAはスプリング71の作用でラッチ
Bに係合され、ブレーキペダル1によってパーキングブ
レーキを作動することができる。
【0015】第1実施例は以上のように構成されている
ため、次のように作動する。 〔正常時〕 ブレーキをかけるためにブレーキペダル1を踏むと前輪
は、従来と同様にマスタシリンダ内で発生した油圧によ
りブレーキをかけることができる。また、後輪では次の
ようにしてブレーキアクチュエータ5からのブレーキ圧
でブレーキをかけることができる。即ち、ブレーキペダ
ル1が踏まれるとその時の踏力が踏力センサ2によって
検知され電子制御装置ECUに入力される。電子制御装
置ECUは踏力センサ2からの信号に基づき所定の演算
をおこないブレーキ踏力に比例した電流をブレーキアク
チュエータ5に流す。これにより、モータ51が駆動さ
れると、先述したようにピニオン53、ギア54、スク
リュウ58、ナット59の作動によりピストン60がス
プリング66の付勢力に抗して図中左方に移動し、油圧
発生室61内で所定の油圧を発生する。油圧発生室61
内で発生した油圧は車輪に装備されたホイールシリンダ
に供給され車輪にブレーキをかけることができる。モー
タ51からの駆動力が無くなるとピストン60はスプリ
ング66の付勢力により初期状態に復帰する。以上のよ
うにブレーキアクチュエータ50は電子制御装置ECU
からの信号によって駆動されるモータ50の作動によっ
てブレーキ力を発生することができる。なお、この時に
は電磁クラッチ7は通電状態となっておりクラッチは切
れているため、ブレーキペダル1に接続されたケーブル
とパーキングケーブルとは接続されておらず、ブレーキ
ペダル1を作動しても、後輪には機械方式によるブレー
キは働かない。
ため、次のように作動する。 〔正常時〕 ブレーキをかけるためにブレーキペダル1を踏むと前輪
は、従来と同様にマスタシリンダ内で発生した油圧によ
りブレーキをかけることができる。また、後輪では次の
ようにしてブレーキアクチュエータ5からのブレーキ圧
でブレーキをかけることができる。即ち、ブレーキペダ
ル1が踏まれるとその時の踏力が踏力センサ2によって
検知され電子制御装置ECUに入力される。電子制御装
置ECUは踏力センサ2からの信号に基づき所定の演算
をおこないブレーキ踏力に比例した電流をブレーキアク
チュエータ5に流す。これにより、モータ51が駆動さ
れると、先述したようにピニオン53、ギア54、スク
リュウ58、ナット59の作動によりピストン60がス
プリング66の付勢力に抗して図中左方に移動し、油圧
発生室61内で所定の油圧を発生する。油圧発生室61
内で発生した油圧は車輪に装備されたホイールシリンダ
に供給され車輪にブレーキをかけることができる。モー
タ51からの駆動力が無くなるとピストン60はスプリ
ング66の付勢力により初期状態に復帰する。以上のよ
うにブレーキアクチュエータ50は電子制御装置ECU
からの信号によって駆動されるモータ50の作動によっ
てブレーキ力を発生することができる。なお、この時に
は電磁クラッチ7は通電状態となっておりクラッチは切
れているため、ブレーキペダル1に接続されたケーブル
とパーキングケーブルとは接続されておらず、ブレーキ
ペダル1を作動しても、後輪には機械方式によるブレー
キは働かない。
【0016】〔異常時〕 また、前記電気方式のブレーキ装置に万一、断線あるい
はバッテリ異常が発生し、ブレーキアクチュエータ5が
作動しなくなると、電磁クラッチ7への通電がとまり、
電磁クラッチ7のラッチAがスプリング71の作用でラ
ッチBに係合し、クラッチが接続状態となる。これによ
り、ブレーキペダル1に接続したケーブルとパーキング
ケーブルとは接続状態となり、ブレーキペダル1を踏む
ことでケーブル→電磁クラッチ→パーキングケーブルを
介して後輪にブレーキをかけることができる。また、ブ
レーキペダル1を開放すると電磁クラッチ内のスプリン
グ72、73の作用でケーブルは初期状態に戻りブレー
キは開放される。なお、ブレーキペダル1の踏み込み途
中で万一、断線あるいはバッテリ異常が発生し、ブレー
キアクチュエータ5が作動しなくなると、直ちに電磁石
74への通電が止まり、スプリング71の作用でラッチ
AがラッチBに係合する。この時ラッチA、Bの噛み合
い位置は先述とは異なる位置となるがブレーキは前記と
同様に作用する。また、ブレーキペダル1を開放する
と、ラッチAが初期状態に戻った後、ラッチBはスプリ
ング73により、スプリング71によりラッチAの押し
つけ力に打ち勝ってラッチAの歯を乗り越えながら初期
状態に戻る。
はバッテリ異常が発生し、ブレーキアクチュエータ5が
作動しなくなると、電磁クラッチ7への通電がとまり、
電磁クラッチ7のラッチAがスプリング71の作用でラ
ッチBに係合し、クラッチが接続状態となる。これによ
り、ブレーキペダル1に接続したケーブルとパーキング
ケーブルとは接続状態となり、ブレーキペダル1を踏む
ことでケーブル→電磁クラッチ→パーキングケーブルを
介して後輪にブレーキをかけることができる。また、ブ
レーキペダル1を開放すると電磁クラッチ内のスプリン
グ72、73の作用でケーブルは初期状態に戻りブレー
キは開放される。なお、ブレーキペダル1の踏み込み途
中で万一、断線あるいはバッテリ異常が発生し、ブレー
キアクチュエータ5が作動しなくなると、直ちに電磁石
74への通電が止まり、スプリング71の作用でラッチ
AがラッチBに係合する。この時ラッチA、Bの噛み合
い位置は先述とは異なる位置となるがブレーキは前記と
同様に作用する。また、ブレーキペダル1を開放する
と、ラッチAが初期状態に戻った後、ラッチBはスプリ
ング73により、スプリング71によりラッチAの押し
つけ力に打ち勝ってラッチAの歯を乗り越えながら初期
状態に戻る。
【0017】つづいて、本考案の第2実施例を図2に基
づいて説明する。図2において1はブレーキペダル、2
はブレーキペダル1の踏力センサであり、このセンサ2
からの信号は電子制御装置ECUに入力されるようにな
っている。また、車輪のホイールシリンダは、油圧配
管、6によって先述した構造を有するブレーキアクチュ
エータ5に接続されており、ブレーキアクチュエータ5
は電子制御装置ECUからの信号によって作動されるべ
く電気的に電子制御装置ECUに接続されている。前記
車輪のうち、後輪にはパーキングブレーキが設けられて
おり、このパーキングブレーキは周知のように、パーキ
ングレバー8と、車輪にもうけたブレーキ装置と、これ
らを接続するパーキングケーブル9とから構成されてお
り、パーキングレバー8を引くことにより後輪のブレー
キ装置を作動させることができる構成となっている。
づいて説明する。図2において1はブレーキペダル、2
はブレーキペダル1の踏力センサであり、このセンサ2
からの信号は電子制御装置ECUに入力されるようにな
っている。また、車輪のホイールシリンダは、油圧配
管、6によって先述した構造を有するブレーキアクチュ
エータ5に接続されており、ブレーキアクチュエータ5
は電子制御装置ECUからの信号によって作動されるべ
く電気的に電子制御装置ECUに接続されている。前記
車輪のうち、後輪にはパーキングブレーキが設けられて
おり、このパーキングブレーキは周知のように、パーキ
ングレバー8と、車輪にもうけたブレーキ装置と、これ
らを接続するパーキングケーブル9とから構成されてお
り、パーキングレバー8を引くことにより後輪のブレー
キ装置を作動させることができる構成となっている。
【0018】電子制御装置ECUは踏力センサ2からの
信号により前記ブレーキアクチュエータ5を制御し、後
輪にブレーキをかけることができるようになっている。
また、前記パーキングケーブル9と前記ブレーキペダル
1とは先述した構造を有する電磁クラッチ7を介してケ
ーブルで接続されている。したがって、この実施例にお
いても電気的失陥によりブレーキアクチュエータ5が作
動しなくなると、電磁クラッチ7が接続されブレーキペ
ダル1に接続したケーブルと前記パーキングケーブルと
が機械的に接続され、ブレーキペダル1を踏むことによ
りパーキングケーブル9を介して後輪にブレーキをかけ
ることができる。さらに、前記前輪用ブレーキアクチュ
エータ5に設けたレバー(ブレーキアクチュエータの構
造の説明参照)も電磁クラッチ7を介してブレーキペダ
ルとケーブルで接続されており、電磁クラッチ7への通
電が止まりクラッチが接続されるとブレーキペダル1の
作動でブレーキアクチュエータ5を作動させることがで
きるようになっている。なお、その他の作動は第1実施
例のものと同様である。したがって、この第2実施例も
第1実施例と同様にセンサの故障やワイヤの断線等の電
気的失陥が発生すると、直ちに機械方式のブレーキ装置
が作動し、ブレーキをかけることができる。
信号により前記ブレーキアクチュエータ5を制御し、後
輪にブレーキをかけることができるようになっている。
また、前記パーキングケーブル9と前記ブレーキペダル
1とは先述した構造を有する電磁クラッチ7を介してケ
ーブルで接続されている。したがって、この実施例にお
いても電気的失陥によりブレーキアクチュエータ5が作
動しなくなると、電磁クラッチ7が接続されブレーキペ
ダル1に接続したケーブルと前記パーキングケーブルと
が機械的に接続され、ブレーキペダル1を踏むことによ
りパーキングケーブル9を介して後輪にブレーキをかけ
ることができる。さらに、前記前輪用ブレーキアクチュ
エータ5に設けたレバー(ブレーキアクチュエータの構
造の説明参照)も電磁クラッチ7を介してブレーキペダ
ルとケーブルで接続されており、電磁クラッチ7への通
電が止まりクラッチが接続されるとブレーキペダル1の
作動でブレーキアクチュエータ5を作動させることがで
きるようになっている。なお、その他の作動は第1実施
例のものと同様である。したがって、この第2実施例も
第1実施例と同様にセンサの故障やワイヤの断線等の電
気的失陥が発生すると、直ちに機械方式のブレーキ装置
が作動し、ブレーキをかけることができる。
【0019】以上のように本考案の車両用ブレーキ制御
装置の安全機構では、通常時は電気方式でブレーキ制御
を行いながら、一旦、センサの故障やワイヤの断線等の
電気的失陥が発生すると、直ちに機械方式によりブレー
キを作動させることができるため、極めて安全性の高い
車両用制動制御装置を提供することができる。さらに、
本考案のブレーキアクチュエータは電子制御装置ECU
からの信号により、モータを駆動してシリンダ内に配置
されたピストンを移動し油圧発生室28内で所定の油圧
を発生することができるようにしたため、構成が簡単な
ブレーキアクチュエータを得ることがでる。また、電磁
クラッチを使用して通常使用しているパーキングブレー
キを利用することができるため、低コストで安全機構を
構成することができる。
装置の安全機構では、通常時は電気方式でブレーキ制御
を行いながら、一旦、センサの故障やワイヤの断線等の
電気的失陥が発生すると、直ちに機械方式によりブレー
キを作動させることができるため、極めて安全性の高い
車両用制動制御装置を提供することができる。さらに、
本考案のブレーキアクチュエータは電子制御装置ECU
からの信号により、モータを駆動してシリンダ内に配置
されたピストンを移動し油圧発生室28内で所定の油圧
を発生することができるようにしたため、構成が簡単な
ブレーキアクチュエータを得ることがでる。また、電磁
クラッチを使用して通常使用しているパーキングブレー
キを利用することができるため、低コストで安全機構を
構成することができる。
【0020】なお、ブレーキアアクチュエータの機構は
前述したものに限られず、例えばリニアモータを使用し
てピストンを作動させる機構や特開昭62−21685
2号に記載されている電歪素子を使用してピストンを作
動させる機構など種々の機構を採用できる。また安全の
ための機械式ブレーキ方式は前記実施例のように全ての
車輪だけでなく後輪側のみあるいは前輪側のみに採用し
てもよい。
前述したものに限られず、例えばリニアモータを使用し
てピストンを作動させる機構や特開昭62−21685
2号に記載されている電歪素子を使用してピストンを作
動させる機構など種々の機構を採用できる。また安全の
ための機械式ブレーキ方式は前記実施例のように全ての
車輪だけでなく後輪側のみあるいは前輪側のみに採用し
てもよい。
【0021】
【考案の効果】以上の詳細に述べてきた如く本考案によ
れば、電気方式の車両用制動制御装置に電気的失陥が生
じ、ブレーキアクチュエータを作動できなくなっても、
直ちに電磁クラッチが作動し機械方式でブレーキペダル
の踏力に比例したブレーキを作動させることができ、極
めて安全性の高い車両用ブレーキ制御装置の安全機構を
得ることができる等の優れた効果を奏することができ
る。
れば、電気方式の車両用制動制御装置に電気的失陥が生
じ、ブレーキアクチュエータを作動できなくなっても、
直ちに電磁クラッチが作動し機械方式でブレーキペダル
の踏力に比例したブレーキを作動させることができ、極
めて安全性の高い車両用ブレーキ制御装置の安全機構を
得ることができる等の優れた効果を奏することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本考案の第1実施例に係る車両用ブレー
キ制御装置の安全機構の概念図である。
キ制御装置の安全機構の概念図である。
【図2】図2は本考案の第2実施例に係る車両用ブレー
キ制御装置の安全機構の概念図である。
キ制御装置の安全機構の概念図である。
【図3】図3は本考案の実施例に使用する電磁クラッチ
の構造図である。
の構造図である。
【図4】図4は本考案の実施例に使用するブレーキアク
チュエータの構造図である。
チュエータの構造図である。
1 ブレーキペダル 2 踏力センサ 5 ブレーキアクチュエータ 6 油圧配管 7 電磁クラッチ 8 パーキングレバー 51 モータ 52 クラッチ 59 スクリュウ 60 ピストン 61 油圧発生室
フロントページの続き (72)考案者 国見 敬 埼玉県羽生市東5丁目4番71号 株式会 社 曙ブレーキ 中央技術研究所内 (72)考案者 根津 正弘 埼玉県羽生市東5丁目4番71号 株式会 社 曙ブレーキ 中央技術研究所内 (72)考案者 高橋 公夫 埼玉県羽生市東5丁目4番71号 株式会 社 曙ブレーキ 中央技術研究所内 (72)考案者 森 雅友 埼玉県羽生市東5丁目4番71号 株式会 社 曙ブレーキ 中央技術研究所内 (72)考案者 小林 忠 埼玉県羽生市東5丁目4番71号 株式会 社 曙ブレーキ 中央技術研究所内 (72)考案者 進藤 英二 埼玉県羽生市東5丁目4番71号 株式会 社 曙ブレーキ 中央技術研究所内 (56)参考文献 特開 平3−135870(JP,A) 特開 平2−267065(JP,A) 特開 昭51−96975(JP,A) 特開 昭60−206766(JP,A) 特開 昭58−145558(JP,A) 特開 昭63−20256(JP,A) 特開 昭51−100540(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B60T 13/02 - 13/18 B60T 17/18 - 17/22
Claims (1)
- 【請求項1】 パーキングブレーキ装置と電子制御装置
ECUからの信号により車輪に設けられたホイールシリ
ンダに所定の油圧を供給できるようにしたブレーキアク
チュエータ5とを有する車両用ブレーキ制御装置におい
て、ブレーキペダル1と前記パーキングブレーキ装置と
を電磁クラッチ7を介してケーブルで接続し、前記ブレ
ーキアクチュエータ5が不作動となったときのみ前記電
磁クラッチ7が接続し、ブレーキペダル1の操作によっ
てパーキングブレーキ装置を作動できるようにしたこと
を特徴とする車両用ブレーキ制御装置の安全機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991079814U JP2572730Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 車両用ブレーキ制御装置の安全機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991079814U JP2572730Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 車両用ブレーキ制御装置の安全機構 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0522242U JPH0522242U (ja) | 1993-03-23 |
JP2572730Y2 true JP2572730Y2 (ja) | 1998-05-25 |
Family
ID=13700676
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991079814U Expired - Lifetime JP2572730Y2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | 車両用ブレーキ制御装置の安全機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2572730Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5850908B2 (ja) * | 1975-02-21 | 1983-11-12 | アイシンセイキ カブシキガイシヤ | セイドウユアツセイギヨソウチ |
JPH02267065A (ja) * | 1989-04-07 | 1990-10-31 | Isuzu Motors Ltd | ブレーキ制御装置 |
EP0394065A3 (en) * | 1989-04-21 | 1992-07-01 | LUCAS INDUSTRIES public limited company | Back up braking system |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP1991079814U patent/JP2572730Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0522242U (ja) | 1993-03-23 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US10940845B2 (en) | Hybrid brake-by-wire system using a motor-magnetostrictive actuator combination | |
EP0995657B1 (en) | Parking-braking in vehicles | |
JP5126990B2 (ja) | 非常時車両停止のための安全制動装置およびそれを用いた車両制動装置 | |
US5302008A (en) | Fail-safe system and brake actuating apparatus for a vehicular brake control apparatus | |
US7780246B2 (en) | Brake system | |
JP5460575B2 (ja) | 車両のためのブレーキシステム | |
JP5881251B2 (ja) | 車両制御装置 | |
WO2010024307A1 (ja) | 駐車ブレーキ制御装置 | |
JP2018118700A (ja) | 制動装置 | |
JPH0624925B2 (ja) | ブレーキ装置 | |
EP0586598B1 (en) | Cable operated electromechanical brake and system therefor | |
JPH06183330A (ja) | 電動アシスト式ブレーキ装置 | |
JP2007091217A (ja) | ブレーキブースタを備えた車両用の駐車ブレーキ及び車両のブレーキ装置 | |
CN115285095A (zh) | 一种电子机械制动系统和车辆 | |
JPH0565060A (ja) | 車両用ブレーキ制御装置の安全機構 | |
JP2546348Y2 (ja) | ブレーキアクチュエータ | |
JP2006111191A (ja) | ブレーキ装置 | |
KR20120136860A (ko) | 차량용 하이브리드 브레이크 | |
JP2572730Y2 (ja) | 車両用ブレーキ制御装置の安全機構 | |
CN110562225B (zh) | 液压制动装置及其控制装置及方法、新能源汽车制动系统 | |
JPH0565061A (ja) | 車両用ブレーキ制御装置の安全機構およびブレーキアクチユエータ | |
JP2005525967A (ja) | 常用ブレーキシステム及びパーキングブレーキシステムを備える車両ブレーキシステム | |
JP2005186734A (ja) | パーキング機構付きブレーキ装置 | |
JPH0522241U (ja) | 車両用ブレーキ制御装置の安全機構およびブレーキアクチユエータ | |
JP2010215069A (ja) | Bbw式ブレーキ装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980224 |